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[18534] とりあえず復帰&コンテンツ追加返信 削除
2013/12/20 (金) 23:40:39 徳翁導誉

年の瀬が迫るバタバタした時期ではありますが、
先週の日曜日に法要が終わり、とりあえずは一段落したので、
徐々にですが、管理の方を再開していこうかと思います。


> > > 私だけかもしれないのですが、前回の首相選挙のログが見れないんですよね・・・。
> > > お時間があれば、何か対策を講じてくださると幸いです。

すみません。
間違えて、「5増5減」処理前の過去ログ用サーバーに置いてありました。
早速、現仕様の過去ログ置き場の方へ移しておきますね。


> > 赤い嵐WW2版がどうやら初期化されたようです。
> > ポイント制(内政なし)版が進行中は
> > 同じポイント制は並行して始めなかったと記憶していますので
> > 一応、報告させていただきます。

> その戦場については、停止せずに勝手に遊べる戦場にしてはどうでしょう?

初期化自体は、意図しないハプニング的なモノではあったものの、
逆に言いますと、他の手動初期化のゲームと同じように、
赤い嵐オンラインも、終了後に「凍結状態」となる仕様にしないかと言いますと、
何らかの事情で、私が長期間に渡って管理等が行えない場合、
自動初期化によって、新ゲームを行えるようにという配慮も、実は含まれています。
奇しくも今回は、まさにそのようなケースとなった訳ですね(笑)。


P.S.
昨年の川越まつりに続き、今年は先日あった大宮・氷川神社の十日市に、
気晴らしがてら、写真を撮りつつ先日行ってきたので、ちょっと公開してみます。
カメラが新しくなった分くらいは、前回よりは鮮明に撮れているかと(笑)。
「大宮・氷川神社 十日市めぐり」
http://www.geocities.jp/tokuou_douyo/oomiya/hikawa.html

それと、休止前から既にほぼ完成していて、
後はU-17W杯の結果待ちだった動画も、これを機にアップしておきました。
「国際スポーツ大会 観客数ランキング」
・ニコニコ http://www.nicovideo.jp/watch/sm22493510
・YouTube http://www.youtube.com/watch?v=JJlVxHoyiNQ

また、休止中に信長の野望の新作が発売されましたので、
信長の野望:批評ページの項目に第14作「創造」を追加しておきました。
三国志の方も含め、近年の作品は数が少ないので、気軽に投稿してみて下さい。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/review/nobunaga.cgi
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/review/sangokushi.cgi


[18541] Re:とりあえず復帰&コンテンツ追加返信 削除
2013/12/23 (月) 00:20:23 ヌルドリ

お疲れ様でしたー。

神社のお祭りって豊穣を願って秋に多いイメージでしたけど、
年末にもあるんですね。


[18559] 神社の祭りと祝祭日返信 削除
2013/12/28 (土) 09:44:52 徳翁導誉

> > 昨年の川越まつりに続き、今年は先日あった大宮・氷川神社の十日市に、
> > 気晴らしがてら、写真を撮りつつ先日行ってきたので、ちょっと公開してみます。
> > カメラが新しくなった分くらいは、前回よりは鮮明に撮れているかと(笑)。
> > 「大宮・氷川神社 十日市めぐり」
> > http://www.geocities.jp/tokuou_douyo/oomiya/hikawa.html

> 神社のお祭りって豊穣を願って秋に多いイメージでしたけど、
> 年末にもあるんですね。

まあ神社というのは、神道における祈りの場なので、
年がら年中、大なり小なり何らかの祭りはあったりします。
で、大宮・氷川神社の十日市もそうですが、「酉の市」は年末の祭りですね。
あと一応、五穀豊穣を祈るのは「春祭り(祈年祭)」であって、
「秋祭り(新嘗祭)」は、その年の収穫を感謝する祭りです。
そして、最も賑わう祭りとなると、基本的には「夏祭り(夏越の祓い)」が1番かと思います。
って、単純に参拝客の多さで言えば、やはり冬の「初詣(年越の祓い)」が最大でしょうけども。

◆お祭り・初詣の来場者数ランキング◆
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s18396#18396

