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[17348] 東京五輪招致とレスリング除外問題返信 削除
2013/3/9 (土) 17:05:57 徳翁導誉

WBC予想大会の方で、ちょこちょこと話題に上っていたのですが、
少し脱線気味になって来たので、掲示板の方で改めてスレッドを立ててみました。

> イスラム圏で最初の五輪
> 東西の架け橋
> どうしても、開催をする意味としてはイスタンブールのほうに魅力を感じてしまいます。
> 東京に勝ち目はあるのでしょうか?

毎度貼ってますが、海外ブックメーカーの各社オッズ↓は以下の通り。
 1.6倍  1.6倍  1.7倍  1.6倍  1.7倍  1.6倍  東京(日本)
 3.0倍  3.0倍  3.2倍  3.0倍  3.0倍  2.9倍  イスタンブール(トルコ)
 5.0倍  5.5倍  4.5倍  5.0倍  5.0倍  14.3倍  マドリード(スペイン)
http://www.oddschecker.com/olympics/olympics/olympic-individual-specials/2020-olympics/who-will-host
もちろん実際に決めるのはIOC委員なので、世間の下馬評など当てにはなりませんが、
とりあえず、世界では一般的にどう見られているかの参考程度にはなると思います。
今回は有力な都市に乏しい為、やはり東京にとっては最大のチャンスですよ!!

まあ確かに、イスタンブールの「イスラム圏初」「ヨーロッパとアジアの融合」というのは、一見利点に思えます。
しかし、実際に投票するIOC内部の事を考えると、この2点が足枷にもなりかねないんですよねえ・・・・
まず最初に「イスラム圏初」というのは、同じく五輪開催を目指すカタールやエジプトにとっては、
自分たちの売りを奪われる為、イスタンブールがイスラム票を集められるかは正直微妙だと思うんです。
イスラム圏って事だけに目を奪われると忘れがちですが、中東の大部分を占めるのはアラブ圏であり、
非アラブのトルコやイランが、「同じイスラムだから」とアラブから支持を得るのは、そう容易ではないですし。

また、「ヨーロッパとアジアの融合」とは言っても、トルコはヨーロッパ五輪委員会に所属している訳で、
同じ欧州にはマドリード(スペイン)が居る上に、2024年の五輪開催を目指すパリ(フランス)まで居ます。
2012年の招致でロンドンに惜敗し、2024年には前回開催から100周年を迎えるパリは、招致に物凄く熱心なものの、
しかし「2大会連続で同大陸は不可」という不文律から、2020年が欧州開催だとパリは招致自体が困難になります。
そこで日本側は、2024年はパリを応援する代わりに、2020年は東京を応援してもらおうと動いてるらしいですね。
IOC委員111名の内訳は、欧州47人・アジア24人・南北アメリカ20人・アフリカ15人・オセアニア5人と、
全体的には欧州が圧倒的に多いので、ここをトルコ派・スペイン派・フランス派に分断したい所です。
それと出来れば、今回の招致競争には無関係なアメリカやアフリカの票も欲しいですが、
2020年が欧州開催なら2024年はアメリカ開催の可能性が上がるので、中南米との分断工作が必要かも?
あとアフリカ票は、アフリカの五輪放映権を未だにヨーロッパが握ってるような現状では厳しいかな?
・・・って、まず東京はその前に、キチンとアジア票を固めるのが重要ですけどね(笑)。

ちなみに、一般的には下馬評の低いスペインのマドリードですが、
IOC内部の事情で言うと、スペインっていうのは実は結構強いんですよ!!
何故なら、20年に渡りIOCに君臨して五輪の商業化を押し進めた前会長が、スペイン人のサマランチだからです。
1992年にバルセロナで五輪が開催されたのも、彼の故郷であるというのが最大の理由ですし、
会長職を退任して以降も、IOC委員の中には彼からいろいろと恩恵を受けたサマランチ・チルドレンが少なくなく、
2016年の招致で下馬評の低いマドリードがリオとの最終決戦まで残ったのも、それが最大の理由と言われています。
しかし、そのサマランチも2010年に亡くなりましたので、サマランチ固定票がどうなるか今回は読めない所ですね。
一応IOCには、彼の息子であるサマランチJr.が居ますが、息子がどの程度の票を受け継げたかは未知数ですし。
とは言え、サマランチJr.は111名もいるIOC委員の中でも、わずか15名しかいない理事会のメンバーであり、
レスリング競技の除外問題で、除外候補の最右翼と見られていた近代五種が残ったのも、
それを決める理事会に、近代五種の副会長でもあるサマランチJr.が名を連ねていた為です。
五輪権益を継がせるべくIOC用の肩書きを欲したサマランチ親子(近代五種の競技経験なし)と、
五輪からの除外危機にさらされて後ろ盾を欲した近代五種との相互依存関係ですね、これは。

