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[22030] Re11:新ゲーム案返信 削除
2018/12/27 (木) 20:47:30 徳翁導誉

> > > > > > > > > ・赤い嵐大航海時代版(30年戦争版)
> > あと、南北朝の合一が1392年で、コロンブスの新大陸発見が1492年ですから、
> > 基本的には、南北朝と大航海時代は時代的に噛み合いません。
> > 日本史ですと、応仁の乱が1467〜77年ですから、むしろ、そちらの方が近いです。

> そうでしたか。
> でも、応仁の乱も面白そうです。

世界マップの規模で、応仁の乱の動乱を表そうとしても、
まず間違いなく、消化不良になるだけでしょうし、
もしも応仁の乱を扱うのであれば、やはり日本マップ限定にすべきでしょうね。
それでも、室町幕府の体制などまで表現しないと、あの乱の特徴は出てきませんから、
本当でやるのであれば、それ専用のゲーム・システムが必要になってくると思います。

・・・って、結局、ここまで感じの話ぶりですと、
「この時代がやりたい」という、何らかの強い思いがあると言うよりも、
「どの時代でも良いんで、新しいシナリオを」という事なのでしょうか?(笑)

> > ちなみに、九州で一大勢力を築いた懐良親王などは、
> > 倭寇の取り締まりを条件に、明から冊封を受けて「日本国王」となっていますね。

> 嗚呼、聞いたことがあります。
> 征南将軍府でしたっけ?

西国(九州・四国)を平定するのですから、征西将軍ですね。
征南将軍は中国の方の官職で、馴染み深い所ですと、
三国志では、蜀の趙雲や、魏の曹仁あたりが、任じられていたのかな?

> > で、当時の海洋力(シー・パワー)という面からすると、
> > 日本などより、明王朝の方が圧倒的です。
> > 1405年から1433年まで、7度に及ぶ、鄭和の大航海がありましたからねえ。
> > 中国から東南アジア、インド、アラビア半島、そしてアフリカ東海岸まで、
> > 大船団を率いて、明王朝の海上覇権を築いていった訳で、
> > 中国の歴代王朝の中でも、ここまで海洋力を押し出したのは、他に例がありません。

> それは思いますがね。
> あれって海軍ではなく商船団で、船もあまり実用的ではなさそうですし。
> どちらかというと、王朝ではなく海賊(倭寇)の方がシーパワーって感じがしますね。

何だか、鄭和の大航海を、平和一辺倒のモノと勘違いされてませんか?
大型船60隻以上の大艦隊に、3万近い人員を乗せての大遠征だったんですよ。
どんなに大型船だからと言って、操縦するのに平均500人も必要ないですし、
乗組員や役人なども多かったですが、兵員も大勢乗っていたんです。
もちろん、第一義的には、明王朝への朝貢を促す外交目的がメインでしたけど、
それに反抗するような姿勢を相手国が取れば、当然ながら軍事衝突も有りますし、
また、相手国で内紛があった場合には、武力介入を行って鎮圧する事もありました。

それにそもそも、公権力の届きにくい洋上では、自力防衛が基本である以上、
当時の商船は軍船と大きな違いは無かったですし、
商談が成立すれば海商であり、商談が不調で略奪すれば海賊でした。
言うなれば、海商と海賊は表裏一体・・・というか、ほぼ同じモノでしょうね。
だからこそ、それだけの大航海が可能であった鄭和の一団は、
大使節団であり、大商船団であると同時に、大艦隊でもあった訳です。
で、王朝が国家レベルで行っているのですから、私的な海賊レベルの比ではありません。

逆説的に言えば、倭寇などの私的な海賊・海商行為が幅を利かす時代というのは、
それだけ、公権力が弱体化しており、社会が混乱している事の裏返しでもあります。
前期倭寇が暴れ回った1300年代中盤の時代は、
中国は元から明に、朝鮮は高麗から李朝に、日本は鎌倉から南北朝・室町にと、
東アジアの3ヶ国が、それぞれ政権交代期で混乱していた頃でしたし、
後期倭寇が暴れ回った1500年代中盤の時代は、
明や李朝は王朝の力が衰えてきており、日本は戦国時代のど真ん中でした。
王直や鄭芝竜、浜田弥兵衛など、あの時代の海の男たちの物語は、結構面白いんですけどね。


