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[24123] 昭和・平成・令和の時代変遷(その2)返信 削除
2023/1/18 (水) 20:30:56 徳翁導誉

結局、今回も2分割になってしまいました(苦笑)。
1回で収めようとすると、まだまだ削る必要があるって事ですね。


▼ ×政治観について
> > まあ、90年代までは確実に左寄りだった日本社会は、00年代から急速に右旋回しており、
> > その時代しか知らない今の若者層からすると、右旋回している日本がデフォなので、
> > 同年代の仲間内だけに居ると、なかなか実感は出来ないかと思われますが・・・・

> 小学生のころは左翼というか左寄りだった私が、周囲に流される形で右旋回している自覚はありますし、
> 良くないなあ、とも思ってはいるんですよね。

ぶっちゃけ、小学生の頃なんて、右も左も無いでしょ?
親や先生、マスコミなど、周りの大人が何と言っていて、
それをどれくらい遅れて、どの程度 聞いてるかくらいの話で。

また、当時の考えが客観的に見て、本当に「左寄り」だったのでしょうか?
あれから右寄りになったから、当時を左寄りだったと感じているって事はありませんか?
もちろん、旧トルコ担当さんの主観から言えば、決して間違いでは無いのですが、
でも こういうのって、もっと相対的と言うか、客観的なモノですよねえ。
ちなみに、私の感覚で言うと、日本社会が左寄りから右寄りに変わったのは、
「自己責任論」の話もあったように、小泉政権の頃(2001〜2006年)なのですが、
旧トルコ担当さんが小学生の頃となると、第2期・安倍政権の頃(2012〜2020年)なのかな?
それとも、もう少し早くて民主党政権の頃(2009〜2012年)ですかねえ?

ちなみに、ここが大きな転換点だったかな?というのは、「2002年」ですかねえ。
この年の6〜7月には日韓共催のサッカーW杯が開かれ、
官も民も一緒になって、「日韓両国の友好ムード」を演出したのですが、
植民地支配の罪悪感が消えつつある時代の一方、ちょうどネットが普及し始めた頃だった事もあり、
マスコミがあまり報じない「韓国の反日的世論」が、日本でも広く知られるキッカケともなりました。
当時は私も、宇都宮徹壱の韓国現地リポートとか、拍手喝采で読んでましたからね(笑)。
とは言え、翌年には韓流ドラマ「冬のソナタ」のブームが起こるなど、半面では交流も深まったかな。

で、日韓W杯以上に大きかったのが、9月の小泉電撃訪朝と、10月の拉致被害者帰国ですね。
9月の訪朝で、北朝鮮側が今まで頑なに否定してきた拉致を認め、金正日自らが謝罪した事と、
10月に5名の拉致被害者が一時帰国して、約束通りに北朝鮮へ戻すか否かで揉めた事により、
それまで日本に残っていた加害者意識が一気に吹っ飛び、アッと言う間に強硬ムードに一変しました。
この頃まで、ニュースで北朝鮮について触れる際も、相手側の意向を尊重して、
「北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国」というように、最初は必ず正式な国名を付けて読んでいたのが、
これを機に、全社一斉に「北朝鮮」呼称で統一されましたからねえ。

しかも、今までは「とにかく自重」だったものが、「北朝鮮なら何を言ってもOK」な風潮まで出来てしまい、
「それはさすがに真実味に欠けるだろう…」という与太話な内容でも、喜々として報じるようになりました。
と言いますか、視聴者である国民の姿勢が、本当にガラッと変わってしまいましたし、
そもそもは国交正常化の方針だった小泉総理も、その空気を読んで、突如として路線変更したんですよね。
ネットやメディアの集団リンチが急速に娯楽化していったのも、確か この後くらいだったかな?
また、「同じ朝鮮人だから」という根拠で、在日や韓国人のバッシングが表立って増えたのも ここからで、
マンガ「嫌韓流」が出版されてヒットしたのは、それから1年半後の2005年の事でした。
そして「小泉・安倍体制」の前と後で、日本社会の空気感が相当変わってしまったのは事実ですね。

▼ ×陰謀論について
> > ネットがある今の若者たちの環境は、それこそ「めちゃくちゃ幸運に恵まれている」と言っても良いですよ。
> > ネットがあれば、地域格差も、経済格差も、情報格差も、時代格差も、
> > 様々なギャップを、当人の気持ちと努力次第で、かなり覆す事が可能ですからねえ。