ですが一方で、こうしたサマランチ勢力に反発する委員というのも決して少なく無く、
最終決戦でマドリードと東京が残った際には、反サマランチ票が得られるので、東京は却って有利かも知れません。
除外競技はわずか14名の理事会(会長は中立的立場で不参加)で決められたので、影響力も行使できましたが、
五輪開催地は100名以上が投票するIOC総会で決められ、サマランチ票は多分その中の30票程度ですからねえ。
そうした事からも日本は、レスリング存続を旗印に、競争相手でもトルコとも手を組みました。
表向きは「開催候補である日本とトルコが共に訴えれば、レスリング存続にも効果がある」との事ですが、
裏側では「反サマランチ(=反マドリード五輪)同盟」と見る事も出来ますね。
要するに、どちらか一方が最終決戦まで残れなかった場合、お互いに反スペインで協力し合うと。
確かにスペインにとっては、レスリングの有無は大した問題ではありませんが、
レスリングが国技であるトルコにとって、レスリング除外は日本以上に深刻な問題だったりします。
また、レスリング競技の存続を訴える国は多いですが、そうした国はマドリードには投票しないかと?
嫌な話ですが、レスリング存続をダシに、反マドリード票を固めるのも、戦略的には重要になるでしょうね。

しかしそれは反面で、レスリング存続を人質に取られていると見る事も出来ます。
レスリングを除外候補に決めたのは、サマランチJr.を含む14名の理事会メンバー(会長は不参加)ですが、
レスリングや野球などの中から、2020年五輪で加える1競技を決めるのも、この14名です。
簡単に言えば、「レスリングを存続させる替わりに、2020年はマドリードに」という事も無いとは言い切れません。
そもそも、除外候補の1競技を選ぶ段階で、初めからレスリングが最多得票というのが腑に落ちないんですよね。
テコンドーや近代五種のロビー活動などは報じられてますが、それは存続理由であってレスリング除外とは関係なく、
西欧のメダル数や女性競技人口の少なさ、人気の低さなどの理由も、他競技でもある話なので決定打にはなりません。
これがまだ投票の過程でレスリングが残り、最終的に消去法でそうした結果となったならまだしも、
票数の推移↓を見ると、最初からレスリングが狙い撃ちされてるのは明らかなんですよねえ・・・・
 レスリング 5票→7票    →6票→8票【決定】
 近代五種  5票→4票    →5票→3票
 ホッケー  2票→1票→6票→3票→3票
 テコンドー 1票→1票→5票→0票
 カヌー    1票→1票→3票
 その他   0票
※ 最初は全競技が対象で、その後は最下位を外し、過半数(8/14票)が出るまで続ける ※

「様々な国がメダルを獲得する競技で何故?」との疑問も、だからこそ人質になると考えれば合点も行きます。
とは言え、1競技を選ぶIOC理事会は5月で、五輪開催地を選ぶIOC総会は9月なので、
(レスリング除外でマドリード決定と断言する人は、理事会と総会の違いを認識して無いかと)
この様な真似は却って、反サマランチの意気を高めるだけのような気がするんですよねえ・・・・
しかも今年の総会は、退任するロゲ会長の後任選挙もありますので、
強権的に行って反感を買い過ぎると、下手をすれば却って排斥される危険性もあるのに?

