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[21245] 朝鮮半島の前方後円墳返信 削除
2017/8/17 (木) 14:15:24 徳翁導誉

申し訳ありません・・・・
お盆の時期に、急用と夏風邪が重なり、返信が遅くなりました。


▼ 歴史の話
> > ここの掲示板は、「何を話してもOK」という方針で運営されてますので、
> > 例えば「古代中国史に結構興味がある」という事なら、それを話題にされても構いませんよ(笑)。

> ただ、マニアックな話だと興味のない方には退屈だと思いますし、
> 管理人さんがどこまで興味があるのかわからないのでこちらから話題にするのは不安です。

個人的には、科学・歴史・スポーツ・文化が、私の興味ある4分野なので、
歴史の話題でしたら、特に気になさる必要はありませんよ。
この時代の中国史であれ、「郡国制や九品官人法について」みたいな堅い話題から、
「中国史の名将ランキングを考えよう」みたいな柔らかい話題まで、意外と大丈夫です(笑)。
卒論テーマが「劉邦の粛清活動について」だった方も居られましたし、
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s20636#20636
話が盛り上がれば、思ってる以上に食い付いてくれる人も現れるかも知れませんよ。

もちろん、こういうサイトですから、「春秋戦国のゲーム案」みたいな話や、
この時代を扱った「漫画・アニメ・ゲーム・小説」などの話でも良いですし。
とは言え、私はそこまで漫画を読むタイプではない為、
墨攻や蒼天航路などは読ましたが、キングダムや赤龍王などは未読なので、
「作品について語り合いたい」場合には、作品を選ぶ事になりますけどね(笑)。
ちなみに前出の小絳侯さんとは、項劉記や三國志といったコーエーの歴史ゲームや、
当時、春秋戦国や楚漢の新作を連発していた宮城谷昌光の歴史小説の話とかしてました。

あとそれに、もし仮に私が知らない分野の話であって、
そうした分野の話を聞けるのは、新たな世界や知識が広がる事ですから、
それはそれで、私としても嬉しく楽しい事ですので。
例えば、私は別に鉄道オタクでは無いですけど、
鉄オタの友人の話を聞くのは好きなので、私も無駄に知識があったりします。
基本的に私は、話すよりも聞く方が好きなタイプですからねえ。
なので、私が長文で返信して終了という事は、今まで何度もありますけど、
少なくとも、誰かに語らせたままスルーして終了という事は、
私は今までしてきていないので、その点は安心してもらってOKですよ。
何か熱く語りたい話があれば、思う存分、語ってみてください(笑)。

> ちなみに古代中国史に興味があると言っても、
> 知っているのは戦国末期・楚漢戦争・三国志の時代くらいで、
> もっと知りたいと思いはするものの、現状の知識は広くありません。

三国志の続きが知りたい方が居た場合、とりあえず私は、
「大唐帝国 中国の中世」(中公文庫)をオススメしてますね。
https://www.amazon.co.jp/dp/4122015464

中国史研究の大家である宮崎市定によって書かれた名著で、
後漢滅亡から北宋建国までの約800年間が、コンパクトに纏められています。

> > 個人的には最近、「朝鮮半島の前方後円墳」に少し興味がありますね
> 自分は取っ掛かりがなかったので未知な分野ですが、話題に出たことですし、
> どういった所に興味を感じたのか聞きたいです。

まず最初に、古墳の魅力というのは何と言っても、その「古さ」と「大きさ」ですよね。
1500年くらい昔の遺物が、こうして私たちの身近に残っているモノなんて、
それこそ古墳くらいしか無いでしょうし、現代まで残る程に巨大だったという事ですから。
ですから、大仙古墳を始めとした大阪の古墳群が、世界遺産登録に推薦されるのも解りますし、
近所で目にする小山が、実は昔の古墳だったなんて事は結構よくあったりします。
例えば、東京タワーと増上寺に囲まれた芝公園内にある小山とかも、
実は、全長100m超の前方後円墳の跡だったりしますし、
何の変哲もない奈良の航空写真も、赤色立体地図で見ると、この通り!!(笑)
http://www.ajiko.co.jp/news/images/fig2_ns_ortho.jpg
http://www.ajiko.co.jp/news/images/fig3_ns_ortho_rrim.jpg
http://www.ajiko.co.jp/news/images/fig5_ns_rrim_chokan.jpg

