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[14564] Re3:個人的なアニメ・ランキング返信 削除
2011/5/6 (金) 11:40:02 プロイセン

▼ 徳翁導誉さん
> > > ちなみに、主役級の年齢に拘らず、近年のアニメで熱い作品であれば、
> > > やはり『天元突破グレンラガン』が上がって来るでしょうね。
> > > エヴァンゲリオンで有名なGAINAXが作った「熱血ロボット」モノです。
> > > GAINAXの作品なので、まあ論評の方はいろいろと有りますし、
> > > (良く言えば歴代名作の良い所取り、悪く言えば既視感たっぷり・笑)
> > > 今や熱血モノは絶滅危惧種で、ここ10年の絶対数自体が少ないのですが、
> > > それでも私が見た2000年代のアニメの中では、最も熱い一作でしたね。
> > > 全27話を4部構成なので、テンポも良くて見やすかったですし。
> > > (各部をそれぞれ70年代、80年代、90年代、2000年代のアニメ風に演出)

> > たしかに、熱血系ロボットは、絶滅方向へと向かっていますね・・。
> > 今だとマクロスみたいなタイプの作品が、多いですからね・・。

> でもまあマクロスにしても、第1作は30年近く前ですし、
> 結局のところ、ロボット・モノや熱血モノ(スポ根系も含む)の数自体、
> ひいてはファンからの需要自体が、そもそも減っているんだと思いますよ。
> だからこそ、仮に作るとしても、ガンダムやマクロスなどになると。


ロボットものや熱血ものは特にですが、良いアニメ自体が最近無くなり始めているように感じます。
良い悪いは個人の主観によるものなので、何とも言えませんが。
今年に入ってからアニメを見なくなってしまったので、何とも言えませんが、似たようなストーリー
構成が多いなあと思ったり。


[14580] Re4:個人的なアニメ・ランキング返信 削除
2011/5/7 (土) 14:21:40 徳翁導誉

> ロボットものや熱血ものは特にですが、良いアニメ自体が最近無くなり始めているように感じます。
> 良い悪いは個人の主観によるものなので、何とも言えませんが。
> 今年に入ってからアニメを見なくなってしまったので、何とも言えませんが、似たようなストーリー
> 構成が多いなあと思ったり。

やはり、どんなモノにも、その時々で流行り廃りがありますからねえ。
そして結局は、それが合うか合わないかの話かと。
00年代アニメの傾向を3つのキーワードでまとめるとするなら、
「ラノベ原作」「萌え要素」「セカイ系から日常系へ」って所でしょうか?
(あとは、地味ながらギャグ系が少し復活して来ている気がします)
特に『けいおん』に代表されるような日常系は、ストーリー性が希薄ですので、
ストーリー性を重視するようなタイプの視聴者からすると、
それでは物足りないでしょうし、どれも似たり寄ったりに映るでしょうね。

ただ一方で00年代は、深夜アニメの拡大により作品の量産化が進んだ事で、
計算してみたら、ここ10年(2001-2010)の新作TVアニメは「1425本」に達しています。
確かに、需要面から来る作品ジャンルの偏りはあるのでしょうけども、
これだけの作品数がある訳ですから、どのジャンルも探せば幾らかはあるかと?
ってまあ、これだけ作品数があると、探すのも一苦労ですけどね(笑)。
世の中、そこまでしてアニメを見たいって人ばかりじゃないですし。

で、好みのジャンルとかが解りませんので、とりあえず私が見た中で、
「ストーリー性(脚本の完成度)」が高かった近年の作品を挙げますと、
まずは、このスレッドの元になってる今年放送の『まどかマギカ』、
続いて、3年ほど前に放送された『コードギアス(特に1期)』ですかねえ?
まあ両作品とも、キャラクター・デザインの原案が、
前者は「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ、
後者は「カードキャプターさくら」のCLAMPと、共に女性漫画家なので、
そこの絵柄の時点で、「取っ付き難い」という人も結構居るのでしょうが、
でもまあ、私一押しの「アレクサンダー戦記」と比べれば遥かにマシかと(笑)。


[14583] Re5:個人的なアニメ・ランキング返信 削除
2011/5/7 (土) 16:52:48 1285

▼ 徳翁導誉さん
> 特に『けいおん』に代表されるような日常系は、ストーリー性が希薄ですので、
> ストーリー性を重視するようなタイプの視聴者からすると、
> それでは物足りないでしょうし、どれも似たり寄ったりに映るでしょうね。


「けいおん!」は原作のギャグ中心路線から
ほのぼのとした日常路線に変更して成功したと言えますね。


[14584] Re5:個人的なアニメ・ランキング返信 削除
2011/5/7 (土) 17:31:29 シャクシャイン

> 00年代アニメの傾向を3つのキーワードでまとめるとするなら、
> 「ラノベ原作」「萌え要素」「セカイ系から日常系へ」って所でしょうか?
> (あとは、地味ながらギャグ系が少し復活して来ている気がします)

ラノベ原作は結構増えてますね・・。
ですがが覇権を握る事は少なく、
ラノベの成功例である「とある系」や「俺妹」も原作が結構持ち上がったりしてるので、
アニメ化して一気に化ける、というのはあまり見ませんね。
萌え要素は、エヴァ辺りから出来始め2000年代になると一気に増えましたからね。
セカイ系から日常系へ、というのはバブルが弾けたり不景気になったりして
セカイ系だと私が思いつくものだとだいたい「銃」「ロボット」「剣」「魔法」系ですけど、
こういうセカイものって、世界観を考えるのが難しく似たような内容になることが多々あるため、
結果として日常系へと回帰していくのでしょうね。
ギャク系は昔はお笑いのような、ネタで笑わせるというのが大多数でしたが、
最近はキャラクターそのものの属性がギャクになっていたりすることがありますね。
非日常的なタイプのキャラで日常を描くのが多い様な気がします。


[14591] Re6:個人的なアニメ・ランキング返信 削除
2011/5/8 (日) 13:23:43 レッド・グローリア

突然の参加失礼します

アニメかぁ。。。昔に比べ最近見る量がだいぶ減りました。
これも歳を取ったということなんですかねぇ(苦笑

昔はいわゆるドラえもんとかのゴールデンアニメを見ていましたが、
気づくと見なくなっていましたね。
それでも何故かクレヨンしんちゃんだけは1ヶ月に一度くらい
たまたま時間があった時に見たりしています。
そしてそのしんちゃんですが最近とてもパワー不足な印象・・・
なんというかオチが無いアニメになってしまったんですよねぇ、
昔はお下品なギャグというかオチもいろいろとあったのですが
やっぱあのままだと五月蝿い人になんか言われてしまうのかなw?

見なくなったと言いつつ世間一般からすると見ている部類ではあるでしょう(笑)
最近は「俺妹」、「とある科学」、「イカ娘」、「けいおん」、「まどか☆マギカ」ですかね
この中で一番を付けるとすればやはり「まどか☆マギカ」個人的にはダントツです。
ストーリーが良く出来上がっていると思います。

私自身はほのぼの日常が好きなタイプです。
なので「けいおん」は割りとハマッて見てました。
しかし、どうにも2期途中から見る気失せていった不思議なアニメ
なんでだんだんつまらなくなっていったんですかねぇw


[14593] Re5:個人的なアニメ・ランキング返信 削除
2011/5/8 (日) 21:24:33 プロイセン

▼ 徳翁導誉さん
> > ロボットものや熱血ものは特にですが、良いアニメ自体が最近無くなり始めているように感じます。
> > 良い悪いは個人の主観によるものなので、何とも言えませんが。
> > 今年に入ってからアニメを見なくなってしまったので、何とも言えませんが、似たようなストーリー
> > 構成が多いなあと思ったり。

> 00年代アニメの傾向を3つのキーワードでまとめるとするなら、
> 「ラノベ原作」「萌え要素」「セカイ系から日常系へ」って所でしょうか?


