| > > 一般の国民からすれば、東京五輪の開会日の方が、いろいろと思い入れが深い日付だと思いますが、
> > やはりそこは、皇室・・・というか、そこに絡む人たちがいるので、いろいろ面倒なんでしょうね。
> > って、何でこんな話をしたかと言えば、「海の日」も戦前は「海の記念日」として知られており、
> > それは明治天皇が初めて船に乗った日が由来で、祝日化にはその由来で権威付けしてたのに、
> > その割には、あっさりハッピー・マンデー化されたので、本当に正体不明な祝日だなぁ、と(笑)。
> > こうなると、「右翼のドン、政財界の黒幕」と呼ばれ、競艇利権を握ってた船舶振興会の笹川良一が、
> > 祝日化の旗振り役だっただけに、「笹川の権力を誇示する為」との噂もあながち大袈裟じゃないのかも?
> 祝日を権力誇示で増やすって、2月から1日奪ったアウグストゥスか何かですかw
「7月20日」は「明治天皇が初めて船に乗った日」というインパクトに欠ける記念日な為、
祝日化を推進した「笹川良一の誕生日」と誤解している人も珍しく無いのですが、
まあ、まだ本人の誕生日を祝日にしてないだけ、マシじゃないですか?(笑)
ちなみに今調べた所、笹川の誕生日は「5月4日」だそうです・・・って、
この日が平成元年に「国民の休日」として祝日化されたのは、
ゴールデン・ウィーク用にを作ったのではなく、こちらの方に真相があったのでは!?
,ィィr-- ..__、j
ル! { `ヽ, ∧
N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨
ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ 平成元年に笹川誕生日が祝日化され、今までの天皇誕生日は「みどりの日」と改名。
`ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ >平成18年には旧・天皇誕生日は「昭和の日」となり、笹川誕生日が「みどりの日」に。
{___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ 笹川誕生日=みどりの日=天皇誕生日
'、 `,-_-ュ u /| ∠ つまり5月4日の祝日化とは、「笹川=天皇」だと世に示す行為なのだ!!(もちろん妄想)
ヽ`┴ ' //l\ |/\∧ /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ / |`ー ..__ `´
く__レ1;';';';>、 / __ | ,=、 ___
「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
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> 自分は東京五輪は肌身を持って知らないので世代なので何とも言えないですが、
いや私だって、さすがに東京五輪は知らないですけどね(笑)。
とは言え私の親世代は、子供時代に東京五輪が直撃したなので、間接的な記憶は多く、
しかも「10月10日」というのはキリの良い日付だった上に、
「晴れの特異日」として東京五輪の開幕日に選ばれただけの事はあって、
この日が祝日の時は、体を動かしたくなる気持ち良い秋晴れだった記憶が強いんですよ。
> 当時の五輪って休日になるほど印象に残るイベントだったんですねー。
それどころか、日本の歴史的に見ても、
終戦以後では最大の出来事ですよ、あの1964年の東京五輪は。
国民の心情的には、あれでようやく「戦争は終わった」と実感できたんだと思います。
> そう考えると、次の都知事に求められる2020年の五輪の成功はハードル高いですねw
でもまあ1964年の五輪とは、完全に次元(置かれた状況)が違いますからねえ。
もちろん五輪は世界的イベントですけど、求められるハードルはそこまで高く無いかと。
逆に言うと、2020年の五輪が決まるまでは、五輪開催をあまりに特別視し過ぎてた印象も?
って、そういえば現在、都知事選がやってるんでしたねえ・・・・
最近は政治にほとんど関心が無いので、ほぼ意識の外でした。
> > どっちが上とか下とか断言するのは難しいですが、結局は「お盆」と「正月」ですよね。
> >盆と正月が休みだというのは、既に江戸時代の頃から定着してたそうですし。
> お盆は詳しく知りませんが、正月自体(てか休日全体)は暦上のイベントで、それは世界共通に見られるものですよね?
> 暦自体に農業と気候と宗教が絡んできてるなら、世界共通にある正月は何らか世界共通で見られたものが左右してたりはしませんか?
う〜ん、欧米などは単に「新年の到来」を祝っているだけで、
日本的な感覚で元日を「正月」として捉えると、イメージを見間違えるかも?
