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[23238] 大河ドラマ「平清盛」の感想と評判について返信 削除
2020/7/28 (火) 20:36:38 徳翁導誉

> > > > また、そこから見てきた大河の中で、最も気に入っていた作品で、何があります?
> > > 一応印象に残った順にあげるならば
> > > 真田丸、平清盛、新選組、風林火山、八重の桜
> > > ですかね

> > この中ですと、昨年の「いだてん」が記録を更新するまで、
> > 視聴率ワースト作品だった「平清盛」が入っているのが、目立つ所でしょうか?
> > まあ私自身も、世間の低評価の割には、そこまで悪い作品でも無かったと思いますけど、
> > 特に、どのあたりが記憶に残ってるとかありますかねえ?

> 他の年の大河と比較するのであれば、主役の過度な善人化がなかった点ですかね
> 時代の覇者が主役だったこともあって
> そこそこの存在から始まって、主要な政局プレイヤーになり、最後は恐怖される存在になるというのは
> 時代の主役が選ばれることが少ない最近は、描かれることが少ないことかな……と

なるほど、確かに歴史の勝者となった主人公の場合、
勝者となったからこそ、悪い面というのは必ずあるはずなのに、
そこが善人化によって覆い隠されるのは、ドラマであるしても、確かに不自然さはありますね。
(逆に言うと、主人公が敗者であれば、そうしたジレンマは最後まで無縁なのかな・笑)
主人公のダーク面まで扱ったのは、他だと「軍師官兵衛」や「風林火山」あたりでしょうか?
そういう意味では、風林火山もリストに入ってますけど、
軍師官兵衛が入っていないのは、その部分が物足りなかったのかな?(笑)

あと、その時代の王道主人公というのも、
頻繁に題材とされる戦国時代だと、それは少し難しいだけに、
これは、あまり題材とされない時代の強味と言えるかも知れません。
ストーリー上の展開にしても、戦国よりは知らない人が多いでしょうからね。
例えば、織田信長が本能寺の変で、明智光秀に殺される展開を知らずに、
大河を見ている視聴者なんて、ほとんど居ないと思いますけども(笑)、
保元や平治の乱で誰が殺されるのか、知らずに見ていた視聴者は多かったと思います。
ただ一方で、お決まりの展開が解らないから、避けられるデメリットもあるんですよね・・・・
低視聴率だった理由の1つとして後述するのですが、予備知識が少ないと展開把握が難しいと。
「麒麟がくる」では今後、近衛前久が登場するらしいですけど、
こうして新たに着目される人物が1人2人なら、恐らく好評を博すでしょうが、
馴染みのない時代で何人もともなると、さすがに一般視聴者には厳しい訳ですね(笑)。

実際に「平清盛」にしても、平家や源氏の面々が登場するのは勿論の事、
信西だとか、藤原頼長だとか、崇徳院だとか、キャラの濃いメンツが次々と登場し、
それはそれで個人的には面白かったのですが、馴染みが薄い時代なので、
誰が誰だか把握が追い付かず、ストーリーから置いてかれる視聴者も必ず居たはずです。
また、私的な感想を言うなら、敵役が出てきて退場、また新たな敵役が出てきて退場と、
そんな単純な構成ではなく、これらのキャラ達をもっと複合的に絡ませて欲しかったですが、
しかしドラマとしての都合を考えると、それをやったら更に多くの視聴者を置いてくでしょうから、
そこは致し方ない面は感じつつ、ですが単調すぎる構成が飽きられた所はあるかと思います。

あと、個人的に気に入っていた所を挙げるとすれば、それは色の魅せ方ですね。
こちらも後述するのですが、あの当時はちょうど、高画質の撮影技術が始まった頃で、
それを活かそうとする試みは、私的には好印象でしたし、汚しの方法なども努力が窺われ、
汚いとか暗いとか一般的には不評だったものの、だからこそ色調にメリハリが生まれていました。
特に禿(かむろ)たちの赤い装束は、本当に画面に映えていたと思います。
まあ言うなれば、禿は平安時代の紅衛兵みたいなモノだった訳ですが、
絵巻で見ていたあの赤が、映像として再現されたのは大きなインパクトでした!!
https://pbs.twimg.com/media/Cw3xmnoUAAAQiIg.jpg
それが今では4Kや8Kに進み、更に高画質になってる訳で、
この今の技術で黒澤明が映画を撮ったら・・・とか、ちょっと妄想しちゃいます(笑)。