> (あとは、地味ながらギャグ系が少し復活して来ている気がします)
> 特に『けいおん』に代表されるような日常系は、ストーリー性が希薄ですので、
> ストーリー性を重視するようなタイプの視聴者からすると、
> それでは物足りないでしょうし、どれも似たり寄ったりに映るでしょうね。

いや、日常系も好みではあります。
けいおんも1期は見てましたし、ああ、可愛いなあとか思いながら見たりもします。
あとは「ひだまりスケッチ」とか。
ただ、その手のアニメは年に1つか2つで十分なのに大量に出されてもと。
流行なので仕方ないのでしょうけど。
 
> で、好みのジャンルとかが解りませんので、とりあえず私が見た中で、
> 「ストーリー性(脚本の完成度)」が高かった近年の作品を挙げますと、
> まずは、このスレッドの元になってる今年放送の『まどかマギカ』、
> 続いて、3年ほど前に放送された『コードギアス(特に1期)』ですかねえ?
> まあ両作品とも、キャラクター・デザインの原案が、
> 前者は「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ、
> 後者は「カードキャプターさくら」のCLAMPと、共に女性漫画家なので、
> そこの絵柄の時点で、「取っ付き難い」という人も結構居るのでしょうが、
> でもまあ、私一押しの「アレクサンダー戦記」と比べれば遥かにマシかと(笑)。


ジャンルで選んでしまうと好みに出会えなかったりしますので、なるべくジャンルでアニメ(音楽も)を
選ばないようにはしてますが、自分は押井守の信奉者ですので(笑)、その辺りです。
見てて面白いと感じた近年の作品は2009年の「東のエデン」とか、去年の「四畳半神話大系」ですかね。
あとは「攻殻機動隊」や「げんしけん」ですかね。


[14622] まとめレス:長々とアニメ話返信 削除
2011/5/15 (日) 07:25:22 徳翁導誉

▼ プロイセンさん
> > で、好みのジャンルとかが解りませんので、とりあえず私が見た中で、
> > 「ストーリー性(脚本の完成度)」が高かった近年の作品を挙げますと、

> 見てて面白いと感じた近年の作品は2009年の「東のエデン」とか、去年の「四畳半神話大系」ですかね。
> あとは「攻殻機動隊」や「げんしけん」ですかね。

では、NHK-BSで放送中の『へうげもの』とか、どうでしょう?
戦国時代を題材としながらも、「武」よりも「美」に力点を置き、
主人公の古田織部が、「出世欲」と「収集欲」の間で揺れる異色アニメです。
本放送の方は既に6話まで来ましたが、全39話なのでまだ大丈夫かと。
http://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/story/index.html
まあNHK製作なので、原作漫画のファンには色々と不満もあるでしょうが、
番組の最後には、「九十九茄子」「初花肩衝」「荒木高麗」など、
作中に出てきた茶道具の名品を紹介する、NHKならではのオマケがあります。
と言うか、どちらかと言うとこっちが本編?(笑)
http://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/meihin/archive01.html

あと、これは私も録っいてるだけで、まだ未見なのですが、
「東のエデン」や「四畳半神話大系」などと同じ、
ノイタミナ枠の『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が、
噂で聞く限りでは、どうやら評判が良いみたいですね。
まあこちらは1クールでしょうから、今から乗るには遅いでしょうけど、
ともかく今期は「当たりが多い」みたいな話を、ネット上でも見掛けますよ。


▼ レッド・グローリアさん
> そしてそのしんちゃんですが最近とてもパワー不足な印象・・・
> なんというかオチが無いアニメになってしまったんですよねぇ、
> 昔はお下品なギャグというかオチもいろいろとあったのですが
> やっぱあのままだと五月蝿い人になんか言われてしまうのかなw?

まあアニメ(特に最近)は、オリジナル回が相当数を占めるでしょうからねえ。
近年は全く見ていないので、アニメの方がどうなっているかは解りませんが、
「まつざか先生が婚約するも、婚約者が海外で無差別爆破テロにあって死亡し、
 自暴自棄になって死を望むようになり、酒に溺れて幼稚園も謹慎処分。
 PTAは辞職させようとするも、野原一家や園児達の支えで立ち直り職場復帰。」
なんて原作最後の方のエピソードは、恐らくアニメ化してないと思います。
とは言え、こうした話を大多数の視聴者が今作に望んでいるかと言えば・・・・(笑)

今では「平成のサザエさん」などと呼ばれる『ちびまる子ちゃん』にしても、
第1期と第2期とで、アニメの作風が変わった事も要因にあるとは言え、
『クレヨンしんちゃん』が登場するまでは、
「子供に見せたくないアニメ」の代表格でしたからねえ。
結局、番組が長寿化して行けば、視聴者はお約束を望むようになり、
作家性のある原作漫画の方はまだしも、アニメはその要望に応えるので、
「マンネリ化」と「非刺激化」は、良くも悪くも付き物だとも思えます。

> 見なくなったと言いつつ世間一般からすると見ている部類ではあるでしょう(笑)
その辺は、私と同じでしょうね(笑)。
私の「年間6〜7本(週に2〜3本)」と言うのも、
アニオタというには少な過ぎるものの、一般的にはかなり多い視聴数でしょうし。
アニメに限らず、情報の収集癖や分析癖というオタク的な気質を自覚しているので、
まあ別に、そう思われる事にそこまでの抵抗感は無いのですが、
アニオタと言うには、把握している情報量が絶対的に足りないと捉えています。
不足する情報量の中で考察した所で、そこまで満足な結論には至らないですしね。
なので、これ以降ダラダラと書き連ねる長文も、非オタの駄文と思って下さい(笑)。

> 私自身はほのぼの日常が好きなタイプです。
> なので「けいおん」は割りとハマッて見てました。

私の場合、テレビ雑誌に載っていた数行の新作紹介文を読んで、
「ガールズ・バンド版のBECK?」みたいな感じでチェックしたら・・・・
って、第1話のアバン部分だけで、「たぶん制作は京アニ?」とか、
「萌え系4コマ原作っぽいから連載誌はまんがタイムきらら?」とか、
とっさに思い浮かべてしまった私は、
一般人から見たら既に、立派なアニオタなんでしょうけどね(笑)。

> しかし、どうにも2期途中から見る気失せていった不思議なアニメ
> なんでだんだんつまらなくなっていったんですかねぇw

う〜ん、私とは逆の印象ですねえ。
確かに、1クールで2年分を消化した第1期は、イベント的に濃密で、
それに比べると、2クールで1年分を消化した第2期は、
単純計算でもテンポが4分の1になり、中身が薄く見えるかも知れません。
とは言え、やはりこの作品は「日常系」ですからねえ。
逆にそういうスロー・テンポこそ、イベント型では無い「日常」を拾い上げ、
各キャラの細かな描写を可能にしていたように、私には感じられました。
まあ個人的には、この作品だけに限らず、
メンバーが全員揃ってからが「真のスタート」という見方をするので、
そういう面では、最後の方で5人目が登場した第1期というのは、
ちょっとバタついた印象を抱いたのも、正直な所です。
その上、放送12回のうちに文化祭と合宿がそれぞれ2回ずつという、
イベントの畳み掛けは、メリハリの欠けた しつこさを少々感じさせました。

実を言うと、そんな感じで「第2期はどうしようかなあ?」と思ったものの、
「軽音部も弐キ参スケも同じ5人組だな」と、ふと思い浮かべるという(笑)、
http://www.youtube.com/watch?v=bS5ZGP7DIYk
ある意味で、かなり不純な動機から第2期の視聴が始まり、
2話目のウゴウゴルーガの小ネタがツボに来て、視聴継続を決定(笑)。
そうしたら、上記のように第1期以上の好印象だったと。
って、ここまで言っておきながら、私が1番好きな回は、
第2期12話目の「フジロックに行く話」なんですけどね(笑)。
まあ単純に私が、祭り好きなだけという側面もあるのですが・・・・
ただ確かに、最後の文化祭を終えて以降の回は、
盛り上がりに欠けていたように、私も感じましたね。
作風的に、受験の苦しさとかをそこまで描かなかったのは正解にしても、
卒業式がもう一盛り上がり有ると思っていたので、そこはちょっと残念でした。
(私の居た中学は卒業式が2部構成で、第2部には卒業ライブとか有ったもので)


▼ 1285さん
> > 特に『けいおん』に代表されるような日常系は、ストーリー性が希薄ですので、
> > ストーリー性を重視するようなタイプの視聴者からすると、
> > それでは物足りないでしょうし、どれも似たり寄ったりに映るでしょうね。

> 「けいおん!」は原作のギャグ中心路線から
> ほのぼのとした日常路線に変更して成功したと言えますね。

原作は読んだ事が無いので、知らなかったのですが、
へ〜、最初はギャグ路線だったんですね!?
連載誌が「まんがタイムきらら」なので、
てっきり、最初から萌え系4コマかと思ってましたよ。
連載中に作者が、誌風に合わせていった感じなのでしょうか?


▼ シャクシャインさん
> > 00年代アニメの傾向を3つのキーワードでまとめるとするなら、
> > 「ラノベ原作」「萌え要素」「セカイ系から日常系へ」って所でしょうか?
> > (あとは、地味ながらギャグ系が少し復活して来ている気がします)

> ラノベ原作は結構増えてますね・・。

そもそも2000年前後から、ラノベ自体が急激に増えた印象がありますし、
そこに深夜アニメの拡大が、うまく絡まったんですよねえ。

> ですがが覇権を握る事は少なく、
それでも「ハルヒ」は大きいんじゃないですか?
60年代のアトム、70年代のヤマト、80年代のガンダム、90年代のエヴァと比べると、
さすがにアニメ史の中での格としては落ちるのでしょうが、
00年代の代表作を強いて挙げるとすれば、それは恐らくハルヒになるでしょうし、
ラノベとのメディア・ミックス開拓という側面では、相応の貢献をしているかと。

> ラノベの成功例である「とある系」や「俺妹」も原作が結構持ち上がったりしてるので、
> アニメ化して一気に化ける、というのはあまり見ませんね。

漫画のアニメ化に関しては、大雑把な目安として、
「原作漫画の部数は2倍」「ゲーム化やグッズ販売で収益は3倍」と言いますが、
これ↓を見る限りでは、ラノベも結構あてはまるのでは?
http://ranoben.blog106.fc2.com/blog-entry-813.html
アニメ化と言うのは、やはりそれ自体が、大きな宣伝効果を持つモノですし。
逆に言えば、それを目当てに出版社側が主導してアニメ化する事が、
近年の深夜アニメの、膨大な作品数に表れていると見て取る事も出来るかと。
ある意味でそれらは、ラノベの巨大なCMみたいなモノでしょうから。