キリスト教徒の欧米人にすれば、クリスマスこそがメインであって、
元日というのは、クリスマス休暇の最終日(2日から通常運行)くらいの感じらしいです。
そもそも、私たちがイメージするような「正月文化」がある国って、
日本・中国・朝鮮・台湾・ベトナム・モンゴルといった東アジア文化圏ですからねえ。
しかも日本以外は、伝統行事を古来のまま旧暦で行っているので、
私たちみたいに1月上旬ではなく、2月上旬の「旧正月」で祝っています。
ですから勿論、中国でも、韓国でも、台湾でも、正月の長期休暇は2月上旬に設定されています。
こうした事情から、彼らにとっても元日は、新年の到来を祝うだけの日であり、
逆に彼らからすると、欧米の新暦で正月を祝う日本の事が、奇異に感じられるみたいです。
まあ確かに、旧暦文化に付随した伝統行事なんですから、言われてみれば変ですよね?(笑)
ですが、観光産業を盛んにしたい日本側の事情を考えると、
日本と東アジアで正月休みが1ヶ月ズレているのは、なかなか好都合だったりします。
・・・と、話の方もズレてしまいましたので、元に戻しますと、
「暦」というモノが、「農耕」と密接に関わっているのは、洋の東西を問わず同じです。
古代エジプトの暦は、周期的なナイル川の氾濫から生まれましたが、
氾濫は農地を水没させる一方、肥沃な土壌を運んできましたから、ここで農業と結び付きました。
そして、このエジプト暦をローマに持ち帰ったのがカエサルであり、
これがヌルドリが前回おっしゃったアウグストゥスの逸話へと繋がる訳ですね。
ちなみに2月の日数が短いのは、ローマの暦だと1年は3月に始まり、2月に終わる為、
最終月の2月で端数の日数を調整したからだそうですが、
では何故3月が年始かと言えば、それは「種まき」の季節だからであり、
冬の1月と2月は農作業が休みとなるので、古いローマ暦だと月の設定が無かったのだとか。
もうこうなると、完全に農業主体の暦ですよね。
で、東洋の方でも事情は一緒で、同じ北半球ですから暦の巡りもほぼ一緒です。
とは言え、やはり地域によって気候も少しずつ異なるのは事実であり、
古くは日本も中国から伝わった暦を使用していたのですが、
そのままだと日本に合わないので、独自の農事暦が用いられる一方で、
江戸時代に入ると、日本人の手で作られた暦を使うようになっていきます。
そして、これは東洋でも西洋で言える事は、暦と農業が密接に関わっている為に、
閏年・閏月・閏日などを入れて、周期1年のズレを出来るだけ少なくしようと努力して来ました。
一方で、西洋と東洋に挟まれた中東世界のイスラム暦(ヒジュラ暦)に関しては、
この法則があてはまらず、30日間の大月と、29日間の小月が交互に繰り返され、
12ヶ月354日が1年という暦で、このままだと11日少ないのですが、1年のズレ修正は行いません。
ですから、断食月なども毎年11日ずつ動いていき、33年で季節を1周する為、
「イスラム教徒は2回、同じ季節の断食月を経験する」という、「還暦」みたいな表現があります。
こうした暦で大丈夫だったのも、彼らが乾燥地帯に住む遊牧・通商の民だったからかも知れませんね。
ですが、農耕地帯に暮らすイスラム教徒にとっては、1年と暦の不一致は何かと不便らしいですが。
> > 高度経済成長の影響により、日本全体では減少傾向にあった小・中学校の農繁休暇は、
> > コンバインやトラクターなど農業機械が普及し出した1970年代から、農村でも減り始め、
> > 昭和から平成になる頃には激減し、週休2日制の導入以降はほぼ姿を消したらしいです。
> > でも言い換えれば、ほんの20〜30年前まで、子供まで総動員する地域が残ってたくらい、
> > 田植えや稲刈りという作業は、実に重労働だったという事なんですよね。
> 今の農業はなんとか高齢者でもやっていけますが、
> 農業機械が普及してなければ、三ちゃん農業とか言ってる場合じゃなかったんですね。
別の見方をすると、そうした農耕機械は結構な金額がするので、
日本みたいに農家1軒1軒の耕作面積が細切れで少ない状態だと、
費用対効果が悪くなり、作物の値段が上がっちゃうんですよね。
日本の農地というのは、決して収穫効率が悪く無いだけに、
敗戦によるGHQの農地解放が行われず、小作人がそのままサラリーマンへと移行していれば、
日本も今頃は、まとまった収穫効率の良い農地と、先進的な農耕機械の導入によって、
現状より、もっとマシな農業競争力を確保できていた可能性も?
そう考えると、農業従事者の減少や高齢化も、決してマイナスな側面だけでなく、
農地さえ集約できれば、1人あたりの耕作面積が増え、費用対効果が良くなる可能性もあります。
ただ、この「農地の集約」というのが、なかなか難しいんですよねえ・・・・
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