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[18911] Re:今昔のロシア・東欧事情返信 削除
2014/4/3 (木) 23:44:28 ミカエル

▼ 徳翁導誉さん

やっぱり年度末です。
消費税の駆け込み需要による物流の混乱を受けここ数週間が多忙でした。


> > > 初めてソ連に行った時の第一印象って、どんな感じでしたか?
> > > 日本との違いや、事前のイメージとの違いなど、強く印象に残った事があれば教えて下さい。

> > ソ連に初めて入国したのはハバロフスクだったのですが、まず街の雰囲気が灰色だったりセピア色なんですよ。
> > 当時の日本と比べても華やかさが全くない土地でした。
> > このあたりは時間が経つにつれて慣れてくるかと思いましたが
> > 結局ヨーロッパロシアに入るまで全く解決しませんでした。

> なるほど、映像から通して伝わる、社会主義国特有の無機質な街並みのイメージは、
> (革命の初期には、前衛アートとの蜜月時代があったんですけどねえ・・・)
> 実際に現地で見てみても、そのまま変わらないんですね(笑)。
> 冷戦が終結して今年で四半世紀が経つ訳ですが、旧東側陣営の諸国も、
> 今では大きな都市だと、そうした街の雰囲気も幾らか変わっているのでしょうか?


街の雰囲気は25年経過してもぱっと目につくところ以外は社会主義時代の無機質な建物が多いですよ。
集合住宅ややたらに広い道路、場所によってはスターリン様式の建物が見えると(笑)
反対に空港や外資が入っているホテルなどは東京よりモダンで綺麗ですね。
噂だとアルバニアのティラナの空港は超近代的だとか(笑)

> > > > クリミアのロシア復帰の可能性はでてくるかもしれませんね。
> > > ロシア系が多数派を占めるクリミア半島では、
> > > 逆に親ロシア派の武装集団によって、議会や空港が占拠されたみたいですね。
> > > http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA1Q05520140227
> > > http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA1R02S20140228
> > > しかもクリミア南端には、ロシア海軍の租借港であるセヴァストポリがありますので、
> > > 武装集団の侵入を防ぐとの名目(笑)で、ロシア側は同地での軍配備を強化する一方、
> > > ウクライナの代行政権側も「基地外で軍事行動は侵略行為と見なす」と牽制してますし、
> > > 更にそこへ、中央アジアに強制移住されていた先住民のクリミア・タタール人が、
> > > ソ連崩壊後に続々と帰郷して第3勢力と化してますから、クリミアの情勢は本当に読めない・・・・

> > この二週間でまた情勢が目まぐるしく変化していますね。


その後の2週間で一気にロシアへの編入が進んでしまいましたね。
このまま既成事実化してしまうのでしょうか。
米国といえどクリミア半島まで派兵する気はなさそうですし。
欧州もキエフの政権をどこまで守れるのでしょうか。

> そして何より、編入まで踏み込んでしまうと、欧米との対立の出口戦略が描き難くなる上に、
> 南オセチアやアブハジアに関しても、同様の処置を要する展開になりかないですからねえ・・・・


本当にそうですねえ。
南オセチア・アブハジア・沿ドニエストルなどもそうですし
バルト三国・カザフスタンなどは厳しい状況に置かれるでしょうね。

> ・・・って、もしかして「第二のオセチア」ではなく「第二のチェチェン」の間違いですか?
> それであれば、その可能性は私もあると思います。


すいません。アブハジアのことでした。

> > トゥバのように「独立宣言はしたけど当面はロシアに留まる」って可能性もありますが・・・
> んん?
> これは大戦前の「タンヌ・トゥバ」の事ですか?
> それともソ連崩壊後の「トゥバ共和国」の事ですか?


ソ連崩壊後のトゥバですね。

> > > ところで、話の脱線のきっかけとなったリヴィウですけど(笑)、
> > > 州議会が独立を宣言した後、現在どうなってるんでしょ?
> > > 日本語だと続報が得られないのですが、親ロシア政権の崩壊で独立を引っ込めたのか、
> > > それとも親EU政権が誕生しようが独立の道を進むのか、よく伝わって来ません・・・・

> > リヴォフ周辺が独立することは可能性としては無いのでは?
> > ウクライナ人の国家が2つになってしまいますので不安定化してしまいます。

> う〜ん、まあ普通に考えれば、暫定政権と共同歩調が妥当な線なのでしょうけど、
> 今回のデモが起きる前に、この記事の地図↓を見た際に、
> http://blogs.yahoo.co.jp/yoshij007/32491322.html
> 「何でリヴィウ州だけ色が違うんだろう?」と思った記憶が、強く残ってまして・・・・
> って、キリル文字とか読めないので、これが何なのか未だに謎なままなんですけどね(笑)。
> (「2012」の数字が見えるので、恐らく議会選挙の各州の第一党かな?とは想像しますが)


選挙結果の地図ですね。
リヴィウ州は極右政党(ウクライナの国営放送のトップを襲撃したあの政党)
が第一党だと書かれています。

ちなみにもう一つの地図は前回の大統領選挙の結果です。
ユーシェンコとヤヌコビッチの勢力図ですね。

> > > > まぁ個人的には単なる入国のしやすさのレベルで考えるとソ連よりも
> > > > 今となってはアンドラとかサンマリノの方が厳しいのかも(笑)
> > > > (さすがに連続休暇が10日程度しか取れないので物理的な移動だけ考えると結構キツイっす。)

> > > でもサンマリノならイタリアの地方都市みたいなモノなので、何とかなりそうなイメージも?

> > サンマリノ、行くのは大変ですよ(笑)
> > ローマからアンコナを経てリミニまで行きます。
> > ローマからリミニまで7時間程度かかりますし、そこから国境を越えるバスに乗って1時間ですよ。

> いや何も、サンマリノまで弾丸ツアーで行く事を想定していた訳ではなく、
> 「サンマリノは、ボローニャから2時間ちょっと」という事前認識があったので、
> 「ミラノやフィレンツェに行ったついでに、ボローニャで1泊すれば、サンマリノの日帰り観光も可能では」
> とイメージした次第です(笑)。


今は半弾丸ツアーしかできないのでサンマリノって遠いんですよ(号泣)
10年ほど前、無職の時に行きましたがあの時は時間がありあまっていたので
ベニス(3泊)フェラーラ(2泊)ラヴェンナ(2泊)フィレンツェ(3泊)
とのんびり堪能してきました。
しかしボローニャって駅は10回以上通っているのに乗り換え以外に1回だけ
駅前で食事した以外何もしていないんですよね。
まああの駅はローマ=ベニス=ミラノ=バーリの4方面からくる鉄道が直角に交差する場所であるために
たいてい遅れがでているのですよねー。
それで焦って次の列車に早々に乗ってしまう(笑)

> ところで、西欧だと教皇を頂点とした縦の繋がりの帝国・王国・公国などは何となく解るのですが、
> 東欧世界における帝国・王国・公国などの関係性が、いまいちよく解らないんですよねえ・・・・
> 東ローマ帝国の内部であれば、テマ軍管区制があり、プロノイア制へと移行したという感じですが、
> 例えばセルビア王国やキエフ公国の「王位」や「公位」が、どこから授けられたモノなのか?とか、
> 正教国家における、東ローマ皇帝やコンスタンティノポリス総主教との関係性が、実はよく知りません。
> 西欧世界とは違って、正教会のように国家の方も緩やかな横の繋がりしかなく、
> 王国や公国などの名称も、単に領土の大きさに比例して自称しただけなのでしょうか?


