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[13580] アジア杯予想大会&W杯開催地決定返信 削除
2010/12/5 (日) 19:49:24 徳翁導誉

サッカー・アジアカップの開催まで後1ヶ月余りとなり、
先週には、2018年と2022年のワールドカップ開催地が決まり、
今週には、UAEでクラブ・ワールドカップが開幕という事で、
ちょっと早めではありますが、今回もアジア杯の予想大会を開催します。
http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/asian_cup2011/asian_cup.cgi
アジア杯の開幕自体は、年明けの1月6日(木)なので、
登録や予想の期日は、その前日までのなのですが、
今から始めれば、年末最終週に行われる天皇杯にも間に合うので、
ついでに、天皇杯の優勝予想もボーナス・ポイントとして行います。


それにしても、ワールドカップの開催地ですが、
2018年のロシアはまだしも、2022年がカタールとは・・・・
正直、完全に想定外でしたよ!?
私の情勢分析能力も、まだまだ甘いですね(笑)。
2年前に東京も落選した2016年の五輪招致レースでは、
カタールの首都ドーハは、最終選考にすら残れなかった以上、
1都市で開催の五輪ではなく、国全体で開催するワールドカップは、
五輪招致以上に、成功の確率は低いだろうと疑ってませんでした。

実際、視察による評価報告書では9カ国中、カタールは最下位でしたし、
その上、カタールの投票への不正疑惑も報じられている最中でしたので。
まあ、ワールドカップを開催するFIFAが、五輪を開催するIOC以上に、
腐敗しているのは知ってましたけど、まさかここまで酷いとは・・・・
2002年の日韓W杯招致の時にも、視察に来た委員たちに、
「韓国は自動車をくれたのに、日本は記念品しかくれない」とか言われ(笑)、
そして今回は、カタールの応援団を務めただけのジダンが13億円の報酬なので、
カタールに投票した委員たちには、一体どれくらい入った事やら?
悪い噂の絶えないFIFAの会長が、通常は1大会ずつの決定なのに、
今回だけは、自分の任期がないかも知れない2大会先まで一気に決め、
しかもカタールのオススメしていた時点で、ここまで予測すべきでしたね。
そこまで読んでオッズを付ける英国のブックメーカーは、やはり流石です!!
まあ、FIFAの不正記事が載るまで、2018年の最有力候補だったイングランドを、
最下位で落選させるまで腐っているとは、予想外だったみたいですが(笑)。

でもまあ、既に決まってしまった話なので、その過程の話はもう良いとして、
ロシアとカタールでの大会がどうなるか、それはそれでちょっと楽しみですね。
両大会とも時差的には、日本でのテレビ観戦には最適な時間帯ですし。
まずロシアは、会場がウラル以東のヨーロッパ地域に限定され、
日本に近いウラジオストックなどで行われないのは、正直言って残念ですが、
来年からロシア・リーグは、厳しい冬に合わせた今までの春秋制から、
ヨーロッパ標準の秋春制へ移行する事が決まっており、
その為の大規模なスタジアムの改修や新設が必要だった訳ですが、
ワールドカップが来るとなれば、それも一気に推進できるでしょうし、
そうしてロシア・リーグの方も更に活性化すれば、面白そうですからねえ。
ウラジオストックのチームが1部に居れば、日本からも気軽に、
欧州最前線の試合を観戦する事も、不可能ではなくなりますし、
いっその事、日・中・韓が出資してウラジオストックのチームを強くし、
欧州チャンピオンズ・リーグに出場させるのも面白いかも?(笑)

続いて、問題のカタールですけど、
面積は秋田県とほぼ同じで、人口は140万人(W杯の観客は300万人以上)と、
オイル・マネーがあるとは言え、本当にこの国でW杯が出来るのかどうか?
確かに、カタールの首都ドーハなどは、UAEのドバイと並び、
ここ10年で急速に開発が進んだ中東有数の国際都市ではありますが、
(実際、人口140万人でも国民は30万人で、後は出稼ぎなどの外国人)
今回決まったワールドカップの開催条件では、最低でも、
・8万人以上収容のスタジアムを1つ
・6万人以上収容のスタジアムを1つ
・4万人以上収容のスタジアムを8つ
となっているのに、アジアカップ開催を控えた現状で、
5万人収容が1つに、1万以上が4つですからねえ。
しかも、W杯開催時期の6〜7月は、平均気温が40度を越え、
その為に今度のカタール・アジアカップも、1月開催になった程です。
(でもその御蔭で、日本は来年6月のコパ・アメリカに出られるのですが)
日程上、絶対に昼間の試合が必要なW杯で、中東の熱さをどうするんでしょ?