では何故、あれほど古い時代に、あれだけ大きな建造物を作ったかと言えば、
やはり昔は今以上に、死者を弔う事が、権力者にとって重大な関心事だったからであり、
こうした巨大墳墓は、それこそ世界各地に残されていますから、
死に対する恐怖心というのは、洋の東西を問わない人間の本質なんだろう思われます。
で、それくらい重要な古墳作りにおいて、その形のパターンというのは結構豊富でして、
円墳や方墳のようにシンプルなモノから、上円下方墳みたいに珍しい形のモノまえあります。
その中でも、やはり1番有名なのは「前方後円墳」ですよねえ!!
実際、この前方後円墳は、列島の各地に分布しており、その数も多く、
しかも中には、200〜500mくらいの巨大古墳がゴロゴロありますからねえ。

では何故、前方後円墳がここまで広がったかと言えば、
この古墳の形式は、畿内中枢にあったヤマト王権が持っていたモノでして、
その影響力の広まりが、古墳という形で、現代まで残された事を意味しています。
まあ、遠方への影響力の程度は、それこそ学者によって見解は千差万別ですけども、
少なくとも、古代において最重要だった墳墓の建造において、
自分たちの形式を取り入れさせているのですから、
それなりに影響力あったモノと思われます(軍事的ではなくても、宗教的な意味で)。

で、そんな前方後円墳が、海を越えて朝鮮半島にも残されているという史実が、
私は大変面白いなぁと感じた次第なんです!!
今の時代の感覚ですと、対馬海峡上に見えない国境線が引かれており、そこを境に、
「日本」と「韓国」という2つの国家が明確に区切られていて、それが当然ですけども、
このような国家の区分けが、まだ存在する以前の時代が、この時代な訳です。
しかも当時は、陸路なんて未整備で、海路の方がメインだった頃ですから、
例えば出雲国(島根)から見ると、関東の内陸にあった毛野国(群馬&栃木)よりも、
海の向こうにある半島の金官国(釜山近郊)の方が、ずっと身近な存在だったはずなんです。

つまり、現代的なイデオロギーに捕らわれて、朝鮮半島の前方後円墳を見てしまうと、
あたかも日本が朝鮮の一部を支配していたかのように誤解しがちですけど、
日本や韓国が存在する以前の話であり、政治や宗教の捉え方も大きく異なる時代ですからねえ。
こうして、「現在の感覚」だけでは見えてこない、歴史的な真実に目を向ける事は、
実はとても重要な事だと私は思いますし、いっその事、世界遺産への登録申請は、
大阪の古墳群に限らず、朝鮮半島も含めた広域的な古墳文化として扱って欲しい思いはありました。
(登録申請は各国政府が行うので、現在の日韓関係では、政治的に困難ではあるのでしょうが)

ちなみに先日、無事に世界遺産登録された「宗像&沖ノ島」ですけど、
この地は歴史的に見ると、ヤマト王権と朝鮮半島との中継地だったんですよね。
伊都国や奴国(金印で有名)などの九州北部にある国々は、
その以前から、半島との交流が深かったのですが、
畿内のヤマト王権が九州にまで影響力を拡大した際に、
独自ルートとして作られたのが、宗像&沖ノ島を経由するコースでした。
そしてその後、ヤマト王権が全国的な支配権を確立し、更には遣唐使が廃止されると、
海上に浮かぶ沖ノ島の時は止まり、それが結果として「海の正倉院」と呼ばれるくらいに、
古代の遺物を数多く残す事となって、こうして世界遺産登録にまで繋がる訳です。


▼ 社会とネットの話
> > あ〜、なるほど。
> > 羽帥さんのサイトからでしたか。
> > 最近は交流も乏しいものの、20年近く前からのネット仲間ですね。
> > 個人サイト同士の相互リンクという風習は、今や廃れて久しいと思いますけど、
> > 今でもこうして効果があると知ると、何だか少し嬉しくなります(笑)。

> 20年近く前から、ですか、感覚がうまく想像できませんが、
> なんだかそちらが嬉しいのを知ると、こちらも嬉しくなります。

何だかんだで、このサイトも来月で、開設から丸17年になりますからねえ・・・・
当時のネットは前述のよう「金の掛かる趣味」でしたので、
周囲はほぼ大人で、10代の私が最年少くらいな環境でしたけど、
今では子供でも普通にネットをしますし、私もいい年齢のオッサンになりました(笑)。

