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[12318] 明日8月30日は衆院選の投票日返信 削除
2009/8/29 (土) 16:51:08 徳翁導誉

明日8月30日は衆議院選挙の投票日です。
選挙権のある方は、是非とも投票に行きましょう。
歴史の教科書に太文字で載るような選挙になるでしょうし、
やはり選挙は、民主国家の国民にとって重要な権利ですからねえ。


[12341] 政権交代 民主党308・自民119返信 削除
2009/9/2 (水) 19:50:20 徳翁導誉

> とりあえず住宅街のど真ん中、民家側で拡声器演説ぶちかます共○党は地獄に落ちろと思うw
辻立ち自体は1つの政治活動としてアリだとは思うのですが、
あれを拡声器でやられるのは、確かに騒音ですよねえ。
どんなに必死に訴えても、感銘どころか不快感しか抱かせない(笑)。
地声でやるのはキツいかも知れませんが、せめてマイクにしてくれれば、
拡声器に比べて幾らかは、その不快感を抑えられるでしょうに・・・・


> 小選挙区で名前を書こうと思ったら、候補者一覧で党の名前が出ているのが自民党だけでした。
> 一瞬全部の候補者が自民党かと思いました。
> なんで?って感じです。ちなみに富山三区。あいもとになんで民主党が付いてないんだよ。意味分からない。

まあ富山3区は、特殊な選挙区でしたからねえ。
地元民であるなら御存知の事でしょうが、もともと富山3区と言えば、
トナミ運輸のオーナーであり、自民党の大物議員だった国民新党代表・綿貫の選挙区です。

ただ綿貫も既に80歳を過ぎており、今回の選挙では選挙区からの引退を決めていました。
県議会や市議会に多くの綿貫系議員を抱えて、富山を自民党王国にした綿貫が、
前回の郵政選挙で、自民党を離党して国民新党を結成した為に、
地元の自民党員は、「綿貫を取るのか?自民党を取るのか?」で大混乱になるんですよ。
で、綿貫を支援した自民党員などは、選挙後に本部からの指令で弾圧を受ける事となり、
地元の子分たちが苦悩する姿を見て、綿貫もかなり心を痛めたのだとか・・・・
その為、再びそんな目に合わせない為にも、高齢と言う事もあって選挙区での出馬を辞退したと。

そんな事情もあって、綿貫は比例単独に回る訳ですが、
当然の事ながら、富山3区には強力な綿貫の地盤が残っています。
今回の無所属での出馬には、綿貫票が欲しいという各陣営の思惑があった訳です。
自民党の候補は、小選挙区制導入により綿貫へ選挙区を譲った橘康太郎の息子で、
綿貫が出ない以上、地元の自民党員も票を入れやすい候補です。
対して民主党は、地元局アナの相本を小沢が立てる訳ですが、
当初は民主党候補となる予定だったものの、国民新党(綿貫)が推薦を拒否した為に、
野党統一候補として綿貫票を少しでも得られるよう、無所属での出馬となります。
ですが結局、国民新党からの推薦は得られず、民主党と社民党の推薦のみとなり、
自民党王国という土地柄的には、社民党の推薦は却って足枷になった嫌いも・・・・
更には、自民党県議の柴田が出馬へと動き、渡辺新党へ参加しようとしますが、
こちらも支持者たちが綿貫票を得たいと反対して、最終的にはみんなの党推薦に。
つまりは、こうした事態になった原因は、綿貫票の争奪戦にある訳ですね。
ただ相本に関しては、綿貫票の争奪戦に囚われたばっかりに、
民主党へ吹く風を逃してしまい、結果的に当選を逃がしてしまったと・・・・


> > あと、選挙カーって何とかなりませんか?
> けれども、必要経費として認められているので作ってしまうんでしょう。

必要経費と言うか、馬鹿げた事にあれは「公費(税金)負担」です。
全候補トータルですと、毎回、億単位で税金から出てるんじゃないですかねえ?
選挙カーのレンタル代も、燃料代も、運転手代も、制限内なら税金で払ってくれます。
だからこそ効果のほどは別として、「やらなきゃ損」って訳なんですよ。
悪いのになりますと、業者に余分に支払って、キックバックさせたりしています。
そのくせ、選挙カーの運用は変に規制が厳しい為に、
実質、走行中に候補名や党名を連呼するくらいしかできません。
そんな事に税金を使うなら、実際の投票所となる体育館や公民館で、
選管が演説会やミニ集会を頻繁に開く方が、かなりマシな選挙戦になろうかと。
選挙カーなんて無くても、欧米では普通に選挙が出来てますし。


> 民主に本当に政権運営が出来るのか・・・。
> 私は不安が募るばかりです。

民主国家においては、政治もマスコミも国民のレベルに応じます。
極論を言ってしまえば、うまく行くかどうかは国民次第です。
有権者たる国民が、同じ不安を抱くにしても、
「何となく不安だ」ではなく、「ここが不安だ」とならなければ、
なかなか政治の方も良くはならないでしょうからねえ。


> 政権を運営出来るという概念が
> 具体的に何を指すものなのか、いまいちよく分かってませんが

「政権運営」という言葉を、思いっ切り簡単に言ってしまえば、
「役所と国会を滞りなく動かして、国民に不便な思いをさせない」って事です。
今までですと、国会は衆参共に過半数を収めていたので、特に問題はなく、
役所の方は役人に仕事丸投げなので、こちらも問題なく、
その上、経済が右肩上がりだったので、それで国民に不満は無かったと。
これを今回の民主党政権に当てはめるなら、
・国会の方では、連立する社民党と国民新党と上手くやっていけるか?
・役所の方では、官僚主導から官僚活用の政治へと転換できるか?
・国民の方では、差し迫った生活困窮の問題をちゃんと解消できるか?
って感じになりますかねえ。
あとこれに、外国との交渉が加わりますかねえ?
でもまあそれも、極めていけば「国民の満足」が終着点ですけどね。
そこを省みずに外国に取り入っても、軽く見られるだけですし。

特に2番目の「役所」の方は、かなり大変困難だとは思いますけども、
この件に関しては、国民も粘り強さが必要でしょうね。
「官僚がどうたら、友愛がどうたら、言われてもなあ」と言われますが、
まあ友愛は別に良いとして、官僚は「どうたら」とかじゃ駄目なんです。
近代国家がうまく行くには、キチンとした官僚組織が必要な訳ですが、
官僚とはあくまで国家の手足であり、それが脳まで浸食してはいけません。
明治維新から150年経ち、敗戦すらそれを変えられなかったものを、
今回ようやく、それを変革する流れが来た訳です。
これから100年200年の日本がうまく行くか否かも、
これからの10年に大きく掛かっていると言っても、過言ではないかも知れません。
その影響度の大きさは、今回の金融危機より大きいと言って良いと思います。

まず注目は、年内の残り4ヶ月ですね。
いきなり上手く行く事なんて、まず有り得ないでしょうけど、
少なくとも方向性だけは、短期間でも見る事が出来ますので。
冷戦の時代からポスト冷戦の時代へ移る際の日本は、
その転換に20年を費やし、気付いたらポスト冷戦自体が終わってましたしね・・・・
まあ、そこら辺の話は置いておくとして、
方向性を見る為にも、御指摘の「補正予算」こそが着手第1弾となり、
かなりの注目ポイントであります。
こうなってみると、与謝野以上に財務に精通していて、
小沢の右腕ながら反小沢派からも尊敬されている
藤井の爺さんの存在が、民主党政権の命運を大きく握っているかも?


[12344] Re:政権交代 民主党308・自民119返信 削除
2009/9/3 (木) 05:08:00 大昔の元ビルマ

>「役所と国会を滞りなく動かして、国民に不便な思いをさせない」

>これを今回の民主党政権に当てはめるなら
>・国会の方では、連立する社民党と国民新党と上手くやっていけるか?
>・役所の方では、官僚主導から官僚活用の政治へと転換できるか?
>・国民の方では、差し迫った生活困窮の問題をちゃんと解消できるか?
>・あとこれに、外国との交渉が加わりますかねえ?

政権運用ってそういう意味で使われてたんですね
曖昧にしか理解してませんでした。助かります

連立、政治主導、外交に関しては、致命的なものは無いように思います
よっぽどの馬鹿が無ければある程度は成果を出すか、小さな失敗ですむでしょう。誤差の範囲に収まるんではないかと

ただ国民の生活については、本気でやばい、と思いますよ
高速道路無料化して、二酸化炭素を25%減らして、時給1000円って、冗談でなく全部マニフェストに明記されてますから
これ実行されたら本気でガスガス会社潰れます。少なくともうちは時給1000円が施行された段階で本気で終わります
その上、削るという補正予算には中小企業への支援と雇用の見込める公共事業、十分以上の効果が出ているエコポイントも含まれて居ます
(全部削られるかは知りません。全部削らないで欲しいなあ)
後、ばら撒きなどの支援はいいけど、支援を受けられない層って負担どれだけ増えるんだとか、まだまだありますけど
この経済恐慌の時期に、何だってそんなことしなければならないのか、まったく理解できません

さらに、これらは選挙前からマニフェストなり、ニュースなりで言われてきたもので
聞いておきながら300超の議席を取得させた以上、国民の同意の上といわれても仕方がありません
というかむしろ我々は、これらが実行されなかった場合、どんだけ困窮しようと道理の上では、約束が違うと文句を言わねばならん立場にあるわけでして……
民主に投票した大部分の国民は、聴いた上で投票したけどやっぱり駄目だというのはちょっと心理的抵抗が大きいように思います


覚えてらっしゃらないかもしれませんが
数ヶ月前、この手の討論(というよりこちらが一方的に管理人さんとボーフォルドさんから教えを請うていたというほうが近かった気もしますが)に
仕事の激化も合いまって途中で力尽き、何も言わずに返事を出さなくなったことを、この場を借りてお詫びします
管理人さん、ボーフォルドさん、ご無礼申し訳ありませんでした


