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[23540] 近現代史if展開&東京五輪の開閉会式 妄想案返信 削除
2021/4/7 (水) 20:05:54 徳翁導誉

▼ 歴史体験空間の話
> > アサシンクリードは良いですよね!!
> > 無茶な要望ですけど、あれを全時代&全世界で作ってくれれば、ありがたいと(笑)。

> そうなってくれると最高ですけど、クリアに一生かかりそうですね笑
> 個人的には、高度経済成長期(きりよくオリンピックの1964年)の東京とかが
> 舞台だとうれしいんですけど、ニッチすぎますね。

う〜ん、ニッチというか、時間的に近過ぎる感じはしますけどね。
その時代を体験し、覚えている人は、周囲にたくさん居る訳ですし、
わざわざゲームで再現しなくとも、当時の実物や作品は溢れているとも言えます。

もっと言えば、何もバーチャルじゃなくても、リアルで体験できる場があると。
少なくとも、高度経済成長期であれば、懐かしさ目当ての客狙いも含めて、
昭和ノスタルジー的なコンセプトの施設は、意外とある気がしますし、
探してみれば、当時の雰囲気を残すモノも・・・って、
それはここ10年くらいで、急激に消えちゃったかな?
川越のデパートに残っていた屋上遊園地も、遂に一昨年、姿を消しましたし、
汚い横町とかも、多くは寂れるか、再開発の波が襲ってますし。
その辺りは、長引く不況もありますけど、団塊世代の定年も大きいのかな?

と、これは前々から思っていた事なのですが、
昔の暮らしを体験できる施設とか、もっとあって良いと思うんです!!
例えば博物館とかに、昔の家の様子とか再現されてたりしますけど、
その中に入って、実際に道具を使ってみたりとかは、なかなか無いですし、
それこそ、歴史学習用の体験型テーマパークとして、
縄文時代の竪穴式住居や、平安時代の貴族風な寝殿造、室町時代の武家風な書院造に、
昔ながらの田舎の古民家や、戦前や戦後の都市住宅などを再建して、
当時の服を着て、当時の食事をして、当時の道具を使い、当時の家に泊まってみると。
別に日本の歴史に限らず、異文化住宅とか、未来住宅とかも面白いかな?(笑)
修学旅行や林間・臨海学校に加えて、こうした歴史体感教室があっても良いと思うんですよ。
宿泊が難しいようなら、日帰りの遠足でも良いでしょうし、
やはり、実際に体感する事で得られる情報というのも、非常に多い気がするんです。
そして、そこに大きな需要が生まれれば、作り手側の文化継承にも繋がりますからね。

> 戦後の荒廃から立ち直り、経済大国の道を歩み始める時代ですし、
> 舞台としてはそれなりに面白そうですけど
> この時代だと児玉誉士夫みたいなのがテンプル騎士なんですかね
> 協力者としては、昭和天皇、田中角栄(大蔵大臣)、三島由紀夫、黒澤明くらいしか
> 出せなさそうですけど、逆に言えば、この辺は癖が強いので十分キャラとしてなりたちそう。

まあ確かに、時代として活力があったのは事実ですよね。
「いだてん」の戦後パートとかも、ここをもっと膨らましても面白そうと感じましたし、
半世紀前の東京五輪と大阪万博を疑似体験できるようなモノは、私自身も欲しかったりします。
ですけど、黒澤明の映画や、三島由紀夫の小説や、丹下健三の建築や、岡本太郎の絵画などは、
別に今でも、普通に楽しむ機会はありますから、そこまでの渇望は無いかな?
それこそ彼らが人々を魅了したのは、主に、彼らが生み出した作品の方ですし、
今だと体感できないのは、寺山修司や唐十郎のアングラ演劇などの「生モノ」くらいでしょうか。

それと、三丁目の夕日みたいな感じに、全てを美化した世界観にして、
当時の負の面に蓋にするのは・・・とも思いましたけど、
別にゲームだったら、それでも良いのか(笑)。
例えばディズニーシーとか、実際のヴェネチアよりも奇麗だったりしますし、
学習目的ではなく、娯楽目的で非日常性を楽しむのであれば、
余計なリアルよりも、理想化されたバーチャルの方が、多くの人は喜ぶはずなので。

あと、近い時代であっても、それを体験してない若い人たちや、懐古目的の大人には、
再現された世界観は需要があるという事でしたら、
十数年前の秋葉原の姿とかも、なにげに需要はあるかも知れませんね(笑)。
駅前のバスケコートに、ビルの壁面に描かれた萌えキャラたち。
路上の痛車や、過激なコスプレヤーに、店頭のエロゲ映像。
裏道には、自作用のPCパーツや、電子部品に、洋ゲー。
そして、まともな食事処が無い事もあっての おでん缶自販機。
考えてみたら、街自体が同時からリアル・テーマパークだったのかも?

> まあUBIが日本を舞台に何かだすとすれば、ちょんまげの時代なんでしょうけど、
> 日本人的には、近現代の日本が舞台の方がありがたい気はします。
> ただ、岐阜にいたことがあるので信長時代の岐阜がオープンワールドだったら
> ちょっとやってみたいかも。

「アサシンズ・クリード」シリーズの舞台は、
第1弾が十字軍時代のエルサレムで、第2弾がルネサンス期のイタリア、
そして第3弾は日本の戦国という噂もあったものの、否定され・・・という所で、
私のゲーム認識的には止まってるんですよね、実を言うと(笑)。

その後は、独立戦争時のアメリカ、カリブの海賊、フランス革命期のパリ、産業革命期のロンドン、
古代エジプト、古代ギリシャ、北欧ヴァイキングって、続編が続く流れでしたっけ?
あとは派生作品として、明代の中国、植民地期のインド、十月革命直後のロシアと出ているの?
とりあえず古代エジプト版だけは、YouTubeの「ゲームさんぽ」で見ましたけども、
(ここの「○○のプロといく」動画シリーズは、個人的に結構お気に入り・笑)
https://www.youtube.com/user/gotouchi10sec/playlists
それ以外は私も全く把握してないので、詳しい方が居られたら、実際に話とか聞きたい所!!

