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[22137] Re:新ゲーム案・歴史人物談義・未来予想etc返信 削除
2019/2/7 (木) 20:03:09 徳翁導誉

> > んん? 平安時代は存在しますけど、どういう意味ですか?
> > 結局、平安時代を推しはしたが、どんな時代かは知らないという事?

> 特定の貴族が実権を握っていると言うわけでもない時代です。
> まあ、藤原氏内での内乱とかありますけどね。
> あと、奈良・平安初期はそんな感じかな。

ゲーム上での話であれば、個々のプレイヤーが好き好きに名乗るのでは?
まあ別に、藤原氏とか、大伴氏とか、秦氏とか、大江氏とか、
既存の氏族から選ぶ形でも良いでしょうけどね。

> > ザックリ言うと、無神論者が5割、キリスト教徒が3割、仏教徒が2割ですね。
> > とは言え、当人たちが宗教と思っていないだけで、
> > 文化レベルにまで定着した儒教が、韓国の実質的な国教なんでしょうけど。

> 私は、韓国の儒教は「朝鮮教」だと思っています。
> 日本は「日本教」という意味不明な宗教がありますが(笑)

それを言い出したら、何処の国だって似たり寄ったりでは?

> > > もうゲームの内容には関係ありませんが、
> > > 作曲家税は、攻撃する際メロディーが流れるとかいいかもしれません(笑)

> > いや、でも、その地域エリア固有のBGMとかは、
> > 現地出身の音楽家の曲や、その地域の伝統的な曲でも良いとは思ってますよ(笑)。

> 国歌でもいいですけどね。

現在の国家枠組みで作るなら、国歌でも良さそうですね。
国歌なら、ネット上で探せば、MIDIファイルが全国家ありそうですし。

> 国歌・音楽家・童謡を混ぜたメドレーとかも考えましたが(笑)
> ドイツ・オーストリア・フランスはもちろん
> フィンランドはイエヴァンポルッカとフィンランディア賛歌(シベリウスがどこの作曲家は知りませんが・笑)
> ポーランドは乙女の祈りとショパンのエチュード・ワルツ・ノクターン・即興曲
> ハンガリーはクシコスポストとハンガリー狂詩曲・愛の夢・ラカンパネラ
> などかなり迷うところがありますから。

まあ、もし本当に作る事になったら、
著作権切れしている事が、選考の第一基準になるでしょうけどね(笑)。
パブリック・ドメイン化している演奏音源があれば、尚良し!!

> > > > そもそも任那とは、日本語だと、半島南部を漠然と指す地域的概念の言葉で、
> > > > 実際に当地に存在したのは、小さな国々が集結した加羅諸国であり、
> > > > その小国の中に、ヤマトとの関係が深い国があったというだけですからねえ。
> > > > ですからゲーム的に言えば、加羅諸国として1国扱いか?
> > > > 駕洛国・伴跛国・安羅国など、バラバラにして出すか?

> > > その扱いは微妙ですね…。

> 加羅は一つでいいのでは、もともと小さいですし。
> そもそも諸国の国名なんて初めて知りました。

でも、地域が統一されて百済や新羅が生まれたのに対して、
加羅では統一が起こらず、小国が分裂したままだったからこそ、
倭国も含めて、そこが争奪戦の舞台となった訳ですし、
鉄の産地に食い込めたのは、倭国にとって非常に大きかったですからねえ。
もしも加羅にも統一国家があれば、倭国は鉄確保に苦労したはずですし・・・・
なので、ゲーム的に考えるなら、加羅諸国は非登録国の扱いで良いのかも?


> > > 現実的は不可能に近いかもしれませんが、1度やってみたいゲームです。
> > > ・赤い嵐・超
> > >  とてもながい赤い嵐です。
> > >  他と同時進行になりますね。
> > >  時代はアメリカ独立から現代まです。

> > ボードゲーム「History of the World」のように、
> > 長い歴史を幾つかの時代に分けて、行うゲーム案はありますよ。
> > また、史実通りに新国家が登場する事で、
> > 途切れる事なく、長い時代を扱うゲーム案もありますし、
> > 世界を舞台としつつ、オリジナルな歴史創作系ではありますが、
> > 長い年月を掛けて、王朝を存続させていくようなゲーム案もあります。