ただ作品としての難点も挙げるとすれば、とにかくノリしか無かったと言いますか、
50話もある大作として、構成に1本の軸のようなモノを感じなかった所ですね。
まあこの辺は、言うほど簡単な事では無いのは理解してるんですよ。
賛否両論あれ、「新選組!」や「真田丸」といった三谷作品が評価されているのも、
脚本家としての三谷の能力が、そこの点で非常に優れているからですしねえ。
ですが、清盛という作品は特にそれが目立っていて、最も端的なのは、
「面白き事」というフレーズが、主人公の口から何度も登場しておきながら、
その最後まで、面白き事の内容をまるで上手く描けていなかった部分です。

史実の平清盛は、日本に貨幣経済を導入に、福原の新都を築こうとするなどしており、
そこに「面白き事」という軸を絡めれば、いくらでも描き方があったはずなんです。
こちらも後述しますけど、何だかそこもヤンキー的なノリと言いますか、
「デカい事をする」と口癖で言いながら、内容が伴わず、実現性も乏しいのに似ています。
まあ、単なるヤンキーであれば、それはそれでリアルな像かも知れませんけど、
平清盛というのは、日本史上においても、そんな小さな存在では無いですからねえ・・・・
結局はストーリー性よりも、雰囲気ドラマに終わってしまった面も拭えない気がしています。
その辺り、個人的に悪くない作品と言いつつ、高評価できないでいるポイントですね。
やはりドラマは脚本こそが肝だと思ってますし、1年に亘る大河なら尚更かと?

ところで、そう言えば、今回の「麒麟がくる」で主演を務める長谷川博己を、
個人的に注目するようになったのも、上に挙げられている「八重の桜」がキッカケでしたね。
主人公・八重の前夫である川崎先生は、結構お気に入りのキャラクターでした。
当時としては歴代ワースト4位の低視聴率でしたが、こちらもそんなに悪くない作品だったかと。

> しかし、世間の低評価の理由は何なんでしょうか
まあ、低視聴率だった理由は、幾つか思い浮かびますね。
まず第一に、お決まりの戦国時代と違い、平安末期は馴染みが薄い題材である事。
しかも、「源氏vs.平家」と構図が解りやすい源平合戦とも違って、
天皇家・藤原家・平家・源氏とゴチャゴチャしている上、しかも家の内部でも争いがあり、
更には源平合戦に入る前に、主人公の清盛は死んでしまう訳です(苦笑)。
こうなってしまうと、登場する人物が誰が誰だか把握し難くなりますよね・・・・
信長とか、秀吉とか、お馴染みの人物が登場してくる訳でも無いですし、
人物の関係図が解らないと、やはりストーリーに没入し辛くなります。
そして視聴者からは、「登場人物が多すぎる」という批判の声になって現れると。
実数的に人数が多い訳ではなく、覚えなきゃいけない人数が多いんです。

そして第二に、画面の暗さや汚さが挙がると思います。
舞台となる地元の兵庫県知事さえ、そう苦情を出した程ですからねえ(笑)。
パッと見で、そう思われても仕方がない部分は、確かにあったと思います。
ただこれも撮影側からすれば事情がありまして、この頃に機材の方が高画質化され、
その高画質な映像の魅力を伝えようと、いろいろ試行錯誤が行われていた時だったんです。
従来通りの撮り方なら文句も出ないのでしょうが、それだと新技術の意味が無く、
一方で、大河のコア層ほど保守的な傾向があり、見慣れない新しいモノには抵抗感があると。
もちろん、試行錯誤の段階だったので、まだまだ未熟な所もあったでしょうが、
高画質特有の映像に慣れた視聴者側も、再び見れば、この印象は変わるかも知れません。
アニメも彩色がデジタル化された際、同じ様な抵抗感がありましたからねえ・・・・
あと当時はまだ、映像の高画質化に対して、テレビの表示能力が劣っていた所もあります。