で、東京の勝算としては、残酷ですが共闘関係のトルコが最初に落ちてくれると有利ですです(笑)。
その方が最終決戦になった時で、いろいろな所から消極的な支持票を得られそうなので。
逆に言うと、最初にマドリードが落ち、東京とイスタンブールが最終決戦に残ってしまうと、
マドリード支持票の行く先が、「イスラム圏初」という名分が立つ方へと流れてしまう危険性があります。
前述のような理由から、イスラム圏からの票はあまり怖くないものの、こうした消去法的な支持は結構怖いです。
各委員とも第1候補はちゃんと決めていても、それが落ちて以降の投票は、かなり流動的でしょうからねえ。
過去の例を見ても、「○○が落選したら××へ」という働き掛けこそが、最終的な勝敗を大きく左右しており、
実際、2016年のリオ五輪にしても、最初から「南米初」が各委員の強い支持を集めていた訳ではなく、
最初に同じアメリカ大陸のシカゴが落ち、最後にサマランチのマドリードが残った時に、他都市推しの流動票が、
放映権(アメリカと時差なし)や反サマランチが裏に有りつつ、「南米初」という名分に乗った部分もあるので。

あと個人的には、できれば「イスラム圏初」の栄誉は、エジプトにあげたい気分もありますね(笑)。
アラブの盟主であるエジプトなら国力もあり、イスラム圏初だけでなくアフリカ大陸初の開催になる上に、
アラブの春以降の混乱から民主化と経済を安定させるにも、五輪開催が絶好の機会になりますし、
そして何よりエジプトは五輪招致の活動を始めてから、実は既に100年が経過しているので・・・・
第2次大戦で中止された1940年の東京五輪でも、エジプトは立候補してましたし、
第1次大戦で中止された1916年のベルリン五輪の時にも、既にエジプトは立候補していました。
五輪招致の歴史で言えば日本などよりもずっと先輩ですし、単純に感情論ですが、
そろそろ開催させてあげたいですし、風景的にもエジプトで開催される五輪を見てみたい!!(笑)
ちなみに、夏のエジプトは暑そうな気がしますが、地中海沿岸なら却って東京よりも過ごし易かったりします。


[17352] Re:東京五輪招致とレスリング除外問題返信 削除
2013/3/12 (火) 16:32:16 伊豆大島のキョン

たしかに、アラブ世界とトルコ、イランは違いますよね。
イランはシーア派だし、公用語もペルシャ語ですよね。
トルコも公用語はトルコ語だし、現在は文字もアルファベットなんで
やはり、イスラム圏とは云っても違う気がしますよね。

「トルコのアジアとヨーロッパの〜」っていうのも地理上の位置はどうあれ
トルコ自体がヨーロッパとして振舞っている(たしかEUにも加盟申請してま
したよね)し、ポイントとしては弱い気がします。

ただ、世間の目はトルコ=イスラム圏なのではと思います。特にヨーロッパ
の方々は最も近い異文化圏という意識が強い気がします(知り合いのヨーロ
ッパ人はそうでした)。こういった意識が少将怖いところではありますね。

サマランチ氏って前回もスペインの招致活動に出てませんでしたっけ?
それでもスペインに決まらなかったということは反対派も多いの、かな?

レスリングの話で近代五種が取り上げられていたので、少し私の考えを申し
上げます。個人的には近代五種自体が好きですし、この競技は古代オリンピ
ック時代の古代五種に対応させてこれを近代化させたものなので、真にオリ
ンピック的競技だと思います。発案者もクーベルタン男爵ですしね。
ですから、除外されるとさびしいものがありますね。



[17368] 五輪招致と近代五種返信 削除
2013/3/16 (土) 13:04:06 徳翁導誉

> ただ、世間の目はトルコ=イスラム圏なのではと思います。特にヨーロッパ
> の方々は最も近い異文化圏という意識が強い気がします(知り合いのヨーロ
> ッパ人はそうでした)。こういった意識が少将怖いところではありますね。

トルコがイスラム圏であるのは間違いのない事実ですし、
ヨーロッパにとって、トルコが最も身近な異文化圏である事も確かです。
ですがそれは、ヨーロッパから観光客を呼ぶ上では有利であっても、
ヨーロッパの一員としてある時には、逆に異分子として不利な扱いを受けています。
未だにEUへの加盟が許可されていないのも、やはりその辺が最も大きな理由でしょうし。

