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[17065] Re8:サッカーの雑談返信 削除
2012/11/23 (金) 17:39:22 徳翁導誉

> > http://samuraiblue.jp/fanzone/ilmiogiappone/vol15.html
> > 今回のEUROでの現象は、今までほとんど見られなかった危険な兆候です・・・・
> > とは言え、この件と、今回の韓国の件とは、異なるステージでの話なので、影響は受けないでしょうね。
> > ぶっちゃけ、こうして暴れる層は、処分を下すFIFA以上に、アジアの事なんて無関心でしょうから(笑)。

> なら良いですが・・・
> 交通や情報の革新で世界が狭くなったと言われて久しいですから、
> 少し悲観的に考えてました。

それはさておき、例の韓国の件に関しては、
先日ようやく、FIFAでの処分内容が決定されたみたいですね。
公開まで、まだ少々時間が掛かるそうですが、数日内には解りそうな状況です。
果たして、どんな結果が出るんでしょうかねえ?


> > > > > 「個での打開力」って面だけを言うなら、途中出場で流れを変える為のカードとして、
> > > > それこそサブ組の方が、そうした選手が揃っているような気がしますが?

> > > A代表や五輪に出た清武や宮市辺りは除くと対外試合の少ないので
> > > あまりに高く買えないですね。
> > > 実際落としたウズベクや北朝鮮に負けてますし。

> > んん? ホーム公式戦で15年ぶりの敗戦を喫したウズベク戦は、
> > 怪我で離脱中の本田を除くと、完全にフル・メンバーですよ。
> > http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/live/jpn_20120229_01.htm
> > これって主張を肯定するデータではなく、否定するデータなのでは?

> 一軍でも組み方間違うと格下に負ける状態では二軍も負けるって
> 意味で出したのですが・・・

いやいや、それじゃ意味が通って無いですよ・・・・
「主力組でも状態が悪ければ負ける」という事と、
「どんな状態であれ、サブ組は主力組にかなわない」という事は、全然イコールじゃないですし、
そもそも紅白戦などをやっても、サブ組が主力組を押し込む事自体は、決して珍しい事ではありません。
なので、主力組だ、サブ組だといって、それだけで格段な差がある訳じゃないです。
でもまあ逆に言えば、それだけ日本サッカー界のレベルが、全体的に底上げされたって事でもありますけどね!!
例えばドーハの悲劇の時など、都並が怪我して、誰も左SBのポジションを埋められませんでしたからねえ・・・・
それを考えれば、同じく左SBの長友は、それこそインテルに所属している程の凄い選手ではありますが、
長友の代わりに駒野や酒井高徳が出場したとしても、そこまで極端に見劣る訳ではありません。
更に言えば、長友が凄いと言っても不調時であれば、好調時の駒野の方が確実に良パフォーマンスを見せます。

> 当時万全の本田は強豪相手に対抗できる貴重なカードでしたし、
> フランス戦でようやくバックアップになる元C大阪組メインの布陣が
> できたのは良いこと思ってます。

う〜ん、個人的には、フランス戦はそれこそ、
「本田が居ないとボールが前線に収まらず、組み立てられない」という事実を、
あらためて再認識させられた気分でしたけどね・・・・


> > 個の力を活かせるか否かは、選手の実力もそうですが、
> > それ以上に、ザックの起用方がモノを言って来る部分でもありますしね。

> 手堅く行くのはJリーグと接点が今回初めてですから、
> 仕方ない面はあると思ってます。
> 前に書いたようにそれを埋めるのは長期契約って言うのが一番ですが、
> 厳しいですし。次の監督に期待したいです。

というよりも、その辺はやはり各監督の個性ですよ。
国籍で一般化する訳ではないですが、それでもやはりイタリア人監督というのは、
世界のサッカー界においても、ダントツで手堅いサッカーを志向しますしね。
2年以上も代表監督を務めて、それでなかなか新たな選手を起用しないというのは、
それは時間云々の問題ではなく、監督自体のタイプの問題ですよ。

> > > > > > 今夜はU-19アジア選手権の初戦もありますが、
> > > > > > そちらでも、誰かの凄いプレーが見られたら嬉しいなぁ。

> > (初戦のイラン戦と、その後の3試合では、スタメンが4人も入れ替わってますしね)
> > あれだけチームとしてまとまりを欠くと、選手の評価以前の問題だったかと・・・・

> 直前に主力が怪我をしたという情報も聞いて無い上で
> あの結果ですのですから今後に期待としか言えなかったですね。
> なんであんなに連携悪かったんだろうか?
> そんなに刷新したとの情報も無いのでそれなりに練習等で
> 連携を深める機会は結構あったはずなんですが・・・

私もそこまで戦術論とかは語れませんけども、私の見る限りの印象では、
「攻撃陣は上がり過ぎ&守備陣は下がり過ぎ」って事に尽きるような気がします。
ガンガン攻め上がるのも悪くはないのですが、パスばかりを繋ぐ攻撃スタイルだと、
却って前線に人が多い程、攻撃で渋滞を起こしてしまい、
その割には選手同士の距離が遠く、ピッチ状態も悪いので、なかなか上手く攻撃できない・・・・
そうこうして攻めあぐねてボールを取られた際、サイドバックも攻撃的ボランチも前線に上がっており、
中盤に残っているのが、守備的ボランチの熊谷アンドリュー1人っきりで、
(しかも熊谷は攻撃時の中盤の底からボールを散らす配給役を担ってる選手ですからねえ)
それじゃ守りきれないと、ディフェンス・ライン(といってもCBの2人)の方は下がる一方・・・・
そうなれば尚更、中盤はポッカリと穴が空いて、次第に相手のやりたい放題になると、
ただでもバランスが取れてなかった守備と攻撃の歯車が崩れ始め、壊れる一方に・・・って感じですか?
育成年代で、あまりバランス、バランスというのもどうかと思いますが、
かと言って、ここまでバランスの悪い攻撃サッカーをやれば、この年代でもそりゃヤラれますよね。
如何に攻撃的にとは言っても、前線に4枚も5枚も居れば点が取れるって訳でもないですし。