また第三に、これはどれほど影響したかは解りませんけど、
作中で天皇家の事を「王家」と表現した事で、ネトウヨ層の反感を買った事ですね。
この表現自体は、時代考証を務めた中世史が専門の東大・本郷教授が推したモノであり、
明治以降に作られた現代の天皇イメージを、この時代にまで遡って適応すべきというのは、
歴史ファンからすると却って変で、大半の視聴者にとっても正直どうでも良い事でしょう。
ですが、ネット上で活発にネガティブ・キャンペーンが行われると、
少なくとも、「今回の大河って微妙かも?」と思っている層に対して、
その判断を後押しし、固定化させる効果は、多少なりともあった気はします。
日本人は「みんながそう言ってるから」と、自身の考えを正当化する傾向がありますから。

あと第四に、これはあまり見掛けない意見なので、私の思い込みかも知れませんが、
そもそも論として、この作品が持つ「ノリが合わない」という層が多かったのでは?
同じ大河ドラマと言っても、その作風は毎年 大きく異なるものですし、
あまり意識されてないかも知れませんけど、題材以前に、合う合わないは当然出てきます。
昨年、最低視聴率を更新した「いだてん」にしても、そうでは無いでしょうか?
作品自体の出来よりも、あのクドカンのノリに合わない視聴者が多かったと。
同じく清盛にしても、言うなればヤンキー・ドラマな雰囲気はありましたからねえ(笑)。
大河ドラマという看板と、歴史ドラマという覆面により、明確に意識は出来なくても、
暑苦しくて、調子ノリして、ガチャガチャやってる感じを、何となく嫌った層はあるずです。

ただし、「低視聴率=低評価」となるかというと、必ずしもそうとは言えないんですよね。
そもそもドラマというのは、ストーリーがあるという番組の性質上、
途中から視聴者が増えるというのは難しく、また一旦離脱した人も普通は戻ってきません。
しかも大河ドラマというのは、1年に亘るロングラン作品ですから、
基本的に視聴率は右肩下がりですし、どれだけ離脱者を減らすかが重要となります。
そしてドラマというのは、別に必ずしも視聴しなければならないモノでは無い為、
「嫌い」だから見ないという強い思いよりは、「何かツマらない」から見なくなる事が多いと。

そう考えると清盛って、「嫌いだ」って層が結構いる作品なんですよね(笑)。
でもこれって、決して悪い事ではなく、それだけ心に引っ掛かる何かがある作品な訳で、
逆に言うと、そこが良いとなって「好きだ」という層も、少なからず居るんです。
別に作品というのは「万人ウケ」が全てでは無いですし、
それを一概に低評価と断じられるかは、難しい所があると思います。
実際、昨年の「いだてん」にしたって、私は十分に楽しめましたからね(笑)。
恐らく、評価的に最もキツいモノというのは、好き嫌いの差が激しい作品よりも、
好きも嫌いも言ってもらえない、存在感の無い作品なんだと思います・・・・
個人的に作品名を挙げると、弁さんが見てる年代だと「花燃ゆ」と「武蔵 MUSASHI」かな?

> > ちなみに13年というと、弁さんの当サイト歴に等しいのかな?
> > ゲストブックへの書き込みが、3代目・掲示板が設置された頃みたいなので。

> 多分そのぐらいですね。
> サイトに来て真っ先にゲストブックに書き込みしたとかいうわけではないので
> +1年未満のどこかで知ったんだと思います。

冷静に考えてみると、個人サイトに13年って長さは、凄い事ですよね!!
そして、それくらい時間を経た後に、これだけの雑談をしていると言う事も(笑)。

> > > > > > いっその事、「見てみたい大河」案とかなら、視聴に関係なく話せますがね(笑)。
> > > > > 見たい大河ならば、あまり扱われていない時代が見たいですね。
> > > > > 平安中期以前は全く手つかずですし、それ以降でも北条泰時、足利義満辺りが手つかずなのは気になりますね。

> > > > 足利義満あたりは、意外と面白い題材かも知れませんね!?