それに五輪だけでなくサッカーでも、トルコはヨーロッパ大陸の連盟に所属していますが、
2020年の欧州選手権に開催国として立候補し、他に有力な立候補国が出てこないと、
選考途中で突然「2020年は欧州13ヶ国で分割開催」と変更&決定されてしまいました(トルコのみ反対)。
欧州内の大会招致ですらこんな扱いですから、五輪招致のように欧州を代表してという立場になると、
内部の異分子は、足を引っ張られこそすれ、支援を受けるというのは相当困難かと・・・・
ヨーロッパだ、イスラムだ、と関係が近いほどに、様々な利害が衝突しますからねえ。
逆に言えば、「トルコならイスラム圏初だから」と入れてくれるのは、却って関係の薄い国であり、
仮に東京が最初に落選した場合などは、日本のIOC委員がそんな感じで投票するかも?
「イスラム圏初」が有効なのは何となく選ぶ層で、それは応援していた都市が途中で落選すると大量発生する為、
だからこそ、日本の招致が成功するには、最終決戦の相手はトルコよりもスペインが良いと(笑)。


> > 会長職を退任して以降も、IOC委員の中には彼からいろいろと恩恵を受けたサマランチ・チルドレンが少なくなく、
> > 2016年の招致で下馬評の低いマドリードがリオとの最終決戦まで残ったのも、それが最大の理由と言われています。
> > しかし、そのサマランチも2010年に亡くなりましたので、サマランチ固定票がどうなるか今回は読めない所ですね。

> サマランチ氏って前回もスペインの招致活動に出てませんでしたっけ?
> それでもスペインに決まらなかったということは反対派も多いの、かな?

はい、そうですね。
2016年の五輪開催地を決める2009年のIOC総会で、マドリード招致のスピーチをしてました。
実際、その半年後には亡くる程、すっかり老いた88歳のサマランチが、
無理を押してまで、総会へ訪れて母国への五輪招致を懇願する姿に、
彼にいろいろと恩義を受けた多くのIOC委員は、凄く感情に訴えられたみたいですよ。
だからこそ前回、下馬評の低かったマドリードが最終決戦まで残ったと言われていますし、
その一方で、そこまでやって勝ち取れなかった以上、彼が居ない今回はどうかな?と見られています。

ちなみに、その時にスピーチをした各国の演説者は、
マドリードが、サマランチ前会長とスペイン国王、
リオが、サッカーの王様ペレとルーラ大統領、
シカゴが、バラク&ミシェルのオバマ大統領夫妻で、
東京は当時首相の鳩山と、帰国子女で英語が得意な無名の体操少女でした(笑)。


> レスリングの話で近代五種が取り上げられていたので、少し私の考えを申し
> 上げます。個人的には近代五種自体が好きですし、この競技は古代オリンピ
> ック時代の古代五種に対応させてこれを近代化させたものなので、真にオリ
> ンピック的競技だと思います。発案者もクーベルタン男爵ですしね。
> ですから、除外されるとさびしいものがありますね。

はい、近代五種がクーベルタン発案の競技だという事は承知してますし、
だからこそ、今まで除外を免れてきた側面がある事も重々承知しています。
また、近代五種を削った所で、参加人数や施設建設費が大して削減できないのも理解しています。
しかし一方で、言葉は悪いものの、裏を返せば、一個人が100年ほど前に作り出した競技な訳で、
多くの人に親しまれて普及していき、五輪に採用された他の競技とも一線を画す上に、
ランニングや競泳、それと百歩譲ってフェンシングはまだしも、射撃に馬術まであると、
まともに競技可能なのは、今も昔も基本的に軍人だけで、世界的にも競技人口はごく僅かです。
ランニングと競泳に自転車が加わった「トライアスロン」が、現代版の近代五種だとも思いますし、
古代五輪からあるレスリングが除外候補にされる昨今、近代五種だけを神聖視するのも・・・・

