| ▼ 徳翁導誉さん
> 要するに、「個人的な好み」で選んだのが、第一印象によるランキング版で、
> 「一般的な評価」で選んだのが、採点方式でのランキング版ですね。
個人的視点からでですが、採点方式でのランキングと聞いたところでなぜかあまり興味が湧かない、というか存在意義に疑問符が。
しっかり知りたいなら「一般的な評価」よりもそれぞれの人の「個人的な好み」で評価をいろいろ聞いてみたいものです。
でも、知っている人の場合は数字評価したところでそういうことじゃないんだよなぁ感がありますが、
知らない人を知り始めるきっかけには役に立つような気もしてきました。
点数で付けるのも、例えるなら辞書の索引みたいに入口には必要なものなのかなぁ。
> 個人的な「好き嫌い」と、全体的な「良い悪い」は、全く異なる価値基準ですからねえ。
〜
> でもまあ、この辺の話まで始めてしまうと、なかなか纏まらないのも事実でしょうね。
存在するものとしてはそうなのでしょうけど、全体的な良い悪いというのは個人が正しく認識できるものにも思えないというのはあります。
なので全体的な評価を評するというのは厳密な意味では無理でしょうね。
ただその方向性の概要を掴もうとするというのは必要ですし、分けて考えることも必要ですから、そういう意味でなんとなく伝わりますが、
全体的なことを評するのはちょっと苦手というかそんなことしていいのかなと引け目を感じるところもあります。
自分が一般的とされる評価より個人個人の好みの方に興味があるのはそういうのもあるのかな?
> > それで思ったのですが、名将と呼ばれる基準とはどのようなものがあるのでしょうね。
> それを一般化しようとしたのが、前の採点で設けた5項目ですね。
ちょっと考えた結果、自分で身もふたもないことを言いますが、名将に普遍的な条件はないと思い至りました。
名将と認識される間では名将ということになる、と。どこか胡散臭い表現ですが。
それとは別として、知る手段として採点評価はあってもいいと思います。
> そういう意味では、これだけコンピューターが発達した現代であれば、
> 天賦の才とされてきた軍事的才覚も、今後は訓練で格段に伸ばす事が可能かも知れません。
> ただ、そうは言っても、それを活かす場というのが、現代の戦場では少なそうですし、
> それこそAIがここまで進歩してくると、そちら頼りになるような気がしますね(笑)。
確かに人間は能力を伸ばすことができますし、ただそれでもAI自体の方が賢いとなればそうなりそうです。
話が脇道に行きますが、分野限らずAIに判断を任せてしまうか、人間を補助する材料として使うかは、悩ましい課題だと思います。
ただ自分は人間の補助止まりであってほしいですね。
判断がどのくらい正しいかどうか自体より、その誤差が気持ちとして納得できるか、ということで考えて、
AIが誤判定した場合(もし人間より判断が正しかった可能性が高いとしても)、納得はできなさそうです。
ある意味AIを人間より下に見ているということかもしれませんが。
でもこの先、AIと人間が対等な権利を有するべきとかいったことになっていくのかなというのはよぎります。
それは別として、軍事ではAIに積極的に判断が任せられそうとは思います。
> 三国志をはじめ、戦乱の時代を統一する王朝の「建国ゲーム」は多く有りますが、
> 泰平の時代を続けるべく国家を運営する王朝の「存続ゲーム」であったり、
> 王朝が興亡を繰り返す歴史全体の流れを楽しむ「通史ゲーム」は、なかなか有りません。
言われてみればそのようです。
それぞれ違った特徴がありますし、それぞれあればよりよいですね。
しかし、通史となると「それっぽい」を作るのは建国ものよりかなり骨が折れそうです。
興味自体はあるのですが、自分は作るとなるとそこまでの熱意は今ありませんね。
作れるとしても優先順位的にも後になりそうですし、他力本願という感じです。
> (ちなみに、飛蝗発生と農民移住の数理モデル化は、随分と昔に試作してみた事があります)
アイディア自体あって理屈はなんとなく理解できていても、大変でも具現化するというのは得られるものがありますから、
自分はなかなか腰が重いのですが、そうやって行動してみるというのは見習いたいです。
どういう理屈で詰めていったのか、興味深いです。
> こうした歴史の観察方法は、歴史好きな理系ならではの方法のような気がします!!(笑)
そうかもしれませんね、できることならならではのことをやっていきたいとは思います。
> う〜ん、奇策・・・なんですかねえ?