神道というのは、農業(特に稲作)と密接に繋がっており、
農家にとって、春は田植えで、秋は刈り取りで忙しい季節ですから、
もちろん、秋の収穫祭(新嘗祭)でも騒ぎますけども、
時間的に余裕のある夏や冬の方が、古くから祭りとして賑やかだったかと思われます。
そもそも夏や冬というのは、収穫や備蓄など食料が減り、
更には疫病や天災も多い季節、つまりは死に怯える時期だったので、
であればこそ、邪気を払う為にと派手に騒ぐ祭りが行われた由来があります。
(気候的に、夏の祭りは外へ外へと発散し、冬の祭りは内に内にと籠る印象)
まあ現代社会では、夏休みや正月休みの時期に合わせて、
観光客を呼び込む為、派手にイベント化している側面も否めませんけどね(笑)。

で、春や秋の祭りとなると、実際に農作業に従事する側の農民たちは、
田植え前の早春や、刈り取り後の晩秋に行う事になるのですが、
五穀豊穣を祈り、感謝する、神への信仰に従事する側の神職たちは、
農作業中で忙しい彼らに代わり、春や秋のど真ん中である「社日」にも祭り(神事)を行います。
そして、その祭りに合わせて、皇室では歴代皇族の霊を祭る「春季・秋季皇霊祭」を行っており、
これが戦前は祭日であったモノが、戦後は「春分の日・秋分の日」と呼ばれる祝日になりました。
「昼と夜の長さが同じ日だから休み」というのも、冷静に考えれば意味不明ですからねえ(笑)。
他にも、新嘗祭なんかは「勤労感謝の日」と名前を変えていたりなど、
今では謎な名目が付けられた休日の数々も、元々はそうした神道や宮中の祭事だったりします。


[18575] Re:神社の祭りと祝祭日返信 削除
2014/1/2 (木) 00:38:00 ヌルドリ

春分と秋分ってそういう由来があったんですか。
突然できた海の日と同じようなもんだと思ってましたw

農作業関連で冬と夏が暇ってことは、
冬休みや夏休みの起源って熱いから、寒いから以上に
農作業と密接にあるんですかね?
逆に農作業中心から産業中心になる過程の中で、
明治維新以降に春分、秋分は祭日として休日にすることができたんですかね?


[18601] Re2:神社の祭りと祝祭日返信 削除
2014/1/10 (金) 19:24:39 徳翁導誉

> > 五穀豊穣を祈り、感謝する、神への信仰に従事する側の神職たちは、
> > 農作業中で忙しい彼らに代わり、春や秋のど真ん中である「社日」にも祭り(神事)を行います。
> > そして、その祭りに合わせて、皇室では歴代皇族の霊を祭る「春季・秋季皇霊祭」を行っており、
> > これが戦前は祭日であったモノが、戦後は「春分の日・秋分の日」と呼ばれる祝日になりました。
> > 「昼と夜の長さが同じ日だから休み」というのも、冷静に考えれば意味不明ですからねえ(笑)。

> 春分と秋分ってそういう由来があったんですか。
> 突然できた海の日と同じようなもんだと思ってましたw

「海の日」は、本当に正体不明な祝日ですよね(笑)。
数十年ぶりの新しい祝日として、1996年の「7月20日」に、いきなり登場したと思ったら、
わずか数年で、ハッピー・マンデー制度により「うつろう祝日」になっちゃいましたので。
これがまだ、体育の日の10月10日や、成人の日の1月15日のように、日付が定着して以降なら、
月曜に移されても、まだ少しは違った印象になってたかも知れませんけどね。
まあ逆に、あそこまで日付のイメージが定着してた体育の日や成人の日を、
日付が可変な祝日にしたのは、個人的には思う所もあるんですけどね。
特に体育の日など、東京五輪の開会日である10月10日であってこそ、意味のある祝日だと思いますし。