[12345] Re2:政権交代 民主党308・自民119返信 削除
2009/9/3 (木) 15:41:25 ウプレカス

▼ 大昔の元ビルマさん

> ただ国民の生活については、本気でやばい、と思いますよ
> 高速道路無料化して、二酸化炭素を25%減らして、時給1000円って、冗談でなく全部マニフェストに明記されてますから
> これ実行されたら本気でガスガス会社潰れます。少なくともうちは時給1000円が施行された段階で本気で終わります
> その上、削るという補正予算には中小企業への支援と雇用の見込める公共事業、十分以上の効果が出ているエコポイントも含まれて居ます
> (全部削られるかは知りません。全部削らないで欲しいなあ)
> 後、ばら撒きなどの支援はいいけど、支援を受けられない層って負担どれだけ増えるんだとか、まだまだありますけど
> この経済恐慌の時期に、何だってそんなことしなければならないのか、まったく理解できません


見方を変えてみれば、それぞれの整合性とか矛盾とかはともかくとして、
個々のマニフェスト自体はまともなんじゃないでしょうか?
高速道路無料化というのは物流の円滑化をもたらす可能性があります。
モノとカネが動けば経済が回るという根本に立てば、経済振興策として正当なものでしょう。
物流会社の経営にも助けになるでしょうし。
二酸化炭素削減というのも、世界的な潮流に合わせて言わざるを得ないことでしょうし、
そもそも資源小国である日本はまずまっさいに取り組まなければならない課題のはずです。
最低時給1000円ということについても、これまで企業に有利な政策ばかり行ってきて、
結果として非人間的な労働・雇用条件のもとで貧富の差の拡大やワーキングプアといわれる層の形成をまねいてしまったわけですから、
そういった傾向への一つの歯止めとして最低でも時給1000円を確保するというのは悪い話ではないように思います。
そもそも、一時間1000円以下で働けと言われたら、
学生のバイトならともかく普通は健康で文化的な最低限度の生活すらできないんじゃないでしょうか?

まあ、上に書いたようなことは民主党を弁護しようという立場に立って書いたものなので、
もちろん見落としやご都合主義な点はありますけれども、
ただ一概に民主党の言っていることはダメダメだとはいえないんじゃないでしょうか?


[12350] Re3:政権交代 民主党308・自民119返信 削除
2009/9/4 (金) 17:28:50 チルノ

> > 小選挙区で名前を書こうと思ったら、候補者一覧で党の名前が出ているのが自民党だけでした。
> > 一瞬全部の候補者が自民党かと思いました。
> > なんで?って感じです。ちなみに富山三区。あいもとになんで民主党が付いてないんだよ。意味分からない。

> まあ富山3区は、特殊な選挙区でしたからねえ。
> 地元民であるなら御存知の事でしょうが、もともと富山3区と言えば、
> トナミ運輸のオーナーであり、自民党の大物議員だった国民新党代表・綿貫の選挙区です。
>
> ただ綿貫も既に80歳を過ぎており、今回の選挙では選挙区からの引退を決めていました。
> 県議会や市議会に多くの綿貫系議員を抱えて、富山を自民党王国にした綿貫が、
> 前回の郵政選挙で、自民党を離党して国民新党を結成した為に、
> 地元の自民党員は、「綿貫を取るのか?自民党を取るのか?」で大混乱になるんですよ。
> で、綿貫を支援した自民党員などは、選挙後に本部からの指令で弾圧を受ける事となり、
> 地元の子分たちが苦悩する姿を見て、綿貫もかなり心を痛めたのだとか・・・・
> その為、再びそんな目に合わせない為にも、高齢と言う事もあって選挙区での出馬を辞退したと。
>
> そんな事情もあって、綿貫は比例単独に回る訳ですが、
> 当然の事ながら、富山3区には強力な綿貫の地盤が残っています。
> 今回の無所属での出馬には、綿貫票が欲しいという各陣営の思惑があった訳です。
> 自民党の候補は、小選挙区制導入により綿貫へ選挙区を譲った橘康太郎の息子で、
> 綿貫が出ない以上、地元の自民党員も票を入れやすい候補です。
> 対して民主党は、地元局アナの相本を小沢が立てる訳ですが、
> 当初は民主党候補となる予定だったものの、国民新党(綿貫)が推薦を拒否した為に、
> 野党統一候補として綿貫票を少しでも得られるよう、無所属での出馬となります。
> ですが結局、国民新党からの推薦は得られず、民主党と社民党の推薦のみとなり、
> 自民党王国という土地柄的には、社民党の推薦は却って足枷になった嫌いも・・・・
> 更には、自民党県議の柴田が出馬へと動き、渡辺新党へ参加しようとしますが、
> こちらも支持者たちが綿貫票を得たいと反対して、最終的にはみんなの党推薦に。
> つまりは、こうした事態になった原因は、綿貫票の争奪戦にある訳ですね。
> ただ相本に関しては、綿貫票の争奪戦に囚われたばっかりに、
> 民主党へ吹く風を逃してしまい、結果的に当選を逃がしてしまったと・・・


そんな事情があったんですか。地元に居ながら全然分かりませんでした。
これって政治への関心の不足なのでしょうか。
他県の事をこれだけ知っているのには驚きました。なぜみんなこんな田舎の事情に通じているでしょうか・・・・。


高速道路の無料化はまだマシな気がしますが、他の2つはまずいですよね。
これ以上企業に負担をかけるとバタバタといっちゃいます。

それよりも気になるのは国としての成長戦略が無いという事でしょうか。
日本は長年加工貿易で食ってきましたが、それもそろそろ限界に来ているのではないでしょか。
今は、過去の海外投資が軌道に乗ってきてそれで食っている状態ですが、いつまで続く事やら。
投資の効果が切れる前に新しい飯の種を考えるべきなのに、そんな事を考えている形跡が見当たりません。
政治家は商売が苦手といっても限度があると思います。


[12351] Re4:政権交代 民主党308・自民119返信 削除
2009/9/4 (金) 21:10:54 ウプレカス

私のレスにずいぶんたくさんの反応というか反論をいただきまして、
ちょっと驚いています。
本当はそれぞれ別個に返信したいところですが、それも難しいのでここで総論をひとまとめに書かせていただき、
個別に書きたいことはそれに付け加える形にしたいと思います。

まず高速道路無料化についてですが、大体頂いた意見としては、
財源が不透明である上に運送会社の負担はむしろ増えるのではないかということだったと思います。
では財源がどうなのかということですが、これまでの高速料金が新規の高速道路をこれからも作るという前提の上で決められたものであるのに対し、
現在ではすでに大規模な高速道路建設はこれ以上ないだろうという状況になっており、
少なくとも通行料を値下げするということ自体に財源的問題はないでしょう。
そして、効率の面から考えればいっそのこと無料化してしまった方が当然簡単ですし、景気に与えるインパクトも大きいでしょう。
また、現状ではどうしても高速道路を使用せざるを得ない地方の人々と使わなくてもいい都市住民とで格差が生じていることから、
これを解決するためにも無料化は有効であるといえるでしょう。
もちろんどこかで国民が負担しなければならない面が出てくるでしょうが、公共財である道路の性質を考えればある程度は仕方がないことかと。
運送会社の負担については、経費に占める高速料金の割合が高すぎる現状を考えれば経営に+になると予想できますし、
料金が安くなれば仕事が増えるということもあるでしょう。
車以外の運送業にダメージがあるのではないかという意見に対しては、
そもそも現状でスピードや地域で需要の棲み分けができているわけですし、
競争が激化するにしても国民全体の利益を考えればむしろ好ましいのではないでしょうか?

二酸化炭素の削減についてですが、まずあらかじめ言っておきますと、私もCO2による温暖化説には懐疑的です。
しかし、化石燃料という有限の資源を消費する炭素中心の社会がいずれ限界を迎えるのは確かな未来であり、
それまでにエネルギー源を他に求める必要があることも明らかです。
ましてや、一部の学説がいうようにこれから地球が寒冷化に向かうとするならば、
エネルギー貯蓄である化石燃料を温暖期である現在のうちに消尽してしまうのは危険ですらあります。
そういう意味で、炭素型社会からの脱却というのはやはり必要なことであり、
結果としてCO2削減が必要であるということにもなるでしょう。
問題があるとすれば目的ではなく程度の問題でしょうね。25%という民主党の出した数字が可能なものなのかどうか、です。
そこは私もあまりにも過大ではないかと思います。しかし、太陽光発電への助成金や低燃費製品への援助という手法ならば、
財界の協力をとりつけつつ先に進むことはできるでしょう。
CO2削減という形でマニフェストに盛り込んだのは、それが一番国民にも分かりやすいということでしょう。

時給最低1000円についてですが、ひとつ皆さんに訊きたいのは、あなた方自身は自給1000円未満で働けと言われたら、
それに対して疑問を抱かないのかということです。
皆さんがいうように、中小企業がギリギリの状態で操業しているのは事実でしょう。
そして、雇用を確保するために中小企業を生き残らせなければならないのも確かだと思います。
しかし、そもそもなぜここまで中小企業が厳し状況に追い込まれてしまったのか、そこを考えてみてください。
もちろん世界的な不況もありますが、それ以前に大企業主導の経済体制がもたらした過度の下請けいじめということもあるのではありませんか?
そして、そんな状況を長らく放置してきたのが一体誰なのかということも、おそらく皆さんわかっておられると思います。
時給を低く抑え続けたとしても、そういう体質が変わらない限り中小企業の健全経営はありえないでしょうね。
さて、話を戻して自給1000円の話ですが、まず前提として存在するのがいわゆるワーキングプア層の存在です。
働いているにもかかわらず貧困ギリギリ、あるいは貧困線以下の生活をしている彼らですが、
果たして彼らのような存在がいる社会が健全といえるでしょうか?
景気が良くなるためには、まず国民が金を使わなければなりません。そのために自民党は定額給付金を使ったわけですが、
しかしそもそもワーキングプア層のように景気回復に寄与しない層が固定化している場合、
景気が簡単に上向くはずはありません。まずなんとか彼らに金を使わせねばならず、そのためには給料を上げなければならないのです。
仕事をえり好みしているからそういう状況になっているだけだという話もありましたが、
それは一面の真実であるにしろ全てそうであるというわけでもありません。
今国民が求めているのはまず安心であり、それを担保してくれる給金の上昇です。
しかし、現実には給料が下がり続け、選べる仕事もなく自給1000円未満の仕事を続けている人が確実にいるわけで、
彼らを救済し国民に安心感を与える一つの手法としての最低時給1000円だと思います。

以下は個別の返信です。

>ラインフォード殿
>無料化によって、むしろ国民の選択肢を狭めただけですよ。これ以後時間を買うことはできなくなるのですから。

国民はむしろ、これまで使えなかった高速道路を使えるようになることで、
より遠くに移動しようという選択肢を得るのでは?
人が移動すればそこに必ず消費は生まれますから、景気対策としての効果が期待できるかと。

>大昔の元ビルマ殿
>文化的な生活というのがどういうものか知りませんが、そうまでして追い求めなければならないものなのでしょうか?

