| ▼ 徳翁導誉さん
> 自分で言うのも何なんですが、
> 結構、史実的に合うバランスになってますよねえ?(笑)
ほんと、そう思います。アジアでもヨーロッパでも、第二次世界大戦勃発前の雰囲気がとてもよく出てるかと思います。
史実と大きく異なるのは、米英関係くらいでしょうか(笑)?
ではでは、残りの国(欧州諸国)についても検討してみましょう。
・イギリス(難易度:普通)
対日本(◎)・・・宿敵たるアメリカを倒すためにも、日本との連携は最低条件かつ必須のもの。
また、中国を追い落とすためにも日本の協力は欠かせない。日英同盟は史実でもこのゲームでも
イギリスにとって大きな利益を与えることになりそうである。
対米国(×)・・・アメリカとはカナダ領有、オセアニア植民地の防衛、そして中国の帰趨について
イギリスと激しく利害が反するであろう。カナダ無条件譲渡も手だが、そうなるとアメリカにとって益々
ヨーロッパ進出のチャンスが増えるだろう。
対中国(×)・・・中国の当面の進出先として、インド地方のイギリス植民地が選ばれることが多い。
アメリカと中国は一体的に動くと考えていいだろう。中国に対しては機先を制しないとアジアの足掛かりを失うだろう。
対ソ連(△)・・・イギリスとソ連との相性はそう悪くはない。しかし、首都同士は決して遠くは離れていないので、
イギリス包囲網ができたときにソ連がこれに加わる可能性も高いであろう。
対仏国(△)・・・イギリス海峡を隔てた隣接国だが、ゲーム序盤は植民地交換等で友好的な外交を行うことができるであろう。
しかし、それはあくまで序盤のみ。中盤からはフランスにとってイギリス攻略は一つの選択肢となりうる。
対独国(△)・・・これまた北海を隔てた隣接国であり、ヨーロッパの覇権争いで英独が対決する場面も
必然と出てくるであろう。しかし、反仏、反ソで独英が結束することも十分に可能だ。
対伊国(○)・・・イタリアはイギリスにとってヨーロッパ諸国で唯一の相性のいい国だ。
イタリアの早期滅亡はイギリスにとっても苦しくなるであろう。しかしイタリアの進出先はアフリカなので、
アフリカの領土割譲等、柔軟な対応が必要だ。
・フランス(難易度:易)
対日本(○)・・・フランスにとって日本はそう利害が対立することはない。地政学的にも、
序盤〜終盤にかけて日本はいい盟友になれるであろう。
対米国(△)・・・こちらも基本的には利害が対立することはそうないが、アメリカのヨーロッパ進出の
第1歩はイベリア半島→フランスとなるのが定石なので、アメリカをノーマークにするとフランスが
真っ先に飲み込まれる可能性が高い。
対中国(△)・・・ベトナム問題が喉に引っかかった魚の骨のようだが、フランスにとって
ベトナムを諦めれば、中国は中盤以降、戦略的なパートナーとなれるであろう。
対ソ連(◎)・・・フランスにとってソ連は対独、対伊を考えるとどうしても組みたい相手。
ソ連が東を向いているときは、ヨーロッパの中でも孤立も覚悟する必要があろう。
対英国(△)・・・イギリスを担当した場合と同様、ゲーム序盤はイギリスと仲良くできるが、
中盤以降はどうしても相手を意識してしまい、共同作戦を取るのは難しいと思われる。
対独国(×)・・・首都が隣り合う同士の国はどうしても宿敵になってしまうのは仕方のないところ。
ドイツはゲーム開始時に植民地がないので、そのままドイツとの対決は避けられないであろう。
対伊国(×)・・・こちらもフランスにとっては厄介な国。フランスはヨーロッパ、イタリアはアフリカと
棲み分けも可能かと思われるが、常にイタリアはパリを狙っていると考えたほうが良さそうだ。
・ドイツ(難易度:難)
対日本(△)・・・ゲーム序盤から中盤にかけてはゲーム上ドイツと関係することはそうないだろう。
終盤にドイツが生き残っていれば、独日は友好的な関係を築くことができよう。
対米国(○)・・・フランスを牽制するという意味では、独米同盟は大きな力を発揮しよう。しかし、
ドイツがヨーロッパ制覇するまで、アメリカが見逃してくれるかというとそう甘くはない。
対中国(○)・・・こちらは対ソを考えると是非とも組みたい相手。ドイツは英仏ソ伊に囲まれているので、