> やはり、私としては陰謀論者もネットde真実も、見下しすぎな気がします。
> 「ネットde真実がピンとくる単語という時点で、侮蔑も含めてピンと来ているのでは?」と前回書きましたが、
> まさしくそうだったというのが私の感想ですね。
> 「大人になる前にネトウヨは一度経験して卒業しておくべき」という言葉は私は嫌いでしたが、これは案外正しかったのかなあと。

理解と賛同は、全く別物の概念ですよ!!
賛同して貰えなかったからと言って、理解できてないと一方的に決め付けるのは間違いです。

そもそも、私がネットを始めた頃の日本って、
まだギリギリ戦後の風潮が残ってた時代で、世論的には左寄りでしたから、
今も当時も私の主張は大して変わらないものの、世間の基準自体がちがっていた為、
今では「左翼的」と見なされる私の主張も、当時は「右翼的」と見なされてました。
また、その後のネット世論、引き続いてリアル世論の方まで、
右旋回していく時々刻々とした過程を、それこそリアルタイムで経験してますから、
ネトウヨ化していく人々というのも大勢見てきましたし、その誘惑が私自身に及ばなかった訳ではありません。
ですから決して、人がネトウヨ化していく行程や、その原因を理解してない訳じゃないです!!

> あるいは、情報不足な時代の感覚と、情報過多な時代の感覚が全然違うということなんですかね。
これは当然、違いますよ。
一昔前であれば、各人に届く情報量は少なかったにしても、それは事前に誰かが精査した情報であり、
今の時代は、各人に届く情報量は多くても、その内容は玉石混淆なので、精査は各人に委ねられがちです。
それでも旧来通り、マスコミから得られる情報であれば、今でもそれなりに精査されてますけど、
マスコミによる精査を拒む判断を下したのであれば、そこからの情報取得はもう、それこそ自己責任ですよね。

喩えるなら、酒は飲み過ぎると、アルコール中毒に陥る危険性がありますけど、
だからと言って、飲酒自体が禁止されてるイスラム圏の人は恵まれ(幸運)ていて、
飲酒の自由がある日本の人は恵まれてない(不運)なのかと言えば、そういう事でも無いと思うんです。
ただし、飲酒の自由があるからと言っても、アル中になる事は避けられないかと言えば、そんな事は決して無く、
そうした環境下に置かれた人も中には居るにしても、全てが全て、そうじゃ無いって事ですね。

> 陰謀論者の人が「私はウクライナについてネットで100時間勉強したんですよ」とツイートして笑いものになっていましたが、
> 彼らからすれば、努力して勉強しているつもりなんですよね。
> ですが、図書館で本を読んで勉強したりすると、また違った情報がある、ということを知らないがゆえに、
> 努力すればするほど、陰謀論にハマっていく現状があると……
> で、この状況って恵まれているんですか?
> 確かに、そういう情報があるということを知ることができれば、ネットを活用していくらでも勉強できる半面、
> 特にネットから政治などに興味を持ち始めた場合、別の情報があること自体を知れる環境にあるとは思えないのですが。

ですから、それが「そもそも論」なんですよね。
今のネット社会は、「エコーチェンバー」や「フィルターバブル」という現象が生じるので、
いったん偏った方向へ進んでしまうと、そこから抜けだし難くなる現実は確かにあります。
また、それが既に一般化してしまった状況下では、無自覚のまま誘導されてしまう機会も増えた事でしょう。
しかしこれって、逆説的に言うと、始めの頃に自ら偏った方向に進まなければ、そうならないんですよ!!
つまりは大前提として、まずは始めに自分で「取捨選択」を行っている訳であり、
「別の情報があること自体を知れる環境に無い」というのが、そもそも誤った認識だと思うんです。

例えば、Yahooを始めとしたポータル・サイトのトップ記事って、初期状態から そんなに偏ってますか?
もっと言うと、いくら若者のテレビ離れが進んでいるとは言え、小学生くらいの時から、
全くテレビ報道に触れないまま、ネットだけからニュースに触れる層って、一体どれくらい居るんでしょ?
(小学校でのPC利用が始まり、今後は増えるかも知れませんけど、少なくとも今の若者は違うはず)
学校の給食じゃないですけど、最初に与えられる情報というのは、
良くも悪くも、事前に大人がバランス調整を施しているモノでしょうし、
中高年のネトウヨ化問題という話もしましたけど、
結局の所は、「耳あたりの良い情報」の誘惑に負けて、そちらに流されるケースがほとんど気がします。
で、これは前回も喩えたように、試験前にゲームの誘惑に負けて、テスト勉強を怠る行為に似ていて、
まあそれは、実に人間臭い選択ではあるので、それ自体を非難している訳では無いんですよ(笑)。
ですが、誘惑に負けずに成果を残した人を「ズルい」と叩くのは、やはり間違っているかと。

