[スレッド全体]

[16426] Re3:社会主義と共産主義の違い返信 削除
2012/6/30 (土) 07:26:44 名無し

戦後昭和の日本はこの点もうまくて、民主選挙型の形式を取るのに、実態は一党独裁型

これ気になります!
良かったら詳しく教えてください!^^


[16447] 自民党と社会党の55年体制返信 削除
2012/7/7 (土) 17:51:53 徳翁導誉

> > 戦後昭和の日本はこの点もうまくて、民主選挙型の形式を取るのに、実態は一党独裁型
> これ気になります!
> 良かったら詳しく教えてください!^^

いや、単に「55年体制」の話ですよ!?
通常、一党独裁体制と言うのは、選挙が行なわれなかったり、
行っても形式的に過ぎなかったりするのですが、
戦後昭和の日本は、自由な選挙が保証されていながらも、
1955年に自由党と日本民主党が合併する事で誕生した「自由民主党」の政権が、
昭和が終わるまで、ずっと続く事になるんです。
通常の2大政党制であれば、交互に政権を担う事で腐敗を防止し、
政権交代によって、大きな政策転換を行いやすいようになっているのですが、
まずは経済最優先で、欧米という明確な目標を目指し、決まったルートを登るのであれば、
大きな政策転換の機会と言うのは、ある意味で成長を鈍化させかねない危険性もあったと。
だからこそ、「経済が成長するなら、多少の腐敗は黙認するよ」という風潮もありました。

そうした社会状況もあり、自民党と社会党という2大政党がありながら、
その2大政党が、自民党が一党で政権を担う体制を維持するという、不思議な協力関係が生まれます。
自民党とすれば、常に政権を握り、権力を維持できる事は、最大の利点でしたし、
社会党の方も、政権を担わなければ責任を背負う苦労も無い為、とにかく反対を唱えつつ、
いくらか自民党政権から利権の分け前をもらう事で、物凄く楽だった訳です。
そして、この2大政党がタッグを組む事で、他の政党が対抗馬として成長する事も防げたと。
もちろん社会党の中にも、「政権交代を狙おう」と考え、活動した政治家も居たのですが、
そういう人は、ある者は党を追われ、ある者は党の窓際に追いやられ・・・となりました。
まあ、こうした工作は社会党本体はもちろん、自民党も、そして時にはアメリカまでも参加しました。
冷戦期にあった当時、日本での社会党政権の誕生はアメリカも嫌がった訳ですね。

で、その「55年体制」が、どう崩壊していったかも知りたい場合は、
企画コーナーにある「平成政局史」↓でもご覧ください。
http://www.geocities.jp/flash_okiba5/kikaku/seikyokushi.html
ちなみにこれは、政権交代が起きる2009年の衆院選挙を前にして、
掲示板に書いたモノを纏めたものです。

[▼次のスレッド]
INCM/CMT
Cyclamen v3.72