と言いますか、近年のルールではランニングと射撃が1つに合体しているので、
近代五種ではなく、厳密には「近代四種」ですよねえ?(笑)
「クーベルタンの伝統」を唱えつつも、商業的な理由から「四種」に変更されてる時点で、
個人的には、「正直なんだかなあ?」って気持ちもあります。
でもまあ、それは何も、近代五種に限った話では無いですけどね・・・・
テレビ局の都合で、陸上・水泳・体操などの決勝が午前中や夜遅くになったり、
バレーボールがサーブ・ポイント制からラリー・ポイント制になるなどは、まだ序の口で、
ラグビー(一般的には15人制)は、「7人制」にする事で五輪に復帰しましたし、
復帰を目指す野球に至っては、五輪だけ「7回終了制」に変更しようとしてますので!!
復帰の為、男子野球と女子ソフトを統合して1競技はまだしも、7回終了制は本当なりふり構わずです。
・・・って、そこまで五輪の商業化を進めるなら、もういっその事、アメフトやクリケット、
更には競馬・モーターレース・総合格闘技など、人気のあるプロ・スポーツも入れれば良いのに(笑)。

もっと言えば、個人的にはそれこそ、近代五輪の原点に立ち返るなら、
現在の「運動競技」だけでなく、戦前の五輪のように「芸術競技」も復活して欲しいんですけどね。
「判定に向かない」との理由で消滅したのは解りますが、それはノーベル賞などもそうですし、
音楽や絵画、演劇に文学、建築、都市計画など、かつてあった芸術競技が復活して、
五輪という舞台を借りる事で注目を集めるのは、文化振興の面からも悪い事では無いと思いますので。
(ちなみに日本は1936年のベルリン大会で、絵画とデッサンの2種目で銅メダルを獲得しました)
更に言えば、近年検討され結局は見送られた、チェスや囲碁などの「頭脳競技」も入れて欲しいですし、
(既にアジア版や大学生版の五輪では採用されており、ちゃんとドーピング検査もあったりします・笑)
ついでに、ロボット技術の進歩と人間社会への融合を目指す「ロボリンピック」まで呑み込み、
もう行く所まで行って、ここまで肥大化した五輪を「人類文化の祭典」にまで昇華させても良いかと(笑)。
それこそ近代五輪が始まった頃なんて、人類文化の見本市である「博覧会」とセットだった訳で、
五輪と万博が分離した今でも、「東京五輪&大阪万博」や「北京五輪&上海万博」のように、
文化的発展を目指す国家の規模で見れば、結局この2つは未だにセットみたいな扱いを受けてますしね。

で一方では、その逆に「古代五輪」も復活して欲しいんですよねえ(笑)。
ここまで来ると却って、「走って、投げて、飛んで、戦って」というシンプルさに惹かれると。
近代五輪は当初、世界各地で開催したいクーベルタン男爵と、自国で恒久的に開催したいギリシャ国王が、
双方に持論を主張した為、4年ごとに行われる五輪の中間年にギリシャで大会を開く事になってましたし、
(ギリシャの政情不安や財政危機、そして国王の暗殺などにより、中間大会の開催は1906年の1度のみで終了)
ギリシャ危機、ひいては欧州危機を救う為にも、中間年に古代五輪を復活させるのも面白いのでは?
第1回の近代五輪の開催時に再建され、2004年のアテネ五輪の時にも改修して使用された、
(マラソン・ゴールとして使用されたので、野口みずきが金メダルを獲得したシーンを覚えている人もいるかと)
古代五輪競技場風の「パナシナイコ・スタジアム」が、丁度おあつらえ向きに放置されてますし(笑)。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ae/Kallimarmaron_SW.JPG/800px-Kallimarmaron_SW.JPG
http://www.youtube.com/watch?v=Cl3tkxErpQA&t=1m34s
古代五輪風で使い難いらしいですが、逆転の発想で、それこそ古代五輪で使えば良いんですよ!!
と言いますか、この形状はまさに陸上を見る為に作られていると言えます。
これだけの至近距離で、世界最高峰の速さや高さを体感できるなら、きっとド迫力でしょうから。
それこそ、為末大が以前、自らの夢を実現させるべく資金集めに奔走し、
東京のど真ん中・丸の内で開催した「東京ストリート陸上」は大好評でしたが、
http://www.tokyostreet.jp/
http://www.youtube.com/watch?v=zI65LKSlRys
まさに、それ用のスタジアムで、4万5000人も入る所なんて、世界でも他に無いんじゃないですかねえ?
あと出来れば、古代五輪といえば「戦車レース」も見てみたいなあ(まあ無理でしょうけど・笑)。
・・・と、最後は完全に話が脱線しちゃいましたね。

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