> > 2020年代には、今とはまた違ったネットの世界が広がってるかも知れませんよ?
> 良くなるという保証はないですが、そこに希望があるなら嬉しいです。

まあ実際、少なくとも数年前のネットに比べれば、
コピペによる迷惑な連続投稿や、明らかな差別や罵倒の単語などは、
目にする機会が、僅かながらにでも減少したように感じます。
プログラムで投稿や表示をブロックする判定する機能も、結構精度が上昇しましたし、
今後はそこにAI判定まで加わってくるとなれば、事前の毒抜きは更に高精度になって来ようかと?
って、これが本当に諸手を挙げて評価できるかと言えば、それはそれで難しい所ですけどね・・・・

> > しかし、良貨は駆逐された後なので、結局はネットの活気が失われてしまったような気はしています。
> > まあ、それが一般化や大衆化といったモノなのかも知れませんけど(苦笑)。

> 考えさせられる言葉ですね…。

でもまあ、一般化や大衆化が一概に悪いって訳でも無いですけどね。
例えば、最先端のファッション・ショーで披露される服には、活気も創作性もありますけど、
そのままでは普及はしないでしょうし(そんな服が街中に溢れても困りますが・笑)、
やはり流行らせるには、多数からの支持を得られるレベルへの落とし込みは必須だろうと思います。
要は、落とし込む先がどのように想定されるかが、一般化や大衆化の過程で最も重要になって来ると。

> > いや〜、個人的な好き嫌いとかは、私は別に求めていないので・・・・
> > 結局は、社会への実害がどれくらいあるか?が焦点だと思うんです。

> そう思われますか、自分は見方が違います。
> 切り離して考えるなら、実害ダメージ < 精神ダメージ で考えていました。

いや、私が言いたかったのは、精神的利益と物質的利益の話ではなく、
私的利益と公的利益の事ですね。
解りやすい例で言いますと、言論の自由とかですかねえ?
私が好まない発言内容であっても、その発言自体を押さえ込もうという動きがあれば、
個人的な感情よりも、言論の自由という社会全体の利益を優先するような感じです。

つまり、不等号で表せば「私的利益<公的利益」という考え方を、私はしていると。
ただ個人的に、最近気になるのは、「私的利益>公的利益」ではなく、
「私的利益=公的利益」と考える層が急拡大している事でしょうか・・・・
「私<公」であれ、「私>公」であれ、どちらも公私の別自体は理解できてる人なのですが、
「私=公」の人だと公私の別が無いので、公私混同どころか公私一体を引き起こす訳です。
自覚ある公私混同はまだしも、無自覚な公私一体というのは、
当人に理解も自覚も無い分だけ、本当に厄介なモノですからねえ。

ちなみに、精神的利益と物質的利益に関しては、
どちらに重きを置くかは、それこそ人それぞれだと思っていますし、
その状況や対象でも変わるモノでしょうから、あまり気にはしていませんね(笑)。
でも私個人としては、精神的利益の方に重きを置くタイプな気がします。


▼ メディア情報の話
> > その内容を保証する参考文献やデータ出典が示されてるか否かや、
> > 著者の経歴だったり、どんな出版社レーベルかも、情報の信頼度を左右するかと?
> > そういう意味では、情報の信頼度として見た場合に、
> > テレビが75%、ネットが30%というのは、意外と妥当な所の気もします(笑)。
> > テレビの情報だって全てが正しい訳じゃないですけど、ある程度は信頼できるし、
> > 少なくとも、ネットの情報よりは正しい確率が相当高いでしょうからねえ。

> 直接的には、正しい確率が高いからというよりは、
> 正しい情報ではなかった場合に批判が起こりやすく正しい情報が明らかになりやすい、
> というのが信頼度に繋がってくると自分は思っています。
> もちろん間違いに批判が起こりやすければ正しい確率が高くなることに影響しますが、
> もとを辿るとそちらかなと。

もっと、ぶっちゃけた話にしてしまえば、関わるヒトの数と、それで生じるカネの量ですね。
テレビや新聞など、大手メディアと呼ばれる所には、
それこそ多くの従業員や関係者がいて、その売り上げは彼らの生活を支えている訳です。
で、1つの大きなミスが、彼ら多くの人たちの安定した生活を脅かす可能性もある以上、
そうしたリスクは出来るだけ回避しようとしますし、だからこそ、情報の信頼度に繋がる訳です。
(自分たちの保身に走り過ぎて、責任さえも回避しようとしがちになるのも、理屈はこれと同じ)

