| ▼ 徳翁導誉さん
。
> そもそも2000年前後から、ラノベ自体が急激に増えた印象がありますし、
> そこに深夜アニメの拡大が、うまく絡まったんですよねえ。
> それでも「ハルヒ」は大きいんじゃないですか?
> 60年代のアトム、70年代のヤマト、80年代のガンダム、90年代のエヴァと比べると、
> さすがにアニメ史の中での格としては落ちるのでしょうが、
> 00年代の代表作を強いて挙げるとすれば、それは恐らくハルヒになるでしょうし、
> ラノベとのメディア・ミックス開拓という側面では、相応の貢献をしているかと。
うーむハルヒを完全に忘れておりました・・・。申し訳ないです。
> 漫画のアニメ化に関しては、大雑把な目安として、
> 「原作漫画の部数は2倍」「ゲーム化やグッズ販売で収益は3倍」と言いますが、
> これ↓を見る限りでは、ラノベも結構あてはまるのでは?
> http://ranoben.blog106.fc2.com/blog-entry-813.html
> アニメ化と言うのは、やはりそれ自体が、大きな宣伝効果を持つモノですし。
> 逆に言えば、それを目当てに出版社側が主導してアニメ化する事が、
> 近年の深夜アニメの、膨大な作品数に表れていると見て取る事も出来るかと。
> ある意味でそれらは、ラノベの巨大なCMみたいなモノでしょうから。
>
> 「萌え」をどう定義するかにも依りますけども、
> エヴァをその端境作品とするのは、個人的にちょっと違和感が・・・・
> まあ確かに、綾波レイ→ホシノ・ルリ→長門有希という流れが、
> 無口キャラと言うか、感情欠落系キャラの系譜としてあり、
> そうしたキャラが「萌え属性」の1種類として形成されたのは事実なのでしょうが、
> それはあくまで「属性」であって、より大きな規模の「要素」とは違いますからねえ。
> 端境作品として挙げるなら、「あずまんが」あたりが適当なような気がします。
無口キャラといいますと、最近だとABの天使といったところのタイプでしょうか・・。
萌えは「あずまんが」が 端境作品なのですか・・・私は、まだあまりアニメのこととか、分からないですから・・
> う〜ん、これを書き始めると、ちょっとした日本アニメ史になっちゃうのですが、
> 「日常系へと回帰」とありますが、そもそも日常系って以前より存在したのでしょうか?
> まあこの辺は「セカイ系」や「日常系」の定義自体で、話が大きく変わって来ますけども。
>
> まず最初に、60年代に登場したアニメと言うのは、
> アトムにしても、鉄人28号にしても、エイトマンにしても、
> 明確な敵(悪の組織)が存在し、それ圧倒的なパワーを持つを主人公(ヒーロー)が倒すと言う、
> 例え主人公に「個人の苦悩」があったとしても、構成的には至極シンプルなモノだったと思います。
> 基本的には、1人のスーパーマン、もしくは操縦するスーパーロボットが敵を倒すと。
> そこに主人公側も、普通の人間が「組織」として登場するのが、70年代のヤマト。
> 更に、主人公も凄いパワーを持つものの、あくまで組織の一員であり、
> 組織と言うモノがそれ以上にパワーを持つのが、80年代のガンダム。
> この辺の変化は、高度経済成長以降の組織への帰属意識などの社会性も反映しているのかな?
> 巨大化する「組織」、それに振り回されて増大する「個人の苦悩」、そしてバブル経済の崩壊。
> 無力感と内向き志向、それでいて未だ残る組織への帰属意識(しがらみ)と言う、
> そんな当時の社会を如実に反映したのが、90年代のエヴァなんじゃないですかねえ?
> そしてこの作品は、00年代へと続く「セカイ系」への端緒ともなると。
私的には「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」とかをイメージしていましたが・・・。
やはり初期の内容となると、「ヤマト」や「ガンダム」が中心だったんですね・・。
> ここでようやく、その「セカイ系」の説明なのですが、
> 主人公とヒロイン(君と僕)という2人の極小さな「世界」の関係が、
> 地球や宇宙規模の超巨大な「世界」の危機に結び付いていて、
> 2つの世界の間に存在する国や地域などの「社会」はすっぽりと抜け落ちている、
> そのような世界観を持つエヴァ以降の作品を、一応は「セカイ系」と呼んだりします。
> 代表的な作品は「最終兵器彼女」で、最近だと「灼眼のシャナ」がその系統かと。
> 誤解を恐れず簡潔に言ってしまえば、「もう組織なんて要らない」って所でしょうか?