近攻遠交というように遠隔の国との外交が重要となってくる。
対ソ連(×)・・・ワルシャワを挟んで隣接する国。ソ連にとってもドイツは目障りなので、
できればソ連包囲網を中国や他の国と形成して序盤〜中盤には葬り去りたい。
対英国(△)・・・ソ仏ほどではないにしても、なかなか友好関係を築くのが難しいのがイギリスという国だ。
だが、イギリス包囲網が形成されたとしても、ドイツにとって美味しいところは何もない。
対仏国(×)・・・首都が隣り合う関係もあって、どうしてもフランスは対決しなければならないであろう。
しかし、フランス領をそのまま飲み込めば、ドイツにとって光が見えてくるはず。
対伊国(△)・・・ソ仏に比べると共存は可能だ。しかし、終盤までイタリアを残しておくのは得策ではなく、
ゲーム中盤あたりに滅ぼしたいところ。
・イタリア(難易度:難)
対日本(△)・・・ドイツと同じく、ゲーム終盤まではイタリアの外交に日本が絡んでくることはそうないだろう。
情報交換を行うくらいがせいぜいだが、関係は細々とでも続けたほうが良さそうだ。
対米国(○)・・・対フランスという観点からは協力関係になることもできそうだが、
いかんせん米国にとってイタリアはどうでもいい国なので、積極的なアプローチが必要だ。
対中国(△)・・・基本的に、アジアの国はイタリアにとってそう重要ではない。
しかし、仏中や米中の対立を引き出すことができればしめたものだ。
対ソ連(△)・・・対ドイツという観点からは協力関係になることもできるが、
ソ連にとってイタリア攻撃もドイツ攻撃と同じくらい魅力的であることは自覚すべきであろう。
対英国(○)・・・イタリアにとって英国はヨーロッパ諸国の中で唯一組める国だ。
英国と共にフランス攻撃を行い、アフリカの仏植民地を攻略するのがポピュラーな戦略か?
対独国(△)・・・首都こそ接していないものの、ドイツにとってイタリアは不気味な国だ。
逆に、ドイツを滅ぼしてベルリンの生産力50を手に入れれば、イタリアの飛躍につながるであろう。
対仏国(×)・・・しかし、イタリアにとってはやはりフランス攻撃を最優先させたい。
イタリアの優勝は、いかにして早期にフランスを滅亡させるかにかかっている。
○ソ連にとっての米、仏との関係について
あじゅさんのおっしゃるように、米ソの強力な同盟は他国にとって脅威となりますねー。
米ソ同盟はあまり表立たせないというのに賛成です。
基本的にソ連にとって、東方政策は米国と組み、西方政策はフランスと組み、
ヨーロッパでフランスだけが残ってしまえば米国と組んでフランスをサンドイッチするというのが
ソ連の基本戦略になりそうですね。
○米英関係について
アメリカとイギリスについてですが、やはりカナダの存在は大きいと思います。
カナダが中立地であれば、米英はそう争うことはなかったかも。
あと、やはり日英が組むと両国にとって有利に働いてしまうので、米国は自然と
日英と対立する方向にいってしまいますね。
さらにイギリスをプレーした者とすれば、イギリスにとって中国は何気に目障りな国なので、
米中が相性のいい国であることを考えると、アメリカの影響力を抑えたくなりますね。
史実だと、イギリスがドイツ相手に苦しんでいても、アメリカがパールハーバーまで欧州戦線に
加わらなかったことを考えると、大戦序盤〜中盤にかけてアメリカにとってイギリスは
そう大した友好国ではなかったのかも。イギリスにとってはアメリカは命綱だったのでしょうが・・・
そう考えると、史実上で日本にとって日英同盟破棄は拙い政策でしたね。
> > PS.こういう論議って楽し〜い(爆)
> 私も実際、ああだこうだと論を言い合う過程が1番好きですね(笑)。
> と言うかある意味では、その為にこんな事をやっている側面もあります。
いやあ、私もゲームに実際に参加しているよりも、こうやって議論しているほうが楽しいですなー。
WWonline2で、一冊攻略本が書けそうな感じですし。まあ、書きたいことはゲーム中や今回で
あらかた書いてしまいましたが。
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