まあ、カタール側は、スタジアム建設に3000億円を注ぎ込んで、
太陽光発電で冷房完備のスタジアムや練習場を作り、
インフラ整備には4兆円を注ぎ込み、鉄道や地下鉄を新設し、
首都ドーハに6会場、首都近郊に4会場、他都市に2会場と集中させ、
全試合を観戦可能(スタジアム間の移動は最長でも1時間)するそうですが、
本当にそこまで大開発を出来るなら、それはそれで見てみたい(笑)。
まあインフラ整備の方は、既にドイツなどが請け負っちゃてるので、
日本としては、スタジアム建設にでも食い込めないかなあ?
構想では、こんな凄いスタジアム↓を9つも新設するみたいですし。
http://edmundo036.sakura.ne.jp/blog/wp-content/uploads/2010/09/DSC01561.jpg
http://edmundo036.sakura.ne.jp/blog/wp-content/uploads/2010/09/DSC01562.jpg
http://edmundo036.sakura.ne.jp/blog/wp-content/uploads/2010/09/DSC01563.jpg
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って、こんな小さな国で、こんなスタジアムを乱立させて、
ワールドカップが終わった後には、一体どうするつもりなんですかねえ?
カタール代表自体、未だワールドカップ出場経験がない上に、
代表の8割が帰化選手では、代表人気なんてモノは生まれ難いでしょうし、
更に自国のカタール・リーグは、こんな感じ↓で王族の玩具だそうで・・・・
http://number.bunshun.jp/articles/-/12494
まあ大会終了後には、途上国のスタジアムに座席を進呈する計画もあるそうなので、
ひょっとして、大会終了後には大部分を取り壊しって事も!?
もしそうなったら、それはそれで「エコ」が叫ばれる昨今、
かなり剛毅な事なので、ちょっと見てみたい気も(笑)。
あ〜、でもこれが日本なら、もっとテンションが上がったんでしょうけどねえ。
1964年の東京五輪で新幹線が開通した時みたいに、
12年後のワールドカップを契機に、リニア開通が前倒しでもされれば、
日本の動線も大改造され、日本に漂う閉塞感も吹き払えたかも?

と、終わった事を言っていても仕方ないので、カタールに話を戻すと、
4年前のドーハ・アジア大会(アジア版五輪)を見る限り、
恐らくスタジアムだけは、キッチリ作り上げて来ると思います。
ただ心配なのは、選手や、特に観客の扱いがどうなるか何ですよねえ・・・・
アジア大会では、本当に立派なメイン・スタジアムを作りましたし、
開会式では、同年に行われたトリノ五輪のそれよりも莫大な資金を掛け、
最後には、今回のW杯招致委員長でもあったモハメド王子が、
馬に跨ってスタジアムの階段を駆け上がるド派手な聖火点灯を見せました。
確かにテレビからの見た目は良かったですし、王族もさぞ満足だったでしょう。
ですがその一方で、選手やコーチなど参加者の宿泊施設は全体の15%も不足し、
2人部屋に簡易ベットを入れ、更にコーチは床で寝るなど、
金の掛け方が完全に王族本意で、スポーツ大会としての在り方は最悪でした。
選手ですらこれですから、観客の宿泊施設など言わずもがなの状況で・・・・
流石にW杯では、選手がそこまで劣悪な環境に置かれる事は無いでしょうが、
アジア大会の比ではない外国人観客の数を、一体どうするかは見物です。


[13605] アジア杯・各グループ紹介返信 削除
2010/12/12 (日) 15:58:39 徳翁導誉

ワールドカップに比べると、出場国の事が分かり辛い面もあるので、
簡単にですが、私なりに各グループを説明してみます。
予想の一助となれば幸いです。
(まだ予想していないので、私の登録は来週末を予定してます)


【Group A】
・ウズベキスタン[FIFA 108位:24ポイント]
・クウェート[FIFA 103位:36ポイント]
・カタール[FIFA 117位:37ポイント]
・中国[FIFA 87位:39ポイント]