一方で、戦前の旧祭日に由来する祝日は、ハッピー・マンデー制度の対象とはされません。
こちらはこちらで体育の日と同様に、「その日付にこそ意味がある」だからですが、
一般の国民からすれば、東京五輪の開会日の方が、いろいろと思い入れが深い日付だと思いますが、
やはりそこは、皇室・・・というか、そこに絡む人たちがいるので、いろいろ面倒なんでしょうね。
以前、保守系の議員が「勤労感謝の日もハッピー・マンデーの対象に」と提案した時、
「保守系のくせに、新嘗祭も知らんのか!?」と叩かれてましたし・・・・
って、何でこんな話をしたかと言えば、「海の日」も戦前は「海の記念日」として知られており、
それは明治天皇が初めて船に乗った日が由来で、祝日化にはその由来で権威付けしてたのに、
その割には、あっさりハッピー・マンデー化されたので、本当に正体不明な祝日だなぁ、と(笑)。
こうなると、「右翼のドン、政財界の黒幕」と呼ばれ、競艇利権を握ってた船舶振興会の笹川良一が、
祝日化の旗振り役だっただけに、「笹川の権力を誇示する為」との噂もあながち大袈裟じゃないのかも?


> 農作業関連で冬と夏が暇ってことは、
> 冬休みや夏休みの起源って熱いから、寒いから以上に
> 農作業と密接にあるんですかね?

う〜ん、農業と気候と宗教とが、密接に絡み合っているので、
どっちが上とか下とか断言するのは難しいですが、結局は「お盆」と「正月」ですよね。
盆と正月が休みだというのは、既に江戸時代の頃から定着してたそうですし。

> 逆に農作業中心から産業中心になる過程の中で、
> 明治維新以降に春分、秋分は祭日として休日にすることができたんですかね?

いや、その辺はあまり関係ないかと。
明治政府は国家神道を軸として、体制を作り上げて行きましたから、
その一環として、皇室の祭日が国家の祝日に制定されただけでしょうし、
そもそも明治時代どころか、農村では昭和の後期くらいまで、
小・中学校に「田植え休み」や「稲刈り休み」があったくらいですからねえ。
春と秋の農繁期に1週間ほど休みが入る分だけ、夏休みなどが短くなるのだとか。

高度経済成長の影響により、日本全体では減少傾向にあった小・中学校の農繁休暇は、
コンバインやトラクターなど農業機械が普及し出した1970年代から、農村でも減り始め、
昭和から平成になる頃には激減し、週休2日制の導入以降はほぼ姿を消したらしいです。
でも言い換えれば、ほんの20〜30年前まで、子供まで総動員する地域が残ってたくらい、
田植えや稲刈りという作業は、実に重労働だったという事なんですよね。


[18623] Re3:神社の祭りと祝祭日返信 削除
2014/1/17 (金) 20:16:51 ヌルドリ


> 数十年ぶりの新しい祝日として、1996年の「7月20日」に、いきなり登場したと思ったら、
> わずか数年で、ハッピー・マンデー制度により「うつろう祝日」になっちゃいましたので。
> これがまだ、体育の日の10月10日や、成人の日の1月15日のように、日付が定着して以降なら、
> 月曜に移されても、まだ少しは違った印象になってたかも知れませんけどね。
> まあ逆に、あそこまで日付のイメージが定着してた体育の日や成人の日を、
> 日付が可変な祝日にしたのは、個人的には思う所もあるんですけどね。
> 特に体育の日など、東京五輪の開会日である10月10日であってこそ、意味のある祝日だと思いますし。
>
> 一方で、戦前の旧祭日に由来する祝日は、ハッピー・マンデー制度の対象とはされません。
> こちらはこちらで体育の日と同様に、「その日付にこそ意味がある」だからですが、
> 一般の国民からすれば、東京五輪の開会日の方が、いろいろと思い入れが深い日付だと思いますが、
> やはりそこは、皇室・・・というか、そこに絡む人たちがいるので、いろいろ面倒なんでしょうね。
> 以前、保守系の議員が「勤労感謝の日もハッピー・マンデーの対象に」と提案した時、
> 「保守系のくせに、新嘗祭も知らんのか!?」と叩かれてましたし・・・・
> って、何でこんな話をしたかと言えば、「海の日」も戦前は「海の記念日」として知られており、
> それは明治天皇が初めて船に乗った日が由来で、祝日化にはその由来で権威付けしてたのに、
> その割には、あっさりハッピー・マンデー化されたので、本当に正体不明な祝日だなぁ、と(笑)。
> こうなると、「右翼のドン、政財界の黒幕」と呼ばれ、競艇利権を握ってた船舶振興会の笹川良一が、
> 祝日化の旗振り役だっただけに、「笹川の権力を誇示する為」との噂もあながち大袈裟じゃないのかも?

