| 忙しくて今回は参加できそうにないのですが、
(FLASH作成が忙しい……)
とりあえず前回の経験を踏まえた上で
ディプロマシーを面白く遊ぶためのアドバイスを
してみようかなと思います。
なんだかとっても偉そうですが(苦笑)
項目はたったひとつだけです。
◎「自国の行動について意見を述べるときは、
相手の行動の予測を付け加えると良い」
1.交渉編
イギリス序盤
×悪い例
A「ベルギーとオランダが近いから取るように動きましょう」
B「いや、イギリスは半島のほうが守りやすいから、スカンジナビアかイベリアを狙うべし」
○良い例
A「どうもドイツとフランスは不干渉を貫いて、国境地帯に軍隊を入れないようにしているみたい。
具体的にはルールとブルガンディを非武装にしているんじゃないか?
だとするとベルギーとオランダが狙い目、相手は中立地帯が逆に仇となって守りやすい」
B「いや、イタリアがフランス方面に圧力をかけているから、マルセイユまでをイタリアに与えてイベリア半島を狙ったほうがよくないか?
ロシアの軍隊が南下しているから、スカンジナビア半島を狙ってロシア海軍を駆逐するのもいいかも」
ディプロマシーは相手のいるゲーム。
ですから、自分達のやりたいこと、つまり自己主張を言い合っているだけでは、
物事の解決策は見出せません。
相手のやりたい事を予測し、それに合わせて意見を言えば、
それに合わせて外交交渉をしやすいです。
上の悪い例と良い例は同じ方策を言っていますが、
その後の行動のやりやすさでは雲泥の差です。
良い例のパターンであれば、
「では、ドイツとフランスにカマをかけて、中立条約が本当なのかどうか探りを入れてみましょう」
「ロシアの南下に対してトルコを支援する姿勢をみせてはどうか?
逆にロシアを支援する振りをして、油断を誘うのもいいかも」
「イタリアがマルセイユが欲しいかどうか聞いてみないか?」
など、交渉などの作戦が広がります。
2.戦術編
トルコ序盤
×悪い例
A「とりあえずルーマニアを守る必要があるから、
ブルガリア 支援 ルーマニア
で行きましょう」
○良い例
A「おそらく、オーストリアの狙いはルーマニア
ブダベスト 移動 ルーマニア
セルビア 支援 上記
で来ると思うので、
ブルガリア 支援 ルーマニア
で行きましょう」
戦術に関しても相手の予測を入れるとグットです。
上の例、同じことを言っているジャン。
良い例の必要なんてないジャン。こんなの無駄無駄……
のように見えて、ぜんぜん違います。
前回のトルコに参加していただいた方はわかると思うのですが、
相手の行動に予測がつくと、裏をつく戦法もできるのです。
ぶっちゃけ、実はディプロというゲーム
予想が的確な人なら2:1だろうが跳ね返して勝利を得ることも可能です。
上の例だと
A「おそらく、オーストリアの狙いはルーマニア
ブダベスト 移動 ルーマニア
セルビア 支援 上記
で来ると思うので、
ブルガリア 支援 ルーマニア
で行きましょう」
B「オーストリアが完全にやる気なら
移動後にセルビアを空けるとは思えないのでその移動で間違いないと思う。
しかしロシアもルーマニア攻撃に加わればこちらがただやられてしまうので
ルーマニア 移動 セルビア
ブルガリア 支援 上記
で行くのがいいのでは?
これならルーマニアは奪われるがセルビアを取れる」
C「その手いいですね。しかしロシアとオーストリアが本当に攻めてくる気があるのかどうか
探ってみてはどうでしょう?」
のように話も広がりますし、作戦も立てやすいのです。
戦術に関しても自分の駒の動きだけしか提案しない人がほとんどだと思いますが、
局地的なものでもいいので、相手の移動予測を付け加えるとグッドです。
ディプロマシーは運の要素がないゲーム。
裏切りのゲームと言われますが、それは間違いです。
運がない=すべての行動は意思に拠っている
ということです。
自分の奪いたい領土を奪うために行動するゲーム。
ではなく、
相手の進めたい行動を見切って、
自国に有利になるように行動するゲーム。
です。
相手の行動予測は勝利に近づくための第一歩。
というわけで皆様の参考になれば幸いです。
各国とも検討をお祈りしています。
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