| 趙治勲名誉名人と囲碁AI「DeepZenGo」が今月19〜23日にハンデ無しの3番勝負を行うことになりましたね。
今回の囲碁ソフトは日本人開発者によるものですが、実力は李九段と対局前のアルファ碁に達しているそうで。
趙治勲名誉名人はというと、今年でもう60歳くらいになるということは、生前の米長邦雄がボンクラーズと戦ったときと
ほぼ同じ年齢なので、どうしても現役のときの棋力からは一段実力が落ちるかと。そうなると囲碁AIが3連勝しそうな気がします。
それにしても、2年前の第1回囲碁電王戦では小沢一郎と囲碁AIが戦っていたかと思うと、
これだけの短い時間での囲碁AIの進歩の速さには驚かされます。
そして、囲碁の世界ではトップ棋士たちが積極的に囲碁AIと勝負しようとするのがいいですね。
そのうち、井山裕太六冠と囲碁AIとのハンデ無しの勝負も近いうちに見られるかも?!
> > まあ信繁の提案通りに打って出た場合でも、相手は野戦で百戦錬磨の家康のこと、一旦は京から脱出して
> > その後に返り討ちにあっていたような気がしますが。
> まあ現実的に見た場合、十数年の不遇を囲い、失う物など何も無い浪人たちの方が、
> 平和を享受していた藩士たちに比べて、戦意は高かったでしょうけど、そこはやはり烏合の衆。
> 大規模な作戦行動を実行する事自体、かなり困難だったと思います・・・・
> 実際、冬の陣を経た後の夏の陣でさえ、大坂近郊での行軍にも難渋してますからねえ。
> その点、戦意の面では劣っても、組織として出来上がっている藩士たちの方が得意だったかと。
> この辺の違いを表現できれば、ゲームとしても面白いかな?と考えていました。
>
> でも一方で、籠城側に待つべき援軍が存在せず、攻城側に背後を襲われる可能性が無い場合、
> 籠城策を採用しても、ジリ貧になって行くのは、目に見えているのも事実だと・・・・
> 家康の寿命が尽きるのを期待して、籠城戦に徹するのも他力本願すぎますし(実際失敗)、
> かと言って、打って出るのもあまりに博打すぎて、こちらも成功は望み薄。
> う〜ん、そうなると本当、どちらにしても手詰まりなんですよね。
> 逆に言うと、晩年を迎えても尚、周到な計画を進め得た家康の凄さが見えてきます。
> だからこそ、豊臣勝利のシナリオを描く場合、家康の死or病臥を計算に入れて、
> 出来るだけ長期戦に持ち込むのが一番なんですけど、
> その為には、単に大坂城へ籠るだけでなく、畿内の制圧して要塞化するのが理想でしたし、
> 少なくとも、瀬田と宇治の橋を焼き払い、大和郡山城を落とすくらい、出来れば良かったかと。
たらればの話になりますが、豊臣勝利のシナリオとしては実は「大坂城を捨てて秀頼が西国落ちする」のが最終的には良かったような気がします。
大坂城に集まった浪人たちは所領となる田畑を持っていないので、土地に縛られる農兵と違ってどこまでも秀頼についていきますし。
時代は違いますが足利尊氏も一旦は西国落ちした後に勢力を盛り返して再び京に進軍していますし。
西国落ちしてから再び畿内に進出するためには何度か土着勢力との合戦に勝ち続けないといけないと思いますが、
毛利家の所領地あたりを根拠として、西国大名に協力を呼びかけ、家康が老死するまで持ちこたえれば、
秀頼vs秀忠となって前者につく大名も出てくるような気がします。
もっとも、淀君等の豊臣譜代衆は秀吉のシンボルたる大坂城を捨てるなんて決して許さないでしょうが・・・
> > 今でも印象に残っているのが1989年発刊の「大逆転!太平洋戦争を阻止せよ」という本でして、
> > この本の中では主人公が第二次世界大戦前の日本の首相に就いて
> > 太平洋戦争を回避するというシミュレーションゲームに挑戦するのですが、
> > 現在のリベラルな思考で1回目に挑戦するとすぐに陸軍に暗殺されてゲームオーバーになるという、
> > なかなか刺激的な本でした。
> > 今はやりのVRもいち早く取り入れていますし(笑)。
> > 2000年代に入ってまどマギを始めとするいわゆる「ループ系」のアニメやラノベが人気ですが、
> > この本は隠れた「ループ系」の名作だと思います。
> 題名が「新・大逆転」となってますけど、これで合ってますよねえ?