で、次回作では遂に日本が舞台・・・という噂があるのが、現状って感じなのかな?
ただ、映画にせよ、ゲームにせよ、欧米人が描く日本やアジアの世界観って、
自分たちの方が詳しいからこそ、違和感バリバリの世界になるので、
映像的には凄くても、痛し痒しな面が正直あるんですよね(笑)。
そういう意味では、日本をはじめとしたアジアのメーカーに頑張って貰いたい所ですけど、
残念ながら、その可能性があるのは国産メーカーではなく、中国メーカーになるのかな・・・・
VR技術がもっと進化すれば、この方面は更にチャンスの広がる分野だと思うんですけどね。


▼ 岐阜と東京の話
> > 一望しやすいマス目状のマップ上に、各地の旧所名跡や動植物だったり、
> > 解りやすく高低差で山や川などがあった方が、知識として入って来やすいと思うので。
> > 言うなれば、歴史要素も加えた、動くデジタル版の児童書「マップス」ですかね。
> > https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000016935.html
> > この本も良いのですが、やはり本形式なのでページごとに地域が分かれちゃってますし、
> > ポーランド人作家の本なので、絵も少し馴染み難く、知識も欧州人的な偏りを感じちゃうと。

> これを、まず日本国内で作るのも楽しいかもしれませんね。
> 僕が良く知っているのは、岐阜と東京なので、そのたとえになっちゃいますけど、

この掲示板の雑談でも、何度か書いてると思いますけど、
私も子供時代の一時期を、金華山の麓で過ごしてたのは、御存知でしたでしょうか?(笑)
ちなみに私が住んでた頃は、まだ路面電車が走っていて、柳ヶ瀬も凄く活気があったんですけど、
今では、かなり寂れてしまったと伝え聞いてますね・・・・

> たとえば多摩の方がどういう感じになっているのか
> (名産が梨とか中世までは武蔵国の中心的な地域はむしろ多摩だったとか)を理解できるものって
> なかなかないんですよね。

まあ江戸時代だと、新宿ですら郊外も良い所ですし、品川あたりも江戸の隣町でしたからね。
その状況で多摩地域となると・・・お察し下さいかな?
特に武蔵野台地のあたりは水源が乏しかったので、あまり農地には向きませんでしたし、
逆に言うと、だからこそ、都市が近代化されて鉄道が通ると、格好の住宅開拓地となったと。

そして、台地に降った雨は崖から湧き出た為、崖の下側は水に恵まれましたし、
海岸部や河川付近のように、洪水に悩まされたり、湿地帯に苦しむ事も無かったので、
確かに古代から中世に掛けては栄えてましたけど、それも人口が少ない時代であったが故です。
奇麗な水に恵まれても、耕せる土地が限られていては、自ずと限界があります。
中国史で言えば、長安のあった関中みたいな場所だったって事ですかねえ(笑)。
古い時代には適地であっても、人口が増えると厳しくなったので。
しかし一方で、その為に早くから養蚕や商品作物に手を出し、通商にも精を出したので、
ただの農家で居るよりは、1人あたりの収益が増えた面はあったでしょうし、
それに古代まで遡れば、武蔵国の国府や国分寺が多摩地区に置かれたのも事実です。
この辺りには小振りな古墳が数多くあり、中には「上円下方墳」という珍しい形のもあります。

> 岐阜も同様で政治的には美濃地方の方が中心地なんでしょうけど、外の人から見たら飛騨の方が有名ですし。
> ただ、濃尾平野に住んでいる人にとっては、飛騨って旅行でいくような場所なんですよね。

まあ、そもそも美濃と飛騨は旧分国だと別の国ですからね。
愛知県も尾張と三河に分かれてましたけど、岐阜県の分断はそれ以上だったかな?
確かに、美濃から見ても、飛騨って別の地域って感じでしたし、
私の人生初の泊まり掛けの旅行も実は下呂であり、2度目は高山でした(笑)。
つまりは、同じ県内でありながら、泊まりで行くような場所であったと。
(ただ、下呂も高山も、温泉街だからって理由も大きいんでしょうけどね)

> なので、そういった点でも、県の各地域もふまえていろいろな情報を集めていくようなゲームだと楽しいとおもいます。
> 余談ですけど、僕は旅行に行くとかならず、地元のスーパーマーケットによるようにしているんですけど
> スーパーはその地域の特色が良く出るので面白いと思います。
> 特に農産物、海産物は他の地域に出回らないものも多いので見ていて飽きないですね。

なるほど、そういった旅の楽しみ方もあるんですね。
私も転勤族として育ったので、何となくは解りますけど、
やはり、その土地土地で、置かれてる商品の顔触れが違ったりしますし、
岐阜に引っ越した時も、冷やし中華にマヨネーズが掛かって出てきたのは驚きました(笑)。

ただ一方で、近年は全国展開のチェーン店が席巻しているので、違いが薄まった印象も?
一昔前までは、関西だと納豆ってあまり売ってませんでしたけど、今では普通に売ってますし、
逆に、節分で食べる関西の恵方巻きとか、コンビニを介して全国的に普及しましたし。

> 岐阜だと赤カブや明方ハムなんて売ってない店の方が少数ですけど、東海抜けるとうってないですし。
赤カブと聞いて、フランキー堺 主演の「赤かぶ検事奮戦記」を思い出すのは、
私もオッサンの証拠なんでしょうね(苦笑)。
長良川交通公園とか覚えてる世代なので・・・・


▼ 東京五輪の開会式&閉会式 妄想案
> たとえば東京は「江戸っ子」や「日本の中心ビル街!」みたいな描かれ方しかされておらず、
もう、これは完全に実を結ばない妄想なんですけど、
東京五輪が決まった頃、どんな感じの開会式&閉会式が見たいかな?と、私自身も妄想した事があり、
開会式では、陸上トラックを山手線に見立てつつ、「動く歴史絵巻」「動く洛中洛外図」として、
東京の移り変わりを、演者とオブジェで表現する演出案を考えてましたね(笑)。

都心の半分が海だった縄文時代から始めて、採集生活から稲作生活へと移り、
古墳が作られ、神社ができ、平安貴族の在原業平に旅をさせ、
やがて武士が登場し、家康が江戸入りすると、ドンドン街が広がっていき、
天皇が遷ってきて江戸から東京となり、明治になると西洋建築が出てきて、
震災と空襲を体験し、そして現在の東京の街並みが次々に現れると。
そして最後に、フィールドの中央に新国立競技場が登場してフィナーレを迎え、
武道館では柔道、国技館ではボクシング、お台場ではビーチバレーなど、
歴代のレジェンド選手に、ちょっとしたプレーを見せてもらいつつ、
東京五輪の「開催競技マップ」を、フィールド上に表すイメージでした。
また、裏メッセージとしては、東京の魅力を世界に発信する「観光マップ」でもあると(笑)。
あと聖火台は、富士山の巨大オブジャで外観を隠しておき、天下の前後で姿を現すとか。