> 確かに場合によっては、奇策と映る事や、悪手を誘うように見える事もあるでしょうけど、
> しかし実際は、誰よりもシンプルに原理原則に従ったるだけのようにも感じられます。
うーむ、それだけ私の考えの想定が狭いという裏返しかもしれませんね。
凡人には天才を評することさえまともにできないものなのかもしれません。
> ただ、ぶっちゃけた話をすると、1番大きいのは司馬遷の存在でしょうけどね(笑)。
> 記録して残してくれる人や、伝え広めてくれる人が居なければ、
> どれだけの功績を挙げても、やはり「伝説」にはならないのが実際の所です。
なるほど、言われてみればそうですね。
司馬遷自身ももともと尊敬の対象となる人物ですが、そう考えると改めて司馬遷様様です。
> いや〜、私も韓信贔屓ではあるものの、やはりカンナエの戦いだけは別格ですからねえ。
> 未だに軍事の教科書では、「包囲殲滅戦の手本」として扱われる程の完璧な戦術ですし、
> 戦争の時代を生きた近現代の軍人達も、このカンナエの再現を望んで止みませんでしたが、
> それでも、ハンニバルほどの完成度を見せた用兵は、遂に1度も現れませんでした。
そうなんですね。
私もそれが凄いことだと思いますが、何と言いますか、理想像まであと一つでした。
調べてみた感じでみると、臨機応変の妙はあると思いますが、あと一つ知恵が見たかったのです。
そういう意味では、韓信の方は「あとこうだったらもっと」というのが浮かばないので、ケチをつけようにもつけることもできない、ということでした。
まあ書いていてカンナエの戦いについてもこう評論することすら僭越な感じもしてはきますが。
再現というのに関しては、近現代は組織の構成自体違うと思うので、そういう意味でもまずまともには無理だろうとは思います。
> 図解雑学シリーズ『名将に学ぶ 世界の戦術(ナツメ社)』
> https://www.amazon.co.jp/dp/4816348220/
欲しい本がどんどん増えていきますw
> もちろん、見ていて解りやすく、そして華々しいのは戦術面なのですが、
> 「戦術的勝利をいくら重ねても、戦略的不利を覆すのは困難」と、
> よく言われているように、やはり最後にモノを言うのは戦略面ですからねえ。
> どれだけドイツの技術力が高くても、アメリカの物量には敵わないのと同じです(笑)。
それが同じなのかは分かりませんでしたが説明としてはとても分かりやすかったです。
> > 野球だからということではなくてスポーツ全般詳しくないのでピンとこなかったと思います。
> あ〜、やはり今現在だと、そんな感じになっちゃいますか?
> まあ、ここ10年ほどの間に、日本だけでなく世界全体で、
> 競技面でも、観戦面でも、急速なスポーツ離れが進行中ですからねえ・・・・
全体的なものまでは私は分かりませんが、個人的にということではスポーツには疎いです。
> > 自分は自分で、一般的に数学と言われてイメージされそうな生の数字を使う分野とは違うので
> > (用語的に何というのか分かりませんが)、思ったより分野的に近いかもしれません。
> う〜ん、この「生の数字」の意味をどちらで取るかで、大きく変わってきますけど、
> 普遍的な心理を求めて、抽象的な概念を扱ってる分野でしたら「純粋数学」でしょうし、
> 机上ではなく現実の数値を集めて、具現化させる分野でしたら「数理統計学」でしょうから。
主に興味を持っている分野は「普遍的な心理を求めて、抽象的な概念を扱ってる分野」になると思います。
というか、この説明は理系に対して話すにはそもそも蛇足だったかも。
リアルで数学が好きと言うと、大体は「たくさん計算問題解いてるの?」みたいな返答が返ってくるもので。
式を解く方ではなくて構成を考える方ということをすんなり理解されることは稀でして。
でも理系同士ということならそういうことは考慮するのは却って余計だったかもしれません。
> まあ個人的には、「数字は文字であり、数学は言語である」って感覚ですね。
自分視点で考えると、数学に分類されるプログラミングが数学を感じず英文を打っているようにしか思えないのは、
数学は言語というのと似ているのかもしれません。
> こう書いた方が、却って解りやすいですかねえ?(笑)
> 「理系⊃理学≒理数系=数学+理科」
ありがとうございます!自分でもビックリするくらい解りやすい!