> > この話題がキッカケとなり、前回投稿の後、こんな本を読んでしまいました(笑)。
> > 「室町の覇者 足利義満(ちくま新書)」
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4480072799

> 非常に熱意のある紹介ありがとうございます。

まあ確かに、内容的に面白い本だったという事もありますけど、
弁さん自身が、見てみたい大河ドラマとして「足利義満」を挙げたので、
こうしてオススメした面はありますね、私個人の熱意と言うよりは。

あと、読後の感想を追加すると、
義満の孫である5代将軍・義量が早世した後、
先代将軍である義量の父・義持が、政務を取り仕切っていたのは良いとして、
義持が没するまでの間、「将軍不在」だったのは、今まで疑問ではあったんですよ。
まあ元々、実権の方は義量の早世前から、義持が握り続けていましたので、
言ってしまえば、よくあるパターンであり、それ自体に不思議は無かったものの、
形式面において、将軍不在で幕府的には何の不都合は無かったのか?と。
それに関しても、「室町殿」というシステムがあったという事で、少し納得できました。
現代風に言えば、社長(将軍)の上に、会長(室町殿)がいる、会社(幕府)だったのだと。
ならば社長不在でも、会長が居るなら、どうにかなったんでしょうね。


> > > > もっと言うと、テレビ番組に限らず、これが好きだ!という話題は何かありませんか?
> > > えっと……
> > > あと話していない好きなものというと野球とテニスの観戦ぐらいでしょうか
> > > どちらも深く語れる自信はありませんが

> > まあ、それはさておき、「野球」という新しい話題を振ってもらえたので、
> > 今回は、そこから話を膨らましてみましょうかね?(笑)
> > と言いつつも、例年ならそろそろ、夏の地方予選が始まる時期ですけど、
> > 今年は甲子園大会が、開催中止となってしまいましたし、
> > ようやく開幕したプロ野球も、個人的には、どうもテンションが上がってこない・・・・

> まぁ私もスポーツ観戦のテンションは上がってきませんね。
> 私のスポーツ観戦の楽しみ方としては、データとプレーを並べてみることですかね
> 分析するでもなく、一家言あるわけでもなくただただぼんやりと並べてみるだけですが……

だから、好きなスポーツ観戦が、野球とテニスなのでしょうか?(笑)
サッカーとかだとテレビ中継でも、そんなに数値とか出てきませんし、
刻一刻と状況が変わる競技だと、データ紹介が却って邪魔な事もありますから。
まあ個人的には、プレイヤー目線でガチ・モードに入り込んで観戦していると、
1試合見るだけで疲れてしまう為、最近は年齢的にも、まったりモードでの観戦が多いかな?

ただ逆に言うと、やはりプレー経験の有無で、入り込み方も大きく違ってくるので、
そういう意味で野球やサッカーに比べると、テニスはあまり深く入れない所がある気がします。
もちろん、団体競技と個人競技という、根本的な違いもありますがね(団体競技の方が好き)。
所で以前、印象に残るアニメ作品として「ベイビーステップ」を挙げられてましたけど、
これはテニス好きがあってのアニメ視聴なのか? アニメ視聴があってのテニス好きなのか?
どちらなのかなぁ?というのは、少し思いましたね(笑)。

ところで、野球観戦好きで、ゲーム実況や雑談動画も好きとなると、
箱根駅伝とか愛称が良さそうですけど、その辺りはどうなのでしょ?
まあ、データ紹介と言うよりは、エピソード紹介が多いですけど。
ヨーロッパの景色や文化を感じるなら、自転車ロードレースって手もありますが、
本場の欧州では夏の甲子園的な存在でも、日本ではマイナーな存在ですし、
それに代わりとなると、やはり箱根駅伝かなぁ?と。