一方で、ネットの書き込みなんてモノは基本的に、個人が暇潰しにやってるだけですから、
ミスをした所で、大したリスクにもならず、だからこそ責任すら感じていない人も多いと。
ネット・ニュースとかも、規模が小さな所だった場合、この延長線上にある気がします。
それでもネットというのは、誰もが自由に発言できる場所なので、
立派な肩書きや経歴が無くても、鋭い意見を述べる人材もたまに発見できますし、
匿名だからこそ聞ける現場の生の声みたいなモノも、格段に届くようになりましたからねえ。

まあ、前出の「書籍情報の信頼度」で言いますと、
有名大学の教授が書き、大手出版社から出された本は、やはり信頼度が高いと思うんです。
ただその一方で、無名な研究者が書いた、マイナー出版社から出された本が、全て悪いかと言えば、
決してそんな事はなく、抜擢された若手が掘り出し物のような一冊を残す事もあります。
もちろん、「何だこりゃ」という本の比率は、後者の方が断然大きいですし、
意外と、そういう本の方が売れていて、マイナー出版社を支えているのは皮肉な話ですが、
でも逆に言うと、そうした質の悪い売れ筋があればこそ、掘り出し物が出版される余地も生まれると。
買い物で言えば、無難な百貨店と、怪しげな骨董市みたいな関係なのかも知れませんね(笑)。

> ちなみに自分が思っている他のずれているのではと思う例だと、「年上の話が絶対」というのがあります。
> 一般的に、年上の方がより経験がありより良い判断ができることが多い、というのは分かりますが、
> それは年上だからではなく、よりよい判断をすることがより期待できるから、なのだと思います。
> そして、誰がよりよい判断ができそうかというのは大体は(絶対にではありませんが)皆分かると思いますので、
> 「年上の話が絶対」と話を持ち出すのは、
> そうでも言わなければ変わらないということだと思ってしまい、私は良い印象がありません。

いわゆる一般的にイメージされるような、上下関係や年功序列というのは、
実は歴史的には浅くて、戦後になって社会に定着した制度なのですが、
それも昭和の終わりと共に崩れ始め、21世紀を迎えた頃にはかなり形骸化した印象があり、
その経緯を見てきた私からすると、「年上が絶対」という風潮はあまり残ってない気がします。
ですが、確かに言われてみれば、わずかに残ってる程度の風潮であっても、
そうした時代を知ない世代から見れば、その「わずか」が、
途轍もなく大きな存在に感じられるモノなのかも知れませんね!?

で、そんな今の時代にあっても、そうしたフレーズを敢えて多用する人が居るとすれば、
実際、おっしゃるように、その点でしか権威や正当性を打ち出せない人なのかも?
でもまあ、そういう、根拠もなく自身の正当化したがるタイプの人というのは、
別に年齢的な上下が無くても、当人にとって都合の良い理由を何か持ってくる気もします。
極端な話、相手がどうあれ、自分が納得できる理由であれば、何だって良い訳ですし(笑)。

ちなみに、こうした上下関係の終焉には、何気にネットの存在が一役買っているかも知れません。
ネットが登場するまでの社会って、それこそ、今で言う「リアル」の世界しか無かった訳で、
日本のリアル社会というのは、どうしても、先輩・後輩・同期(同級生)に集約されますから、
人間関係は上下関係にイコールで結ばれてるのに近い部分はあったかと思います。
しかしネットの登場によって、そうした自分の周囲の人間関係だけでなく、
地域も、年齢も、性別も関係ない、何処の誰かも解らない人たちとの社会が現れました。
そうなると、相手の年齢なんて一切関係ない・・・と言いますか、年齢なんて解らない世界では、
相手の発言内容こそが全てという価値観が形成されていきました。
言い換えれば、実年齢よりも精神年齢の方が、ネット上では重視されるって事ですね(笑)。

まあ元々、ネットの登場以前から、アニメや漫画など同じ趣味を持つ愛好者の集いでは、
ネットと同じく、地域・年齢・性別などに拘らない世界観が既に築かれており、
そうした場所で、先輩でも後輩でも同期でもない相手を呼ぶ呼称として、「お宅」が用いられたと。
これこそが、サブカル愛好者の世界を「オタク」と呼ぶ語源になる訳です。
そして、初期のネット住民というのは、基本的にオタク層の人間だった事を考えると、
ネットの世界が、相手の年齢に拘らない傾向になったのも、ある意味で当然の流れだったのかも?
更に今や、そういうネットの世界を、多くの人々が利用する時代になると、
多かれ少なかれ、そうした影響はリアルの方に還元されるので、価値観の変化が加速した気もします。
一昔前に比べれば、敬語の使用とかも、随分と緩くなった印象はありますからねえ。

