| > > ここにきて大連立の噂がたっていますが、どうなるんでしょうかね?
> > 自民党ベテランは賛成のようですが
> 谷垣氏は拒否するようです。
政局的な「寝技」すら全く出来ない(する気もない)菅や岡田では、
大連立などと言う「超大技」を本当に決められるとは、
とてもじゃないですが全く思えませんねえ・・・・
そもそも菅内閣に、それなりの政局能力が備わっていれば、
民主党内での内紛が、ここまで悪化する事も無かったでしょうし、
去年の参院選や、公明党との連立なども、うまく立ち回れているはずです。
それすら出来ないのに、状況が状況とは言え「大連立」など到底無理な話です。
仮に大連立が成るとすれば、それは自民党が目先の復権に捕らわれた時でしょうね。
ただ、民主と自民の連立となれば、そこに公明が加わる可能性が高いですし、
そうなれば自自公連立での小沢自由党のポジションが、自民党に代わるだけかと。
解り易く言えば、前に失敗した民主・公明の連立を、自民党が橋渡しし、
(民主+公明だけで衆参ともに過半数を越えるので、大所帯の自民は却って邪魔)
最後には、政権に残りたい自民党議員が吸い取られて終りと・・・・
(大連立で責任は分散され、復興が始まれば政権支持率アップの可能性も高い?)
特に大連立ともなれば、選挙区の調整なども、まず無理ですからねえ。
(先の違憲判決を受けて、区割りを大改造するドサクサに紛れればあるいは?)
例えば森みたいに、ここ数年の復権さえ叶えば満足なベテラン議員は別として、
こらから10年20年と政治家を続けたいと思う議員には、メリットが低いです。
それでも、権力というのは魔物に抗えない可能性も、全く無い訳ではありません。
55年体制のもと、万年与党であった自民党の議員であれば特に。
でもまあ、自自公連立の時に比べると役者が小粒なので、
同じ様に転がるとは言い切れませんけどね。
かと言って、「軒先を貸りて、母屋を乗っ取る」みたいな大技も、
今の自民党には、恐らく不可能でしょうけども。
ただし、この大連立さえ成れば、自民も民主も一緒くたに、
ガラガラポンと政界再編される確率は、グッと高まるのは確かかと。
参院選後に見せた、民主党内のあまりのゴタゴタぶりは、
更なる10年を費やしての、自民をも含めた政界再編の予兆を感じさせましたが、
その混迷期間が、幾らか短縮させるキッカケにはなるかも知れません・・・・
|
|