「健康で文化的な最低限度の生活」は、憲法にも謳われた国民の基本的人権ですよ。
逆にお聞きしますが、国民の人権を守れないような政府に存続する意味はあるのでしょうか?
ちなみに、私がここでいった文化的な生活というのは、毎食コンビニの廃棄弁当やカップめん以外のものが食べられて、
ネット環境と新聞とテレビがあり、月に三冊くらい新刊の本が買える程度。
そしてついでにいえば、将来結婚したり子どもを作ったりということが望める程度ということです。
時給1000円未満で生活している人が、将来子どもを作ることを考えられるでしょうか?
少子化対策という意味でも、賃金格差の問題は憂慮すべきことであると考えます。

>聖職者殿
>それで得するのは、環境保護団体ぐらい?
>彼らについてはダーウィンの進化論を考えてほしいです。
>自然界は弱肉強食です。
>だから、彼らの行動は自然の摂理に反しています。

ダーウィン進化学は進化学の基本ではありますが、それが自然界のすべてではありません。
むしろ重要なのは生物の多様性であり、そのためにはできるだけ人間の手で生物の生活環境を変えないようにしようというのが、
現在の環境保護団体の基本的な姿勢であり生態学の主流的な考え方です。
弱肉強食だからで全てを片づけるのは、あまりに乱暴ではないでしょうか?

以上、長文・駄文失礼いたしました。


[12358] 民主党の政策に関して返信 削除
2009/9/5 (土) 17:11:30 徳翁導誉

ようやく日本でも政権交代がなり、新たに民主党政権が誕生すると言う事で、
国民生活を大きく左右する政治への関心が、これから高まっていく事は良い事ですし、
民主党が掲げる政策も、「賛同あり・反対あり」の是々非々で討論される事は、
そうした政治を健全的な方向へ導く上で、とても大事な事だと思います。
とは言え、民主党の政策を良い悪いと語る前段階として、
まずは少しでも、民主党の政策を覗いてみた方が良いのではないでしょうか?
ハッキリ言って今の状態は、目次だけ読んで本の内容を批判をしているように見えます・・・・

でもまあ、そうは言っても、なかなか読む人はいないでしょうから、
ちょっと簡単にですが、私が民主党の政策を説明してみます。
とは言っても、別に私も民主党の支持者って訳ではないので、
そこまで詳しく把握してませんし、間違ってる部分もあるかも知れませんので、
その辺は考慮の上で読んで下さいね。


▼ 高速道路の無料化
> 明らかな人気取り政策ですよね。
「賛成3割・反対7割」という高速道路の無料化が、
果たして「明らかな人気取り政策」と言えるんですかねえ?

> 無料化の費用は何処から出し続けるのか
一応民主党は、以前より「原則」無料化としており、
無料化したら渋滞するであろう首都高速と阪神高速は、この原則から除外されました。
で、この両高速から上がる料金収入は4200億円くらいで、
一方、全国の高速道路を維持管理するのに掛かるのが5800億円ほどだとか。
無料化すれば、料金所に掛かるコストは掛からなくなる訳ですし、
利権の温床となっている部分にもメスを入れる事で、
必要経費を両高速の料金収入に抑えられると考えているみたいです。

> 料金所の人たちの雇用はどうするのか
こう言っては何なんですが、あれも一種の「天下り」なんですよ。
理事長とか会長とかに天下れるのは、本当に一握りの人だけなので、
普通の職員は、定年間際にああいう所に天下るんです。
ですので、既に年金を貰えている人も多いですし、
それに放っておいても、何年かすればETCに移行する予定なので、
最近ではバイトの比率も上がってきていると聞きます。
確かに、そこで働く人たちの雇用を守るのも凄く大事ですが、
現状でも完全失業者と実質失業者を合わせて500万人の失業者が居る訳ですし、
国土交通省の試算では、8兆円近い経済効果があると言っているので、
その経済効果で雇用を生んだ方が、現状よりも良くなると考えているんだと思います。

> 車以外の運送業はどうするのか
産業構造の変化だから、生き残れなければ仕方ない・・・ってスタンスだったかな?
それと同時に、再雇用は面倒を見るといった感じで。
まあ鉄道はまだしも、フェリーとかは確かに厳しいでしょうねえ。
とは言え、「フェリー業界を守るため、高速道路は有料」というのも、
さすがにちょっと難しい気もします。

> そして何よりも増加分のCO2をどう処理するのか
二酸化炭素の排出は、渋滞発生(特に一般道)によって格段に増えます。
ですので民主党としては、高速が無料化する事で車の通行が分散され、
逆にその分だけ、二酸化炭素の排出量を抑えられると考えているみたいです。
まあ、高速が無料されたからと言って、
そこまで自動車の通行量が増える事はないでしょうしねえ。
無料化で通行量が増えても、渋滞削減でお釣り来ると考えているのかも?
また、「無料化で高速が渋滞したら」という件に関しては、
渋滞が起きるような、その区間は有料に戻すかも・・・と言っていますね。
民主党は高速無料化を「社会実験」と唱ってますからねえ。
ですので、一気に全て無料化する訳ではなく、
効果が出そうな所から、段階的に無料化をしていくそうです。
ちなみに、そう言う事なので、ETC廃止とかは考えてないみたいですね。
個人的には、実験結果がどうなるか、興味のある所ではあります。


▼ 最低時給を1000円に
> 最低時給1000円にすると他の労働者の給料も上げ無ければならなくなるので
う〜ん、これって逆じゃないですか?
民主党などは「同一労働同一賃金」を掲げてますし、
もしもオランダみたいな形を目指しているのだとしたら、
結局、「派遣社員の時給を上げ、正社員の時給を下げる」という形になります。
で、給料を下げた分だけ正社員の労働時間を減らし、
結果的にワーク・シェアリングとなって、最低賃金を保証しながら失業率も下がると。
そして企業には、人件費が浮いた分で社会保障費を払わせて、
派遣のクビ切りに対して、失業保険を十分に確保する・・・って感じですけど、
そもそも民主党が、どんな国家将来像を描いているかが解らないんですよねえ・・・・

> 時給1000円に関しては、無理な人件費コストの拡大は日本の国際競争力を
> 著しく低下させるだけかと。
> 企業が生き残っているからこそ、日本は維持できていると考えても相違ないかと。

「大企業は軒並み過去最高収益を上げる一方、世帯平均所得は100万円ダウンしました」
こんな状態で、国際競争力がとか、企業の生き残りがという以前に、
まずは「富の再分配」だけでも、うまく機能させるべきと言う話なのでは?

> 仕事はいくらでもあると思いますよ、大卒だから・・・というプライドさえ捨てれば。
7月の有効求人倍率は0.42倍なのですが・・・・
つまりは1つの求人に、2.5人の求職者がいるような現状です。

> 中小企業をつぶして、なにをするのやら、中小企業が民主党の敵なら理解できますげとね。
別に、「中小企業を潰せ」と言っている訳では無いですけどね。
と言うか、「中小企業を立て直して、最低時給を1000円に」と考えているみたいです。
具体的に、どうやって中小企業を立て直すかというと、
まずは中小企業の法人税を18%から11%に下げて、
公正取引委員会を厳格に機能させ、大企業の不公正が罷り通り現状を解消し、
政府系の金融機関では、私財担保や連帯保証が無くても金を貸す・・・って感じだそうです。
でもまあ、これで(これが)本当にうまく行くかは解りません・・・・
とは言え何もやらずに、いきなり最低時給を1000円に上げる訳では無い事は確かかと。
実際問題、そんな事が現実的に不可能な事くらい、民主党だって解ってますし。

> いつから日本は社会主義国家になったんですかね〜。
経済に関してなら、1930年代くらいからですかねえ?
完全にそうなるのは、太平洋戦争が始まってからですけど。
特に満州ではうまく行き、そのノウハウが戦後復興や高度経済成長に活かされ、
それこそが、日本経済をここまで引き上げた主要因であり、
50年経ってそれがうまく機能しなくなった事が、現在の混乱の原因でもあります。

> 要は時給1000円未満の人は時給1000円未満の能力しか持っていない場合が多いです。
失礼な言い方になるかも知れませんが、こう言う考え方は、
視点が上がれば、中小企業に跳ね返ってくる危険性もあるように思いますが?
「時給1000円で潰れるなら、その程度の能力しか持っていない企業」って感じで。
何かもう、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」状態になっちゃいますよ・・・・


▼ 二酸化炭素排出量の削減
> 25%という目標は明らかに大き過ぎ、急すぎるものなんですよ
ぶっちゃけた話、政権にいるかどうかも解らない10年後の事なんて、
努力目標や方針表明くらいのものですからねえ・・・・
実際に示された任期4年間の工程表にも、これについて特に書かれませんし。
ちなみに、削減目標が「大き過ぎ」という話であれば、
自公政権が既に「40年間で60〜80%削減」なんていう法律を作ってますので(笑)、
最初の10年間でとなると、掲げる目標は最低でもそれくらいになりますよねえ。

> 大体、国際炭素市場とか言って、市場メカニズムを使って、
> 削減した分の権利を売ろうとかいう時点で、資本家の匂いがします。

「匂い」と言いますか、それは具体的に「排出権取引」というモノです。
何もない所から金を生み出す、ある意味で「錬金術」ですね(笑)。
また、新たなハードルを設ける事で、
その為の技術開発が行われ、そして市場も生み出すと。
「三種の神器だ、新三種の神器だ」と、欲しい商品が次々ある時代ではないので。

> 私は地球温暖化については懐疑派です。
何を言っているんですか!?
高炭素生活が温暖化を呼び、温暖化が海面上昇をもたらすんです!!
見て下さい、縄文人の高炭素生活っぷり↓を(笑)。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/img/163_zu02a.jpg

> それが自然界の基本的な摂理である弱肉強食です。
> 例外も多々ありますからね。
> ただ、無視出来ないほどの法則・摂理であることは間違えないでしょう。

100年前の優生学の時代じゃないんですから・・・・
って、こう言う事へ変に科学を混ぜ込む事は、
理系の人間として、あまり好きではないのですが、
とりあえず、それに対しては「エントロピーは増大する」と答えておきます。


▼ 出産一時金
> 年額31.2万円の子ども手当、出産一時 (初年度は半額)
> 効果どれだけあるのだろうか?

