| ▼ 徳翁導誉さん
> > 本当は高3まで続けたかったのですが、MARCHにいく目標ができたので。
> > 確かに勉強も即効性にこだわらず時間がある今は少し勉強法を考えたいと思います。
> 「目標MARCH」と言う事は、恐らく文系ですよねえ?
> (国立志向の強い理系では、早々に私立を目標に据える事はあまり無いので)
> 私は理系でしたし、受験から随分経つので、あまり参考になるかは解りませんが、
> これも何かの縁ですし、とりあえず「元受験生」としての経験からアドバイスを(笑)。
> 少なくとも、私が試行錯誤で浪費した時間分くらいは、無駄にせずに済むでしょうしね。
>
> まず最初に、もう目標を「私立文系」だけに絞るのでしたら、
> 私立文系の入試科目は、基本的に「英語・国語・地歴」の3科目しかありませんので、
> 受験に向けての戦略としましては、「一点突破型」の勉強で良いと思います。
> より解り易く言うと、全ての学習労力をその3教科のみに捧げると(笑)。
> (ただし、指定校推薦などの枠を狙っている場合は、この限りではありません)
> そして、この英国社の3教科ですと、1にも2にも重要なのが「英語」となります。
> 「英語200点・国語100点・地歴100点」という得点配分だと、英語だけで全得点の半分ですし、
> 正直な所、国語や地歴では、そこまで大きく得点の差が付きませんからねえ。
> つまり、私立文系受験における合否の鍵は「英語」だと断言して良いでしょうし、
> 極端な話、高1・高2の段階でしたら、学習時間の9割を英語に突っ込むくらいで良いかと。
>
> また、これだけ早く受験勉強を始めるなら、何よりも重要なのは「継続性」です。
> 毎日3時間の勉強を続ける事が出来れば、1年もやれば勉強時間が1000時間を越えます。
> 更に続ければ、1年半で1500時間、2年間で2000時間、2年半で2500時間です。
> ぶっちゃけ、これだけの時間を真剣に勉強すれば、MARCHどころか早慶が狙えますよ。
> 目安として「1000〜1200時間くらい勉強すれば早慶に受かる」と言われていますので。
> ですので、逆に割り算すれば、まだ1000日近くあるのですから、「1日1時間」でもOKなくらいです(笑)。
> 「1日1時間」ですと簡単に出来そうな気がしますが、これを「1000日続ける」のが実際には難しいんです。
> 結局の所、私の知る限りでは、短い時間でも毎日コツコツとやり続けるタイプか、
> 夏まで部活に専念し、引退後の半年間を全て勉強に割くようなタイプが、良い結果を残してる気がします。
> 後者の場合ですと、仮に毎日6時間の勉強を半年続ければ早慶目安の1000時間に達しますね。
> 言葉で表すなら、前者が「長期継続型」、後者が「短期集中型」となりますか。
>
> 逆に、あまりうまく行かないのは、やったり、やらなかったりで、
> 計画も立てず、何となくダラダラと時間を浪費してしまうタイプですね。
> あと他に多いのは、まず計画だけ立てて、「勉強は明日から頑張ろう」といタイプや、
> 「今日から頑張るぞ」と初日から無理に飛ばし、長続きせずに三日坊主に終わるタイプですね。
> 受験勉強だと大き過ぎるので、夏休みの宿題くらいで考えてみると、よく解るかも?(笑)
> 例えば、全部で200ページある問題集を課題として出されたとして、それをキチンとこなすのは、
> 毎日5ページずつやるタイプや、最初や最後の1週間で集中して一気に終わらせるタイプです。
> 「昨日10ページやったから、今日はいいや」みたいな感じだと、実際なかなか終わりません。
> で、結局終わらずに、最後の方は答えを写すだけとかでは、課題が身に付きませんからねえ。
> もちろん、最後に写すだけとか、諦めてやらないとかは論外です(笑)。
> 夏休みの宿題はそれで乗り切れても、入学試験はそれでは乗り切れませんので。
>
> ・・・と、一般論が長くなてしまったので、最後に具体的な話を。
> 英語が最も苦手だった私には、あまりアドバイスする資格は無いかも知れませんが(笑)、
> 受験時に情報収集した記憶が、一応まだ残ってますので、その辺を軸にアドバイスしますと、
> 一番やってはいけない勉強方法は、やたらと参考者や問題集を買い込み、
> あれやこれやと中途半端に手を付けて、結局はどれもキチンと最後までこなせないパターンです。
> また、仮に最後までやり切っても、1度やるだけで終えては、なかなか身に付かないのが実情です。
> ですので、「これは良い!」というのを見つけたら、
> それを何度も繰り返し、その本をほぼ完璧に身に付けるのが理想ですね。
> 他のモノに手を広げるにしても、それが終わってからの方が結果的に効率が良いかと。
> 「これ!」という1冊を仕上げる事で、勉強する上での芯ができ、それが後から生きてきますから。
> まあ、時間が無いとそうも言ってられませんが、時間的な余裕はまだまだ有る事ですし。
> とは言え、じゃあ具体的に「これ!」という本をどう探すかと言うと、
> いろいろ試したり、人に聞いたり、ネットで調べたりと大変でしょうから、一応私なりの情報を。
> って、これはあくまで私なりの情報ってだけですので、これを全て鵜呑みにはしないで下さいね(笑)。
>
>
> ◆ 英語 ◆
>
> 私立の受験英語の特徴となりますと、「難単語」と「長文読解」ですね。
> 私立の入試は基本的に、ほぼマーク・シート型の解答ですので、
> 英作文や英訳、難しい英文解釈などは、国立ほどには課されません。
> そう考えると、私立文系に絞るのであれば、「文法」や「構文」の基礎をしっかり固めれば、
> あとは「単語力」と「長文読解力」の勝負になって来ると思います。
> 実際、難単語の方が正答差が付き易いですし、長文問題は全体の点数配分も高いですからねえ。
>
> と言う事で、最初は文法や構文ですけど、
> 私たちの頃は駿台の『英文解釈教室』が基本だったのですが、今だと少し古いのかな?