ビザンツ世界における称号ですが前半(マケドニア王朝以前)と後半では
だいぶ違っていて皇帝と帝国からの重要度によって分けられていました。
基本はディオクレティアヌスのテトラルキア制に準じているのですが
所謂「正帝位」(ギリシャ語でバシレイウス)はローマ皇帝とペルシャ皇帝だけで
あとは「副帝位」(ギリシャ語でカイサル)となります。

それ以外ですと「王」(ギリシャ語でレークス、アジア系だとカン)
や「公」(ギリシャ語でデュクス)などが帝国からの重要度に応じて付与されました。

後半になるとビザンツ世界では主に「君侯」(デスポト)を自称していたのですが
ビザンツ帝国の弱体化によりローマ教皇から称号を受けたのです。
セルビア王国もビザンツ側からの史料を見ると「デスポト」なんですよねぇ。
ちなみに「デスポト」の和訳が「専制公」となるのかは私にはよくわかりません。

>
> > ちょうど「ヤロスラブリ」の街の創建1000年だそうで宗教的行事が開かれていました。
> > (教会自体はほぼ廃墟になっているのですが少しずつアレクセイ2世の権威が復活しはじめた時期
> > なのでこのようなこともできたのでしょう)

> 前々から疑問だったのですが、ソ連時代の信仰事情って、実際はどうだったんでしょ?
> 共産主義では宗教に対して否定的な一方、ロシア人自体は敬虔な正教徒のイメージが強いので、
> 目に見える教会の方は廃れていっても、心の中にある信仰心の方は強く残っていたであろう事は、
> ソ連崩壊後の急速な復活ぶりを見るだけでも、何となく想像はつきますけども。


ソ連時代もロシア人は正教を信仰していたと思いますよ。
ブレジネフの葬儀は完全に「正教」式だったと言われています。

> > モスクワで良く出入りしていたのはクトゥーゾフ通7番地の「外国人アパート」
> > だったのですが近くには「ウクライナホテル」や「コメコン本部」そして「ロシア共和国のホワイトハウス」が
> > ありましたが、燃えたバスとかバリケードに覆われたホワイトハウスも普通に写真とれましたね。
> > また、8月革命3日後の22日には普通にクレムリンの中に入れました。
> > エリツィンの勝利宣言の集会には出向いても全く危険を感じることはありませんでした。

> えっ!?
> あのベールイ・ドーム前での勝利集会にも立ち会ったんですか?
> 大群衆だった記憶があるので、現場に居合わせれば参加できそうなのは理解できますが、
> 何より、そんな世界史の1ページに「居合わせた」という事が何より凄いですね!!


偶然ですが居合わせました。確かアルバータ街を出ると行列が出ていたと思います。

> > しかし、この外国人アパートの存在がほぼ正確な情報を入手できたと思いますよ。
> > (この建物の詳細は今井博の「モスクワ特派員報告(岩波新書)」に詳しくでています)

> ちょっと興味が湧きましたけど、調べてみると絶版本ですね・・・・


古本ならまだ手に入れられると思いますよ。
アルメニア総主教とのインタビュー記事や「官製」風刺喜劇作家の紹介など興味深い内容です。

> > > > しかし、当時はインターネットなど無い時代ですから
> > > > モスクワの状況より日本のプロ野球の結果が気になったりするのですが(笑)

> > > 1991年のプロ野球と言うと、12球団で最も優勝から遠ざかっている広島カープが、
> > > 佐々岡の大車輪な活躍もあって、最後にリーグ優勝を果たした年ですね。
> > > 日本シリーズでは佐々岡が第1・4・7戦に先発するという、時代を感じさせる起用を覚えています。

> > そうなんですねぇ。モスクワで起きていることよりそっちの方が大事かも(笑)

> 日本を離れているからこそ、国内に居た時以上に「試合結果が気になる」という話はよく聞きますしね。
> 特にプロ野球の場合、シーズン中は毎日のように試合がありますし、
> 「情報で日本と繋がる」という事を考えると、プロ野球って大きな存在だったのかも?
> 今のプロ野球事情を思うと、過去形になりつつあるのは寂しいですが・・・・
>
> > (私は広島ファン)
> 私は中日ファンですけど、一番下の弟が広島ファンですね。
> まあ私の場合は単純に、プロ野球を見始めた時に住んでいたのが名古屋だったからですが、
> 弟が見始めた頃は、地元に球団が無い静岡に住んでいたので、
> 「緒方・正田・野村・江藤・前田・ロペス・金本・西山」という最強打線に惹かれてファンになり、
> そのおかげで、十数年に及ぶBクラス地獄を味わう羽目に(笑)。
> そんな訳で、1993年の最後の広島リーグ優勝も、私は見てますが、弟は見ていないと。
> ちなみにミカエルさんの年代ですと、私も見てない「赤ヘル旋風」時代まで知ってるのかな?


はい、よーく知っています。
私のころは
「高橋慶・山崎・小早川・山本・衣笠・長嶋・木下・達川、代走は今井」の打線
投手は
「北別府・川口・大野・山根・抑えは小林」
でした。

> > > > その間にロシア語の勉強をしたりアフガン国境に近い地域を訪問したりしていました。
> > > アフガン侵攻自体は1989年に終結しているとは言え、まだまだ記憶が生々しい頃ですからねえ。
> > > ちなみに、この時の移動は陸路だったんですか? 空路だったんですか?

> > ちょうど9月にちょっと日本に帰ることになり、それならちょっと寄り道をしました。
> > レニングラード → 飛行機 → モスクワ → 飛行機 → サマルカンド(ウズベク) → 乗用車
> > → ドゥシャンベ(タジク) → 飛行機 → タシケント (ウズベク) → アバカン (カザフ)
> > → 飛行機 → ハバロフスク → 新潟
> > でした。 今考えると、もうこの経路を再現するのは不可能に近いですねぇ。

> めちゃくちゃ乗り継いでるじゃないですか!?(笑)
> 以前、シベリア鉄道の話が出ていたので、鉄路なのかと勝手に想像してました。


鉄道移動もありますし、空路での移動もあります。
この時は各所に5連泊しながらの移動だったのでだいぶゆっくりした感じです。
しかしこれでも体を壊しましたが。
お腹の調子が悪いのに新潟空港からの帰りに「青春18きっぷ」で東京に各駅停車で帰ってきた記憶があります。




[18912] Re2:今昔のロシア・東欧事情返信 削除
2014/4/4 (金) 19:15:26 物秦

▼ ミカエルさん
> ▼ 徳翁導誉さん
>
> やっぱり年度末です。
> 消費税の駆け込み需要による物流の混乱を受けここ数週間が多忙でした。


ヨーロッパ解放BOXが日曜到着になったのはそのせいか・・・


[18929] クリミアは「第二のズデーテン」になるのか?返信 削除
2014/4/11 (金) 20:24:22 徳翁導誉

> やっぱり年度末です。
> 消費税の駆け込み需要による物流の混乱を受けここ数週間が多忙でした。

予定通りだと、また来年にも消費税を10%にアップする事になってますけど、
この短期間で、本当に再び上げるんですかねえ?
3%から5%が8年、5%から8%が17年と比べると、間隔が短すぎる気がしますが、
短期間だからこそ、最近急に始まった「税抜き価格表示」が期間限定で許めてるそうなので、
基本路線としては、それで行くつもりなのでしょうけど・・・・

> > 冷戦が終結して今年で四半世紀が経つ訳ですが、旧東側陣営の諸国も、
> > 今では大きな都市だと、そうした街の雰囲気も幾らか変わっているのでしょうか?

