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[14856] さらに提案「赤い嵐WW1版」返信 削除
2011/7/4 (月) 21:58:22 劉備

赤い嵐のWW1版があってもいいと思います
調べきれない場合指導者の顔写真はいいので。
できるとなると欧州がとても楽しそうです


[14880] Re:さらに提案「赤い嵐WW1版」返信 削除
2011/7/9 (土) 15:28:03 徳翁導誉

> 赤い嵐のWW1版があってもいいと思います
> 調べきれない場合指導者の顔写真はいいので。
> できるとなると欧州がとても楽しそうです

第一次大戦は、それこそ別名が「欧州大戦」ですし、
赤い嵐のような世界マップでやるよりも、欧州マップ(地中海&中東込み)、
それも三国大戦のようなHEX制の方が、表現するのに適している気がします。
HEXマップなら、シュリーフェン・プランなども上手く表現できますし。
まあHEX制の場合は、「1人1キャラ」ではなく「1人1国」、
もしくは1国を「政府・陸軍・海軍」で3人とかになるでしょうけどね。

似たような時代で、世界マップを使おうと言うのであれば、
第一次大戦の元凶でもある「帝国主義」時代の方が適しているのでは?
世界規模での植民地の争奪戦も出来ますし、
「市場&工場」の概念も加えたり、物資の設定を入れ替えれば、
植民地から原料を輸入し、本国で製品に加工し、それを海外へ輸出するなど、
現在の現代版以上に、「貿易」の概念も表現できますから。
「交易ルート」を応用すれば、「鉄道」の概念を表現できますしね。

まあコチラの方も、「総理大臣・外務大臣・財務大臣・陸軍大臣・海軍大臣」と、
1国を5人の大臣プレイヤーに分け、プレイヤー担当国は大国に限定し、
(小国プレイヤーを入れた場合は、1人で1国を担当も、ゲーム上の勝利は無し)
その国の勝利ではなく、各大臣の勝利を目指す方式なら、
より面白味を増すかも知れませんけどね。
時代はちょっと違いますが、この方式なら、
「日本海軍にとって最大の敵は、アメリカ海軍ではなく日本陸軍である」
というのも、うまく表現できるでしょうし(笑)。
以前にもちょっと書きましたが、
財務大臣から配分される行動力を奪い合う陸軍大臣と海軍大臣。
軍部が勝手に戦争を始め、その後始末に振り回される外務大臣。
外務大臣の国債売り込みが下手で、行動値不足に困る財務大臣。
各大臣間の調整をしつつ、国力の増大を目指す総理大臣・・・って具合で。

でもまあ、仮にこの大臣制を試すとすれば、
まず最初に行われるのは、恐らくキューバ危機版の米ソでしょうね。
・アメリカ(大統領・国務長官・国防長官・財務長官・CIA長官)
・ソビエト(書記長・外務大臣・国防大臣・内務大臣・KGB議長)
外交は、国務長官と外務大臣。
軍事は、国防長官と国防大臣。
生産&行動力分配は、財務長官と内務大臣。
他国への工作・諜報活動は、CIA長官とKGB議長。
人事権および全ての統括は、大統領と書記長。
ちなみにNHK-BSでは、海外ドラマ「ケネディ家の人びと」を放送中です。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/kennedys/


[14901] Re2:さらに提案「赤い嵐WW1版」返信 削除
2011/7/12 (火) 21:54:22 Nulldrift

南北戦争とか起こってる頃だと
アメリカも南と北に別れて面白そうですね。

って新規投稿の所に誤爆しましたが・・・


[14913] アメリカの南北分断返信 削除
2011/7/15 (金) 23:28:19 徳翁導誉

> > 似たような時代で、世界マップを使おうと言うのであれば、
> > 第一次大戦の元凶でもある「帝国主義」時代の方が適しているのでは?
> > 世界規模での植民地の争奪戦も出来ますし、
> > 「市場&工場」の概念も加えたり、物資の設定を入れ替えれば、
> > 植民地から原料を輸入し、本国で製品に加工し、それを海外へ輸出するなど、
> > 現在の現代版以上に、「貿易」の概念も表現できますから。
> > 「交易ルート」を応用すれば、「鉄道」の概念を表現できますしね。

