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[22825] Re2:私の歴史小説の読書履歴返信 削除
2019/12/19 (木) 20:31:59 徳翁導誉

> > う〜ん、「楽しいから学ぶ」「必要だから学ぶ」「役立つから学ぶ」など、
> > 目的があるから学ぶモノだと、私は思うのですが、
> > そういうのが無くても学ぶというのは、どんな場合なんでしょ?

> 「必要だから学ぶ」「役立つから学ぶ」を目的があって学ぶの方に
> 「楽しいから学ぶ」を目的がなく学ぶの方に入れておりました。

なるほど、そういう意味合いでしたか。

> > それと、経済学と物理学を合わせてしまう分野があるのなら、
> > 個人的には、歴史学と物理学を合わせた「歴史物理学」なんてモノも、
> > あっても良いのではないか?と、考えたりはしてるんですけどね(笑)。
> > 学際領域である生物物理学の分野では、生態系を数理モデル化する試みがあり、
> > それが動植物で可能なら、人類史だって必然的な部分はモデル化できる気がするんです。

> しっかり調べる時間がないので、印象での答えになりますが
> 王朝の興亡にも、種の繁栄絶滅にも惹かれるところがあるので気になりますね。

経済分野のように、詳細なデータが大量にある訳でないので、
学問としては厳密性を欠いてしまうかも知れませんが、
草食動物と肉食動物の相関関係を、数理モデルで表す要領で、
農耕民族と遊牧民族の相関関係を、数理モデルで表せる気はするんですよね。
そこに、地形や気候の条件も組み合わせれば、シミュレートも出来そうです。

また、史実の世界史を見ていく上でも、ユーラシアというチェス盤において、
沿岸部の農耕民と、内陸部の遊牧民による相克が、人類の歴史を紡いできた訳で、
数理要素は別として、単に歴史学としてだけでも、新しい見方が出来ると思うんです。
現状の歴史観は、文字を残す農耕民視点で描かれたモノが多かったですから。

> 私の場合は祖母の日本史と父の宇宙の話を聞かされて
> 文系、理系にとらわれず興味を持つようになりましたが

やはり子供にとって、大人の影響力というのは大きいですし、
私は、それらがほぼ全て自力だったからこそ、
手探りによって、随分と時間を無駄にしてしまった自覚があるので、
逆に、今の自分が、何かの役には立てないかな?とか、考えたりするんですよね。
手取り足取り教え過ぎるのも問題ですけど、コーチが居ないのは更に大変なので(泣)。
自分の子供時代にネットがあれば、また随分と違ってたんでしょうけど・・・・

> 結局のところ浅い雑学の域を出ないです。
雑学の知識が、学問レベルにまで昇華されないのは、
その知識が体系化されてない(要するにバラバラ)からであり、
「都合の良い内容は、いったん疑ってみる」
「都合の悪い内容は、いったん信じてみる」
という批判的思考も、知識への態度として重要だろうかと思います。

解りやすく言えば、本に書かれた内容を、読んでそのまま信じるのではなく、
本に書かれた内容と対話しながら、自分なりの疑問(批判)を生じさせて、
その疑問を解決すべく、更に掘り下げていくといった具合ですね。


> > まず、前提が崩れちゃうかも知れませんけど(笑)、
> > 歴史題材の七並べ風ゲームという事であれば、
> > 何も人物だけでなく、事件や出来事などが対象でも良いかな?と。
> >
> > で、続いて思い付いたのが、人物版とか出来事版とかでゲームを分けず、
> > 1つのゲームに、人物カードも、出来事カードも、共存してあって良いかな?と。
> > 要するに、時代区分と地域区分で決まる各枠には、
> > どちらのタイプのカードも置けるようにする訳です。
> >
> > また、人物カードにも、出来事カードにも、それぞれ「重要度」が設定されていて、
> > 重要度が高いカードであれば、同じタイプ(人物or出来事)のカードであっても、
> > 上書きを出来るような感じですね。

> それを聞いてしまうと、そちらのほうが断然いいように思えます。

おっ、お墨付きが貰えましたか(笑)。
そうなると、そろそろ叩き台の出番でしょうかねえ?
作り込むなら、ネタが豊富な世界史の方でしょうけど、
とりあえずで作るなら、まずは日本史の方がコンパクトに収まりそうかな?

