▽ 2014/3/28 (金) 20:59:10 ▽ 徳翁導誉 |
| > 見直しを求めている「槇文彦」と、それに賛同する「谷口吉生」の両名は、
> 今回の厳し過ぎる応募資格を満たす、わずか6名の日本人建築家の内の2名だったのですから、
> (フランス国立近代美術館の新館建設を任された「坂茂」ですら、応募できないハードルの高さ)
ちょうど先日、坂茂が建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー賞」を受賞しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140325/k10013211941000.html
あと2年受賞が早ければ、彼にも新国立競技場への応募資格があった訳ですね(笑)。
とは言え、「紙」を使う事を得意とする坂氏の建築だと、スタジアム建設には向かないのかな?
紙は一般にイメージされるよりも、丈夫で使い勝手の良い建材ではありますが、
さすがに国立競技場のような巨大で長期間使う施設には不向きな気がしますので・・・・
逆に考えれば、五輪開始用に仮設や一時拡張される施設には最適かも?
東北を始め、世界各地の被災地における坂氏の仮設住宅は、非常に高い評価を受けていますし。
> あと、実現性や維持管理などを度外視して、この11案の中から個人的に好きなのを選ぶなら、
> 私はツヨシ・タネ(田根剛)の「古墳スタジアム」案が見たかったですね。
> http://dezain.net/2012/22336
> まあ本当に選ばれてたら、「芝は育つの?」とか「屋根の強度が心配」など言ってたでしょうけど(笑)。
今更ですが、スタジアムの屋根の上を森にするのは困難でも(実際には疎林が限度かと)、
木の代わりに苔を用いれば、全面を緑で覆うのも、まだ実現性がありそうな気がしますね。
屋上緑化においても、下地が薄くて軽く済み、管理の手間も少ない苔は、近年重要視されていますし、
日本庭園でも、苔は重要な素材の1つですので(苔を愛でる文化って日本以外に有るのかなぁ?)。
ただ、「古墳スタジアム」という発想自体に関して言うと、
私たちのイメージする緑の古墳は、長い年月放置されてたから木が生い茂っただけで、
本来の古墳って、実はこんな感じ↓なんですけどね(笑)。
http://nipponsanpo.fc2web.com/sanpo/sanpo200306215.html
・・・って、石やレンガとセメントの欧州とは異なり、木と紙の建築と言われる日本にも、
古墳や石垣など石積みの文化は古代からあった訳で、こちらを前面に押す方向も意外と良いかも?
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