| 当初は「雑談(なんとか官兵衛、ponanza再び、五色の虹)」↓の返信として書いてましたが、
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=c20417
三浦九段の一件が本題になりそうなので、こちらにスレッドを統合して返信しますね。
「五色の虹の感想」の感想と、私の「アニメ・ランキング」などの話は、また次回。
(五色の虹の感想はかなり読み応えがありました、面白かったです)
▼ 将棋雑談の返信
まずは、三浦九段の件とは無関係な部分の返信から。
> > でも一方で、木村一基には初タイトルを獲得して貰いたかったですけどね(苦笑)。
> > 森下卓もそうですけど、やはり2度3度とチャンスを逃すと、
> > プレッシャーに追われて、自らタイトルを遠ざけてしまうのでしょうか?
> 私も木村一基は好きなので今回はタイトルを取ってもらいたかったのですが・・・
> 本人にとってはラストチャンスだったでしょうし。
> しかし、タイトルを取れないということは、決定的に勝負師としての何かが欠けていたのでしょう。
> タイトルを取る、取れないという間には、それほど大きな壁があるのだと思います。
でもまあ、「タイトルを取れない」というのも、
それもまた1つの、棋士の魅力を作る個性ですよね(当人はキツいでしょうけど・笑)。
棋士よりソフトが強くなった以上、これからはエンターテイメント性が今まで以上に重要でしょうし、
こうした人間ドラマの部分こそ、その最も重要な要素となってくるように私は思います。
簡単に言えば、記録に残る棋士より、記憶に残る棋士の方が、今後は生き残り易い時代だという事ですね。
> > > 本戦トーナメントで優勝してコンピュータとの2番勝負を戦ってほしいのは、
> > > 今のところやはり羽生三冠、千田五段、佐藤名人といったところでしょうか。
> > と言う事は、「羽生vs.コンピューターの対戦って、ぶっちゃけ見たいですか?」という
> > 前回の問いへの答えは、「イエス」という事で良い訳ですね(笑)。
> 見たくないという気持ちもありますが、答えは「イエス」ですね。
> 今現在でも棋界で実力はナンバー1ですし、羽生三冠が衰える前にコンピュータとの頂上決戦を見てみたいです。
個人的には、「勝てる可能性がある内に対戦を」という思いが強いので、
もし「羽生vs.コンピューター」が実現するのであれば、出来るだけ早い方が嬉しいですね。
これは、羽生さんの実力が衰えるという以上に、将棋ソフトの実力が年々アップしているからで、
「見たくない」という気持ちも、「負ける姿は見たくない」というのが、きっと真意でしょうから、
その為にも、出来るだけ早い対戦の実現こそ、勝利する姿を見られる可能性が高いのではないかと?
最終的に負けるのは仕方ないにしても、やはり1度くらいは勝利する姿を見たいですからねえ。
もちろん過去の電王戦でも、勝利した棋士は居ましたけど、羽生さんが勝利する事は意味合いが違うと思います。
世間一般の認知度では、「棋士=羽生」と見なしても、決して言い過ぎでは無いはずですので・・・・
> 前回書き忘れましたが、豊島将之七段も勝ち残っているんですよね。
> 豊島七段は前回も電王団体戦でソフトに勝っているし、豊島七段、千田五段が優勝すると
> ソフト対策を徹底的に研究すると思うので、いい勝負が見られそうです。
> 羽生三冠、佐藤名人といった棋界の頂点の人たちとコンピュータとの対戦も見てみたいのですが、
> ちょうど日程的に電王戦と名人戦が重なってしまうため対ソフトで100%の力を発揮できないのが辛いところです。
ソフト対策がしやすい相手という意味だと、今回のponanzaは、かなり理想的だと思うんです。
電王戦に4年連続で出場し、プロ棋士との対戦棋譜を残してるソフトなんて他にありませんから。
もちろん、ponanzaは年々強くなってますけど、それは他のソフトでも同様ですし、
情報が不足する未知の強敵ソフトよりは、ずっと、やりやすい気はするんですよね。
まあ実戦回数が多いので、ソフトに致命的な弱点が存在する可能性も低い事になりますけど、
わざわざ羽生さんが出てきて、ハメ手でバグを突く姿は・・・負ける以上に見たくないかも?(笑)
・・・って、まだ勝てる可能性は十分あるという私の見立て自体が、実は甘かったりするのかなぁ。
▼ 三浦九段の不正疑惑と、その後のゴタゴタ
> 処分に対する三浦九段の抗議文と、今週発売の文春、新潮まで読みました。
新潮は見てませんけど、文春の記事は読みましたし、三浦九段の主張はNHKニュースで見ました。
プロ野球が、クライマックスシリーズから日本シリーズまで間が空いた事もあり、
正直言って今週は、この話題が私の頭の中のほとんどを占めていました・・・・
いや本当、これからどうなって行くんでしょ!?