難点を言えば、世界史なら地域別、戦後史なら分野別にと、
時代とは別軸の項目も、豊富に準備できますけど(却って選定に悩むくらい)、
日本史となると、その点が難しいんですよね・・・・
地域と言っても、どうしても人材は、その当時の首都に密集しますし、
分野と言っても、「政治」「軍事」「文化(美術・学芸・宗教)」くらいで、
その3つにしても、時代によって偏りがありますので。
そう考えると、横行の繋がりで並べる際は、「年代&分野」の縛りを設けるものの、
縦列の繋がりで並べる際は、同じ「年代」ならOKくらいの方が良いのかな?
要するに、一方の年代軸は固定するものの、もう一方の軸は分野で固定せず、
代わりに数珠繋ぎにすると、ボーナス加点があるくらいの感じで。
あとは、人物&出来事を全枠で適用すれば、実質的な枠数も増えそうです。

> > 例えば「平成サブカル史」みたいな感じで、
> > 時代区分が「平成元年」から「平成31年」まで、1年おきに区切り、
> > 「ゲーム」「アニメ」「ドラマ」「J-POP」「ネット」「女子アナ」「スポーツ」など、
> > テーマ区分を設定するみたいな感じでも、
> > それはそれでも面白いかも知れません(笑)。

> 何にでも応用できるのはいいことですね。
> まぁあまりマニアな方向に行くならば、カードは抜きでクイズゲームにした方がいいかもしれませんが。

仮に、平成サブカル史という題材であれば、
それはもう、思い出を引き出す為の道具であって、
ゲームそのものよりも、それをネタにダベる事がメインでしょうからねえ(笑)。
「ワンピースって、ナルトよりも2年早く始まったんだ」とか、
「あのアイドルと、このゲームが流行ったのは、同じ年か」みたいに、
みんなでワイワイやるには、クイズ形式よりも、カード形式の方が適当かな?と。

また、もっと幅広い年代で楽しむのであれば、時代を平成史から戦後史に広げ、
70年代・80年代・90年代・00年代・10年代で、前期・中期・後期に分けるとか、
2度の東京五輪(1964年と2020年)の間を、4年ごとに分けるとか?
4年ごとだと、五輪やW杯のカードは、きれいに収まりますし、
固い分野から柔らかい分野まで、多様なテーマを扱うのも良さそう。
例えば首相の項目とかも、あって良いかも?(日本はコロコロ変わるので・苦笑)
日本史や世界史を題材に扱うより、こっちの方がウケは良さそうな気はします。

うん、そういう意味でも、2度の五輪に挟まれた60年間というのは、
(五輪翌年から五輪開催年までの4年間を1つの「時代」枠として、計15枠)
来年の東京五輪用の企画ゲームとしても、意外と良い案かも知れませんね。
ちょっと、真剣に考えてみようかな?
とりあえず、ゲームの主旨的に、テーマ項目の1つとして「五輪」は確定として、
後は、どんなテーマを用意すれば、良いバランスで、硬軟織り交ぜた感じになるでしょう?
細かく分ければ、例えば野球・サッカー・相撲など、それぞれ歴史がありますが、
ザックリと大枠で「スポーツ」としてしまい、
同じ分野で並べると、ボーナス加点があるくらいの方が無難でしょうか?
そんな感じだと、「五輪」と「首相」は独立枠として、
「社会」「国際」「芸能」「サブカル」「スポーツ」の7枠くらいかな?
15x7の計105枠ですから、まあ妥当な所でしょうし。

> > 例えば「5×5の枠」を、こう置くとします。
> >   1A 1B 1C 1D 1E
> >   2A 2B 2C 2D 2E
> >   3A 3B 3C 3D 3E
> >   4A 4B 4C 4D 4E
> >   5A 5B 5C 5D 5E
> > で、最初に配られたカード5枚を、斜めに並べる。
> > 要するに、「1A・2B・3C・4D・5E」に置く感じですかねえ?
> > そして、その後、どう進んでいく感じでしょうか?