> 街の雰囲気は25年経過してもぱっと目につくところ以外は社会主義時代の無機質な建物が多いですよ。
> 集合住宅ややたらに広い道路、場所によってはスターリン様式の建物が見えると(笑)
> 反対に空港や外資が入っているホテルなどは東京よりモダンで綺麗ですね。
> 噂だとアルバニアのティラナの空港は超近代的だとか(笑)

まあさすがに、25年程度じゃ表部分くらしか変わらないでしょうからねえ。
そんな中でも、街並みの雰囲気が最も変化した旧東側の国ってどこなんでしょ?
カザフスタンなんて新首都として、計画都市アスタナを黒川紀章の設計で作ってるらしいですから、
http://trekking1179.seesaa.net/article/313283906.html
http://d.hatena.ne.jp/stertwist/20110920/1316480876
http://adaisuke.blog100.fc2.com/blog-entry-33.html
一見すると旧ソ連的な雰囲気は皆無ですが、よく見ると新たな高層建築なのにスターリン様式だったり(笑)。
ちなみに、ミカエルさんが中央アジアへ出向かれたのは、前述の旧ソ連時代が最後なのでしょうか?

あと逆に、昨年の10月にサッカー日本代表がベラルーシで強化試合を行った際、
「今まで旧ソ連の国はいろいろ行ったが、最もソ連の雰囲気が残っている」という観戦記事を読んだのですが、
ルカシェンコ時代が続いている事もあり、やはりベラルーシって、そんな感じなのでしょうか?

> > > > > クリミアのロシア復帰の可能性はでてくるかもしれませんね。
> > > > ロシア系が多数派を占めるクリミア半島では、
> > > > 逆に親ロシア派の武装集団によって、議会や空港が占拠されたみたいですね。
> > > > http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA1Q05520140227
> > > > http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA1R02S20140228
> > > > しかもクリミア南端には、ロシア海軍の租借港であるセヴァストポリがありますので、
> > > > 武装集団の侵入を防ぐとの名目(笑)で、ロシア側は同地での軍配備を強化する一方、
> > > > ウクライナの代行政権側も「基地外で軍事行動は侵略行為と見なす」と牽制してますし、
> > > > 更にそこへ、中央アジアに強制移住されていた先住民のクリミア・タタール人が、
> > > > ソ連崩壊後に続々と帰郷して第3勢力と化してますから、クリミアの情勢は本当に読めない・・・・

> > > この二週間でまた情勢が目まぐるしく変化していますね。

> その後の2週間で一気にロシアへの編入が進んでしまいましたね。
> このまま既成事実化してしまうのでしょうか。
> 米国といえどクリミア半島まで派兵する気はなさそうですし。

そうして今度は、ドネツク・ハリコフ・ルガンスクのウクライナ東部3州で、
親ロシア派デモ隊が州庁舎を占拠して独立を宣言し(しかも国名が人民共和国・笑)、
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014040802000224.html
その直後に、暫定政府側が軍の特殊部隊を投入してドネツクの庁舎ビルを奪回ですか・・・・
http://www.cnn.co.jp/world/35046228.html
まあ、やってる行為自体は、暫定政府側が1ヶ月前に首都キエフで行った事と同じなのですが、
ヤヌコビッチ前政権は、内戦化を恐れて軍を動かさなかった(動かせなかった?)のに、
いかに特殊部隊とは言え、暫定政権は軍を動かしちゃったんですね・・・・
(本当に軍の特殊部隊だったのかは、誤報も多いので正直わかりませんが)
それこそ武力衝突が大規模化する事態になれば、最悪の展開であるロシア軍の侵攻というシナリオさえ、
まだまだ可能性は低いとは言え、以前に比べるとグッと高まってしまったのではないでしょうか?

クリミアがコソボ方式の独立ではなく、ロシアへの併合という予想以上の展開を見せ、
更にはアメリカやEUの制裁内容が手緩かった為、東部での展開も一応想定の範囲内ではありましたけど、
本当にここまで事態が悪化している現状が怖いですね・・・・
併合という形になったとは言え、とりあえず「クリミア限定」で手打ちに持っていくのかと思いましたが、
(併合までやってるのに、2018年サッカーW杯の開催権剥奪という案件すら上ってませんので)
この調子だと、クリミアだけでは収まらない可能性も出てきてしまった印象です。
う〜ん、併合だけで終わらないとなると、クリミアは「第二のズデーテン」になってしまうのでしょうか?

> 欧州もキエフの政権をどこまで守れるのでしょうか。
ここまで来ると逆に、どこまで展開が悪化すれば、NATOは平和維持部隊を送るのかが気になります。
アメリカにしても、EUにしても、本音を言えば関わりたくないでしょうけど、
武力衝突を避ける為にも、どのラインを越えれば軍隊を駐屯せざるを得ないのでしょうか?
例えば、上記の東部3州にロシア軍が派遣される展開になった場合は、どうするんですかねえ?
そこでも動かないと、「クリミアと地続きになるまで」「とりあえずドニエプル川まで」って具合に、
決断できないまま、ズルズルと事態を悪化させかねない危険性すら孕んでますし・・・・
シリアでの一件を見ても、オバマがどこで決断できるのかは、不安要素ではあるんでよねえ。

> > そして何より、編入まで踏み込んでしまうと、欧米との対立の出口戦略が描き難くなる上に、
> > 南オセチアやアブハジアに関しても、同様の処置を要する展開になりかないですからねえ・・・・

> 本当にそうですねえ。
> 南オセチア・アブハジア・沿ドニエストルなどもそうですし

沿ドニエストルは、南オセチアやアブハジアとは違って、ロシアと隣接してませんからねえ。
飛び地の併合と言うのは、軍事面や輸送面から言っても困難を極めますし、
クリミアや南オセチア・アブハジアとは、また違う次元なんだろうとは思います。
実際に数年前、沿ドニエストル側が住民投票によってロシアへの編入を求めた際にも、
ロシア側はそれに応じず、独立さえ承認しないで、モルドバでの連邦制を望む態度でしたし。
逆に言えば、ロシア側が沿ドニエストル問題を過熱化させるような場合には、
その立地から言って、ウクライナとの全面衝突を強いられる可能性が高く、
そうなると、もう1つ高い段階に事態が進行しているような気がします・・・・

ただモルドバの場合、極右的な民族派は沿ドニエストルの併合を望む一方、
親EU派は面倒な沿ドニエストルを切り離し、ルーマニアとの再統合を望んでるそうなので、
http://jp.rbth.com/politics/2014/04/03/47775.html
民族派と親EU派が手を組めたウクライナとは、また事情が異なって来るんでしょうね・・・・
その一方で、モルドバはウクライナとルーマニアに挟まれた内陸国なので、
ウクライナとロシアが対立している状況だと、ロシアとの関税同盟を望む親ロシア派も大変そう。

> バルト三国・カザフスタンなどは厳しい状況に置かれるでしょうね。
プーチン政権になって以降、中国・カザフスタン・ノルウェーとは係争地を面積等分し、
ラトビアなどとも国境線の現状維持でまとめ、残るエストニアとも今年2月に国境を画定させて、
あとは日本との北方領土だけという所まで、ロシアは持って来ており、
日本側も安倍内閣が長期政権化しそうな為、問題解決が期待されてたんですけど
さすがに今回のクリミア併合は、既に国境問題を解決させた周辺国さえ刺激する悪手かと・・・・
欧州連合に対抗する「ユーラシア連合」の結成に前向きだったカザフスタンやベラルーシにしても、
両国とも非常の多くのロシア系住民を抱える実情を踏まえると、こちらすら停滞しかねませんし。

