▽ 2012/7/27 (金) 19:46:56 ▽ 徳翁導誉 |
| > これから原発どうなるんだろうなぁ
日本のですか? それとも世界のですか?
「原発ルネサンス」と呼ばれた、3・11前ほどの速度では無いにしても、
少なくとも世界全体では、今後も原発建設は増加の一途を辿って行くと思いますよ。
ただ、このルネサンスを好機と捉えていた世界的な原発メーカーの東芝・日立・三菱は、
日本の国内事情がこうなってしまった事で、世界に売り込む際の政府支援が弱くなり、
以前よりも、苦しい戦いを強いられる事になるかも知れませんね・・・・
ちなみに、世界の原発分布はこんな感じ↓です。
http://www.youtube.com/watch?v=EtW0gRhWbqs
今後の日本の原発方針を考える上でも、参考になるかな?と以前作ったモノですが、
原発再稼働が話題となっている昨今、それより先に「原発ハザード・マップ」でも作ろうかと考え中。
福島の原発事故では、SPEEDIのデータがうまく活用されなかった事が問題視されてますけど、
実際、あれ程の非常事態が起きた際に、そう簡単にデータが活用できるかと言えば・・・・
その一方で、仮に原発事故が起きた場合の放射性物質の拡散方向は、
立地や季節の風向きなどから、事前にある程度は分かるので、それを図示して動画化するって具合に。
で、日本の原発方針の方は・・・まあ当分、新設しようなんて話にはならないでしょうね。
政府が国民への討論型世論調査を行い、それを元に決めるとした「3つのシナリオ」では、
http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20120720/234696/?ST=pc
「できるだけ早く原発を全廃し、原発依存度ゼロを目指す」
「新設はせず、老朽化による廃炉でゆっくりと原発依存度を下げる」
「原発の新設を続け、今までの原発依存度を維持する」となっており、
この選択肢を見る限りでは、政府的には2番目のシナリオで行く考えなんだと思います。
簡単に言ってしまえば、原発の新設をしない事を除けば、原発使用はほぼ今まで通りと(笑)。
(危険性の高さが指摘される浜岡や志賀などは、早目に廃炉の方向へ進むかも知れませんが)
まあ、最も無難で現実的なシナリオではあるでしょうね。
現状では、原発の新設など当分は国民からの同意を得られないでしょうし、
かと言って、即座の全廃を目指すにしても関西の原発依存度は・・・・
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4111.html
それと原発は、「核開発能力の維持」という隠れキーワードもあるので、何かと難しいですよね。
前述の3つのシナリオでも、実行するであろう2番目のシナリオで、
核燃料サイクルの結論は有耶無耶にしているのも、少なからずその辺が影響していると思いますし。
|
|
|