知識では便利だと知っていても、理解しにくかったことが一発で理解できるという実体験があると、やっぱり有難みが分かります。
> 司馬懿が軍事面でも有能であった事は、私も決して否定するモノではないのですが、
> しかし一方で、戦乱の時代であった三国志の時代には、
> 司馬懿以上の才能を見せた軍人が、他にも数多くいると思うんです。
そう言われればそうですね。
一人押すなら司馬懿で、軍事的才能もあるけれど、軍事的視点でいうなら上は居て、司馬懿を押す理由はそれ以外の方が大きい、
というまとめ方になるでしょうか。
> ちなみに、中国史の通史ですと、つい最近、
> 2年前に再販された『中国史 上・下巻(岩波文庫)』を読んでみたのですが、
> さすがは宮崎市定の著作だけあって、なかなか良かったですねえ。
> まあ全2巻なので超ダイジェスト版であり、話の展開としては凄く速くて、
> その点では物足りない部分があるものの、歴史の考察部分はやはり見事でした。
そういうのが欲しい!
欲しい本の数が…多くて嬉しいけど泣ける…。
> 欧州史全体をカバーする通史モノというのは、なかなか無いのが実状ですけど、
> 神聖ローマ帝国の皇帝であった「ハプスブルク家」の歴史を追って行けば、
> 中世から現代までの欧州史の基本的な流れは、結構見えてくるように思います。
アドバイスありがとうございます!
まだ腰が重いですが、機会があったら念頭に入れておこうと思います。
(明王朝、軍師
返信できる知識などの余地がないので返信はありませんが読みました。
(名宰相
> 期待値の段階なら高止まりする評価も、
そういう意味では三国志なら周瑜がそれっぽいですね。言われてみればそれもあると思います。
> まあ小渕というのは、自ら先頭に立って引っ張るのではなく、柔和な人柄で調整を行い、
> 明確な指針を示した後は、全て部下に託すという、
こうして読んで、自分の理想像と非常に似通っていることに驚きました。
どこでどういう発見があるか分からないものです。
(佐々木道誉について
こうして読んでみると、凄まじいインパクトがあります。ハチャメチャ具合が脳に刻みこまれました。
(「江戸幕府の三大改革」
> 改革であれば、中身や結果がどうであろうと、とにかく変えれば良いのですから(笑)。
そういう考え方もできるのでしたか。
ところで自分は詳しい知識がないままなんとなく思っているだけの状態で書いてしまいました。
時間をみて調べてみようと思います、…と言っても腰が上がらないことも正直多いのですが。
(心や魂
> で、「特別」なら文字通りに特別なので、それ以上は深く考える必要なんて無いんですよ。
> 何と言ったって、それは「特別」なのですから(笑)。
> 「なぜ特別なのか?」「本当に特別なのか?」と考えるのは、変わり者のやる事です。
そうなのですか、では自分は変わり者ですね。
うーん、でも印象では理系の人には特別視しない人が多いような気がしているのですけどね。
> それを絶対視する科学万能主義も、単なる信仰に近く、同じく科学というモノを理解してないんです。
自分もそれを常々思っています。
知ることができる、学問としてのものは人間の思考の及ぶ範囲で解釈しているものですからね。
正直、楽しいのですが文章長い…。 |
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