> 嗚呼、これは面白そうですね。

基本的に歴史ゲームって、動乱の時代を扱った戦争モノが多いですけど、
天下統一して終わりではなく、そこから始まるゲームがあっても良いかと思うんです。
もしくは、乱世と治世が一繋がりになってるゲームとか。

例えば戦国時代のゲームでも、天下統一をして幕府を開いた後、
武将を各地に大名として配置し、そこから1ターンが1ヶ月から1年になり、
今度は、その幕府がどれだけ存続するかのゲームに移行すると。
つまり、天下統一に大貢献した一族も、泰平の世となれば、
却って、目の上のたんこぶになりかない・・・って感じですね(笑)。
また、時間が経つほど、無駄な経費が増えて行って、財政を悪化させ、
飢饉や天災であったり、大陸なら異民族の襲来であったりと、
王朝が衰退していく過程を体験できるゲームでも良いでしょうね。

> > まあ最後のは、それこそ不如帰オンラインに近いかも知れませんね。
> 不如帰世界版ですか。
> 面白そうです。

既存のゲームに例えるのであれば、
海外PCゲーム「Crusader Kings」に似たイメージかも?
https://game.watch.impress.co.jp/docs/20050127/celtjp.htm
あちらは舞台が十字軍ですけど、構想案の方は世界が舞台なので、
イメージとしては、光栄の「蒼き狼と白き牝鹿」も合わさった感じですかね。
他のプレイヤーから嫁取りをし、子供を作って、跡を継がせていく事で、
家系図を作っていく面白さもあると思います。

> > とは言え、じっくり百年千年単位でゲームを行うなら、
> > 多人数ゲームよりも、1人用ゲームの方が向いてるとは思いますけど。

> 一人用でなくてもいいのでは。
> まあ、少人数用にはなりますが。

長いゲームを、じっくりプレーするなら、やはり1人用が向いてると思いますよ。
他のプレイヤーと接点を持とうとするなら、それは直接のゲーム内よりも、
王朝の存続年数ランキングであったりとか、客観的な指標で十分かと?
少人数だろうが、何だろうが、他のプレイヤーを混ぜて、
下手に展開がグダってしまう方が、ゲームとしての面白さを損なわせますし・・・・

> > > ・大都市大戦
> > >  政令指令都市同士で戦います。
> > >  コマンドは、企業の誘致など。

> > 「大戦」要素が何なのかは解りませんが、
> > 現実の政令指定都市は、仕事量が増えても財源は乏しい為、
> > 自由は得ても、それ以上に負担が多く、
> > 大都市の活力を奪う根源になっています・・・・
> > なので、アメリカの州のように、切磋琢磨で活力を持たせる構想なら、
> > 既存の政令指定都市制度を用いるよりも、
> > 「道州制」を導入された日本で競わせる方が、まだ現実味があるでしょうね。

> でも、道州制と言ってもいろいろありますしね。
> 共通なのは北海道が一つの道州だという事だけですし。
> そこまで違うと言うのもあるかもしれませんが(笑)

まあ実際、委譲される権限や財源など、道州制は議論がある所ですし、
まずは取っ付きやすい区割りや州都などの話も含めて、
ゲームをしながら、理解を深めていくのも良いかと?
「道州制は日本解体」とか、安易な思い込みのイメージだけで先行せず、
現在、日本の置かれた状況と、道州制の長所と短所を冷静に考慮する事が、
賛成するにせよ、反対するにせよ、重要な事だと思いますしね。

> > > ・三国大戦・超
> > > 中国の人物が時代を別に考えて集合します。
> > > 個人戦で魏・蜀・呉・袁紹・明・清・宋・漢・魯・楚などに分かれて戦います。

> > まあ、各王朝の首都別に、漢は洛陽、唐は長安、宋は開封、明は南京、
> > 清は北京、民国は重慶、中共は延安みたいな感じで分けても良いのでしょうが、
> > それこそ都道府県大戦の中国版じゃないですけど、
> > 省なり地域なりを勢力単位にして、
> > 人物は時代別ではなく、出身や由縁の地域別にした方が良いのでは?
> > そちらの方が、何かとバランスは取れそうですし、
> > それこそ、中国史は三国志しか知らないという人が多ければ、
> > 時代別だと、三国志勢力にばかり人気が集中しそうですからね(笑)。