> > > ロシアへの併合はタタール人のクリミアへの帰還を加速させる恐れもあり
> > > ヘタをすると第二のオセチアになる可能性もあります。

> > ・・・って、もしかして「第二のオセチア」ではなく「第二のチェチェン」の間違いですか?
> > それであれば、その可能性は私もあると思います。

> すいません。アブハジアのことでした。

んん、「第二のアブハジア」ですか!?
すみません、それだと正直イメージが湧きません・・・・

「第二のチェチェン」ならば、クリミア・タタール人はイスラム教徒が多いですし、
強制移住を強いられた過去や、生活が不安定な現状に対する不満などから、
チェチェン同様に、この後の展開次第でイスラム系のテロ・紛争が起きる恐れがあるので解ります。
一方で「第二のオセチア」だと、オセット人は親ロシアの傾向が強いので、
ロシア国内の北オセチアを通じて、グルジア国内の南オセチアの懐柔工作が行われている現状から、
同様に、ロシア国内のタタール人が、クリミアのタタール人を懐柔させる方法もあるでしょうけど、
クリミアのロシア併合に対して、反対の急先鋒がウクライナ人ではなくタタール人な状況から、
そうした展開も有り得なくは無いものの、可能性の話で言えば凄い低いように思うんです。
ただ、「第二のアブハジア」となると、グルジアに対する敵対意識がとにかく強く、
オセチアのように親ロシアと言うよりも、「敵の敵は味方」とロシアを頼っている認識があるので、
これをクリミアとタタール人に当てはめるのは、個人的に難しいように思うんです・・・・


> > > トゥバのように「独立宣言はしたけど当面はロシアに留まる」って可能性もありますが・・・
> > んん?
> > これは大戦前の「タンヌ・トゥバ」の事ですか?
> > それともソ連崩壊後の「トゥバ共和国」の事ですか?

> ソ連崩壊後のトゥバですね。

返信後に少し調べてみた所、トゥバってソ連崩壊の直前に「主権回復宣言」をしてたんですね。
http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/996/1/KJ00000044314.pdf#page=23
ソ連が崩壊し、連邦を構成していた共和国が独立した後に、
ソ連にあった自治共和国の方も、旧構成国内の共和国に格上げされた事は知ってましたが、
スムーズに事が進んだというよりも、このような経緯があっての格上げだったんですね。
それを事前に知っていれば、「モンゴル、独立への道」の構成も少し変えてたかも?(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=0d3xWBbFPsc
あと、この件を見ても思うのですが、何でトゥバはソ連の構成国になれなかったんですかねえ?
同じく第二次大戦中に併合されたバルト三国やモルドバ(ルーマニア領ベッサラビア)は、
そのまま構成国へと移行されたのに、独立国とされたトゥバが自治国どころか自治州だなんて・・・・
吸収された時代が異なるとは言え、ウズベクやタジクなどの中央アジア諸国も構成国だったのに。


> > 今回のデモが起きる前に、この記事の地図↓を見た際に、
> > http://blogs.yahoo.co.jp/yoshij007/32491322.html
> > 「何でリヴィウ州だけ色が違うんだろう?」と思った記憶が、強く残ってまして・・・・
> > って、キリル文字とか読めないので、これが何なのか未だに謎なままなんですけどね(笑)。
> > (「2012」の数字が見えるので、恐らく議会選挙の各州の第一党かな?とは想像しますが)

> 選挙結果の地図ですね。
> リヴィウ州は極右政党(ウクライナの国営放送のトップを襲撃したあの政党)
> が第一党だと書かれています。

「リヴィウ」という都市名だけだと、それこそ「世界遺産の古都」というイメージが強いですが、
大戦後に入植したウクライナ系の新住民が多いという事情を考えると、
ウクライナ国内の他のどの地域よりも、民族主義的なのかも知れませんね?
地理的にもロシアから離れてますので、過激に振る舞っても大丈夫でしょうし。

> ちなみにもう一つの地図は前回の大統領選挙の結果です。
> ユーシェンコとヤヌコビッチの勢力図ですね。

はい、こちらは見慣れた分布図なので解りました。
逆に言うと、そこから導いての「左側は議会選挙かな?」という推測でした。

ところで、来月に行われる予定の大統領選挙の方ですが、
有力候補の1人だったボクシング世界王者のクリチコ兄が、
もう1人の有力候補である、世界的な菓子メーカー会長の「チョコレート王」と手を組み、
大統領選への出馬を取りやめて、自身はキエフ市長選に転進するらしいですが、
これはもう大統領選挙に関しては、ほぼ大勢が決した感じなんですかねえ?
釈放されたティモシェンコにしても、首相時代の評価から賛否両論でしょうし、
地域党もヤヌコビッチの後任を立てるそうですが、今回は流石に厳しいでしょうから、
下手をすると、インターネット党の「ベイダー卿」に話題を奪われるかも?(笑)
http://www.asahi.com/articles/ASG452QLSG45UHBI008.html
でもまあ、親ロシア傾向が強い東部の情勢がこれ以上ゴタゴタするようだと、
大統領選挙どころでは無くなりそうな気もしますが・・・・


> > いや何も、サンマリノまで弾丸ツアーで行く事を想定していた訳ではなく、
> > 「サンマリノは、ボローニャから2時間ちょっと」という事前認識があったので、
> > 「ミラノやフィレンツェに行ったついでに、ボローニャで1泊すれば、サンマリノの日帰り観光も可能では」
> > とイメージした次第です(笑)。

> 今は半弾丸ツアーしかできないのでサンマリノって遠いんですよ(号泣)
> 10年ほど前、無職の時に行きましたがあの時は時間がありあまっていたので
> ベニス(3泊)フェラーラ(2泊)ラヴェンナ(2泊)フィレンツェ(3泊)
> とのんびり堪能してきました。
> しかしボローニャって駅は10回以上通っているのに乗り換え以外に1回だけ
> 駅前で食事した以外何もしていないんですよね。
> まああの駅はローマ=ベニス=ミラノ=バーリの4方面からくる鉄道が直角に交差する場所であるために
> たいてい遅れがでているのですよねー。
> それで焦って次の列車に早々に乗ってしまう(笑)

まあ私も「ボローニャ」と言われてイメージするのは、
1000年近い歴史がある欧州最古の大学がある事と、中田英寿がプレーした街という感じで、
古い街並みが残っている事は知っていても、イタリアには何よりローマがありますし、
ミラノ・フィレンツェ・ヴェネツィアの中間地点にある立地から、
ボローニャをじっくり観光しようとは、なかなかならないでしょうからねえ・・・・


> > ところで、西欧だと教皇を頂点とした縦の繋がりの帝国・王国・公国などは何となく解るのですが、
> > 東欧世界における帝国・王国・公国などの関係性が、いまいちよく解らないんですよねえ・・・・
> > 東ローマ帝国の内部であれば、テマ軍管区制があり、プロノイア制へと移行したという感じですが、
> > 例えばセルビア王国やキエフ公国の「王位」や「公位」が、どこから授けられたモノなのか?とか、
> > 正教国家における、東ローマ皇帝やコンスタンティノポリス総主教との関係性が、実はよく知りません。
> > 西欧世界とは違って、正教会のように国家の方も緩やかな横の繋がりしかなく、
> > 王国や公国などの名称も、単に領土の大きさに比例して自称しただけなのでしょうか?