子供を産むとなれば、検診と出産でおよそ50万円くらいは掛かります。
「出産は病気ではない」という理由で、保険が効かないんですよ。
最近では経済的理由から、満足に検診を受けないまま、
危険な「駆け込み出産」となるケースが社会問題化してますし、
出産一時金により、誰でも満足な検診や出産に備えられる事は、
少子化問題に挑む上でも、大変重要な事だと思いますよ。


▼ 高校授業料の無償化
> 公立高校の実質無償化
> 私立高校生にも相当額助成
> 効果がありそうですが、いまさらする意義がわからない。

これはもう、完全に自公政権のツケです。
高校授業料の無償化は、10年近く前に国連で推進していく事が決まり、
先進国でまだ実現していないのは、確か日本だけなはずです・・・・
金にも票にもならず、単に出費がかさむからと、
これまで放置してきた事自体が、日本国として恥ずかしいように思いますよ。
当時、「米百俵の精神」とか言っていて、やってる事がこれですからねえ。


▼ 暫定税率の廃止
> ガソリン税などの暫定税率の廃止・減税2.5兆
> 減税した穴は何で埋めるのでしょうか?

取り敢えずは埋蔵金で補うみたいですが、
最終的には、文字通り「廃止」でしょうね。
道路を作るのに金が足りないから行った暫定税率が、
恒久化する事により、金があるから道路を作る格好になっちゃいましたし。
ただ国の方はまだしも、この財源を当て込んでいる地方は困りますよね。
ですのでその代わりに、国の直轄事業への地方負担金を撤廃するそうです。
大阪の橋下知事が「ぼったくりバー」と言っていたアレですね。
道路の新規建設に関しては、道路特定財源も一般財源化してしまい、
「必要なモノだけを作る」という形に持って行くんでしょうね。
予算はこれを気にゼロ・ベースで見直すらしいので(これが出来れば凄いです)。


▼ 農業の戸別所得補償
> 農家の所得捕捉率は一般のサラリーマンよりも低いです。
> それで農家の所得ってわかって戸別所得補償できるの?

これは本当、どうなるんですかねえ?
代表当時の小沢がこれを提案した時には、
農協の既得権益に手を突っ込み、日本農業の競争力を高めようという、
「農業政策改革」への第一歩としての意味があったんでしょうけど、
代表が交代し、選挙直前に日米FTAの件が後退した事で、
単なるバラマキに終わる危険性はありますね・・・・


▼ 衆議院の比例を80議席削減
> 少数意見を無視するつもりですか?
> 比例の方が少数意見が通りやすいのに、
> だから大政党は大嫌いです。

この件は、もう散々書いたから中身は置いておくとして、
社民党などの小政党と連立を組む以上、
「80議」も削減するのは、まあ無理でしょうねえ。
逆に言うと、比例削減は社民党にとっては死活問題でも、
民主党にとっては優先課題ではないので、社民党用の手綱に使うかも?
以前の自民党も、まずは「比例50削減」を掲げる小沢自由党と連立して、
その比例削減案をエサに公明党を連立へと呼び込みましたから。
結局その時は、公明党の意見を入れて「比例20削減」となりましたし、
今回は「比例30削減」くらいが妥協点になるんじゃないですかねえ?
比例が選挙区のちょうど半分となり、数字的にもキリが良いでしょうから。


[12383] Re:民主党の政策に関して返信 削除
2009/9/8 (火) 19:30:29 徳翁導誉

> 特に成果を出しているわけでもないのに1000円未満だけ給与増とか他の労働者の労働意欲を確実に削ぎますよ。
確かに、意欲は落ちるかも知れませんね。
しかし、成果はどうでしょうか?
たとえ不満があっても、結局は仕事をしてしまうと思います。
でもなければ、「同一労働同一賃金の実現を」なんて声は上がりませんよ。
給料が落ちて、意欲が落ちて、成果が落ちるからこそ、
海外では同一労働同一賃金へと落ち着いていったんでしょうし。

> > 何かもう、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」状態になっちゃいますよ・・・・
> 確かによくない考え方かもしれませんが、そういう人が多いのは事実なんですよね…

もちろん「経営」として経済を考えれば、致し方ない面があると思います。
しかし、今ここで語っているのは「政治」としての経済の話ですからねえ。
マクロ経済とミクロ経済の違いや、国家像の政治哲学とかも出てくる話なので、
なかなか同一の視点では語れないような気もします・・・・


> まずは大企業のピンハネとか下請けに対する締め付けとかをどうにかしないと、
それが、この部分↓ですよ。
> > 公正取引委員会を厳格に機能させ、大企業の不公正が罷り通り現状を解消し、

> > > 私は地球温暖化については懐疑派です。
> > 何を言っているんですか!?
> > 高炭素生活が温暖化を呼び、温暖化が海面上昇をもたらすんです!!
> > 見て下さい、縄文人の高炭素生活っぷり↓を(笑)。
> > http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/img/163_zu02a.jpg

> 縄文時代の温暖化は自然界の活動が原因であって。

ですから、そう言う話をしている訳ですよ。
縄文人の高炭素生活って、一体どんなのですか?(笑)

> 後、自分は文系(感情)の人間です。
> もしも勘違いをしていましたら、ご指導の方をどうかお願いいたします。

う〜ん、あまりよく伝わらなかったみたいですね。
こうした話に法則だ摂理だと持ち込むこと自体、
そもそも間違っていると言いたかった訳です・・・・

> 公共事業に頼っている地方の中小の土木業者がつぶれて、
> 失業者が発生して失業率が増加しなければいいですけどね。

しかし一方で、雇用対策として公共工事を行っても、
実際に末端まで届く頃には、中抜きでかなりの金額が消えていく為、
であるならばと、例えば国民新党などは、
「困っている末端に直接金を配った方が安上がり」だと主張してますね。

> というより、日本の農業も立て直しはもう無理でしょうな。
例えば米作であれば、30ヘクタールくらいあれば結構儲かるのですが、
日本では7割の米作農家が1ヘクタール以下でやってますので、
効率化を考えれば、まずは田畑の集約化でしょうね。
まあ現状では、これがなかなか難しいのですが。
あと野心的な企みとしては、農地を海に浮かべようという研究があります。
簡単に言えば、超巨大な簡易船の上で農業を行うって感じですね。
取り敢えず現状では、芝生の生えた海上公園などがこの技術で作られています。
ちなみに、東京オリンピックを迎え、人口が1億人に達した1960年代中盤ですと、
日本の食糧自給率は75%くらいはあったんですよねえ。


> 東日本高速道路株式会社の昨年度の支出は6725億だそうで、
> あと2,3箇所に会社分けてるから、これの3、4倍掛かるってことですよね
> 無料化しないところの収入だけで4200億でしたっけ
> 高速道路の会社が利権の温床なのか如何なのかは知りませんが、
> まだいくら取れるって分かってないんですよね
> 皮算用で埋めるにはちょっと大きすぎる穴ではないでしょうか?

最初に確認なんですが、「メンテにも金が掛かる」という話をしてるんですよねえ?
高速道路の支出額を出されてますが、私の記憶が確かなら、
その内の7〜8割は、新路線の建設費と建設借金の返済金だったと思いますが?
とりあえず、東日本高速に関しては「年間1600億円」だそうです。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090812/biz0908121819016-n1.htm
また、確かに何処まで経費を削れるかは判りませんけど、
日本の高速道路が高品質に保たれている分を差し引いても、
欧米の経費に比べればかなり割高ですからねえ。

> > 国土交通省の試算では、8兆円近い経済効果があると言っているので、
> 8兆っつうか7兆8000億ってやつですよね

記憶が曖昧だったので、こういった表現を用いましたけど、
「8兆円近い」という表現が、決して間違っているとは思いませんが?

> 特にソースないんですよね
朝日新聞 http://www.asahi.com/politics/update/0905/TKY200909050246.html
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090906-OYT1T00513.htm

> 赤旗ソースっつうのは、共産党の立ち位置次第で信用して良いのか悪いのか、微妙ではありますが
> http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-12/2009081202_03_1.html
> 年間980万トン。例年に比べ排ガスが4%ほどふえるそうです

まあ、やってみなければ解らないような事でしょうから、
条件次第で如何様にでも予想結果が出てきますよね。
だからこそ、「実験」と銘打たれているのだと思いますし。

> あと、「大企業は軒並み過去最高収益を上げる一方、世帯平均所得は100万円ダウンしました」
> って何の話なんでしょう?
> 後者は世界恐慌ですからありえない話じゃないですけど
> 前者って、なんかのニュースになってます?

