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[14635] アニメ関連:まとめレス2返信 削除
2011/5/22 (日) 07:50:50 徳翁導誉

▼ 1285さん
> > > 「けいおん!」は原作のギャグ中心路線から
> > > ほのぼのとした日常路線に変更して成功したと言えますね。

> > 原作は読んだ事が無いので、知らなかったのですが、
> > へ〜、最初はギャグ路線だったんですね!?

> 原作の方が展開としては早いという意味で、
> 萌え系なのは最初からそうだと思われます。
> 説明不足で申し訳ありません。

「展開が早い=ギャグ路線」というのは、よく解らないのですが、
まあ4コマ漫画をそのままアニメ化していては、
時間が余る上、ネタとネタとの繋ぎ部分が不自然になりますからねえ。
どうしても付け足しは、必要になって来ると思います。


▼ プロイセンさん
> > では、NHK-BSで放送中の『へうげもの』とか、どうでしょう?
> > 戦国時代を題材としながらも、「武」よりも「美」に力点を置き、
> > 主人公の古田織部が、「出世欲」と「収集欲」の間で揺れる異色アニメです。
> > http://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/story/index.html
> > ともかく今期は「当たりが多い」みたいな話を、ネット上でも見掛けますよ。

> そうなんですか。今年に入ってからテレビアニメは一切見なくなってしまったので、今どういう状況なのか
> あまり分からなかったのですが、ちょっと見ようかと思います。

繰り返しになってしまいますけど、取り敢えず、
今期の新作で個人的にオススメなのは『へうげもの』ですね。
(私個人なら「銀魂」ですが、続編な上、万人ウケするとは限らないので)
まあ、BSが見られる事が条件になっちゃいますけど、
放送回を重ねるごとに、話が面白くなって来ている感じがします。
NHKなのでCMが入らず、販売時用のCMアイキャッチも無い為、
エンディング曲が掛かると、「早いな、もう30分か」と思う程ですね。
お蔭で、久しぶりに自分の中での戦国熱が戻って来ていて・・・と言うか、
この直前にNHK総合で放送中の「タイムスクープ・ハンター」との合わせ技で、
日本史熱自体が再燃して来ていたりしてますし(笑)。

また、Flashの題材に「狩野永徳vs.長谷川等伯」とか考えた事も以前あったので、
「へうげもの」には文化の要素が多く含まれている点も、私的にはかなり楽しいです。
NHK-BSが統廃合され、番組数自体が激減したのは残念なのですが、
衣替えしたNHK-BSでは、アート系に力を入れているのは嬉しくもあります。
このアニメ作品の放送も、その一環として作られているモノだそうです。
・・・って、別にアニメなんて絶対に見なければいけないモノでも無いですし、
見なければ見ないで、別に何の問題も無いんですけどね(笑)。


▼ シャクシャインさん
> > まあ確かに、綾波レイ→ホシノ・ルリ→長門有希という流れが、
> > 無口キャラと言うか、感情欠落系キャラの系譜としてあり、
> > そうしたキャラが「萌え属性」の1種類として形成されたのは事実なのでしょうが、
> > それはあくまで「属性」であって、より大きな規模の「要素」とは違いますからねえ。

> 無口キャラといいますと、最近だとABの天使といったところのタイプでしょうか・・。

実を言うと、私は「Angel Beats」は未見なのですが、
(話題作さえ未見な辺りが、「私はアニオタ足り得ない」と称する一因でもあります)
聞いている情報の限りだと、それで合っていると思います。
まあ一口に「無口(無感情)」系と言いましても、
感情そのものが存在していないキャラや、感情表現が解らないキャラ、
事情により感情を押し殺しているキャラなど、設定は様々なのですが、
その系統には、やはり大きな存在として「綾波レイ」があると思います。
エヴァも既にテレビ放送が15年も経ち、それを見て来た層が今、
アニメ・マンガ・ゲームの創作に関わり始めて来ていますからねえ。
その証拠と言えるのか、綾波以降に誕生した無口系キャラと言うのは、
結構な確率で「薄い青系統の髪」という特徴を持っています。
例に挙げられた「天使」の場合なども、それに該当してますよね。
って、まあこの辺は「色とキャラ属性」という別次元の話になるのですが(笑)。