少し話が逸れるかも知れませんけど、人気お笑いコンビ「EXIT」の兼近は、
20歳の頃に売春斡旋での逮捕歴があり、それが発覚した際には大きなバッシングを受けたのですが、
貧困家庭で育った環境事情を踏まえると、情状酌量の余地というか、
厳罰志向な昨今ではあるものの、更正の機会は与えられて良いと、私なんかは考えるんですよねえ。
でも一方で、罪は罪ですし、恵まれずとも罪を犯さない人も多い以上、決して正当化は出来ないですし、
ましてや、親鸞の悪人正機じゃ無いので、「犯罪をしない幸運」で全てを収める気は全くありません。
環境が恵まれないから罪を犯す人は居ますけど、罪を犯すから環境に恵まれてなかったとはなりません。
厳しい事を言うと、今回の話は「自分に甘く、他人に厳しい」ってだけの事なんじゃないんですか?

また、仮に最初の選択を誤ったにせよ、本当に「100時間勉強」したとして、
現実問題として、そんな100時間も消化できるほど、極端な意見って豊富に揃っていますかねえ?
こういうのって結局、「試験勉強したのに点数が取れなかった」みたいな言い訳と同じで、
よくよく聞いてみると、本当にそんなに勉強時間を費やしていた例など皆無でしょうし、
もし仮に本当だとしても、それだけの情報量に触れれば、必然的に、
異なる意見に触れる機会も数多くなるはずで、そこでも「取捨選択」を繰り返しているんですよ。
信じられる情報だから信じるのと、信じたい情報だから信じるのとは、根本的に異なります。

そして、何よりも重要なのは、そうして「笑われた」後の対応ですよね!!
まさしく そこは、気付きが生じる大きな機会な訳で、それを生かすも殺すも本人次第であり、
それこそが真の意味での勉強であり、払うべき努力であるとも言えますし、
そこでの同情的な傍観は、却って侮蔑的な嘲笑以上に、本人の為にならないかも知れません。
って、この感じだと、好意からの指摘であっても、嘲笑であるかのように捉えてしまいそう・・・・


▼ ×早く大人になってしまう
> > 少し話はズレますけど、今の子供たちって身体の成長が早いのも さる事ながら、
> > ネットがある事で情報に溢れ、しかも周囲の大人たちも ぞんざいな扱いをしない社会となっており、
> > 結果的に、当人の気分的には「早く成熟してしまう」感覚が強くありません?
> > だからこそ、早く満足してしまい、早く枯れ出すような傾向が、ありそうな気はしますね。

> 管理人さんと同じ観点ではないですが、早熟化というのは私もすごく感じています。
> 時代が進むにつれて、早く大人になってしまうのは歴史的な法則なのかな、と思っています。
> あくまで、仮説段階で検証が十分でないですが。

これは、言い方を換えて、何度も述べている事ですが、
「大人になる」というのは、その人の中での「マニュアルを作る」って事ですからねえ。
いったんマニュアルが完成すれば、物事に対して、素早く簡単に対応が出来ますが、
その一方で、先入観に囚われてしまったり、マニュアル外の対応が不得手になったりもします。
これって別に、頭の中の思考力や判断力の話だけではなく、
昨今のコロナ禍における身体の免疫力とかでも、共通する事かも知れませんね。

そういう意味では、免疫力を早く獲得する手段として、ワクチン接種があるように、
「早く大人になる」という現象も、情報という名のワクチンを摂取している影響かも?
で、罹患による獲得免疫に比べると、ワクチン接種による免疫は弱くなるのと似た感じで、
あれこれと試行錯誤しながら積み上げた体験に比べると、手早く得た情報からの知識では、
大人になるのは早くても、大人としての成熟度は低くなりがちな側面もあるのかも?
正直、同じ年齢でも昔の人の方が、良く言えばドッシリ、悪く言えば老けてますよね(笑)。

▼ ×Twitterの使い方
> > > 私はTwitterも最近はbotに半分くらい任せています
> > > 過去のツイートなどをまとめて1日1ツイートにしておけば勝手にいいねやRTが得られるので、
> > > これでいいじゃんってなってますね。

> > いや〜、そんな事をされてるんですね!?
> > 今っぽいと言えば、今っぽいので、変わってる・・・とまで言いませんけど、
> > 少なくとも私なら、絶対にやらない行為でしょうね。
> > もちろん、これが仕事や作業であるならば、そうした事も有り得るでしょうけど、
> > このTwitterに関しては、個人の趣味で行っているんですよねえ?
> > これってもう、本来の つぶやく事自体が目的なのではなく、「いいね」を貰う事が目的なんですか?