> https://www.amazon.co.jp/dp/4334028039
> さっき検索してみた所、市の図書館に1冊だけ蔵書があるみたいなんですが、
> (長年探してた絶版本が、図書館には結構あるのを知って以降、利用頻度が急増しました・笑)
> 私はほぼ仮想戦記を読まないんですけど、それを差し引いてもオススメの作品でしょうか?
> もしそうでしたら、今度機会があった時にでも、読んでみたいと思いますけど。
もし仮にamazonで評価をつけるなら、星3つといったところでしょうか。
すごくお勧めというわけではないのですが、昔の光栄の歴史シミュレーションとか好きなのであれば
読んでいてはまるかもしれません。
なんといっても、筆者が光栄の歴史シミュレーションからインスピレーションを得て、
とことんゲーム風にこだわったストーリーとなっていますので。
この「本の中でのゲームの設定」自体が、光栄の歴史シミュレーションゲーム好きならたまらないですね。
> それにしても、これは単純に1つのゲーム案として考えても、結構面白そうですよね?
> 世界大戦を題材としたゲームだと、どうしても軍事方面のモノばかりとなりますが、
> 大坂の陣のゲーム話と同じく、軍部をゲーム上の障害勢力として登場させれば、
> 外交や内政だけのゲームでも、十分に成り立つと思うんです。
それこそ、この本で書いているゲームそのものですね。
議会や農民、軍部、右翼勢力や左翼勢力まで出てきて、
あっちを立てればこっちが立たずってのに主人公が苦労することになります。
軍部が脅威なので勢力をそごうとすると、今度は防衛軍が弱体化したのを見越して外国が攻め込んでくるってのも書中にありますし。
> ・・・って、これは、1人用ゲームで考えた事のある 幕府や王朝の存続を目指すゲーム案や、
> 多人数ゲームだと、WW2オンラインの5大臣分割案に通ずる所があるかも?
> ちなみに5大臣分割案とは、1国を総理兼内務・大蔵・外務・陸軍・海軍のプレイヤー5名に分け、
> 国益より省益を勝利ポイントとする事で、外患だけでなく、内憂もリアルに表現するアイデアでした。
> (日米英独蘇の5ヶ国に絞っても、真剣なプレイヤーが25人必要となる為、結局は企画倒れで終了)
>
> でも、今回の話で思い付いたのですが、
> 相手国もプレイヤーにしようとするから、人数的に無理が生じる訳で、
> 例えばプレイヤーを日本の5大臣に限定して、他国の行動はイベントとして登場させる形なら、
> 多人数ゲームとしても、無理のない形に収まるんじゃないですかねえ?
> 陸軍大臣が勝手に武力衝突を起こして、ようやく停戦協定を結んだ外務大臣が頭を抱えたり、
> 大蔵大臣と外務大臣にタッグを組まれて、海軍の戦艦建造が中止に追い込まれたりと、
> 要するに、外患の方は今までのゲームに任せて、内憂に専念するゲームにするって事ですね。
> 大日本帝国が滅亡しようが、省益ポイントを一番多く獲得できたプレイヤーの勝利です(笑)。
> (現代を舞台に、各国の扇動政治家となって、票集めの為に世界情勢を混乱させるゲームは悪趣味かな?)
