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2009/9/20 (日) 16:49:02 徳翁導誉

> シーレーン確保とかも入れて貰えると台湾が生きてくるのでお願いします。
国連が舞台のゲームですよ?
そうした事が国連の議題になるでしょうか?

> > とは言え、個人的には警察官派遣は反対ですけどね。
> > 記憶違いなら申し訳ございませんが、

> カンボジアに警察官を派遣したと言う記録を見た気がしますが・・・

これは「東ティモールに警官を派遣しましたっけ?」と言う事で良いですか?
そうでしたら、直近は2年前です↓
http://www.47news.jp/CN/200701/CN2007012601000120.html
また、記事中にあるように、10年前の独立時にも派遣してます。

> (状況が違いは分かりますが個人的には賛成です)
例えば、派遣先の国家情勢としては、
あの時のカンボジアよりも、今のアフガンの方が悪いでしょうね。
ただし、任務が現地警察の教育・訓練だけに収まるなら、
安全性としては、今回のアフガンの方が良いと思います。
とは言え、カンボジアの時のように済し崩し的に、
現地での警察任務まで担う事となれば、もちろんアフガンの方が危険ですけど。

それと、私が警察派遣に個人的に反対するのは、
「危険な海外での警察任務が、警官が担うべき職務にあるのか?」という問題です。
海外で命を張るという任務まで、警官は職責と背負っているのでしょうか?
危険性が高いのであれば、それは自衛隊の方がまだ適切かと。
自衛隊派遣だと反発が強いからと、
自衛隊に比べれば低い危険性を担う警官が、危険地帯へ派遣され、
警官に犠牲者が出て以降は、危険地帯へ民間人を派遣するって、
今までの政府のやり方は、どう考えても正しいとは思えません。
逆に言えば、国際貢献の為に海外での危険な任務を背負う部隊を作り、
何かが起きれば政府がキチンと責任を負う方が、理に適っていると思います。
小泉みたいなやり方で、自衛隊を海外に派遣するのも違うでしょうし。

> カルザイ以外の有力者が頭にしないと駄目じゃないですかね?
> あの選挙は不正やってるでしょうが。

「アフガンを平和にするには」という手段の話ですか?
ぶっちゃけた事を言ってしまえば、
タリバンの穏健派は政府に取り込み、
アメリカ軍はアフガンから手を引かせるのが、
アフガンの平和回復には、最も早い道です。

復興事業は国連が、治安維持はNATOが、掃討作戦はアメリカが、
と、バラバラにやっていては、全体が上手く機能しないどころか、
アメリカ軍による掃討作戦でのミスが、
治安維持や復興事業に悪影響を及ぼしてますからねえ・・・・
正直な所、アメリカは「アフガンの平和」よりも、
「ビン・ラディンの首」の方を欲してますからねえ(オバマも含めて)。
とは言え、アメリカ抜きでは平和回復も難しいのが現実であると・・・・
アメリカに理性があれば良いんですが、そうは行かないでしょうし、
中国に責任感があればアメリカ抜きでも何とかなるものの、それも無理ですし、
日本に世界を引っ張る矜持があれば・・・って、それが一番非現実的ですし。


> おお、作りこんでありますね。政策や政局のシステムはどのようにするのでしょうか?
> またどのように、選挙と連関させるのでしょうか?

政策や政局はカード・ゲームでしょうね。
例えば、プレイヤーは最大で5枚までカードを保有できるとして、
与党になると上限が6枚、大臣になると7枚となり、
ターン更新時に補充されるカードの枚数も、
3枚から4枚、5枚って感じにして、与党や閣僚の優位を表します。
で、公共工事カードを地元の県で使うと、
固定票がアップして、選挙の時に当選する確率がアップしたり、
大臣にしか使えないカードにより、支持率をアップさせたりとかですね。
また、野党側が与党のスキャンダルを暴くと、
浮動票の流れが一気に変わったりとかですか。
大臣権限カードで利益誘導が行使された次のターンにしか使えないなど、
カードの使用条件は厳しいものの、与党に大逆風が襲う「疑獄カード」とか。