> 南北戦争とか起こってる頃だと
> アメリカも南と北に別れて面白そうですね。

ハリー・タートルダヴの「タイムライン191」シリーズ?
http://en.wikipedia.org/wiki/Southern_Victory_Series
まあ私は英語がからきし駄目なので、詳細な内容は知りませんが、
アメリカで人気な「南部存続IF」の仮想戦記小説らしいです。
ちなみに、簡単なあらすじは、こんな感じ↓らしいです。
http://hayasoft.com/hiko/paradox/wiki_hoi2/index.php?HT%20MOD%BE%D2%B2%F0%A5%DA%A1%BC%A5%B8
でもまあ、同じParadox社製のPCゲームなら、
丁度その時代を題材にした「Victoria」の方を、先に思い浮かべるのが普通かな?(笑)

ただ「南北戦争」というのは、アメリカ史の中で、
日本史の戦国、中国史の三国志、欧州史のナポレオン戦争、世界史のWW2と、
並び扱われるくらいの、メジャーで人気の歴史題材ですからねえ。
戦史的に見ても、総力戦の時代へと変わる転換点となった重要な題材ですし。
単品でも充分に主役クラスの題材を、副材のような感じで用いては、
却って、その素材を駄目にしてしまう気もします。
って、そこまで求める層は、ここでは少数派だと言うのも解ってますけど・・・・
以前こんな1人用ゲーム↓も作ったものの、プレイ人数は高が知れてますので。
http://www.geocities.jp/kingo_chuunagon/civil_war/civil_war.html
ちなみに、アメリカ舞台の鉄道ゲームを作ろうとした事があり、
HEXマップ↓は既にあったりするので、三国大戦系なら簡単に作れたり(笑)。
http://www.geocities.jp/flash_okiba5/usa_train/usa.html

まあでも単純に、「アメリカの南北分断」を妄想するのであれば、
過去の歴史を題材にするよりも、現在や近未来を題材にした方が面白いかも?
ブッシュJr.政権の末期には右派と左派が対立し、反ブッシュの左派からは、
「南部を宗教国家として切り離し、北部はリベラルなカナダと合併したい」と、
「ジーザス・ランドとカナダ合衆国に分裂」のネタが盛んでしたし(笑)。
http://en.wikipedia.org/wiki/Jesusland_map
http://images.wikia.com/althistory/images/0/04/800px-Flag_of_Jesusland.svg.png
実際、右派の宗教派勢力はこんな感じ↓でしたからねえ・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=FURfITyq2K8
その後、大統領が左派寄りのオバマになり、このネタ自体は下火になるも、
逆に今度は右派から、金融危機による大企業の国有化や、医療保険制度の改革など、
オバマの政策は社会主義的だとして、ソ連(USSR)を文字って「USSA」とか言わました。
http://www.sorenwinslow.com/PhotoGallery/Politics/USSA_TheNewAmerica.jpg
他にも、オバマは国家社会主義者だとして、ヒトラーとも重ねられましたね。
http://swordattheready.files.wordpress.com/2008/11/obamanazi.jpg
で、それらの批判が不景気と結び付いて、ティー・パーティー運動へと繋がり、
昨年の中間選挙でオバマは大惨敗に終わるも、選挙後は右派の方もグダグダと・・・・
米ソ二極から、冷戦後の一極、そして多極化へ向かおうとしている時代、
今すぐは無いにしても、50年以内にアメリカが分裂する可能性も無くは無いかも?

