| ▼ 徳翁導誉さん
> > 歴史上の革命がものがたっていますが、革命というのは、
> > 混沌よる混乱によって、革命の機運が高まり、革命の成功率が高まるのです。
> う〜ん、根本的に「革命」とは「メシ」の問題じゃないですか?
> 満足にメシが食える状態にありながら、革命にまで至ったケースってあるんですかねえ。
> 混乱とは、メシが食えない状態が生む現象の事であり、
> 革命とは、メシが食える体制へ移行する現象の事であり、
> 混乱も、革命も、「メシが食えない」事が引き起こす影だと考えれば、
> 混乱によって革命がもたらされる訳ではないと思いますよ。
>
> ぶっちゃけ、今回日本で政権交代が起きたのも、
> 自民党が以前のように、国民を食べさせられなくなったからです。
> 極端な話、「民衆を如何に食わせるか」が政府最大の仕事であり、
> 政府の正当性とは、民衆にメシを食わせる事で大部分が成り立ちます。
> 政治課題の重要度を不等号で表せば、多分こんな感じ↓かと。
> 「メシ(雇用)>>>安全(平和)>>健康(医療)>刺激(娯楽)>>自由(権利)」
> インテリ層が「自由だ、権利だ」と叫んでも、
> それがそのまま革命の成功に繋がらない原因は、ここにあります。
> 逆に言えば、自由や権利を題目に革命を成功させようとするなら、
> それがメシや安全の不安を解消する手段であると、民衆に「信仰」させる事ですね。
だから、メシのために革命を起こさせるために国民の洗脳が必要であり、
その道具にはメディアが適しているのです。
そして、現体制ではメシが食えないというように認識させるためにも、
メディアという道具が必要なのです。
混乱すればメシが食えなくなりますからね。
インテリ層には「自由だ、権利だ」と言って洗脳すればいいですからね。
> > 今の日本に必要なのは真の革命ないし、何らかの形による変革です(改革ではない。)
> > 改革は既存の体制を延命させるだけです。
> > それでは新しい時代にあった体制を作ることはできないでしょう。
> でも、「民意による政権交代」は日本の憲政史上で初の事ですよ。
> そもそも民主主義の神髄とは、政権交代により権力の座が変動する事にあり、
> 民主主義の選挙とは、「定期的に無血革命を起こす制度」であると考えれば、
> 民意による政権交代が確立する事、そして「政治主導の政治」となる事は、
> それだけでも、十分に革命的であると言えないでしょうか?
> まあ、これが革命になるかどうかは、今後の民主・自民次第ですけども。
確かに民主主義の選挙とは、「定期的に無血革命を起こす制度」であり、
それが今までの政治体制より民主主義をマシにはさせています。
しかし、専門家ではない有権者が選挙でその時々に有効な政策を判別するというのが無理です。
であるから、国家のムダが増え、世界中の先進国では国債が発行され続けます。
日本が一番ひどいですが、欧米諸国もそれなりの長期債務を抱えています。
おまけに、これから世界的に高齢化が進みます。
ということは社会保障体制に危機が迫り、
今世紀中には年金・社会保障で財政危機になるところが増えるでしょう。
年金・社会保障の削減をするものなら、
数が増大し、投票率の高い高齢者層の反発を買い、総選挙で大敗するでしょう。
そして、増大する負担に耐えられなくなった若年層が蜂起して革命がおこり、
今世紀には民主主議は死滅しそうですよ。
民主主義の上では一人一票と平等ですからね。
民意による政権交代が確立する事、そして「政治主導の政治」となる事は、
確かに大きな変化でしょう。
しかし、それも民主主義を延命させる物でしかないです。
そもそも、有権者の代弁者であり、有権者が望む政策をじっ言するための道具である政治家が、
変わることや政治家の集団である政党が変わることにそんなに意味があるのでしょうか?
所詮は有権者のご機嫌取りに失敗したものが消えるだけです。
極右から極左に代わるならともかく、
中道右派から中道左派に代わることによる変化は少ないでしょう。
そして、政権を得られたとしても自らのかかげた政策が実行できなければ、
まったく意味がなくなります。
与党が公約以外のことをしだせば、次の選挙までその与党に対する制裁ができなくなります。
どこぞの政党みたいに総選挙を引き伸ばされたらどんどん状況が悪くなります。 |
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