| ▼ 徳翁導誉さん
> > ww2onlineの優勝数を各国ごとにまとめてみました
> >
> > アメリカが優勝しやすいのは気づいていましたが、同じくらいソ連も優勝しやすいんですね
> > 地政学は詳しくないですが、これがハートランド国家の実力なのでしょうか?
> >
> > ソ連 25
> > アメリカ 24
> > フランス 19
> > イギリス 14
> > 日本 13
> > ドイツ 11
> > 中国 11
> > イタリア 8
> > (データは第125回までのww2online大国のみ版)
> WW2オンラインにおける各国ごとの難易度に関して、
> このような掲示板のスレッド↓がありましたね。
> http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=r2455#2655
> かれこれ、もう10年以上も前の雑談ですけど、
> 今でも十分、読み応えのある内容だと思います(笑)。
>
> で、優勝者大会に参加された方の印象では、以下の通り。
> 「日>仏>米>英>伊>ソ>独>中」 by ほのぼのさん
> 「米>日>英>ソ>仏>独>伊>中」 by Bernsteinさん
> 「日>仏>米>伊>ソ>英>独>中」 by あじゅさん
>
> こうして見てみると、ソ連と日本に関しては、
> 「難易度」と「優勝回数」との間に、いくらかズレがあるようですね。
> まあ具体的にソ連の場合は、領土が東西に長く伸び、アジアにも欧州にも接していますから、
> 状況に応じて、どちらにも進出できる一方で、どちらからも攻め込まれる危険性がある為、
> 優勝も多いけど、滅亡も多い国という事で、難易度としては少し辛い評価がされているのかも?
>
> そういう意味では、「ハートランド国家の実力」という見方も、
> 地政学的には、半分正解と言えるかも知れませんね。
> 「ハートランドを支配する者が、ユーラシアを支配し、
> ユーラシアを支配する者が、世界を支配する」という言葉があるくらいなので。
> ただ一方で、そもそも「ハートランド」という言葉自体は、
> 「海軍力の及ばないユーラシアの内陸部(中核部)」を意味するモノであり、
> このゲームだと、軍事的リソースを海軍に割かず、陸軍のみを重点強化する意味合いなので、
> その部分が優勝の理由に直結しているかとなると・・・正直、難しい所かと?
> まあ、このゲームの場合、「外交」を中核に据えたシステム作りをしている為、
> 軍事的な優位性というのは、極力抑える仕様になっていますからねえ。
> 逆説的に言うと、外交を怠っても、軍事力でゴリ押しできるようには、敢えてしていないと。
面白いスレを紹介していただいてありがとうございます。
そのスレとかを読んで少し思ったことを。(ww2onlineと赤い嵐に関してです)
・ソ連とハートランド
地政学は軍事だけでなく、経済にも言及した学問ですが、このゲームでは軍事の面しか再現されてないため、あまりハートランド等が大きな要素になってないのは確かに感じますね。
ww2onlineにおける海軍は陸軍を輸送する程度の役割ですが、実際には海軍の存在意義は海上コミュニケーション網の獲得にあります。
赤い嵐の内政あり版ではそのあたりが再現されますが、ww2onlineでは再現されていないのも、ハートランドなどが大きな意味を持たない理由なのでしょうか。
・英仏協商
英仏協商はこれらのゲーム(ww2onlineと赤い嵐)をやると、すごくその必然性を感じますね。
仮にww2onlineにドイツが存在しなければ、英仏は必ず宿敵として対立する運命にあると思うんですよ。
世界中の植民地に、いくらでも衝突点がありますから。赤い嵐の帝国主義戦場なんかまさしくその典型です。
ところがドイツという宿敵がいるからこそ、フランスとしてはどうしてもイギリスと妥協せざるを得ない。
イギリスとしても、フランスに滅ばれるとドイツの欧州制覇という可能性が見えてくるため、独仏には争っていてほしい。
そこに英仏協商が成立する必然性が生まれるわけです。
この辺の経緯はまさしく世界史のそれですよ。
植民地獲得競争をする中でたびたび争ってきた英仏が、ドイツがプロイセン主導で統一されると、一転して協力関係に変わる。
まさしくこのゲームと変わらないと思います。
・米英関係
英米関係はこのゲーム(ww2onlineと赤い嵐)においても非常に興味深い事象の一つだと思います。
史実では英米戦争以後、基本的に関係が良い英米が、このゲームでは宿敵ですからね。(赤い嵐において、英本土がアメリカに制圧されるとアメリカの優勝がほぼ決まるのは有名ですよね)
史実とは違い、ゲームにおいて英米が宿敵なのは、
1)両国が民主主義国家であること(カントによれば民主主義国家同士は戦争をしにくい)
2)言語・文化的に両国の関係が近いこと
3)アメリカが孤立主義をとったこと
これら3点をこのゲームが再現出来ていないということもありますが、それだけではなく、そもそも英米が戦争をしなかったという史実が、かなり稀なケースだったのではないかと思います。
言うならば、「10回神様が世界を作れば、9回は英米で戦争をしたけど、この世界ではその1回の例外だった」というようなことではないかと。
ww2onlineにおいては史実とは違い、アメリカよりイギリスの方が国力が上ですから、アメリカとしてはイギリスの動向が不安ですし、イギリスとしてはアメリカが中南米を制圧する前に叩いとかないと、中南米制圧後真っ先に自分が狙われる、だから有利な今のうちに叩いておけ、というのがあると思います。
それがww2onlineにおいて英米が宿敵になりやすい1つの理由なのかと。
赤い嵐における、「アメリカが英本土を制圧すれば、アメリカの優勝がほぼ決定」という公式は、アメリカの海軍力に対抗できる欧州国家が英国しかいないため、英国がアメリカに負けるとアメリカが西欧に勢力を伸ばしたい放題になる、というのが原因だと思います。
オマケに、英国はアメリカ以外にも目を光らせなければいけませんが、アメリカは日英以外は基本考えなくてもいい上、国力的にもアメリカの方が上回ってることが多いので、戦闘では数の差で普通にアメリカが勝ちやすいですからね。
とか色々書きましたが、なんか10年前のスレの方に返信してる感じになって、独り言っぽくなっちゃいましたw |
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