そう言えば攻殻でも、アメリカは米帝や米ソ連合などに分裂してたなあ・・・・
どうして、そう言う展開になったかは、全然わかりませんけど(笑)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%B8%9D_%28%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A%29


> って新規投稿の所に誤爆しましたが・・・
と言う事で、消しておきました。


[14921] Re:アメリカの南北分断返信 削除
2011/7/16 (土) 21:04:05 プロイセン

▼ 徳翁導誉さん
> ただ「南北戦争」というのは、アメリカ史の中で、
> 日本史の戦国、中国史の三国志、欧州史のナポレオン戦争、世界史のWW2と、
> 並び扱われるくらいの、メジャーで人気の歴史題材ですからねえ。
> 戦史的に見ても、総力戦の時代へと変わる転換点となった重要な題材ですし。
> 単品でも充分に主役クラスの題材を、副材のような感じで用いては、
> 却って、その素材を駄目にしてしまう気もします。
> って、そこまで求める層は、ここでは少数派だと言うのも解ってますけど・・・・
> 以前こんな1人用ゲーム↓も作ったものの、プレイ人数は高が知れてますので。
> http://www.geocities.jp/kingo_chuunagon/civil_war/civil_war.html
> ちなみに、アメリカ舞台の鉄道ゲームを作ろうとした事があり、
> HEXマップ↓は既にあったりするので、三国大戦系なら簡単に作れたり(笑)。
> http://www.geocities.jp/flash_okiba5/usa_train/usa.html
>
> まあでも単純に、「アメリカの南北分断」を妄想するのであれば、
> 過去の歴史を題材にするよりも、現在や近未来を題材にした方が面白いかも?
> ブッシュJr.政権の末期には右派と左派が対立し、反ブッシュの左派からは、
> 「南部を宗教国家として切り離し、北部はリベラルなカナダと合併したい」と、
> 「ジーザス・ランドとカナダ合衆国に分裂」のネタが盛んでしたし(笑)。
> http://en.wikipedia.org/wiki/Jesusland_map
> http://images.wikia.com/althistory/images/0/04/800px-Flag_of_Jesusland.svg.png
> 実際、右派の宗教派勢力はこんな感じ↓でしたからねえ・・・・
> http://www.youtube.com/watch?v=FURfITyq2K8
> その後、大統領が左派寄りのオバマになり、このネタ自体は下火になるも、
> 逆に今度は右派から、金融危機による大企業の国有化や、医療保険制度の改革など、
> オバマの政策は社会主義的だとして、ソ連(USSR)を文字って「USSA」とか言わました。
> http://www.sorenwinslow.com/PhotoGallery/Politics/USSA_TheNewAmerica.jpg
> 他にも、オバマは国家社会主義者だとして、ヒトラーとも重ねられましたね。
> http://swordattheready.files.wordpress.com/2008/11/obamanazi.jpg
> で、それらの批判が不景気と結び付いて、ティー・パーティー運動へと繋がり、
> 昨年の中間選挙でオバマは大惨敗に終わるも、選挙後は右派の方もグダグダと・・・・
> 米ソ二極から、冷戦後の一極、そして多極化へ向かおうとしている時代、
> 今すぐは無いにしても、50年以内にアメリカが分裂する可能性も無くは無いかも?


押井守の小説『雷轟』にて、南北戦争にて北部が決定的勝利を奪えず両国とも存続、
長い国境線に陸軍を張り付かせなければならなくなり、太平洋の派遣をアメリカではなく
日本となり、アメリカの代わりに日本がベトナム戦争を戦っている、という
世界観設定でしたが、先にイギリスが確立してるんではないかなぁと思ったり。

アメリカ分裂はちょっと考えられないです。
ロサンゼルスの方はヒスパニックが人口構成比第1位となり白人が第2位に転落しましたが、
政策方針は変われど、アメリカ合衆国として今後とも存続していくと思います。
分裂するとしたら、

ニューヨークを中心とするリベラルな北東部。
ヒスパニックを中心とするロサンゼルスやサンフランシスコの西海岸。
保守勢力の牙城たるミシシッピやアラバマの南東部。
そしてシカゴやダラスの中西部。
と4分割までは想像できるのですが、黒人の都市であるニューオリンズや、ヒューストン等の
テキサスがどうするか想像できないです。テキサス単体で独立するというのがどうも想像できなくて。