ちなみに以前、逆に日本の風景と文化を、欧米の自転車ファンに伝えたい思いもあり、
ツール・ド・フランスならぬ「ツール・ド・ニッポン」案を、妄想した事がありましたね。
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c19587
> > 10月の第2週〜第4週の23日間(3日目の月曜日が体育の日)で設定しました。
> >  1日目(土)  古宇利大橋→今帰仁城→美ら海・海洋博公園【個人タイムトライアル】
> >  2日目(日)  熊本城→阿蘇山→くじゅう連山→湯布院→別府温泉→大分
> >  3日目(祝)  宇佐八幡→耶馬溪→秋月→大宰府→福岡→小倉・門司
> >  4日目(火)  萩→秋吉台→山口→岩国・錦帯橋→宮島口→広島・原爆ドーム
> >  5日目(水)  尾道→しまなみ海道→今治→瓶ヶ森林道→石鎚山・面河渓
> >  6日目(木)  松山・道後温泉→新居浜→金刀比羅宮・善通寺→丸亀城→高松
> >  7日目(金)  倉敷・美観地区→岡山→姫路城→明石・舞子浜→神戸・有馬温泉
> >  8日目(土)  大阪・堺→生駒山→奈良→宇治・瀬田川→大津→比叡山→京都
> >  9日目(日)  名古屋まつり・熱田神宮→鈴鹿→津→伊勢神宮→志摩・賢島
> >  10日目(月)    休息日(加賀温泉郷)
> >  11日目(火) 金沢→白山スーパー林道→白川郷→飛騨高山→平湯温泉→新穂高
> >  12日目(水) 上高地→乗鞍高原→平湯温泉→神岡→有峰林道→立山・室堂
> >  13日目(木) 白馬スキー場→長野・小布施→志賀高原→草津温泉→榛名山→高崎
> >  14日目(金) さいたま→荒川サイクリングロード→東京【チーム・タイムトライアル】
> >  15日目(土) 幕張・浦安→東京→川崎・横浜→鎌倉・江ノ島→箱根→富士山
> >  16日目(日) 横浜みなとみらい&山下埠頭[夜の周回レース]
> >  17日目(月)    休息日(鬼怒川温泉)
> >  18日目(火) 大内宿→芦ノ牧温泉→会津若松→猪苗代湖→磐梯山・裏磐梯→福島
> >  19日目(水) 松島・仙台→蔵王山・蔵王スキー場→山形
> >  20日目(木) 立石寺→最上川→尾花沢→山刀伐峠→鳴子峡→厳美渓→平泉
> >  21日目(金) 盛岡→岩手山・八幡平→鹿角→十和田湖・奥入瀬→八甲田山→青森
> >  22日目(土) 函館→大沼・駒ケ岳→内浦湾→室蘭→登別温泉
> >  23日目(日) 洞爺湖・有珠山→羊蹄山・ニセコ→余市→小樽→札幌
> > ※ 1日目は「鹿児島→八代」、19日&20日目は「三陸復興国立公園」の案もあり ※

駅伝だと自転車に比べれば移動距離が短く、それほど風景が変わらない上に、
自転車の3大レースはそれぞれ23日間に亘りますが、駅伝は箱根でも2日間ですからねえ。
駅伝でも自転車でも構わないので、個人的に日本縦断レースは見てみたい所ですし、
それが無理なようなら、東京・京都間のレースとか見てみたいものです!!
と言うか、そういうのを妄想するのも、結構好きだったりはします(笑)。

> ですので、NHKの「球辞苑」なんかは好きな番組ですね。
球辞苑は私も好きですよ!!
初期の頃、王貞治を呼んでおきながら、バッティングの事は一切聞かず、
ファーストの守備だけ聞く番組の姿勢には、ちょっと驚かされました(笑)。
良い意味で、マニアックな内容の番組ですからねえ。
特に最初の3年間くらいは、欠かさず見ていたかな?
まあ逆に言えば、その後はネタ切れというか、無理な題材の回も増え、
徳井が降板になって以降は、数えるほどしか見てませんけども。

所でNHK-BSと言えば、こちらは年に1度の中継特番ですが、
「ゆる〜く深く!プロ野球(通称 ゆるふか)」は、御覧になってます?
今年はちょっと、新型コロナの件があって、放送は無いかも知れませんけど、
2015年から始まって、神宮・西武ドーム・千葉マリン・仙台・甲子園と、
毎回、球場の表も裏も見られて楽しく、時に技術や道具の深い解説があり、
まさに「年に1度のお楽しみ」なプロ野球中継でした。
そう言えばコチラも、メイン出演のピエール瀧が昨年消えてしまいましたね・・・・

って、こんな話をしていて思い出しましたけども、
3年前にNHKがプロ野球中継に導入した、AI野球解説「ZUNOさん」って、
最近、全く話を聞きませんけど、現在どうなっているんでしょ?
私が知らないだけで、キチンと活用されているのか?
それとも、思ったほどの精度が望めなかったのか?
もしくは、視聴者のニーズとは合わなかったのか?
それこそ球辞苑の中で、里崎は「リードなんて結果論」と言ってましたけど、
配球なんて まさにビッグデータの宝庫な訳で、例え結果論であったとしても、
何らかの統計は導き出せるはずなので、活用次第では凄いレベルに達しそうな気がします。