ついでに閉会式案の方は、どうせ最後は花火ドカドカな演出になる事から逆算して、
ちょうど8月上旬の夏祭りシーズンなので、「日本の祭り」をコンセプトに、
一応は東北の復興五輪もテーマに掲げていたので、
福島の野馬追、青森のねぶた、秋田の竿燈など、まずは東北勢の祭りを皮切りに、
47都道府県 全ての祭りを揃えれば、全国民が当事者気分に浸れるかと思いますし、
そして最後の大取で、江戸の「天下祭」を今の時代に復活できたらなぁ・・・と。
今でも神田祭と山王祭は続いているのですが、昔ながらの豪華な山車行列は姿を消し、
江戸城に入っての将軍拝謁という名誉も失われたので、
これを機に、23区が1機ずつ山車を作り、それが1ヶ所に集まれば面白いかと思い、
また五輪終了後も、復活した天下祭は、格好の集客イベントになるかな?と考えました。
江戸城での将軍拝謁から、皇居での天皇拝謁に姿を替え、各国大使や要人を招待すれば、
単なるイベントとしてだけでなく、良い意味での政治利用も可能かと思ったので。
もちろん、これは東京だけでなく、開会式同様に世界に向けての観光アピールでもあります(笑)。
そして閉会式のラストは、聖火が消された聖火台を、巨大な盆踊りの櫓に早変わりさせ、
花火や演舞や太鼓の音で会場を盛り上げつつ、トラックの外周には様々な屋台を敷き詰め、
そして観客もコンコースの出店で同じモノを食べられれば、
競技場全体が1つの祭り会場に演出できるかな?と。

以上、陳腐な内容ながら、妄想案を披露してみましたけど、
実際の開会式&閉会式は、一体どんな感じになるんですかねえ?
ただ、既に報じられてるように、いろいろとゴタゴタがあったみたいですし、
新型コロナ前に予定されてたプランを、目にする機会は無いんでしょうね・・・・
それこそ、VRとかでバーチャルにでも見られれば売れしいですけど、
そもそも東京五輪自体、本当にこのまま強硬開催するのか?
もし開催したとして、本当に心から楽しめるのか?など、非常に気懸かりではあります。
放映権ビジネス的にも、人生を賭けてる選手の為にも、中止には出来ないのでしたら、
出場選手も観客数も絞った上で、開催期間を2週間から1ヶ月くらいに延ばし、
密にならないよう分散的に開催して、2032年にもう1度、東京で五輪を開催しても良い気はします。
と言いますか、再延期が困難であったのであれば、初めから2022年開催案がベストだったんですよね。
今回はちょうどサッカーW杯が冬開催ですから、カレンダー的には奇麗に収まった上に、
新型コロナの抑え込みを考えると、1年後より2年後の方が断然良かったのは明らかだったので。
まあ結局は、自分の任期中に開催したいという、前首相のエゴが混乱を増やした格好でしょうか?


▼ オススメ書籍の話
> > ちなみに私自身は、人物以上に、満州国の最高学府であった「建国大学」への興味が強いかな?
> > こちらも以前、ほのぼのさんとの雑談時↓に、
> > http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s20447#20447
> > そんな建国大学の卒業生たちを取材した
> > 「五色の虹の感想」を紹介し、その話が盛り上がったのを覚えています。
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4087815978
> > いや本当、満州国に興味があれば、この本はオススメの1冊ですよ!!

> 本の紹介ありがとうございます。読んでみます。

ついでなので、私が「そうだ、満州 行こう」の動画を作るキッカケとなった満州本も紹介(笑)。

「満洲鉄道まぼろし旅行」
https://www.amazon.co.jp/dp/416765637X
「日本鉄道旅行地図帳 満洲樺太」
https://www.amazon.co.jp/dp/4107900339

> > この著者(桃崎有一郎)の事は、昨年出版の「室町の覇者 足利義満」で初めて知って以降、
> > 「平安京はいらなかった」「京都の誕生」「京都を壊した天皇、護った武士」と、
> > 一気に、立て続けに読んでしまいましたね。
> > と言いますか、紹介しておいて何ですけど、こちらの4冊の方が面白かったかな(笑)。
> > 特に、足利義満と京都の誕生に関しては、個人的にもオススメ!!
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4480072799
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4166612573

> これも読んでみようと思います。

この人は、私が去年知った著作者の中では1番だったかな?(笑)
日本史の時系列順に読むなら、「平安京→京都の誕生→壊した天皇→足利義満」ですけど、
読みやすさを考えると、逆向きでも良いかも知れませんね。
戦国に近い方が馴染み深いですし、執筆順や出版社の違いなども踏まえると。

ちなみに私自身は、足利義満を読んだ後、時系列順に読み進めましたが、
そのキッカケとなったのが、雑談時に弁さんから挙がった「義満の大河案」だったと!!
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c23173
あとは、この本↓を読んだ直後だった事もあり、その続き的に読んだ感じもありました。

「古代の都はどうつくられたか 中国・日本・朝鮮・渤海」
https://www.amazon.co.jp/dp/4642057137


▼ 歴史ゲーム案の話
> > シナリオ作りに関しては、何年から何年まで どの国があり、
> > 何年から何年まで どの地域を支配していたか、
> > 一旦データ・ベースさえ作ってしまえば、後は楽だと思うんですよね。

> あとは、歴史上の事件のデータですかね。
> 何が起こって、誰がどうかかわって、どうなったかは結構はっきりしているので

投稿型のイベント集みたいなイメージでしょうか?
発生条件とかテンプレ化すれば、投稿もしやすそうですし、
数が増えれば、それを収集したがるプレイヤーも現れるかな?
ただ一方で、イベントの中身の質を管理するのは、ちょっと難しそう・・・・
もちろん、何年に○○戦争が起きたとか、○○革命が起こったなど、
それだけを出すなら簡単なのですが、それだと少し面白味には欠けますし。

> > 恐らく、大変になりそうなのは人物データの方ですけど、
> > それは投稿型にして、能力値は平均値でも良いですし、
> > 能力値のバランス調整を重視するなら、個人で作っても良いかも?

> 投稿型の方がみんなも楽しめるような気がするので、これはこの方がいいかもしれませんね。
> 略伝もつけたら大いに勉強になるとは思います。

偉人投稿のデータベース化に関しては、ちょうど1年前に、
弁さんとの雑談↓で語っているので、まずはそちらを参照していただくとして、
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c23019
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c23029
「勉強に役立つ」という方向性の話で言うと、
テストで点数を取るための勉強であったり、ビジネス的に射幸心を煽る課金ゲームなどは、
正直言って、個人的には少し嫌悪する感情があったのですが、
別スレッドでの、旧トルコ担当さんとの雑談もあり、いろいろと考え直し中。

それこそ、今話題のソシャゲとして「ウマ娘」の話とか出ましたけど、
実際に、そうしたゲームが人気を博しているのも事実ですからねえ。
高得点を取る為に勉強するとか、射幸心を得る為にゲームをするとか、
そういった需要は確実にある訳で、それ自体は別に良い悪いの話では無いと。
逆に言うと、受験目的だけだと、せっかく得た知識もテスト以外で役立たなかったり、
射幸心を煽られ過ぎて、金銭・時間・精神を必要以上に磨り減らすような事が、
問題の本質としてあるのですから、そこだけを取り除く考えで行けば良いのかな?と。