> 萌え要素は、エヴァ辺りから出来始め2000年代になると一気に増えましたからね。
「萌え」をどう定義するかにも依りますけども、
エヴァをその端境作品とするのは、個人的にちょっと違和感が・・・・
まあ確かに、綾波レイ→ホシノ・ルリ→長門有希という流れが、
無口キャラと言うか、感情欠落系キャラの系譜としてあり、
そうしたキャラが「萌え属性」の1種類として形成されたのは事実なのでしょうが、
それはあくまで「属性」であって、より大きな規模の「要素」とは違いますからねえ。
端境作品として挙げるなら、「あずまんが」あたりが適当なような気がします。

> セカイ系から日常系へ、というのはバブルが弾けたり不景気になったりして
> セカイ系だと私が思いつくものだとだいたい「銃」「ロボット」「剣」「魔法」系ですけど、
> こういうセカイものって、世界観を考えるのが難しく似たような内容になることが多々あるため、
> 結果として日常系へと回帰していくのでしょうね。

う〜ん、これを書き始めると、ちょっとした日本アニメ史になっちゃうのですが、
「日常系へと回帰」とありますが、そもそも日常系って以前より存在したのでしょうか?
まあこの辺は「セカイ系」や「日常系」の定義自体で、話が大きく変わって来ますけども。

まず最初に、60年代に登場したアニメと言うのは、
アトムにしても、鉄人28号にしても、エイトマンにしても、
明確な敵(悪の組織)が存在し、それ圧倒的なパワーを持つを主人公(ヒーロー)が倒すと言う、
例え主人公に「個人の苦悩」があったとしても、構成的には至極シンプルなモノだったと思います。
基本的には、1人のスーパーマン、もしくは操縦するスーパーロボットが敵を倒すと。
そこに主人公側も、普通の人間が「組織」として登場するのが、70年代のヤマト。
更に、主人公も凄いパワーを持つものの、あくまで組織の一員であり、
組織と言うモノがそれ以上にパワーを持つのが、80年代のガンダム。
この辺の変化は、高度経済成長以降の組織への帰属意識などの社会性も反映しているのかな?
巨大化する「組織」、それに振り回されて増大する「個人の苦悩」、そしてバブル経済の崩壊。
無力感と内向き志向、それでいて未だ残る組織への帰属意識(しがらみ)と言う、
そんな当時の社会を如実に反映したのが、90年代のエヴァなんじゃないですかねえ?
そしてこの作品は、00年代へと続く「セカイ系」への端緒ともなると。

ここでようやく、その「セカイ系」の説明なのですが、
主人公とヒロイン(君と僕)という2人の極小さな「世界」の関係が、
地球や宇宙規模の超巨大な「世界」の危機に結び付いていて、
2つの世界の間に存在する国や地域などの「社会」はすっぽりと抜け落ちている、
そのような世界観を持つエヴァ以降の作品を、一応は「セカイ系」と呼んだりします。
代表的な作品は「最終兵器彼女」で、最近だと「灼眼のシャナ」がその系統かと。
誤解を恐れず簡潔に言ってしまえば、「もう組織なんて要らない」って所でしょうか?
まあこの辺は、適当にレッテル貼って愛国だ売国だやってる風潮に通ずる所もありつつ、
その一方で、ラブコメ系とバトル系という人気ジャンルを合わせ、
視聴者が望むようなエンターテイメント性に徹していると言う側面も(笑)。
ただ今までのモノと違うのは、戦うのはヒロインの方で、主人公はサポート役と言う、
役割の入れ替わりが起きている作品が、このセカイ系には多いんですよねえ・・・・
更に、一応は世界を危機から救う為に戦うのですが、
実の所、それは恋愛要素を高める為の演出道具に過ぎず、
最終的には世界の事よりも、君と僕の2人の事が大事という感じですね。

で、00年代前半のセカイ系から、更に進んで登場したのが00年代後半の「日常系」と。
まあ日常系と言うと、従来のラブコメ系とかまで含むような印象を抱く人も居るので、
「空気系」と敢えて呼ぶ人も居るのですが、ちょっとピンとは来難い上に、
ネガティブな印象もある言葉なので、ここでは「日常系」を使います。
こちらの方も、誤解を恐れず簡潔に言ってしまえば、
「葛藤や努力などの要素は除いて、まったりとした日常で萌える」って所でしょうか?
代表的な作品は「けいおん」で、セカイ系から日常系への端境にあるのが「ハルヒ」かな。
パッと見は、セカイ系とはあまり関連性が無いようなジャンルに感じられますが、
セカイ系が、それまでの世界観から「社会(組織)」というモノを取り除いたように、
日常系もセカイ系から、「そもそも世界の危機なんて要らなくない?」と、これを除き、
「危機が無いならヒロインが戦う必要な無くない?」と、これも除き、
「ヒロインを見守る視聴者(読者)の自分が居るから、主人公も要らなくない?」と除く。
そうして残ったのが、波乱要素の存在しない、まったりとした小さな日常の世界に、
ヒロインとそれを取り巻く女友達・・・と言うか、たくさんのヒロイン達。
そして主人公とヒロインの恋愛要素は、ヒロイン達への萌え要素に取って代わったと。
まあ個人的にはこんな感じに認識してますが、アニオタの方から見るとどうなんでしょ?

> ギャク系は昔はお笑いのような、ネタで笑わせるというのが大多数でしたが、
> 最近はキャラクターそのものの属性がギャクになっていたりすることがありますね。
> 非日常的なタイプのキャラで日常を描くのが多い様な気がします。

それは結構、その通りでしょうね。
現在放送中のそのままズバリなタイトルの『日常』など、噂で聞く限りでは、
まさにそんな感じの一例なのでしょうか?(録ってるだけで見てませんが)
あとは下ネタの内容が、小学生的なモノから中高生的なモノに広がってきたり、
パロディで笑わす比重が増えて、下手をするとオチまでパロディとかですか。
まあ結局は面白ければ良いので、別にそれ自体は構わないものの、
さすがに、そればかりになるのはちょっと困りモノ・・・・


[14624] Re:まとめレス:長々とアニメ話返信 削除
2011/5/15 (日) 14:48:49 1285

▼ 徳翁導誉さん

> ▼ 1285
> > > 特に『けいおん』に代表されるような日常系は、ストーリー性が希薄ですので、
> > > ストーリー性を重視するようなタイプの視聴者からすると、
> > > それでは物足りないでしょうし、どれも似たり寄ったりに映るでしょうね。

> > 「けいおん!」は原作のギャグ中心路線から
> > ほのぼのとした日常路線に変更して成功したと言えますね。

> 原作は読んだ事が無いので、知らなかったのですが、
> へ〜、最初はギャグ路線だったんですね!?
> 連載誌が「まんがタイムきらら」なので、
> てっきり、最初から萌え系4コマかと思ってましたよ。
> 連載中に作者が、誌風に合わせていった感じなのでしょうか?


原作の方が展開としては早いという意味で、
萌え系なのは最初からそうだと思われます。
説明不足で申し訳ありません。


[14625] Re:まとめレス:長々とアニメ話返信 削除
2011/5/15 (日) 17:10:31 シャクシャイン

▼ 徳翁導誉さん

> そもそも2000年前後から、ラノベ自体が急激に増えた印象がありますし、
> そこに深夜アニメの拡大が、うまく絡まったんですよねえ。
> それでも「ハルヒ」は大きいんじゃないですか?
> 60年代のアトム、70年代のヤマト、80年代のガンダム、90年代のエヴァと比べると、
> さすがにアニメ史の中での格としては落ちるのでしょうが、
> 00年代の代表作を強いて挙げるとすれば、それは恐らくハルヒになるでしょうし、
> ラノベとのメディア・ミックス開拓という側面では、相応の貢献をしているかと。

うーむハルヒを完全に忘れておりました・・・。申し訳ないです。

> 漫画のアニメ化に関しては、大雑把な目安として、
> 「原作漫画の部数は2倍」「ゲーム化やグッズ販売で収益は3倍」と言いますが、
> これ↓を見る限りでは、ラノベも結構あてはまるのでは?
> http://ranoben.blog106.fc2.com/blog-entry-813.html
> アニメ化と言うのは、やはりそれ自体が、大きな宣伝効果を持つモノですし。
> 逆に言えば、それを目当てに出版社側が主導してアニメ化する事が、
> 近年の深夜アニメの、膨大な作品数に表れていると見て取る事も出来るかと。
> ある意味でそれらは、ラノベの巨大なCMみたいなモノでしょうから。
>
> 「萌え」をどう定義するかにも依りますけども、
> エヴァをその端境作品とするのは、個人的にちょっと違和感が・・・・
> まあ確かに、綾波レイ→ホシノ・ルリ→長門有希という流れが、
> 無口キャラと言うか、感情欠落系キャラの系譜としてあり、
> そうしたキャラが「萌え属性」の1種類として形成されたのは事実なのでしょうが、
> それはあくまで「属性」であって、より大きな規模の「要素」とは違いますからねえ。
> 端境作品として挙げるなら、「あずまんが」あたりが適当なような気がします。

