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▽ 2023/1/24 (火) 21:14:58 ▽ 徳翁導誉  |   
   | ▼ ×陰謀論について 
> > つまりは大前提として、まずは始めに自分で「取捨選択」を行っている訳であり、 
> > 「別の情報があること自体を知れる環境に無い」というのが、そもそも誤った認識だと思うんです。 
> > 例えば、Yahooを始めとしたポータル・サイトのトップ記事って、初期状態から そんなに偏ってますか? 
> > もっと言うと、いくら若者のテレビ離れが進んでいるとは言え、小学生くらいの時から、 
> > 全くテレビ報道に触れないまま、ネットだけからニュースに触れる層って、一体どれくらい居るんでしょ? 
> あるいは、ネットで「マスコミでは報道されない真実」とかそういうのを見て、無垢にもあっさり信じてしまったり。 
> そういう動画って、別に検索に偏りなくても普通におススメに出てきますし。 
> 恐らく、管理人さんの世代の感覚からすれば、新聞やテレビとネットは、そもそもが別のカテゴリという認識だと思うのですが、 
そんな事も無いですよ。 
そもそも論として、日本語のネット上で最もニュースを発信しているのは、 
良い悪いは別として、既存の新聞であり、テレビですからねえ。 
もちろん、媒体が替わっただけで、中身まで替わったかのように錯覚する人も居ますが、 
恐らくはネット初期世代だからこそ、出典は自然に確認してますし。 
 
> 私くらいの世代にとって、新聞やテレビとネットって、平行的な同じカテゴリの存在なんですよね。 
> なので、本当にちょっとした出来事で、マスコミよりネットの方が信用できる、となりやすいんです。 
ここでは敢えて用いますけど、その論理の飛躍こそが、まさしく「ネットde真実」なんだと思うんですよ!! 
繰り返しますけど、まず大前提として、例えばYouTubeとかでニュースを見ようとすると、 
まず最初のフラットな状態でオススメとして出されるのは、大手メディア発信の動画ばかりですよ。 
当たり前かも知れませんが、そちらの方が再生数も高評価も多いので。 
まあ検索をすると、確かに中には、そうした動画がオススメとして出てくる事はありますし、 
幾つか出される動画の一部であっても、刺激的なタイトルに惹かれ、それらを立て続けに選んでしまいと、 
やがて、そっち系の動画ばかりに選挙される事はありますよ。 
でもそれって、ネトウヨ全体の何割くらいだと思われてます? 
それに、やはりここでも「選択」はある訳で、そう簡単に「運が悪い」「恵まれない」で終わらせられます? 
 
また、「マスコミでは報道されない真実」とか、「マスコミよりネットの方が信用できる」というのも、 
中2病的な感性からすると、充分に理解は出来るんですよね(笑)。 
でもこれは、思春期に自我が形成される過程で生まれる「権威への反発」が土台にあって、 
そもそもの話として、マスコミを権威と認識しているからこそ、反マスコミなネタに飛び付くんです。 
(念の為に言うと、今はテレビ離れが深刻とか、昔ほど圧倒的な権威じゃないのは大前提で、その上での話) 
簡単に言ってしまうと、それまでに子供自身がテレビでニュースを見ているか否かは、実は大した問題ではなく、 
より重要なのは、その子の周りにいる先生や両親などの大人が、ニュースに関して何と言っているかなんですよ。 
小さい子供というのは、自分が信頼する大人の意見を、そのまま信じ込むものですから。 
そういう意味では、まあ中には、ネトウヨ教師やネトウヨ両親も実際に居たりしますので、 
そうした環境で育った子供は、確かに「不運」だとは思いますけど、それだってネトウヨの多数派ではないはず。 
何だかんだ言って、子供の前で感情むき出しにヘイトや陰謀論を唱える大人は、それほど多くは無いでしょうし、 
少なくとも学校の方では、数年前から授業の中で「情報リテラシー教育」が行われていますからねえ。 
 
ちなみに、何だか旧トルコ担当さんは、私の事を「真っ直ぐに育った人間」と勘違いしてそうですが(笑)、 
その辺のネトウヨ少年など可愛く思えるくらい、遥かに ひねくれた少年でしたよ(苦笑)。 
私は私で、ネットが無かった時代に、上岡龍太郎や伊集院光の深夜放送で育ちましたからねえ。 
「中2病」というのも、それこそ伊集院の深夜放送の中から生まれた単語ですし、 
そんな中2病の感覚が解るくらい尖っていて、しかも、それを自虐的に笑えるくらい捻てた層だったので。 
逆に言うと、自分大好きであるほど、自分が気持ち良い所から抜け出せず、ネトウヨを拗らせる傾向はあるのかも? 
 