> > 先日、Abemaニュースの方で、VtuberによるAVや風俗の話題を扱っており、
> > これはこれで、今まで話題にしてきた「新しい表現方法」の1つかと思いましたので、
> > 弁さん的に、エロ絡みのネタはNGかな?と思いつつ、とりあえず紹介しておきます(笑)。
> > https://www.youtube.com/watch?v=DYjeynmbR4c

> まぁエロもエンタメのかなり重要な一角であることですし
> 考察するものであればNGというわけではないです。

でも実際、どれくらいまでOKなのかが掴めない所(笑)。
例えば上記の動画だと、スライムやドラゴンのVR風俗嬢の話がウケてましたけど、
「人間」という形状を捨てての性的行為に関しては、どんな感想を持たれました?
「新しい表現方法」の1つと言えば、そのようにも思われますが(笑)。
とは言え、技術的にモーション・キャプチャーと連動する以上は、
やはり人体の形状の制約を受ける訳で、没入できるだけの「想像力」が重要なのかな?

それと現状のVR技術だと、視覚情報に頼り切る一方で、触覚情報はまだまだですから、
一般的にイメージされる風俗とは、入力される刺激が まるで異なりますし、
そうでありながら、VR風俗でも快感を得られると言うのは、視覚情報はあるものの、
入力情報という直接的な刺激(触覚)に頼らず、いきなり脳の方で快感を作れている訳で、
これは新しい表現方法と言いますか、デジタル技術が切り開ける分野の可能性があろうかと?

要するに何が言いたいかというと、人体が持つ従来の「五感」という入力端子を介さずに、
脳に直接情報を送り込める時代が、未来のデジタル時代では恐らく到来してくるでしょうし、
そこまで行かなくても、脳が情報を処理する行程こそが重要であると考えるなら、
情報の入力方法はどれでも良い訳であり、また処理面を上手くコントロール出来れば、
視覚だの、聴覚だの、触覚だのと拘るよりも、遥かに大きな可能性を秘めていると思うんです。
・・・って、ここはまだまだ概論を語ってるに過ぎないので、全くエロくは無いですが(笑)。


> > ただ、雑談動画という事で、前回はコチラを紹介しましたけども、
> > よくよく考えてみると、弁さん的には、BGM替わりに ながら見という主旨だったかも知れず、
> > そうであれば、講義的な動画は不向きだったのでは?と、後から少し反省しました。

> 別に講義的な動画は嫌ではなく、むしろ好きな部類ですが
> 疲れているときにはどうしても見ることは出来ないので
> あまり消化が出来ずに積み上がってしまうというだけですね。

でも、雑談動画だと聞き流しが出来ますし、聞き逃した箇所もあまり気になりませんが、
講義動画となると、内容を把握しようとして、結局はBGM的な使い方が出来無いじゃないですか?
聞き流してもOKな内容だと、講義動画としてどうよ?って感じもありますし(笑)。
まあ、勝手知ったる分野だったり、既に視聴済みな動画なら、そうした使い方も可能ですけどね。

実際に私も、放送大学の垂れ流しとかは、そんな感じで使ってましたので。
特に夏季や冬季の長期休暇期間には、講義が一挙放送されますから、
気軽に聞き流せる歴史系の講義を中心に、貯め録りしてたりしました。
今後の放送予定で言うと、8月24日〜28日の昼3:45-6:00に放送される
「現代の国際政治」あたりは、なかなか良い出来の講義番組だったかと思います。
https://www.wakaba.ouj.ac.jp/kyoumu/syllabus/PU02060200211/initialize.do
担当教授の高橋和夫は、中東情勢の専門家としてメディア出演も多い為、
講義内容が一方通行にならず、見ていて伝わりやすい上手さに定評がありますね。
まあ国際ニュースとか見ていれば、既知の情報が多いので、BGM替わりに最適です(笑)。

