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2012/5/31 (木) 03:49:05 たちあがれ共産党

議論が盛り上がっているようなので、
私もすこし意見を書き込みたいと思います。

個別のことに意見を言う前に私の基本としている考えから書かせていただきます。
まず、私は現代の戦争の段階は国家総力戦以上のレベルで進行する、
恒常戦争の段階に突入していると考えています。
経済や財政・金融政策、ネットの規制やサイバーテロや特許・人権問題なども、
国家の目的を達成するための戦争の一部分であると言う考え方です。

ちょっと特殊な見方をしていると思いますがそこはご容赦ください。

・日米の軍部によるクーデターについて
指揮系統が完全に機能するという前提であれば、
文民統制下でそもそもクーデターは起こらないと思います。
逆に文民統制が外れて、軍人が独自の判断でクーデターをする場合は、
その独自の判断をした軍人と同じように下位の軍人も独自の判断をして反乱を起こしえます。
少なくとも、部下と国民が支持するような大義名分と政策ビジョンがなければ、
クーデターというのは起こすのも起こさせるのも現実的では無いと思います。

・統計上の数として人を見ることについて
少なくとも、一流と呼ばれる政治家であれば統計上の数字から、
国民の生活を感じ取り、想像や調査をして問題点を把握し、政治を行うものであるべきです。
今の日本の政治家にその能力はないでしょうし、
はっきり言うなら今の日本の国家指導者のレベルなら統計すら見れていないと思います。
まぁ、これは日本に限ったことではなく、世界を見回せば多くの国が自国の統計すら満足に見れていないかと。
これは国家の問題ではなく、為政者の程度の問題だと思います。

・戦争による文明の進歩について
私は戦争によって文明の進歩は推進されたと考える立場に立ちます。
もちろん、戦争によって失われた技術や文化もありますが、
現在の我々があるのは戦争、あるいは人間の欲望によって、
ユーラシア大陸の東西で人間の攪拌が起こっていたからではないかと。
ここらへんは、『銃・病原菌・鉄』の受け売りですが……

・イラク戦争について
私もイラク戦争についてはやるべき戦争ではなかったと思っています。
ついでに言えばアフガニスタンでの戦争もそうですね。
アメリカとしては、ですが……
同時にですが、大兵力を置いた所でどうにもならないとも思います。
イラクで起こっているのは非対称戦争です。
兵力をいかに増やしたところで、一般のイラク国民と同じ姿をした敵性勢力に対処できません。
大兵力で解決するつもりなら、徹底的な虐殺を行う以外にありません。
小規模な対処は周囲に被害をもたらし、逆に敵性勢力のシンパを増やします。
ここらへんは日中戦争時の日本軍と同じ泥沼ですね。
アメリカ軍がいる限り抵抗勢力は抵抗を続けます。
アフガニスタンにおいても状況は似通っていますが、
双方ともアメリカの見通しが甘かったということだと思います。

・日本を潰すかどうかについて
正直なところ、日本は国際外交というテーブルの上での良いカモです。
で、一番カモから物品を毟り取れるのは生かさず殺さずの状態です。
つまり、今の状態ですね。
現状であれば米中露は日本を良いカモとして扱い続けると思います。
わざわざ、戦争や内戦のカードなど切らなくとも、脅しや騙しだけで、
必要十分な利益を引き出せるわけですから……

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