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[5677] Re4:統一朝鮮返信 削除
2008/3/5 (水) 19:29:06 徳翁導誉

> > せっかく海側を同盟国で固めてあるのですから、海軍のレベルはもう少し下げても良いのではないかと思うのです。
同盟国なんて、所詮は他国ですよ。
結局は同盟国も、自国の利益を最優先しますし、
そんな訳にも行きません。

例えば日米安保だ、核の傘だと言っても、
日本が核攻撃を受けた際に、アメリカが反撃してくれる保証はありません。
核攻撃をした国が北朝鮮ならば、アメリカは核を打ち返すかも知れませんが、
これが中国ならば、アメリカは打ち返さない可能性が高いです。
中国は北朝鮮と違い、アメリカ本土を攻撃できるミサイルがありますので。
(とは言え、現状では中国のミサイルはまだまだの状況ですけど)

> > それでも北朝鮮海軍を圧倒できるはずです。
韓国海軍の相手は、北朝鮮だけではありません。
陸上の国境線は、北朝鮮としか交えていませんが、
海上の国境線で言えば、中国もロシアも日本も隣国です。
韓国が半島国家だと言っても、陸上では北朝鮮としか接していない現在では、
海洋国家としての側面の方が強いです。

> > そうすれば、軍事費が下がりGDP比率を世界標準程度に出来そうですし、国内への軍事の影響力も緩和出来ますし、浮いたお金を経済発展に回せます。
軍というモノが、国家にとっての最大の圧力団体である以上、
そうそう簡単に軍縮は行えません。
休戦状態である以上、いつ戦争が再開されるか分からない状況ですし、
政府は軍縮を進めたいものの、なかなかうまくは行かないでしょうね。

> > > どんなに上げても太刀打ち出来ない以上、分相応で良いんですよ。
> > > 例えばモンゴルが、中国とロシアに挟まれているからと言って、
> > > 中国軍やロシア軍に対抗しようとし、
> > > 軍事費だけで国が傾いている訳ではないでしょ?

> > そう言われてみるとモンゴルって不思議ですね。どうやって国防をやっているんでしょうか。

中露の緩衝国だからですよ。
中国にしても、ロシアにしても、
互いに長大な国境線で対峙し合いたく有りませんし。

冷戦時代に関しては、モンゴルにソ連の駐留軍が入ってました。
冷戦終結後、ソ連の駐留軍は撤収し、
湖の輸送路を警備していたモンゴル海軍は現在、
民営化して、湖の観光案内をやってます(笑)。
モンゴル独立までの経緯は、以前作ったこれ↓でも見て下さい。
http://www.geocities.jp/flash_okiba3/flash/mongol.html

> > よっぽど攻めづらい地形か、取っても意味の無い場所なんでしょうか。
モンゴルですよ!?
地図帳でも見れば分かりますが、
基本的に国土の大部分が、草原か砂漠です。
攻め辛い地形などと言う事はありません。
また、手付かずの地下資源が世界各国から注目を浴びています。
だからと言って、そんな理由で侵攻する国は現在ありません。

> > えっと統一朝鮮に高い軍事力が必要になると思ったのは、外交の武器として必要になると思ったからです。
外交の武器となるのは、軍事力以上にその立地です。
親米なり、親中なり、親露なり、
超大国へ統一朝鮮への軍の進駐を許すのであれば、
それこそが、統一朝鮮自体の軍拡よりも大きな事です。
また、独仏伊に囲まれて中立化するスイスのように、
米中露の進駐を許さず、真空地帯とするのもアリです。


> ってオレ的軍事には死ぬ理由とかなんですけど、
> 古来、今の生活に満足できない場合は、死ぬかも知れないけれども
> 反乱を起こしたり、宗教の聖戦(死後の天国)のために戦ったり、
> 騎士とか名誉のために死んだりしたり、死を賭した争に向かわす時に
> 何らかの死ぬ理由を渡したはずです、
> アメリカだったら、報復とか平和のためとか
> 日本だったら、天皇のためだったりとか←過去

何だかんだで、人を動かすのは「空気」だと思いますよ。
結局の所、人とは帰属する集団に依存し、その中の空気に流されるモノでしょうから。
「死ぬ理由」なんてものも、流れに身を任せる為に、
自分で自分を洗脳する為の道具みたいなものかと。
ですので、空気を生むモノによって、理由なんてモノは幾らでも変質するモノだと思います。

> 戦術に関して、って何ですけど・・・統率が絡んでくるような
> 人間工学を研究したひとは暴力を1方向(犠牲者)に向けるそれがもっとも簡単な統率だと

敵を作って纏めていくのは、古来よりの常套手段ですね。
中国や韓国の反日も、そう言った面も大きいですし。

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