> 初期カードの配置はその通りです。
> そして次に例えば2Aに置くならば、1Aの時代、地域、属性から一つ
> 2Bからも時代、地域、属性から一つ共通するカードしか置けません

説明、ありがとうございます。
なるほど、そういう感じですか。

> そして2Aに1Aの時代の2Bの地域の人物を置いた場合、Aの列が同時代に固定され
> 2の列が同地域に固定

このルールだと、例えば、縦列と横行が共に「時代」で固定された場合、
その交点は、異なる時代同士が交わるので、必然的に置けなくなるのでは?
また、ある縦列との交点は、全ての横行で生じますから、
そうした事態を避けるとなると、事前に「縦列は時代」と設定した方が無難かも?

> そしてどうしても置けないならば、既存のカードとの共通点が一つで済む
> 6の列やFの列に置いても構わない
> ただしその場合はもらえる得点が、通常の置き方の半分となり
> 次以降のプレイヤーが置きやすくなるうえに6やFに置いても減点されなくなる
> 外側に新たに開拓してしまったプレイヤーだけが減点され
> 開拓済みであれば、5×5の外側でも構わない

なるほど、別途に外枠を用意するんですね。
そうなると、見やすいように、カードを置くシートも用意する感じですね。
また、無限にハミ出ていくのも、収拾が着かないので、
外枠は上下左右に各2枠ずつくらいのイメージですかねえ?
これなら、全体が7x7の計49枠で、内枠が25枠、外枠が24枠と、バランスが良さそうですし。

> 如何に他プレイヤーを開拓に追い込むか……というゲームを考えていました。
相手の手持ちカードは、公開情報? それとも、非公開情報?
七並べの場合、最終的には全てのカードが場に置かれますし、
また、並べる順番も事前に決まってますから、
そこから相手の持ち札を読み、ゲームに戦略性を持たせる事が出来ますが、
このルールの場合、恐らくは、その両方とも条件を満たさないと思うので、
戦略性を求めるのであれば、敢えて公開情報にするのも、アリかも知れません。
もちろん、普通に非公開でも良いでしょうけど(笑)。

あと、全体のカード枚数と、手札の枚数を、どれだけ用意するか次第で、
ゲーム・バランスも、大きく変化はしそうですね。
枚数が少ないと、隣接枠に繋げられるカード自体が少なくなる為、
相手を追い込む以前に、自分が置くのにも汲々しちゃいそうですし、
逆に枚数が多いと、簡単に繋げてしまいますから。
・・・って、教育要素を含む事も考えれば、
そこまで戦略性は求めなくても良いのかな?(笑)
「繋げさせない」よりも、「埋める」方が、カードの情報を覚えられそうですし、
単純に戦略性を求めるなら、それこそオセロとかと組み合わせれば良いかも。
(5Aに置ければ大逆転できるのに、5Aに置ける手持ち札が無いみたいな感じで)

それと、話題的に少し脱線してしまうかも知れませんが、
こんな感じで、漢字や化学のカードゲームがあっても、面白いかも知れませんね。
例えば、「時代」の替わりに、「部首」や「元素」を置き、
条件に合う漢字や熟語、分子や化学式を作っていく感じで、
工夫次第では、「英単語」や「素数」「関数」など、英語や数学へも応用が利きそう。
暗記物は、その構造を理解しつつ、楽しく覚えた方が、絶対に定着率は高いでしょうし。

と、私としては良かれと思い、いろいろ申しましたけど、
以前↓と、おっしゃってましたし、あまり余計な事は言わない方が良いですかねえ?
> > > 今現在の理解度で話しては、自分にとっては「なんか違うもの」になりそうに思えてならないのです。
個人的には、こういうゲーム案の話は大好物ですし、
案を練っていく上で、他の人と話し合いながら進める方が良いタイプなのですが、
皆が皆、必ずしも、私と同じタイプでは無いでしょうからねえ。