> 私はすべての時代が好きですけどね。
> まあ、好きなだけですが。
> 古代はあんまり分かりませんが。

日本での中国史知識となると、古代が一番メジャーなような気も?
まあ、定義はいろいろあるでしょうけど、
春秋戦国に楚漢、三国志あたりは古代でしょうから。
逆に言うと、唐や宋といった中世くらいまでは、文化の面でまだしも、
それ以降の近世・近代・現代の中国史は、日本人には縁遠い気がします。
でも、考えようによっては、知名度の高い古代の人物と一緒に扱う事で、
却って他の時代の人物も、知ってもらえるキッカケになるかも知れませんね。
また、ゲーム的に考えれば、下手に時代縛りや地域縛りは要らないかも?

> > > ・首相選挙・超
> > > 地球連邦(仮)の首相(大統領?)を選挙で決めます。

> > 地球単位でやりたいならば、国連が舞台で良いのでは?
> > また、国際間でいう事であれば、規模は少し小さくなりますけど、
> > EUの欧州議会なんて、小国救済を入れつつ、人口比で議席数を決めており、
> > 各国の政党が、国の枠を越えて、欧州内の政党グループを組んでいます。

> EUは面白いかもしれません。

ちなみに、欧州議会の各国割当は、こんな感じ↓
 96議席 ドイツ
 74議席 フランス
 73議席 イギリス・イタリア
 54議席 スペイン
 51議席 ポーランド
 32議席 ルーマニア
 26議席 オランダ
 21議席 ギリシャ・チェコ・ハンガリー・ベルギー・ポルトガル
 20議席 スウェーデン
 18議席 オーストリア
 17議席 ブルガリア
 13議席 スロバキア・デンマーク・フィンランド
 11議席 アイルランド・クロアチア・リトアニア
 8議席 スロベニア・ラトビア
 6議席 エストニア・キプロス・マルタ・ルクセンブルク

これをもし、アジア規模や世界規模でやったら、
中国とインドの存在感が、ハンパ無いでしょうね(笑)。


> あと質問ですが、終戦版ってこれからもやる予定ありますかね?
> 一応CGIページにはあったので。

終戦版は、1回限定の企画モノでは無かったので、
頃合いを見て、再び開催する機会があるかも知れませんね。
おっしゃる通り、CGIページに残っているのは、意思がある為です。
ある意味では、キューバ危機や新冷戦と言った他の冷戦シナリオが、
あまり上手く回らない為、公開する事となったシナリオですので・・・・
冷戦は面白い題材なのですが、米ソ2つの超大国が存在する為、
この両国のプレイヤー次第で、展開が大きく左右されてしまう面があり、
当たり回と外れ回の差が、極端に出てしまうシナリオではありますね。

あと最近は、「内政あり」の経済要素を更に強化して、
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれた1980年代からスタートし、
その後の冷戦終結とグローバル化や、バブル経済の沸騰と崩壊を経て、
平成の失われた時代とされる、右肩下がりの現在へと至る40年あまりの時を、
敢えて題材にする事で、日本の辿った道を再認識するのも良いかな?
とか、考えたりもしてますね。
まあタイミング的には、新元号に変わる今年のゴールデン・ウィークが、
10連休もあるので、ちょうど良いのかも知れませんけど、
モチベーションの面からすると、どうせ構想止まりかな?(苦笑)


> ==歴史人物談義==
> いちばん有能な歴史人物って誰でしょうかね?
> 候補として
> 参謀・孫武
> 戦闘担当・呂布
> 同・関羽
> 兵器製造・レオナルドダビンチ
> 経済産業・田沼意次
> 同・高橋是清
> 財務・二宮尊徳
> 宣伝・ゲッペルス
> 国土交通・徳川家光
> 同・始皇帝
> 外務・タレーラン
> という内閣を思いつきました。

本気で、話題として語るのであれば、
別スレッドが必要なくらいのネタですけどね、これは(笑)。
でも、まずは先に、もっと各分野をしっかり定めるべきでしょうし、
地域や時代に、知識の偏りが見られますので、
とりあえず、世界史・日本史・中国史くらいは分けた方が良いかも?
その上で、各時代の人物を採点して、ランキング化してみれば、
それなりに妥当な評価には、なってくるような気がします。
でも逆に、この辺の課題をクリアーして、キチンと整理できれば、
世界史ゲームの人物能力値としても、応用が利く話題ではあると思います!!