> 「ネットはフェイクニュースに溢れているから、マスコミの報道を信用しよう」ということと、 
> 「ネットにはマスコミが報道しない信実がある」というのは、実のところレベルでは大差ないですし、 
> 私も含め世の中の大半の人は、ここに存在します。 
ちなみに、「世の中の大半の人は、ここに存在します」の根拠は? 
 
> で、この層の人たちが情報源を選ぶ基準は結局印象でしかないので、 
では、選ぶ基準が印象であるなら、その「印象の基準」は何なのでしょう? 
 
> 私がネトウヨにならなかったのは、歴史を多少なりとも勉強して、 
> 世界はそんな単純な力学で動いているわけではない、と理解したからですし。 
ちゃぶ台をひっくり返すような質問と感じるかも知れませんけど、 
旧トルコ担当さん的には、ネトウヨになるってダメな事なんですか? 
 
> 逆に言えば、歴史(特に近現代史)を多少好きになるとか、その程度には、 
> 教養が無いとネトウヨの方に走って行ってしまう、というのが私の印象ですね。 
でも、今の若い女の子って本当に、韓流アイドルや韓流メイクが好きじゃありませんか? 
 
また仮に、「彼女たちは政治に関心がないから」という反論が成り立つとしても、 
ネトウヨではなく、ネトサヨの方向に走らないのは何故でしょうか? 
 
> まあ本当に、既存の枠組みが崩壊しているんだなあと、改めて実感しますね。 
> 女子校について調べていても、女子校ごとに校風が存在して、 
> そこで数年間を過ごせば、皆多かれ少なかれ、その女子校っぽい子になる。というような話も、 
> 今であればスマホがあり、SNSやYouTuberの動画なりを誰も見ているでしょうから、 
> 女子校の校風ってそこまで各人に影響を与えなさそうですし。 
> それは家柄とか、地域性とか、あらゆるものが当てはまるのだろうなあ、と。 
では、それを「実感」する、具体的なエピソードとかって何かあります? 
以上、怒濤の質問6連発でした(笑)。 
 
でもまあ、進研ゼミが調べた昨年の小学生・流行語ランキングによると、 
なんと1位は、ひろゆきの「それってあなたの感想ですよね?」だったそうですが(笑)、 
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2212/04/news023.html 
これも「実感」という割に「感想」というか、自身のイメージだけで語ってません? 
ネット空間というのは、各人には あくまでも情報の窓であり、 
窓の外側に広大な世界が広がっていても、自ら動き出さなければ、窓の景色は大して変わりませんし、 
一方で、自分たちが居る内側中とは、まさしくリアル空間の事であり、その影響力は未だに大きいです。 
こう言っては何ですけど、旧トルコ担当さん自身の学生時代が、あまりにネット寄りだった為、 
同世代の人たちもそうだろうと、勝手に決め付けている所はありませんか? 
 
例えば、ここ数日のニュースでも、東京都の小池知事が、 
私立中学に進む子供に「毎年10万円」を助成する案を出してきて、あれこれ揉めてますけど、 
今や東京では、実に2割の子供が私立中学に進学しており、 
教育格差(環境格差)の問題が、今までになく高まっているんですよね。 
当然ながら、2割の子供が集う私立校と、残る8割の子供が集う公立校とでは、 
生徒たちの家庭環境が如実に違いますし、それを「当然の日常」として過ごせば、価値観だって違ってきます。 
人の価値観というのは基本的に、少年・少女期の日常的な「当たり前」に培われて行きますからねえ。 
 
ちびまる子ちゃんの話を出されていたので、私もそれに便乗すると、 
お金持ちの花輪くんも、貧乏な はまじも、同じく公立校に通っていて、 
様々な家庭環境の子供と自然に交われたのが、今までの日本社会であったとすれば、 
確かに、そういう意味での「既存の枠組みが崩壊」しているのでしょうけど、 
これは恐らく、旧トルコ担当さんが想定されているのとは、逆の話ですよねえ? 
 