祝日を権力誇示で増やすって、2月から1日奪ったアウグストゥスか何かですかw
自分は東京五輪は肌身を持って知らないので世代なので何とも言えないですが、
当時の五輪って休日になるほど印象に残るイベントだったんですねー。
そう考えると、次の都知事に求められる2020年の五輪の成功はハードル高いですねw

> どっちが上とか下とか断言するのは難しいですが、結局は「お盆」と「正月」ですよね。
>盆と正月が休みだというのは、既に江戸時代の頃から定着してたそうですし。

お盆は詳しく知りませんが、正月自体(てか休日全体)は暦上のイベントで、それは世界共通に見られるものですよね?
暦自体に農業と気候と宗教が絡んできてるなら、世界共通にある正月は何らか世界共通で見られたものが左右してたりはしませんか?
いや夏至とか冬至とかもそうかもしれないですけど。

> 高度経済成長の影響により、日本全体では減少傾向にあった小・中学校の農繁休暇は、
> コンバインやトラクターなど農業機械が普及し出した1970年代から、農村でも減り始め、
> 昭和から平成になる頃には激減し、週休2日制の導入以降はほぼ姿を消したらしいです。
> でも言い換えれば、ほんの20〜30年前まで、子供まで総動員する地域が残ってたくらい、
> 田植えや稲刈りという作業は、実に重労働だったという事なんですよね。

今の農業はなんとか高齢者でもやっていけますが、
農業機械が普及してなければ、三ちゃん農業とか言ってる場合じゃなかったんですね。


[18643] 海の日・東京五輪・暦と農業など、雑談返信 削除
2014/1/24 (金) 21:44:13 徳翁導誉

> > 一般の国民からすれば、東京五輪の開会日の方が、いろいろと思い入れが深い日付だと思いますが、
> > やはりそこは、皇室・・・というか、そこに絡む人たちがいるので、いろいろ面倒なんでしょうね。
> > って、何でこんな話をしたかと言えば、「海の日」も戦前は「海の記念日」として知られており、
> > それは明治天皇が初めて船に乗った日が由来で、祝日化にはその由来で権威付けしてたのに、
> > その割には、あっさりハッピー・マンデー化されたので、本当に正体不明な祝日だなぁ、と(笑)。
> > こうなると、「右翼のドン、政財界の黒幕」と呼ばれ、競艇利権を握ってた船舶振興会の笹川良一が、
> > 祝日化の旗振り役だっただけに、「笹川の権力を誇示する為」との噂もあながち大袈裟じゃないのかも?

> 祝日を権力誇示で増やすって、2月から1日奪ったアウグストゥスか何かですかw

「7月20日」は「明治天皇が初めて船に乗った日」というインパクトに欠ける記念日な為、
祝日化を推進した「笹川良一の誕生日」と誤解している人も珍しく無いのですが、
まあ、まだ本人の誕生日を祝日にしてないだけ、マシじゃないですか?(笑)
ちなみに今調べた所、笹川の誕生日は「5月4日」だそうです・・・って、
この日が平成元年に「国民の休日」として祝日化されたのは、
ゴールデン・ウィーク用にを作ったのではなく、こちらの方に真相があったのでは!?

