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[18212] 海外での実体験を大募集!!返信 削除
2013/8/23 (金) 20:32:26 徳翁導誉

> > お盆休みに用事があって中国行ってきました。
> > 日中政府合作のお祭りをやってたので危ないかなと思ってたんですがそんな事は無かった。
> > 少なくても私の見える範囲ではそんな事気にしてる人は一人もいませんでした。正直どうでも良いと思ってるんじゃないかと思う。
> > 日本の首相が何言おうと、中国庶民の日常生活に影響が出るようには感じられませんでした。

> 私は、父の仕事の関係で中国(チルノ氏が行った中国東北部ではなく華南地域)に
> 居たことがあるので、便乗してその時の感想を(笑)

おおっ、良いですね、こういう話題!!(笑)
実を言うと、私はまだ海外に行った事が無いので、
こうした海外での実体験は大募集です!!
やはり現地に行ってみないと、知り得ない事は数多いでしょうからねえ。
もっと言えば、日本国内であっても、「ウチの田舎はこうだよ」というのは大歓迎ですが、
ただし地元民であれば程、地元の特色ってなかなか気付き難いものですからねえ・・・・


> > 中国の病院に行って思った事
> > ・病院では通常食事が出ない。
> > 病院食が無いので自分で用意する必要があります。
> > しかし患者に自分で食事を用意しろと言うのは酷なもの。
> > なので、ご家族が3食用意します。一人入院すると、だれか一人は付きっきりになってしまいます。これは経済的負担は大きいと思う。
> > 院内こんな感じなので、人は日本の病院よりずっと多いです。
> > 病院の前には屋台が出まくっています。夏祭りかと思ったよ。ご家族が食事を買って病院に持って行くんですね。
> > あ、おもちゃも売ってました。人が集まるので何でもありです。

中国の病院事情というと、数年前にNHKで放送された「激流中国・病人大行列 」の印象が強く、
どうしても外国人としての視点で、その医療制度の方にばかり関心が行ってしまうのですが、
こうした食事事情などは、映像や文章ではなかなか伝えられない生の部分ですよね!!
いや〜、こうした話が聞けて、かなり嬉しいです(笑)。
病院の前に屋台が・・・というのは、実にアジアっぽい光景ですよね。
さすがに病院の前というのはアレですが、日本だとお祭り以外での屋台文化というのは、
東京オリンピックを機に、またたく間に失われて行ったんですよねえ・・・・
個人的には、そうした日本の文化面での脱アジア化が、とても残念に思えます。

> > ・看護婦さんは白衣だけじゃない
> > 日本には白衣の看護婦さんしかいませんが、中国には何色かあるようです。
> > 白のほかに、ピンク、緑、青。見たのはこの3色。薄めの色でした。
> > この色が階級を示すのか、仕事の内容や課や部などの区割りなのかは分かりませんでした。
> > ピンク色の看護婦さんってAVの衣装だと思ってたんですが、実用されてたんですね。

いや、日本だって今は、白の看護服というのはかなり減って、
薄いピンクや青などのパステル・カラーが多いすよ(笑)。
何でも、真っ白だと患者に心理的な圧迫感を与えるとかで、
実際、白い看護服とパステル・カラーの看護服とでは、血圧を測る際も数値が異なるらしく、
いつ頃からかは解りませんが、一気に変わっていきましたね。
ですので別に、日本でもAVの衣装限定ではありませんよ(笑)。

> > ・水道水は使わない
> > 水は買う。価格はペットボトル1本1元。
> > 飲む用の水はそこらじゅうで売ってます。価格はたいてい1元です。感覚では10円くらいかな。

「飲む水は買う」というのは、中国に限らず、世界では聞く話ですよね。
上下水道の整備も重要ですが、それ以前にそもそも豊富な水資源が必要なので、
先進国でも水道水が飲めない所や、途上国でも水道水が飲める所など、結構様々です。
そう考えると、やはり日本は水資源に恵まれているんですよねえ・・・・
ちなみに私の経験だと、日本では、水道料金が安い所ほど美味しく、高い所ほど不味いです。
まあ、それも結局は水資源量の話なので、当然と言えば当然なのかも知れませんが(笑)。

> > 屋台で売ってた食事の皿はビニールの袋がかぶせてあって、その上に食事が乗ってました。
> > 水道水で洗おうにも、この水が油断ならないのでこの方法にしたんだと思います。

日本だと、最近世界遺産になった富士山の山小屋で、この方法が採られてますね。
やはり、食器洗いに使うには水が希少ですから。
その代わり、富士山のふもと周辺だと、綺麗な湧水がガンガン出るので、
美味しい上に料金は全国有数の安さで、水量も天候に左右されない良い事ずくめです。