正直な所、経済は門外漢なのでよく解らないんですけど、
こういうの↓は違うんですか?
トヨタ http://j.people.com.cn/2008/05/08/jp20080508_87879.html
キヤノン http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0701/29/news056.html
ソニー http://www.j-cast.com/2008/02/01016239.html
パナソニック http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20382759,00.htm
任天堂 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080425_wii_mass/
サントリー http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090203/biz0902031757008-n1.htm
ユニクロ http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090409/biz0904092153022-n1.htm
ホンダ http://news.livedoor.com/article/detail/1889240/
スズキ http://www.47news.jp/CI/200804/CI-20080425-00218.html
大手銀行 http://www.j-cast.com/2006/05/23001464.html
etc...

> 実際、二酸化炭素下げないと地球環境がひどいことになろうがなるまいが、
> この目標に沿って行動すれば、ほとんどの企業も家庭も仲良く終わります

逆に質問なのですが、ここで言われる「行動」とは、
具体的に、どのような事を想定されているのでしょうか?


> > 高校授業料の無償化は、10年近く前に国連で推進していく事が決まり、
> > 先進国でまだ実現していないのは、確か日本だけなはずです・・・・

> 共産党調べ。イタリアって先進国に入る?(笑)
> http://www.jcp.or.jp/youth/gakuhi/muryo.htm

あっ、そうそう、イタリアだ、イタリア!!(笑)
先進国の中で、もう1国あったような記憶もあったので、
「日本だけなはず」と断定は避けたんですが、そうかイタリアかあ。
ちなみに、韓国の方は覚えていたんですが、
個人的には先進国と見なしていませんので、ここからは外しました。

> ただ、公立はとにかく商売でやってる私立にまで助成金を出す必要はあるのかなぁ…と。
まあ、良いか悪いかはさておいて、
私学助成は憲法89条に触れているようにも思われますからねえ。
とは言え、「高等教育」たる大学や大学院ならまだしも、
中学と共に「中等教育」の一環である高校くらいは、
学びたい者が学べる受け皿を、先進国として用意する必要があるように思います。
ですが実際、義務教育である小中学校に比べると、
高校はどうしても、公的なモノの数が足りないんですよねえ・・・・
そう言う意味で高校に関しては、補完の目的があるとして、
公立と同額程度の助成は、行っても良いように個人的には思います。

> 自分が持つ私立のイメージは
> ・良いとこのボンボンで超好成績のエリート候補しか入れない高級高校
> ・公立の底辺高にすら入れない人救済措置用の超低級高校
> の2極化してますので、どちらも支援する必要性は無いかと思います。

詳しくは知りませんが、そこまで2極化してますかねえ?
公立は飛び抜けて凄い学校がない代わりに、飛び抜けて悪い学校もなく、
その上下の部分も私立がカバーしているだけの話で、
公立校と対になるような滑り止めの私立も、多数存在してますし。
ただ単純に、公立とレベルが被っている私立は、あまり目立たないと言うだけの話では?

> あまり好きな言葉ではありませんが「自己責任」(もしくは保護者責任)じゃないかと。
助成金をカットされると学校に行けなくなると談判する子供に、
大阪府知事の橋下とかも、面と向かって「自己責任」とか言ってましたけど、
親の経済的理由まで、子供の自己責任になるんですかねえ?
そんな事を言い始めれば、貧しい家庭に生まれたのは自己責任とか、
発展途上国に生まれたのは自己責任とか、何とでも言えてしまいますし。
まあ確かに、「金の掛かる私立に行ってるんだから」と言うのは解るものの、
でしたら、経済的理由で私立に行かれなくなった子供を、
府立の高校で受け入れるとか、そう言う体制は率先して動いているのでしょうか?
定時制高校ですら定員オーバーを起こしている大阪では、恐らくやってないでしょうね。
経済的状況から、公立に入れないと高校に通えない子も多い昨今、
それだったら1クラス40人を50人に増やすとか、空き教室を使って1クラス増やすとか、
そう言う試行錯誤とかを、橋下は少しでも考えた事があるんですかねえ?
例えば、ある問題が有ったとして、それが誰か1人が全て悪いという事は稀であり、
それぞれ比重は違っても、それに関わる人には相応の責任があるはずです。
国のトップであったり、都道府県のトップであったりすれば、それは尚更です。
やるだけやってみて、それでも出来なければ、ある程度は納得も出来るものの、
首相や知事と言った役職にあるものが、いきなり「自己責任」と切り捨てるのは、
「自らの責任を放棄したい」という願望から発せられる稚拙な逃げ口上にしか思えません。


> 全体での収益平均があがらないと、世帯平均収入も上がらんでしょう。
> それに、収益が上がったとしても、それがすぐに雇用や給与に影響するわけでなく、
> 時間差をつけて影響してくるものではないでしょうか。

今回の金融危機が起きるまで、日本の経済は、
5年9ヶ月にも及ぶ「戦後最長の好景気」だったそうですが、
それくらいでは、収益も時間も足りなかったのでしょうか?


[12391] Re2:民主党の政策に関して返信 削除
2009/9/9 (水) 21:21:16 聖職者

▼ 徳翁導誉さん
> > まずは大企業のピンハネとか下請けに対する締め付けとかをどうにかしないと、
> それが、この部分↓ですよ。
> > > 公正取引委員会を厳格に機能させ、大企業の不公正が罷り通り現状を解消し、


公正取引委員会の活動に期待しています。
どこまでピンハネとか解消されるのかな?

 
> > > > 私は地球温暖化については懐疑派です。
> > > 何を言っているんですか!?
> > > 高炭素生活が温暖化を呼び、温暖化が海面上昇をもたらすんです!!
> > > 見て下さい、縄文人の高炭素生活っぷり↓を(笑)。
> > > http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/img/163_zu02a.jpg

> > 縄文時代の温暖化は自然界の活動が原因であって。

> ですから、そう言う話をしている訳ですよ。
> 縄文人の高炭素生活って、一体どんなのですか?(笑)


そうというと何でしょうね????????
縄文人の高炭素生活って?

> > 後、自分は文系(感情)の人間です。
> > もしも勘違いをしていましたら、ご指導の方をどうかお願いいたします。

> う〜ん、あまりよく伝わらなかったみたいですね。
> こうした話に法則だ摂理だと持ち込むこと自体、
> そもそも間違っていると言いたかった訳です・・・・


私は自分の話に法則だ摂理だと持ち込み、
自分の話を相手に納得させるタイプです。
大変なご不快感を与えてしまい申し訳ございませんでした。
 
> > 公共事業に頼っている地方の中小の土木業者がつぶれて、
> > 失業者が発生して失業率が増加しなければいいですけどね。

> しかし一方で、雇用対策として公共工事を行っても、
> 実際に末端まで届く頃には、中抜きでかなりの金額が消えていく為、
> であるならばと、例えば国民新党などは、
> 「困っている末端に直接金を配った方が安上がり」だと主張してますね。


確かに末端に直接給付した方がいいかな。
でも、定額給付金みたいに大非難を浴びそうだな。
 
> > というより、日本の農業も立て直しはもう無理でしょうな。
> 例えば米作であれば、30ヘクタールくらいあれば結構儲かるのですが、
> 日本では7割の米作農家が1ヘクタール以下でやってますので、
> 効率化を考えれば、まずは田畑の集約化でしょうね。
> まあ現状では、これがなかなか難しいのですが。
> あと野心的な企みとしては、農地を海に浮かべようという研究があります。
> 簡単に言えば、超巨大な簡易船の上で農業を行うって感じですね。
> 取り敢えず現状では、芝生の生えた海上公園などがこの技術で作られています。
> ちなみに、東京オリンピックを迎え、人口が1億人に達した1960年代中盤ですと、
> 日本の食糧自給率は75%くらいはあったんですよねえ。
>

大規模化が正解ですか・・・・・・
でも、戸別補償でどれだけ田畑の集約化が進むのやら、
歴史を振り返ると戦後の農地解放がまずかったかも、
小作人に地主の土地を分け合えて再分化したからな。
で、代わりに農協を作ったが、
いまや、その上部組織は金融投資で大損しているし。
土地の生産性は上がったけど、それは、田畑の集約化を犠牲にしてのことだからな。


[12392] Re3:民主党の政策に関して返信 削除
2009/9/9 (水) 22:11:01 D

> > > > > 私は地球温暖化については懐疑派です。
> > > > 何を言っているんですか!?
> > > > 高炭素生活が温暖化を呼び、温暖化が海面上昇をもたらすんです!!
> > > > 見て下さい、縄文人の高炭素生活っぷり↓を(笑)。
> > > > http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/img/163_zu02a.jpg

> > > 縄文時代の温暖化は自然界の活動が原因であって。

> > ですから、そう言う話をしている訳ですよ。
> > 縄文人の高炭素生活って、一体どんなのですか?(笑)

>
> そうというと何でしょうね????????
> 縄文人の高炭素生活って?
>


あれ?これって、皮肉というか、婉曲的な表現というか・・・。
管理人さんは、最初の聖職者さんの意見を否定はしていないってことでは・・・、違うかな?