無口キャラといいますと、最近だとABの天使といったところのタイプでしょうか・・。
萌えは「あずまんが」が 端境作品なのですか・・・私は、まだあまりアニメのこととか、分からないですから・・
> う〜ん、これを書き始めると、ちょっとした日本アニメ史になっちゃうのですが、
> 「日常系へと回帰」とありますが、そもそも日常系って以前より存在したのでしょうか?
> まあこの辺は「セカイ系」や「日常系」の定義自体で、話が大きく変わって来ますけども。
>
> まず最初に、60年代に登場したアニメと言うのは、
> アトムにしても、鉄人28号にしても、エイトマンにしても、
> 明確な敵(悪の組織)が存在し、それ圧倒的なパワーを持つを主人公(ヒーロー)が倒すと言う、
> 例え主人公に「個人の苦悩」があったとしても、構成的には至極シンプルなモノだったと思います。
> 基本的には、1人のスーパーマン、もしくは操縦するスーパーロボットが敵を倒すと。
> そこに主人公側も、普通の人間が「組織」として登場するのが、70年代のヤマト。
> 更に、主人公も凄いパワーを持つものの、あくまで組織の一員であり、
> 組織と言うモノがそれ以上にパワーを持つのが、80年代のガンダム。
> この辺の変化は、高度経済成長以降の組織への帰属意識などの社会性も反映しているのかな?
> 巨大化する「組織」、それに振り回されて増大する「個人の苦悩」、そしてバブル経済の崩壊。
> 無力感と内向き志向、それでいて未だ残る組織への帰属意識(しがらみ)と言う、
> そんな当時の社会を如実に反映したのが、90年代のエヴァなんじゃないですかねえ?
> そしてこの作品は、00年代へと続く「セカイ系」への端緒ともなると。

 
私的には「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」とかをイメージしていましたが・・・。
やはり初期の内容となると、「ヤマト」や「ガンダム」が中心だったんですね・・。

> ここでようやく、その「セカイ系」の説明なのですが、
> 主人公とヒロイン(君と僕)という2人の極小さな「世界」の関係が、
> 地球や宇宙規模の超巨大な「世界」の危機に結び付いていて、
> 2つの世界の間に存在する国や地域などの「社会」はすっぽりと抜け落ちている、
> そのような世界観を持つエヴァ以降の作品を、一応は「セカイ系」と呼んだりします。
> 代表的な作品は「最終兵器彼女」で、最近だと「灼眼のシャナ」がその系統かと。
> 誤解を恐れず簡潔に言ってしまえば、「もう組織なんて要らない」って所でしょうか?
> まあこの辺は、適当にレッテル貼って愛国だ売国だやってる風潮に通ずる所もありつつ、
> その一方で、ラブコメ系とバトル系という人気ジャンルを合わせ、
> 視聴者が望むようなエンターテイメント性に徹していると言う側面も(笑)。
> ただ今までのモノと違うのは、戦うのはヒロインの方で、主人公はサポート役と言う、
> 役割の入れ替わりが起きている作品が、このセカイ系には多いんですよねえ・・・・
> 更に、一応は世界を危機から救う為に戦うのですが、
> 実の所、それは恋愛要素を高める為の演出道具に過ぎず、
> 最終的には世界の事よりも、君と僕の2人の事が大事という感じですね。


このタイプはバトルとラブコメを合わせたような状態の作品でしょうか・・。
ガンダムシリーズは年代を進むにつれ、このタイプになってますからね・・。

> で、00年代前半のセカイ系から、更に進んで登場したのが00年代後半の「日常系」と。
> まあ日常系と言うと、従来のラブコメ系とかまで含むような印象を抱く人も居るので、
> 「空気系」と敢えて呼ぶ人も居るのですが、ちょっとピンとは来難い上に、
> ネガティブな印象もある言葉なので、ここでは「日常系」を使います。
> こちらの方も、誤解を恐れず簡潔に言ってしまえば、
> 「葛藤や努力などの要素は除いて、まったりとした日常で萌える」って所でしょうか?
> 代表的な作品は「けいおん」で、セカイ系から日常系への端境にあるのが「ハルヒ」かな。
> パッと見は、セカイ系とはあまり関連性が無いようなジャンルに感じられますが、
> セカイ系が、それまでの世界観から「社会(組織)」というモノを取り除いたように、
> 日常系もセカイ系から、「そもそも世界の危機なんて要らなくない?」と、これを除き、
> 「危機が無いならヒロインが戦う必要な無くない?」と、これも除き、
> 「ヒロインを見守る視聴者(読者)の自分が居るから、主人公も要らなくない?」と除く。
> そうして残ったのが、波乱要素の存在しない、まったりとした小さな日常の世界に、
> ヒロインとそれを取り巻く女友達・・・と言うか、たくさんのヒロイン達。
> そして主人公とヒロインの恋愛要素は、ヒロイン達への萌え要素に取って代わったと。
> まあ個人的にはこんな感じに認識してますが、アニオタの方から見るとどうなんでしょ?


> それは結構、その通りでしょうね。
> 現在放送中のそのままズバリなタイトルの『日常』など、噂で聞く限りでは、
> まさにそんな感じの一例なのでしょうか?(録ってるだけで見てませんが)
> あとは下ネタの内容が、小学生的なモノから中高生的なモノに広がってきたり、

日常は見てみましたがツッコミがゆるすぎるといいますか・・。
いきなり鮭や赤べこが落ちてきたり髪の毛にゲソがついていたりとよく分からないギャグが多かったですね。
一部では「最初の爆発は不謹慎」とか「劣化あずまんが」とかいわれてますし・・。
下ネタアニメといいますと、
前者は「クレヨンしんちゃん」、後者は「生徒会役員共」辺りが妥当でしょうか・・・?
ですがクレしんの場合映画とアニメの内容が全く別物なので、
「オトナ帝国」や「戦国」みたいな名作も、アニメの映画化だと多い気がしますね
(ここであげるアニメの映画化とは放送している、あるいは放送していたアニメのことですので、
アニメの直接の映画化でないジブリなどは含みません)
> パロディで笑わす比重が増えて、下手をするとオチまでパロディとかですか。
> まあ結局は面白ければ良いので、別にそれ自体は構わないものの、
> さすがに、そればかりになるのはちょっと困りモノ・・・・

パロディがやたら多い作品といいますとサンデー原作の今放送している「神のみぞ知るセカイ」辺りが多いですよ。
この作品の場合世界観はバトルもの、ジャンルと内容はラブコメなものの
主人公がズレていてギャグになっていたり、その逆の場合もあるので、
結構特殊な作品といえます。
能力などなにもないモブキャラがいきなり主人公をビームでゴキブリにしたりしますし(笑


[14629] Re:まとめレス:長々とアニメ話返信 削除
2011/5/20 (金) 11:16:27 プロイセン

▼ 徳翁導誉さん
> ▼ プロイセンさん
> > > で、好みのジャンルとかが解りませんので、とりあえず私が見た中で、
> > > 「ストーリー性(脚本の完成度)」が高かった近年の作品を挙げますと、

> > 見てて面白いと感じた近年の作品は2009年の「東のエデン」とか、去年の「四畳半神話大系」ですかね。
> > あとは「攻殻機動隊」や「げんしけん」ですかね。

> では、NHK-BSで放送中の『へうげもの』とか、どうでしょう?
> 戦国時代を題材としながらも、「武」よりも「美」に力点を置き、
> 主人公の古田織部が、「出世欲」と「収集欲」の間で揺れる異色アニメです。
> 本放送の方は既に6話まで来ましたが、全39話なのでまだ大丈夫かと。
> http://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/story/index.html
> まあNHK製作なので、原作漫画のファンには色々と不満もあるでしょうが、
> 番組の最後には、「九十九茄子」「初花肩衝」「荒木高麗」など、
> 作中に出てきた茶道具の名品を紹介する、NHKならではのオマケがあります。
> と言うか、どちらかと言うとこっちが本編?(笑)
> http://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/meihin/archive01.html
>
> あと、これは私も録っいてるだけで、まだ未見なのですが、
> 「東のエデン」や「四畳半神話大系」などと同じ、
> ノイタミナ枠の『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が、
> 噂で聞く限りでは、どうやら評判が良いみたいですね。
> まあこちらは1クールでしょうから、今から乗るには遅いでしょうけど、
> ともかく今期は「当たりが多い」みたいな話を、ネット上でも見掛けますよ。


そうなんですか。今年に入ってからテレビアニメは一切見なくなってしまったので、今どういう状況なのか
あまり分からなかったのですが、ちょっと見ようかと思います。


[14632] Re:まとめレス:長々とアニメ話返信 削除
2011/5/22 (日) 01:01:49 レッド・グローリア

> > 私自身はほのぼの日常が好きなタイプです。
> > なので「けいおん」は割りとハマッて見てました。

> 私の場合、テレビ雑誌に載っていた数行の新作紹介文を読んで、
> 「ガールズ・バンド版のBECK?」みたいな感じでチェックしたら・・・・
> って、第1話のアバン部分だけで、「たぶん制作は京アニ?」とか、
> 「萌え系4コマ原作っぽいから連載誌はまんがタイムきらら?」とか、
> とっさに思い浮かべてしまった私は、
> 一般人から見たら既に、立派なアニオタなんでしょうけどね(笑)。