あと、人物の能力を測るのと、空想とは言え、理想の内閣の人材を選ぶのは、
また別の話でしょうから、どちらかに絞った方が良いと思いますよ。
始皇帝や徳川家光は、人の下で働いて何が出来るのか?って感じもしますし(笑)、
また、歴史上の最強組閣メンバーとかを考えるにしても、
西洋はリーダー主導型も多いですから、日中限定の方が無難かも知れませんし、
それとは反対に、最悪組閣のメンツを考えるのも面白いかも知れません(笑)。

ちなみに、以前雑談した時に、私が考えた世界史の名将ランキングと、
日中の名将&名宰相は、こんな感じ↓でしたね(以下、該当部をコピペ編集)。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s21338#21338

◆ 世界史の名将ランキング ◆
 以下の5項目を10点満点で採点し、合計点でランキング評価
 1.歴史(巨大な帝国を築いたり、時代に影響を与える勝利を得た人物)
 2.名声(その時代や国家の象徴として、今でも人気や高名を博す人物)
 3.理論(戦術や兵器に革命を起こしたり、優れた組織運営を見せた人物)
 4.用兵(寡兵で大軍を破る采配や、勝機を逃さぬ決断ができた人物)
 5.戦績(数多くの勝利や生涯無敗など、勝敗面での成果を残した人物)
 ※ 厳格に採点したのは80点前後までで、70点代には漏れてる人物も居るかと? ※

 94点 ナポレオン(1769〜1821 フランス第一帝政)
 92点 アレクサンドロス大王(前356〜前323 マケドニア王国)
 90点 ハンニバル(前247〜前183 共和政カルタゴ)
 88点 チンギス・ハーン(1162〜1227 モンゴル帝国)
     大モルトケ(1800〜1891 プロイセン王国→ドイツ帝国)
 86点 李靖(571〜649 唐王朝)
     ネルソン提督(1758〜1805 グレートブリテン王国)
 84点 韓信(前231〜前196 漢王朝)
     グスタフ・アドルフ(1594〜1632 スウェーデン王国)
 82点 スキピオ・アフリカヌス(前236〜前183 共和政ローマ)
     ベリサリウス(505〜565 ビザンツ帝国)
     ティムール(1336〜1405 ティムール帝国)
 80点 テミストクレス(前524〜前459 都市国家アテネ[古代ギリシャ])
     スブタイ(1176〜1248 モンゴル帝国)
     スヴォーロフ(1729〜1800 ロシア帝国)
 78点 ハーリド・イブン・アル=ワリード(592〜642 イスラム帝国)
     バイバルス(1223〜1277 マムルーク朝[エジプト])
     フリードリヒ大王(1712〜1786 プロイセン王国)
     ダヴー(1770〜1823 フランス第一帝政)
 76点 キュロス大王(前600〜前529 アケメネス朝[古代ペルシャ])
     孫武(前544年〜紀元前496 呉[春秋])
     カエサル(前100〜前44 ローマ帝国)
     マウリッツ(1567〜1625 ネーデルラント共和国)
     ウェリントン公ウェルズリー(1769〜1852 グレートブリテン王国)
 74点 トトメス2世(前1400年代 古代エジプト第18王朝)
     エパミノンダス(前418〜前362 都市国家テーベ[古代ギリシャ])
     ゴンサロ・フェルナンデス(1453〜1515 スペイン王国)
     イスマーイール1世(1487〜1524 サファヴィー朝[ペルシャ])
     シャルンホルスト(1755〜1813 プロイセン王国)
 72点 サラディン(1137〜1193 アイユーブ朝[エジプト])
     徐達(1332〜1385 明王朝)
     ヤン・ジシュカ(1374〜1424 フス派教徒[ボヘミア])
     スレイマン1世(1494〜1566 オスマン帝国)
     ヴァレンシュタイン(1583〜1634 神聖ローマ帝国)
     マールバラ公チャーチル(1650〜1722 イングランド王国)
     プリンツ・オイゲン(1663〜1736 ハプスブルク帝国)
     ナーディル・シャー(1688〜1747 アフシャール朝[ペルシャ])
     ロバート・E・リー(1807〜1870 アメリカ合衆国→アメリカ連合国)
 70点 フィリッポス2世(前382〜前336 マケドニア王国)
     ターリク・イブン・ズィヤード(670〜720 ウマイヤ朝[イスラム帝国])
     カール大帝(742〜814 フランク王国)
     耶律大石(1087〜1143 遼王朝→西遼帝国)
     アクバル(1542〜1605 ムガル帝国)
     テュレンヌ(1611〜1675 フランス王国)
     グデーリアン(1888〜1954 ナチス・ドイツ)
     ヴォー・グエン・ザップ(1911〜2013 北ベトナム)

