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[17982] 調整は神の見えざる手で行うというのはいかがでしょう?返信 削除
2013/7/18 (木) 15:06:17 ryo

 食料・製品・燃料に国際価格を導入して、それに連動して
税収やGDPが変動する仕組みにしてみるのはどうでしょう?
国際価格は貿易一覧を元に加重平均で計算されるような仕組み
にして、食料価格で農業・食料、製品価格で工業・製品、燃料
価格で石油・燃料の税収が連動(比例)するようにします。この
方法なら、金融投資をやりすぎるとドルがだぶついて国際価格
が跳ね上がり、インフレが発生して金融一辺倒は是正される…
はずです。勿論、各産業も需給の影響を受けやすくなりますので、
特に製品の在庫の山はかなり解消するはずです。仮にこの方法
を採用した場合、それぞれの産業は以下のようになると思われます。

 農業…序盤は金にならないが、終盤はGDP・税収もやや上昇するので将来性あり。インフレにも強い。
 工業…上手くいけば金融より儲かるが、製品価格が暴落すれば税収・GDPも暴落するリスクあり。途上国向き。
 石油…全体を通じて儲かるしインフレにも強いが、どこでも出てくる訳ではない。
 金融…国際価格に左右されず、特に序盤の先進国にとって安定した収入源だがインフレに弱いので終盤は微妙。

 特に、金融投資の割がいい先進国にとって、ギャンブル性のある
工業開発はそれほど魅力的ではなくなってしまいます。先進国は金融
(サービス業)、途上国は工業とすみ分けができ、製品貿易も活発化
するのではないかとみています。また、途上国による金融投資の猛追
も少なくとも序盤は抑えられるので、途上国に有利な現状も改善する
かもしれません。金融投資に追われがちな日本・イギリスの使い道も
出てきそうです。
 ただ、国際価格制度の一番のメリットは、時期や参加者の志向に
よって稼ぎ頭がリアルタイムで変わることでしょう。現在の金融・
工業のように、これさえやれば儲かるというのをなくして変動して
いくようにすれば、他国の動向をさぐる為の外交(産業スパイ?)も
活発になって面白いのではないかと思います。

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