> #そういえば竜王戦挑戦者変更の結末はどうなるんでしょう?情報が何もでていないので
> うかつなことは言えませんが、うやむやに終わらすと将棋界の危機のような気もします・・・
う〜ん、有耶無耶に終わる所か、何だか日に日に大変な事になってきてませんか???
まともな情報が出てこないからこそ、私は迂闊な意見をバンバン言っちゃいますけど(笑)、
これなら3ヶ月休場の処分が粛々と過ぎ、有耶無耶に終わっていた方が、まだマシだった気がします。
まあ、狭いムラ社会の話ですから、仮に無実だったとしても、
このまま泣き寝入りという展開も、普通に有り得るシナリオだと思っていただけに、
こうして三浦九段がNHKの単独インタビューに答え、抗戦の構えを見せた事には少し驚きがありました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010734201000.html
もちろん、当人にしてみれば、棋士生命を実質的に奪われかねない事態ですけど、
でも一応、3ヶ月の謹慎期間さえ明ければ、恐らく棋戦には復帰できるはずですので、
出来るだけ波風を立てないという決断も、三浦九段には1つの選択肢としてあったはずです。
(もともと挙動不審なタイプなので、疑いを晴らし難くく、擁護する棋士も少なそうなのが苦しい所)
しかしこうして将棋連盟の処分に対し、戦う姿勢を鮮明に見せた事で、
本人も、連盟も、将棋界全体も、更なるダメージを受ける事が、ほぼ確定したようなモノですからねえ。
斜陽産業と言われる将棋界において、これは誰も得をしない展開に突入したように思えます。
そもそも、不正をしたのなら処分が軽過ぎますし、不正が無ければ処分する事自体がおかしい訳で、
確証の無いまま「疑わしいから」と、こうして軽率に重大な処分を下した事が全ての発端なんですよ!!
もちろん処分理由としては、不正の疑いではなく、「休場届けの不提出」という事になってますけど、
三浦九段の主張通り、竜王戦に出場するつもりであれば、休場届けなんて出す必要が無い訳で、
こんな理由では案の定、休場すると言った言わないの水掛け論に陥ってしまっています・・・・
良い悪いは別として、連盟側もやるならやるで、やり方が凄く中途半端なんですよね。
同じく狭い世界である大相撲では、八百長事件が発覚した際に「疑わしきは罰する」の方針により、
無実を主張し、証拠が出なかった力士まで、一斉にクビを切りました!!
もし異を唱えると、退職金は出ないし、部屋の親方や仲間力士にも迷惑が掛かるとなれば、
やはり日本のムラ社会では、ここまで追い込まれると、強く出るのは難しくなります。
(最後まで無実を訴えた内モンゴル出身の蒼国来は、裁判に勝利して、2年後に土俵復帰)
嫌なやり方ですけど、理不尽な決定を押し切るなら、それくらいの強引さが必要なんですよね。
別に理不尽でも世間は無関心ですから、世間対策であれば問題をゴタつかせないのが1番なはずです。
そういう意味では、もしも米長会長の時代であれば、三浦九段をキチンと黙らせていた可能性も?(苦笑)
・・・って、そもそも米長時代なら、こんな表沙汰になる前に、噂を握り潰してた方が有り得るのかな?
現在の谷川会長は、神輿としての格は十分でも、トラブルを解決する政治能力は乏しいでしょうからねえ。
でもまあ、こうしてNHKのニュースでも大々的に報じたとなれば、
今週末のNHKテレビ杯は、差し替え無しで、そのまま放送となるんですかねえ?
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/shogitou/
奇しくも今週の対局は、不正を疑われて竜王挑戦権を剥奪された三浦九段と、
疑われた三浦九段に対し、Twitterで「1億%クロ」と断じた橋本八段の一戦ですし(笑)。
もしも、そのまま放送されれば、きっとネット上でも大盛り上がりに・・・って、
「これからはエンターテイメント性が重要だ」とは言いましたが、この方向は笑い事じゃ済まないですよね。
盤外戦としても、純粋に娯楽として楽しめるレベルを既に超えていますし・・・・
> 三浦九段がカンニングをやっていたかどうかについては、両者の言い分が真っ向から対立する上、
> 白黒はっきりしないことからも、今のところ真相は分からないですね。
とりあえず、完全に潔白を証明する事はできなくても、
PCとスマホの使用・通信履歴を調べれば、それに近い事は出来ると思います。
どうやら文春の記事を読むと、まずは遠隔操作が疑われているみたいですが、
それはスマホの通信履歴と、PCソフトの使用履歴を確認して、対局時間と被らなければセーフでしょうし、
少なくともPCは既に押収してますので、調べてアウトだったら、もう情報が出ていて良い頃だと思います。
また、スマホの将棋ソフト利用は、三浦九段本人が「スマホにソフトは入れていない」と主張してますので、
携帯アプリのダウンロード履歴と削除履歴を確認すれば、その主張の正否を確かめられるはずです。
(そうした情報さえ改竄できるハッキング能力が三浦九段にあるとは、誰も思っていないでしょうし・笑)
もちろん、「不正用のスマホとPCを別に用意したのでは?」とまで疑われれば、それは証明できませんけど、
少なくとも、ここまで証明できれば、潔白を信じてくれる人が大多数になるのではないでしょうか?