 採点方式ではなく、個人的な印象で選んだ場合のランキング↓
 http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=r12031
 1位 韓信
   個人的に思い入れの強い楚漢の武将という事もあるんですが、
   三秦平定、井けい口、[シ維]水、垓下とその用兵は芸術的。
   最期はあれですけど、それは戦場でのことではありませんし、
   戦争にあっては常勝不敗。
   何より凄いのは、得意の戦法を編み出した訳でもなく、
   自前の精鋭部隊もないのに、垓下以外は寡兵で撃ち破っていると言う点ですね。
   敵将も章邯、陳余、龍且、項羽と名だたる者ばかりですし。
   それにしても、次に挙げるハンニバルと、
   全く同じ時代に、同じ大陸の両端で活躍したと言うのが本当に凄い事ですよね。

 2位 ハンニバル
   最も素晴らしい用兵は?と聞かれれば、間違いなくカンネーの戦いだと思うんですが、
   「名将」と言う事ですので、ザマの戦いで敗れているハンニバルを2位としました。
   例え敵将のスキピオも名将とは言え、兵数的には勝ってますし、
   必敗と言う状況ではなかったでしょうから。
   ただそれでも、カンネーは有史に於けるパーフェクト・ゲームですし、
   この戦法が特に西洋では大きな影響をもたらしたのも間違えのない事実。
   本当、韓信とどちらが1位でも構わないんですが、
   ハンニバルはスペインを統治するバルカ家の当主として、多くの精鋭を抱えていましたし、
   そう言った意味で、烏合の衆で勝ち進んだ韓信を上としました。

 3位 アレクサンドロス
   ハンニバルは「歴史上、1番戦争がうまかったのはアレクサンドロス、2番目は私だ」
   と言ったという逸話が残っていますが、ここではアレクサンドロスを下にしました。
   ハンニバルはアレクサンドロスの戦術を大いに参考にしたんでしょうが、
   先進性は別として、用兵とは積み重ねて強化されるものと考えれてこうしました。
   まあでも、これを極端にすると、現代の軍事が最強になりかねませんが(笑)。
   エパミノンダスの斜形陣、父フィリッポス2世の長槍方陣に、騎兵の集中運用を加えた
   アレクサンドロスにしてもそうですしね。
   イッソス、ガウガメラ等、戦闘に関しては申し分ないんですが、
   一軍の将(特に彼の場合、王ですから)なのに戦陣で突っ込みすぎです。
   彼の死で一挙に戦局が変わる以上、「名将」としては若干評価を落としました。
   いや、人物としてはそこもまた魅力なんですけどね。

 4位 ベリサリウス
   一応4位としましたが、正直言うと私は、
   ベリサリウスの戦術自体を、ダラスの戦い以外詳しく知りません。
   いや、ペルシャ以外にもイタリアやチュニジアで
   寡兵による勝利を重ねたと言う事実は知ってますけどね。
   名将の凄味が端緒に表れるのは、やはり敵将も名将と言う場合でしょうし、
   彼我の詳細が分からないと評価できないと言うのが正直な所です。
   (ヴァンダル王国とか詳しく知らないんですが、何か良い本ありますか?)
   って、この程度の知識で名将を順位付けする事がおこがましいですよね(笑)。
   インドや中東だと、戦術レベルまでは詳しく知りませんし。
   まあそれはさておき、ダラスの戦いを見る限り両将ともカンネーを理解しており、
   その上でのベリサリウスの勝利は「名将」と断定するに足ると判断しました。