[14922] Re:アメリカの南北分断返信 削除
2011/7/16 (土) 21:33:34 Nulldrift

> > って新規投稿の所に誤爆しましたが・・・
> と言う事で、消しておきました。


ありがとうございます。

南北戦争はアメリカ史にとっては大きな存在ですけど
発生の原因が工業化の進み保護貿易が必要となった北部と
農業に支えられて自由貿易が必要だった南部の貿易面、工業面での対立でもあるので
帝国主義に工業や交易を重ねるなら、
非常に関係のある所であるとは思います。

しかし南部が残った場合の歴史ifもあるのですか。
アメリカ分断の可能性については
現在のアメリカは超大国だからアメリカがアメリカであることに意味があるしまとまっているけども、
それに意味がなくなった時に国民がアメリカに属していることをどのように感じるかによって変わるんですかね。


[14931] Re:アメリカの南北分断返信 削除
2011/7/19 (火) 19:17:06 リューケン(龍眷)

南北分断ってのは想像力を働かせる余地がありますね。
ネタになるだけあって、まったく現実味が無いわけでも無いですから。


まず思うのは、キリスト教右派についてですね。
南北分断の主役になるのは間違いなく彼らでしょう。
というより、彼ら以外にアメリカを分裂させるような要素があるでしょうか?

彼らには国を割るに足りる十分な要素が備わっています。
>1.政治を動かすに十分な情熱と、政治的実力を備えていること。
宗教的情熱が政治を動かすのは歴史でよく見られることですし、彼らはアメリカ人口の何分の一かを占める勢力を持っています。
キリスト右派の政治的実力は胚細胞問題、中絶問題、創造論教育、若い地球論、核戦争肯定論、同性愛差別……数え上げればキリが無いほど、彼らの影響が及ぶ範囲と大きさは凄まじい。
そして、その言動は大統領すらも自らの信条に屈させることができます。

オバマ大統領の言動がそのことをよくあらわしているでしょう。
彼は上院議員選で「宗教的見解を他人に押し付けることは出来ない。私が立候補しているのはイリノイ州の牧師では無く、イリノイ州の上院議員だ。」と言っていました。
ところが、その後、その発言を撤回して、
「進歩主義者が政教分離で宗教を切り捨てたのは間違いだった。」
「宗教の匂いを嫌う進歩主義者のせいで、われわれは道徳的な言葉で問題に対処することができなくなった。」
と態度を変更せざるを得ませんでした。

実はこれ、白熱教室で有名になったベストセラーの『これからの「正義」の話をしよう』に、政教分離を否定する文脈でそのまんま載っているんですよね(笑)

>2.煽動に動かされるに十分な無知さを備えていること。
「無知は力」(IGNORANCE IS STRENGTH)とジョージ・オーウェルの小説にはありますが、そのまんまですよね(笑)
煽動されて、暴力と権力を一極集中させるには何は無くとも、まず無知でなくてはなりません。
下手に各個人が知識をつけて独自見解を持ち出すと「内ゲバ」になりますからね。

オバマがコミュニストだとか、オバマが国家社会主義者だとか、オバマはイスラム教徒だとか、オバマは実はアメリカ人では無いとか…。
あれだけの矛盾した事実を疑いなく鵜呑みにできるなんて「二重思考」(double-think)を実践しているとしか思えませんよ。
こうした間違いは政治的言説には常に付きまといますが、それにしても、いかに彼らが物事を鵜呑みにできるかは明白です。

今でもオバマの出生証明書が明示されたのにも関わらず、それが偽者だと唱えてますし、嫌がらせのように裁判もかなりの数起こしてます。
出生証明書など、オバマがアメリカ人で無いという「直感」「霊感」に比べれば、彼らにとってはゴミのようなものですw

意外なのですが、オバマに関することで無くとも、「ヒトラーは無神論者」を信じている人は日本にもいますね。かなり根強いです。
(http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/076mushinron.htm)
アレも虐殺をしたので無神論者に違いない、という霊感が働いているんでしょうかね。

>3.宗教を絶対視する原理主義的な過激さを備えていること。
コーランを焼き捨てる集会を作って法王からお叱りを受けたのは最近のことですし、リベラル派議員の集会での銃乱射と暗殺未遂。
実際にあったことですが、「小児性愛」と「小児医院」を間違えて放火した事件は笑い話ですね。

「無垢な胚細胞、受精卵を救う」ために退職した産婦人科医を銃殺した事件と、それを擁護する世論が湧き上がった件は原理主義の風を感じさせます。
宗教の権威と命令が人間としての倫理に打ち勝ったんですよ!