> 棋譜とソフトとの一致率とかもいろいろ調べられているようですが、あくまで状況証拠に過ぎず、
> 決定的な物証がない以上は、三浦九段がソフトを使ったかどうかは(本人以外は)今のところ誰も断定できないことかと思います。
一致率とは言っても、プロ棋士の対局では、ネット将棋のソフト指しみたいに、
全ての手がソフトの最善手と一致するなんて事は、まず有り得ない訳で、
そうなると疑われるのは、相手が指した直後に離席し、帰ってきて指した手の一致率ですけど、
それで有意的なデータ量を得るのは、今回疑われた対局数だと、正直困難だと思うんですよね。
ただ、文春の記事にあった極秘会議での「99.9%やってますね」という発言が、
もし仮に、「将棋ソフトに詳しい」とされる千田五段の発言であったら、かなりマズい気がしました。
本当の専門家であれば、「99.9%」なんて数字は実際にそうした結果が出ない限り、絶対に使用を避けますし、
今回の条件を見ると、そのような数字が出るような状況には、ハッキリ言って見えません。
なのに、こうした発言をするという事は、それ自体が統計の素人である事を表しているんですよね。
しかし、「99.9%」の数字を専門家の意見として、真実だと他の棋士たちが信じてしまえば、
これは印象のミスリードに繋がりますから、かなりマズい事態のように思えます・・・・
もちろん、99.9%発言をしたのが千田五段であれば、という仮定の話ですけど。
って、そこは週刊誌の記事なので、厳密にはそんな発言をした棋士が居ない可能性もありますが(笑)。
> 一方、竜王戦の挑戦者差し替えという将棋連盟の処置も、このような状況では仕方ないといったところでしょうか。
> それこそ、竜王戦の最中やもし三浦九段が竜王位を奪取した後に、文春砲がさく裂していたら
> 取り返しのつかないことになっていたでしょうし。
いや〜、私の印象としては、その逆ですけどねえ・・・・
確かに今年の竜王戦だけを見れば、途中で不正疑惑が起きるよりも、幾らかマシだったかも知れません。
しかし、来年以降の竜王戦の事まで考えると、私は却って状況が悪くなったように感じています。
三浦九段の挑戦を受ける立場の渡辺竜王は、日頃から三浦嫌いを公言している事で知られますけど、
タイトルを争う利害関係者であり、悪感情をもつ渡辺竜王が、今回の不正疑惑の告発を自ら行い、
極秘会議を開いて、それを週刊誌にリークし、更に処分を下す場に居たのは、流石にバランスを欠き過ぎですよ。
渡辺竜王としては、「今後の将棋界を守る為に」という使命感からの行動だったそうですが、
やはり私には暴走に見えますし、これを許容してしまった事が、将棋界にとって最大の悪手だったように思えます。
もし今回の不正が事実で、これから証拠が開示されても、この経緯に問題がある事に変わりは無いはずですし、
前述のように、PCやスマホを調べても不正の証拠が見付からなかった場合には、
それはそれで、このような経緯では、また別の大スキャンダルに発展しかねないと思いますからね。
更には、影響力があり過ぎる為に距離を置く羽生さんすら、週刊誌リークに利用して、
それを奥さんのTwitterで修正するという、変な形で引き摺り出される状況になっていますし、
(その一方で、森内さんがひっそりと全く巻き込まれていないのは、永世名人の為せる業か?・笑)
東大法学部出身の片上理事なんて、ブログで苦しい胸の内を吐露してますからねえ・・・・
「疑わしいかも知れないが、それだけで処分すべきでない」という両名の主張が、ベストだったと思います。
「竜王戦の最中に週刊誌報道があれば、棋戦が中止されかねない」という渡辺竜王の主張も、
ここまで事件が大きくなった今となっては、来年以降も含めて、悪い状況に陥ったようにしか見えません・・・・
もっと言えば、週刊誌や新聞紙が不正疑惑を報じるには、
内部の棋士による各誌へのタレコミが必要不可欠なんですよね。
指し手がおかしいなんて、尾行すれば証拠が掴める芸能人の不倫記事とは、訳が違いますから。
逆に言いますと、この時期を狙い、そうした事を行った棋士が確実に居るという事で、
正直な所、私には、その事実自体も結構キツいものがあります・・・・
また、こういうのは結構、先に言った者勝ちの傾向が強くて、
こうして公表されると、真偽に関わらず、それが既成事実化し易い所も問題だったりします。
って、このままシロともクロとも判断を下さず、そのまま有耶無耶にするというのは、
ある意味で、判断とすると言う責任を回避しつつ、既成事実化に加担する事でもあるんですよね?