> > 端境作品として挙げるなら、「あずまんが」あたりが適当なような気がします。
> 萌えは「あずまんが」が 端境作品なのですか・・・私は、まだあまりアニメのこととか、分からないですから・・

「萌え」という認識がアニメ・ファン一般に広まったのは、
やはり、2002年に放送された「あずまんが大王」の存在が大きいかと。
まあ別に原作者本人は、その後の「よつばと」とかを見ても解るように、
完成度の高い「ほのぼの系」を描いているだけで、
当人は恐らく「萌え系」を描いているつもりは無いのでしょうけども、
『ストーリーに拘らず、自分が気に入ったキャラを愛でる』
というマンガ(アニメ)の楽しみ方を示した、端緒的な存在だと思います。
何と言っても原作者のあずまきよひこは、キャラクターの描写能力が物凄いので。

> > う〜ん、これを書き始めると、ちょっとした日本アニメ史になっちゃうのですが、
> > 「日常系へと回帰」とありますが、そもそも日常系って以前より存在したのでしょうか?
> > まあこの辺は「セカイ系」や「日常系」の定義自体で、話が大きく変わって来ますけども。

> 私的には「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」とかをイメージしていましたが・・・。

「ロボットや超能力などのSF設定が出てこない」と言う意味での「日常系」ではなく、
サブカル系の専門用語としての「日常系(空気系)」という意味でした。
そもそも前者の場合、当たり前と言えば当たり前すぎる程の設定なので、
わざわざそれらを一括りにして扱う事自体が、ほとんど有りませんからねえ。

> やはり初期の内容となると、「ヤマト」や「ガンダム」が中心だったんですね・・。
「中心」という表現は微妙に違っていて、まあ核を為していた事は間違いないのですが、
それ以上に、社会現象を巻き起こしたとか、歴史的な変革をもたらしたとか、
その時々でアニメ界に大きな影響を及ぼした作品として、
「ヤマト」や「ガンダム」などのタイトルを挙げています。
例えば、少年漫画の王道である「バトル系」アニメの系統などは、
それこそTVアニメの黎明期から既にあり、その路線は半世紀経った今になっても、
「ワンピース」「ナルト」「ブリーチ」などに引き継がれています。
これらも作品も、間違いなくアニメの「中心」には位置しますが、
かと言って、アニメ史に何か新しい波を起こしたかと尋ねられれば、そうでは無いと。

> > ここでようやく、その「セカイ系」の説明なのですが、
> > 主人公とヒロイン(君と僕)という2人の極小さな「世界」の関係が、
> > 地球や宇宙規模の超巨大な「世界」の危機に結び付いていて、
> > 2つの世界の間に存在する国や地域などの「社会」はすっぽりと抜け落ちている、
> > そのような世界観を持つエヴァ以降の作品を、一応は「セカイ系」と呼んだりします。

> このタイプはバトルとラブコメを合わせたような状態の作品でしょうか・・。

まあ、「ラブコメ」の「コメディ」の部分があるかは作品次第ですが、
「戦闘と恋愛」が、作品の重要な要素である事は変わらないと思います。
とは言え、「戦闘と恋愛」という要素自体は、あまり目新しいモノでは無いですよね?
戦いはいつの時代でも、少年の心を熱くさせますし、
可愛い少女が居れば思いを寄せるし、彼女を守ろうと更に戦うようになる訳です。
ただこれが、主人公に自分を仮託する視聴者が「僕は戦いたくないよ」となると、
ヒーローとヒロインの立ち位置が入れ替わる事となり、
少女が戦い、少女が思いを寄せる格好になってしまうと・・・・
ひょっとしたら、「母親から守られる世界観」に似ているのかも知れません。
まあこれを安易に、「男性の幼児化」と言う人も多く居ますが、
どちらかと言うと、「男性の中性化」という方が個人的には適当な気がします。