> ビザンツ世界における称号ですが前半(マケドニア王朝以前)と後半では
> だいぶ違っていて皇帝と帝国からの重要度によって分けられていました。
> 基本はディオクレティアヌスのテトラルキア制に準じているのですが
> 所謂「正帝位」(ギリシャ語でバシレイウス)はローマ皇帝とペルシャ皇帝だけで
> あとは「副帝位」(ギリシャ語でカイサル)となります。
> それ以外ですと「王」(ギリシャ語でレークス、アジア系だとカン)
> や「公」(ギリシャ語でデュクス)などが帝国からの重要度に応じて付与されました。

う〜ん、もともとローマ帝国だったバルカンやアナトリアなどだと、
そうした枠組みがあった事は、何となく想像が付くのですが、
その外にあったであろうルーシ世界で「キエフ大公」や「モスクワ大公」という感じに、
なぜ「王」ではなく「大公」なのかが、最大の疑問点なんですよねえ・・・・
単純に訳語的な問題なのでしょうか?
独立正教会の存在とかは関係ないですよねえ?
(言い換えると、東方正教は1国1教会であって、1教会1国じゃないですよねえ?)

> 後半になるとビザンツ世界では主に「君侯」(デスポト)を自称していたのですが
> ビザンツ帝国の弱体化によりローマ教皇から称号を受けたのです。
> セルビア王国もビザンツ側からの史料を見ると「デスポト」なんですよねぇ。
> ちなみに「デスポト」の和訳が「専制公」となるのかは私にはよくわかりません。

対象が同じでも、「専制公(公国)」だったり「専制侯(侯国)」だったりと、
書籍によって表記が違ったりしますからねえ・・・・
まあ、古代中国の周時代に用いられた「五等爵(公・侯・伯・子・男)」を、
制度の異なる西洋の和訳に用いようというのが、そもそも無理があるのかも知れませんね。
そこへ更に、大日本帝国期には華族制度の序列付けにも用いられた事で、
気を付けないと、イメージがぐちゃぐちゃになってしまいますし・・・・


> > 前々から疑問だったのですが、ソ連時代の信仰事情って、実際はどうだったんでしょ?
> > 共産主義では宗教に対して否定的な一方、ロシア人自体は敬虔な正教徒のイメージが強いので、
> > 目に見える教会の方は廃れていっても、心の中にある信仰心の方は強く残っていたであろう事は、
> > ソ連崩壊後の急速な復活ぶりを見るだけでも、何となく想像はつきますけども。

> ソ連時代もロシア人は正教を信仰していたと思いますよ。
> ブレジネフの葬儀は完全に「正教」式だったと言われています。

無神論を掲げるソ連とは言え、完全に宗教を禁止していた訳では無いのは知ってますが、
逆に言うと、どこまで許されてて、どこからダメだったのかが、よく解らないんですよねえ・・・・
現在進行形で宗教の規制政策を採る中国などは、何となくながらイメージできますけど、
やはり東アジアと東欧とでは、そもそも土台となる宗教事情が異なりますし。


> > そんな訳で、1993年の最後の広島リーグ優勝も、私は見てますが、弟は見ていないと。
> > ちなみにミカエルさんの年代ですと、私も見てない「赤ヘル旋風」時代まで知ってるのかな?

> はい、よーく知っています。
> 私のころは
> 「高橋慶・山崎・小早川・山本・衣笠・長嶋・木下・達川、代走は今井」の打線
> 投手は
> 「北別府・川口・大野・山根・抑えは小林」
> でした。

そのメンツからすると、最後に広島が日本一となった1984年(昭和59年)のメンバーですね。
ただそれは、1979年〜1986年の「赤ヘル黄金時代」ではあるのですが、
全国的なフィーバーを巻き起こした「赤ヘル旋風」とは、また少し違いまして、
広島がリーグ初優勝を果たした1975年のフィーバーが、第一次赤ヘル旋風と呼ばれ、
江夏の21球で初の日本一に輝いた1979年のフィーバーが、第二次赤ヘル旋風と呼ばれています。
感覚的には、阪神大震災の後に「がんばろう神戸」を掲げたオリックスとイチローが全国的に応援され、
昨年のように、東日本大震災からの復興を掲げる楽天と田中将大が全国的に応援された感じと、
恐らくは似ていたのでは無いでしょうか?(前述のように、私は赤ヘル旋風を見ていませんけども)

ちなみに、私が見始めた頃ですと、広島の抑えは「炎のストッパー」こと津田恒美でしたね。
小林誠二の方は肘の故障により引退目前で、抑え投手としての活躍した事よりも、
「パームボールは凄い有効だけど、投手寿命を削る怖い変化球だ」と印象付けられた選手でした。
まあ中日ファンの私からすると、現役時代の小林よりも、
落合が監督に就任した翌年、ほぼ面識の無かった小林を二軍投手コーチに抜擢し、
落合が退任するまでの7年間、選手寮に住み込みながら中日投手陣を影から支えた印象の方が強いですね。
って、落合は黄金期の広島&西武でコーチ陣を固めたから、中日OBから引きずり下ろされる訳ですが(笑)。

他の投手陣ですと、北別府・川口・大野の3人は私が見始めた頃もバリバリに戦力でしたね。
その1991年のリーグ優勝の際も、最も活躍してたのはセ・リーグMVPを獲得した佐々岡でしたが、
佐々岡に続く投手となると、北別府・川口・大野のベテラン3人組でしたからねえ。
まあベテランとは言え、北別府が最高勝率賞、川口が奪三振王、大野がセーブ王でしたし、
そこに最多勝&最優秀防御率の佐々岡を加え、投手力で掴んだ優勝というイメージでした。
(野手では前田や江藤が台頭した年なのですが、やはり若手で戦力的には、まだこれからって感じでした)
シーズン初めは津田が抑えでしたけど、例の病気で離脱し、途中から大野が抑えに回ったのはよく覚えています。
今から振り返ると、あれが生前の津田の投球を見た最後だったんですよねえ・・・・
ちなみに山根に関しては、私が見始めた頃に西武へ移籍したので、残念ながら広島のイメージは無いですね。

最後に打撃陣の方は、私が見始めたのと入れ替わりで山本が引退したので、現役時代を知りませんし、
衣笠は一応現役でしたが、連続出場記録の為に無理して起用されてるのが子供にも丸解りな状態で、
山本&衣笠を主軸にした黄金期の「強力打線」というイメージは、正直皆無な時期でした。
正田・山崎・高橋という俊足巧打のスイッチヒッターが並ぶ1・2・3番は脅威でしたが、
それを還すクリーンナップが貧弱で、打線全体としての怖さは、そこまでな感じでした・・・・
山本の引退で、4番には小早川が座ってましたが、小早川自体は悪い選手ではないものの、
全盛期の落合を始め、日本人では原・清原・掛布、外国人ではブーマ・バース・ホーナーなど、
各球団とも強力な4番打者が居た時代なので、「12球団最弱の4番打者」ってイメージでしたね。
江川が小早川にサヨナラ本塁打を打たれて引退した事実も、当時のイメージを強化してたかも?
例えばこれが落合やバースに打たれたのなら、そこまでの結論には至らないだろうと(笑)。


[18951] Re:クリミアは「第二のズデーテン」になるのか?返信 削除
2014/4/23 (水) 20:17:45 ミカエル

▼ 徳翁導誉さん
> 短期間だからこそ、最近急に始まった「税抜き価格表示」が期間限定で許めてるそうなので、
> 基本路線としては、それで行くつもりなのでしょうけど・・・・


税抜き価格表示・・・本当に混乱しますね。
安いと思っても8%がオンされるとちょいキツイっす。
>
> > > 冷戦が終結して今年で四半世紀が経つ訳ですが、旧東側陣営の諸国も、
> > > 今では大きな都市だと、そうした街の雰囲気も幾らか変わっているのでしょうか?

