▽ 2019/3/14 (木) 20:17:34 ▽ 徳翁導誉 |
| > 時代は金本位じゃないので最終的に価値になれば後は信用だけでなんとかなるのでしょうね。
これはもう、物々交換に替わり、通貨が誕生した時からそうですけど、
通貨の価値というのは、信用という裏打ちがあってナンボですからねえ。
本当に言ったか真偽のほどは別にして、例えば江戸時代の勘定奉行・荻原重秀は、
「国家の信用の元で造れば、貨幣など金銀でなく瓦礫でも通用する」という言葉が、
通貨の本質を実に良く突いていると思いますし、
実際、今の私たちは、単なる紙切れに、それだけの価値を見出してますし、
それがデジタルな数字に置き換わっても、信用の元に流通すれば、
通貨としてキチンと機能するでしょうからねえ。
> 全部がキャッシュレスになると消費減税は楽になるでしょうね。
> 消費減税のデメリットは徴税計算のコストですがその流れが自動化されるので。
> 自動化によるメリットは否応なしに国民の生活を便利にしますが、
でも現実的に、消費者側からキャッシュレス化を考えた場合、
支払いがスムーズとか、財布が膨らまないとか、使った明細が解るとか、
それくらいの「便利さ」しか、実際には無いんじゃないですかねえ?
まあ、一般消費者からすると、それくらいの便利さでも有意義かも知れませんが、
国家や大企業が受ける恩恵に比べると、消費者の恩恵は随分と小さい気はします。
> 何か依存すると権力を持つのはそれをコントロールする側で、
> 今でいえば生活や経済の元を支えるのは国なので国が権力を持ってますが
> 企業が日本の金の流れを支配すればその企業は日本経済を支配したと同義になるので、
でも結局、そうした企業も、国家が統治する土台の上で商売をしてますから、
国家に対して、大きな存在感を示す事は可能でも、
国家と権力的な立ち位置が逆転するのは、困難な気がしますけどね。
多国籍企業が、特定の国家からの影響力行使を逃れる事が、仮に可能だとしても、
企業がビジネスをする消費者が、国家の影響力から逃れるのは、まず無理でしょうから。
(それでも、ネットワークによって、その影響力行使を弱める可能性はあると思います)
> 円天が日本を牛耳るifがあったかもしれない!?
> まあ実際そうなるかは別ですけどね。
円天とは、また懐かしいネタを(笑)。
もう10年以上前の事件ですよねえ・・・・
「買えば買うほど、みんなが儲かる」とか、
「東大生でも理解するのに3日かかる理論」とか言ってたのは、
これでしたっけ? それとも、また別の事件でしたっけ?
> 仮想通貨の元となるブロックチェーン自体は
> これ自体は信用を作るだけなので
> 後は必ずしも非企業的とは限らないみたいです。
う〜ん、何と言えば良いのかなぁ・・・・
ブロックチェーンとは、仮想通貨の信用性を作る為の技術であり、
それ以上でも、それ以下でも無いというは、確かにその通りなんだと思います。
そしてそれは、公開された分散型のネットワークであり、
固化や企業という組織が、思い通りにコントロールするのは困難な存在だという意味で、
「非国家・非企業(反国家・反企業にあらず)」という言葉を用いた訳ですね。
ですから別に、国家や企業が仮想通貨を利用する事を、否定する文言ではありません。
と言いますか、仮想通貨の存在感が高まれば高まるほど、
国家も、企業も、その存在を無視できなくなりますし、
良くも悪くも相互に影響し合う様を、「三国志」に例えてみた訳ですね。
> 個人の繋がりとしてのネットワークについては、
> 逆にそのネットワークの全体すらもコントロールできてしまったら怖くない!?
> なんてSFも結構ある印象があります。
> 伊藤計測のハーモニーとか虐殺機関とか。
早逝したSF作家・伊藤計劃の名前は知ってますけど、実際に読んだ事は無いですね。
長編3部作の劇場版アニメ化は、されるんでしたっけ? もう、されたんでしたっけ?
私のサブカル関連の情報アンテナは、もう随分と錆び付いているので(苦笑)。
> でもターミネーターとかバイオハザードは企業が世界滅ぼしてるので
> 結局、技術がどこに所属するかってのが大事なのかもしれませんね。
> 貨幣が信用創造という技術になったので、
> 国と企業が同じ土台に立つ条件自体は整ったから、
> 将来的に国が形骸化するのはありえるのかもと僕は思う節があります。
> それは遥か遠い未来なのかもしれないですけど。
いや〜、それは今の世界が平和だから、そう見えるだけの話であって、
暴力装置を有する国家と、それを有さない(仮に持っても小さい)企業とでは、
非常時において、とても同じ土台に立てる存在では無いと思うんですよねえ。
平和時の収益率においては、もちろん国際的な大企業が有利でしょうけど、
枷が外れた国家が動員できる人員も財力も、それは企業の比ではありません。
また、もしも、そんな国家すら圧倒できる企業が登場したとしたら、
それはもう、その企業自体が国家と呼べる存在になってると思います。
・・・って、「こんな話、最近もしたなぁ」と思ったら、このスレッド↓ですね。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s21983#21983
> 経済版を楽しみにまってますw
WW2オンラインの100回記念用に、特別プログラムを作った際に、
プレイヤーが必要人数に届かず、企画が流れてしまって以降、
ここ数年の私は、なかなか制作意欲が湧いてこないので、
単に待ってるだけじゃ、たぶん実現しませんけどね(笑)。
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