| > > しかし、最近の日本の政治には
> > やっぱり、理念的なものがないなぁと思いました。
まあ、全く無いという事はないんですけどね。
あとがきで、こう↓書きましたように、
「ちなみに、必要以上の人物評や、政局に絡まない政策・事件などは、
『政局史』の流れを分かり易くする為、敢えてその記載を避けました。」
理念だ、政策だ、という話は、今回はあまり書きませんでしたので。
例えば、絶対的与党であった自民党を割って出た小沢や武村などには、
政局的な思惑だけでなく、やはりそれだけの「理念」を持ち合わせていましたし、
自民党の中でも、中曽根・橋本・小渕といった歴代首相は、
何だかんだで、政治家個人としての理念は持っていましたよ。
その中で1番はとなると、やはり小沢なんですかねえ?
構想力も立案力も実行力もピカイチで、角栄も金丸も「後継者」と目したのですが、
如何せん、人を率いる能力が決定的に欠けていたと・・・・
苦手は苦手で仕方ないものの、しかし、それを改善しようともしない傲慢さが、
能力的には小沢を評価できても、個人的には好きになれない理由なんですよねえ。
> いやぁ…凄いです。自分にとっても勉強になりましたね。
> それと衆院予想Flashも、かなりマニアックな仕様なのがいいですw
一応言っておくと、「Flash」ではなく「CGI」ですけね。
Flashだと動画の事になっちゃいますから。
それにしても、まだここにリンクを貼っただけで、
正式公開前から10名以上の予想が付くとは、正直言って想定外でした(笑)。
ライト版の方に関しては、既にプログラムは出来ていますけど、
都議選予想からもまだ時間が経ってないので、週末辺りに入れ替えですかねえ?
> ただ、衆院予想Flash見てて思ったのですが、なんなんでしょうね、幸福なんたら党って。
> 「いきなりの登場」で、かつほぼすべての選挙区に立候補者出してるみたいですけれども、
> こういうの、不気味に見えます。
ああ、幸福実現党ですか(笑)。
あれは「幸福の科学」という宗教団体が、1ヶ月半前に作った政党です。
1990年代初頭の「新興宗教ブーム」では、オウム真理教と共に代表的な新興宗教の1つで、
今まではずっと、自民党を支える後援団体の1つだったんですよ。
最近の例ですと、千葉県知事選で隠れ自民党の森田健作をサポートしてました。
ただ昨今の状況では、自民党の政権維持がかなり厳しくなっており、
宗教政党である公明党との連立にも不満を持っていた為、
居ても立っても居られず、ここへ来て自ら政党を立ち上げてしまったと・・・・
ただ、蛇蝎の如く嫌う民主党に政権を取らせまいと立ち上がったものの、
こうして自民党の固定票を割る事で、結果的に民主党をアシストする格好になってます(笑)。
ちなみに掲げる政策の方は、宗教政党なので穏健かと思いきや、結構過激(笑)。
党首である教祖の妻は、「ナイチンゲールの生まれ変わり」を自称してるんですが、
北朝鮮の核問題には特にご熱心で、「日本の核武装&北朝鮮への直接攻撃」を唱えてます。
面白い政策としては、「移民で人口3億人」や「贈与税と相続税の廃止」などがありますね。
あとは現行憲法の廃止と、自らが作った新憲法の施行なども言っています。
衆院選に向けて候補者の方も、「ほぼすべて」ではなく、「本当に全て」に擁立しており、
例えば麻生首相の選挙区には、「金田一少年の事件簿」を描いた漫画家を立て、
「マンガ対決」とか言って煽ったりしてますね。
もっと凄いのだと、与謝野財務大臣と同じ選挙区から出馬予定の幹事長(党内No.2)が、
幸福実現党の立党大会で、「与謝野は選挙半年後に死ぬ予定」とか言ってます。
4分45秒あたりから→ http://www.youtube.com/watch?v=w0jwqWa39ug
って、こんな風に書くと、「不気味に見える」という感情を煽っちゃいますかねえ?
まあでも実際問題、民主党候補と競っている自民党候補でもなければ、
ほとんど気にしなくても良いような存在ですよ。
これだけ候補を立てると、それだけでも10億円は国に払いますので、
「選挙を盛り上げてくれる上に、国庫に10億円も収めてくれる」と気楽に見てましょう(笑)。
以前は自民党の支持母体でしたし、オウムと同じ顛末を歩くようにも思えませんから。
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