私はあまり雑誌を読んでいませんのでキララに関してはけいおんを介す事によって知りましたね。
そしていざキララ系の本を読んでみると結構趣味趣向とあっていたり。。。

> > しかし、どうにも2期途中から見る気失せていった不思議なアニメ
> > なんでだんだんつまらなくなっていったんですかねぇw

> う〜ん、私とは逆の印象ですねえ。
> 確かに、1クールで2年分を消化した第1期は、イベント的に濃密で、
> それに比べると、2クールで1年分を消化した第2期は、
> 単純計算でもテンポが4分の1になり、中身が薄く見えるかも知れません。
> とは言え、やはりこの作品は「日常系」ですからねえ。
> 逆にそういうスロー・テンポこそ、イベント型では無い「日常」を拾い上げ、
> 各キャラの細かな描写を可能にしていたように、私には感じられました。
> まあ個人的には、この作品だけに限らず、
> メンバーが全員揃ってからが「真のスタート」という見方をするので、
> そういう面では、最後の方で5人目が登場した第1期というのは、
> ちょっとバタついた印象を抱いたのも、正直な所です。
> その上、放送12回のうちに文化祭と合宿がそれぞれ2回ずつという、
> イベントの畳み掛けは、メリハリの欠けた しつこさを少々感じさせました。

一年間の流れ、ギャグと言っても普通の会話。。。。私にとってけいおんは日常的過ぎたのかもしれませんw
普通の女子高生の普通の日常を除いても何も楽しくないぞ・・・と
とこれを言ってしまうと「お前は日常系あってないだろw」となってもおかしくない訳ですがw

私の好きな日常系を挙げると何かな?と思うとこうなります(アニメ・漫画混同)
1位 みなみけ (アニメ・漫画両方)
2位 はなまる幼稚園 (漫画のみ アニメつまらんww)
3位 トラどら
4位 侵略イカ娘
って感じですかねぇ・・・・。これ以外の私の好みの傾向を改めて考えると
ほのぼのが良い!でもギャグ欲しい。ん?でも別にはなまるやトラどらはギャグじゃないなwと
結局のところその時の気分や感覚による気まぐれが大きい気がします(なんじゃそりゃw)

ってそういえばまだハルヒ見てねぇーw
いつか見ようと思って全然その気にならない・・・
友人から薦められてはいるのですが、まだ見てない。
管理人さん的にはどうでしょう?

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」
「花咲くいろは」
今はこのアニメを見ています。前者は大まかな意味での日常系で、
どちらのアニメもドラマ的要素が強いものかと。。。

あの花 は 日常の中の非日常
いろは は 他人の普通とはちょい違う日常を送る自分
という感じの表現の表現であってるのかな?
どっちにせよ両方ともお勧めしたい作品ではあります。


[14635] アニメ関連:まとめレス2返信 削除
2011/5/22 (日) 07:50:50 徳翁導誉

▼ 1285さん
> > > 「けいおん!」は原作のギャグ中心路線から
> > > ほのぼのとした日常路線に変更して成功したと言えますね。

> > 原作は読んだ事が無いので、知らなかったのですが、
> > へ〜、最初はギャグ路線だったんですね!?

> 原作の方が展開としては早いという意味で、
> 萌え系なのは最初からそうだと思われます。
> 説明不足で申し訳ありません。

「展開が早い=ギャグ路線」というのは、よく解らないのですが、
まあ4コマ漫画をそのままアニメ化していては、
時間が余る上、ネタとネタとの繋ぎ部分が不自然になりますからねえ。
どうしても付け足しは、必要になって来ると思います。


▼ プロイセンさん
> > では、NHK-BSで放送中の『へうげもの』とか、どうでしょう?
> > 戦国時代を題材としながらも、「武」よりも「美」に力点を置き、
> > 主人公の古田織部が、「出世欲」と「収集欲」の間で揺れる異色アニメです。
> > http://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/story/index.html
> > ともかく今期は「当たりが多い」みたいな話を、ネット上でも見掛けますよ。

> そうなんですか。今年に入ってからテレビアニメは一切見なくなってしまったので、今どういう状況なのか
> あまり分からなかったのですが、ちょっと見ようかと思います。

繰り返しになってしまいますけど、取り敢えず、
今期の新作で個人的にオススメなのは『へうげもの』ですね。
(私個人なら「銀魂」ですが、続編な上、万人ウケするとは限らないので)
まあ、BSが見られる事が条件になっちゃいますけど、
放送回を重ねるごとに、話が面白くなって来ている感じがします。
NHKなのでCMが入らず、販売時用のCMアイキャッチも無い為、
エンディング曲が掛かると、「早いな、もう30分か」と思う程ですね。
お蔭で、久しぶりに自分の中での戦国熱が戻って来ていて・・・と言うか、
この直前にNHK総合で放送中の「タイムスクープ・ハンター」との合わせ技で、
日本史熱自体が再燃して来ていたりしてますし(笑)。

また、Flashの題材に「狩野永徳vs.長谷川等伯」とか考えた事も以前あったので、
「へうげもの」には文化の要素が多く含まれている点も、私的にはかなり楽しいです。
NHK-BSが統廃合され、番組数自体が激減したのは残念なのですが、
衣替えしたNHK-BSでは、アート系に力を入れているのは嬉しくもあります。
このアニメ作品の放送も、その一環として作られているモノだそうです。
・・・って、別にアニメなんて絶対に見なければいけないモノでも無いですし、
見なければ見ないで、別に何の問題も無いんですけどね(笑)。


▼ シャクシャインさん
> > まあ確かに、綾波レイ→ホシノ・ルリ→長門有希という流れが、
> > 無口キャラと言うか、感情欠落系キャラの系譜としてあり、
> > そうしたキャラが「萌え属性」の1種類として形成されたのは事実なのでしょうが、
> > それはあくまで「属性」であって、より大きな規模の「要素」とは違いますからねえ。

> 無口キャラといいますと、最近だとABの天使といったところのタイプでしょうか・・。

実を言うと、私は「Angel Beats」は未見なのですが、
(話題作さえ未見な辺りが、「私はアニオタ足り得ない」と称する一因でもあります)
聞いている情報の限りだと、それで合っていると思います。
まあ一口に「無口(無感情)」系と言いましても、
感情そのものが存在していないキャラや、感情表現が解らないキャラ、
事情により感情を押し殺しているキャラなど、設定は様々なのですが、
その系統には、やはり大きな存在として「綾波レイ」があると思います。
エヴァも既にテレビ放送が15年も経ち、それを見て来た層が今、
アニメ・マンガ・ゲームの創作に関わり始めて来ていますからねえ。
その証拠と言えるのか、綾波以降に誕生した無口系キャラと言うのは、
結構な確率で「薄い青系統の髪」という特徴を持っています。
例に挙げられた「天使」の場合なども、それに該当してますよね。
って、まあこの辺は「色とキャラ属性」という別次元の話になるのですが(笑)。

> > 端境作品として挙げるなら、「あずまんが」あたりが適当なような気がします。
> 萌えは「あずまんが」が 端境作品なのですか・・・私は、まだあまりアニメのこととか、分からないですから・・

「萌え」という認識がアニメ・ファン一般に広まったのは、
やはり、2002年に放送された「あずまんが大王」の存在が大きいかと。
まあ別に原作者本人は、その後の「よつばと」とかを見ても解るように、
完成度の高い「ほのぼの系」を描いているだけで、
当人は恐らく「萌え系」を描いているつもりは無いのでしょうけども、
『ストーリーに拘らず、自分が気に入ったキャラを愛でる』
というマンガ(アニメ)の楽しみ方を示した、端緒的な存在だと思います。
何と言っても原作者のあずまきよひこは、キャラクターの描写能力が物凄いので。

> > う〜ん、これを書き始めると、ちょっとした日本アニメ史になっちゃうのですが、
> > 「日常系へと回帰」とありますが、そもそも日常系って以前より存在したのでしょうか?
> > まあこの辺は「セカイ系」や「日常系」の定義自体で、話が大きく変わって来ますけども。

> 私的には「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」とかをイメージしていましたが・・・。

「ロボットや超能力などのSF設定が出てこない」と言う意味での「日常系」ではなく、
サブカル系の専門用語としての「日常系(空気系)」という意味でした。
そもそも前者の場合、当たり前と言えば当たり前すぎる程の設定なので、
わざわざそれらを一括りにして扱う事自体が、ほとんど有りませんからねえ。

> やはり初期の内容となると、「ヤマト」や「ガンダム」が中心だったんですね・・。
「中心」という表現は微妙に違っていて、まあ核を為していた事は間違いないのですが、
それ以上に、社会現象を巻き起こしたとか、歴史的な変革をもたらしたとか、
その時々でアニメ界に大きな影響を及ぼした作品として、
「ヤマト」や「ガンダム」などのタイトルを挙げています。
例えば、少年漫画の王道である「バトル系」アニメの系統などは、
それこそTVアニメの黎明期から既にあり、その路線は半世紀経った今になっても、
「ワンピース」「ナルト」「ブリーチ」などに引き継がれています。
これらも作品も、間違いなくアニメの「中心」には位置しますが、
かと言って、アニメ史に何か新しい波を起こしたかと尋ねられれば、そうでは無いと。

