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[23008] Re4:日本史・偉人カードの人選リスト叩き台返信 削除
2020/4/9 (木) 20:44:40 徳翁導誉

> > 以下、ちょこちょことコメント。
> > 話題的に、同意見の部分は基本的にスルーなので、
> > 異なる意見が多くなりますけど、決してダメ出しでは無いですよ(笑)。

> 指摘されてみると、選出が歪んでいるなと思わされました。
> 歪んだ原因としては、制作中ゲームのテストプレイ用の人選ゆえですかね

おお、テストプレイが行える所まで、ゲーム制作が進んでいるんですね!?

> 指導者枠の100人は、一応大部分は能力値を振ってあるのですが
> 重要性は高いのに、能力値は振りにくい人物が漏れてしまったり
> 時代の偏りを減らそうとはしましたが、振りやすさを考慮に入れたところ
> 自分の知識の偏りが反映されてしまったりと、なかなか難しいものですね

既に、能力値まで振ってあったんですか!!
でしたら偉人名だけでなく、そちらも少し見たかったかも?(笑)
ちなみに能力値の方は、歴史ゲームの政治・知謀・戦闘みたいな感じで、
幾つもの項目に分かれて設定されているのでしょうか? それとも統一して1つ?

偉人という括りでしたら、それこそ「偉人度」みたいな感じで、
全ての人物を、1つの数値設定に集約しても良さそうですし、
その一方で、信長や三国志シリーズの武将データのように、
幾つかの項目を用意して、その全てに数値を方法もあるでしょうね。
また、その偉人が活躍した方面にだけ数値を振る感じで、
例えば軍人なら、戦闘の項目だけあって、そこに数値が振ってあり、
複数の分野で活躍した人物だけ、複数の項目を持っているのも良いかも?
コチラの方が、この軍人なら この戦争、この政治家なら この政策、
この芸術家なら この作品と、出来事カードとの相性も良い気がします。

> > 時代区分に関しては、時代ごとに極端な人数の偏りが生じないよう
> > 設定してみた意図もあったので、
> > 100名や150名に絞るなら、時代の統合があって良いかも?

> 100という数字にはそんなにこだわりはなくて
> 選定、能力値考察は楽しいわりに時間が食われて
> かつ、他者の意見ですぐ考えが変わる程度の価値なので
> どこかで区切って終わらせる必要があっただけですね。

まあ人数に関しては、おおよその数さえ決めておけば、
あとはキリの良い数字で、調整するのも良いかも知れません。

それと、「選定、能力値考察は楽しい」というのは、よ〜く解りますよ(笑)。
歴史ゲームでも、やはり最初は各武将の能力値設定が気になる所ですし、
(もしも信長の野望に、応仁の乱シナリオがあれば、まずは武将チェックかと!)
以前の雑談スレッドでも、「世界史の名将ランキング」とか1人で行ってましたから。
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s20752#21338
(いま見ると、↑のは総得点だけで、5項目の各評価は欠けたままですね)
世界通史のゲームを作りたいというのも、人物リストを作りたい理由も大きく、
また、そう思うと、自分なりに能力値を考える事が好きだという需要も、
そこそこは有るかも知れませんから、投稿型の人物データベース化も面白いかも?
複数人で評価して設定された方が、能力値の妥当さも増すでしょうし。
って、この話はカードゲームと言うより、完全にゲーム用の話ですけどね。
通史ゲームであれば、個々人でなく、「国家能力値」でも良いかも知れません。
歴史上の国家データのまとめられれば、結果的に「国家図鑑」も作れるかと。

> > って、そう言えば、リストから「卑弥呼」は漏れてるんですね。
> > 神話を除くと、日本史で最初に登場する人物こそ、卑弥呼ですし、
> > 日本史の人気ランキングとかあると、謎めいた邪馬台国の存在と相俟って、
> > 卑弥呼は常に上位に来るんですよね(女性限定だと1位になる事も)。

> 卑弥呼はそれこそ、能力値が振りにくい人物ですね。

まあ卑弥呼なんて、魏志倭人伝に ちょこっと名前が出てくる程度で、
実際にどんな功績があったとかは、全く解りませんからね(笑)。
ただ逆に考えると、それだけの文献しかないから、誰でも気軽に語れる上、
「邪馬台国は何処にあったか?」論争も含めて、一般人でも楽しめると。

> > >  【飛鳥時代 592〜710】
> > >      蘇我馬子・聖徳太子・藤原鎌足・蘇我入鹿
> > >      天智天皇・天武天皇・持統天皇・藤原不比等

> > 個人的には、大友皇子を入れて「壬申の乱」の役を作りたい所ですけど、
> > まあそこは、勝者の天武天皇だけ居れば、事足りるのかな。
> > でも、一般的にも知名度の高い「小野妹子」と遣隋使は、入れた方が無難かも?