> いいねが欲しい、とは真逆ですね。
> 私がTwitter運用する動機は「自分の描いた絵を、そのままにしておいてもいいけど、見たいという人がいるなら、じゃあ公開するか」みたいな感じなので。
> 私は「バズってもリプライに変な奴が来るだけで、何もいいことない」と思っているので、1000いいね超えたら一時的に鍵垢にしたりしています。
> Bot運用も、HPの内容紹介して、HPの宣伝用にやっているだけなので。
> おそらく、SNSの主流派とはだいぶ違う位置にいると思いますよ。

ああ、なるほど。
宣伝目的で、仕事や作業的な使い方をしている時の話ですね。
だとすれば解りますし、そこまで特殊な利用法でも無いかと。

▼ ×HPについて
> > ちなみに、そのサイトや小説・絵・ゲームなどは、ここで晒したりはしないんですか?(笑)
> > 先日も十数年ぶりに、豆乳さんのサイトと相互リンクしましたし、
> > もしも旧トルコ担当さんがお望みであれば、そうした事も可能ですよ。

> サイトはまあ、晒してもいいんですけど、内容にそんなに自信があるわけではないですし、
> 何なら見せるために作ってないみたいな面あるので。
> http://hoi1936.s205.xrea.com/

あっ、すみません・・・そんな乗り気でもなかったのかな?
話的に、ダチョウ倶楽部みたいな振りなのかと思ってました(笑)。
でも、そんな卑下されるほど、悪くないサイトだと思いますよ!!
と言いますか、今の時代って、個人サイトを開設される方自体が珍しいでしょうし、
それだけに希少価値も高いかと。


▼ ×その他
> > > 私はずっとオタクコンテンツに浸かってきたので同性愛には全然抵抗ないというか、
> > > 高校時代にはちょっと気になる男子とか普通にいたので(何もしませんでしたが)。
> > > といいますか、今もちょっとTwitterで4つ年下のメンヘラ男の子がちょっと気になっているんですが、
> > > こういう可愛い感じの子は既に私と似たようなオタクたちが囲っているんですよね。

> > それは別に、オタクどうこうとか関係無く、
> > 昔から よくある、「思春期特有の性感情」に近い印象も受けますけどねえ。
> > 男子にせよ、女子にせよ、未だ成長途中な時には、同性が気になる事も決して珍しくありません。
> > 逆に言うとオタク・コンテンツの方が、思春期の特性に寄せている側面もあり、
> > それにドップリ浸ってしまうと、本来なら一過性で通り過ぎる所が、定着してしまう事もあるかな?

> 女の子の男嫌い的な同性思慕は思春期的と(分類されると)知っていましたが、男同士でも思春期特有の性感情なんですね。
> これは全然知りませんでした。

若き三島由紀夫が、自伝的小説「仮面の告白」を発表して、
世間の話題をさらったのが、戦後間もない1949年の事ですからねえ。
恐らくはそれ以降、男同士も思春期特有の性感情として、広く認知されてきたかと思われます。

> > > ちなみに、これも偶然なのですが、最近ゼミでレポートを提出する機会があり、
> > > ゼミ生だけのLINEでレポートのページ数を全員で合わせようという話になりましたね。

> > まさしく、今時っぽいエピソードですね!?(笑)
> > みんなでページ数を合わせようなんて発想、私たちの世代では出てきませんよ!!
> > そういうのって大体、最低限の枚数や、目安となる枚数が定められてますから、
> > その枚数にギリギリ達するよう、何とか嵩増しするのが、基本路線だったように思います。
> > 正直、他の人が何枚書いてるかなんて、全く気にもなりませんし。