> まあこの辺は、適当にレッテル貼って愛国だ売国だやってる風潮に通ずる所もありつつ、
> その一方で、ラブコメ系とバトル系という人気ジャンルを合わせ、
> 視聴者が望むようなエンターテイメント性に徹していると言う側面も(笑)。
> ただ今までのモノと違うのは、戦うのはヒロインの方で、主人公はサポート役と言う、
> 役割の入れ替わりが起きている作品が、このセカイ系には多いんですよねえ・・・・
> 更に、一応は世界を危機から救う為に戦うのですが、
> 実の所、それは恋愛要素を高める為の演出道具に過ぎず、
> 最終的には世界の事よりも、君と僕の2人の事が大事という感じですね。
このタイプはバトルとラブコメを合わせたような状態の作品でしょうか・・。
ガンダムシリーズは年代を進むにつれ、このタイプになってますからね・・。
> で、00年代前半のセカイ系から、更に進んで登場したのが00年代後半の「日常系」と。
> まあ日常系と言うと、従来のラブコメ系とかまで含むような印象を抱く人も居るので、
> 「空気系」と敢えて呼ぶ人も居るのですが、ちょっとピンとは来難い上に、
> ネガティブな印象もある言葉なので、ここでは「日常系」を使います。
> こちらの方も、誤解を恐れず簡潔に言ってしまえば、
> 「葛藤や努力などの要素は除いて、まったりとした日常で萌える」って所でしょうか?
> 代表的な作品は「けいおん」で、セカイ系から日常系への端境にあるのが「ハルヒ」かな。
> パッと見は、セカイ系とはあまり関連性が無いようなジャンルに感じられますが、
> セカイ系が、それまでの世界観から「社会(組織)」というモノを取り除いたように、
> 日常系もセカイ系から、「そもそも世界の危機なんて要らなくない?」と、これを除き、
> 「危機が無いならヒロインが戦う必要な無くない?」と、これも除き、
> 「ヒロインを見守る視聴者(読者)の自分が居るから、主人公も要らなくない?」と除く。
> そうして残ったのが、波乱要素の存在しない、まったりとした小さな日常の世界に、
> ヒロインとそれを取り巻く女友達・・・と言うか、たくさんのヒロイン達。
> そして主人公とヒロインの恋愛要素は、ヒロイン達への萌え要素に取って代わったと。
> まあ個人的にはこんな感じに認識してますが、アニオタの方から見るとどうなんでしょ?
> それは結構、その通りでしょうね。
> 現在放送中のそのままズバリなタイトルの『日常』など、噂で聞く限りでは、
> まさにそんな感じの一例なのでしょうか?(録ってるだけで見てませんが)
> あとは下ネタの内容が、小学生的なモノから中高生的なモノに広がってきたり、
日常は見てみましたがツッコミがゆるすぎるといいますか・・。
いきなり鮭や赤べこが落ちてきたり髪の毛にゲソがついていたりとよく分からないギャグが多かったですね。
一部では「最初の爆発は不謹慎」とか「劣化あずまんが」とかいわれてますし・・。
下ネタアニメといいますと、
前者は「クレヨンしんちゃん」、後者は「生徒会役員共」辺りが妥当でしょうか・・・?
ですがクレしんの場合映画とアニメの内容が全く別物なので、
「オトナ帝国」や「戦国」みたいな名作も、アニメの映画化だと多い気がしますね
(ここであげるアニメの映画化とは放送している、あるいは放送していたアニメのことですので、
アニメの直接の映画化でないジブリなどは含みません)
> パロディで笑わす比重が増えて、下手をするとオチまでパロディとかですか。
> まあ結局は面白ければ良いので、別にそれ自体は構わないものの、
> さすがに、そればかりになるのはちょっと困りモノ・・・・
パロディがやたら多い作品といいますとサンデー原作の今放送している「神のみぞ知るセカイ」辺りが多いですよ。
この作品の場合世界観はバトルもの、ジャンルと内容はラブコメなものの
主人公がズレていてギャグになっていたり、その逆の場合もあるので、
結構特殊な作品といえます。
能力などなにもないモブキャラがいきなり主人公をビームでゴキブリにしたりしますし(笑 |
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