> > ・水道は使っても料金が発生しない
> > 水道サービスは無料って訳です。
> > 日本の水道水は安全で飲む事が出来ると自慢してますが、当然料金がかかります。

中国って水道が無料・・・なんですか?
以前、欧米の水道メジャーが中国市場にも参入し、水道料金が上がっている報道を目にしましたし、
という事で調べてみると、どうやら水道料金は掛かっているみたいなのですが・・・・
確かに、日本に比べれば割安な感じですけども、中国は広大なので地域差も大きく、
黄河の断流などで頻繁に水不足が報じられる北京では、東京の半分くらいの料金になっています。
日中の経済格差を考えると、東京の半分とは言っても、結構キツいんじゃないですかねえ?
その一方で、下記のように、これがハルピン周辺の話であれば、
あそこは松花江や黒竜江などを抱える、中国でも有数の水資源が豊富な地域なので、
水道料金が無料に近いほど安いという事も、十分に考えられると思います。
ただ改革開放路線により、公共サービスの有料化が進んでると聞くので、完全無料は無いかと?

> > ・ゴミ箱はいつもいっぱい
> > 集合住宅の前に設置されているゴミ箱は毎日回収されるようですが、すぐいっぱいになります。
> > 住んでる人の数に比べると小さいのかもしれませんが、昼ごろにはいっぱいになってあふれてます。
> > そりゃあ中国人じゃ無くても文句の一つも言いたいと思います。「好きでゴミを落としてるじゃない。ゴミ箱がいっぱいなんだ」

地味にこれは、日本でも問題だったりするんですよねえ・・・・
地域によって差はあるのですが、最近は公園のゴミ箱に家庭ゴミを捨てる人が増え、
その一方で行政側は、対応が大変なのでゴミ箱を撤去(名目はテロ対策)するものだから、
以前に比べると、明らかにポイ捨てされたゴミが増えてしまって・・・・
投入口が小さく、ゴミの種類による分別を強いる、家庭ゴミを捨て難いタイプのゴミ箱の設置が、
現時点で最も有効な対策と考えられているのですが、新たなゴミ箱を設置するにも費用が掛かりますしね。

> > しかし思ったのは、一人当たりのごみの量が、中国では多いのかもしれないと思いました。
> > いや、統計を取ったわけでは無いですが、感覚的にそんな感じ。違うかもしれませんけど。

とりあえず、環境省のデータ↓で「1人あたりの都市ゴミ排出量」を見ると、
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/zu/h23/img/zu_23_085.gif
日本はおおよそ、中国の4倍で、アメリカの半分ですね。
人口数が違うからという面もあるでしょうが、これは都市限定のデータみたいなので、
結局の所、ゴミの回収システムの問題のような気がします(データだけで判断すると)。

> > 最後に私なりに中国はどんな国かを一言で言うと
> > 「泥と埃の国」
> > ハルピンでの話です。

まあ、私のハルピンに関する知識はかなり偏っており、
この辺↓のロシア帝国から満洲国に至る時期の都市計画が中心なので、
http://www.amazon.co.jp/dp/4480088628
現代のハルピンの事となると、完全に別世界なイメージですね(笑)。
(これがまだ大連とかなら、伯父が3年ほど海外赴任していたのでイメージできるのですが)
という事で、行った事も無い満洲国の記憶↓で止まっているのですが、
http://www.youtube.com/watch?v=DWNFPJj3Frk
キタイスカヤの街並みや正教会の寺院など、ロシア的な景色は未だ健在なのでしょうか?
それとハルピンという事は、伊藤博文が撃たれた駅のホームは見に行かれましたか?


> ・飛行機と空気の話
> 飛行機で中国上空を見たら黄ばんでましたね。それから海が赤いんですよ。
> あれは長江の土砂だったんでしょうか?とにかく衝撃でした。

長江の河口であれば、恐らくそうでしょうね。
長江や黄河の水は元々、土色が基本だと思うので。
・・・って、その「赤」が文字通りの赤↓なら、通常の土砂の色では無いかも?(笑)
http://rocketnews24.com/2012/09/10/247342/

> ・あぁ浦東の大地
> 飛行機で降り立つときに地面に見えるのは滑走路と畑!街なんか見えませんでした。
> 空港の外は上から見た感じと同じでした。一面の畑!畑!畑!360°畑で地平線の彼方まで見渡せます。
> こういった風景はやはり全体的に山がちな日本で味わえないのでいい思い出です。

上海の国際空港は、そんな立地にあるらしいですね。
だからこそ、上海の市街地とをリニアで結んでいるとも聞きます。
・・・という事は、この上海リニアにも搭乗されたのでしょうか?
ちなみに、政治事情が違う上に、そのように畑が多かったから、リニア敷設も容易だったとも聞きます。
「成田や関空にリニアを!」という掛け声は聞きますが、日本の現状では実現が厳しいだけに、
そういう点では、中国が羨ましかったりもしますね。