    ,ィィr--  ..__、j
   ル! {       `ヽ,       ∧
  N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨
  ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \ 平成元年に笹川誕生日が祝日化され、今までの天皇誕生日は「みどりの日」と改名。
  `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   >平成18年には旧・天皇誕生日は「昭和の日」となり、笹川誕生日が「みどりの日」に。
     {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠    笹川誕生日=みどりの日=天皇誕生日
    '、 `,-_-ュ  u /|   ∠ つまり5月4日の祝日化とは、「笹川=天皇」だと世に示す行為なのだ!!(もちろん妄想)
      ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´
    く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___
   「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
   |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,
    ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))
    l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7
    | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l /


> 自分は東京五輪は肌身を持って知らないので世代なので何とも言えないですが、
いや私だって、さすがに東京五輪は知らないですけどね(笑)。
とは言え私の親世代は、子供時代に東京五輪が直撃したなので、間接的な記憶は多く、
しかも「10月10日」というのはキリの良い日付だった上に、
「晴れの特異日」として東京五輪の開幕日に選ばれただけの事はあって、
この日が祝日の時は、体を動かしたくなる気持ち良い秋晴れだった記憶が強いんですよ。

> 当時の五輪って休日になるほど印象に残るイベントだったんですねー。
それどころか、日本の歴史的に見ても、
終戦以後では最大の出来事ですよ、あの1964年の東京五輪は。
国民の心情的には、あれでようやく「戦争は終わった」と実感できたんだと思います。

> そう考えると、次の都知事に求められる2020年の五輪の成功はハードル高いですねw
でもまあ1964年の五輪とは、完全に次元(置かれた状況)が違いますからねえ。
もちろん五輪は世界的イベントですけど、求められるハードルはそこまで高く無いかと。
逆に言うと、2020年の五輪が決まるまでは、五輪開催をあまりに特別視し過ぎてた印象も?
って、そういえば現在、都知事選がやってるんでしたねえ・・・・
最近は政治にほとんど関心が無いので、ほぼ意識の外でした。

> > どっちが上とか下とか断言するのは難しいですが、結局は「お盆」と「正月」ですよね。
> >盆と正月が休みだというのは、既に江戸時代の頃から定着してたそうですし。

> お盆は詳しく知りませんが、正月自体(てか休日全体)は暦上のイベントで、それは世界共通に見られるものですよね?
> 暦自体に農業と気候と宗教が絡んできてるなら、世界共通にある正月は何らか世界共通で見られたものが左右してたりはしませんか?

う〜ん、欧米などは単に「新年の到来」を祝っているだけで、
日本的な感覚で元日を「正月」として捉えると、イメージを見間違えるかも?
キリスト教徒の欧米人にすれば、クリスマスこそがメインであって、
元日というのは、クリスマス休暇の最終日(2日から通常運行)くらいの感じらしいです。

そもそも、私たちがイメージするような「正月文化」がある国って、
日本・中国・朝鮮・台湾・ベトナム・モンゴルといった東アジア文化圏ですからねえ。
しかも日本以外は、伝統行事を古来のまま旧暦で行っているので、
私たちみたいに1月上旬ではなく、2月上旬の「旧正月」で祝っています。
ですから勿論、中国でも、韓国でも、台湾でも、正月の長期休暇は2月上旬に設定されています。
こうした事情から、彼らにとっても元日は、新年の到来を祝うだけの日であり、
逆に彼らからすると、欧米の新暦で正月を祝う日本の事が、奇異に感じられるみたいです。
まあ確かに、旧暦文化に付随した伝統行事なんですから、言われてみれば変ですよね?(笑)
ですが、観光産業を盛んにしたい日本側の事情を考えると、
日本と東アジアで正月休みが1ヶ月ズレているのは、なかなか好都合だったりします。

・・・と、話の方もズレてしまいましたので、元に戻しますと、
「暦」というモノが、「農耕」と密接に関わっているのは、洋の東西を問わず同じです。
古代エジプトの暦は、周期的なナイル川の氾濫から生まれましたが、
氾濫は農地を水没させる一方、肥沃な土壌を運んできましたから、ここで農業と結び付きました。
そして、このエジプト暦をローマに持ち帰ったのがカエサルであり、
これがヌルドリが前回おっしゃったアウグストゥスの逸話へと繋がる訳ですね。
ちなみに2月の日数が短いのは、ローマの暦だと1年は3月に始まり、2月に終わる為、
最終月の2月で端数の日数を調整したからだそうですが、
では何故3月が年始かと言えば、それは「種まき」の季節だからであり、
冬の1月と2月は農作業が休みとなるので、古いローマ暦だと月の設定が無かったのだとか。
もうこうなると、完全に農業主体の暦ですよね。