> 小野妹子も能力値の振りにくい偉人ですね。
> 指導者以外の枠を文化人に拘らずに、外交官として入れてみるのも手でしょうか

ザックリと分野を分けるなら、
「政治・軍事・外交・文化・宗教」あたりですかねえ?
科学に関しては、世界史ならまだしも、日本史だと少し厳しいかも?
日本限定だとタカが知れてますし、どうしても近現代に偏るので。
って、それを言ったら、外交分野も似たような感じかなぁ・・・・
島国である日本は、それこそ近現代まで、外交面が乏しかったですし、
そもそも外交官とかで無い限り、政治面の人材と被りますので。

ちなみに、飛鳥時代の文化人という事ですと、個人的には、
法隆寺の釈迦三尊像を作ったとされる仏師「鞍作止利」を挙げますね。

> > >  【安土桃山 1573〜1615】
> > >      柴田勝家・明智光秀・織田信長・島津義弘
> > >      豊臣秀吉・徳川家康・毛利輝元・石田三成
> > >      伊達政宗・徳川秀忠
> > >      千利休・宮本武蔵

> > この辺の選考は・・・個人的な好みが加味されてます?(笑)
> > 日本史で最も人気の高い時代ですし、いろんな意見が当然あると思いますけど、
> > 島津義弘、伊達政宗あたりの優先順位は、どうですかねえ?

> 戦国時代は、考えているうちに全ての地方枠を入れたくなってしまったのですよね
> 100という枠で考えると、歪んだ結果になってしまったかもしれません。

なるほど、地域バランスを考慮した訳ですね。
まあ私の方も、そこは考慮しましたし、
全国的に、地元のヒーローがいる時代だからこそ、
人気も高くて、よく大河の題材になる面はありますから。

でも、そうなると、四国枠で長宗我部元親が欲しい所ですが、
三好長慶が入っているので、四国枠は一応そちらになるのかな?(笑)
あと九州枠で言うと、戦国人気で言うなら、確かに島津義弘でしょうけど、
教科書で扱いが大きいのは、キリスト教徒の関係から、大友宗麟の方でしょうね。

> > 「賤ヶ岳の戦い」から、柴田勝家が入ってくるのは良いにしても、
> > 「大坂の陣」から、真田幸村どころか、豊臣秀頼する入らないのもアレですし。

> 豊臣秀頼と真田幸村は能力値が振りにくかったです。

ただ、真田幸村は、日本史の中でもトップ5に入る人気者ですからねえ。
史実的に重要かはさておき、やはり入れておきたい所かと?

> > >  【江戸前期 1615〜1709】
> > >      春日局・松平信綱・保科正之
> > >      徳川光圀・徳川綱吉
> > >      渋川春海・関孝和・近松門左衛門
> > >      松尾芭蕉

> > 乳母の春日局が入ってるのに、当の家光が入ってないのは・・・・
> > 父親の2代・秀忠よりも、3代・家光の優先順位は高い気がします。
> > あと、一般的な知名度としては低いものの、個人的には、

> 春日局は女性枠を、それも政治的影響力の大きい人を選びたくて入れた感じですね。
> 家光は検討した記憶はあるのですが、100の枠で抜かしてしまったのかもしれません。

ちなみに徳川家光は、個人的に「画家」としても評価してます(笑)。
https://times.abema.tv/files/topics/5533317_ext_col_03_0.jpg
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一見すると・・・と言うか、もう下手は下手なのですが、
誰にも真似できない、独特の味わいがあるんですよね。
あの狩野探幽に習って、この絵を描く訳ですから、逆に凄いです!!
別にわざと下手に描いてるのではなく、真面目に描いていて、
しかも、当人は楽しんで描いてるのが伝わってくる作品。
個人的には、アンリ・ルソーの絵に通ずる所がある気がします。