> > ここでようやく、その「セカイ系」の説明なのですが、
> > 主人公とヒロイン(君と僕)という2人の極小さな「世界」の関係が、
> > 地球や宇宙規模の超巨大な「世界」の危機に結び付いていて、
> > 2つの世界の間に存在する国や地域などの「社会」はすっぽりと抜け落ちている、
> > そのような世界観を持つエヴァ以降の作品を、一応は「セカイ系」と呼んだりします。

> このタイプはバトルとラブコメを合わせたような状態の作品でしょうか・・。

まあ、「ラブコメ」の「コメディ」の部分があるかは作品次第ですが、
「戦闘と恋愛」が、作品の重要な要素である事は変わらないと思います。
とは言え、「戦闘と恋愛」という要素自体は、あまり目新しいモノでは無いですよね?
戦いはいつの時代でも、少年の心を熱くさせますし、
可愛い少女が居れば思いを寄せるし、彼女を守ろうと更に戦うようになる訳です。
ただこれが、主人公に自分を仮託する視聴者が「僕は戦いたくないよ」となると、
ヒーローとヒロインの立ち位置が入れ替わる事となり、
少女が戦い、少女が思いを寄せる格好になってしまうと・・・・
ひょっとしたら、「母親から守られる世界観」に似ているのかも知れません。
まあこれを安易に、「男性の幼児化」と言う人も多く居ますが、
どちらかと言うと、「男性の中性化」という方が個人的には適当な気がします。

> ガンダムシリーズは年代を進むにつれ、このタイプになってますからね・・。
う〜ん、富野由悠季が関わらなくなった近年の「ガンダム」と言うのは、
もう既にただの「ブランド」を活用するだけのモノになっていて、
シリーズとしてどうこうと言うより、その時々の制作陣に大きく左右されるモノかと。
確かに「SEED」や「SEED DESTINY」などは、セカイ系とまでは言わないまでも、
かなりそれに近い作風であった事は確かだったと思います。
ただし、例えばそのSEEDより数年前に作られたガンダムを見てみると、
「Gガンダム」なんて物凄く熱血系で、ガンダムでスーパーロボット系をやっており、
続く「ガンダムW」ではズラリと美少年キャラを並べて、女性ファンを虜にしました。
そして富野ガンダムが大好きな層は、これらをガンダムとは認めていないと(笑)。
シリーズの変わらなさで言えば、「マクロス」シリーズとかが有りますよね。
初代「マクロス」と、最近放送された「マクロスF」なんて、
それこ両作の間には、そ四半世紀以上の時間が経過してますけど、
「歌・三角関係・変形ロボット戦闘機」という3大要素は全く変わらず、
異文化との衝突と理解、そして恋愛と言うモノを描き続けてますね・・・って、
私はマクロス・シリーズを1本も見てないんですけどね(笑)。

> > 現在放送中のそのままズバリなタイトルの『日常』など、噂で聞く限りでは、
> > まさにそんな感じの一例なのでしょうか?(録ってるだけで見てませんが)

> 日常は見てみましたがツッコミがゆるすぎるといいますか・・。
> いきなり鮭や赤べこが落ちてきたり髪の毛にゲソがついていたりとよく分からないギャグが多かったですね。

いや〜、見て無い私が、見た事ある人に言うのも何なのですが、
「日常」って、「日常とは名ばかりの非日常的な不条理ギャグ」が売りなのでは?
系統的に言うと、昨今人気な「萌え系4コマ」に、
90年代の「不条理系4コマ」を『融合』した作品だと認識しているのですが。
まあ、漫画もアニメも見ていないので何とも言えないですが、
仮に「不条理系」なのだとしたら、ツッコミ不足に感じるのも当然でしょうね。
そもそも不条理系の漫画とは、作中のキャラが突っ込むのではなく、
それを読んでいる読者本人に突っ込ませる形式の作風なので。
軽いツッコミが入る場合も、それは読者のツッコミを正しく誘導する為のモノですし。
まあこの辺は、お笑いに於けるコンビ芸とピン芸の違いに通ずる所がありますね。

> > あとは下ネタの内容が、小学生的なモノから中高生的なモノに広がってきたり、
> 下ネタアニメといいますと、
> 前者は「クレヨンしんちゃん」、後者は「生徒会役員共」辺りが妥当でしょうか・・・?

作品例を挙げるよりも解り易いので、下品ですが直接的に言ってしまえば、
小学生的な下ネタとは、「ちんちん」や「うんち」など排泄的なモノの事を、
中高生的な下ネタとは、セックスにまつわる性的なモノの事を言っています。
あと、クレヨンしんちゃんは、そもそも原作の連載が大人向けの漫画雑誌だったので、
小学生的な下ネタは表面的な部分で、内実は中高生を飛び越えて大人向けだったかと。
ついでに後者の方は、作品的には私もちゃんと見た訳ではないのですが、
下ネタの表現がド直球なだけで、ネタ自体はそこまでキツイものでは無いかと。
中2的なネタと言うのが適当でしょうが、まあそれも確かに中高生には変わりないですね。

> ですがクレしんの場合映画とアニメの内容が全く別物なので、
> 「オトナ帝国」や「戦国」みたいな名作も、アニメの映画化だと多い気がしますね

「クレヨンしんちゃん」と言えば、毎年の恒例行事として、
先日発表された日本PTA全国協議会の「子供に見せたくない番組」で、
今年も堂々のアニメ部門1位(全体でも2位)でしたね(笑)。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011051600788
http://www.nippon-pta.or.jp/material/pdf/19_mediahoukoku.pdf
まあ、子供に見せたいとか、見せたくないとかは置いといて、
クレヨンしんちゃん以上に、夕方6時放送の「銀魂」の方がヤバい気が(笑)。
「夕飯の支度で忙しい」「まさか夕方の番組で」と言うPTA側のチェックの緩みから、
却って「灯台もと暗し」的に、あの時間帯に大人向けのキツイ下ネタを使うって・・・・
確かにここまでやると、子供にも母親にも解らないネタになるとは言え、
「わかめ酒」とか、「栗拾い」とか、「アワビの踊り食い」とか、
夕方6時の地上波で、放送して良いようなネタでは無いような・・・・
って、毎週欠かさず見ている私が言っても、説得力が無いのですが(笑)。


▼ レッド・グローリアさん
> > > しかし、どうにも2期途中から見る気失せていった不思議なアニメ
> > > なんでだんだんつまらなくなっていったんですかねぇw

> > 確かに、1クールで2年分を消化した第1期は、イベント的に濃密で、
> > それに比べると、2クールで1年分を消化した第2期は、
> > 単純計算でもテンポが4分の1になり、中身が薄く見えるかも知れません。
> > とは言え、やはりこの作品は「日常系」ですからねえ。
> > 逆にそういうスロー・テンポこそ、イベント型では無い「日常」を拾い上げ、
> > 各キャラの細かな描写を可能にしていたように、私には感じられました。

> 一年間の流れ、ギャグと言っても普通の会話。。。。私にとってけいおんは日常的過ぎたのかもしれませんw
> 普通の女子高生の普通の日常を除いても何も楽しくないぞ・・・と

「普通の日常」と言われると、ちょっと語弊があって、
本当の日常と言うのは、ネガティブな要素もいっぱい有るモノなので(笑)、
より正しく言えば、視聴者的に「有って欲しい日常」の方が適当かと。

> とこれを言ってしまうと「お前は日常系あってないだろw」となってもおかしくない訳ですがw
いや、そんな事は無いと思いますよ。
やはり、単純に「日常的なまったり感から来る萌え」だけでは物足りないので、
ほとんどの日常系作品は、「萌え+α」の形を取っていますから。
要は、その「プラス・アルファ」の部分が合うか否かの話かと。

> 私の好きな日常系を挙げると何かな?と思うとこうなります(アニメ・漫画混同)
> 1位 みなみけ (アニメ・漫画両方)
> 2位 はなまる幼稚園 (漫画のみ アニメつまらんww)
> 3位 トラどら
> 4位 侵略イカ娘
> って感じですかねぇ・・・・。これ以外の私の好みの傾向を改めて考えると
> ほのぼのが良い!でもギャグ欲しい。ん?でも別にはなまるやトラどらはギャグじゃないなwと
> 結局のところその時の気分や感覚による気まぐれが大きい気がします(なんじゃそりゃw)

日常ギャグ系とは言っても、「みつどもえ」くらいまで行くとキツいですかねえ?
原点的な作品として、ギャグ要素も含む「あずまんが」はどうなのでしょう?
ちなみに、上記ランキングの4作ですと、全て録画して焼いてはあるものの、
(HDD録画+圧縮技術+大容量ディスクは、必要以上の録画を促進させ過ぎます・笑)
実際に見たのは「みなみけ」だけですねえ(これはリアルタイムで見てました)。
ただこの作品、アニメだと3期全ての作風がそれぞれ違い過ぎませんか?(笑)
まあそれは置いといて、やはり「1期>3期>2期」の評価でしょうか?

> ってそういえばまだハルヒ見てねぇーw
> いつか見ようと思って全然その気にならない・・・
> 友人から薦められてはいるのですが、まだ見てない。
> 管理人さん的にはどうでしょう?