 5位 チンギスハーン
   「将」と言うにはどうかな?と思いますが、戦場での指揮も多々ありますし、
   スブタイやジェベなど込みの蒙古将軍の代表として、ここでは扱います。
   やはりモンゴルの凄さと言えば、何と言っても騎兵と弓です。
   戦術ではなく「兵器の優越」ではないかとも思うんですが、
   その優越が近代兵器のような先進性から来るわけではないので、戦術の範疇としました。
   全軍を騎兵で編成する事による機動性、食料や気候を軽視できる遊牧民独自の強靱さと体系、
   射程距離が長く精度も高い弓による攻撃、勇猛な兵と高い機動力からなる突撃力。
   凝った戦術を駆使する訳ではないですが、狩りを応用したその戦術と上記の優位性から、
   あの時代に於ける半端じゃない強さは、モンゴルの個々の将を「名将」と呼べるかと。
   そう考えると、エドワード3世なんかもベスト10入りさせた方が良いかな?

 6位 ナポレオン
   この辺になってくると、個人的な好みであったとしても、順位を付けるのは難しいですね。
   三兵戦術の完成者であるグスタフ・アドルフや、
   カール12世、フリードリヒ2世などでも良かったんですが、
   三兵戦術を最もうまく使いこなした人物だと思うので選びました。
   散兵と集結、砲撃と騎兵の有効活用は見事の一言です。
   特に騎兵(機動力)の活用が上手いのは、名将の必須条件ですよね。
   兵力(数と質)以上に速度が重要視されるのが、
   質量と速度の2乗に比例する運動エネルギーと一致するみたいな感じで、
   一応物理を専門とする私には、大変興味深いものがあります。
   ナポレオンも、知名度から言えばもっと上位でも良いんでしょうけど、
   ロシア遠征やワーテルローでの敗戦等がマイナス要因ですね、
   戦術レベルよりも、作戦レベルでの失敗の方が大きいのは分かってますけど。

◆ 中国史・漢族の名将十傑 ◆
  孫武(春秋)・白起(戦国)・韓信(漢初)・霍去病(前漢)・周瑜(三国)
  李靖(唐初)・郭子儀(唐末)・岳飛(南宋)・徐達(明初)・袁崇煥(明末)
  ※ 人気重視なら、神格化の域に達した太公望・関羽・諸葛亮などは別格 ※
  ※ 君主OKなら、後漢の劉秀・魏の曹操・唐の李世民・宋の趙匡胤・明の朱元璋も? ※
  ※ タッグなら、劉秀&岑彭・曹操&郭嘉・李世民&李靖・趙匡胤&曹彬・朱元璋&徐達 ※
 同・次点の二十傑
  呉起(戦国)・班超(後漢)・陸遜(三国)・王猛(五胡)・劉裕(南北)
  柴栄(五代)・孟【王共】(宋末)・戚継光(明末)・左宗棠(清末)・朱徳(中共)

◆ 日本史・人気重視の名将十傑 ◆
  源義経(源平)・楠木正成(南北朝)・武田信玄(戦国)・上杉謙信(戦国)・織田信長(戦国)
  大村益次郎(幕末)・乃木希典(明治)・東郷平八郎(明治)・山本五十六(WW2)・山下奉文(WW2)
  ※ 個人的に選ぶなら、阿倍比羅夫・木曽義仲・北畠顕家・小早川隆景・立見尚文あたり? ※

◆ 中国史・各時代の名宰相 ◆
  伊尹(殷)・周公旦(周)・管仲(春秋)・商鞅(戦国)・李斯(秦)
  蕭何(前漢)・ケ禹(後漢)・諸葛亮(三国)・王導(晋)・王猛(五胡)
  高ケイ(隋)・狄仁傑(唐)・馮道(五代)・包拯(北宋)・秦檜(南宋)
  アフマド(元)・張居正(明)・ドルゴン(清)・顔恵慶(民国)・周恩来(中共)
  ※ 皇帝もアリなら、後漢は光武帝(劉秀)、清は雍正帝かな? ※

◆ 日本史・各時代の名宰相 ◆
  大伴金村(古墳)・蘇我馬子(飛鳥)・藤原不比等(奈良)・菅原道真(平安)
  北条泰時(鎌倉)・細川頼之(室町)・石田三成(戦国)・田沼意次(江戸)
  大久保利通(明治)・西園寺公望(大正)・田中角栄(昭和)・小渕恵三(平成)