無課金でプレーする場合には、長いプレー時間を要するようにし、
敢えてストレスが貯まるシステムにする事で、その解消目的に課金を促す。
これは「時間をお金で買う」と表現されますが、そのお金にしても労働という時間の対価な訳で、
そして高収入を得るにも、時間をかけての学習が必要となるケースが多いです。
要するに、金銭や時間をゲーム内の成果に変換する行為みたいな構造は、
受験勉強においても同じように見て取れ、しかも長期的にはリンクしている面もあると。
そういう意味では、今まで個人的には、手段の目的化は良くないと思い、
ゲームを楽しむ副次的効果として、受験勉強にも役立つモノを考えてきましたけど、
受験勉強をメインとして、その知識をゲーム的に楽しめるモノにして、
課金部分を学力に置き換え、「時間を知識で買う」感じにしても良いのかな?と思い始めました。

まあ簡単なイメージで言うと、自分の知識量を元手に出来るほど、
キャラの育成とかが、時間を要さずに可能となっていき、
効率良くゲームを進めて、他のプレイヤーを上回りたいのであれば、
課金の代替として、知識を身に付けるしかないと。
例えば、偉人カードをコンプリートしたい場合、各偉人にまつわる知識が必要として、
素早くカードを集める為に、それらについて勉強する事は、
時間の浪費には繋がるかも知れませんが、そこには残される知識がある訳で、
廃課金は人生を狂わす事もありますけど、廃勉強なら人生にプラス面もあるでしょうからね(笑)。

あとはシステム的に、リアル・マネーを用いるのではなく、
サイト内でのみ通用する共通ポイントを、疑似マネー的に用いるとかもアリでしょうし、
そもそも、「ネットは同人の世界」や「商業主義に陥ると目が眩む」など、
古い価値観に囚われる事なく、グローバルで商業主義的な世界を素直に受け入れて、
その上で、悪質にならないレベルに保ちつつ、質を上げていくとかなのかなぁ?
まあ、この辺りは、私の能力的に厳しい方法なのでしょうけど・・・・
でも社会的には、双方が「Win-Win」の関係で回るのであれば、
経済利益が絡もうが、そんな悪い事では無いのかも?という考えを、受け入れつつあります。
と言いますか、みんなが余裕のない時代に、それで上手く回るならば結構な話であると。

ただ個人的には、それを避けたがる潔癖的な、一昔前の趣味や学問やアートの世界の価値観が、
地味に こびり付いちゃってる面があるので、今更それを一新させるのは難しいんだろうなぁ。
いや 頭で理解して行えたとしても、どうしても 心の内の痼りは残るので。
清濁併せ呑みたいのに、それを受け止めきれないのが、私の欠点なんでしょうね。
で、能力的にも、年齢的にも、自身の限界を感じているからこそ、
まだ可能性のある若者に対して「何か貢献できる事は無いか?」と本気で考えているとか、
そ〜んな、別に誰からも求められてない話を、1人で勝手にダラダラと自己問答(苦笑)。

> > > > 個人的には、時代ゴチャ混ぜで世界や欧州の地図パズルがあれば、ちょっとやってみたいですね。
> > > > 「これはアルザス・ロレーヌが無いから、1900年地図のフランスだよなぁ?」みたいな感じで(笑)。

> > > これは面白そうですね!
> > > イタリアとかドイツなんかがばらばらの時代はめちゃくちゃ難易度高くなりそう。

> > となると、やはり全世界まで広げず、欧州限定にした方が無難なのかな?
> > 欧州限定と言っても、ローマン帝国の範囲内だった中東エリアも含む感じで。

> そうですね。
> 欧州だと今度困るのはロシアの扱いですけど、ウラル以西で調整する感じですか?

そうですね、「ウラル山脈−カスピ海−ペルシャ湾−紅海−サハラ砂漠」を結ぶラインかな?
と言いますか、そもそも私が「ヨーロッパ」と言う場合には、
ロシア領であっても、シベリアや中央アジアあたりは念頭に置いていません(笑)。
また、地中海沿岸を含む場合には、その事を必ず触れてますね。

でもまあ、国ごとの面積の違いを意識するのであれば、
大国と小国の差が出やすいパズル方式よりも、縮尺バラバラの選択図にして、
例えば、各時代ごとに英・仏・独・伊など枠に当てはめる感じでも良いかも?
これでしたら、別に欧州だけに限定せず、日本や中国、アメリカなど、
他の地域も手軽に登場させられますしね。
って、日本の場合、鎌倉時代と室町時代の区別が付かないかな?(笑)

> > いや、武士団を経営するイメージと言うよりは、
> > 従来の武将キャラに替わって、武士団を用いる感じですね。
> > そして、勝ち続けたり、恩賞を与えたりしないと、武士団は離れていってしまうと。
> > まあ簡単に言えば、いかに多くの武士団を各地で味方に付けて、
> > それを上手く手駒として活用して、相手を倒していくか?って具合ですよね。

> これ面白そうですね。
> システムを流用すれば、広島ヤクザ抗争(映画仁義なき戦いのモデルになった抗争)にも流用できそうですね。
> ただ、あの抗争を戦った山口組もそれを追い払った山村組が発展した共政会もまだ実在しますし、センシティブかな。
> 禁酒法時代のアメリカマフィアとか、フレンチコネクションとかなら流用できそうかな。

まあ確かに、実名を用いると厄介という面もありますけど、
私の場合、そうした実際のヤクザの情報とかに、まるで関心が無い為、
もしもゲーム化するとしても、扱うのは架空の組になるんでしょうかね。
そちらの方が、いろいろ無茶な設定とかも出来て、自由度が広そうですし。

それにしても、「実話時代」みたいなヤクザ情報の専門誌や、
「アサヒ芸能」「週刊大衆」のようにヤクザ記事を載せる週刊誌など、
一昔前には、そうしたニーズが一定数あったのって、
やはり映画「仁義なき戦い」シリーズの存在が大きかったのかなぁ?
それ以前にも任侠映画はありましたけど、抗争モノではなく、時代劇に近かったですし。

> > > > もっと言えば、「黒人差別」「移民問題」「宇宙開発」「軍産複合」「貿易摩擦」など、
> > > > いくつかの大きな項目を事前に設定しておき、各問題に対処していく感じで、
> > > > それを前進させれば政権に勝利点プラス、後退させれば勝利点マイナスなんかも良いかも?
> > > > 例えば黒人の人権問題で言えば、まだまだ継続中で、昨年もBLM運動とかありましたし、
> > > > 宇宙開発にしても、中国参戦で火星到達レースが激化すれば、再び焦点になりそうですし。

> > > いくつか項目分けて対処の方が、よいかもしれません。
> > > アイデア募集みたいなときも、基軸がはっきりするので作りやすいという要素もあるかもしれません。

> > まあ、対象として扱う時代を、どの程度にするかでも話は変わってきますけど、
> > いくつくらいの項目で、実際にどんな項目があれば良さそうですかねえ?

