| > > 少なくとも、まだ多くの人間が駆け引きや戦略性を重視して
> > 闘っているように思えますが・・・
> > 少なくとも私自身はそのつもりですし。
> まあ何と言いますか、CGIゲームの運営を長くやっていると、
> 「グレシャムの法則」をかなり実感させられます。
> 例えば、戦略志向の高いプレイヤーと、戦略志向の低いプレイヤーが、
> 場を同じにした場合、ゲームはどうしても低い方へと流れます。
> 少なくとも、WW2オンラインで優勝者大会をやった時のような戦略性が、
> 今のゲームに存在するようには感じませんしねえ。
> って、まあそれが、一概に悪い事だとも言いませんけども、
> それならそれに応じた変更や別ゲームなどが必要であろうかと。
長い間、ご無沙汰しています。
ちょっと議論に参加させてもらいたくて久々のコメです。
優勝者大会とか、あの時代のプレーヤー達が求めていたのは、
「他のプレーヤーとの(戦略的な)会話」だったと思います。
つきつめてみると、ゲームのシステムとか、そういうのはあまり重要じゃなくて、
(もちろんゲーム自体はどれもユニークで面白いですよ!)
ディプロマシーと同じように、いかに他のプレーヤーと関係性を築いていくか、
そして外交的に追い詰めたり助けたり罠に嵌めたりするのが醍醐味だと思うわけです。
そのためには、システムはシンプルであればあるほどいいのかな、と。
優勝者大会とかですと、他のプレーヤーとの会話だけで、相手1人あたり一日20〜30分、
相手が7国だとそれだけで2〜3時間は必要なわけで、
ゲームが複雑だとそれ以外のことには手が回らなくなってしまいそうです。
そういう意味では、当時はやった小国ありの戦場に参加するのを躊躇したり
(私の性格だとすべての国と通信しないと気が済まないので)、
その後の赤い嵐関係の戦場に参加するのを躊躇したのも、
ゲームが複雑化してしまったってのも一因かと思っています。
ディプロマシーが偉大なゲームだなあと思うのも、
ルールは極めてシンプルかつ、個人対個人の交渉がゲームの醍醐味であるという
ところかなと思います。
最近の信長はつまらないというに賛成ですが、これも
ゲームを複雑化することによって、ディプロマシーにあるような、何か大切なものが失われたからでしょう。
そして、WW2onlineシリーズは、特に初期の8国のみのWW2onlineは、
ディプロマシーのシンプルさ、交渉の奥深さに加えて、「リアルタイム性」という特性により、
ディプロマシーを超えた素晴らしいゲームかなと思ってます。
そういう意味では、最近の赤い嵐関係のゲームは、ルールが複雑になった分、
「シンプルな面白さ」という点では、初期の8国のみのWW2onlineの方がよかったかなという気がします。
まあ、たしかに「戦略志向の高いプレイヤー」を集めるってのも
実際のところなかなか難しいものですよね。
徳翁導誉さんのおっしゃるように、やたら駆け引きや戦略性にこだわるだけってのも
正しい方向性かどうかわからないし、参加者の嗜好やレベルに応じた方向に
ゲームが変わっていくってのも当然の話だとは思います。
まあ、昔の参加者の戯言ということで・・・ |
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