> 著者の伊藤和男は「受験英語の神様」とも呼ばれ有名でしたが、既にもう故人ですし、
> それに前述の通り、国立を目指さないのであれば、そこまでの英文解釈力は必要ないかも知れません。
> とは言え、やはり名著は名著ですし、これ自体は難しいにしても、
> 『英文解釈教室 入門編』や『ビジュアル英文解釈』などなら、私立英語にも有益かも?
> でもまあ、それでも古い事は確かですからねえ・・・・
> そういった意味では、私自身は使った事が無いですけども、
> 桐原書店の『総合英語Forest』は、カラフルで使いやすそうでしたね(評判も良いみたいですし)。
> まあ、この辺はまだ難しいとなれば、まずは『山口 英文法講義の実況中継』とかを使うのも良いかと。
>
> あと、文法や構文の問題集としては、私たちの頃は「英頻」というのが定番で、
> 英頻には、駿台の『英文法頻出問題演習』と、桐原の『英語頻出問題総演習』の2つがあったのですが、
> 駿台版は著者が同じなので、ある意味、「英文解釈教室」とセットみたいな感じでしたし、
> もしも今風に「Forest」の方を使うのでしたら、同じ出版社繋がりで桐原版の方が良いかも知れませんね。
> ただ桐原版は、とにかく問題を解いていくタイプなので、Forestを1回通してからの方が効果的かも?
> でもまあ、どちらの組み合わせにしても、そこまで極端にハズレじゃないでしょうし、
> 「これ!」と決めて繰り返し使うには、良いモノだと思いますよ。
>
> 続いて英単語ですが、私たちの頃はZ会の「速読英単語」が人気だったのですが、
> どうやらもう、最新版は出されていないみたいですね・・・・
> 長文を読みながら、英単語を覚えて行くというのは、なかなか良いコンセプトだったんですけども。
> その代わり、Z会からは似た感じの『速読速聴・英単語』が出てるんですけど、
> いろいろなバージョンが出ていて、正直な所、大学受験向きと言うよりはTOEIC勉強向きかも?
> ちなみに私は『DUO』も使っていたのですが、こちらも少々TOEIC向きかも知れませんね。
> とは言え、限られた英例文の中にびっしりと英単語や英熟語が詰まっており、
> 例文と一緒に単語を覚え易い上に、全例文の確認も短時間で終わるので、オススメはオススメです。
> 別売りですが、例文を音読したCDもありますしね。
> また、私は使った事が無いのですが、DUOのコンセプトで大学受験向きに作られた
> 文英堂の『キーワード英単語・熟語2300』という単語集もあるそうなので、ついでに紹介しておきます。
> あと、紹介ついでに言いますと、駿台の『システム英単語』も最近人気が高いそうですね。
> どうやらオーソドックスな単語集みたいですが、膨大な入試問題の統計データから、
> とにかく出題頻度の多かった単語を並べているそうで、時間が無い場合には即効性の高そうな感じです。
> でもまあ、高1ならまだ時間がありますし、自分に合いそうな単語集を探すのが第一ですね。
> で、こちらも、とにかく何度も繰り返すと(笑)。
> また、何度も繰り返す事が前提で有れば、最初から全て覚えようと根を詰め過ぎないので、
> 却って途中で挫折する可能性は低くなると思います。
> 繰り返してやるなら、最初は5割、2周目は8割、3周目で完璧にと、気軽に出来ますしね。
>
> これらが出来れば、あとは長文読解に慣れるだけですね。
> そうなれば、ひたすら過去問や問題集を解いても良いでしょうし、
> 受験勉強と考えずに「英語を趣味」と捉えるなら、英字新聞や洋書を読むのも手かと。
> まあ、そういった意味では、洋画や海外ドラマのDVDを見るのは、英語に親しむには最適かも?