> > >  【江戸中期 1709〜1786】
> > >      新井白石・徳川吉宗・田沼意次
> > >      本居宣長・杉田玄白・平賀源内

> > 渋川春海や関孝和が入っているのは、理系分野を意識されての事でしょうし、
> > 奇人という意味では、江戸中期の方で挙がってる平賀源内が一般的に有名ですが、
> > 江戸後期には、地球外生命体の存在を考察した異端の学者「山片蟠桃」が居ますね!!
> > 本業は商人で、番頭として幼い店主を支えて、経営が傾いていた店を建て直し、
> > それだけでなく、仙台藩など諸藩の財政再建まで担い、
> > 市場の観点から空取引や先物取引を肯定して、幕府の経済政策を批判するなど、
> > 偉人カードに入れるべきかは別に、覚えておいて損はない人物かと思います。

> 人物紹介ありがとうございます。
> 江戸時代は本当に、政治家以外の個性も豊かですね。
> よく、「文明は戦争によって発達」すると言われますが
> まぁそれはその通りなところもあるのでしょうけど
> 江戸時代の存在は「必ずしも、そうではない」ことを付け加えてくれている気がします。

「必要は発明の母」とも言われますが、
戦争ともなれば、必要とされる「需要」が急増しますからねえ。
ただ、戦時に必要とされるモノは、基本的に実用品であって、
嗜好品に関しては熟成が必要ですし、戦時中は却って抑える方向に進むかと?
極端に言ってしまえば、有事に発展するのが理系で、平時に発展するのが文系?
もちろん、戦乱によって古い価値観が一掃され、
そこから新たな価値観の芸術が生まれる事も、往々にして有りますけども。

> > >  【大正時代 1912〜1926】
> > >      原敬・高橋是清
> > >      芥川龍之介・小林一三・宮沢賢治

> > 二・二六で暗殺された高橋是清は入るのに、
> > 五・一五で暗殺された犬養毅は入らないんですね。
> > あと個人的には、幕末から昭和の開戦前年まで、ずっと影響力を持ち続け、
> > 特に大正末期からは「最後の元老」として、首相推薦を一手に担った西園寺公望は、
> > 何か1つ代名詞となる、大きな事を成し遂げた人物では無いものの、
> > 帝国期をトータルで見た場合に、やはり外せない人物かとは思います。
> > もし、西園寺を大河ドラマの主人公にしたら、1年じゃ収まらないでしょうね(笑)。

> そういえば西園寺公望は好きなタイプの偉人ですね。

ちなみに、大隈重信と福沢諭吉が居れば、早慶セットが出来ますが、
新島襄と西園寺公望が居れば、同立セットが出来ますね(笑)。

> > >  【戦前昭和 1926〜1945】
> > >      山本五十六・東条英機・山下奉文・石原莞爾

> > う〜ん、確かに戦争の時代なので、軍人が多いのは仕方ないとして、
> > 1人くらいは、政治家が入っても良い気がします。
> > あと、昭和天皇や明治天皇が入っていないのは、
> > 政治的な配慮による選考なのでしょうか?
> > 後醍醐天皇までは、歴代の天皇が名を連ねているのに、
> > 天皇史を語る上で欠かせない2人が居ないのは、やはり気になります。

> 明治以降の天皇については、特殊な立ち位置ですし結構悩んでいます。
> 他国の立憲君主と比べて考えるつもりですけど、今は優先順位を下げています。

まあ、この辺は難しい所ですよね。

> > >  【戦後昭和 1945〜1989】
> > >      吉田茂・鳩山一郎・岸信介
> > >      佐藤栄作・池田勇人・田中角栄
> > >      太宰治・湯川秀樹・川端康成・黒澤明
> > >      松下幸之助・本田宗一郎・手塚治虫

> > 戦後は・・・時代が近過ぎるだけに、選考が難しいですよね(笑)。
> > ただ、ノーベル賞の枠を設けるとするなら、
> > 物理学賞が湯川秀樹、文学賞が川端康成、平和賞が佐藤栄作として、
> > 残る生理医学賞と化学賞には、平成から「山中伸弥」と「田中耕一」を、
> > 知名度的にも選んでおきたい所(経済学賞は日本人受賞者が居ないんですよね)。
> > あと、マンガ&アニメ界の巨人として、手塚治虫が挙がるのであれば、
> > ゲーム界の巨人である、マリオやゼルダの生みの親「宮本茂」も入れたいですね。
> > でもまあ、エンタメ方面に対象を広げると、収拾が着かなくなりそうですが(苦笑)。
> > って、ここで挙げた3人は、平成の人として考えると、選外なのかな?