農地の集約化に関しては、
自民党が補正予算で費用を盛り込んでいたのを、民主党が「効果が疑問」ということで、
削除するという話を聞いたような。
とりあえず、個別補償で集約化が進むとは思えないのですが・・・。
それと、食料自給率に関しては「もやしもん」の今週号で少し触れていましたねぇ。


平均年収の推移などに関しては、資料探したりして勉強してみますー。


[12404] Re4:民主党の政策に関して返信 削除
2009/9/11 (金) 19:34:36 徳翁導誉

> > > こうした話に法則だ摂理だと持ち込むこと自体、
> > > そもそも間違っていると言いたかった訳です・・・・

> > 私は自分の話に法則だ摂理だと持ち込み、
> > 自分の話を相手に納得させるタイプです。
> > 大変なご不快感を与えてしまい申し訳ございませんでした。

不快感・・・と言うよりも、警戒感と言った方が近いのかも?
もっとハッキリ言ってしまうと、
「Aを表す法則が、Bでも使える訳ではない」と言う事でしょうか。
個人的な経験なのですが、どうも文系の方というのは、
そうした部分を簡単に飛躍してしまいがちな人が多いように感じるんです。
で、理系側が最も警戒するのは、無知や迷信など以上に「疑似科学」であり、
法則適用の飛躍というのは、その疑似科学に結び付き易いんですよ。


> > > であるならばと、例えば国民新党などは、
> > > 「困っている末端に直接金を配った方が安上がり」だと主張してますね。

> > でも、定額給付金みたいに大非難を浴びそうだな。

大雑把に言ってしまえば、定額給付金の大規模で恒久的なモノですよね。
新党日本やホリエモンなども同様の提案をしていますが、
現状の社会感覚から、大きな変革を迫る制度ようなやり方ですからねえ。
この政策案は「ベーシック・インカム」と呼ばれるモノなのですが、
これをもうちょっと詳しく説明しますと、
全ての国民へ例えば毎月8万円ずつとか、生活するのに必要な最低額を配るんです。
その代わり、年金や生活保護などは全てカットして、公務員の数も大幅に削減すると。
簡単に言えば、生きていける事は国が保証するから、
行政に任せている事も自分たちでやり、贅沢をしたければ働いて、って感じですね。
生活は保証されるので、ボランティア活動や文化的活動が盛んになり、
企業側は労働者を、かなり安い賃金で雇う事も可能になると。
個人的には、別に日本でなくても良いので、
「社会実験」として、ちょっと見てみたい気はします(笑)。

まあ、仮に日本でやる実験的にとすれば、
地方分権が達成された後の沖縄とかでやってみれば面白いかも?
とは言え、全ての県民にとか、全てを円でとか言うのは難しいでしょうから、
地域通貨を使い、年金や公的手当に地域通貨を混ぜるという形で。
例えば、沖縄県内でしか使えない地域通貨(1円=1琉球円)を沖縄県が発行し、
そして12万円の年金に加え、8万琉球円もプラスして配布したとします。
続いて、この地域通貨(琉球円)の使用方法ですが、
まずは県からの許可制で、全額琉球円でも買い物OKな「使用可能店」を指定し、
電気・水道・ガスなどの公営企業を、その使用可能店にします。
こうする事で少なくとも公共料金だけは、配布された琉球円で支払いが出来ます。
県が発行し、公共料金を払える事で、琉球円の信用はそれなりに確保できると思います。
一方、使用可能店への特典として、税金の支払額を50%まで琉球円OKとします。
また、非指定店でも10%までは琉球円での納税を許可する事で、
非指定店では地域通貨が「公的なクーポン券」と機能するようにします。
金が回ってこその経済ですし、琉球円はそれを促進させる役割を担うわけです。
これがうまく定着するようなら、県からの公共工事でも一部を琉球円で支払ったり、
(本来は90万円の工事を、80万円+20万琉球円みたいに、受注企業も損しない形で)
配布家庭の対象を弱い世帯からドンドン広めていく形にすれば、
「地域通貨によるベーシック・インカム」とも言えるかも?
沖縄って「東アジアのシンガポール」を目指せる立地にありますので、
海路・空路の中継地を築き、関税や倉庫などの対策で交易を盛んにさせ、
交易や観光などで訪れる外国人へ、両替額に応じて琉球円を配っても良いですし。
また、円と琉球円の2本立で、琉球円の流通量を県側が調整する事で、
インフレやデフレの調整も出来るかも知れません。
・・・って、経済や政治なんか思いっ切りド素人な人間の稚拙な妄想ですけどね(笑)。


> > > > > 見て下さい、縄文人の高炭素生活っぷり↓を(笑)。
> > > > > http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/img/163_zu02a.jpg

> > > > 縄文時代の温暖化は自然界の活動が原因であって。

> > > ですから、そう言う話をしている訳ですよ。
> > > 縄文人の高炭素生活って、一体どんなのですか?(笑)

> > そうというと何でしょうね????????
> > 縄文人の高炭素生活って?

> あれ?これって、皮肉というか、婉曲的な表現というか・・・。
> 管理人さんは、最初の聖職者さんの意見を否定はしていないってことでは・・・、違うかな?

まあ簡単に言ってしまえば、自然とは人間の行動に関係なく、
今までに幾らでも変動を起こしてきたのである事を、
逆説的なジョークとして言っているだけですよ。
「自然が大事、自然を大切に」と言いながら、
小中学校で学ぶ程度の自然の知識すら、欠けている人も多いですからねえ。
だからと言って、武田邦彦みたいな行き過ぎた懐疑派にも与しませんけど。
ぶっちゃけ、過度な主張をしている人というのは、
立ち位置が違っていたとしても、大元は同種のタイプであり、
問題の本質自体には興味がないように感じるんですよねえ・・・・


> > > > というより、日本の農業も立て直しはもう無理でしょうな。
> > > 例えば米作であれば、30ヘクタールくらいあれば結構儲かるのですが、
> > > 日本では7割の米作農家が1ヘクタール以下でやってますので、
> > > 効率化を考えれば、まずは田畑の集約化でしょうね。

> > 大規模化が正解ですか・・・・・・

私がそう思うだけで、正解かどうかはまた別問題かと。
別に私は、農政の専門家でもありませんし(笑)。

> 農地の集約化に関しては、
> 自民党が補正予算で費用を盛り込んでいたのを、民主党が「効果が疑問」ということで、
> 削除するという話を聞いたような。

小規模な農地って、一面では「よく整備された住宅地候補」であり、
また農地は税金も安い事から、売却目的でキープしている兼業農家も居るんですよ。
で、自民党のいう集約化とは、そうした農地を他の農家へレンタルさせる事で、
集約化の為の資金投入も、レンタルする側に配るというモノですからねえ。
これでは恐らく、最終的な集約化には繋がりませんし、
「売却用としてキープ出来る上に、国から金まで貰える」となる可能性も・・・・

> > でも、戸別補償でどれだけ田畑の集約化が進むのやら、
> とりあえず、個別補償で集約化が進むとは思えないのですが・・・。

さあ? それは解りません(笑)。
「集約すれば効率が上がるのでは?」というのは私の意見であり、
「農家への戸別保証を」というのは民主党の意見ですので、
民主党が「戸別保証で農地の集約化を」と言っている訳ではないですからねえ。
もっと言えば、このスレッドで私は民主党の掲げる政策を説明しているだけで、
必ずしも私個人がそれらに賛成しているとは限らない事は認識しておいて下さい。
正直言って「高速無料化」とか、1つの社会実験として結果に興味はあっても、
政策としては別に、個人的にはどうだって良いですし(笑)。

日本が世界に冠たる文化的国家(文明国)であってくれさえすれば、
個人的に関心があるのは、「科学振興」くらいです(笑)。
ここ数日は、民社国による連立協議というプロレスよりも、
H2Bロケットの打ち上げの方に、より私の関心は向いてましたし。
そう言う意味では、今回誕生する鳩山内閣には少し期待してますね。
・総理大臣 鳩山由紀夫(東京大・工学部計数工学科)
・国家戦略 菅直人(東工大・理学部応用物理学科)
・官房長官 平野博文(中央大・理工学部電気工学科)
と、日本では前代未聞の理系内閣の誕生ですからねえ。
そもそも過去の理系出身の総理大臣って、強いて言っても、
土木専門学校出の田中角栄と、水産学校出の鈴木善幸だけでしたので、
純粋な理系出身の総理大臣としては、今回の鳩山が日本初なんですよ。
まず最初に取りかかるのは、麻生内閣が駆け込み作業で支援先を決めてしまった
補正予算からの2700億円にも及ぶ最先端研究支援の検証かな?
1カ所につき平均で90億円も突っ込むそうなので、
まずはもっと、情報の公開をしっかり行って欲しいものです・・・・

・・・って、話が脱線しましたので、ここで話を戻しますが、
まあ一応、私なりに「戸別保証から農地集約へ」と繋がる道を考えみますか。
とりあえず、農業大国であるアメリカやオーストラリアとFTAを結んで、
自由競争によって農作物の価格を下がりますので、
小さな兼業農家では、ほぼ利益を見込めなくなります。
戸別保証があると言っても、赤字分を補填してくれるだけですので。
そして、それと同時に住宅地転売時に高い税金を掛ける事により、
売却目的での農地キープに制限を掛ける事で、
小さな兼業農家は、専業農家への農地売却か、利益のでない農作を強いられます。
結果として、専業農家へと農地が集約されて行き、
また、農業へ挑戦しようという若い世代も、農地の取得が楽になり、
その上、戸別保証によって赤字がない為、軌道に乗るまで安心して農業を行えます。
集約化をもっと加速化させるなら、法人の農業参加を大幅に緩和して、
農地の相続税を上げ、農地買い取りの公的機関を設置する事でしょうね。
農業法人による大規模多角農業なら、安定的な収益を望めますし、
「農業サラリーマン」として、就農希望者も更に入りやすくありますからねえ。
って、ある意味でこれは、戦前の農業体制を近代化するだけなのかも?(笑)


> それと、食料自給率に関しては「もやしもん」の今週号で少し触れていましたねぇ。
「もやしもん」はアニメで見ましたけど、原作は未読なんですよねえ。
読んでみたい作品の1つなんですが、どうも私は漫画を読む機会自体が少ないもので。
例えば本屋へ行っても、私はほとんどマンガ・コーナーには立ち寄りませんし。
その一方で父と弟が漫画好きなので、屋根裏部屋に数千冊の漫画本があったりはします(笑)。
考えてみたら、私自身が揃えた漫画作品のシリーズって、
「ストッパー毒島」「蒼天航路」「忍空」くらいかも?
ところで、その食料自給率の話題は、どんな事が描かれてましたか?