そこまで考えての事だったら、本当に悪質だと思います(世間の反応は正反対になるのでしょうけど)。
> ほんと、この問題の落としどころを将棋連盟は見えているんでしょうかねえ?
> 少なくとも今のままだと対局中に棋士同士が暗黒疑心になってしまいますし。
> (http://www.sankei.com/west/news/161020/wst1610200032-n1.html)
> もし三浦九段の謹慎が来年頭に解けたとして、他の棋士たちはどう迎えていいかわからないでしょうし。
> そもそも三浦九段が白だった場合や黒を完全に証明することができなかった場合に、
> うやむやに終わらせることはできないでしょう。
> 今後の成り行きを見守りたいところですね。
でも本当、ここまでグダグダでボロボロに揉めさせて、一体どうやって決着させるつもりなのやら?
潔白を証明するのは困難ですし、かと言って確証も無いようなら、それで続ける泥仕合はまさに五里霧中です(泣)。
三浦九段が徹底抗戦で突き進むなら、もう裁判の場で白黒つけるしか無くなりますけど、
その判決で黒と出れば、三浦九段の棋士生命が終わるのは当然として、将棋界も大打撃ですし、
白と出ても、三浦九段の疑いが完全に晴れる訳でもなければ、所属する将棋界も存亡の危機に陥ると。
だからと言って裁判まで行かなれば、無駄に騒ぎ立てて、事態を悪化させただけに終わります。
また、ひょっとしたら、ここまで事態を大きくしてしまった渡辺竜王も、問題視されるかも知れません。
(今までの流れを踏まえれば、裁判に訴えて三浦九段が勝利しない限り、その可能性は低いのでしょうけど)
う〜ん、司法の場に訴え出なければ、ゴタゴタを続けながら、謹慎が解除される来年には復帰なのでしょうか?
何かそうなっても、大人しく黙って謹慎していた場合以上に、ギスギスするのは確実ですし、
そんな空気のままで、ちゃんとした環境下で将棋が指せるのかも、甚だ疑問ではあります。
このままでは、今後の展開がどう転んでも、落し所なんてものは見えないんですよねえ・・・・
成り行きを見守るというか、それしか出来ないですよね、現状では???
▼ 「技巧」と将棋ソフトの歴史
> そういえば電王戦のコンピュータ側は去年に引き続いてponanzaに決まりましたね。
> 日進月歩を遂げるソフト界において、2年連続でトーナメントを優勝するというのはすごいことだと思います。
> ponanza作者の山本一成さんですが、数ヶ月前にtwitterで今話題の「技巧」について以下のようにつぶやいているんですよね。
電王戦が「5対5」の団体戦から、「1対1」の2番勝負に変わってから、
コンピューター側の電王トーナメントは、実を言うと、情報を追っていなかったのですが、
なるほど、新たに登場した「技巧」というソフトが、開発者たちに衝撃を与えているみたいですね。
電王トーナメントでは結果が振るわなかったものの、世界選手権では準優勝&コードを一般公開ですか!?
情報ありがとうございます、全く知りませんでした。
> これらの一連の山本一成のつぶやきを見ると、将棋ソフトで極めて属人的なんだなぁと思いました。
> 山本一成さんは実際の将棋でもアマ有段者だし、プログラマーの将棋の強さもソフトの強さに影響しているかもしれません。
プログラムに関しては、私も本当にお遊び程度にしか解りませんので、
公開されたコードを覗いても、その凄さとかは全く理解できないのですが、
ponanzaの開発者である山本さんが感嘆される様子は、何となくですが理解できます。
難しい事をシンプルにこなすコードは、処理速度が速いだけでなく、それ自体が美しさを伴いますので。
って、科学計算向けのFortranからプログラムを始めた私は、商用開発向けのC++自体、
ほとんど扱った事が無い為(遊びで、画像データに暗号文を忍び込ませるソフトを作った事くらい・笑)、
ぶっちゃけ、漠然とはイメージできても、専門的なプログラムの話は私もチンプンカンプンではありますが、
PR文章にまとめられた「技巧の特徴」↓を読む限り、どうやら「原点回帰」に近い印象ですね!!
http://shogi1.com/denou-tournament3-gikou/
ここで簡単に、将棋ソフトの開発の歴史を少し振り返ってみます。
まず初めに、将棋というゲームは、囲碁やチェスなどと同じく、
その手の数は有限であり、情報は完全公開で偶然にも左右されませんから、
全ての手を読み尽くしてしまえば、先手必勝か? 後手必勝? 引き分けか? が解ってしまいます。
しかし現実的には、そこまで膨大な手数を計算できるコンピューターなど現状で存在しない所か、
数十手先まで計算する事で、人間の棋力を圧倒的に上回るという段階にすら達していません。
(ただ、完全解答に達するのは困難でも、力技だけで人間を上回るのは遠い話でない可能性も?)