 
▼ ×その他 
> > 旧トルコ担当さんの中で、戦禍のリアリティーが著しく欠けてる印象を抱いたので、 
> > では、実際に国内で生じた東日本大震災に関しては、どうだったのかな?と。 
> 東日本大震災に関しては、テレビ報道がすべてでしたね。 
> まだテレビを見ていた時期なので、体験としてはあまり他の人と変わらないとは思います。 
> 「戦禍のリアリティーが著しく欠けてる」とのことですが、そんなものでは? 
> 管理人さんも、日本に住んでいる以上、そんな特別な体験ってされていないと思いますが。 
> あるいは、太平洋戦争の戦争体験が年々薄れていっているという話でしょうか? 
う〜ん、そういう事を言っているのではなく、例えばネットの書き込みとかでも、 
「モニターの向こう側には、リアルに相手が実在するんだよ」という感覚にも近いですよね。 
ネット自体は、かなりバーチャルな空間なのですが、 
向こう側にいる人間は、決してバーチャルな存在では無いはずなのに、 
どうも近年はネットの世界的にも、その意識が希薄化しているように感じるんです。 
そういう意味での「リアリティーの欠如」という話ですね。 
 
> > 先日、YouTubeのAIがオススメしてくれた動画の中に、 
> > 岡田斗司夫が、アシモフのSF小説に出てくる「心理歴史学」について語る動画があったのですが、 
> > 以前、旧トルコ担当さんが、心理歴史学について語ってくれた事があったかと思いますけど、 
> > あれって、この動画がキッカケだったんですか? それとも、無関係に原作小説の方から? 
> 「心理歴史学」は完全に岡田斗司夫の影響ですよ。 
やはり、原作小説が先ではなく、岡田斗司夫キッカケだったんですね・・・・ 
これで何となく、今まで抱えてきた違和感が、少し解消されるかも知れません。 
 
では、まず最初に、ここ↓でおっしゃられていた 
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c23760 
> > > ガンダムは一応見てますよ。 
> > > 世代ではないですが、ヤマト、ガンダム、エヴァ、ハルヒは一応抑えています。マクロスは見てないですが。 
「ヤマト、ガンダム、エヴァ、ハルヒ」を見たというのは、自発的にだったんですか? 
それとも、こちらも同様に、岡田斗司夫キッカケだったのでしょうか? 
 
この話を聞いた当初は、「アニオタの基礎教養」として、とりあえず押さえたのかと考えていたのですが、 
しかし話を重ねるうちに、そうした義務感からアニメを視聴するタイプでは無いように感じ、 
そして、この前の「エヴァは分からない」と言いつつの、メタ的な映画批評↓で、 
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c24119 
> > > エヴァは分からないですね。 
> > > シン・エヴァの最終作は、庵野秀明が結婚して自分だけ幸せになって、逃げたように見えてしまいます。 
> > > 結局お腹減って、食事食べて、でメンタルが回復して、そういうのを肯定しちゃうのかあ……と。 
> > > いや、エヴァを理解せずに自分の偏見で語っているのかもしれませんが。 
私の中でのモヤモヤ感が、ハッキリとして違和感として現れた感じだったんですよね。 
だって普通なら、アニメ作品の内容自体を味わうのが先のはずで、 
それが満足に終えてない内に、監督の人生がどうのなんて、まず出てこない発想です。 
そうなると、「これって誰かの受け売りなのでは?」という感じが、非常に強くなりました。 
まあ正直な所、シン・エヴァ劇場版に関して、 
岡田斗司夫がどう解説しているのか、詳しくは把握してないのですが、 
庵野が珍しく「迷惑」と公言しているのは知ってただけに、何となく繋がる印象も受けてしまいました。 
 
で、もしもこの仮説が当たっていた場合、これまでのモヤモヤ感の正体というのも、 
旧トルコ担当さん自身はアニオタを自称&自認しつつ、 
実際には、アニメ以上に岡田斗司夫の愛好者になっているのでは?って事だったんです。 
もちろん最初は、アニメ好きが先にあって、岡田斗司夫の動画に辿り着いたのでしょうけど、 
その動画を視聴し続ける間に、本人も知らず知らずの内に、アニメ好きが岡田斗司夫好きに上書きされていって、 
自分自身の好き嫌いも、次第に岡田斗司夫の好き嫌いに寄っていったのでは無いかと? 
 
> もしよければ、動画だけでなく、第1巻だけは読んでみるのがおススメです。 
> 心理歴史学以外にも、結構オッと思うネタが多いので。 
アシモフの本業である「化学の歴史」の方は読みましたよ(笑)。 
と、冗談はさておき、アシモフやH.G.ウェルズのSF小説は、 
古典として高い評価を得ていますし、決して興味が無い訳では無いのですが、 
ただ一方で、あまりにも偉大な古典であるが故に、後発の名作も大なり小なり影響を受けているはずで、 
そう考えると、完成度が高そうな後発作品の方を、どうせなら読んでみたい気持ちもあると。 
実際、スターウォーズの初期3部作とかも、当時から見たら凄かったのは理解できても、 
私は随分と後から見ているので、期待感の割に「えっ、この程度なの?」という感想に正直なりました。 
 
逆に言うと、旧トルコ担当さんが「オッ」と思ったネタを、紹介して貰えた方が嬉しいかな?(笑) 
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