> > テレビや新聞のニュースとかでも、偏った報道とかは決して少なく無いですからねえ。
> > 反論を恐れる必要が無いようなケースだと、いい加減な内容でも通ってしまいがちです。

> あぁー、分かります、というかここで体感したことがあります。

んん?
ゲーム内とかでですか?

> > ただ、こういう件を「おかしくないか?」と思った時に、
> > 調べる事が出来るようになったのも、ネットの大きな力ではあるんですよね!!
> > ネットなら複数メディアの報道内容を見比べるのが、以前よりもずっと楽になりましたし、
> > 報道では要約されてしまう会見や資料の内容も、直に確認する事が出来るようになりましたので。
> > しかし一方で、同じネットを利用するにしても、最初から結論ありきで、
> > 自分にとって都合の良い情報ばかりを集めてしまえば、全く正反対な結果をもたらすと・・・・

> 調べることができる、というのは良いことだと思います。
> ただ身近でなければ調べる人はまずいないでしょうし、おかしな内容でも浸透してしまったら、
> しっかり調べる人がいないと集団心理的な面なのか本人が声を上げても潰されてしまいますので、
> 逆に公平に見えて公平でないというのがあるのも事実です。
> 結論ありきで情報を見るというのは危険ですね、色々な見方を知った上で、それを総合して留めておきたいです。
> 明らかにおかしい内容というのもありますので、そこは情報を見る目というのも必要になってきますが。

結局は「どういう視点から情報を集めるのか?」と言う事ですよね。

例えば、残虐な事件が起こり、それに関する報道がなされた時に、
「何故こんな事件が起きたんだろう?」という視点からニュースに触れていくと、
時には、正確性や公平性を欠く報道の仕方に疑問を抱く事もあったりします。
ただ一方で、「こんな事件を起こした犯人は許せない!!」という視点から入ってしまうと、
その犯人を叩く為の情報収集をしてしまい、時には叩く事が目的化して偽情報でも気にしなくなり、
そこが基準になってしまうと、今度は逆に報道の仕方が手緩いとして、攻撃の矛先が変わる事もあります。

噂によると、近年では義務教育から、情報リテラシーの授業があるらしいですけど、
一体どんな内容で、小中学生に教えられているのか、ちょっと興味はあります。

> ちなみに、要約でおかしくなっていることもありますね。
> あまり適切な例でないのかもしれませんが、記憶にあるので言うと、
> 「震災が東北で良かった」と切り取られて辞任になった大臣がいたはずですが、
> よく聞いていると、切り取り方がおかしい気がしました。
> もちろん、よく聞いても失言は失言だと思いますが、
> 報道側も、刺激性を重視して印象を曲げたという印象を持っています。

う〜ん、言っている事はよく解りますけども、
ただ基本的に「要約」というのは、簡潔で明瞭にする為に、
どうしても、内容的には「強調」がなされるモノだと思うんですよねえ・・・・

実際には推定で語ったのに、報道では断定で語ったように伝えられると、
そりゃ当人としては、不満に感じる所もあるでしょうけど、
でも結局の所、推定だろうが、断定だろうが、その中身自体が失言であったのであれば、
「そこまでキツい論調では言っていない」と弁護した所で・・・という気持ちはあります。
これがまだ、逆の意味に解釈されたり、本質的な曲解や誤解がなされたりであれば、
そもそも要約としても間違って来るので、話はまだ解るんですけどね。

あと、これは個人的な印象ですけども、
自身の発言には、小さなニュアンスの違いさえ目くじらを立てて自己弁護する人間に限って、
他人の発言に関しては、平気で曲解や誤解を広めるタイプが多いイメージがあります(苦笑)。
判断の基準が自分の都合にしか無いと、自分自身に関する事は小さな事でも許せなくても、
いざ他人の事となると、相手の都合など範疇の外なので、自分に都合の良い解釈をするのかも?
解りやすく言えば、「自分に甘く、他人に厳しい」みたいな感じですかねえ。

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