実を言うと、私もハルヒは数話程度しか見ていません(笑)。
ちょうどゴールデン・ウィークに、アニメ全話と劇場版の一挙放送が、
WOWOWの方であったので、折角だし見てみようかな?と思ったのですが、
結局、CS他局の「刀語」全話一挙放送の方を見てしまいましたし(笑)。
刀語の方が開始時間が早く、先に見て合わなければハルヒに移動予定でしたが、
まあまあ出来だったので、そちらの方の視聴を継続しました。
あとハルヒの方は、2夜目の「エンドレスエイト」一挙放送に、
ちょっと躊躇した側面も、有る事には有りました(笑)。
でもまあ、私の方も「いつかは見てみよう」という思いは持っていますし、
少し見た限りでも、好きだと言う人が居るのも解る作風ではあるんですけどね。
(逆に言えば、本放送で見た時に視聴を続ける程には、私は惹かれなかったと)


[14640] Re:アニメ関連:まとめレス2返信 削除
2011/5/22 (日) 17:37:20 シャクシャイン

▼ 徳翁導誉さん
> ▼ シャクシャインさん

> > > 端境作品として挙げるなら、「あずまんが」あたりが適当なような気がします。
> > 萌えは「あずまんが」が 端境作品なのですか・・・私は、まだあまりアニメのこととか、分からないですから・・

> 「萌え」という認識がアニメ・ファン一般に広まったのは、
> やはり、2002年に放送された「あずまんが大王」の存在が大きいかと。
> まあ別に原作者本人は、その後の「よつばと」とかを見ても解るように、
> 完成度の高い「ほのぼの系」を描いているだけで、
> 当人は恐らく「萌え系」を描いているつもりは無いのでしょうけども、
> 『ストーリーに拘らず、自分が気に入ったキャラを愛でる』
> というマンガ(アニメ)の楽しみ方を示した、端緒的な存在だと思います。
> 何と言っても原作者のあずまきよひこは、キャラクターの描写能力が物凄いので。

うーむ、あずまんがって結構前の作品だったのですね・・。
てっきりらきすたの少し前ぐらいの作品だと、思い込んでおりました・・。

> > > う〜ん、これを書き始めると、ちょっとした日本アニメ史になっちゃうのですが、
> > > 「日常系へと回帰」とありますが、そもそも日常系って以前より存在したのでしょうか?
> > > まあこの辺は「セカイ系」や「日常系」の定義自体で、話が大きく変わって来ますけども。

> > 私的には「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」とかをイメージしていましたが・・・。

> 「ロボットや超能力などのSF設定が出てこない」と言う意味での「日常系」ではなく、
> サブカル系の専門用語としての「日常系(空気系)」という意味でした。
> そもそも前者の場合、当たり前と言えば当たり前すぎる程の設定なので、
> わざわざそれらを一括りにして扱う事自体が、ほとんど有りませんからねえ。

シリアスな作品が、減ったのもそのためでしょうかね・・?
 
> > やはり初期の内容となると、「ヤマト」や「ガンダム」が中心だったんですね・・。
> 「中心」という表現は微妙に違っていて、まあ核を為していた事は間違いないのですが、
> それ以上に、社会現象を巻き起こしたとか、歴史的な変革をもたらしたとか、
> その時々でアニメ界に大きな影響を及ぼした作品として、
> 「ヤマト」や「ガンダム」などのタイトルを挙げています。
> 例えば、少年漫画の王道である「バトル系」アニメの系統などは、
> それこそTVアニメの黎明期から既にあり、その路線は半世紀経った今になっても、
> 「ワンピース」「ナルト」「ブリーチ」などに引き継がれています。
> これらも作品も、間違いなくアニメの「中心」には位置しますが、
> かと言って、アニメ史に何か新しい波を起こしたかと尋ねられれば、そうでは無いと。

というより、アニメそのものが少年向けだけのものじゃなくなったのが、理由なのでは・・?
萌えアニメとかはだいたいそうじゃないですか、オタク受けを狙って作られたりしてますよね。
その点において新ジャンルの萌えと従来のバトルとなると、
やはり今までに無かった要素である、萌えが新時代の象徴になる、と。


> > > ここでようやく、その「セカイ系」の説明なのですが、
> > > 主人公とヒロイン(君と僕)という2人の極小さな「世界」の関係が、
> > > 地球や宇宙規模の超巨大な「世界」の危機に結び付いていて、
> > > 2つの世界の間に存在する国や地域などの「社会」はすっぽりと抜け落ちている、
> > > そのような世界観を持つエヴァ以降の作品を、一応は「セカイ系」と呼んだりします。

> > このタイプはバトルとラブコメを合わせたような状態の作品でしょうか・・。

> まあ、「ラブコメ」の「コメディ」の部分があるかは作品次第ですが、
> 「戦闘と恋愛」が、作品の重要な要素である事は変わらないと思います。
> とは言え、「戦闘と恋愛」という要素自体は、あまり目新しいモノでは無いですよね?
> 戦いはいつの時代でも、少年の心を熱くさせますし、
> 可愛い少女が居れば思いを寄せるし、彼女を守ろうと更に戦うようになる訳です。
> ただこれが、主人公に自分を仮託する視聴者が「僕は戦いたくないよ」となると、
> ヒーローとヒロインの立ち位置が入れ替わる事となり、
> 少女が戦い、少女が思いを寄せる格好になってしまうと・・・・
> ひょっとしたら、「母親から守られる世界観」に似ているのかも知れません。
> まあこれを安易に、「男性の幼児化」と言う人も多く居ますが、
> どちらかと言うと、「男性の中性化」という方が個人的には適当な気がします。

それは同感ですね。
最近の男性主人公はどれも普通・無個性といった似たようなタイプのキャラが多い気が・・・。

> > ガンダムシリーズは年代を進むにつれ、このタイプになってますからね・・。
> う〜ん、富野由悠季が関わらなくなった近年の「ガンダム」と言うのは、
> もう既にただの「ブランド」を活用するだけのモノになっていて、
> シリーズとしてどうこうと言うより、その時々の制作陣に大きく左右されるモノかと。
> 確かに「SEED」や「SEED DESTINY」などは、セカイ系とまでは言わないまでも、
> かなりそれに近い作風であった事は確かだったと思います。
> ただし、例えばそのSEEDより数年前に作られたガンダムを見てみると、
> 「Gガンダム」なんて物凄く熱血系で、ガンダムでスーパーロボット系をやっており、
> 続く「ガンダムW」ではズラリと美少年キャラを並べて、女性ファンを虜にしました。
> そして富野ガンダムが大好きな層は、これらをガンダムとは認めていないと(笑)。
> シリーズの変わらなさで言えば、「マクロス」シリーズとかが有りますよね。
> 初代「マクロス」と、最近放送された「マクロスF」なんて、
> それこ両作の間には、そ四半世紀以上の時間が経過してますけど、
> 「歌・三角関係・変形ロボット戦闘機」という3大要素は全く変わらず、
> 異文化との衝突と理解、そして恋愛と言うモノを描き続けてますね・・・って、
> 私はマクロス・シリーズを1本も見てないんですけどね(笑)。

ガンダムシリーズの場合だと、ファーストガンダムは設定のリアルさという新しい分野を開拓したロボアニメだったものの
「マジンガーZ」などのような軍・戦闘描写をメインとする内容を引き継いでいて、
次の作品である「Zガンダム」ではそのようなアクション以外にも人間描写といいますか、
そういうものを書きましたからそういう点ではアニメの時代の移り変わった時の続編だったため、
その後も統一性よりは「ガンダム」というロボは引きついただもののコンセプトはだいぶ違いますからね。
おそらくファーストガンダムからZガンダムにかけての年代が長かったのも一つの理由なのでしょうね。
一方マクロスは元々そういう人間描写を描くことが多くなった時に初代作が作られたので
コンセプトを変更せずに要素を出すことが出来たのでしょうね・・。


> > > 現在放送中のそのままズバリなタイトルの『日常』など、噂で聞く限りでは、
> > > まさにそんな感じの一例なのでしょうか?(録ってるだけで見てませんが)

> > 日常は見てみましたがツッコミがゆるすぎるといいますか・・。
> > いきなり鮭や赤べこが落ちてきたり髪の毛にゲソがついていたりとよく分からないギャグが多かったですね。

> いや〜、見て無い私が、見た事ある人に言うのも何なのですが、
> 「日常」って、「日常とは名ばかりの非日常的な不条理ギャグ」が売りなのでは?
> 系統的に言うと、昨今人気な「萌え系4コマ」に、
> 90年代の「不条理系4コマ」を『融合』した作品だと認識しているのですが。
> まあ、漫画もアニメも見ていないので何とも言えないですが、
> 仮に「不条理系」なのだとしたら、ツッコミ不足に感じるのも当然でしょうね。
> そもそも不条理系の漫画とは、作中のキャラが突っ込むのではなく、
> それを読んでいる読者本人に突っ込ませる形式の作風なので。
> 軽いツッコミが入る場合も、それは読者のツッコミを正しく誘導する為のモノですし。
> まあこの辺は、お笑いに於けるコンビ芸とピン芸の違いに通ずる所がありますね。