で、東洋の方でも事情は一緒で、同じ北半球ですから暦の巡りもほぼ一緒です。
とは言え、やはり地域によって気候も少しずつ異なるのは事実であり、
古くは日本も中国から伝わった暦を使用していたのですが、
そのままだと日本に合わないので、独自の農事暦が用いられる一方で、
江戸時代に入ると、日本人の手で作られた暦を使うようになっていきます。
そして、これは東洋でも西洋で言える事は、暦と農業が密接に関わっている為に、
閏年・閏月・閏日などを入れて、周期1年のズレを出来るだけ少なくしようと努力して来ました。

一方で、西洋と東洋に挟まれた中東世界のイスラム暦(ヒジュラ暦)に関しては、
この法則があてはまらず、30日間の大月と、29日間の小月が交互に繰り返され、
12ヶ月354日が1年という暦で、このままだと11日少ないのですが、1年のズレ修正は行いません。
ですから、断食月なども毎年11日ずつ動いていき、33年で季節を1周する為、
「イスラム教徒は2回、同じ季節の断食月を経験する」という、「還暦」みたいな表現があります。
こうした暦で大丈夫だったのも、彼らが乾燥地帯に住む遊牧・通商の民だったからかも知れませんね。
ですが、農耕地帯に暮らすイスラム教徒にとっては、1年と暦の不一致は何かと不便らしいですが。

> > 高度経済成長の影響により、日本全体では減少傾向にあった小・中学校の農繁休暇は、
> > コンバインやトラクターなど農業機械が普及し出した1970年代から、農村でも減り始め、
> > 昭和から平成になる頃には激減し、週休2日制の導入以降はほぼ姿を消したらしいです。
> > でも言い換えれば、ほんの20〜30年前まで、子供まで総動員する地域が残ってたくらい、
> > 田植えや稲刈りという作業は、実に重労働だったという事なんですよね。

> 今の農業はなんとか高齢者でもやっていけますが、
> 農業機械が普及してなければ、三ちゃん農業とか言ってる場合じゃなかったんですね。

別の見方をすると、そうした農耕機械は結構な金額がするので、
日本みたいに農家1軒1軒の耕作面積が細切れで少ない状態だと、
費用対効果が悪くなり、作物の値段が上がっちゃうんですよね。

日本の農地というのは、決して収穫効率が悪く無いだけに、
敗戦によるGHQの農地解放が行われず、小作人がそのままサラリーマンへと移行していれば、
日本も今頃は、まとまった収穫効率の良い農地と、先進的な農耕機械の導入によって、
現状より、もっとマシな農業競争力を確保できていた可能性も?
そう考えると、農業従事者の減少や高齢化も、決してマイナスな側面だけでなく、
農地さえ集約できれば、1人あたりの耕作面積が増え、費用対効果が良くなる可能性もあります。
ただ、この「農地の集約」というのが、なかなか難しいんですよねえ・・・・


[18657] Re:海の日・東京五輪・暦と農業など、雑談返信 削除
2014/1/29 (水) 19:34:50 ヌルドリ

▼ 徳翁導誉さん
>
>     ,ィィr--  ..__、j
>    ル! {       `ヽ,       ∧
>   N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨
>   ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \ 平成元年に笹川誕生日が祝日化され、今までの天皇誕生日は「みどりの日」と改名。
>   `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   >平成18年には旧・天皇誕生日は「昭和の日」となり、笹川誕生日が「みどりの日」に。
>      {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠    笹川誕生日=みどりの日=天皇誕生日
>     '、 `,-_-ュ  u /|   ∠ つまり5月4日の祝日化とは、「笹川=天皇」だと世に示す行為なのだ!!(もちろん妄想)
>       ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  /
> --─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´
>     く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___
>    「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
>    |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,
>     ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))
>     l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7
>     | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l /