> > ぶっちゃけ、この掲示板では、もう何年も、
> > まともに歴史の会話をした記憶がないので(泣)。

> その点は……
> 歴史は好きですが、管理人さん相手に語れる自信はないです。
> 申し訳ありません。

いや別に、知識マウントの取り合いとかは、私の求めるモノでは無いですし、
その辺りの事は、まるで気にする必要は無いと思うんですけどね(笑)。
例えば以前であれば、年末になると、来年の大河ドラマの話とか、
雑談の話題として、自然と上がって来てたモノなのですが、
最近ではもう、そうした事も久しく無いなぁ・・・というような事です。
(来年の大河は、私が好きな脚本家の作品なので、結構期待してます・笑)

もちろん、学術的に深い話とかは大歓迎ですけど、
歴史のif話とかでも、それはそれで、また別の楽しさがある訳ですし、
知識云々だけでなく、人それぞれに異なる視点というのも、刺激的なのは確かです。
私は大の子供好きなのですが、その理由の1つは、
思わぬ視点に気付かされてくれるというのが、実はあったりするので。

それに、こうして雑談を重ねる事で、例えば前回のように、
今までの歴史小説の読書履歴を、急に思い出して、振り返ってみたり、
教育系ゲームの案に関しても、いろいろとアイデアが湧いてきたりして、
(世界中を時間旅行するゲーム案が、固まりつつあります・笑)
私の中でも、良い刺激となっているのは確かですからね。
こうした掲示板方式を用いているのも、誰でも気軽に話に参加できる為ですし、
ブログ開設を考えているのも、今の時代、掲示板方式が不人気だからでもあります。
やはり1人で、頭の中だけで考えていても、発展性は乏しいですし、
逆に言うと、新コンテンツ案だ、何だという話も、
実の所、私自身が新しい刺激を求めている・・・という事だったりも(笑)。
特に教育系は、相手へのメリットだけでなく、私自身へのリターンも大きそうなので。

もっと言えば、最近、新作のゲームや動画を作らなくなっているのは、
そうした刺激が無くなり、モチベーションが上がらないから、
というのも理由だったりするんです。
まあ最終段階になれば、私の頭の中で作品を仕上げるのですが、
作り始めるキッカケとしては、外部からの刺激を欲するタイプですからねえ。
そういう意味では、「歴史カードゲーム」作りは、結構良い所まで来ているので、
もう少し、お付き合いして貰えれば、実現に近付くかも知れません(笑)。

> > 何だか、こんな事を書いていたら、急に、
> > 今まで読んできた歴史小説を、振り返りたくなりました(笑)。
> > 読書履歴を記録している訳ではなく、記憶を頼りに思い出したので、
> > 恐らく、抜けてる本があったり、微妙に順番が違ってたりするでしょうけど、
> > おおよそ、こんな順番で読んだかと思います。
> >
> > その時の「興味や疑問の発生」が、次の「行動の理由」に繋がり、
> > それが「記憶の紐付け」へと結び付いているので、意外と思い出せますね。
> > 「何故、その本を選んだか?」も、だいたい説明できます。
> > 逆に言えば、繋がりや結び付きがあるから、思い出せるのかと?
> > ちなみに好奇心の向き方とかも、根本的には、これと同じ構図でしょうね。

> 圧倒されました。
> 何というか頭の出来が違うというか

いやいや、後段にも書いたように、
要は「頭の使い方」のコツの問題かと?
ぶっちゃけ、自分が大した人間で無い事は、自身が重々承知してます。

例えば、同じ文字数の平仮名を覚えるにしても、
「むかし むかし あるところに おじいさんと おばあさんがいました」と、
脈絡ある並びなら、覚えるのは簡単ですけど、
「ぱちお ろめわ いこれとふま るみべすせぬ るがおめぢくでぽきて」と、
脈絡のない並びだと、覚える事は困難です。
囲碁や将棋の棋士が、長い手順を覚えていられるのも、
そこに意図の流れがあるからであり、
意図なくランダムに並べられた手順は、覚える事が出来ません。