> 「黒人」と「移民」はアメリカ永遠のテーマだとは思うので、これらは、あった方がいいですね。
> 「宇宙開発」もいま中国がでてきて加熱してますし、いれたいところですけど、
> たとえば「航空・宇宙」とかの方がいいですかね
> (アメリカは活躍してないですけど、飛行船自体は1850年ごろからあったわけですし)。
> 「軍産複合」もあると面白そうですけど、どんな項目がなじむのかちょっとアイデアが浮かばないです。
> あとは、戦略兵器の削減とか逆に核開発をどの項目にいれるかってところですかね。
> 「貿易摩擦」はありだと思います。
> TPPをめぐるオバマとトランプの対応みたいな感じでこの辺も項目としてあれば面白いかなと

う〜ん、やはり こうやって具体的に考え出すと、
まずは対象とする時代の期間を決めないと、項目は定め難いかも知れませんね。

また、1850年頃から現代までという、長い時間を対象とするのであれば、
黒人差別・移民問題・宇宙開発・軍産複合・貿易摩擦といったピンポイント的な表現よりも、
「経済」「財政」「外交」「軍事」「科学」「宗教」「思想」「人種」と、大きく分けて、
黒人や移民の件は人種問題とか、宇宙開発は科学問題とかに分類しても良いかも?
そして軍産複合などは、経済面や軍事面はプラスだけど、財政面ではマイナスだとか、
そんな具合で作る方が、ゲーム的にスッキリと収まりそうですね。

・・・って、そもそもの本題なのに、何だか方向性が定まらず、
話の中身が取っ散らかったってますね、申し訳ない(苦笑)。
専用性と汎用性、具体性と抽象性を織り交ぜて考えちゃうから、変な方向に進むのかな?
「雑談メイン」という事であれば、このまま脱線しまくりでもOKなんでしょうけど、
「何かを作る」という目的の上での雑談だとすれば、話題を「冷戦」に原点回帰した方が良いかも。


▼ 西園寺公望と昭和天皇の話
> > とりあえず、ゲーム的に考えると、何年スタートが適当なのか? 誰目線が良いのか?
> > 昭和元年から、昭和天皇目線なら、開戦しちゃった場合も終戦まで扱えますし、
> > 介入できる部分と出来ない部分のバランスが絶妙なので、かなり適役っぽいですけど、
> > それはそれで、ちょっと荒れそうな危険性も孕みますかねえ?

> ただ、やっぱりこの時代で(というより日本史でも)
> ここまで波乱のある人生を送った人は昭和天皇位だと思うので、できれば昭和天皇目線がいいですよね。
> 昭和天皇目線だと個人的にはオリンピックまでやっちゃいたい感じですね。

ただ、改めて考えてみると、私の年代の場合、
昭和天皇は歴史上の人物ではなく、記憶の中にある人物なので、
あれこれ創作的に弄るのは、ちょっと気が引ける所も・・・・
それに戦後の天皇は、あくまでも「象徴」ですから、
オリンピック云々となると、そこは対象が違うかな?という気もします。
実際、昭和天皇と東京五輪の関わりって、開会宣言をしたくらいしか思い浮かびません。
移行期だった頃はまだしも、それなりに時が経ってから、天皇が何か動かしたというと、
A級戦犯合祀に伴い、靖国参拝を取り止めた事くらいですかねえ?パッと浮かぶのは。

とは言え、時代は昭和から平成を越え、そして現在は令和となっている訳で、
私自身はともかく、既に昭和天皇は歴史上の人物って感覚の人も多いでしょうから、
逆に考えれば、だからこそ、昭和天皇を覚えている世代が、
昭和天皇について触れるというのは、意味のある事なのかも知れませんね。
例えば、いま「天皇」と言われると、私はまだ頭が切り替わってない為、
パッと思い浮かべるのは、今上天皇よりも、上皇の方になっちゃうのですが、
こうした経験は、昭和から平成に移る時にも体験しましたし、
そういう感覚というのは、やはり体験したからという面が強いですからねえ。
それこそ10年後の若者とかは、今の上皇を歴史上の人物として捉えてるかも知れませんし。

あと、話題は少し戻して、ゲーム主人公の話ですけど、
近年のラノベは異世界転生系ばかりが目に付き、個人的には少し苦言は呈しているものの、
逆に言えば需要がそれだけ高い訳で、似た感じのタイムリープ系も決して相性は悪く無いかも?
それこそ子供時代から、何度も人生をやり直せる展開にすれば、
軍人や官僚、政治家に経営者、文化人に一般人など、いろんなルートを辿れますし、
人生の分岐点(セーブ・ポイント)から、やり直しても良いかも知れません。
また、ゲームである事を割り切れば、「親→子→孫」と世代を越えるのも面白いかな?
要するに、主人公を個人単位ではなく、一族単位にするって事ですね。
これだと、子孫の数が増えるほど、辿れるルートも増えるので、両得だと思います(笑)。

> > まあ安全策で行くなら、木戸内大臣とか無難そうですけど、
> > その在任期間を考えると、開戦回避よりも終戦誘導がメインになっちゃうかな?

> 逆に、サウンド・ノベルであったら、西園寺公望にしてもよいのかなと思います。
> 近代日本とともに歩んだような人生ですし、周囲にも伊藤博文はじめキーパーソンがたくさんいますし。
> そして、帝国日本が破滅にむかいつつあることを嘆きつつ人生の幕を閉じる……という感じだと、
> 自分とともに生まれた日本が自分とともに死んでいくという感じになっていいのかな……と。

はい、そうですね。
私も以前、「リレー大河案」↓を考えた際には、
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s21670#21670
出来るだけ少ない人数で、漏れなく日本通史を描こうと考えて、
この時代の主人公を西園寺公望に選びましたからね。
幕末から大戦前夜まで描けるという意味では、これ以上の人材は他に居ないかと?