> ・魔都上海
> そこから、高速道路で上海に向かいました。上海はとにかく高層ビルが多い!
> 高層ビルの密集率は東京以上かもしれません(東京は都市の範囲が広いというイメージです。)。
> そして、長江はやはり大きかった……。
> しかし、街中には清の時代からあるような家々が立ち並ぶ地域もあり、
> やはり上海は魔都と称するにふさわしい異様な雰囲気をまとっていました。

高層ビル群をご覧になったという事は、その対岸にあり、
魔都上海の表の顔でもあった「バンド地域(外灘)」にも行かれましたか?
ああしたコロニアルな建築は、欧米からの植民地支配の歴史と一体なので、
いろいろと難しい側面はあるのですが、景色としては単純に凄いですよね!!(夜景は特に)
上海の中心部を流れる黄浦江に、近代の西洋建築が並ぶ西岸と、
http://lightslant.files.wordpress.com/2011/05/dpp_0756v3.jpg
近未来的な高層ビルが並ぶ東岸を両手に、ナイト・クルーズなんて最高でしょうね。
http://flashpackatforty.com/wp-content/gallery/shanghai-sights/shanghai-waterfront-night-panorama.jpg
一方で東京は、世界的に高いビルは無いものの、四方八方にどこまでも街明かりが続いている事から、
ヘリや飛行機など、上空から見た夜景は世界一だとも言われています。
http://i1.minus.com/ibfiR9kee0rW39.jpg
たまにNHKの深夜に放送される「日本夜景めぐり」は、結構お気に入りです!!

とは言え、超高層ビルのランキング↓を見ると、悲しくなるのも事実・・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%AB%98%E5%B1%A4%E3%83%93%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
来年完成する日本最高層300mの「あべのハルカス(大阪市阿倍野区)」でも、世界では80位で、
上海の「上海環球金融中心(492m)」や、台湾の「台北101(509m)」に遠く及ばないどころか、
北朝鮮の「柳京ホテル(330m)」にすら負けちゃってますからねえ(笑)。
「東京スカイツリー(634m)」が、自立式電波塔としては世界一高いと言われても、
ドバイの高層ビルである「ブルジュ・ハリーファ(828m)」に抜かれちゃってますし・・・・
将来的には、2016年にクウェートが「ブルジュ・ムバラク・アル=カビール(1001m)」を、
2017年にサウジアラビアが「キングダム・タワー(1600m)」を、
2025年にドバイが「ドバイ・シティ・タワー(2400m)」を計画してますが、
高層ビルも「km」単位に突入すると、ここまで来れば、もう笑うしか無いですね(笑)。
でもまあ、どれだけ高いビルを建てた所で、世界一はニューヨークに変わりないのでしょうけど。

> ・交渉するのが中国人
> 中国の人はとにかく交渉しますね。やはり大陸文化の影響なのでしょうか?
> 大陸国家で色々な民族を含む国家はお互い理解するために話し合うしかないので、
> そういった地域の人々は結構主張が激しい傾向にあると思います。
> インド人もとにかく主張しますね(笑)
> で、交渉と言うと、「月極の駐車場を一時的に利用させろ(勿論代金は払います。)。」だとか、
> 某観光地で私たちの車の運転手さんが「俺はガイドだから入場料なしでいれろ」だとか交渉してましたね。
> 相手もそれに怖気づかないのが中国です。というより中国人に人みしりのという言葉はないのでは?
> レストランでは、何のためらいもなく相席してきますし、
> バスに乗れば隣の席に座る中国人(面識なし)が当たり前のように話しかけてきます。

中国人やインド人ほどじゃ無いにしても、
似たような経験は、東京から大阪に引っ越す事でも体験できます(笑)。
とは言え近年では、地域の均一化がドンドン進んできてる印象ですけどね。
例えば、「値切り文化の大阪で、東京のポイント制は馴染まない」と言われていたものの、
関東系の家電量販店の関西進出を機に、一気に飲み込まれてしまいましたし・・・・

> ・びっくり!?中国の道路事情。
> 4車線道路だと普通に路肩や中央線のところに車が入ってきて6〜8車線ぐらいになります。
> 車の列に車が割り込んでも来ます。対向車線から来る車に乗っている人が知り合いだと
> 道路の真ん中で窓を開けて談笑にふけります(迷惑!)。
> 高速道路では普通に自転車が走ってますし、スーパーの袋持ったおばちゃんが中央分離帯に突っ立てます。
> それから一日一回は交通事故見ますね。私は中国では運転できないと思いました。