> ==未来予想==
> 大体2075年くらいを想定しています。

別に良いんですけど、2050年でもなく、2100年でもなく、
2075年というのは、何だか中途半端な感じも?(笑)

> (国際)
> ・アメリカはすぐ衰退すると思っています(ほぼ判官贔屓・笑)

アメリカの国力や影響力が、相対的に低下する可能性は十分にありますけど、
国家としてのアメリカが、そう簡単に衰退する可能性は低いでしょうね。
あの国は地政学的に、ほぼ1つの大陸を抱え込んだ島国であり、
しかも、太平洋と大西洋という広大に海に挟まれた島国ですからねえ。
国内だけでも相当の経済力を保持してますし、防衛的な立地条件も高いです。
また、ヒスパニック人口の増加は、従来の軍事・経済面だけでなく、
中南米に対する、文化的・社会的な影響力拡大の可能性も秘めているので、
連邦崩壊や内戦でも無い限り、一定規模の国力は維持し続けるはずです。

あと、判官贔屓は、弱者を応援する心情の事なので、
強者を嫌うのでしたら、反骨心とかの方が、表現的に近いかと。

> ・インド・ムハンマド皇太子政権のサウジ・南北朝鮮などアジア勢が成長。
いやいや、いくらムハンマド皇太子が若いと言っても、
2075年と言ったら、今から76年後ですから、彼も110歳ですよ(苦笑)。
それに、今まで合議制的だったサウジ王室において、強権的に権力を集中し、
王族たちの不満が渦巻く中で、あの暗殺事件が表沙汰になった訳ですから、
後ろ盾である実父の現国王が亡くなれば、王位を継げずに失脚する可能性も高く、
権力者が反対派を排除する「逆クーデター」でも行わない限り、継承は困難かと?
そして、仮に皇太子が王位に就いたとしても、彼は中東を不安定化させるばかりで、
サウジの成長どころか、中東に更なる混乱をもたらす可能性がありますし、
人口増加と石油安値で、王室による国民支配は既に難しくなってきているので、
76年も先の話となると、そもそもサウジ王国が存続しているかも怪しい気がしますね。

逆に、インドの勢いは、今後ますます増加しそうですね。
先行する中国は近い内に、一人っ子政策の歪みが表面化してくるでしょうけど、
インドは2050年頃まで人口増加が続く見通しですし、
各州の独立性も高い民主国家ですからねえ。
また、宗教的な問題は孕んでいるものの、南アジア経済圏として見ると、
隣国のパキスタンは2億人、バングラデシュは1億6000万人の人口を抱え、
世界的には遅れているインドも、両国に対してはリードしている状況なので、
こうした要素も、今後のインドの経済成長を支えていくと思います。

そして南北朝鮮は・・・76年も先を予測するには、不確定要素が多すぎますね。
北朝鮮は存続しているのか? それても統一されているのか?
存続していても、統一していても、どんな体制かで話は大きく違いますし。
でもまあ、中国と香港の1国2制度的な統一が、半島でも行われたとすれば、
韓国は、北朝鮮という経済植民地を手にする格好になるので、
このケースが最も、経済的に実利を得そうなシナリオだとは思いますね。
戦争を回避しての統一で、日本から数兆円の援助を得られれば、更に良し(笑)。

> ・EUはほぼ崩壊状態
でもまあ、EU崩壊は欧州没落と同義であると、私は考えていますからねえ。
欧州各国で、EUに対する不満があるのは、歴とした事実でしょうけど、
だからと言って、その不満を解消する代償が、自身の没落であれば、
余程目先にでも囚われない限り、そんな愚かな選択は少し考え難いですし、
今の現象を端から見て騒ぐのは、非常に近視眼的な観察のように思えます。
もっと言うと、そんな不満さえ言えないくらい、現実的な危機が欧州に迫れば、
自分たちの身を守る為に、却って団結が進むような気がしますし、
EU誕生前の欧州を思い起こすと、こうして文句が言える余裕があるくらい、
EUは成功しているとも言えるかも知れません(笑)。
冷戦時の欧州は、今以上に、かなり没落してましたからねえ・・・・