[12423] まとめレス返信 削除
2009/9/13 (日) 19:03:33 徳翁導誉

> > ・総理大臣 鳩山由紀夫(東京大・工学部計数工学科)
> > ・国家戦略 菅直人(東工大・理学部応用物理学科)
> > ・官房長官 平野博文(中央大・理工学部電気工学科)

> でも、その方々って、なぜか理系っぽいイメージがないんですよね・・・、なぜだろう。

そもそも、文系主導である今の日本社会で、
「政治家になろう」という事自体、一般的な理系のイメージとは離れるのかも?
でもまあ、市民運動家あがりの菅とかはまだしも、
鳩山などは結構、理系人間っぽい所を見せている気がしますよ。
何と言って鳩山の話は、その内容が解り辛いですから!!(笑)。
説明下手な人は多いですよね、理系の人間って。

> ただ、鳩山さんは確かに理系大学出身ですが、専攻は経営工学ですね。
> 最終的な経歴は、専修大学経営学部助教授のようですし・・・、純粋な理系首相と言うのには違和感が在ります。

土木や水産に比べれば、数理は完全に理系だと思いますよ。
結局は、その数理を何に使うかの違いであって、
ウォール街で金融工学をやってる人間なども、理系出身者ばかりですし。
でもまあ、「理系」の定義次第ではありますが。

> てか、菅さんは弁理士資格持ってるんですねぇ。しかも、学部卒の翌年て・・・、すごいな。
その方面でのバケモノ議員というと、代表格は自民党参議院の古川俊治ですかねえ。
医師(慶応医学部教授)でありながら、司法試験にも合格した弁護士で、
オックスフォードではMBAも取ってきたという経歴の持ち主です。
2年前に出馬した時には、思わず「違う分野で活躍してくれ」と思ってしまいました(笑)。
ちなみに、別に血縁関係はないのですが、
民主党衆議院にも古川元久という経歴バケモノが居て、
こちらは20歳で司法試験合格した元大蔵官僚で、当選5回の大臣候補です。

> > ところで、その食料自給率の話題は、どんな事が描かれてましたか?
> 「自給率はそれ自体をみて騒いでも意味が無い」という登場人物の言葉と共に、次回へ・・・。
> というわけで、今回はまだ導入部分したね。

なるほど、話の方はまだこれからって感じですね。
教えて下さり、ありがとうございました。


> かつての中世では天動説が正しいとされていたように、
> 人々は誤りでさえも真実であると認識することはあるでしょう。
> 事実・正しさが誤り・嘘に負けることだって多々あります。

う〜ん、それもちょっと違うんですよねえ・・・・
科学とは、より真実に近付こうと、近似解の精度を高めていくのであり、
「こちらの方が、より真実に近いだろう」という話をするだけで、
「これこそが真実だ」とは、あまり言わないモノなんですよ。
定説が変わるというのは、「これが最も高い山だろう」と登ったら、
向こうの方に「もっと高い山があった」というだけの話であり、
明確に「真実」と定義してしまうのは、それは科学の皮を被った「宗教」ですよ。

また、似非科学でよく使われる手法に、
「定説は変わるモノだから、私の唱える説こそ正しい」というのがありますが、
更に高い山が見つかる可能性と、その人が見つけた山が最高峰である事は無関係で、
見つけた山が最高峰である事を示すのは、それを証明する客観的な証拠だけです。
定説が変わるというのは、より正しいと思われる証拠の新発見があればこそで、
証拠も無しに新発見を訴えても、それで真実に近付ける訳がありません。

> それは置いておいて、沖縄県でそれをすると、
> 日本円の信頼が問題になりますな。

いや、日本円の信頼があるからこそ、
補助的な通貨として、地域通貨が使えるのだと思うんですけどねえ。
また、地方分権化が為された後の沖縄と言う事で、この案も、
豊かな州から沖縄へと交付されるであろう金を頼りにしている面があります。
完全な独立採算であれば、この案は恐らく機能しないと思いますので。

> 結局は各農家の近代化ないしは努力に期待するしかないようですな。
ある意味、農業の「近代化」はしてるんですけどねえ。
例えば、各農家がコンバインを所有する事で、
途上国の農業よりも、遙かに効率的な農業が可能となります。
しかし、農地が小さすぎれば、経費面での恩恵は表れません。
(時間的な恩恵により、兼業化を可能にはしましたが)
例えば1台のコンバインで、50ヘクタールを耕せる機能があったとして、
その農家が0.5ヘクタールの農地しか持っていなければ、
1ヘクタールあたりのコンバイン経費が100倍になっちゃいますからねえ。
だからこそ、「農地の集約化」の話になってくる訳です。

あと、各農家の「努力」でどうにかなる問題ではないですよ。
経済にしても、農業にしても、個人で出来る事などたかが知れてますので。
だからこそ「政治」がある訳で、自民党や民主党が示した案に対して、
それを有権者がどう判断するかと言うのが「選挙」である訳ですから。


[12448] まとめレス2返信 削除
2009/9/16 (水) 19:23:53 徳翁導誉

> 民主党はより大胆に事業の要否を判断する方針で、ロケットの打ち上げなどを事業とする宇宙航空研究開発機構(JAXA)について「もはや必要ない」などの声も出ている。
> http://mainichi.jp/select/biz/news/20090913ddm008010057000c.html
> 将来を見据える気が無い党。さすがですw
> 鳩山がどう判断するかですね。

正直な所、この件に関して、私はあまり心配はしてません。
6年前にロケット打ち上げを失敗して、いろいろと厳しい声が上がる中、
宇宙議連を立ち上げた宇宙開発推進派の代表的議員が、新首相の鳩山由紀夫ですし、
また選挙中にも海外メディアを前に、目指す国家像を「科学技術立国」と標榜して、
今後の科学技術予算の増額を示唆してましたからねえ。
(ちなみに現状、日本は年間5兆円、アメリカは17兆円、中国は10兆円らしいです)
それに、JAXAを所管する文部科学省の大臣には、
京大工学部の大学院を出て、東レで研究開発をしていた川端達夫を据えており、
「JAXAを潰そう」とか考えている体制のようには、とても見えません・・・・
「JAXAなどを統合して、宇宙庁(日本版NASA)を作る」という事なら解りますが(笑)。
http://www.asahi.com/politics/update/0814/TKY200908140147.html
取り敢えず、明後日18日(金曜日)の早朝には、
先日打ち上げた日本の無人補給機「HTV」が、
国際宇宙ステーションにドッキングしますので、
ひょっとしたら、何かコメントを出すかも?(出さないか・笑)

と言いますか、その記事を読んで違和感を抱きませんでしたか?
カギ括弧付きで引用されているのに、発言者が不明なんですよ。
「ある民主党議員は」とかすら書かれてませんし、
強いて解釈するなら、前出の「財務省幹部」となってしまいます。
「誰が発言したのか?」「本当に発言者が居るのか?」は解りませんが、
こういう記事の書き方の場合、ぶっちゃけて言ってしまえば、
「もはや必要ない」と思っているのは、記事を書いた記者本人なんです。
意図的か否かは別として、そうした記事には安易に乗らない方が良いと思いますよ。

あと、科学をやっている人間であれば、
悲しいかな、「これって何か役に立つの?」と言われ慣れておりますので、
実際に縮小や廃止という動きを見せ始めない限り、
当事者でもなければ、「ああ、またか」って感じではありますけどね(笑)。
一定数・・・いや、大多数の人から、そう思われているのは自覚してますので。


> 宗教が神を信じさせるのなら、科学は定説や理論を信じさせる宗教ですよ。
「客観的に、信じざるを得ないから信じる」のと、
「主観的に、信じたいから信じる」のとでは、
同じ「信じる」でも、その中身は根本的に異なりますよ。
もちろん、前者は科学のことであり、後者は宗教のことです。
例えば量子力学なんて、感覚的には信じ難くても、
実験結果を見ると、信じざるを得ないという世界です・・・・

> 下手に権利を持たせると独立しそうですな。
「地方分権運動は国家分裂工作」と唱えるタイプでしょうか?(笑)

> > だからこそ、「農地の集約化」の話になってくる訳です。
> 先進国で農業が生き残るには地域密着か膨大な補助金が要りますね。

集約化とは効率化の話であり、地域密着や補助金とはまた別ですよ。


> たとえば、今、実験段階らしいですが、ある植物から燃料資源が取れるそうです。
> そして、それを実用化し、日本の休耕地を利用してその植物をそだてると
> 休耕地の範囲内だけで日本は燃料輸出国になれるらしいです。

耕作放棄地は日本全体で22万ヘクタールですか。
で、1ヘクタールで作られるバイオ燃料は石油換算13.5トンらしく、
単純計算では、およそ石油300万トン分ですか。
ちなみに、日本のエネルギー消費量が石油換算でおよそ5億トン分となると、
効率を現状の100倍以上にしても、とても足りないですねえ・・・・
もちろん、そうした研究をしている人もいるのでしょうが、
「海藻」の方が、実現性はまだ高いんじゃないですかねえ?
ちょうど日本は四方を海に囲まれており、養殖には適してますから。


[12485] まとめレス3返信 削除
2009/9/20 (日) 16:49:57 徳翁導誉

> > 宇宙議連を立ち上げた宇宙開発推進派の代表的議員が、新首相の鳩山由紀夫ですし、
> > また選挙中にも海外メディアを前に、目指す国家像を「科学技術立国」と標榜して、
> > 今後の科学技術予算の増額を示唆してましたからねえ。

> 鳩山は過去の発言ってあてになるんでしょうか?