> あとはゲーム要素を強める為に、10年を1ターンとして1870年代から1940年代までを扱い、
> ターンごとに世界情勢を変えて、プレイヤーが担当する大臣職も変わるのも、意外と面白いかと。
そういえば昔の光栄のゲームの「提督の艦隊2」でも似たようなシステムがありましたね。
海軍の司令官として、いかに陸軍等の他の勢力の邪魔をかいくぐって発言権を高めるかが大事だったような気がします。
何分昔のゲームなので、詳しいことは覚えていませんが。
> ▼ 将棋界における羽生さんの存在感
> それにしても、文春記事の即時訂正といい、第三者委員会の設置提案といい、
> 通常はトラブルに巻き込まれないよう距離を取ってる羽生さんですが、
> 将棋界がピンチに陥ると、本当に急所急所で的確な一手を指してきますよねえ(笑)。
> まあ、この羽生提案による「助け舟」に、連盟側が乗るかは未だ判りませんけど、
> そもそも羽生訂正が入らなければ、文春記事が既成事実化していた可能性が高かったでしょうし、
> だからこそ、あの1発目の文春砲に触れた時は、私としても衝撃の度合いが大きかったです。
これは全くの同意ですね。
羽生さんは、将棋界の中でもダントツにバランス感覚に優れていると思います。
人格も申し分ないですしね。
将棋界のトップとして、他の業界の素晴らしい方々と交流があることにより将棋村の論理に染まることなく、
将棋界の内部のゴタゴタに対しても羽生さんは最も客観的に見れているのかと思います。
残念ながら、他の棋士の方、特に将棋連盟の理事たちは、今回の騒動が世間でどのように捉えられているか、
もうちょっと真剣に考えたほうが良いような気がします。
今後の対応がまずければ、それこそ5年や10年では取り戻すことができないくらいに信頼が失墜するような事態ですし。
> いや本当、もしも「疑わしきは罰せず」という訂正発言が、その直後に無かったとしたら、
> 恐らくはクロ認定で固まり、今とは明らかに異なる状況になっていたと思います。
> そうなれば、仮に3ヶ月の謹慎期間が明けても、三浦九段の復帰は現実的に困難だったかと?
> そういう意味では、普段は「君子 危うきに近寄らず」を地で行く感じの羽生さんも、
> 本当に必要な際は行動を起こす姿勢に、改めて感じ入りました(ボビー・フィッシャーの時もそうでしたね)。
> って、何かこう書いていると、キチンと歴史にケジメをつけて、将棋界が次の段階へ進む為にも、
> ここはもう一肌脱いでもらって、電王戦は「羽生vs.ponanza」の一戦が見たくなってしまいます(笑)。
> そして理想的な展開を言えば、2番勝負が1勝1敗で終わるのがベストですかねえ?
> 世間的には「羽生が負けた!!」となりますし、将棋ファン的には「羽生が勝った!!」となりますので。
私もここまでくると「羽生vs.ponanza」の一戦を見てみたいですね。
おっしゃる通り、1勝1敗で終わるのがベストなのでしょうが、おそらくは2連敗するでしょうし、
だからこそソフトに関するルール作り等で一歩進むことができるような気がします。
今の段階では、あくまで棋士はソフトよりも強いという立場を将棋連盟がとっているので、
対局中のスマホの持ち込み規定とかも曖昧なままきてしまったわけですしね。
> ▼ 「不屈の棋士」の続編?
> 既に御存知かも知れませんが、先日発売された本を紹介しておきます。
>
> 別冊宝島『将棋「名勝負」伝説 〜将棋界を支配する「人工知能」の猛威を徹底検証〜』
> https://www.amazon.co.jp/dp/4800263506/
>
> まあムック本ですので、将棋世界みたいに、お堅い中身では無いのですが、
> 特集の棋士インタビュー2本は、渡辺竜王に千田五段と、何ともタイムリーな顔触れに(笑)。
> もちろん時期的に、記事自体は今回の三浦九段の一件が起きる前に書かれたモノですけど、
> 渡辺竜王に関しては、聞き手が例の記事を書いた週刊文春の記者でして、
> しかも話題は、将棋ソフトや、将来の会長就任、挑戦者の三浦九段などに及び、
> まさに、タイミングが良いんだか?悪いんだか?・・・といった感じの内容です(苦笑)。
ご紹介いただきありがとうございます。この本の存在は知っていたのですが、まだ本の実物は見たことがなかったです。
今度本屋さんで探してみたいと思います。
千田五段がどんなことをしゃべっているのか興味がありますね。
(ネットでは、千田五段が傲慢なことをまたしゃべったという噂もありますが・・・(笑))
個人的な意見ですが、千田五段はソフトにのめり込み過ぎて、肝心の勝負強さを失っているような気がしますね。
棋戦でも決勝まではいくが、決勝で勝ちきれないみたいな(NHK杯もそうですし、王位戦でもあと一つ勝てば挑戦者になれたところで敗れてしまいました)。
今回の叡王戦や棋王戦予選ではベスト4まで勝ち残っていますので、千田五段が大勝負で勝ち切るところを見てみたいですね。 |
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