> このレポートの場合、最低枚数も目安も示されてなかったゆえの示し合わせなので、
> 動機としては大して変わってないような気がします。

だとすると、それは普通のエピソード話ですね(笑)。
まあ私の場合、目安が無くても相談とかした経験はありませんけど、
目安が無いのであれば、相談し合う人は当時も普通に居たかと思いますし。

> > > あとは面白い作品を探すだけではいずれ鉱脈が尽きるといいますか、
> > > 自分に作品を楽しむ力がないと刺激ばかり求めて、刺激ジャンキーになっていずれ飽きが来るので、
> > > 既に好きな作品をどれだけ楽しめるか、あるいは各作品を並列で見たりして楽しむ力をつけるというのも重要ですね。

> > 更に言うと、旧トルコ担当さんも、今はまだ若い世代なので、
> > 若者向けに提供される作品と、自分の好みの作品との間に、差異は無いかも知れませんが、
> > 5年10年と経った際、その時に提供される若者向け作品は、その時代の若者の好みに合わせたモノなので、
> > ここでドンドンと差異が生じてきますし、自らの趣向を変えない限り、提供される作品数は絶対的に減少します。
> > そうなると、気力・体力・時間・財力が大丈夫でも、どこかで供給源が途絶える恐れは確実にあるんですよね。

> 若者向けに提供されるコンテンツなんて、私が楽しんだことねえよ、とも思いますがね。
> 今期アニメだとかなんだとか、正直全く面白いと思えないので。

いや、そこはある程度承知していますよ(笑)。
だからこそ私も、その直後に、こう↓述べている訳ですね。
> > でもまあ、旧トルコ担当さん自身に関して言うと、
> > 今回の「マリみて」のように、古典作品も楽しめているようですし、
> > また、消費や消化だけに留まらず、独自の楽しみ方を見つけられているようなので、
> > その点に関しては、まあ大丈夫ではあるのかな?(笑)

その一方で、この事↓も踏まえての発言でしたし、
> と言いつつ、SAOも俺ガイルは私の世代向けの作品ですし、90年代のラノベを読んでもあんまりだったりするので、
> やはりある程度は世代ボーナスを享受しているんでしょうね。

言うなれば、「今の作品が面白くない」のも、指摘する「差異」が既に生じているからかも知れず、
逆に言うと、自分好みの新作の数は、これから更に減っていく可能性が高いかも?という話でもあると。
ちなみに、ここで言う「作品」とはアニメに限らず、ゲームやラノベなど全般を含んだ意図だったので、
その全てで差異が生じているかは解らないので、前回のような表現になりました。

> > > > 先週末、たまたま本屋の新書コーナーで、
> > > > 「これは旧トルコ担当さん向きかな?」という1冊を発見(笑)。
> > > > ちょうど、ここでも話題にしていた、近年の「知識(教養)」観の変化を扱った本で、
> > > > 実例ではホリエモンも頻繁に取り上げられてましたから、一応オススメしておきますね。
> > > > 「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」
> > > > https://www.amazon.co.jp/dp/4087212335

> > > 『ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち』感想
> > > 本の主張自体には新規性があまりなく、面白くなかったです。ファスト教養が薄っぺらいのなんて、今さらでしょう。
> > > ただ、その補足として出てくる引用や、ファスト教養本が出てくるまでの詳細な時代の流れの解説は非常に面白かったです。一気読みしました。
> > > 小泉改革時代の雰囲気とか知れて勉強になりましたね。

> > 「10分で答えが欲しい人たち」という副題に、イメージを引っ張られてますかねえ?
> > ああいうのはYahooトピックとかと同じで、著者ではなく編集側で、売れそうなタイトルを付けるので、
> > 基本的には前述の通り、「近年の知識(教養)観の変化」が、この本のテーマだと思いますし、

> あっそうなんですね。

余談ながら、先日 再び本屋でこんな本↓を発見。
「何もしないほうが得な日本 社会に広がる消極的利己主義の構造」
https://www.amazon.co.jp/dp/4569853439
この前から語っていた「消極的な利己主義」や「受け身な利己主義」という見方と被る内容で、
「私だけの的外れな観察(主張)じゃなかったんだな」と、少し安心しました(笑)。
(ただし最終章で提言されてた対策案は、ちょっと同意出来ないというか、不十分に感じたかな?)