ですから、初期のソフト開発というのは、
「こういう時は、こうしなさい」などの条件を大量に入力し、
少しでも開発者の棋力に近付こうというレベルから始まりました。
それこそ本当に最初の頃は、ルール通りに駒を動かす所からのスタートでした。
また、計算力で人間を上回るコンピューターの特性を活かすべく、
深く読む手の数を絞り込む事で、棋力を向上させる試みも行われましたが、
「どのような基準で絞り込むか?」というのも、開発者の棋力に依存する場合がありました。
だからこそ、開発者の棋力がソフトの強さに直結する傾向は色濃かったですね。
(もちろん、棋力が高くてもプログラム能力が低ければ、ソフトも弱くなりがちですが・笑)
しかし、海の向こうに目を転じますと、1990年代後半に、
IBMが開発したチェス専用のスーパー・コンピューター「ディープ・ブルー」が、
当時のチェス世界王者だったカスパロフを破るという快挙を起こします!!
この勝利は、スパコンがもつ驚異的な計算力を背景にしたのは勿論の事、
カスパロフの棋譜を徹底的に研究して、計算時の絞込みに活かしたのも要因でした。
そして、この「コンピューターで棋譜を解析する」という方法は、
対戦相手の手の癖を知るだけでなく、強い棋士の指し方すら知る事に繋がる訳です。
という事で、歴代王者の棋譜を大量に読み込み、それと似たような手を指せるようになる事で、
スパコンの計算力で力任せに勝った段階から、普通のPCで動くソフトでも強い段階へと飛躍します。
名人の指し手を真似して打てるレベルにまで達すれば、人間でもかなりの強豪ですからねえ。
ただ、そうした動きは、あくまで海外のチェス・ソフトの話であり、
日本国内における将棋ソフトでは、その開発速度の進展は実にゆっくりしたモノでした。
チェスみたいに、IBMのような大企業が巨大プロジェクトを立ち上げる訳ではなく、
研究者やプログラマーが、個人の趣味の範囲で開発を行っていたのが、ほとんどでしたからねえ・・・・
しかし、そこに革命をもたらしたのが「ボナンザ・メソッド」の登場でした。
これは当時、海外留学中だった研究者の保木さんが、
現地でチェス・ソフト開発の論文を読み、それを将棋ソフトに転用したのが始まりで、
開発したボナンザの強さは勿論の事、保木さんは将棋をほとんど知らなかった事が衝撃的でした!!
前述の通り、それまでの将棋ソフトの開発では、開発者の棋力が大きく影響してましたので。
「大量の棋譜を読み込み、コンピューターに解析させて、棋士の手を真似る」この手法は、
保木さんがプログラムのコードを一般公開し、その利用を認めた事もあり、
ボナンザ・メソッドと呼ばれて、一気に普及し、将棋ソフトは急激に強くなる事となります。
今までは、ゲーム局面を判断する「評価関数」を、ソフト開発者が自ら決めていた為、
その評価関数の精度は、当然のように開発者の棋力に依存してましたけど、
(しかも開発者の棋力は、プロ棋士のそれに比べれば、当然のように劣ります)
機械に棋譜を学習させるのであれば、開発者の棋力に関係なく、強いソフトを作れますからねえ。
2007年には、ボナンザが渡辺竜王を相手に冷や汗をかかせ、
2010年には、ボナンザ・激指・GPS将棋・YSSによる合議制ソフトが清水女流王将を破り、
2012年には、電王戦で現役プロ棋士が次々と敗れていった、その後の流れはご存知の通りです。
(とは言え、今までの流れや、評価関数の微調整から、将棋の強い開発者がまだまだ多いのも事実)
そしてソフトは、過去に棋士たちが残した棋譜を真似るという段階から、
コンピューター自らが棋譜を残し、それを自己分析して、更に強くなるという段階に突入!!
今までコンピューターの学習目標は、どれだけ人間の棋譜と一致させるかを目指しましたけど、
この段階に入ると、自分が対局して勝率が高かった手を、学習目標として目指す事になります。
もうこうなると、評価関数すらコンピューターが勝手に作り出すようになる為、
どういう判断基準を持って、ソフトが強くなっているのかが、開発者にも解らない訳ですね。
その最たる例が、今年、世界でもトップクラスの囲碁棋士であるイ・セドルを相手に、
4勝1敗と圧勝したGoogleのアルファ碁かも知れません・・・・
過去の棋譜を画像データとして大量に読み込み、Googleの画像検索システムを応用して解析し、
コンピューターが自ら囲碁の勝ち方を覚えると、自己対局を繰り返してその精度を上げていくと。
ここで驚きなのが、ほとんどの開発者は囲碁のルールさえ知らず、
それ所か、アルファ碁にも囲碁のルールを教えてない(知らない)という事なんですよね。
アルファ碁は囲碁のルールを知らずに、「こうやれば、勝つ確率が高い」と算出してるだけなんです。
そのぼのさんが、以下のような印象↓を持たれるのも、ひょっとしたら、
> 将棋ソフトは開発者の顔が見えるせいか「得体のしれないもの」という印象はないですが、
> AlphaGoは今でも「得たいのしれない不気味な存在」です。
将棋ソフトの場合、開発者自身も将棋が強い人が多いのに対して、
アルファ碁の場合、開発者もソフトも囲碁のルールさえ知らない事が、
得体の知れない不気味な印象を与えるのに、影響しているのかも知れませんね?