どの2ヶ国が突破するか分からない混戦のグループ。
その中でも一歩リードするのは、アジア5強に次ぐ存在のウズベキスタン。
旧ソ連の構成国でロシア人も多いこの国は、豪州と並びアジアでは異質な存在です。
それに続くのが、今年10月には決勝でイランを破って西アジア選手権を制し、
続けて12月に決勝でサウジを破ってガルフカップを制した中東の古豪・クウェート。
そして今大会の開催国であり、先日2022年のW杯開催も決まった大注目のカタール。
(カタールは今回、スタメンのうち何人を帰化選手で固めるのでしょうか?・笑)
これに前々大会で準優勝した中国が絡み、まさに予想が付かないグループです。
日本が決勝トーナメントに進出した場合、初戦はこの組の突破国と当たりますし、
かなり注目のグループと言えるかも知れません。


【Group B】
・日本[FIFA 29位:5ポイント]
・サウジアラビア[FIFA 72位:10ポイント]
・ヨルダン[FIFA 102位:50ポイント]
・シリア[FIFA 105位:55ポイント]

ここは日本とサウジの2強グループで、突破はその両国で決まりでしょうか?
シリアも、ヨルダンも、決して侮れはしないチームではありますが、
直近5大会で優勝3回の日本と、直近7大会で決勝進出6回のサウジと同居では、
さすがにシリア・ヨルダンの突破は、客観的にも厳しいでしょうねえ・・・・
日本とサウジの直接対決も、グループ・ステージの最終戦に組まれてますし、
初戦で当たるA組には、アジア5強(日本・韓国・豪州・サウジ・イラン)が不在で、
1位突破争いも白熱しなそうなので、淡々と消化する試合になりそう・・・・
まあ日本もサウジも、真の本番は決勝トーナメントに入ってからでしょうかね?


【Group C】
・オーストラリア[FIFA 26位:6ポイント]
・韓国[FIFA 40位:8ポイント]
・バーレーン[FIFA 92位:35ポイント]
・インド[FIFA 142位:200ポイント]

こちらもB組同様、豪州と韓国の2強グループです。
まあ豪州は、アジアに参入してからの月日がまだ浅く、
前回の東南アジアに続き、今回の中東でも、その環境に苦しむかも知れませんし、
一方の韓国も、直近5大会で3位2回とアジア杯ではあまり結果を残せていません。
(だからこそ韓国は、パク・チソンを中心に50年ぶりのアジア制覇に燃えています)
バーレーンは今年の南アフリカW杯にも、あと一歩で出場できた実力国であり、
豪州や韓国と言えども、下手をするとバーレーンに足を掬われる可能性も?
また、この組で別の意味で注目なのが、チャレンジ杯優勝枠で出場のインド!!
チャレンジ杯とは、アジア下位グループの底上げを目的に行われている大会で、
その優勝国にはアジア杯への出場権が与えられる事になったのですが、
優勝国とは言え所詮は下位グループなので、実力的にはハッキリ言うと場違い。
逆に、そんなインドがどこまで出来るのかが、今大会の注目点の1つでもあります。


【Group D】
・イラン[FIFA 65位:15ポイント]
・UAE[FIFA 104位:26ポイント]
・イラク[FIFA 101位:27ポイント]
・北朝鮮[FIFA 107位:28ポイント]

「UAEがUSAならなあ(笑)」と思わせる組み合わせ。
ブッシュ言う所の「悪の枢軸」が、全て揃い踏みなグループです。
でもまあ、このグループは実力伯仲の4ヶ国が集まっているので面白いですよ。
その中でも一歩リードは、アジア5強の一角・イランでしょうねえ。
ここ数年は不調でしたが、最近復調の兆しが見えてきてますし。
ただ、決勝トーナメントに進出しても、初戦の相手は恐らく韓国or豪州!!
って、ここ4大会、イランと韓国は毎回初戦で潰し合ってるんですよねえ(笑)。
しかも、いつも日本とは反対の山で(日本が好成績を残す要因の1つがこれです)。
とは言え、実力国の揃うこの組では、イランが突破できない事も十分に有り得ます。
イラクは前回大会の王者ですし、北朝鮮は南アフリカW杯の出場国です。
そしてUAEも、昨年のU-20W杯ではベスト8(アジア予選は優勝)、
今年のアジア大会でも準優勝するなど、若手世代が物凄く良いんですよねえ。
確かにイランは強いですが、どの国が突破しても可笑しくない拮抗のグループです。

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