あと以前、オリラジ中田のYouTube大学について「授業漫談」と評しましたけど、
それこそ芸人による講義動画なので、まさにお笑いライブのノリなんですよね。
まあ、そこがあの動画の長所でもあり、短所でもあるのですが、
1人で話を聞かせるプロだと、他にも講談師(講釈師)や落語家(噺家)が存在します。
特に前者は「講釈師 見てきたような嘘をつき」と川柳に詠まれる程、聞かせる能力が高く、
歴史小説家の司馬遼太郎なども、時に文芸界の「講釈師」に喩えられたりもします。
要するに、司馬史観をそのまま史実として受け取られると困りますけども、
演出や脚色がなされる事で、歴史の理解には大いに役立つといった具合でしょうか?
そういう意味では、講談師が手掛ける講義動画というのも、ちょっと見てみたい所(笑)。

ちなみに、実際の講談というのは、落語以上に世間的にはマイナーな存在なので、
とりあえず、いま話題の人気講談師・神田伯山の「中村仲蔵」を紹介として貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=xpV1xIcg9As
テレビで伯山(襲名前は松之丞)と共演する 爆笑問題の太田も、
主催するお笑いライブに、ゲスト出演させた事があったらしいのですが、
完全アウェーの場でありながら、その講談は圧巻の一言だったらしいです!!
https://www.youtube.com/watch?v=Z00M7NXDo5E

> > > 民放臭にちょっと怖気づくところはありますが、時間があるときに見てみたいと思います。
> > 今までは私も合わせて、漠然と用いてきましたけども、
> > 「怖じ気づく」とまで言われてしまうと、そもそも、
> > その「民放臭とは何なの?」という、根本的な疑問も湧いてきますね(笑)。
> > 確かに、NHKと民放、地上波とBS、無料放送と有料放送など、
> > それぞれに番組的な特徴の違いは存在しますけども、
> > 個人的には、そこに「怖じ気づく」とかいう要素が皆無なモノで・・・・

> 私としても上手く説明は出来ないのですが
> 見た結果不機嫌になった親の記憶だったり、見ていて気分が悪くなった自分の経験から来る
> アレルギーといった方が近いのかもしれません。

う〜ん、こう言って良いのかは解りませんけど、
教育的に「健全すぎるのも不健全」って感じなんですかねえ?
民放番組であれ、やはり公共の電波に乗る以上は、相応の制限を受けている訳で、
それにアレルギーを感じるようだと、世の中の言動など更にキツいのでは・・・・
また、逆の見方をすると、世間的には受け入れられる内容でもアウトだったり、
理解できなかったりすると、共感性や許容度も一般的な感覚より狭くなりそうですし。

それが最も顕著に見て取れるのが、「お笑い」の分野でしょうか?
世界には様々なお笑いの型がありますが、各地ごとに笑いの背景となる文化の違いがあり、
例えば、日本人がアメリカのお笑いを見ても、逆にアメリカ人が日本のお笑いを見ても、
お笑いの構図が異なる為、なかなか面白さが伝わらず、「何が面白いの?」となりがちです。
そしてこれは、何も国の違いだけで起こる訳ではなく、同じ日本人であっても、
お笑いの文化に触れずに育つと、異国人と同じく「何が面白いの?」となりやすいと。
そうなると、やはり共感性の面などでは、少し支障が出てきますよね。
そうした価値観というのは、勉強して身に付けるモノではなく、
基本的には、長い時間を掛けて自然と染みついていくモノなので。
別に、無くても困らない価値観かも知れませんが、あれば幅が広がりますし、
それに何より、それにネガティブな感情を抱くようだと、やはりマイナスな気はします。

でもまあ、「テレビを見せない」「NHKしか見せない」という一部家庭の方針以上に、
テレビ離れが進んだ今の時代だと、そもそもテレビを見ない世帯も増えており、
一昔前と違って、周囲と話題が合わない問題とかは減ってそうですし、
それに今の時代だとネットがありますから、そうした影響は限定的なのかな?
それこそ先日、甥っ子が遊びに来ましたのですが、今やアニメなども、
ネット配信で好きな時間に、好きな作品を視聴するスタイルのようです(笑)。
現在ブームの「鬼滅の刃」とかも、アニメ版から人気に火が着いたらしいですけど、
そもそもテレビ放送はUHF系の深夜でしたから、後からの配信視聴がメインな気がします。
そう考えると、ネット時代は大人やマスコミによるフィルターが掛け難くなり、
利点はある一方で、今度は「ネットde真実」みたいなのに、却ってハマりやすくなるのかな?
まあそれは、何も子供に限らず、大人にしたって同様なのでしょうけども・・・・

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