> > > > > > > ・赤い嵐2050年版
> > あと、惑星ではなく、あくまで小惑星なのですか?
> > 一言に「開発」と言いましても、惑星と小惑星ではサイズが極端に異なる為、
> > 国土開発と鉱山開発くらいに違いがあります(もちろん小惑星は後者)。
> > 小惑星の開発となると、次から次へ鉱脈を探し回る山師的なゲームになりそうですが、
> > 「1から開発」という言葉からは、むしろ惑星サイズを考えてる印象が・・・・

> そうでしょうか?
> 小惑星や衛星で十分いいと思いますが。

いやいや、小惑星のサイズとか理解されてます!?
例えば、はやぶさの探査で有名になった小惑星イトカワなんて、
直径が300〜500mしかなく、体積だと東京ドーム15個分もありません。
宇宙の規模からしたら、本当にケシ粒の如き点でしかありませんよ。

まあ衛星の方は、小惑星に比べたら大きいですけど、それでも、
例えば火星にある2つの衛星は、フォボスが直径22km、ダイモスが直径12kmです。
地球の月というのは、岩石型惑星の衛星としては、かなり例外的に大きなモノで、
月より1回り大きいのは、木星のガニメデとカリスト、土星のタイタン、
月と同サイズなのは、木星のイオとエウロパしか、この太陽系にはありません。
で、それらの衛星も、地形的に起伏があったり、資源的に魅力があったりなど、
ゲーム的に見て、開発する「楽しさ」に富んでいるかと言えば・・・・

結局、小惑星や衛星あたりの規模では、開発と言うよりも、
宇宙ネットワークにおける「点」にしか、なりようが無い気がします。


> > > > > ・2人用グレートゲーム
> > > いろいろおもいつきはしますが、
> > > そうすると外国勢力がどうなっているのかが気になるんですよね(笑)

> > 史実を活かしつつのif設定であれば、例えば幕末ですと、
> > 「もしも攘夷を強行し、中国や東南アジアのように、欧米列強に分割競争されたら」とか、
> > 「もしも戊辰戦争で英仏に支援を頼み、欧米列強による代理戦争と化したら」などなら、
> > 日本を舞台としつつ、プレイヤーは外国勢力で暴れ回るゲームは可能です。
> > と言いますか、前者の中国版や東南アジア版は、実際に途中まで作ってました(笑)。

> 前者の方が、面白そうです。
> それより、外国はまだ支配直前状態で、雄藩や幕府、外国勢力が闘うのも面白そうです。
> 部隊は19世紀前半、水野忠邦くらいの時代で。

別に、そこまで前に遡らなくても、ペリーの来航後、
従来の譜代中心の幕政から、新たに雄藩連合を模索した、老中首座の阿部正弘のもと、
開国派の井伊直弼と、攘夷派の徳川斉昭が、外交問題と将軍継嗣問題で激しく対立し、
阿部の急死により、開国派が主導権争いに勝利したという史実があるのですから、
時計の針を阿部の急死前まで戻して、史実のままの設定で、ゲームをスタートさせるか、
「阿部、急死せず」or「攘夷派、主導権争いに勝利」のif設定で十分かと?
何でしたら、プレイヤーは徳川斉昭になり攘夷を決行する1人用ゲームや、
井伊直弼と徳川斉昭を担当し、開国か攘夷かを争う1対1ゲームとかも面白いでしょうし。