> ただ、反論にはなりませんが麻雀などはネット上でもそれなりに支持を得ており
ネット麻雀もそれなりの人口が居るのは確かなのですが、
では、4人のメンツと雀卓が揃っていた場合、
わざわざネットを使ってまで、麻雀を打つ事があるでしょうか?
恐らく、そうした人はほとんど居ないと思います。
結局、ネット麻雀とはリアル麻雀の代替品に過ぎず、
ネット麻雀の人気は、リアル麻雀の人気に支えられていると言えないでしょうか?
この場合、「リアルに勝るとも劣らないデジタルの良さ」が無いと・・・・

> 公共工事だと与党側ですね。野党だと地方首長当選とかになるでしょうか。
地方首長の当選は、アリですね。

> 暴漢撃退って・・・・・。
1984年、宮沢喜一がホテル内でナイフを持った暴漢に襲われ、
30分近い激闘の末に暴漢を撃退し、名を挙げた事があったんですよ。
でもまあ、岸信介が刺されたり、浅沼稲次郎が刺殺されたりと、
戦後でも暴漢に襲われるケースはあっても、撃退はほとんどないですね。
21世紀に入っても、石井紘基や伊藤一長などは殺されてますし。

> > まず最初に、新社会党が民主党に加わる事は無いと思います。
> 難しいでしょうか。07参議院選挙では民主系候補を支援していましたけども。

小さい組織が影響力を増すには、協力や支援が有力な手段ですが、
あくまで、協力は協力、支援は支援ですからねえ。
小さいからこそ、その組織に拘るという面もありますし、
組織存続を意識しないなら、中に入った方が影響力が増しますので、
その気があるなら、とっくにそうしているでしょうかと。

> > 民主党のスタンスは、ほとんど変化しないと思いますよ。
> スタンスの前の段階ですね。許容する姿勢が重要なのだと思います。

「もし社民党が民主党に合流すれば」という仮定の話に、
「社民党が分裂せず、そのままスタンスで合流」という
更に仮定(しかも困難)を重ねた話ですからねえ・・・・
「民主党はより左派色を鮮明にすべき」という結論ありきな話でないなら、
あまり掘り下げても、それほど意味のあるような話には思えません。

> 民主党内の旧社会党勢力も既におりますが、道を分かれてからは社民党とも
> スタンスには若干のズレが出ていると思うのですよ。
> 横路氏と福島党首では考え方も少し違いますからねえ。

そもそも、党首である福島の考え方って、
現在の社民党の考え方のメイン・ストリームなんですかねえ?
新旧両派にも属さず、知名度の高いテレビ弁護士だったからこそ、
「雇われマダム」として、トップに据えられているだけの気がするのですが?

> > > > んん? 社会党って最後には「政権与党」として幕を閉じましたよねえ?
> > > 非自民政権の時でしたね。

> > いや、「自社さ村山政権」を忘れてませんか?

> おっと、忘れておりました。
> 村山政権はようやく与党社会党らしさが出せる、と期待を集めておりながら、
> 「社会党らしくない」政権だったことで逆に評判を落としてしまいましたね。

う〜ん、村山政権の誕生で期待したのは、社会党支持者の一部くらいで、
一般的な見方では、反自民という時代の流れに逆行し、
あろう事か自民党と手を結んだと言う事で、その誕生時点から、
厳しい声が自民党よりも社会党に浴びせられていたと記憶しているのですが?
そして期待していた層も、自民党に流される社会党に幻滅し、
ついには政党としての存在意義まで失ってしまうと・・・・

> その点からは低い評価しかできませんね。
「村山談話」が有るじゃないですか(笑)。
まあ、いろいろと言われる談話内容ですけれども、
国際的な真義上、表明したモノを引っ込める訳にもいきませんし、
だったらもっと、有効にカードとして利用すべきだと私は思いますけどねえ。
やりようによって、謝罪した人間の方が、謝罪しない人間よりも強いのですから。
「謝ったら弱みを握られる」方向へ持って行くのではなく、
「謝ったもん勝ち」の方向へ積極的に持って行くんです(笑)。