な、なんだってー(AAry
来年からは笹川の日ですね(蹴

> > 自分は東京五輪は肌身を持って知らないので世代なので何とも言えないですが、
> いや私だって、さすがに東京五輪は知らないですけどね(笑)。
> とは言え私の親世代は、子供時代に東京五輪が直撃したなので、間接的な記憶は多く、
> しかも「10月10日」というのはキリの良い日付だった上に、
> 「晴れの特異日」として東京五輪の開幕日に選ばれただけの事はあって、
> この日が祝日の時は、体を動かしたくなる気持ち良い秋晴れだった記憶が強いんですよ。
> > 当時の五輪って休日になるほど印象に残るイベントだったんですねー。
> それどころか、日本の歴史的に見ても、
> 終戦以後では最大の出来事ですよ、あの1964年の東京五輪は。
> 国民の心情的には、あれでようやく「戦争は終わった」と実感できたんだと思います。
> > そう考えると、次の都知事に求められる2020年の五輪の成功はハードル高いですねw
> でもまあ1964年の五輪とは、完全に次元(置かれた状況)が違いますからねえ。
> もちろん五輪は世界的イベントですけど、求められるハードルはそこまで高く無いかと。
> 逆に言うと、2020年の五輪が決まるまでは、五輪開催をあまりに特別視し過ぎてた印象も?
> って、そういえば現在、都知事選がやってるんでしたねえ・・・・
> 最近は政治にほとんど関心が無いので、ほぼ意識の外でした。

そういや昔は運動会は体育の日でしたねー。
運動嫌いの自分は秋とはいえ寒い中運動なんてへったくれもねぇと子供頃からずっとも思ってましたけど
ひょっとしたら運動の秋もそれ由来ですか。
言われてみれば復興の兆しみたいな特集のされ方も、番組ではよくされるのも東京五輪の特徴ですね。
日本は攻めた側といわれていて確かにそれは間違いはないのでしょうが、
一方で原爆も空襲も相当くらってることは忘れることがありますよね。

最近では罰ゲームとも一部で噂される最近の都知事選ですが、
原発問題に集中して一点突破を目指す候補がいる一方で、手広い方く問題をまとめていく人がいるのも面白いですね。
前者は細川さんで後者が舛添さんですが、そこは後援の差から来る戦略なんですかねー?

> > > どっちが上とか下とか断言するのは難しいですが、結局は「お盆」と「正月」ですよね。
> > >盆と正月が休みだというのは、既に江戸時代の頃から定着してたそうですし。

> > お盆は詳しく知りませんが、正月自体(てか休日全体)は暦上のイベントで、それは世界共通に見られるものですよね?
> > 暦自体に農業と気候と宗教が絡んできてるなら、世界共通にある正月は何らか世界共通で見られたものが左右してたりはしませんか?