ただ難点を挙げるとすれば、明治3年から13年に掛けてフランスに留学していて、
維新冒頭の10年間、ほとんど日本に居なかった所でしょうか。
まあ逆に言うと、フランス第二帝政の崩壊やドイツ帝国の誕生を実際に欧州で体験し、
後の仏首相クレマンソーと同じ下宿で親友となり、ベルサイユ会議で再会するなど、
あの激動の時代を、日本限定ではなく、世界を含めて描ける面ではプラスなのですが、
歴史介入という視点からすると、やはり問題点になるかな?
って、ゲーム的に自由に振る舞えるのなら、留学を途中で切り上げたり、
そもそも留学に行かなくても良いんですけどね(笑)。

・・・と言うか、そうしたif選択が無数にあるなら、
海外留学の相談をすべく、師事する大村益次郎の宿を尋ねる道の途中、
(戊辰戦争を戦った西園寺は軍人志望だったものの、大村から法学を薦められていた)
公家の旧友と偶然出会い、訪問を延ばした事で、運良く暗殺に巻き込まれなかった訳で、
太平洋戦争の前年どころか、戊辰戦争の直後に亡くなってたかも知れないんですよね!!
そうしたifの分岐点を、いろいろ用意しても面白い気がしてきました(笑)。
史実の西園寺は、フランスで法学を修めた開明的な政治家であり、
現在の立命館大学・京都大学・明治大学の創立に携わった教育者のイメージですけど、
そのまま軍人の道を進む展開だって、普通に有り得た訳で、
そうなった場合は山縣有朋のように、政治家でありつつ帝国の元帥として、
日清戦争や日露戦争も、実際に現場で指揮していたかも知れません。
(史実だと、日清戦争時は伊藤内閣の大臣で、日露戦争時は清国へ渡って戦後に首相就任)

ちなみに、もしも大河の主人公にした場合、留学中の日本描写に関しては、
後に萩の乱を起こす前原一誠とは、東京では同じ宿で暮らし、
一緒に新政府を離れて相撲取りになろうと話し合う程の仲だった為、
親友との書簡を交わす格好で、不在期を描こうかな?と妄想してました。
って、こちらでもif展開を考えれば、留学せずに日本に留まり、
憧れの武士となって、前原と一緒に士族の反乱に荷担したりとか、
(前原と同宿してた頃、大小2本差しの侍姿で、武家風に望一郎と名乗ってました)
もしくは本当に相撲界に入って、双葉山を大横綱に育てたりとか(笑)。
う〜ん、こうやって考えると、西園寺はif主人公として最適なのかな?
別に史実通りで無くてもOKなら、もう数年寿命も伸ばして、終戦まで付き合わせても良いですし、
もし実際に存命であれば、鈴木貫太郎の役回りも、西園寺が担ってたかも知れません。

まあ逆に、そうでもしないと、幕末から戦後までという人物はなかなか居ないんですよね。
第1回・帝国議会の当選から、バカヤロー解散で落選するまで、
60年以上も国会議員であり続けた「尾崎行雄」も、維新の頃はまだ10歳の子供ですし、
義和団の乱では日本軍を指揮し、太平洋戦争の敗戦後に自決した「柴五郎」も、
会津戦争を経験しているとは言え、当時はまだ8歳の子供でしたし、
大久保利通の息子である「牧野伸顕」も、戦後は娘婿である吉田茂の相談役でしたが、
維新時は7歳であり、父と共に遣欧使節団に同行して、そのままアメリカ留学でしたので。
そう考えると西園寺は、維新時は若干19歳とは言え、既に新政府の重要人物でしたし、
黒船来航時も幼いとは言え西園寺家の当主で、11歳から朝廷に出仕しており、
新選組から命を狙われ、慶喜逃亡後の二条城を接収し、戊辰戦争では河井継之助と戦いと、
もうこの時点で、ただの10代の若造ではありません(笑)。


▼ 歴史if展開の話
> > > 個人的には20世紀前半の中国が、幕末、戦国時代、第二次世界大戦を
> > > ごちゃまぜにしたような雰囲気で好きですね。

> > その表現は、私が民国軍閥期の魅力を語る際に、よく用いていたフレーズなので、
> > 知らず知らずの内に、影響を受けちゃったりしてます?(笑)

幕末攘夷if話と、戦国・幕末・大戦が同居した中国の民国軍閥期の話をしていて、
ふと思い浮かんだのですが、もしも日本で明治維新という大転換が起こらず、、
中国同様に幕末の混乱状態から、群雄割拠の時代に突入して、あの激動の近現代を迎えていたら、
一体どんな事になっていたのか、妄想する題材としては結構面白い気がしました(笑)。

幕藩体制下の大名たちが、再び戦国大名化して、
幕末維新の英雄を初め、戦前の軍人・政治家・財界人・文化人などが、
各国の戦国武将として天下を争い、そこに欧米列強の介入も行われると・・・・
新選組とか下剋上をさせて、甲斐あたりで国持ち大名にしたいですし(笑)、
長岡藩士の子である山本五十六も、河井継之助の薫陶を受けて、立派な武将に育つかな?
史実では負け組の仙台藩も、高橋是清・後藤新平・斎藤実あたりが揃っていて強そう。
その一方で、対馬はロシアに占領され、北海道はフランスやドイツの植民地、
琉球も日本に併合されないまま、イギリスあたりの属国になっているかも?
いや〜、史実であれば願い下げな展開ですけど、if歴史として考える分には刺激的!!

また、日本がこんな状態であれば、世界史の方も大きく変わってたでしょうね。
もしも日清戦争の敗北が無ければ、清朝があれほど脆く崩壊する事は無かったでしょうし、
もしも日露戦争の敗北が無ければ、ロシア革命など起こらなかったかも知れません。
(逆の見方をすると、ロシアや中国の共産化に、日本は大きく貢献していると・苦笑)
朝鮮半島は史実的に見ても、清朝かロシアにあっさり併合だったかな?
ドイツ皇帝のヴィルヘルム2世が、自らの事を「大西洋提督」と称しつつ、
従兄弟であるロシア皇帝のニコライ2世を、「太平洋提督」と呼んだ逸話がありますけど、
あのままロシアがアジアに勢力圏を伸ばしていれば、普通に有り得たシナリオなんですよね。

その場合、長城の外側(満州・モンゴル・ウイグル)がロシア領になっていたのか?
もしくは、史実の露清密約のように、隷属的な盟約関係が結ばれていたのか?
はたまた、ロシア革命により、一家全員が処刑されるニコライ2世には、
溥儀とも年齢の近い4人の娘たちが居ましたから、誰かを清朝皇后として嫁がせて、
血友病を患っていた一人息子のアレクセイに、もしもの事があった時には、
清朝皇帝とロシア皇女との間に生まれた子に、両帝国の皇位を継承させ、
大陸を跨る超大帝国(露清同君連合)の爆誕となれば、凄く妄想を掻き立てられます!!(笑)
で、もしも、こういう展開となれば、両国のモンゴル系貴族の存在が、意外とキーになるかも?
(モンゴル帝国も、西域の西遼と、金朝に降った旧遼遺民の同族網を活用しましたからね)

ロシアには「タタールのくびき」と呼ばれる、モンゴルに支配された歴史があり、
長い年月で同化していたとは言え、ロシア貴族の2割はルーツがモンゴル系でしたし、
(モンゴル系19%・ドイツ系28%・ポーランド系27%・ウクライナ系21%・ロシア系5%)
一方で中国では、早々に満洲族と盟を結んだ内モンゴルが、中国支配に協力した事で、
成立した清朝では満洲族と並び、貴族的な立ち位置にあったんですよね。
実際、ロシアのイワン雷帝は、一時的にチンギス・ハーンの末裔に譲位したり、
清朝のホンタイジは、元朝伝来の玉璽を譲り受けて、皇帝に即位したりしており、
ラスプーチンを暗殺し、ロマノフ王家よりも裕福といわれた名門貴族のユスポフ家や、
アロー戦争で欽差大臣として清軍を指揮したセンゲリンチン将軍も、モンゴル系でした。
なので、もしも「モンゴル人の坂本龍馬」みたいな人物が現れれば、
薩長同盟ならぬ露清同盟、更には日韓併合ならぬ露清併合なんて可能性も!?(笑)