> > 街の雰囲気は25年経過してもぱっと目につくところ以外は社会主義時代の無機質な建物が多いですよ。
> > 集合住宅ややたらに広い道路、場所によってはスターリン様式の建物が見えると(笑)
> > 反対に空港や外資が入っているホテルなどは東京よりモダンで綺麗ですね。
> > 噂だとアルバニアのティラナの空港は超近代的だとか(笑)

> まあさすがに、25年程度じゃ表部分くらしか変わらないでしょうからねえ。
> そんな中でも、街並みの雰囲気が最も変化した旧東側の国ってどこなんでしょ?
> カザフスタンなんて新首都として、計画都市アスタナを黒川紀章の設計で作ってるらしいですから、
> http://trekking1179.seesaa.net/article/313283906.html
> http://d.hatena.ne.jp/stertwist/20110920/1316480876
> http://adaisuke.blog100.fc2.com/blog-entry-33.html
> 一見すると旧ソ連的な雰囲気は皆無ですが、よく見ると新たな高層建築なのにスターリン様式だったり(笑)。
> ちなみに、ミカエルさんが中央アジアへ出向かれたのは、前述の旧ソ連時代が最後なのでしょうか?


さすがに最後ですね。
いっときアシュガバトに行く機会がありましたがぽしゃってしまいました。
しかし、アスタナの画像を見るとある意味「独裁者」ですので雰囲気は
「スターリン様式」やイタリア等にある「ファシスト様式」に通じるものがありますね。
>
> あと逆に、昨年の10月にサッカー日本代表がベラルーシで強化試合を行った際、
> 「今まで旧ソ連の国はいろいろ行ったが、最もソ連の雰囲気が残っている」という観戦記事を読んだのですが、
> ルカシェンコ時代が続いている事もあり、やはりベラルーシって、そんな感じなのでしょうか?


ベラルーシは訪問したことは無いのですがミンスクなどは旧ソ連の雰囲気が濃厚でしょうね。
しかしベラルーシからモスクワのシェレメチェボを経由して日本に来る場合ロシアのビザが必要なのは絶句です。

> > > > > > クリミアのロシア復帰の可能性はでてくるかもしれませんね。
> > > > > ロシア系が多数派を占めるクリミア半島では、
> > > > > 逆に親ロシア派の武装集団によって、議会や空港が占拠されたみたいですね。
> > > > > http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA1Q05520140227
> > > > > http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA1R02S20140228
> > > > > しかもクリミア南端には、ロシア海軍の租借港であるセヴァストポリがありますので、
> > > > > 武装集団の侵入を防ぐとの名目(笑)で、ロシア側は同地での軍配備を強化する一方、
> > > > > ウクライナの代行政権側も「基地外で軍事行動は侵略行為と見なす」と牽制してますし、
> > > > > 更にそこへ、中央アジアに強制移住されていた先住民のクリミア・タタール人が、
> > > > > ソ連崩壊後に続々と帰郷して第3勢力と化してますから、クリミアの情勢は本当に読めない・・・・

> > > > この二週間でまた情勢が目まぐるしく変化していますね。

> > その後の2週間で一気にロシアへの編入が進んでしまいましたね。
> > このまま既成事実化してしまうのでしょうか。
> > 米国といえどクリミア半島まで派兵する気はなさそうですし。

> そうして今度は、ドネツク・ハリコフ・ルガンスクのウクライナ東部3州で、
> 親ロシア派デモ隊が州庁舎を占拠して独立を宣言し(しかも国名が人民共和国・笑)、
> http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014040802000224.html
> その直後に、暫定政府側が軍の特殊部隊を投入してドネツクの庁舎ビルを奪回ですか・・・・
> http://www.cnn.co.jp/world/35046228.html
> まあ、やってる行為自体は、暫定政府側が1ヶ月前に首都キエフで行った事と同じなのですが、
> ヤヌコビッチ前政権は、内戦化を恐れて軍を動かさなかった(動かせなかった?)のに、
> いかに特殊部隊とは言え、暫定政権は軍を動かしちゃったんですね・・・・
> (本当に軍の特殊部隊だったのかは、誤報も多いので正直わかりませんが)
> それこそ武力衝突が大規模化する事態になれば、最悪の展開であるロシア軍の侵攻というシナリオさえ、
> まだまだ可能性は低いとは言え、以前に比べるとグッと高まってしまったのではないでしょうか?


いつのまにかクリミアの件よりもウクライナ本土に焦点が移ってしまいましたね。
4者合意があったと言えどもまだまだ情勢は流動的ですね。
ついに米国が東欧へ派兵したとなると、ますます武力衝突への危惧が大きくなったと言えます。
米国大統領も東アジア歴訪をする余裕なんてあるのかなぁとも考えてしまいます。

> > > > トゥバのように「独立宣言はしたけど当面はロシアに留まる」って可能性もありますが・・・
> > > んん?
> > > これは大戦前の「タンヌ・トゥバ」の事ですか?
> > > それともソ連崩壊後の「トゥバ共和国」の事ですか?

> > ソ連崩壊後のトゥバですね。

> 返信後に少し調べてみた所、トゥバってソ連崩壊の直前に「主権回復宣言」をしてたんですね。
> http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/996/1/KJ00000044314.pdf#page=23
> ソ連が崩壊し、連邦を構成していた共和国が独立した後に、
> ソ連にあった自治共和国の方も、旧構成国内の共和国に格上げされた事は知ってましたが、
> スムーズに事が進んだというよりも、このような経緯があっての格上げだったんですね。
> それを事前に知っていれば、「モンゴル、独立への道」の構成も少し変えてたかも?(笑)
> http://www.youtube.com/watch?v=0d3xWBbFPsc
> あと、この件を見ても思うのですが、何でトゥバはソ連の構成国になれなかったんですかねえ?
> 同じく第二次大戦中に併合されたバルト三国やモルドバ(ルーマニア領ベッサラビア)は、
> そのまま構成国へと移行されたのに、独立国とされたトゥバが自治国どころか自治州だなんて・・・・
> 吸収された時代が異なるとは言え、ウズベクやタジクなどの中央アジア諸国も構成国だったのに。


案外これが原因かもしれませんね(笑)
http://www.chinayouth.org.hk/China/rocmap.html

 
> > > いや何も、サンマリノまで弾丸ツアーで行く事を想定していた訳ではなく、
> > > 「サンマリノは、ボローニャから2時間ちょっと」という事前認識があったので、
> > > 「ミラノやフィレンツェに行ったついでに、ボローニャで1泊すれば、サンマリノの日帰り観光も可能では」
> > > とイメージした次第です(笑)。

> > 今は半弾丸ツアーしかできないのでサンマリノって遠いんですよ(号泣)
> > 10年ほど前、無職の時に行きましたがあの時は時間がありあまっていたので
> > ベニス(3泊)フェラーラ(2泊)ラヴェンナ(2泊)フィレンツェ(3泊)
> > とのんびり堪能してきました。
> > しかしボローニャって駅は10回以上通っているのに乗り換え以外に1回だけ
> > 駅前で食事した以外何もしていないんですよね。
> > まああの駅はローマ=ベニス=ミラノ=バーリの4方面からくる鉄道が直角に交差する場所であるために
> > たいてい遅れがでているのですよねー。
> > それで焦って次の列車に早々に乗ってしまう(笑)