> う〜ん、欧米などは単に「新年の到来」を祝っているだけで、
> 日本的な感覚で元日を「正月」として捉えると、イメージを見間違えるかも?
> キリスト教徒の欧米人にすれば、クリスマスこそがメインであって、
> 元日というのは、クリスマス休暇の最終日(2日から通常運行)くらいの感じらしいです。
>
> そもそも、私たちがイメージするような「正月文化」がある国って、
> 日本・中国・朝鮮・台湾・ベトナム・モンゴルといった東アジア文化圏ですからねえ。
> しかも日本以外は、伝統行事を古来のまま旧暦で行っているので、
> 私たちみたいに1月上旬ではなく、2月上旬の「旧正月」で祝っています。
> ですから勿論、中国でも、韓国でも、台湾でも、正月の長期休暇は2月上旬に設定されています。
> こうした事情から、彼らにとっても元日は、新年の到来を祝うだけの日であり、
> 逆に彼らからすると、欧米の新暦で正月を祝う日本の事が、奇異に感じられるみたいです。
> まあ確かに、旧暦文化に付随した伝統行事なんですから、言われてみれば変ですよね?(笑)
> ですが、観光産業を盛んにしたい日本側の事情を考えると、
> 日本と東アジアで正月休みが1ヶ月ズレているのは、なかなか好都合だったりします。
>
> ・・・と、話の方もズレてしまいましたので、元に戻しますと、
> 「暦」というモノが、「農耕」と密接に関わっているのは、洋の東西を問わず同じです。
> 古代エジプトの暦は、周期的なナイル川の氾濫から生まれましたが、
> 氾濫は農地を水没させる一方、肥沃な土壌を運んできましたから、ここで農業と結び付きました。
> そして、このエジプト暦をローマに持ち帰ったのがカエサルであり、
> これがヌルドリが前回おっしゃったアウグストゥスの逸話へと繋がる訳ですね。
> ちなみに2月の日数が短いのは、ローマの暦だと1年は3月に始まり、2月に終わる為、
> 最終月の2月で端数の日数を調整したからだそうですが、
> では何故3月が年始かと言えば、それは「種まき」の季節だからであり、
> 冬の1月と2月は農作業が休みとなるので、古いローマ暦だと月の設定が無かったのだとか。
> もうこうなると、完全に農業主体の暦ですよね。
>
> で、東洋の方でも事情は一緒で、同じ北半球ですから暦の巡りもほぼ一緒です。
> とは言え、やはり地域によって気候も少しずつ異なるのは事実であり、
> 古くは日本も中国から伝わった暦を使用していたのですが、
> そのままだと日本に合わないので、独自の農事暦が用いられる一方で、
> 江戸時代に入ると、日本人の手で作られた暦を使うようになっていきます。
> そして、これは東洋でも西洋で言える事は、暦と農業が密接に関わっている為に、
> 閏年・閏月・閏日などを入れて、周期1年のズレを出来るだけ少なくしようと努力して来ました。
>
> 一方で、西洋と東洋に挟まれた中東世界のイスラム暦(ヒジュラ暦)に関しては、
> この法則があてはまらず、30日間の大月と、29日間の小月が交互に繰り返され、
> 12ヶ月354日が1年という暦で、このままだと11日少ないのですが、1年のズレ修正は行いません。
> ですから、断食月なども毎年11日ずつ動いていき、33年で季節を1周する為、
> 「イスラム教徒は2回、同じ季節の断食月を経験する」という、「還暦」みたいな表現があります。
> こうした暦で大丈夫だったのも、彼らが乾燥地帯に住む遊牧・通商の民だったからかも知れませんね。
> ですが、農耕地帯に暮らすイスラム教徒にとっては、1年と暦の不一致は何かと不便らしいですが。
>
> > > 高度経済成長の影響により、日本全体では減少傾向にあった小・中学校の農繁休暇は、
> > > コンバインやトラクターなど農業機械が普及し出した1970年代から、農村でも減り始め、
> > > 昭和から平成になる頃には激減し、週休2日制の導入以降はほぼ姿を消したらしいです。
> > > でも言い換えれば、ほんの20〜30年前まで、子供まで総動員する地域が残ってたくらい、
> > > 田植えや稲刈りという作業は、実に重労働だったという事なんですよね。

> > 今の農業はなんとか高齢者でもやっていけますが、
> > 農業機械が普及してなければ、三ちゃん農業とか言ってる場合じゃなかったんですね。

> 別の見方をすると、そうした農耕機械は結構な金額がするので、
> 日本みたいに農家1軒1軒の耕作面積が細切れで少ない状態だと、
> 費用対効果が悪くなり、作物の値段が上がっちゃうんですよね。
>
> 日本の農地というのは、決して収穫効率が悪く無いだけに、
> 敗戦によるGHQの農地解放が行われず、小作人がそのままサラリーマンへと移行していれば、
> 日本も今頃は、まとまった収穫効率の良い農地と、先進的な農耕機械の導入によって、
> 現状より、もっとマシな農業競争力を確保できていた可能性も?
> そう考えると、農業従事者の減少や高齢化も、決してマイナスな側面だけでなく、
> 農地さえ集約できれば、1人あたりの耕作面積が増え、費用対効果が良くなる可能性もあります。
> ただ、この「農地の集約」というのが、なかなか難しいんですよねえ・・・・

日本の農場の分布が具体的にどうなっているかは分かりませんが、
日本の農地って広い平野があるわけじゃないですもんねー。
山間の土地でアメリカみたいな大規模農場がができるかといわれれば微妙な気がしますし。
相続の問題もあるのかもしれませんね。飛び飛びの地形を持っていても意味がないから、
まとめるなら一気にまとめなきゃいけません。
なんだかんだでそれでも農業従事者が土地を持ってるという事実は強いように見えますけどw

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