・・・って、話題が日本から世界に大きく脱線しちゃいましたけど、
戦国再来の明治日本で、坂本龍馬のような人間は、どのように振る舞うのかな?
小説的なイメージ像だと、日本統一の為に尽力してそうですが、
実際は、内戦を良い事に私腹を肥やす、死の商人にでもなってたりして(笑)。
もしくは、悪い意味で日本に見切りを付け、本当に「世界の海援隊」でも目指してたかも。
そして、アメリカでエジソンに融資したり、ハワイ王国で若き日の孫文と出会ったり、
パナマ運河の開削事業に乗り出したり、アジア諸国の独立運動に武器支援したりと、
そういった方向に妄想の翼を広げてみるのも、何だか面白いかも知れませんね!!

> > 日本史だと、太平洋戦争突入を回避するとか、
> > そういったゲームは、意外と歴史の勉強になりますし、なかなか面白いかも?
> > 暴走する陸軍、我関せずな海軍、スタンドプレーに走る革新官僚、無責任な世論。
> > そして、それらに乗っかる政治家やマスコミに、国益の足を引っ張りまくる愛国者たち。
> > う〜ん、どうやったら戦争を回避できるのか、お先真っ暗なゲームですね(苦笑)。

> 無理ゲーですけど面白そうですね。

つまりは、大日本帝国の崩壊は避けられぬ運命だったと!?
最近は日本から元気が無くなり、民族的ヘイトも増すばかりの中で、
「多民族国家であった大日本帝国や満州国が、もしも存続していたら」というif展開を、
ちょっと考えちゃったりする時もあるんですけどね(苦笑)。
日本の人口規模が3億人、満州まで含めれば4億人だった場合、
もうちょっと違った現状があったのかなぁ?とか・・・・

と、まあ、それはさておき、もしも太平洋戦争突入を回避するとしたら、
どれくらい時間の針を巻き戻せば、その可能性がありそうですかねえ?
さすがにアメリカに勝利とかは無理ゲーでも、
帝国の存続であれば、絶対に無理だったとは思えませんし。

あと、これは完全に妄想展開ですけども(笑)、
多民族国家の大帝国という意味では、ハワイ王国の連邦制定案を受け入れて、
琉球王国や朝鮮王国も吸収合併せず、連邦の構成国として存続させていけば、
その後に独立宣言するアジア諸国や、インドの藩王国、中国の省政府なども飲み込み、
プロイセン国王がドイツ皇帝を兼務した要領で、天皇がアジア皇帝を兼務して、
それこそ、「大東亜帝国」みたいなモノが作れなかったかなぁ?と。
内政は各国の自治に任せる一方、海軍・鉄道・外交は帝国税で賄いつつ日本主導って形で。
勝海舟も似た事を言ってたと思いますし、もしも坂本龍馬が総理大臣だったら(笑)。
ちなみに帝国議会は「1国1票」として、日本だけは各藩を1国と数えて300票と(苦笑)。

> > そういう意味では、39歳で早世した この老中首座を主人公として、
> > ストレス・ゲージが貯まって過労死するのを防ぎつつ、優秀な者たちを抜擢し、
> > 次々と襲い来る国難を乗り切り、幕藩体制の維持を目指すゲームも面白いかも知れません。

> 20世紀まで鎖国しちゃってロシアが南下してきたら地獄なような気もしますが、
> それはそれで見てみたいですね。
> そもそも20世紀まで鎖国を維持できるかなんですけど

別に幕藩体制の維持は、鎖国体制の維持とイコールでは無いですけど、
まあ、そこは措くとして、「阿片戦争の日本版」や「幕末期の本土決戦」というのも、
それはそれで、凄く大変ですけど、不可能では無いんじゃないですかねえ?
時代的に考えても、海辺への艦砲射撃では圧倒されても、上陸占領なんて無理でしょうし、
損害を恐れず徹底抗戦すれば、欧米列強と言えども追い落とせたかと。
薩英戦争が全国規模に広がった事を想定しても、興味深い題材かとは思います。

日本の国民性を考えると、苦しみを共有し、一致団結して外敵と戦うのは、
却って幕府と諸藩、武士と庶民の結び付けを強くしていたかも知れず、
最終的には開国するにしても、流血を伴いながらの外敵排除という体験は、
史実とは異なる、また別の日本の国家像を作り上げていたかも知れませんし、
それ自体は、決して荒唐無稽なif展開だとも思いませんね。
と言いますか、明治維新も、敗戦も、上からの改革であり、
だからこそ今も、日本人は主体的な改革を行えず、苦しんでる面があるので、
フランスへの反革命戦争や、ソ連の大祖国戦争のような体験を、
幕末の日本がして、それを乗り切ったとすれば、やはり歴史は大きく変わったかと。

そして同じ事は、大戦における植民地との関係でも、言えたのかも知れませんけどね。
戦争と皇民化政策の合わせ技は、それなりに効果があったからこそ、
その体制が崩壊した時に、反動も非常に大きくなった側面があるので・・・・
戦時中には、朝鮮や台湾でも国政選挙への投票が可能となり(実施はされず)、
こうして次第に、本土と外地の権利差が無くなっていけば、
多民族国家なんて世界には幾らでもある訳で、日本も その1つになっていただけかも?
実際、同化政策では一歩先んじていた旧琉球王国の沖縄では、
薩摩藩支配の歴史や、台湾より15年、朝鮮より31年早かったという事情もありますが、
あの地上戦と、その後の米軍統治が、県民の日本人意識を高めた側面があるんですよね。

また、同化政策という意味では、
最近はウイグルやチベットにおける中国の政策が、いろいろと非難を浴びてますけど、
時代が違うとは言え、似たような事は、戦前の日本も行っていましたからねえ。
もっと言えば、イギリスだって、フランスだって、ドイツだって、アメリカだって、
程度の差こそあれ、同じ様な事を行ってきた訳であり、
戦前日本の同化政策は賛美していては、中国の同化政策を非難する説得力に欠くと思います。
(まあ、朝鮮族に対する同化政策は非難してないので、嫌韓は反中に勝るのでしょうけど)
・・・って、何だか話が凄く脱線しちゃいましたね(苦笑)。


▼ 激動の近現代史
> モロに受けてます。映画「ラストエンペラー」なんてまさにこんな感じですよね。
> 最初と最後だけ見ると200年くらい経っているように思えますけど、
> あれが1人の人生のうちで起こった出来事なんですよね。

