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[17833] Re:雑談ですが・・。返信 削除
2013/6/7 (金) 19:54:01 徳翁導誉

> ジム・ロジャーズやソロス、バフェットといった
> 世界3大投資家って日本だと「誰それ?」って感じで
> 知名度が低いですが、彼らは欧米では人気あるんでしょうか?

投資や投機を行わない大多数の一般人からすれば、
そうした「投資家」という人種自体が、そもそも不人気なのでは?
ウォール街占拠運動や、各地への波及を見ると、
そうした傾向は欧米であっても、あまり変わりは無いと思います。
と言いますか、格差が激しい分、却ってアメリカとかの方が反感が強いかも?

まあ、個人投資家とかなら、大物投資家のファンも居るでしょうが、
彼らは、顧客でもないファンを利用する事はあっても、サービスする事など稀でしょうから、
その言動を鵜呑みにして動くファンは、良いように踊らされるだけでしょうけど・・・・

> 管理人殿や他のプレイヤーさんは彼らのことを知っていますか?
正直な所、私は株やらFXやらには全く関心が無いので、
彼らについて知ってる範囲だと、これくらいですかねえ。

ジョージ・ソロス
  ヘッジ・ファンドの代名詞として、3人の中で最も有名だが、
  「イングランド銀行を潰した男」や「アジア通貨危機の元凶」との悪名も誇る。
  投資家というよりも投機家の印象が強く、その面ではかなり嫌われている一方、
  東欧からの亡命者として、民主化運動への支援には熱心で、その面では評価されている。

ウォーレン・バフェット
  巨額な運用資金で、割安になってる優良企業の株を大量に買い込み、
  回復して上がるまで長期保有する、オーソドックスな投資方法。
  強烈なアメリカ愛国主義者で、儲け以上にそちらを優先するケースがあったり、
  財産の多くを福祉財団に寄付して一般人気もあるが、儲ける目的を見失ってるとも?

ジム・ロジャーズ
  3人の中では最も格下(新興国投資ならマーク・モビアスの方が有名?)。
  中国経済の将来を大々的に評価する一方で、自身はとっくに売り抜けたらしい?
  現在は移住したシンガポールで、若い妻や幼い娘と悠々自適な生活で、
  もう最近は投資家と言うよりも、一般投資家に対するセミナー講演師という印象。

> また、彼らは皆、あんまり日本の将来がよくないといっていますが、
> 実際のところ、どうでしょうかね?

その「将来」というのが、どの程度の先を対象にしているかで答えは変わりますが、
数十年後という長期の話であれば、投資家で無くとも、そう見るのが一般的では?
少子高齢化と人口減少は、日本の未来にとって避けられない現実ですからねえ。
いろいろと積極的な対処を行えば、その影響を減らす事も出来るでしょうが、
それは決してプラスを生むモノではなく、マイナス幅を抑えるモノですので。
って、現状ではそうした手すら、まともに打てていないのが現実ですが・・・・

逆に数ヶ月単位の短期であれば、どの程度で落ち着くかは解りませんが、
取り敢えずは、上昇傾向が続く可能性が高いと思います。
参議院選や消費増税を前に、円をジャンジャン刷る「ドーピング政策」ですから、
後の事はどうなろうとも(笑)、それまでは十中八九「上げ相場」ではないかと。
実態が伴ってない分、急落したり、反発したりもあるので、投機家には美味しい状況でしょうし、
ソロスやロジャーズあたりは、何だかんだで、短期では日本買いしている時期じゃないですかねえ?
ちなみにバフェットは、震災直後に復興需要を織り込んで、既に日本買いしているなんて話も?

ただ、重要なのは数年後の話、要するにドーピング後の話で、
インフレ・ターゲットを実行し、財政出動を行い、新たな成長戦略で軌道に乗せるという、
いわゆる「アベノミクスの三本の矢」の政策案自体は、
民主党政権や、前回の自民党政権時から、既に案としては出ていたモノなんですが、
1本目や2本目の矢は決断さえすれば打てる案件であるものの、3本目の成功は困難な案件で、
もしも失敗して最悪の事態(収拾の着かないインフレ)を招いた場合は、
副作用があまりに大き過ぎる為、実行するのに二の足を踏んでいたモノだったんです。
そして再登板した安部政権は、そこへ足を踏み出し、
政権交代直後という良い頃合いが、1本目の矢をより効果的にはしていますが、
それと3本目の矢が成功するかは完全に別の問題で、正直、現状の立案内容だと個人的には・・・・
大博打を仕掛けようと言う時に、無難な現状延長路線で光明が見出せるのかどうか?

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