・・・で、随分と回り道をしてしまいましたが、ここでようやく「技巧」の話(笑)。
「原点回帰」と説明したのも、技巧が強い要因の1つが「評価関数の優秀さ」にある為です。
他の一般的な将棋ソフトが、評価関数の項目をどれだけ持っているかは知りませんけど、
この技巧に関しては、その項目数が200万個ほどと書かれてますね・・・・
ボナンザ・メソッドを開発した保木さんが、将棋に疎かった事もあり、今までは切り捨てられていた
玉の堅さや手番、序盤・中盤・終盤に応じた重要項目の変化なども、評価項目として取り入れ、
更には棋譜の解析も、控えの桂や、香車の田楽刺しなど、手筋を通して学ぶ方法にしているのだとか。
これはもう、「強いソフトを作る」という目的以上に、
「人間らしいソフトを作る」方に、主眼が置かれて開発されている印象ですね。
ある意味で、「勝てばルールさえ知らなくてOK」というアルファ囲碁とは、対極にあるソフトかも?
しかも技巧は、高いプログラム能力により、処理速度が速くて美しいコードを作り上げて、
駒の位置関係の評価も、増やす方向にあるのを、逆に思い切って減らす事により、
人間らしい手を指すソフトでありながら、かなりの強さを実現しているんですよね。
更には、評価関数を重視する事で、処理速度の遅いスマホでもソフトの棋力があまり落ちないと。
(逆に言えば、スパコンなどで力任せに回しても、あまり棋力はアップしないのかも?)
そういう意味で技巧は、まさに「人間の将棋勉強用」に向いたソフトなのかも知れませんね。
これは、自らも将棋を指して強い、従来の将棋ソフト開発者の層とは異なり、
技巧の開発者の出村さんが、「見て楽しむ」将棋ファンだからなのでしょうか?(笑)
▼ 人工知能の自主進化と、人工生命
> 最近では小説を自動的に作り出すAIもあるようですが、
> 究極的には「将棋ソフトのコードを自動で書くAI」ってのも生まれるかもしれません。
> それこそ、C++コード等のコンピュータ言語を完全に熟知しているAIが究極のコードを書いたときに、
> 人間が書いたコードによるソフトとAIが書いたコードによるソフトとを対戦させて後者が勝った時点で
> 人工知能が人間の脳を超えたといえるかもしれないと個人的に思いました。
う〜ん、ほのぼのさんがイメージされてる「ソフトのコードを自動で書くAI」というのは、
恐らくアルファ碁が既に、それに近い事をやっているように思います・・・・
あれは別に、開発者たちが囲碁用のソフトを自分たちの手で作ったのではなく、
自分たちが作ったAIに囲碁の棋譜を読み込ませて、そのAIが学習して出来上がったモノですからねえ。
Googleみたいな大企業が挑んで来ない為、将棋ソフトはそこまで行ってませんけど、理論的には出来得る話ですし、
将棋ソフトにしても、コードまでは行きませんが、評価関数の自動生成くらいは普通に行われています。
だからこそ、プロ棋士にも圧勝するほどの将棋ソフトが生まれる訳です。
ponanza開発者の山本さんが幾ら将棋が強いと言っても、ponanzaやプロ棋士ほど強くは無いですからねえ。
そして、自動生成された評価関数を開発者が見ても、何故それが作られたかは理解が出来ないと・・・・
それと、C++などのプログラミング言語というのは、
「0と1の羅列」で意味不明なコンピューターの言語を、人間でも理解できる形に置き換えたモノですから、
コンピューターが自分で用いる目的でコードを生成しても、それはプログラミング言語の形を採らないでしょうね。
人間の為にプログラミング言語でコードを作ってあげるというなら、もちろん話は別ですけども。
ちなみに、単にコンピューターが自動的にコードを書き換えられていくだけなら、
このサイトの「動画紹介所」も、実はそのようなプログラムで作られています。
本来なら、投稿されたデータをそのまま引っ張ってきた方が楽なのですが、
サイトの仕様制約的にそれが不可能な為、コード自体を書き換える方法を採っています。
あと最後に、これは少し脱線気味の話題になるかも知れませんけど、
人工知能(AI)の他にも、「人工生命(A-Life)」という研究分野もありまして、
まだAIほどの実益化には程遠いものの、増殖や進化などの生命プロセスをコンピューター上で見せてくれます。
個人的には、AIよりも、A-Lifeの方が分野的に好きですね(笑)。
企画コーナー内に「ライフゲーム」が置かれているのも、そうした影響によるものです。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/9179/life_game/life_game.html
って、これだけではライフゲーム自体も意味不明だと思うので、
より詳しく知りたい場合には、ニコニコ動画のライフゲーム動画が面白いかも?
http://www.nicovideo.jp/mylist/34610498
実を言うとCGIを弄り始めた頃は、それでゲームを作るか? サーバー上に人工生命の空間を作るか?