> > しかし、そんな内容の中でも、例えば岩波とかには十分に可能性を感じましたからねえ。
> その辺も込みで五輪等で活躍して貰えればと。
> この試合で何もできなかった選手でも実は後に
> 偉大な選手になってるかもしれませんし。

まあ結局は、言葉の細かい表現部分になっちゃうのですが(笑)、
「晩成」と言ってしまうと、「当分は活躍しない」という意味も含んじゃいますからねえ。
例えばFWの久保などは、今季の不調ぶりを象徴する程に、大会ではダメダメな出来でしたが、
しかし、だからと言って、その潜在能力の高さは疑うべくも無い訳で、
仮にブラジルW杯で久保がメンバーに名を連ねていても、私は決して驚きませんよ。


> > 特にあの大会は「キック・イン」という特殊ルールが導入された実験大会でしたからねえ。
> そうなんですか

あの当時はサッカーを始め、いろいろなスポーツで商業化の波が襲い、
「より面白く見せる為のルール改正」が、実験的によく行われていたんですよ。
で、サッカーですと、タッチ・ラインを割った場合、
普通のルールであれば「スロー・イン」が行われるのですが、
この時のU-17ジュニア・ユース大会では、前出のように「キック・イン」が採用されたんです。
要するに、全てのスロー・インが「フリー・キック」になってしまうようなモノですよね。
もう、こう書くだけ、問題点が如実に表れてる気がしますが(笑)、
それだけFKが多発すれば試合展開のテンポも悪くなりますし、攻撃パターンも単調になります。
そして、その実験的ルールを最も効果的に活かしたの日本でした。
具体的に言うと、キック・インの度に、財前が正確なプレース・キックを行い、
それを高校生離れした長身を持つ船越に合わせる・・・という作業を何度も繰り返した訳です(笑)。
まあ、そんな事もあり、当然ながらキック・インの実験は、この大会のみで終了・・・・
しかし、フットサルやビーチサッカーで生き残った事を考えれば、全く無意味では無かったとも思います。

> > 9年後の日韓W杯でスタメンを飾る訳ですから、早熟イメージに反して実は大成功の世代です(笑)。
> 早熟の天才型って感じですね。

これは中田英寿の事ですかねえ?
まあ中田の場合は天才というよりも、秀才タイプの努力型でしたけども、
20歳で日本代表の柱に・・・とかいうのは、今の感覚ですと確かに早いですよね。
ただこの頃は、若いほど確実に上手いという右肩上がりの時代でもあったんです。
Jリーグ開幕のバブルにより、サッカー界には過去に例が無いほどの潤沢な資金があり、
しかも円高が相まって、強化合宿や海外遠征の回数と質が格段に上がった為、
その頃に高校生だった中田の世代や、中学生だった小野の世代、その中間の中村の世代など、
多感で伸び盛りな時期をちょうど迎えていた世代の選手たちは、飛躍的に伸びて行きました。
また、プロ化により「サッカーで食べていける」という社会が出来た事も大きいですよね。
その先頭に立ち、しかも大成功を収めた為、中田が最も目立つのは当然と言えば当然ですが、
一方で、そうした事情から、小野や中村にしても10代の頃から代表に呼ばれてましたからねえ・・・・

> だからドイツでの敗戦は私には衝撃的でした。
まああれは、それこそ上記のような「右肩上がりの時代」の終焉を、
まさに象徴する大会になっちゃいましたからねえ。
しかも最後の最後で、ジーコの運も尽きてしまいましたし・・・・
切羽詰まった場面での采配は、最終予選でのアウェーのイラン戦で完全にダメ出しを喰らっていた以上、
あとは本当、ジーコの運次第(2004年のアジア杯はそれで獲れましたし)って感じでしたから、
オーストラリア戦での逆転ゴールのシーンで、シュートがポストに当たった瞬間、
「さて、ジーコの運は如何に?」という言葉が、本当に浮かんできましたからねえ。
で、結果は、ポストに当たったボールはゴールの中へと吸い込まれていったと・・・・
あの瞬間、「運にも見放されてはもう無理かも?」と、半分ほど大会自体を諦めましたね。


P.S.
さきほどJ2プレーオフの生中継が終わり、最後の1枠は大分に決まりました。
プレーオフ実施の決定時には、賛否両論でいろいろと言われましたし、
こうしてシーズン6位の大分が昇格する事に関しても、一家言のある人も居るでしょうけども、
まあ個人的には、ここまで盛り上がれば、大成功だったように思います!!
ちなみに今年からは、JFL降格という「地獄の門」も開かれた訳ですが、
長崎がJ2への昇格を決めた事で、J2最下位となった町田がわずか1年でJFL出戻りとなりました。
こうなると、やはり、少しでも早いJ3の設立が望まれますね。
(個人的には、J2を東西2リーグ制にしても良いとは思ってますが)

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