中国史だと、阿片戦争(1840)から、中華人民共和国の成立(1949)までが 109年。
日本史だと、黒船来航(1853)から、東京オリンピック(1964)までが 111年。
技術史だと、ライト兄弟の初飛行(1903)から、アポロの月面着陸(1969)までが 66年。
世界史だと、フランス革命&ワシントン大統領就任(1789)から、冷戦終結(1989)までが 200年。
いや本当、中国だけに限らず、この「200年間」が本当に激動だったんだと思いますよ。

ちなみに1789年は松平定信の「寛政の改革」の最中で、1989年は昭和天皇が崩御した年。
また、江戸三大改革の1つである水野忠邦の「天保の改革」は、
実施期間が1841〜1843年なので、実は黒船来航の10年前の話であり、
遠山の金さんの悪役でお馴染みの鳥居耀蔵なんて、明治6年まで生きてました(笑)。
ハリスと交渉して日米修好通商条約を結んだ岩瀬忠震も、鳥居の甥ですしね。
ついでに言うと、葛飾北斎が亡くなったのも、黒船来航の4年前なので、
明治維新の19年前まで、北斎は生きていた訳です(今から19年前だと日韓W杯の頃ですね)。

・・・って、日本史に脱線してしまったので、話を中国史に戻すと(笑)、
清王朝の崩壊から、中華人民共和国の成立までが、わずか37年の出来事であり、
日本の朝鮮統治が35年、台湾統治が52年である事を思うと、本当にアッという間だったかと。
旧時代人が歴史の激流に翻弄される実感は、それこそ鳥居耀蔵が感じた以上かも?
人民解放軍の「建軍の父」と評される朱徳は、その軍歴を清王朝の軍学校から始めてますし、
満州国の首相を務めた張景恵は、日清戦争時に結成した自警団から馬賊に発展して、
戦後は獄中生活のまま、人民共和国の成立から10年後に亡くなるんですよね。
彼らに比べれば、毛沢東は少し若いですけど、辛亥革命では一兵士として参加しており、
蒋介石は清朝末期に日本へ軍事留学して、辛亥革命には一指揮官として参加していて、
そんな2人が、1970年代中盤まで、台湾海峡を挟んで睨み合ってた訳ですからねえ・・・・
溥儀だけに限らず、当時の中国の長命な有力者は、誰もが時代の激動を体感したかと思います。

> > あとは、幕末四賢侯の伊達宗城の孫(伊達政宗の末裔)として生まれながら、
> > 大陸に渡って中国に帰化し、山東省の独立を目指して活動した「伊達順之助」とかも、
> > なかなか興味深い人物かも知れません。

> そして、漢奸として処刑されるんですよね。
> この辺りは、すんでのところで戸籍があって助かった李香蘭と対照的な気もします、

どちらかと言えば、同じく馬賊の頭目でありながら、
日本国籍であった為に漢奸罪を免れた、小日向白朗の方が より対照的かも。
で、李香蘭と比べるとしたら、同じく女性の川島芳子の方かな?
まあ当時の大陸には、それだけ多くの日本人が居たって事ですよね。

あれほど日本人が海外に出た時代は他に無い・・・と思いましたけど、
実際の人数的には、グローバル化した今の方がずっと多いのかな?
という事で、気になったので少し調べてみた所、
現在(2020年)の海外在留邦人は139万人で、
戦前(1938年)の海外在留邦人は106万人ですね。
でも総人口は、現在は1億2600万人なのに対して、戦前は7000万人(本土のみ)と少ないですし、
植民地の朝鮮に69万人、台湾に35万人、樺太に40万人、南洋に7万人は、恐らく別枠でしょうから、
それらを合わすと250万人を超えるみたいですね(更には日系人が別に約60万人)。

これを人口比で考えると、今より3倍くらい海外に出ている訳で、
日本史上においては、やはり例外的な時代だったのかな?
ここまで積極的に、日本人が海を渡った時代って、
この「戦前昭和」と「平成以降」に、南蛮貿易の「戦国末期」を加えた3時期だけですし。

> > あと、勝利到達が困難な題材の日本史ゲーム案で言うと、
> > 前々から考えていたのが、ちょうど現在の大河とも被りますけど、
> > 「尊皇攘夷」を貫徹して、日本の鎖国と幕藩体制を守り抜くゲームですね(笑)。
> > 強攻策を採りつつ、深刻の二の舞は防ぐという、まさに無理ゲー!!
> > 歴史の勝者となった事で、正義的に描かれる維新志士たちですが、
> > こうする事で、志士たちの無茶ぶりと、幕臣たちの苦労ぶりが実感できるかな?と。
> > 水戸の烈公があれほど好き勝手したら、そりゃ阿部正弘も過労死しますよ(苦笑)。

> まあ僕は長州藩士の子孫なのであまり先祖のことを悪しざまにいうのもあれなんですけど、
> 無茶ぶりな上に過激なことやっていますよね。

一応言っておくと、私も別にアンチ長州って訳では無いですよ(笑)。
私の幕末知識は実質、司馬遼太郎の 「十一番目の志士」や「世に棲む日日」から始まってますし、
(前者の主人公は架空の長州藩士で、後者の主人公は吉田松陰&高杉晋作)
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c22815
「歴史は勝者が作る」というのも、致し方ない面はありますからね。
ただ、先年の「明治維新150年」の各イベントなどで、現在の政治的な要因も絡み、
未だに薩長史観を振り回される光景は、あまり気持ちの良いモノでは無かった為、
軽視されがちな当時の幕臣たちも、もっと日の目を見て良いはずと言う思いがあります。
昨今の事例に喩えれば、行き過ぎた官僚叩きに苦言を呈する感覚に近いかも?

> あそこから、明治日本ができあがったのは、結構驚きかも。
まあ元々、日本人は「できる子」だと思っているので、
個人的には、そんなに驚きは無いかな?(笑)
西洋人とは知の大系が異なっており、それに慣れる苦労はありましたけど、
独自の知の大系は持っていたので、アジャストさえすれば良い話でしたし。
そういう意味では、それだけ日本の培ってきた文化は凄いと、私は思ってますね。


P.S.
どうも最近、私の長文リミッターが、なぜか外れちゃってるみたい・・・・
読むのも大変かと思いますが、書くのはもっと大変(笑)。
以前は返信する箇所を絞っていたのに、今では読んで思い浮かんだまま垂れ流し状態で、
どうやって長文を制御してたのか、ちょっと感覚的に忘れちゃってるんですよね。
何と言うか、書く事の取捨選択を、以前よりも上手くコントロールできてない感じ。
う〜ん、こういうのも老化の一現象なのかなぁ?
それとも、コロナ禍での環境変化が何か影響を及ぼしているのか?
って、こうやって不必要にダラダラと書くから、無駄に長文になるんですけど(苦笑)。

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