うーんこの作品は、好き嫌いが分かれると聞いておりましたが、
私には、合わなかったんですかね・・。
なんといいますか私は「あずまんが」や「けいおん」のような
視聴者が作品に介入する、というのは総合的にあわないのですかね・・・。
ピン芸人でも陣内とかはツッコミしてますけどね・・。

> クレヨンしんちゃん以上に、夕方6時放送の「銀魂」の方がヤバい気が(笑)。
> 「夕飯の支度で忙しい」「まさか夕方の番組で」と言うPTA側のチェックの緩みから、
> 却って「灯台もと暗し」的に、あの時間帯に大人向けのキツイ下ネタを使うって・・・・
> 確かにここまでやると、子供にも母親にも解らないネタになるとは言え、
> 「わかめ酒」とか、「栗拾い」とか、「アワビの踊り食い」とか、
> 夕方6時の地上波で、放送して良いようなネタでは無いような・・・・
> って、毎週欠かさず見ている私が言っても、説得力が無いのですが(笑)。

銀魂って、そんな作品だったのですか・・・
知りませんでした。。


[14665] Re2:アニメ関連:まとめレス2返信 削除
2011/5/28 (土) 17:32:51 徳翁導誉

> うーむ、あずまんがって結構前の作品だったのですね・・。
> てっきりらきすたの少し前ぐらいの作品だと、思い込んでおりました・・。

いっその事、「TVアニメ年表」とか作ってみるのも面白いかも?
それを元に動画化しても良いでしょうし。


> > > やはり初期の内容となると、「ヤマト」や「ガンダム」が中心だったんですね・・。
> > 「中心」という表現は微妙に違っていて、まあ核を為していた事は間違いないのですが、
> > それ以上に、社会現象を巻き起こしたとか、歴史的な変革をもたらしたとか、
> > その時々でアニメ界に大きな影響を及ぼした作品として、
> > 「ヤマト」や「ガンダム」などのタイトルを挙げています。
> > 例えば、少年漫画の王道である「バトル系」アニメの系統などは、
> > それこそTVアニメの黎明期から既にあり、その路線は半世紀経った今になっても、
> > 「ワンピース」「ナルト」「ブリーチ」などに引き継がれています。
> > これらも作品も、間違いなくアニメの「中心」には位置しますが、
> > かと言って、アニメ史に何か新しい波を起こしたかと尋ねられれば、そうでは無いと。

> というより、アニメそのものが少年向けだけのものじゃなくなったのが、理由なのでは・・?
> 萌えアニメとかはだいたいそうじゃないですか、オタク受けを狙って作られたりしてますよね。
> その点において新ジャンルの萌えと従来のバトルとなると、
> やはり今までに無かった要素である、萌えが新時代の象徴になる、と。

まあ、「新ジャンル=新時代の象徴」というのは、
それはその通り・・・と言うか、ある意味では当然ですよね(笑)。
歴史と言うモノは、どんな分野でも、そうした切り口で語られる事が多いですので。

ただ、「アニメが少年向けだけのものじゃなくなった」と言うのは、
何も近年になって始まった事では無いように思います。
例えば白黒時代からも、私が好きな作品として挙げている「佐武と市」などは、
ハッキリ言って、思いっ切り大人向けに作られたアニメでしたし、
社会現象を起こしたとして挙げた「ヤマト」「ガンダム」「エヴァ」なども、
その現象を起こしたのは、主に青年層であったと思います。
1970年に発生した「よど号ハイジャック事件」などにしても、
その犯行声明の結びが、「我々はあしたのジョーである」ですからねえ。
「深夜アニメの拡大」「夕方アニメ枠の縮小」「ゴールデン枠のほぼ消滅」
という近年の状況を見る限りでは、どちらかと言うと、
「元々の主要層であった子供向けが危機的状態にある」と言った方が適当かも?


> > クレヨンしんちゃん以上に、夕方6時放送の「銀魂」の方がヤバい気が(笑)。
> > 「わかめ酒」とか、「栗拾い」とか、「アワビの踊り食い」とか、
> > 夕方6時の地上波で、放送して良いようなネタでは無いような・・・・

> 銀魂って、そんな作品だったのですか・・・
> 知りませんでした。。

もちろん、描写的にはこんな感じ↓ですけどね(完全に遊んでます・笑)。
http://yaplog.jp/cv/syokotanmania/img/1017/img091030001039_p.jpg
http://yaplog.jp/cv/syokotanmania/img/1017/img091030001619_p.jpg
http://yaplog.jp/cv/syokotanmania/img/1017/img091030001650_p.jpg
このアニメは、根幹部分である「人情コメディ」の完成度が高く、
バトル回になると、下手なバトル・アニメ以上に作画が凄いのですが、
その上に盛られた「パロディ」と「下ネタ」が、正直言ってやり過ぎで・・・・
まあ個人的には、やり過ぎていても面白ければ全然問題ないのですが、
だからと言って、誰にでも薦められる作品という訳ではないと(笑)。


[14719] Re3:アニメ関連:まとめレス2返信 削除
2011/6/10 (金) 11:58:41 プロイセン

▼ 徳翁導誉さん
> ただ、「アニメが少年向けだけのものじゃなくなった」と言うのは、
> 何も近年になって始まった事では無いように思います。
> 例えば白黒時代からも、私が好きな作品として挙げている「佐武と市」などは、
> ハッキリ言って、思いっ切り大人向けに作られたアニメでしたし、
> 社会現象を起こしたとして挙げた「ヤマト」「ガンダム」「エヴァ」なども、
> その現象を起こしたのは、主に青年層であったと思います。
> 1970年に発生した「よど号ハイジャック事件」などにしても、
> その犯行声明の結びが、「我々はあしたのジョーである」ですからねえ。

走りとしてはそうでしょうけど、確立した、という点から見たらどれもこう、小学生、中学生を
主眼に作られており、違う気がするんですが。自分はそれをAKIRAと考えておりますが、
管理人さんはそのところどうお考えでしょうか?


[14736] 大人向けのアニメに関して返信 削除
2011/6/11 (土) 22:15:17 徳翁導誉

> > ただ、「アニメが少年向けだけのものじゃなくなった」と言うのは、
> > 何も近年になって始まった事では無いように思います。
> > 例えば白黒時代からも、私が好きな作品として挙げている「佐武と市」などは、
> > ハッキリ言って、思いっ切り大人向けに作られたアニメでしたし、
> > 社会現象を起こしたとして挙げた「ヤマト」「ガンダム」「エヴァ」なども、
> > その現象を起こしたのは、主に青年層であったと思います。
> > 1970年に発生した「よど号ハイジャック事件」などにしても、
> > その犯行声明の結びが、「我々はあしたのジョーである」ですからねえ。

> 走りとしてはそうでしょうけど、確立した、という点から見たらどれもこう、小学生、中学生を
> 主眼に作られており、違う気がするんですが。自分はそれをAKIRAと考えておりますが、
> 管理人さんはそのところどうお考えでしょうか?

例えば、「あしたのジョー」が「小中学生」に向けて描かれたかと言えば、
リアルタイムを知らないものの、とてもそうとは思えないんですよねえ・・・・
漫画の分類としては、「カムイ伝」「子連れ狼」「ゴルゴ13」などと同じく、
いわゆる『劇画』に分類される漫画ですので(劇画は少年向けじゃないですよね?)。
劇画ブームが起きたのは60年代の事ですし、やはりその歴史は古いかと。
アニメ映画の方でも、手塚治虫が大人向けに作った『アニメラマ3部作』がありますし。
もっと言えば、80年代にビデオが普及して「エロ・アニメ」とかも出てきますね(笑)。

ただ、何となく言いたい事は解ります。
「AKIRA」から「GHOST IN THE SHELL」へと続く流れですよねえ?
これらは確かに、大人向けアニメの中に1つの流れを作り出しましたが、
かと言って、これで大人アニメが確立されたとは言えないかと。
簡単に言ってしまえば、大人向けは大人向けでも、
「コアなアニメ・ファンの大人向け」という分類になると思います。
80年代から90年代に掛けて登場する若い作り手や、彼らと同年代の読者たちは、
子供の頃からアニメが存在した、まさに最初の世代ですからねえ。
・・・って、原作漫画はまだしも、純粋にアニメ視点で語る場合、
「AKIRA」よりも先に、「王立宇宙軍オネアミスの翼」があるように気がします。
とは言え一般的な知名度だと、両作品にはかなりの差がありますので、
マニア向けでなく一般的なアニメ史なら、「AKIRAがそれを確立した」で良いと思います。

しかし、それにしても、その路線は絶滅危惧種に近くなって来てますよねえ・・・・
TVアニメの方ですと、目ぼしい所で「攻殻機動隊S.A.C.」あたりが最後?
先日、久しぶりに見返したのですが、「serial experiments lain」みたいなのも、
近年では全く無いですよねえ?(私が知らないだけかも知れませんが)
アニメ映画の方も、昨年、今敏を若くして失ってしまいましたし・・・
作るのが大変な上に、高い完成度が求められ、しかも売れにくいと来れば、
まあ市場原理的に、捨てれて行ってしまうのも致し方ないのかも知れませんが・・・・
まだ「実写」ならば、需要の方も有りそうですが、
それを作れるだけの予算が、日本の制作現場には無いですしねえ。
日本のアニメ陣が実写に挑戦しても、上手く行くとは限りませんし。

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