あと、それ以上に時代を遡らせるのであれば、
天保の改革の水野忠邦ではなく、寛政の改革の松平定信あたりでしょうね。
1800年頃であれば、世界史的には「フランス革命&ナポレオン」の時代であり、
1790年代なら、アメリカのワシントン、ロシアのエカチェリーナ2世、清の乾隆帝が存命ですし、
1800-10年代は、まさにナポレオン戦争の時代ですので。
とは言え、実際のシナリオ作りでは、知名度ではフランス革命&ナポレオンに劣るものの、
世界史的には、更にダイナミックな時代であった
1750-60年代の「七年戦争」の方を、先に選んじゃったんですけどね(笑)。
日本史で言えば、田沼意次が台頭して、鎖国政策が緩められた時代でしたし。

> > > > それでも、あくまで都道府県に拘るのであれば、地歴の勉強用にと、
> > > > 家紋の代わりに県旗を用い、武将は地元出身or縁の人物を揃えた
> > > > 信長の野望風のゲーム案も、かなり昔に考えた事はありますけどね(笑)。
> > > > (例えば新潟県なら、武将は上杉謙信・河井継之助・山本五十六・田中角栄など)

> > > 逆に混乱する気もしますけどね。

> > んん?
> > 混乱するとは、どんな箇所がですか?

> 史実で敵対していた武将の扱いなどがですね。
> 例えば、土佐勤王党と吉田東洋、藤原氏内の争いなどですが。
> でも、そういうことは結構稀かもしれません。

稀と言いますか、別に気にする程でも無いような?
例えば、幕末のゲームで土佐藩をプレーすれば、
吉田東洋も、武市半平太も、坂本龍馬も使えるというのは、よくある事ですし、
歴史の流れ的に、後々、敵対したり離反したりがあったとしても、
そうなる以前の時代というのも、普通にある訳ですからねえ・・・・

まあ言うなれば、戦国時代のゲームで、織田信長でプレーした時に、
「本能寺の変で信長を討つ明智光秀が、配下に居るのはおかしい」とか、
「賤ヶ岳で戦う、羽柴秀吉と柴田勝家が一緒に居るのはおかしい」と、
ならないのと同じような話です。
それにゲームさえ進んでしまえば、if展開なんて起きまくる以上、
例えばプレー次第では、武田信玄と上杉謙信が信長に仕える事だってある訳で、
元々、そうした特性のある歴史ゲームにおいて、
その程度の初期設定で、どうこうと言うのは、あまり無い気がしますけどね。

> どちらかというと、都道府県によって武将の知名度が違い過ぎるの問題かもしれません。
> 青森、大分、鳥取などがあまり思いつきません。
> おっと、太宰治が青森出身でしたっけ。
> 漫画家に2人ほど鳥取出身の方もいますし。空港の名前にもなってますし(笑)
> 北海道は、金田一京助・大鵬がかろうじて思いつきましたが。

北海道で歴史上の人物と言えば、シャクシャインやコシャマインは外せませんし、
以前も書きましたが、別に出身者だけに限らず、
間宮林蔵や榎本武揚など、その地に由縁のある人物を含めても良いんです。
と言いますか、そうやって人材の分散を計らないと、
首都である東京・京都・奈良に、人物が溢れてしまいますから(笑)。

それに、どんな地方であっても、歴史上の人物は3〜4名は居るもので、
例えば戦国大名であれば、青森には津軽為信が、大分には大友宗麟がいますし、
鳥取は山名宗全など山名氏の本拠地であり、山中鹿之助が尼子再興に奔走した地でもあります。
またイエズス会は、豊後(大分)での布教活動に特に熱心でしたから、
ザビエルやフロイスなどは、大分由縁の人物として扱っても良いと思いますし、
そもそも大分であれば、中津に福沢諭吉や前野良沢、竹田に瀧廉太郎や広瀬武夫がいます。
あと、これらは武将ではなく、家宝みたいなアイテム扱いになるでしょうけど、
青森なら遮光器土偶、鳥取なら因幡の白兎とかが、あっても面白いかと(笑)。
文学者や芸術家、科学者などは、代表作をアイテムとして初期保有してても良いでしょうね。

なので、やはり問題となるのは、過疎よりも過密の方でしょうね。
特に奈良時代や平安時代は、都に人物が集中してますから、
この辺りの頃の人物は、伯耆守や因幡守など、その任地に分配しても良いかも知れません。

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