これならば、宗教の権威が愛国心に打ち勝つのも可能です。
国という権威を超克できる宗教という権威を、彼らは称えているのです。

さて、こんな彼らですが、当然ながら彼らの代表者が実権を握っている時、彼らは反乱までは起こしません。
流石の彼らでも、よっぽどのことが無い限りは。

しかし、ついに誕生したのです!
『黒人』大統領が!
ミドルネームに「フセイン」を持つ男が!
過去に「政教分離」を口にした男が!

彼は「統合」をテーマにしていますが、黒人大統領ほど「分裂」を促進するものはありません(笑)
オバマは彼自身の存在が「青いアメリカ」を許せるかどうかを、キリスト教右派の「赤いアメリカ」国民に突きつけているのです。

あまり自分だけ熱くなって、長くなりすぎるのもアレなので、ここは「アメリカのタリバン」というウェブサイトから箴言を持ってきます。
(http://adultthought.ucsd.edu/Culture_War/The_American_Taliban.html)
>We should invade their countries, kill their leaders and convert them to Christianity.
(訳・われわれ(アメリカ国民)は、彼ら(異教徒)の国を侵略して、彼らの指導者を殺し、キリスト教に改宗させるべきだ。」

今でも一部で根強く信じられているぐらいですから、「オバマは本当はイスラム教徒」と吹き込むのは、宗教の指導部からしたら訳の無いことです。
そして、もし、彼らがスイッチさえ押せば、「赤いアメリカ」の「青いアメリカ」に対する反逆が始まるのです。
イスラム教徒に乗っ取られた聖なるキリスト教国家・アメリカを「回復」するための「聖なる戦い」が。
「アルマゲドン(終末戦争)」の色合いを持つその戦いは、まさに熾烈を極めるものになるでしょう。

いや〜、ロマン。


[14938] アメリカ分断まとめレス返信 削除
2011/7/23 (土) 00:20:14 徳翁導誉

> アメリカ分裂はちょっと考えられないです。
> ロサンゼルスの方はヒスパニックが人口構成比第1位となり白人が第2位に転落しましたが、
> 政策方針は変われど、アメリカ合衆国として今後とも存続していくと思います。

まあ、ああした移民国家では、モザイク的な多民族国家とは違い、
人口構成がどうこうで、分裂に至る可能性はかなり低いと思います。
結局の所、利を求めて人々が集まった国だからこそ、
その「政策方針」というのが、最も重要なポイントであって、
「アメリカ」という1つの国家である事で、利益が得られる内は良いですが、
多極化の時代へと至り、分離した方が得というケースが生まれた場合には、
州と言う独立基盤があり、民族と言う統合基盤を持たない移民国家では、
いざとなると、驚くほどアッサリ分裂する可能性も孕んでいるという話です。
もちろん、必ずそうなると言う訳では無いですけどね。

> 分裂するとしたら、
> ニューヨークを中心とするリベラルな北東部。
> ヒスパニックを中心とするロサンゼルスやサンフランシスコの西海岸。
> 保守勢力の牙城たるミシシッピやアラバマの南東部。
> そしてシカゴやダラスの中西部。
> と4分割までは想像できるのですが、黒人の都市であるニューオリンズや、ヒューストン等の
> テキサスがどうするか想像できないです。テキサス単体で独立するというのがどうも想像できなくて。

何だか、2〜3年前にちょっと話題となった、
ロシア人学者による「アメリカ分裂予言」の記事↓に似てますね(笑)。
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/01/6_61.html
って流石に、ここまで各国の支配下に入る事は無いでしょうけど。
特に、日本によるハワイ保護化なんて・・・・

まあ州単位で言えば、カリフォルニア州とテキサス州は、
独立国家として、やって行けそうですよね。
GDPだけ見ても、州単独でG7に入れるだけのモノを持ってますし、
特にこの2州の場合、独立国だった歴史も持ってますからねえ。
テキサス州の州旗は、テキサス共和国の国旗のままですし、
カリフォルニア州の州旗は、「California Republic」と入ってますし。