> まあ私も「ボローニャ」と言われてイメージするのは、
> 1000年近い歴史がある欧州最古の大学がある事と、中田英寿がプレーした街という感じで、
> 古い街並みが残っている事は知っていても、イタリアには何よりローマがありますし、
> ミラノ・フィレンツェ・ヴェネツィアの中間地点にある立地から、
> ボローニャをじっくり観光しようとは、なかなかならないでしょうからねえ・・・・


あはは、本当にそう思います。
フィレンツェに滞在して、ちょっと遠出するならピサに行って斜塔を見ますもんねぇ。

> > > ところで、西欧だと教皇を頂点とした縦の繋がりの帝国・王国・公国などは何となく解るのですが、
> > > 東欧世界における帝国・王国・公国などの関係性が、いまいちよく解らないんですよねえ・・・・
> > > 東ローマ帝国の内部であれば、テマ軍管区制があり、プロノイア制へと移行したという感じですが、
> > > 例えばセルビア王国やキエフ公国の「王位」や「公位」が、どこから授けられたモノなのか?とか、
> > > 正教国家における、東ローマ皇帝やコンスタンティノポリス総主教との関係性が、実はよく知りません。
> > > 西欧世界とは違って、正教会のように国家の方も緩やかな横の繋がりしかなく、
> > > 王国や公国などの名称も、単に領土の大きさに比例して自称しただけなのでしょうか?

> > ビザンツ世界における称号ですが前半(マケドニア王朝以前)と後半では
> > だいぶ違っていて皇帝と帝国からの重要度によって分けられていました。
> > 基本はディオクレティアヌスのテトラルキア制に準じているのですが
> > 所謂「正帝位」(ギリシャ語でバシレイウス)はローマ皇帝とペルシャ皇帝だけで
> > あとは「副帝位」(ギリシャ語でカイサル)となります。
> > それ以外ですと「王」(ギリシャ語でレークス、アジア系だとカン)
> > や「公」(ギリシャ語でデュクス)などが帝国からの重要度に応じて付与されました。

> う〜ん、もともとローマ帝国だったバルカンやアナトリアなどだと、
> そうした枠組みがあった事は、何となく想像が付くのですが、
> その外にあったであろうルーシ世界で「キエフ大公」や「モスクワ大公」という感じに、
> なぜ「王」ではなく「大公」なのかが、最大の疑問点なんですよねえ・・・・
> 単純に訳語的な問題なのでしょうか?


ちょっと調べてみたのですがやっぱり「王」と「公」の違いは存在しますね。
(大公は日本語訳の問題のようです)

ブルガリアですがもともとアジア系のため「汗」とされていましたが
ビザンツ皇帝ミカエル3世時の864年にボリス1世が「王(クニャス)」の称号を付与されています。
(同時にキリスト教への改宗も行われています。所謂「ボリスの改宗」です)
のちにシメオンが「ブルガリア人の皇帝」位を承認されますが
もちろんこれは「カイサル(副帝)」の方です。

キエフの場合はビザンツ皇帝レオン6世の時の911年にオレグが「公(パトリキオス、古代ローマの爵位が名称そのままで実態が変化していった)」の爵位を与えられて
「キエフ公国」と日本では呼称されています。

クロアチアについてはもっと遅くバシレイオス2世時(981年)に「公」位を与えられていました。

> 独立正教会の存在とかは関係ないですよねえ?
あんまり関係ないと思います。当時は東西分裂前ですので各国の教区はあくまで府主教扱いです。

 
> > 後半になるとビザンツ世界では主に「君侯」(デスポト)を自称していたのですが
> > ビザンツ帝国の弱体化によりローマ教皇から称号を受けたのです。
> > セルビア王国もビザンツ側からの史料を見ると「デスポト」なんですよねぇ。
> > ちなみに「デスポト」の和訳が「専制公」となるのかは私にはよくわかりません。

> 対象が同じでも、「専制公(公国)」だったり「専制侯(侯国)」だったりと、
> 書籍によって表記が違ったりしますからねえ・・・・
> まあ、古代中国の周時代に用いられた「五等爵(公・侯・伯・子・男)」を、
> 制度の異なる西洋の和訳に用いようというのが、そもそも無理があるのかも知れませんね。


私もそう思います。周の大封建につかわれた爵位をそのまま使うのはどうも・・・
でも幕末の大名家はこの基準でと分けられていますね。
(これも実高を使っていて非常にわかりづらいのですが)

今回も時間の制約があるのでこれぐらいに。


[18959] Re2:クリミアは「第二のズデーテン」になるのか?返信 削除
2014/4/25 (金) 21:41:56 徳翁導誉

> > 短期間だからこそ、最近急に始まった「税抜き価格表示」が期間限定で許めてるそうなので、
> > 基本路線としては、それで行くつもりなのでしょうけど・・・・

> 税抜き価格表示・・・本当に混乱しますね。
> 安いと思っても8%がオンされるとちょいキツイっす。

個人的に、小銭で財布が膨らむのが嫌いなので、
支払いでは札を出して、釣銭を出来るだけ少なくする買い方が染み付いているだけに、
正直、消費増税それ自体よりも、この外税表示への変更の方が嫌だったりしますね(笑)。

今までは単純な足し算でしたので暗算も楽だったのに、8%増の小数点計算を間違えたり、
税込表示額を従来通りそのまま足してしまい、小数点以下の累積分が思わぬ増額を招くなどして、
札から数円だけ飛び出してしまい、手持ちの小銭が足りなかったりすると、
逆に却って凄い量の釣銭を受け取る羽目になった事が、既に2回もありました・・・・


> > そんな中でも、街並みの雰囲気が最も変化した旧東側の国ってどこなんでしょ?
> > カザフスタンなんて新首都として、計画都市アスタナを黒川紀章の設計で作ってるらしいですから、
> > http://trekking1179.seesaa.net/article/313283906.html
> > http://d.hatena.ne.jp/stertwist/20110920/1316480876
> > http://adaisuke.blog100.fc2.com/blog-entry-33.html
> > 一見すると旧ソ連的な雰囲気は皆無ですが、よく見ると新たな高層建築なのにスターリン様式だったり(笑)。

> しかし、アスタナの画像を見るとある意味「独裁者」ですので雰囲気は
> 「スターリン様式」やイタリア等にある「ファシスト様式」に通じるものがありますね。

ちなみに同じ旧ソ連の国でもグルジアは、また別の方向にぶっ飛んでるのですが、
こちらの方にも、同様に独裁的な通じるモノはあるんですかねえ?(笑)
・ 国会議事堂 http://www.civil.ge/files/images/2012/Kutaisi-Parliament-Oct21.jpg
・ 行政府庁舎 http://dream-piece.com/wp-content/uploads/2013/09/IMG15624.jpg
・ 大統領官邸 http://9.pro.tok2.com/~yucky/Presidential%20palace.jpg
・ 危機管理局 http://static.panoramio.com/photos/large/85832463.jpg
・ 国立図書館 http://dream-piece.com/wp-content/uploads/2013/09/IMG15625.jpg
・ 警察本部 http://solomonternaleli.files.wordpress.com/2011/02/police-parade-2010-05-06.jpg
・ 警察署1 http://1.bp.blogspot.com/-NXUmLReb0-M/UXA2kIjrgpI/AAAAAAAACh4/Sdy1oKBhBjA/s1600/police+station6.jpg
・ 警察署2 http://2.bp.blogspot.com/-VnHT78tmj60/UXA2jbI5xPI/AAAAAAAAChw/Z-7jUgYMTXM/s1600/police+station+5.jpg
・ 国立銀行 http://georgiaabout.files.wordpress.com/2012/06/vault-of-national-bank-of-georgia-in-tbilisi.jpg
・ 首都中心の橋 http://www.archstructure.net/topics/11/peace/peace1.jpg