> ガンダムシリーズは年代を進むにつれ、このタイプになってますからね・・。
う〜ん、富野由悠季が関わらなくなった近年の「ガンダム」と言うのは、
もう既にただの「ブランド」を活用するだけのモノになっていて、
シリーズとしてどうこうと言うより、その時々の制作陣に大きく左右されるモノかと。
確かに「SEED」や「SEED DESTINY」などは、セカイ系とまでは言わないまでも、
かなりそれに近い作風であった事は確かだったと思います。
ただし、例えばそのSEEDより数年前に作られたガンダムを見てみると、
「Gガンダム」なんて物凄く熱血系で、ガンダムでスーパーロボット系をやっており、
続く「ガンダムW」ではズラリと美少年キャラを並べて、女性ファンを虜にしました。
そして富野ガンダムが大好きな層は、これらをガンダムとは認めていないと(笑)。
シリーズの変わらなさで言えば、「マクロス」シリーズとかが有りますよね。
初代「マクロス」と、最近放送された「マクロスF」なんて、
それこ両作の間には、そ四半世紀以上の時間が経過してますけど、
「歌・三角関係・変形ロボット戦闘機」という3大要素は全く変わらず、
異文化との衝突と理解、そして恋愛と言うモノを描き続けてますね・・・って、
私はマクロス・シリーズを1本も見てないんですけどね(笑)。

> > 現在放送中のそのままズバリなタイトルの『日常』など、噂で聞く限りでは、
> > まさにそんな感じの一例なのでしょうか?(録ってるだけで見てませんが)

> 日常は見てみましたがツッコミがゆるすぎるといいますか・・。
> いきなり鮭や赤べこが落ちてきたり髪の毛にゲソがついていたりとよく分からないギャグが多かったですね。

いや〜、見て無い私が、見た事ある人に言うのも何なのですが、
「日常」って、「日常とは名ばかりの非日常的な不条理ギャグ」が売りなのでは?
系統的に言うと、昨今人気な「萌え系4コマ」に、
90年代の「不条理系4コマ」を『融合』した作品だと認識しているのですが。
まあ、漫画もアニメも見ていないので何とも言えないですが、
仮に「不条理系」なのだとしたら、ツッコミ不足に感じるのも当然でしょうね。
そもそも不条理系の漫画とは、作中のキャラが突っ込むのではなく、
それを読んでいる読者本人に突っ込ませる形式の作風なので。
軽いツッコミが入る場合も、それは読者のツッコミを正しく誘導する為のモノですし。
まあこの辺は、お笑いに於けるコンビ芸とピン芸の違いに通ずる所がありますね。

> > あとは下ネタの内容が、小学生的なモノから中高生的なモノに広がってきたり、
> 下ネタアニメといいますと、
> 前者は「クレヨンしんちゃん」、後者は「生徒会役員共」辺りが妥当でしょうか・・・?

作品例を挙げるよりも解り易いので、下品ですが直接的に言ってしまえば、
小学生的な下ネタとは、「ちんちん」や「うんち」など排泄的なモノの事を、
中高生的な下ネタとは、セックスにまつわる性的なモノの事を言っています。
あと、クレヨンしんちゃんは、そもそも原作の連載が大人向けの漫画雑誌だったので、
小学生的な下ネタは表面的な部分で、内実は中高生を飛び越えて大人向けだったかと。
ついでに後者の方は、作品的には私もちゃんと見た訳ではないのですが、
下ネタの表現がド直球なだけで、ネタ自体はそこまでキツイものでは無いかと。
中2的なネタと言うのが適当でしょうが、まあそれも確かに中高生には変わりないですね。

> ですがクレしんの場合映画とアニメの内容が全く別物なので、
> 「オトナ帝国」や「戦国」みたいな名作も、アニメの映画化だと多い気がしますね

「クレヨンしんちゃん」と言えば、毎年の恒例行事として、
先日発表された日本PTA全国協議会の「子供に見せたくない番組」で、
今年も堂々のアニメ部門1位(全体でも2位)でしたね(笑)。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011051600788
http://www.nippon-pta.or.jp/material/pdf/19_mediahoukoku.pdf
まあ、子供に見せたいとか、見せたくないとかは置いといて、
クレヨンしんちゃん以上に、夕方6時放送の「銀魂」の方がヤバい気が(笑)。
「夕飯の支度で忙しい」「まさか夕方の番組で」と言うPTA側のチェックの緩みから、
却って「灯台もと暗し」的に、あの時間帯に大人向けのキツイ下ネタを使うって・・・・
確かにここまでやると、子供にも母親にも解らないネタになるとは言え、
「わかめ酒」とか、「栗拾い」とか、「アワビの踊り食い」とか、
夕方6時の地上波で、放送して良いようなネタでは無いような・・・・
って、毎週欠かさず見ている私が言っても、説得力が無いのですが(笑)。


