| 国籍法改正ですか、、、言わんとしていることの主旨は理解できますが、
何故起案されたのか、何を目的にしているのかは議論に必須です。
カスタムさんはDNA鑑定が義務ではないなど、付帯事項に不足がある・・と訴えているんでしょうか?
または、改正自体に反対・・との事でしょうか?
因みに成立した付帯決議は2つのようですね。
(1)国籍取得届け出状況を半年ごとに国会に報告
(2)父子関係の科学的な確認方法を導入する当否を検討−などを盛り込んだ付帯決議を採択した
改めてですが、現状の国籍法改正について、私は消極的に賛成です。
内容は煮詰めが足りず拙速すぎるとは思いますが、発足した本来の意図通りに、
法の不足部分が補填されるのであれば喜ばしい点も多いでしょう。
実際にはどの様に運用されるのか?に尽きるのでしょうね。
司法判断の主旨から考えても、偽装した場合は間違いなく罪なのですから確りと運用して頂きたいものです。
この改正案の出所として、
「出生した子が無国籍状態に陥るのを救済する」
との意図があります。
■憲法第十四条
■【法の下の平等、貴族制度の否認、栄典の限界】
■1 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
この点は国際法上の観点からも救済が必須でしょう。
※国際人権自由権規約24条などが該当
私案としては時限処置として無国籍状態となっていて早期の救済が必要な児童に適用し、
将来の再改正までを見据えての運用と検討の継続が必要だと考えます。
具体的には「無国籍状態に陥っている」というような付帯事項も必要でしょう。
内容を読めば危惧している点があるとの意図は判るのですが、
悪用を防ぐではなく、無国籍児童を放置しないで救済する・・との視点での議論が前提になるべきと思います。
ちなみに賛成している国民は少数・・というより、
意見のとおり国籍法と改正案に対する認知度自体が低いのでしょうね。 |
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