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[22115] Re5:将棋・改良版について返信 削除
2019/1/31 (木) 21:46:52 徳翁導誉

> > それに、空間的か? 時間的か? の違いがあるとは言え、
> > 繰り返しになりますけども、飛び道具として、香車や桂馬が既に存在しています。

> でも、一番端にいるから、持ち駒でしか使われない気がするんですよ。

ですから、前も言いましたけど、使いますって・・・・
確かに、持ち駒として自由に指す方が有効ですけど、それは他の駒だって同じ事で、
また、初期配置であっても、囲いを組む際には、桂馬や香車も使いますし、
攻撃に関しても、それこそ端から攻める時に、香車は有効な駒であり、
桂馬は斜めに飛び越えていくので、ずっと端にしか居ない訳ではありません。

それに、もしも使われない駒があるなら、それを削ろうというのが本来の流れで、
だから、別の駒を増やそうというのは、何だか違う気がします。

> > また、実際の戦闘面から言うと、
> > 弓矢などでは威力も距離も大した事なかったからこそ、
> > 「三兵戦術」の登場は、「火器」の登場の後に来る訳ですね。
> > つまり、思われてる様な遠距離攻撃は、弓矢でなく、鉄砲や大砲など範疇であると。

> 弩は?

弩であっても、同じ事ですね。
そもそも弩は弓矢の一種であり、一般の弓より扱い易いですが、
短距離だと威力のある反面、射程距離や速射性は犠牲になっている武器です。
また、威力に関しても、槍に比べれば低い所があります。
あくまで、そこそこの距離で、そこそこの威力があるという話で、
そりゃ確かに、実際に戦う兵士からすれば、良い武器でしょうけど、
戦場では、決して決定打を与える武器には成り得ないでしょうね。

チャトランガ系は一手で必殺なので、削るだけの駒は不要とも言えます。
逆説的に言うと、1つの駒は1つの部隊を表していると考えれば、
まずは矢を射り、続いて槍で競り合い、最後は白兵戦でケリを着ける経緯を、
その1手で済ます訳ですから、弓兵や槍兵も内包しているとも言えるかも?(笑)

それに遠距離攻撃というのは、攻撃者の安全性が高いのが最大の利点であって、
威力はそこまで求められないのは、現代においても、あまり変わっていません・・・・
街も市民も全て吹き飛ばす戦略核とかは別にして、
空爆やミサイル攻撃では決定打になり得ないのは、戦争報道を見れば、よく解るかと。
例えば米軍も、自国兵の命を守る為に、そうした遠距離攻撃が有効なだけであって、
最終的には、現地の地上部隊に頼らざるを得ないのが実状です。

> あと、いくら将棋の原型が奈良時代くらいにできたと言っても
> 小将棋になる頃には、日本は世界一の鉄砲隊国ですし…。

でも実際には、日本の将棋に遠距離攻撃の駒は登場しませんし、
世界に広まったチャトランガ系のゲームを見てみても、
やはり同じく、遠距離攻撃の駒は見当たりません。
もちろん、そうした駒があるルールのゲームも存在しますけど、
亜種としてしか認識されないくらい、一般化はしませんでしたからねえ。

繰り返しになりますけど、ゲームとしては蛇足な要素となりますし、
それを加えねばならない必然性も見出されなかったと・・・・


> > > > > ・将棋vsチェス
> > > > > チェス軍はキラキラネーム風に
> > > > > 『兵卒[ポーン]』『女王[クイーン]』『騎士[ナイト]』『国王[キング]』『司教〔ビショップ〕』(笑)
> > > > > あと『戦車[ルーク]』

> > > > キラキラ・ネームと言うか、普通に日本語名だと、ほぼそうですよ。

> > > 括弧のなかは読み方です。

> > 漢字で書いて、カタカナで読ませるという事ですか?
> > いや、それにしても、この方面では結構普通の事ですよ。
> > 例えば、古代ローマについて説明する文章とかでも、
> > 執政官や独裁官と書いて、コンスルやディクタトルと読ませたりもしますし。

> まあ、そうですね。
> 何で例えがローマ共和政なのかはわかりませんが(笑)

パッと思いついたのが、それだったというだけの話ですが、
NHKのブラタモリで、2週連続「ローマ」を扱ってたからだと思います(笑)。

> > > > ビショップは「僧正」が割と一般的で、ルークは「城or砦」かな?
> > > 「僧正」は思いました。ルークって城か?
> > > まあ、英語では「キャッスル」とも使いますしね。

> > そもそも、駒の形自体が城塞ですし、
> > キングとルークを同時に動かす手なんて、
> > そのまま「キャスリング(入城)」と呼ばれてますので。
> > って、チェスのルールとか、御存知ですか?

> いや、それくらいわかりますよ。
> 将棋よりチェスの方を先におぼえました。

それは失礼しました・・・・
って、将棋よりチェスを先に覚えるのは、珍しいパターンですね(笑)。
どういった経緯があったのでしょうか?

> > > > 中国語だと「王・后・象(ビショップ)・馬・車(ルーク)・兵」ですね。
> > > クイーンって后ですか。言われてみれば納得です。

> そう言えば、チェスで使われっる駒で、ビショップ・クイーンって戦場に出ませんよね(笑)

僧侶が戦場に居るのは、西洋だと、そこまで不思議では無いのでは?
従軍牧師は現在の米軍などにも居ますし、古くはローマ帝国の時代から居ました。
また、十字軍の時には、テンプル騎士団などのように、
武装した修道士の部隊も存在しましたからねえ。
教会が領主であれば、その部隊は僧侶の軍隊とも言えますし。

ただ、女王の方は・・・何故なんですかねえ?
やはり西洋の場合、東洋と違って、女王も珍しくなかったからでしょうか?
男であれ、女であれ、国王であれば最高指揮官でしょうし、
女王が、戦場にまで出てくる例は少なそうですけど、
男王であっても、必ずしも戦場に出てくる訳では無いですから。
あと欧州では、国家間の政略結婚も多かったので、
嫁いだ女王は女王で、かなりの力を有していたのも事実ですしね。

ちなみに、チェスには女性の駒もあるという話は、
この動画↓を作った時にも、ネタとして用いました(笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=WPBvc4bBCp8

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