▼ レッド・グローリアさん
> > > しかし、どうにも2期途中から見る気失せていった不思議なアニメ
> > > なんでだんだんつまらなくなっていったんですかねぇw

> > 確かに、1クールで2年分を消化した第1期は、イベント的に濃密で、
> > それに比べると、2クールで1年分を消化した第2期は、
> > 単純計算でもテンポが4分の1になり、中身が薄く見えるかも知れません。
> > とは言え、やはりこの作品は「日常系」ですからねえ。
> > 逆にそういうスロー・テンポこそ、イベント型では無い「日常」を拾い上げ、
> > 各キャラの細かな描写を可能にしていたように、私には感じられました。

> 一年間の流れ、ギャグと言っても普通の会話。。。。私にとってけいおんは日常的過ぎたのかもしれませんw
> 普通の女子高生の普通の日常を除いても何も楽しくないぞ・・・と

「普通の日常」と言われると、ちょっと語弊があって、
本当の日常と言うのは、ネガティブな要素もいっぱい有るモノなので(笑)、
より正しく言えば、視聴者的に「有って欲しい日常」の方が適当かと。

> とこれを言ってしまうと「お前は日常系あってないだろw」となってもおかしくない訳ですがw
いや、そんな事は無いと思いますよ。
やはり、単純に「日常的なまったり感から来る萌え」だけでは物足りないので、
ほとんどの日常系作品は、「萌え+α」の形を取っていますから。
要は、その「プラス・アルファ」の部分が合うか否かの話かと。

> 私の好きな日常系を挙げると何かな?と思うとこうなります(アニメ・漫画混同)
> 1位 みなみけ (アニメ・漫画両方)
> 2位 はなまる幼稚園 (漫画のみ アニメつまらんww)
> 3位 トラどら
> 4位 侵略イカ娘
> って感じですかねぇ・・・・。これ以外の私の好みの傾向を改めて考えると
> ほのぼのが良い!でもギャグ欲しい。ん?でも別にはなまるやトラどらはギャグじゃないなwと
> 結局のところその時の気分や感覚による気まぐれが大きい気がします(なんじゃそりゃw)

日常ギャグ系とは言っても、「みつどもえ」くらいまで行くとキツいですかねえ?
原点的な作品として、ギャグ要素も含む「あずまんが」はどうなのでしょう?
ちなみに、上記ランキングの4作ですと、全て録画して焼いてはあるものの、
(HDD録画+圧縮技術+大容量ディスクは、必要以上の録画を促進させ過ぎます・笑)
実際に見たのは「みなみけ」だけですねえ(これはリアルタイムで見てました)。
ただこの作品、アニメだと3期全ての作風がそれぞれ違い過ぎませんか?(笑)
まあそれは置いといて、やはり「1期>3期>2期」の評価でしょうか?

> ってそういえばまだハルヒ見てねぇーw
> いつか見ようと思って全然その気にならない・・・
> 友人から薦められてはいるのですが、まだ見てない。
> 管理人さん的にはどうでしょう?

実を言うと、私もハルヒは数話程度しか見ていません(笑)。
ちょうどゴールデン・ウィークに、アニメ全話と劇場版の一挙放送が、
WOWOWの方であったので、折角だし見てみようかな?と思ったのですが、
結局、CS他局の「刀語」全話一挙放送の方を見てしまいましたし(笑)。
刀語の方が開始時間が早く、先に見て合わなければハルヒに移動予定でしたが、
まあまあ出来だったので、そちらの方の視聴を継続しました。
あとハルヒの方は、2夜目の「エンドレスエイト」一挙放送に、
ちょっと躊躇した側面も、有る事には有りました(笑)。
でもまあ、私の方も「いつかは見てみよう」という思いは持っていますし、
少し見た限りでも、好きだと言う人が居るのも解る作風ではあるんですけどね。
(逆に言えば、本放送で見た時に視聴を続ける程には、私は惹かれなかったと)

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