ただ、同じ西海岸と言っても、
コスモポリタンなカリフォルニア州(ヒスパニック系が多いとは言え1/3)と、
白人が8割を占めるワシントン州やオレゴン州とでは、
やはり毛色が異なるので、カリフォルニア州単独でって事も有り得ますが、
テキサス州単独でと言うのは、ちょっと想像が難しいですよねえ。
テキサスは南部の誇りが強い一方で、他の南部諸州と同類に見られたく無く、
独立国だった気風が強い一方で、自分たちこそアメリカ魂の根源と考え、
差別意識も残る割に、カリフォルニアに次いでコスモポリタンな州。
単独でもやって行けるけど、分裂するなら、やはり南部諸州と一緒なのかな?


> 南北戦争はアメリカ史にとっては大きな存在ですけど
> 発生の原因が工業化の進み保護貿易が必要となった北部と
> 農業に支えられて自由貿易が必要だった南部の貿易面、工業面での対立でもあるので
> 帝国主義に工業や交易を重ねるなら、
> 非常に関係のある所であるとは思います。

アメリカ史にとってもそうですが、
人類史的に見ても、かなり大きな存在なんですよ、実は。
南北戦争によって生まれた大量消費は、
近現代において、本当に大きな変革をもたらしましたからねえ。
また、日本の幕末史においても、南北戦争の間接的な影響は大きいですし。

> しかし南部が残った場合の歴史ifもあるのですか。
アメリカで、という事ですか?
そりゃ〜、人気ですよ(笑)。
「ヤンキー(北部人)」嫌いの南部人も多いですし。
日本でも未だに、戊辰戦争でのわだかまりが残る地域が有りますが、
南北戦争の場合、その被害が戊辰戦争の100倍近いですからねえ。

例えば、ドイツ人が日本人に対して言うジョークとして、
「今度はイタリア抜きでやろう」というのがありますが、
「南部も日本も、同じヤンキーにやられた仲間だ」というの、
南部人が日本人に対して言うジョークとしてあるくらいなので。
って、もちろん、どちらも一部の人間が言うだけの話ですけどね。
その辺の事を踏まえずに、北野武がイタリアの映画祭で、
「今度はドイツ抜きでやろう」と言い、会場をドン引きさせた事も(笑)。


> あまり自分だけ熱くなって、長くなりすぎるのもアレなので、
え〜と、テンションが上がり、文章が熱くなっているのは、
読んでいても、ひしひしと伝わって来るのですが、
突っ走り過ぎてて、どう返信して良いのか解らないです(笑)。
いや、何を言っているか事は、充分に理解できるんですけどね。

> > We should invade their countries, kill their leaders and convert them to Christianity.
> (訳・われわれ(アメリカ国民)は、彼ら(異教徒)の国を侵略して、彼らの指導者を殺し、キリスト教に改宗させるべきだ。」
> そして、もし、彼らがスイッチさえ押せば、「赤いアメリカ」の「青いアメリカ」に対する反逆が始まるのです。
> イスラム教徒に乗っ取られた聖なるキリスト教国家・アメリカを「回復」するための「聖なる戦い」が。
> 「アルマゲドン(終末戦争)」の色合いを持つその戦いは、まさに熾烈を極めるものになるでしょう。

正直な所、私もあまり詳しく知らないのですが、
イスラエルの地で、反キリスト教徒とのハルマゲドンが起こり、
大勢の人類が死に、その後にキリストが再臨して、
生き残ったユダヤ人はキリスト教徒に改宗し、千年王国が築かれると言う、
あのオカルトな説を、福音派の人たちはどれくらい信じてるんでしょう?

ただ、赤いアメリカと、青いアメリカで分裂する場合は、
赤い方が、青い方に反逆するという展開よりも、
赤い方が政権を握って暴走し、青い方が離脱するケースの方が、
想像的には、付き易い気がします。

> いや〜、ロマン。
これってロマンなんですか!?(笑)

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