どちらか悩んだ時期があったので、その時の決断が違っていれば、ここも全く異なるサイトになっていたかと。
ちなみに、幾つもの遺伝的なパラメーターを決め、そうして作った人工生命をサーバー上の仮想空間へ投稿し、
自作した生命が繁栄したり、絶滅したり、進化したり、他の生命と融合したりを、神の目線で眺める感じでした。
まあ、それはさておき、AIも進化を続ければ、いつかはA-Lifeの分野と融合するのは確かだと思います。
生命体の知性を再現しようと極めれば、それは生命体自体を再現する事に繋がるでしょうから。
▼ 真田丸の感想
> 今週の真田丸で幸村の名前を名乗る前の、きりが信繁をけしかけるシーンがとても良かったですね。
> 信繁が今まである意味空回りしていたのも、きりがウザいまでに信繁にくっついてきていたのも
> 全て今回のシーンの伏線だと思うと、とてもとても深く練られている脚本だと思いました。
すみません、私は一昨年前の大河主人公を「なんとか官兵衛」と切って捨てた
そのインパクトに負けてしまい、良いシーンのはずなのに、そこまで感情移入できませんでした(笑)。
シリアスに耐え切れず、ついついネタを挟み込んでしまう三谷脚本の特徴は重々理解してますけど、
やはり個人的には、もう少し演出にメリハリを利かせた方が良いように思うんですよね。
> 某巨大掲示板に以下のような考察がありましたがなるほどと思いました。
> > > 堺雅人のポーカーフェイスのせいでなかなか表に出てこないけど、信繁にとって
> > > 次男ゆえに「自分の領地が無い」「兵が居ない」「家臣を持てない」と言うのが
> > > 心の奥底に根深くコンプレックスとして横たわってるんだよね。
> > > だから、「兄の影として嘘と策謀だけに生きる」と言う生き方を、本人は望んで
> > > 歩んできたつもりでも、実は内心は満たされてなかった。
> > > だから、九度山の10年どころか、おそらく元服した頃からずっと、信繁の本心は
> > > 閉じ込められたままだったんだろう。
> > > それをきりによってこじ開けられ、表に暴かれてしまった。
> > > 己の中の「名を成したい」「一軍を率いて、家康と戦いたい」と言う本心に
> > > 気付いてしまった以上、もはや閉じ籠ってはいられない。
> > > …と言うか、これ以上閉じ籠ってたら、きりに対してみっともなくて居られないはず(笑)。
> 信繁には主人公らしくこれからはもっと内面を吐露してほしいところですね。
なるほど、そうした見方もありますか。
この真田丸の作中において、主人公である信繁は、
「あの人のようになりたい」として、真田信尹と上杉景勝の2人を挙げていますが、
それは、信尹は兄・昌幸(信繁の父)を影から支えた人であり、景勝は義を信念に動く人だったからです。
しかし、その憧れた2人から、信繁は同じく「ワシのようにはなるな」と告げられると。
信尹は家に尽くすべく人の道を捨て、景勝は家を守るべく義を貫けなかったが故に・・・・
そして、岳父・大谷吉継との最後の会話で、「己が正しいと思う道を行けば良い」と諭される訳ですね。
ですから信繁が、九度山を離れて大坂城に入城するという事は、
「家のため」という軛から脱し、己の信念を通すべく身命を賭して戦場に赴くのと同じな訳です。
しかも大坂の陣では、徳川方で参戦する信尹と景勝の2人とも、戦場で相見える事になりますからねえ。
なので、「今まで閉じ込められてきた信繁の本心が、これを機に解き放たれてしまった」というのは、
私としても、あながち間違ってないとは思うものの、
その一方で、そこまで根深いコンプレックスが、心の奥底に潜んでいたかは・・・・
確かにドラマ内で、弟は兄を、兄は弟を、羨むと共に敵わないとも思う描写がありますけど、
それは、それぞれ「兄と弟」という立場の違いを抱えつつ、それでも見える兄弟愛の姿でしょうし、
しかも今作で描かれている信繁は、そこまでハッキリとは表現されていないものの、
秀吉の馬廻り衆として2万石を食み、豊臣姓や左衛門佐(従五位下の官位)を貰っている訳で、
次男坊ゆえの無い無い尽くしな印象は、個人的にはありません(家臣以上の矢沢三十郎もいますし)。
今後のドラマで、どう描かれるかは解りませんけど、信繁が10万を超す浪人衆の中で特別な存在だったのも、
名将・真田昌幸の息子だからでも、大坂の陣で戦功を重ねたからでも無く、
秀吉の元直臣であり、従五位下の官位を持つが故に、秀頼に拝謁できる身分だったからですしねえ。
5人衆に数えられる後藤又兵衛や明石全登も、元々は陪臣の身ですから、初めは謁見できませんでしたし。
> > それでも個人的には、もう1話くらい割いて欲しかった所ですけどね。
> > 2話だと最初と最後が前後のシナリオとくっついてしまい、
> > 十数年に及んだ幽閉生活の長さが、いまいち感じ難かったですし、
> > 嫡男・大助のその後を考えると、感情移入できる子育て回も1話はあった方が良かったかと?
