▽ 2017/3/30 (木) 20:17:28 ▽ 徳翁導誉 |
| > > 今では休止中のCGIゲーム「銀河凡将伝説」でも、
> > フェザーンの商人・宗教・政治といった要素には、そこそこ力を入れて作りましたし。
> 私がこのサイトに来た時、丁度凡将伝説がプレイヤー不足で凍結されたんですよね。
> それだけに、何と言いますかね?初めてプレイした時のワクワク感みたいなのが今でも持続しています。
そもそも、参加者が30名くらい居ないと回らない設定のゲームで、
あの停止直前の当時に、そこまで感じて頂けたのでしたら、
もしも50〜60名ほど居た往時であれば、一体どれ程だったんでしょ?(笑)
まあ、あのゲームは、「要望があれば、出来るだけ入れてみる」という方針だったので、
シンプルなシステムが好きな私としては、正直、ゴチャゴチャし過ぎてる印象でしたけど、
それでも、資産No.1を目指す商人や、政権奪取を狙う同盟政治家に、地球教徒の帝国軍将校、
どの陣営にも顔の利く情報屋に、混乱大好きな陰謀家テロリストなどなど、
各人が思い思いにプレーしていて、時には外国人の参加者まで現れてましたからねえ。
こんな個人サイトに、日本全国だけでなく、アメリカ・台湾・香港などからも人が訪れるなんて、
昭和世代の私にとっては、まさに「新時代の到来」を肌で実感させられるゲームでした!!
> > > 管理人殿は銀英伝のどういった部分を好まれているのでしょうか?
> > ぶっちゃけて言うと、リンク先にも名があるMIKさんに薦められたからですね。
> > で、当時たまたまCSでアニメ版の一挙放送があり、見てみたと。
> 私がハマったのは少々変則的で、銀英伝のタイトルに惹かれていた時に
> 何かのきっかけでたどり着いたこのサイトで銀英大戦を見て、それで銀英伝を読む決心がついて、
> このサイトと銀英伝にハマっていった感じです。
> 銀英伝ファンになった一因としてこのサイトのゲームが有るのは間違いありませんね。
となると、私も微力ながら、銀英伝の普及活動に参加できたのかな?(笑)
思い返してみると、私が銀英伝の多人数用CGIゲームを作ったのも、
「銀英伝音楽館」さんの自作MIDI音楽ファイルに刺激を受けて、
「この曲をゲームのBGMとして使ってみたい」と思ったのが、制作の発端でしたね。
今になって思うと、あの当時はインターネット自体も黎明期でしたから、
技術的制約は今よりずっと大きくても、熱気や活気は今以上に満ち溢れていた気がします。
> > > その後、クーデターを封じられたフェルナー、トゥルナイゼン、ブラウヒッチらが
> > > 反撃の手段としてバーラトで細々と残る議会制度に着目し、
> > > 帝国では彼らの主導によって帝国議会が開かれることになります。
> > この辺は、日本の自由民権運動が下敷きになってる印象ですね。
> > 薩長の藩閥政治により、冷や飯を食わされた土佐などが、
> > 民権運動を利用して、権力に食い込もうとした面が実際ありましたからねえ。
> > 議会開設派のメンツも何だかリアルですし、フェルナーが居るなら運動も成功しそう(笑)。
> もし興味が出て来られたのならば是非一読してみてください。
> 私がここで長々と語るよりも読んだ方が早いでしょうし(笑)
そうですね(笑)。
正直な所、私はほとんど小説を読まないので、その機会が訪れるかは解りませんが、
それでも最初の頃に比べれば、興味の方は高まってますので、
ひょっとしたら、そのうち読む機会も訪れるかも?
銀英伝の二次創作小説という事であれば、かなり以前ですけど、
ゼロの使い魔との異質なクロスオーバーである「ゼロな提督」を読んだ事もありますし(笑)。
(作者の方はいろいろ問題を起こしたらしいですが、作品自体は普通によく出来ていたかと)
> > あと、もしも中国史について知りたいと言う事であれば、まずはコチラを推薦しておきます。
> > 『中国の大盗賊・完全版(講談社現代新書)』
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4061497464/
> > また、中国の通史を扱っていて、それでいて読みやすい本であれば、コチラですね。
> > 『小説十八史略(講談社文庫 全6巻)』
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4061850776/
> > > 欧州を扱っていて、簡単すぎず、難しすぎない本があれば教えてほしいです。
> > > 欲を言えば、伝記物というか物語の体裁を取っているものが良いですね。
> > 求めてる本とは、ちょっと違うタイプかも知れませんが、この作品はどうですかねえ?