> 存命の人物を、こういったリストに加えるのはちょっと気が引けるところはあります。

だから、平成令和を入れずに、戦後昭和で打ち止めにしたんですね。

> > また、最後に、これは質問になってしまうのですが、
> > 戦後昭和のジャーナリストというと、いったい誰が居ますかねえ?
> > 私のリストの方では、江戸時代の馬場文耕・藤岡屋由蔵・柳川春三から始まり、
> > 明治維新の後は、ジャーナリズムの成長から、いろいろと人物は出て来るんですけど、
> > 報道が一般化したからこそ、戦後って「これ」という人物に欠けるんですよね・・・・
> > 一応、ロッキード事件で名を上げた立花隆を入れておきましたけども、
> > 個人的には、あまり評価してない人物なもので(苦笑)。
> > ちなみに、平成・令和のジャーナリストとしては、
> > その知名度の高さから、一応、池上彰を選んでおきました。

> ジャーナリストですか……
> 難しいですが、管理人さんが挙げた人以外で浮かんだ名前としては
> 田原総一朗と女性なら江川紹子でしょうか

その2人も、一応は頭に浮かんだのですが、どうもピンと来なくて・・・・
やはり、こういう評価は、同時代人だと難しいですよね(笑)。
江川紹子だと、やはりオウムに限定されがちなイメージですし、
田原総一朗にしても、ジャーナリストというよりもテレビ屋の印象が強いです。

特にサンデープロジェクト時代の田原は、報道人と言うよりも、
外野からではあるものの、1人の政局プレイヤーな観が、正直ありました。
「3人の首相を退陣に追い込んだ」という自慢話が、その何よりの証拠だったかと?
もちろん、国家権力の監視は、マスコミの重要な役割ではあるものの、
辞めさせる事が目的化してしまうのは、やはり違うでしょうし、
「どんな問題を番組キッカケで解決させたか」の方が、遥かに価値がある気がします。
それでも、初期の頃の朝まで生テレビは、意義のある番組だったかとは思いますよ。
あの当時、あれだけ時間をかけて討論される番組は、他にありませんでしたし、
また、天皇制・部落差別・新興宗教・右翼と左翼など、
タブー視されてた題材も、積極的に切り込みましたからねえ。

> 特にジャーナリストに対して、一家言あるわけではないので
> 管理人さんのジャーナリズムついての話は聞いてみたいですね

いや〜、私も特に持論は無いから、こうして悩む事になると(苦笑)。
命懸けで金正日の写真を撮った不肖・宮嶋とか、人物としては面白いですけど、
別にジャーナリストとして、評価している訳では無いですし・・・・

う〜ん、ジャーナリストではなく、ライターという区分であれば、
サッカー記者だと、地域リーグや東欧の取材が多い、宇都宮徹壱や木村元彦。
ノンフィクション作家だと、ソマリアやアヘン生産地などに潜入した高野秀行。
話の信憑性はさておき、現地アメリカの情報が面白い、映画評論家の町山智浩。
趣味や考え方が、私と結構似ているという面では、美術評論家の山田五郎。
あと、物書きではなくタレントですけど、30年来のファンなのは伊集院光。
ともかく、私の知らない情報や見方を、多く与えてくれる人は、やはり好きですね。

> > まあ世間的には、ジャーナリストと言うよりも、ニュース解説の人ですけど、
> > あの人の専門分野はソ連経済なので、地上波だとなかなか本領が発揮されません(笑)。

> 池上彰とソ連経済については、佐藤優との共著が多い理由に納得がいきました。

いや本当、この2人の対談本は多いですよね。
毎年2〜3冊は出ているイメージがあります(笑)。
佐藤優が1人で語り過ぎない時の方が、対談の中身としては良いかな?
出版社もバラバラですし、それだけ需要が高いのだと思われます。
その内の半分くらいは、私も読んでいるかも?
どの本だったかは忘れましたけど、対談の中で、
「池上さんは○○学派ですね」と言い当てたのは、正直驚きました。
また、資本論の解説本も、私の読んだ中では、池上版が一番解りやすかったです。
https://www.amazon.co.jp/dp/4834251594/

あと、ここ1年間で読んだ対談本ですと、先に紹介した辺境作家の高野秀行と、
新しい視点で日本中世史を切り取る気鋭の大学教授・清水克行による対談本が、
個人的に、なかなか面白かったですね。
https://www.amazon.co.jp/dp/4087458784/
https://www.amazon.co.jp/dp/4797673532/
って、この2人の本は、もともと何冊か読んでいた上で、
対談本の存在を知り、読みましたから、その分だけ評価が上がってるかも?

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