では、木曜日の前原の発言も付け加えておきますか↓
「前原国交相:宇宙関係部門を内閣府で一元化」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090918ddm003010114000c.html
と言いますか、そもそも「JAXAを潰す」なんて話自体が非現実的ですし、
「宇宙開発なんか要らない」という理系オンチは、
民主党や自民党に限らず、何処の世界にだって必ず一定数は居ます。
ハッキリ言って、出元不明の「もはや必要ない」程度の記事で騒ぐのは、
騒ぐ事自体が目的か、それに乗せられてるかのどちらかですよ。

> 昨日の発言すらあてになるかも怪しい人物だと思ってますから何年も前のことなど・・・・・
鳩山の発言の問題は、思った事がすぐに口にしてしまう所なんですよねえ・・・・
政治家として、「これは正しい」とか信念は持つタイプなのですが、
自分の考え方を安易に口外してしまうから、異なる立場の人から反発を受け、
自らの発言の後、前言を濁すような発言をするハメを繰り返すと。
まあその辺が、発言がブレるとか、一貫性がないと言われる要因でしょうね。
小沢とは正反対に、聞かれてもいない事までペラペラとよく話しますから(笑)。
って、日本国の首相として、あの口の軽さは、私もかなり心配なんですよねえ・・・・
とは言え、政治信条的には、あまり鳩山はブレを見せていないような気がします。
取り敢えず直近では、記者クラブへの対応がそれを計る試金石となるかと。

鳩山自身の発言では、記者会見は開放されるはずだったのですが、
首相就任や大臣就任の会見は結局、記者クラブ制度が維持されましたからねえ。
その前日まで、記者会見はオープンで行われていたモノが、
政権に付いた途端、岡田・小沢・鳩山と歴代代表の前言を翻し、
大手マスコミによる記者クラブを維持するとは、かなりふざけてますよ。
その上、鳩山がそれを直前まで知らなかった事など呆れる限りです。
この件に関しては、私は断固として民主党を非難しますし、
第一歩から躓いた事に、改革実行への不安度は高まりました。
その一方で、ここからが本当の見物だという思いもありますね。
今回の事で、改革に向けては対官僚と言うだけでなく、
政権内での各所属部署による利害関係も絡んでくる事を鳩山も実感したでしょうし、
今後も必ずトラブルは起きるでしょうが、問題なのはそれをどう対処するかですので。
国家戦略局と行政刷新会議が如何に機能するかは、本当に鳩山の指導力次第ですが、
まずは直近として、この「記者クラブ問題」がどうなるかは大変な注目点です。
まあマスコミの既得権益に関する事なので、大手メディアでは報じませんけども(笑)。

> 過去の発言で判断するとなると法相など冗談の様な存在ですし。
まあ個人的にも、行き過ぎる左翼議員の入閣はあまり好ましく思わないのですが、
何だかんだ言って民主党は、そうした議員の数も多いですからねえ・・・・
逆に言えば、「左翼議員の入閣を随分と抑えたモノだなあ」という感じもします。
まあ、実は鳩山も何気に、少し右寄りな部分がある政治家ですからねえ(笑)。
このまま行けば、千葉以上に厄介な岡崎トミ子や小宮山洋子などは無役ですし。
それにしても、「藤井入閣で小沢の介入がの程度が・・・」とか騒いだおかげで、
法務や国家公安に小沢に近い関係者が入った事を、マスコミはほとんど触れてませんね。
あと、農水に赤松とは、露骨に小沢の傀儡大臣で笑いました(笑)。
でもまあ、自民党離党から小沢に付いてきて入閣したのが藤井だけで、
その藤井も急に小沢との不和説が流れた事で、小沢にとっても都合の良い面々ながら、
一切そう言う感じには報じられない所は、小沢の勝利なんでしょうかねえ?

> それにあの党の選挙中の発言なんて高速道路無料化をみてもわかるように
> 全くといっていいほど信用できませんよ。

「高速道路無料化」の話題は、このスレッド内でも結構出ましたが、
「全く信用できない」部分って、具体的にどの辺ですか?
CO2排出に関しては、確かに見解が分かれる所でしょうが、
それ以外に関しては、そこまで引っ掛かる話って有りましたっけ?
ちなみに渋滞に関しては、東大の教授に「渋滞学」なんてやってる変わり者が居るので、
折角ですから、そう言った人材もブレーンとして活用して貰いたいモノです。
高速無料化を「社会実験」と位置付ける以上、そうした頭脳も必要でしょうし。

> > と言いますか、その記事を読んで違和感を抱きませんでしたか?
> なにせ毎日新聞ですからそれぐらいはしても不思議じゃないメディアだとは思いますが、
> 相手が民主党だけに真実であっても不思議じゃないわけで。

毎日新聞がどうとか、民主党がこうとか言う話以前に、
記事の書き方としてのレトリックの話をしているのですが・・・・
情報が持つ「ベクトル(大きさと向き)」の中で、
この記事はどう言った方向性を含む記事かと言う事ですね。
要するに、情報リテラシーの話です。


> > > 宗教が神を信じさせるのなら、科学は定説や理論を信じさせる宗教ですよ。
> > 「客観的に、信じざるを得ないから信じる」のと、
> > 「主観的に、信じたいから信じる」のとでは、
> > 同じ「信じる」でも、その中身は根本的に異なりますよ。
> > もちろん、前者は科学のことであり、後者は宗教のことです。

> 信じざるを得ないと何かを信じたいから信じる、
> それでも、言葉で表すと同じ「信じる」でしょう。
> こういうと言葉遊びになりますな。

いや、全然「言葉遊び」などではないですよ・・・・
失礼ですが下記の例などからも判断すると、「信じる」という事に対して、
「主観的に、信じたいから信じる」という観念しか持ち合わせていないのでは?

> なので、例っぽいのをあげると、
> 進化論なんて、アメリカとかでは信じていない人が多いですね。
> 彼らは神が世界を創造されたと主張しています。
> 進化論なんて信じざるを得ないのは含まれないのですかね?

まさにそれこそ、キリスト教という宗教によるモノじゃないですか。
「進化論という科学よりも、聖書の方を信じたい」という「信じる」に過ぎません。
聖書を信じたいと言うのは主観的な事であり、
客観的に見て、聖書の方を信じている訳ではありません。
また、例え同じく進化論を信じる人であっても、
ダーウィンや遺伝子などから客観的に信じるのと、
「科学は正しいだろうから」と主観的に信じるのとでは、それぞれ違います。
後者の場合、「科学は正しい」という信仰をしているだけですから。

> 後、実験データ・結果についてはどこまで信用できるかするのかということ問題もあります。
> ごく稀ですが、そういうデータや結果を偽造する方はいますからね。

そんな事をやっても、すぐにバレるから科学なのですが・・・・
「再現性」が有るからこその科学であり、
だからこそ、その結果は信じざるを得ないモノになるんです。
確かめずに信じるのは、それは科学ではなく宗教の範囲です。

> 世界的に独立が盛んになっています。
歴史的に見ても、ここまで独立やら国境線の変更やらがない時代も珍しいのでは?

> 確かに中央集権による制度疲弊は大問題ですが、
> 果たして、地方分権後に国家の統一を維持できるのでしょうか?

どうも感覚的に話しているような印象も受けますので、敢えて尋ねますが、
何がどのように「制度疲弊」を起こし、
どう言った事が「大問題」なのでしょうか?
また、ここで言う「国家の統一」とは具体的にどう言った事でしょうか?


> > > 休耕地の範囲内だけで日本は燃料輸出国になれるらしいです。
> > 耕作放棄地は日本全体で22万ヘクタールですか。

> まず、放棄地又は農業に使える土地はたしか30万ヘクタールほどあったような気がします。

放棄地と書いたのは、休耕地の定義が難しいからですね。
稲は植えてないけど水は張っていたり、別の野菜などを育てていても、
それを「休耕地」とする場合がありますからねえ。
ですので休耕地となると、30万ヘクタールと言う人もいれば、
40万ヘクタールとか、50万ヘクタールとか言う人も居ますね。

> > 「海藻」の方が、実現性はまだ高いんじゃないですかねえ?
> うる覚えですが、たしか唯の「藻」の話だった様な気がしますよ。

それって多分、ボトリオコッカスなどの「微細藻類」の事ですよねえ?
パイプがいっぱいあって、小さな藻によって水が緑色になってませんでしたか?
ただあれは、「農水業」と言うよりも「工業」に近いんですよねえ。
量産しようと思えば、どうしても工場のようになるでしょうし、
そう言った種類のモノなので、別に休耕地などに拘らなくても、
工場施設が作れる空き地さえあれば十分なんですよ。
って、逆に言うと、仮に休耕地が30万ヘクタールだとして、
それだけの規模で工場を作るとなると、かなり支出が嵩みそうな・・・・
「採算性」の話は、どうなっていたのでしょうか?
採算度外視で良いなら、食糧自給率100%達成もそこまで難しくないですし。


[12494] Re:まとめレス3返信 削除
2009/9/20 (日) 19:37:14

▼ 徳翁導誉さん

>
> > > > 休耕地の範囲内だけで日本は燃料輸出国になれるらしいです。
> > > 耕作放棄地は日本全体で22万ヘクタールですか。

> > まず、放棄地又は農業に使える土地はたしか30万ヘクタールほどあったような気がします。

> 放棄地と書いたのは、休耕地の定義が難しいからですね。
> 稲は植えてないけど水は張っていたり、別の野菜などを育てていても、
> それを「休耕地」とする場合がありますからねえ。
> ですので休耕地となると、30万ヘクタールと言う人もいれば、
> 40万ヘクタールとか、50万ヘクタールとか言う人も居ますね。


なるほど。そこまでは知りませんでした。

>
> > > 「海藻」の方が、実現性はまだ高いんじゃないですかねえ?
> > うる覚えですが、たしか唯の「藻」の話だった様な気がしますよ。

> それって多分、ボトリオコッカスなどの「微細藻類」の事ですよねえ?
> パイプがいっぱいあって、小さな藻によって水が緑色になってませんでしたか?
> ただあれは、「農水業」と言うよりも「工業」に近いんですよねえ。
> 量産しようと思えば、どうしても工場のようになるでしょうし、
> そう言った種類のモノなので、別に休耕地などに拘らなくても、
> 工場施設が作れる空き地さえあれば十分なんですよ。


そうなんですか?
全くそういう報道はしてませんでした。
まぁでも、実名挙げて報道されてましたし、
信頼できるかなと思ったんですけどね・・・。

> って、逆に言うと、仮に休耕地が30万ヘクタールだとして、
> それだけの規模で工場を作るとなると、かなり支出が嵩みそうな・・・・
> 「採算性」の話は、どうなっていたのでしょうか?
> 採算度外視で良いなら、食糧自給率100%達成もそこまで難しくないですし。


採算性は、考えてなかったかもしれません。
燃料効率と出来るぞってだけでしたね。
輸出で儲ければ・・・って話はしていたかもしれませんが・・・。


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