| > 春場所が中止でいったいどうなってしまうのか。
中止する事自体は、まあ比較的簡単に出来る事ではありますが、
一度止めていまうと、再開するのが本当に難しくなるんですよねえ・・・・
再開するには、それ相応の納得させられる材料が必要になりますし。
正直言って、私はそういうのが大っ嫌いなのですが、
ここまで騒がれてしまうと、それなりの「生け贄」を用意しない限り、
春場所だけでなく、夏場所や名古屋場所も中止に為りかねない状況かと。
野球賭博の件にしても、大嶽親方はまだしも、琴光喜に関しては、
処分を受けた他の力士たちと比べても、完全に生け贄でしたからねえ。
・理事会メンバーの半数を外部有識者に。
・親方の理事会メンバーと師匠の兼務禁止。
・年寄株の売買禁止と、取得過程の協会管理。
・部屋数を50から30に減らし、協会の支配下に。
・他競技を参考に、幕内力士との明確なプロ契約化。
などなど、先日の独立委員会で、上記のような提案が為されましたが、
これが本当に実行されるのであれば、それは本当に凄い大改革ですけど、
普段あまり相撲は見ないけど、「八百長、八百長」と騒ぐ人たちには、
改革の中身なんかより、大物のクビを刎ねた方が解り易いですからねえ。
それに、この提案にしたって、親方衆の大抵抗が予想されますし、
提案の実行するにしても、具体的な方法論までは未提示な状態で、
本当にこれから、大相撲はどうなって行く事やら・・・・
そこでキーマンとなって来るのが、やはり貴乃花なのでしょうかね?
去年の理事選以降、マスコミからは「若き改革派」として扱われてますし、
予想される放駒理事長の引責辞任後、改革の象徴として新理事長に据えれば、
世論・・・と言うか、マスコミや文科省の後押しを背景として、
親方衆の抵抗を押さえ込む事も、不可能とは言えませんし、
これをうまく演出して世間に見せられれば、大物の生け贄を出す事無く、
事態を収拾して行く事も出来るかもしれません。
貴乃花は融通が利かないので、改革自体がうまく行くかは別として、
少なくとも、改革を妥協せず断行する事は出来るでしょうしね。
ちなみに個人的には、相撲協会も、文科省も、マスコミも、世論も、
琴光喜をスケープゴートにして、野球賭博問題を決着させようとした時に、
事情はあるにせよ、貴乃花だけが異を唱えた事を、結構評価しています。
今年の初場所のテレビ中継で、琴光喜復帰を求めたデーモン小暮も凄いですが、
それを理事職にある親方がすると言うのは、なかなか出来る事じゃないですしね。
それにしても、春場所の中止は本当に残念だなあ・・・・
特に今場所は、3月いっぱいでNHK-BSのチャンネル数が減らされる影響で、
幕下の相撲がBSで中継される、最後の場所だったんですよねえ。
ガチンコの相撲が見たければ、それこそ幕下の取り組みなのになあ(笑)。
別に私も、「好角家」と呼べる程にコアな相撲ファンでは無いので、
幕下の取り組みまで見る事は、年に2〜3度くらいのモノでしたけど、
たまに見た時に、まだ本名の「萩原」で取っていた「稀勢の里」など、
「これは日本人横綱を狙える素材だ」とか見付けるのは、楽しかったですしね。
って、稀勢の里も、八百長とか出来るタイプなら、今頃は大関だろうに(笑)。
|
|