> まずは自分の気に入った作品を見つけ、まずは日本語字幕なり、吹き替えなりで内容を把握した後、
> DVDプレイヤーの機能を使って、「英語音声&英語字幕」で視聴する事も可能ですからねえ。
> そして、これは何より、最も勉強が難しい「リスニング」の訓練にもなりますし。
>
>
> ◆ 国語 ◆
>
> 国語は・・・まずはぶっちゃけ、「本を読め」って所から始まりますからねえ(笑)。
> 古文や漢文とかも、歴史が好きだと、結構それだけで何とかなっちゃいますし・・・・
> ただ、逆説的に言うと、古典はまだしも現代文ですと、
> 本を読んでいようが、読んでいまいが、文章自体は誰だって読めますので、
> 少なくとも、それなりの読解力があれば、そこまで得点差は付かないんですよねえ。
> 苦手な人でもそこそこ点が取れる一方、得意な人でも満点を取るのは難しいですし。
> で、結局は「文章の読解力」で差が出るので、読解力を身に付ける為には「本を読め」となります。
>
> でもまあ、そんな堂々巡りをしてて仕方ないので、参考書等を具体的に書きますと、
> 確か国語は、代ゼミ参考書の出来が良かったような記憶が有ります。
> 具体的に言うと、『田村の現代文講義』と『土屋の古文講義&古文公式222』ですか。
> 現代文はまだしも、古文は普通だと馴染みが薄いので、最低でもそちらはやった方が良いかも?
> ただ、本当に全く古文など馴染みが無いとなると、私は使った事が有りませんが、
> 『望月 古典文法講義の実況中継』や『マドンナ古文』あたりから始めるのが良いとも聞きます。
> あとは漢文ですが・・・高校で与えられた教材を使っただけで、他はほんとんど覚えてません。
> まあ元々、中国の歴史や古典に関心が有りましたので、
> 教科書に書いてある読み方のルールさえ覚えれば、あとはそこまで苦労しなかったので・・・・
> と言う事で、漢文に関してはアドバイス無しです、ごめんなさい(笑)。
> しかし最近は、試験科目で漢文をあまり課されなくなったとも聞きますし、
> 選択する大学や学部・学科↓によっては、漢文はやらなくて済むかも知れませんね?
> http://www.waseda-mates.info/archives/1388901.html
>
>
> ◆ 地歴 ◆
>
> 最後に地歴ですが、理系の私は地理を取らなかったので、話は歴史だけ。
> 歴史には「世界史」と「日本史」がありますけども、歴史と言えば「山川出版」ですね。
> 世界史なら『詳説世界史研究』と『世界史用語集』を、
> 日本史なら『詳説日本史研究』と『日本史用語集』を押さえれば、基本的に充分だと思います。
> 詳説研究は近年改訂版が出て、よりカラフルになり、ソフトカバーで扱いやすくなりました。
> とは言え、教科書としては文章量が多く、専門書としては逆に少ないので、
> 受験だけでなく一般教養で学ぶにも使えますが、その一方で、
> 教科書や専門書として期待すると、「帯に短し、襷に長し」になるかも?
>
> ですので、もしも「歴史は苦手だ」という事でしたら、普通に『山川の教科書』を使って下さい。
> 逆に、「歴史が好きだ」となれば、まだ受験まで時間がある事ですし、
> 中公文庫(旧版)や河出文庫の『世界の歴史』『日本の歴史』に手を出しても良いかも?
> 後者になると受験以前に、もう趣味の世界で、逆に受験勉強の息抜きとして活用できます(笑)。
> そういった意味では、視覚情報に富んだ資料集なども、眺めるだけで楽しいですね。
> ちなみに私は、歴史Flashを作る上でのイメージを増幅させる為、受験後に資料集を集め始めました。
> その中でも、個人的には、第一学習社の『グローバルワイド最新世界史図表』と、
> 山川出版の『詳説日本史図録』、吉川弘文館の『標準日本史地図』がお気に入りです!!
> まあ、いきなりそこまで行かなくても、「歴史は好きになりたいな」って事でしたら、
> 司馬遼太郎などの歴史小説から入り、歴史に親しみを覚える所から始めるっていうのも手ですよね。
> もし「文章を読み慣れないので、国語も苦手だ」とかですと、歴史小説を読むのは一石二鳥になりますし。
> 他には歴史ゲームから入る手も有りますが、こっちは入り過ぎて勉強の邪魔になる危険性もあるので(笑)。
>
> って、何だか受験勉強の話から、少しズレてしまいましたね・・・・
> まあ単純に、時間の無い受験生とかでしたら、山川の『教科書』と『用語集』で最低限は充分かと。
> で、それを読み終えた後は、私立文系用の歴史勉強でしたら、
> 東進や山川の『一問一答』を繰り返し解き、後は過去問をやるのが一番だと思います。
> 英語もそうでしたが、私立はほぼマーク・シート解答なので、国立のように長文論述がまず無く、
> 結果的に、重箱の隅をつつくような細かい用語の出題比率が高い傾向にありますからねえ。
>
>
> 以上、まあ、経験者が参考程度にと言う事で、
> これで上手く行かなくても、私は責任を負いません(笑)。
申し訳ありません。いえ理系です。でも英語は文理関係ないのでしっかりやりたいと思います! |
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