「中国の道路は、歩行者優先でも、自動車優先でも無い。
 勇気のある人間が優先だ」と、よく言われるアレですね(笑)。
とりあえず、年に数度しか運転しない私には無理ですね。

> ・スーパーは驚きの連続
> 超市(スーパーマーケット)はとにかく凄いです。
> 生きた亀やカエルが売ってます(勿論食べるため)。

まあ、それも食文化の違いでしょうね。
例えば日本でも、静岡のスーパーではイルカ肉が売られてますが、
あれなんて欧米人が見たら、かなりビックリするんじゃないですかねえ?
・・・って、カメでもスッポンなら、日本でも普通に食べられてますし、
カエルは欧米でもポピュラーな食材なので、個人的にはそこまで意外性は無いかも?
私も子供の頃は、イナゴの佃煮とか食べてましたので。

> 飲み物もお金払う終わる前に飲む人が結構いますね。
海外旅行でもそれをやるので、結構各地で問題になってますね。

> 怖いのはお店の中で子供に用を足させる人がいることです。あれには流石にひきました。
屋台の間とかではなく、店舗内でですか?
さすがに、それは引きますね(笑)。

> 一番の驚いたのは、卵は従業員が卵売り場でパックするんですがたまに失敗して少し割れたりするんです。
少し話題は逸れますが、卵というと、
日本人にとっては当たり前の「生卵を食べる」という文化は、
世界的に見ると、かなりグロテスクに映るらしいですね。
まあ卵って、世界のどこでも身近な食材である一方、
生だとサルモネラ菌が繁殖しやすく、食中毒を起こす危険性が高いので、
「生卵を食べるなんて!?」ってなりやすいんでしょうね、きっと。

> ・中国の変なお仕事
> 中国には変なお仕事があります。まず代表的なのはコ○キ。といってもただのコ○キじゃなくて
> 組織化されてます。ある通りにくると缶を持ったおっさんが追いかけてきてあるところまで来る
> と諦める。するとそっから先は別のおっさんが缶をもって追いかけてくる。これのくり返しです。
> あと、「俺は病気で動けない」って看板を立てて路上で寝てるおじさんがいるんです。この人は
> もちろん寄付金をせびるんですが、6時ぐらいになると歩いて帰っていきますね。

私も詳しくは知りませんが、ホームレスって欧米でもそんな感じの印象がありますね。
と言いますか、ホームレス事情に関しては、世界的に日本の方が特殊な気がします。

> 野菜は洗剤で洗おう!洗剤には野菜対応のものがあります(ちゃんと野菜の絵が描いてある
> のでそれで分かります)。

まあ、日本でも以前はそうでしたけどね。
人糞を肥料に作物を育てていた日本では、野菜を生で食べる文化に乏しく、
生野菜を食べるようになるのは戦後の事で、その頃は洗剤で洗うのが基本だったそうです。
私もそうした時代は知識でしか知らないので、いつ頃から変わったのかは解りませんが、
今の50代くらいまではそうして育った為、その事で嫁姑問題が起きたりなんて話も(笑)。
そして今の時代、これだけ潔癖症の人が増えてくると、野菜用の洗剤が登場してもおかしくないかも?

> 中国は色々な意味で驚きの連続でした。
> しかし、上海などに住む上流階級(?)の人々は非常に贅沢してるんですね。

あれだけ人口が多いので、億万長者(資産1.5億円以上)も100万人を超えてますからねえ。
日本だと1億円以上が80万人前後らしいので、割合では日本が上でも、総数だと中国ですし。
ただし、共産党内部の力関係が如実に反映されたりするらしく、
あっという間に没落(資産没収)というケースも珍しく無いそうで、
もしもの時の為に、資産を海外に出しておく事も多いと聞いています。
特に中国では、土地は国家の所有物であり、個人では使用権すら得られない為に、
貯蓄目的で、日本を含む海外の不動産を積極的に買い漁ってるなんて話も・・・・

> あと、中華料理はやっぱり美味しいです。
> オーストラリアではご飯がまずくて日本に帰りたくなりましたがそんなことは起きませんでしたね。

そこはフランス料理やトルコ料理と並び、「世界三大料理」の1つですからねえ。
その三大料理の中でも、やはり食文化的に最も日本と近いのが中華でしょうし。
ただその分、ラーメン・餃子・麻婆豆腐・シュウマイ・杏仁豆腐・天津丼・中華丼などなど、
日本風にアレンジした中華料理が、かなり増えちゃいましたので、
日本で食べる中華のメニューなんて、本場中国じゃほとんど出て来ないんじゃないですかねえ?
まあ主犯は、NHK「きょうの料理」の陳建民(料理の鉄人・陳建一の父親)らしいですが(笑)。

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