> > でもまあ、残りの話数が少ない事を思えば、それはそれで仕方ないのかなぁ・・・・
> > って、近年の大河が50話だと長過ぎる作品が多かった事を思えば、贅沢な話ではありますが(笑)。
> 今回も結局は九度山からは出ていかなかったので厳密には3話でしたな(笑)。
> まあ、子育て回もあったほうが、「何で現状に満ち足りているのに、九度山の安定した生活を捨てて
> 大坂に行かなければならないのか」がより強調されたかもしれませんね。
いや、九度山での話が3話欲しかったのではなく、幽閉の話が欲しかったので・・・・
1回1回で見ればツマらない捨て回になりますけど、全50話の構成で考えた場合には、必要だった気がします。
「家康が一気に老けた」というのもそうですが、あれだと作中での時間の流れがあまり感じられず、
幽閉生活の長さや苦しさも伝わってきません(明るい作風が三谷作品だと言えば、それまでですが・笑)。
でもまあ、貧しいけど平和な幽閉生活というのも、それはそれで真田丸の作風的に良いですけど、
しかし現状では、息子の大助もポッと出の印象しかなく、
14歳の若さで秀頼に殉じて切腹する悲劇性を、表現し難い感じがするんですよね。
もしかしたら、明るい作風を優先して生存説を採る気なのかなぁ?
流石にそれは無いにしても、信繁あらため幸村が満ち足りた戦死を遂げた所でドラマは終わり、
大助の殉死には触れず、秀頼や淀殿の最期すらナレーション処理・・・という可能性はありそう?(笑)
> > あと、少し気は早いですけども、年末の総集編がどれくらいの長さになるのか気になる所。
> > 「武田信玄」とかは人気作でしたから、総集編も全5話に及ぶ大作でしたが、
> > 「北条時宗」とかは人気薄だったので、グッと削って全2話でしたからねえ・・・・
> > 大河ドラマって50話前後ある訳ですから、総集編を面白くするにも、それなりの話数は必要なのに、
> > 視聴率が低迷している事もあり、近年の大河総集編は短いモノも多いですよね。
> > ただ今回は、これだけ人気が出たのですから、武田信玄ばりにやって欲しい所です!!
> 確かにこれだけ世間で話題になっているから、総集編も力を入れて欲しいですね。
> 風林火山の総集編も確か4話だったので、せめて4話は欲しいですね。
史上最低視聴率だった昨年の「花燃ゆ」も、「60分×4話」でしたし・・・って、
あれは時の政権からの無言の圧力により作られた異例の大河だったので、あまり参考にならないかな?(苦笑)
でもまあ今回の真田丸は、これだけの話題作になったのですから、同レベルの枠は確保して貰いたいですね。
もし4話構成で行くなら、「上田編」「大坂編」「秀吉死後」「大坂の陣」って感じでしょうか?
あと、「新選組!」の時にやって好評だった、主要キャスト陣による座談会を今回も要希望!!
試衛館メンバー7人による1時間の座談会特番は、総集編以上に楽しかった記憶があります(笑)。
今回の真田丸も、撮影現場の雰囲気の良さが映像から伝わってきてますし、きっと面白い座談会になるはずです。
▼ 超長文の返信
> 超長文、読ませていただきました。
> 改めて、徳翁導誉さんの博識ぶりに感嘆しております。
> ほんと、サブカルチャーから歴史まで、様々な分野を深く深く知り抜いておりますね。
> (中略)
> 他の話題についてはまた後程。
我ながら「書き過ぎた」と思っているので、返信は本当に無理をされずに。
書いた私ですら、あの長文に返信する事を考えると、やはりキツイと思うので(笑)。
あと、私自身としては「知らない事、出来ない事が多すぎる」と痛感してばかりなので、
博識とか言われてしまうと、正直、むず痒い気分に・・・・
私は「科学・歴史・文化」の3つの視点から物事を見ていますが、
それらが組み合わされると、いろいろ知ってるように見えるだけな気がします。
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