> ・アフリカがかなり成長する
「かなり」という表現が抽象的ですけど、
まあ元々が低いので、相対的には成長するでしょうね。
人口は急増してますし、若者人口が多いので人口ボーナスも期待できますから。
ただ一方で、アフリカ全体の人口は12億人ですから、
アフリカ大陸を一纏めにしても、中国やインドと同等の規模ですし、
人口増加率以外は、断然、アフリカよりもアジアの方が上かと思います。

> ・ロシアはほぼ帝政
「ほぼ帝政」が、どれくらいの意味を指してるか次第でしょうね。
大統領が独裁的な権限を持っているなど、現状でも、よくある話ですし、
だからと言って、世襲レベルまで行くのは、流石に難しいと思うので・・・・
プーチンにしても、確かに強権的である反面、
一般的なイメージに反して、意外と民主主義の構造は重視してますし、
当選した大統領が、あたかも皇帝のように振る舞えるという意味では、
ロシアが「帝政民主主義国家」と表現されるのも、あながち的外れでは無いかも?

> (科学)
> ・サイボーグ・人造人間・クローン等実現。
> ・脳とコンピューターが接続可能

これらの話題は、こちらのスレッド↓でも少し語りましたけど、
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s22031#22031
この辺の技術は、近年、物凄く進歩してますので、
あとは倫理面の壁さえ突破できれば、急速に普及するかも?
歴史的に見ると、戦争でもあれば、一気に進むんでしょうけどね。

> ・テロメアを伸ばせるように
実験レベルだと、既にテロメアは伸ばせてますよ。
ただ、勘違いしてもらいたく無いのは、
テロメアの長さと寿命の関係性は、ほとんど無いという事ですね。
テロメアというのは、細胞の分裂回数を制限するモノであり、
分裂回数を増やすというのは、ガン化のリスクも高めますし、
そもそもテロメア本来の役割も、遺伝子を守る保護キャップみたいな感じです。
なので、最も大事な生殖細胞では、テロメアが短くなりません。

あと、クローンはテロメアが短いというのも誤解で、
単に最初のクローン羊・ドリーが、たまたま短かっただけの話ですね。
その後に誕生したクローン羊は、特にそうした特徴は見られませんでした。

> (建築)
> ・太陽系のあちこちに基地がつくられる。

水星や金星は熱過ぎますし、木星や土星はガス惑星ですし、天王星や海王星は遠過ぎるので、
あちこちと言っても、月と火星と木星・土星の衛星くらいでしょうけどね、可能なのは。
で、現実的に考えると、有人火星探査は目標に掲げられていますから、
50年以上先の話であれば、月や火星に基地が作られてる可能性はあります。
その一方で、木星や土星の衛星あたりは、観測機ならまだしも、
有人用の基地となると、50年程度では、ちょっと非現実的かも知れません。

> ・海底にも住宅が。
技術的には可能でしょうけど、そもそも海底に暮らすメリットって何?
単にリゾート目的であれば、既にありますしね。

> (農業)
> ・植物工場がメインに。

結局は、採算性の問題ですよね。
生鮮野菜をハウスで水耕栽培するのは、今や珍しくないですし、
太陽光に代えてLEDとかですと、その分だけ余計に費用が嵩みますから。

> ・昆虫食ブーム
ブームというか、日本でも昭和末期や平成初頭くらいまでは、
地方とかに行くと、普通に昆虫を食べてましたけどねえ。
私も祖父母の家に行って、イナゴの佃煮とか食べた事はありますし(笑)。
でもまあ結局、いったん流通網さえ確保されてしまえば、
栄養補給や味の面でも、牛・豚・鶏に駆逐されてしまうと・・・・

一部の健康マニアの間で流行したり、経済的に肉食移行が困難であったり、
そうした事情を除けば、新たに昆虫食が広がる可能性は低いと思いますね。
百歩譲って、今まで昆虫食を行ってきた地域で、回帰が起こるのはまだしも、
今まで昆虫食を行ってこなかった地域は、それで実際に食が回ってた訳で、
いったん肉の味を覚えて、仮に肉が食べられなくなったとして、
では昆虫食の方に行くのかと言えば、それは流れ的に不自然でしょうから。

> ・培養肉は…どうかなあ?
こちらに関しても、要は採算性の問題ですよね。
技術面で言えば、もう可能なのですから。

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