> > 『英仏百年戦争(集英社新書)』
> > https://www.amazon.co.jp/dp/408720216X/
> > この本に、「神聖ローマ帝国」と「ハプスブルク家」(共に講談社現代新書)を加えた
> > 3冊を読めば、中近世の欧州史も結構解ってくると思います。
> > 欧州と世界の関わりだと、先日読んだこの本は良かったですね。
> > 『砂糖の世界史(岩波ジュニア新書)』
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4005002765/
> 中国史に関しても気になっていますし、学ばないまま死ぬのは勿体ないと常々思っております。
> しかし、申し訳ないですが先に欧州史を知りたいので、
> 「英仏百年戦争」「砂糖の世界史」から読んでみたいと思います。
> 図書カードが山ほど溜まってましたし、丁度時間も余っていますしね。
伝記物ではありませんが、「英仏百年戦争」も「砂糖の世界史」も読みやすい本だと思います。
あと、中国史のオススメ書籍に関しては、別に気にしないで下さい。
日本史を進めていくと、中国史の知識は必要不可欠になって来ますから、
「欧州史の本を紹介するなら、ついでに」と、後から付け加えてみただけですので(笑)。
> > 「個人」として優れた人物であろうと、人間社会というのは組織で出来ており、
> > 個々に置かれた立場の中で、「組織人」と振舞う事を余儀なくされるのが現実ですから、
> > 銀英伝の世界で好意的に描かれるタイプの人間ほど、現実的にはそのギャップに堕ちてしまい、
> > 却って組織を壊しかねない危険因子にってしまうのが、人間社会の悲哀だと言いたい訳です。
> > 「領民からの搾取を強化するか? 部下たちの大量クビ切りとするか?」
> > この避けられない二者択一を迫られた時、
> > 后妃や帝国元帥たちは、一体どういう選択をするんでしょう?
> なるほど・・・管理人殿の言う通りかもしれません。
> しかし、後世でヒルダが評価されていることを考えると、
> 軍人の大規模リストラを敢行したということになりますね。
> その過程で猪突提督等は苦しんだでしょう。
> もっとも疾風や芸術家辺りはそれでもリストラを断行できる人間だと原作を読んで思いました。
> というよりは軍の組織人ではなく国の組織人であることを優先できると思ったのですが・・・
> やはり甘いですかね。
ただ、少なくとも私の知る限りにおいて、
流血を伴わずに済んだ「勝者の軍縮」は、まず存在しないんですよねえ・・・・
これは考えてみれば当たり前の事でして、兵士たちは身を危険に晒して戦い、
ある者は死亡し、ある者は負傷し、それでようやく勝利を掴み取り、戦争が終わってみると、
上層部がその恩恵にあずかる一方で、勝者のはずの自分たちは用済みとばかりに切り捨てられる。
しかも、彼らの手には武器が残されてる訳ですから・・・そうなれば反旗を翻して上層部と戦うか、
もしくは、そうなる前に上層部による粛清の嵐が吹き荒れるかが、人の世の常ですからねえ。
「クーデターを未然に防いだ」とか、「軍縮を断行した」とかでは、現実的には済まない話です。
軍の組織人である事より、国の組織人である事を優先するというのは、
自分や直属の部下たちは、国家という組織を回す為に、権力(恩恵)ある立場に就く一方で、
末端の方の部下たちに対して、その苦境を訴えられても押さえ付け、
反発したら弾圧し、反発しなくても弾圧しなければならない立場となります。
そして、后妃の統治が後世でも評価される展開をリアルに考えると、
それらの汚れ仕事は全て帝国元帥たちが担わせた上、仕事が終わった後には、
その責任を全て元帥たちに負わせて、彼らを処断しなければならないんですよね・・・・
とは言え、そんな后妃や元帥たちの姿は、原作のキャラ描写的に見たくないと。
まあ、フィクション作品の世界観を、リアルに捉える行為は無粋かも知れませんし、
題名通り、銀河の英雄たちの伝説だと考えれば、「上手く行った」でOKなんですけどね(笑)。
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