> 遅きに失した感はありますが、あれが社会党が「日本型社会主義」を
> 履行できる最後の機会だったのではないかなと思います。

遅きに失した所か、もうあの頃には無理だったと思いますよ・・・・
60年代後半から四半世紀の間、
55年体制下で、最大野党としての八百長役に終始してきた訳ですから。
機会を掴む底力が残されていたのなら、
マドンナ旋風時に、もうちょっと何とか出来たと思いますし。

> > そもそも、思い浮かべている「日本型の社会主義」がお互い異なるのでは?
> > 私がそれで思い浮かべるのは、角栄の「羊かん自由主義」なんですよ。

> んー、所得再分配は20世紀の西側諸国でも採られていた政策ではないですかね?
> 羊羹自由主義を日本独自の社会主義経済政策として良いものでしょうか・・・。

冷戦期に於いて、日本ほど上手く行った国って西欧にありましたっけ?
それに日本の戦後計画経済って、何も所得の再分配だけをしていた訳ではなく、
護送船団方式や行政指導などによる経済発展の成功が大きいですからねえ。
まあ結局、「日本型の社会主義」の定義が互いに異なるのだと思います。

> > 要するに、カンボジアへ日本の警官を送り、現地の警察を教育する役割を担うと。
> > 自衛隊でなければ社民党も妥協するでしょうし、教育役なら危険性も少ないですし、
> > カンボジアや東ティモールでのPKOでも、日本は警察官派遣を行っており、

> リスクが少ないと言いましても、やはり海上給油とは段違いですよ。

もちろん、海上給油に比べればリスクは高まります。
リスクを背負いたくないのであれば、海上給油の方が良いでしょうし、
もっとリスクを下げたければ、金だけ出してれば良いでしょう。
要は、リスクと責任の天秤を、貢献の意味合いも込めて、
連立政権がどの辺で調整しようと考えているかって話ですよね。
ちなみに、施設内での訓練・教育に徹するのであれば、
現地に出て被害にあったカンボジアPKOやペシャワール会の件と、
危険性には違いが生じてくると思います。

> > インド洋給油の代替であれば、警察官派遣でもアメリカは納得すると思います。
> アメリカは日本がアフガンでの活動に参加しているという名目が欲しいので、日本が
> わざわざリスクの高い選択肢を選ぶ必要性は無いと思うんですけども。。。。
> ただ日本国民が、血を流してでもアフガンの平和のために活動することに
> ゴーサインを出すのであればそれは構いませんが。

アメリカの為に日本が動かされるのか?
国際貢献の為に日本が自発的に動くのか?
もっと簡単に言えば、「対米追従か? 国連至上か?」という事かと。
日本の在り方を巡る自民党と民主党の考え方の差でしょうね。

> > それに日本の「交番制度」は、「KOBAN」として世界的に評価が高く、
> > 本家である日本が直接出向いて、アフガニスタンに交番制度を伝えるとなれば、
> > 日本人が思っている以上に、その活動は評価を受けるかも知れませんよ。

> それは初耳でした。しかし・・・多くの住民がライフルや小火器で武装しているアフガンで
> 交番を作るとなると、重装備を用意しなければならなそうですね。

う〜ん、交番が武装するから効果的と言うよりも、
交番という組織が張り巡らされる事の方こそ効果的なんです。
イメージしやすいように日本の話ですれば、
夜間には誰も居ない銀行と、夜間でも警備員が常駐している銀行とでは、
どちらが銀行強盗に襲われる危険性が少ないかと言う話で、
銀行強盗は警備員よりも武装しているとかは、そこまで大きな問題ではないんです。
ともかく、「昼間は政府統治・夜間はタリバン統治」という
アフガン地方部の現状を変えるには、夜間も常駐する警官を置くのが一番だと。

> > ついでなんで最後に、気軽に読める現代戦争のオススメ本を紹介。
> 新書が多いですね。

「気軽に読める」ですので、
値段の手頃さ・入手のしやすさ・文章の読みやすさ・ページ数の手頃さなど、
その辺を考慮すると、やはり新書が多くなりますね。
知識の深さを求める場合には、やはりハードカバーの本になりますが、
知識の広さを求める場合には、1冊のハードカバーより3冊の新書本の方が、
より多角的に、物事を見つめられますからねえ。