なので、今回の件で言えば、「歴史小説」という括りがあったからこそ、
思い出す事が可能だったとも言えますね。
メジャーどころの歴史小説作家は、数が限られてくる上、
特に私の場合、司馬遼太郎・陳舜臣・宮城谷昌光の3人がメインです。
なので、その3人の著作一覧を調べて、そこから読んだ記憶のある本を抜き出し、
記憶の紐付けを頼りに、読んだ順番を思い出していけば、あのように並べられると。
これが、「今まで読んできた本」だったら、とてもじゃないけど無理ですよ(笑)。

だからこそ、今にして思えば、キチンと読書履歴を記録していた方が良かったと思いますし、
アナログ世代の私と違って、今のデジタル・ネイティブ世代であれば、
ネットによる検索と、記憶媒体の活用で、もっと上の頭の使い方が出来るはずなんですよね。
しかし一方で、自己知識の索引作りとして、記録するのではなく、
その行為自体が目的化してしまうと、あまり良い傾向とは言えないでしょうし、
安易な記録は忘却に繋がりやすく、安易な検索は熟考に悪影響な事を思うと、
便利な道具が出来たからと言って、使い方を誤ると、却って有害なのかも知れません。
それに、忘れても残っているモノこそ、知識から知恵へと昇華された情報とも言えますので。

> 私は遅読の上に、ちょっと時間が空くと前の内容を忘れてしまう体たらくなため
> 自分の読書履歴をずらっと並べることは到底出来ません。

私も、本を読むスピードは、そんなに速くないと思います。
だいたい、1ページ1分くらいなので、
300ページの本を読了するのに、およそ5時間を要すでしょうか。
また、同時進行で2〜3冊の本を並べ読みする事も多いので、
気分が乗ればアッと言う間ですが、なかなか読み切れない事も多いですね。

ただ、理解力が維持できるのであれば、
もちろん、速く読めた方が理想的ではあるんでしょうけど、
世間に出回ってる「速読術」のように、斜め読みでザックリと把握する程度であれば、
遅くてもジックリ読む方が有益でしょうし、そもそも論として、
内容がある本ほど、本と対話しながら読むので、なかなか読み進めないモノであり、
逆に言うと、斜め読みで十分な内容であれば、その程度って事でもあるんですよね。
知識量を増やす為に、大量の本を読み込む読書法もあれば、
思考力を鍛えるべく、名著を何度も読み込む読書法もありますので。

> > あと、他人に薦めるならば「小説 十八史略」になるでしょうか。
> > 私の中国史知識の基礎は、この作品で作られたと言っても過言で無いかと。
> > 殷周革命から南宋滅亡までの流れを、小説で追っていけるので、本当にオススメ!!
> > やはりストーリー性がある方が、理解も記憶もしやすいですからね。

> おすすめありがとうございます。
> 時間を見つけて読んでみたいと思います。

すみません、表現として少し紛らわしかったかも?
各小説のタイプとして、薦められる系として書いただけで、
直接、弁さんにオススメした訳ではありませんでした(笑)。
やはり個々に薦める場合には、その人の興味や程度を考慮した上で、
個別に薦める事になるでしょうからねえ。

例えば、「小説 十八史略」は確かに良い本だと思いますけど、
文庫版だと、各巻500〜600ページで全6巻ありますからねえ。
なので、本を読み慣れてない方だった場合には、いきなりは薦められませんし、
その場合、1冊で16名の人物を時代バランス良く
選んで書かれた短編集「中国傑物伝」の方を、薦める事になろうかと。

また、ゲームなどで三国志の時代は既に詳しく、
小説のような創作は苦手という方に対しては、
宮崎市定「大唐帝国」を薦めたりしてますね。
この本は元々、河出書房の「世界の歴史」シリーズの1冊として書かれた為、
タイトルとは裏腹に、後漢末期から三国志、五胡十六国、南北朝の時代を経て、
唐王朝が生まれ、そして滅んでいく様子が、丁寧に追われて書かれてますからね。
しかも その筆致は、中国史学の大家でありながら、小説のように面白いと!!
まあ時には、少し筆が滑り過ぎだと思う事もありますが(苦笑)。

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