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[11976] Re8:鳩山内閣の顔ぶれ予想(笑)返信 削除
2009/7/25 (土) 13:14:11 ウプレカス

▼ ラインフォードさん
> すぐれた指導者、というのは必ずしもすべてを一人でしょい込むようなことはしないかと。
>
> 様々な分野を任せられる信頼できるブレーンを育てるのも才能の一つですし。
>
> ただ、決断を下すのは、リーダー一人であるべきだと思いますよ。


その考え方をさらに進めれば、現在の政治体制でも大統領なり首相なりの最高責任者はいるわけですから、
問題はないと言えるのではないでしょうか?
リーダーは国家の大まかな指針を示し、それに従って働く内閣や官僚機構が細部を詰めるという点では、
ラインフォード殿の意見と現行の政治体制は矛盾しません。
仮に現在の状態に問題があるとすれば、それは制度の問題ではなく制度の運用での問題であるはずです。

また、指導者がブレーンを育てるといっても、そのブレーンも人間である以上間違いも犯しますし限界もあります。
さらに、ブレーンを育てるのにも多大な時間がかかります。
いかに優秀な指導者でも、そんなことにかかずらっていられるほどの余裕はないでしょう。
それならば、リーダーの補佐役の選任や監視は議会に任せた方が、
効率的ではないでしょうか?

私が恐れるのは、いかに優秀な指導者であっても間違えないということはありえないということ、
そして指導者が間違えたときにそれを正す誰かがいなければ、国家の破滅を防ぐことができないということです。
いわんや、実際の世界では優秀な指導者というのは希少な人材ですし、それがいつまでも優秀であり続けるとは限りません。
指導者の権力を掣肘し、民意を国政に反映させるためには、やはり民主的な議会は必要でしょうし、
どうせ議会を作るのならそこに大きな権限を持たせた方が、より安定した国家になるのではないでしょうか?


[11979] Re9:鳩山内閣の顔ぶれ予想(笑)返信 削除
2009/7/25 (土) 20:32:55 ラインフォード

ウプレクスさんと私はおおむね同じ意見かと思いますよ。
現行の政治体制というか、議会を使用したシステムが安定していることは否定のしようがありませんから。


つまるところ、私の考えはブルクハルトの以下の言葉に集約されております

「歴史はときに、突如一人の人物の中にみずからを凝縮し、世界はその後、
 この人物の指し示した方向に向かうといったことを好むものである。
 これらの偉大な個人においては、不偏と特殊、留まるものと動くものとが、
 一人の人格に集約されている。
 彼らは、国家や宗教や文化や社会危機を体現する存在なのである。」

英雄待望論みたいになってしまいますが、
どんな政治システムにも代えがたい可能性を秘めた人間が
やはりいると思うんですよね。



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