> どうですか?内容は。
では、簡単に紹介文を。

> > 「武装解除 紛争屋が見た世界」講談社現代新書
アフガン・東チィモール・アフリカで武装解除を行った日本人の本です。
現在は東京外大で、主に紛争国からの留学生相手に「平和構築学」を教える教授で、
「こんな人が日本に居たんだ」というのが、読んだ時の最初の感想でしたね。
新書で読みやすいですし、この中では1番のオススメ。
また、もっと気軽に読みたい場合には、NHKの番組で爆笑問題と対談したモノが、
「爆笑問題のニッポンの教養23 平和は闘いだ」として出てますね。

> > 「戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争」講談社文庫
世界的に反響を呼んだNHKドキュメンタリー「民族浄化 ユーゴ・情報戦の内幕」を、
番組製作者が取材資料を元に、本にしたモノがこれですね。
内容的には、番組よりも本の方が濃いと思います。
情報が国際化した世界の中で、どのように戦争がPRされたかという内容で、
題材であるユーゴ紛争からはかなり時間が経過しているものの、
今読んでも、それなりに意味のある本だと私は思います。

> > 「外注される戦争 民間軍事会社の正体」草思社
日本ではあまり知られていませんが、
世界には、戦争を請け負う民間企業が幾つも存在します。
この本は、それをまとめたモノですね。
民間軍事会社については、「戦争請負会社」という本が有名なのですが、
翻訳本で少し読みにくかった記憶があるので、こちらを紹介しました。

> > 「戦争詐欺師」講談社(イラク戦争に関する本)
上の「外注される戦争」と著者は同じです。
イラク戦争へと至るアメリカの流れが記された本です。
見やすさで言えば、以前NHKで放送されたアメリカ制作のドキュメンタリー
「ブッシュの戦争」が、なかなかの出来映えだったのですが、
今後、再放送があるかも解りませんし、書籍ではこれと言う事で紹介を。

> > 「軍事革命(RMA) 情報が戦争を変える」中公新書
これは、現状の情報社会が、戦争をどう変えるかという本ですね。
イラク戦争よりも前に書かれた本なのですが、
これからの戦争というモノを、大筋では表せていると思います。
とは言え、推薦度はこの5冊の中で最も低いかな?
「これからの戦争はどう変わるか?」という内容の本ですから。


> > > 今世紀には民主主議は死滅しそうですよ。
> > ひょっとして、「結論ありき」の姿勢で話を進めてませんか?
> > 何か、「こうなるから、こうなって・・・」と言うより、
> > 「こうなる為には、こうなって・・・」と言う印象を受けますが・・・・

> 私は「こうなる為には、こうなって・・・」で話すタイプです。
> こういう議論の場に合わず
> 「結論ありき」の姿勢で失礼をしました。

う〜ん、希望的観測を根拠として語られるのであれば、
「ああ、そうですか」としか言えなくなってしまいます・・・・
それはもう、「信仰」の範疇ですから。
それにしても、何故そこまで「混乱」を求めるのでしょうか?

> 人間は自己保存の無限の欲求を持つが故に、他者より優位に立とうとする。
> 人間は皆、常に普遍的な闘争状態のもとに置かれている。
> 民主主議による争いにより、その普遍的な闘争心を満たし続けることができるのでしょうか?

う〜ん、なんか根本的に間違っている気が・・・・
人間も、生物も、「生きたい」のですが、
それは「殺したい」ではなく、「死にたくない」ですよ。
他者を殺したりするのは、死なない為の1つの手段に過ぎません。
そして民主主義とは、死ににくい、殺されにくい社会を作る為に、
人類が辿り着いた1つの結論でもあります。

> (近代)民主主議以前には、野党(権力に反する者たち)は、皆、
> 墓場か牢屋の中でした。今では、議場の反対側です。
> それだけ、権力闘争がすさまじかったのです。
> であるから、普遍的な闘争心を満たし続けることができました。
> しかし、今の状態は生温いです。

では、そうした事が実際に起きるアフリカ諸国などでは、
国民が日本よりも幸福な生活を送れているのでしょうか?

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