> > > 後は実は、ウクライナ戦争の影響というのもあるんですよね。
> > ちなみに、旧トルコ担当さんの年齢的には、
> > 12年前の「東日本大震災の影響」って、どの程度なのでしょう?
> > あれは遠く離れたウクライナの事ではなく、まさしく我々が当事者である日本の事でしたし、
> > 天災と人災の違いがあるとは言え、2万人もの死者と数十万人の避難者を生み、町の多くも破壊されましたからねえ。

> そんなに私や私の世代にとっての東日本大震災を客観視できるほどの視点は持っていませんが、

いや、客観視ではなく、思いっ切り「主観」に関しての問いですね!!
12年前の東日本大震災は、旧トルコ担当さんに影響を及ぼしていないのか?という。
もっと言うなら、この返信↓もそうですけど、
> いや、これは「生きねば」ですよ。
> もう自己嫌悪だとか、自己否定だとか、遠い国で戦争が起きてショックなんて言ってられない、
> 遺伝子に刻まれた非常ベルがうるさく鳴っているからお腹がすくのであって、世代論とは縁遠い本能による影響ですね。

旧トルコ担当さんの中で、戦禍のリアリティーが著しく欠けてる印象を抱いたので、
では、実際に国内で生じた東日本大震災に関しては、どうだったのかな?と。

> > > NHK:運動部に異変!?下がる入部率、あなたの都道府県は? https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221226/k10013920681000.html
> > > の記事によれば、運動部に入る生徒が減少しており、代わりにスポーツクラブに参加する生徒が増えているらしいですが、
> > > 今までの画一的な人生のあり方が崩壊する流れというのは、部活にも及んでいるようです
> > > 新入社員教育も、部活もコロナで大きく影響を受けていますし、
> > > 「アフターコロナは全然違う社会になる」というのは、私にもちょっと理解できたかもしれません(今さらですが)

> > う〜ん、その認識はちょっと違うかな?
> > と言いますか、旧トルコ担当さん自身が、都合良く解釈している部分もありそう・・・・
> > 例えば、野球のキャッチボールなんて、
> > 一昔前までは、兄弟やクラスメイト、近所の子供たちと、遊びの中で自然と身に付けましたけど、
> > 今では、公園はどこも球技禁止で、騒ぐな何だと外遊びできる場所が消える一方、
> > 子供たちの絶対数も減っている上、放課後に外で一緒に遊ぶ機会も減っている状況ですから、
> > クラブに入り、そこでキャッチボールを覚えるというケースが、非常に増えているらしいです。
> > 部活はクラブより質が低い問題点はありますけど、機会の豊富さは非常に大きなメリットだと言えますし、
> > 「格差が広がった」事を見て、安易に「画一的な人生のあり方が崩壊」と評価して良いものか?

> キャッチボールもお金を払う時代になっているんですね。これは驚きでした。
> スポーツも器楽みたいな、どちらかというとお金持ちの遊び、みたいになるんでしょうかね。

まあ元々はスポーツ自体、余暇を楽しめる欧州の貴族たちが行っていたモノで、
五輪が一昔前までアマ選手の祭典で、プロ参加が禁止されていたのも、その辺りに起因してますから、
言ってしまえば、原点回帰とでも言いますか、時代が逆戻りしているとも言えるかも?
ここ百年あまり、人類社会は庶民へと富や権利を分配する方向で進みましたが、
昨今の新自由主義というのは、その揺り戻しな傾向も見て取れますからね。
言うなれば、迎えつつある社会の変化は、「新しい」モノではなく、「古い」モノであると。

それこそ、以前に旧トルコ担当さんが語っていた
「顔の良い順に成績もよかった」というエピソード話に関しても、
まだ当時は誤差の範疇だったかも知れませんが、今後は濃厚になってくるかも知れません。
裕福な家庭であるほど、学ぶ機会も、運動する機会も、オシャレする機会も、遊ぶ機会も増してくるので。


P.S.
先日、YouTubeのAIがオススメしてくれた動画の中に、
岡田斗司夫が、アシモフのSF小説に出てくる「心理歴史学」について語る動画があったのですが、
以前、旧トルコ担当さんが、心理歴史学について語ってくれた事があったかと思いますけど、
あれって、この動画がキッカケだったんですか? それとも、無関係に原作小説の方から?
でも確かに、私が語っていた「歴史物理学」構想とも、かなり似通る部分が多かったですね。
あと、アシモフの本業が化学者なだけあって、アボガドロ数を念頭に置いていたみたいな話は面白かったです。
とは言え、人類が惑星ごとに離れて生活しているのであれば、あまり全体数は関係無い気もしましたけど(笑)。

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