こういう街並み↓の中に建ってる事を想像すると、却って面白く思えます。
http://sputnik.am/wp-content/uploads/2013/12/tbilisi-sputnik.jpg
逆に考えると、敢えてロシア的なモノを排除すべく、奇抜で近未来風な建築にしているのでしょうか?
グルジアの写真を見ていると、グルジア国旗だけでなくEU旗も一緒に掲揚されてる公共施設が多いですし。

> > ちなみに、ミカエルさんが中央アジアへ出向かれたのは、前述の旧ソ連時代が最後なのでしょうか?
> さすがに最後ですね。
> いっときアシュガバトに行く機会がありましたがぽしゃってしまいました。

さすがに中央アジアとなると、そうそう機会はありませんよね(笑)。

> > あと逆に、昨年の10月にサッカー日本代表がベラルーシで強化試合を行った際、
> > 「今まで旧ソ連の国はいろいろ行ったが、最もソ連の雰囲気が残っている」という観戦記事を読んだのですが、
> > ルカシェンコ時代が続いている事もあり、やはりベラルーシって、そんな感じなのでしょうか?

> ベラルーシは訪問したことは無いのですがミンスクなどは旧ソ連の雰囲気が濃厚でしょうね。
> しかしベラルーシからモスクワのシェレメチェボを経由して日本に来る場合ロシアのビザが必要なのは絶句です。

えっ、ロシア・ベラルーシ間の移動って意外と面倒なんですか!?
欧州連合に対抗しようという「ユーラシア連合」の構想は、
ロシア・カザフスタン・ベラルーシの3国が中核であり、
既に域内での人や物資の往来はボーダーレス化しているイメージだったのですが、
意外と現状は進んで無いんですね(外国人への扱いが厳しいだけかも知れませんけど)。
一昔前までは同じ国だった事を思うと、地元民的に不便さなどは無いんですかねえ?

今回のウクライナ問題もそうですが、旧ソ連のゴタゴタを見る度に、
ソ連崩壊の流れ自体は避けられなかったにしても、
エリツィンの振る舞い次第では、もう少し違って現状があったのでは?と考えてしまいます。


> > そうして今度は、ドネツク・ハリコフ・ルガンスクのウクライナ東部3州で、
> > 親ロシア派デモ隊が州庁舎を占拠して独立を宣言し(しかも国名が人民共和国・笑)、
> > http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014040802000224.html
> > その直後に、暫定政府側が軍の特殊部隊を投入してドネツクの庁舎ビルを奪回ですか・・・・
> > http://www.cnn.co.jp/world/35046228.html
> > まあ、やってる行為自体は、暫定政府側が1ヶ月前に首都キエフで行った事と同じなのですが、
> > ヤヌコビッチ前政権は、内戦化を恐れて軍を動かさなかった(動かせなかった?)のに、
> > いかに特殊部隊とは言え、暫定政権は軍を動かしちゃったんですね・・・・
> > (本当に軍の特殊部隊だったのかは、誤報も多いので正直わかりませんが)
> > それこそ武力衝突が大規模化する事態になれば、最悪の展開であるロシア軍の侵攻というシナリオさえ、
> > まだまだ可能性は低いとは言え、以前に比べるとグッと高まってしまったのではないでしょうか?

> いつのまにかクリミアの件よりもウクライナ本土に焦点が移ってしまいましたね。

まあクリミアに関しては、自治権拡大とか、ウクライナからの独立とかを通り越して、
一気に最大レベルである「ロシア編入」まで進んでしまいましたし、
アメリカも、EUも、お茶を濁す程度の制裁内容で済ませてしまった時点で、
建前上は今後もいろいろ言おうと、実質的には黙認しちゃったも同然ですからねえ・・・・
ウクライナの暫定政府側にしても、大統領選挙の事を考えると、
本音を言えば、クリミアの親ロシア票など無い方が望ましいでしょうし。

> 4者合意があったと言えどもまだまだ情勢は流動的ですね。
まあ、最終的な着地点を見い出せて無い合意など、一時の気休めに過ぎないですからね。
とりあえずは、5月末に行われる予定の大統領選挙が1つの目安でしょうか?
選挙の同日か、その直前に、東部では住民投票が行われる可能性が高いですので、
大統領選自体は恐らく、半月後の決選投票に縺れ込むであろう事を考えると、
当日は大統領選挙の結果以上に、ウクライナ東部での住民投票の方の結果に注目かも?

> ついに米国が東欧へ派兵したとなると、ますます武力衝突への危惧が大きくなったと言えます。
ロシア軍が既に演習と称して、ウクライナとの国境沿いに15万の兵力を集めてますからねえ。
もちろんロシア側としても、ウクライナ東部での暫定政府側の強硬姿勢を抑え込む為の脅しが本意で、
暫定政府側が余程下手を打たない限り、実際に国境を越える可能性は相当低いでしょうし、
これに応じて、アメリカ軍も合同演習と称して東欧4ヶ国に派兵したとは言え、総数が600では、
「新しい欧州(旧東側のNATO加盟国)」の支持を繋ぎ止める為の政治的意味合いが強いでしょうから、
さすがに米ロの直接衝突は現状では無いかと?(仮にロシア軍が越境しても、米軍は動かないでしょうし)

> 米国大統領も東アジア歴訪をする余裕なんてあるのかなぁとも考えてしまいます。
余裕と言いますか、アメリカ国内ではオバマ・ケア導入を始めとして数多くの問題が山積し、
国際政治では、シリアに引き続いてウクライナでも無策な弱腰姿勢を曝け出し、
中間選挙を前に、もう東アジア(TPP)の方で手段が無いんじゃないですか?
とは言え日本相手にすら、尖閣問題でカードを切ったのに、TPPの大筋合意を得られない様を見ると、
任期を2年以上残して、既にオバマ政権ってレイムダック化しちゃってませんか?(笑)
・・・って、キナ臭い国際情勢を考えると、それを笑ってばかりも居られませんし、
そこでもしもオバマがキレて、時を逸して強硬姿勢に転換すれば、最悪の展開になりかねないと。
それこそズデーテンじゃないですが、妥協により相手側が引けない所まで進んでから、
一転して強硬策に移ると、双方引けずに全面衝突へ至る最悪のシナリオを招きかねませんからねえ。


> > あと、この件を見ても思うのですが、何でトゥバはソ連の構成国になれなかったんですかねえ?
> > 同じく第二次大戦中に併合されたバルト三国やモルドバ(ルーマニア領ベッサラビア)は、
> > そのまま構成国へと移行されたのに、独立国とされたトゥバが自治国どころか自治州だなんて・・・・
> > 吸収された時代が異なるとは言え、ウズベクやタジクなどの中央アジア諸国も構成国だったのに。

> 案外これが原因かもしれませんね(笑)
> http://www.chinayouth.org.hk/China/rocmap.html

よくは知りませんが、台湾の政府が作成する「官製地図」って未だに、
モンゴルが中華民国領だったり、沖縄が琉球国だったりするのでしょうかねえ?
近年は、事実上の大使館をモンゴルに開設したり、駐琉球大使館を駐日本大使館の支局扱いにするなど、
台湾側も実質的に現状を認めている対応ですが、建前は建前でなかなか簡単に変更できないでしょうし。
(台湾の都合だけでなく、大陸の中国側からも「中華民国」という建前を守るよう強要されてますしね)


> > まあ私も「ボローニャ」と言われてイメージするのは、
> > 1000年近い歴史がある欧州最古の大学がある事と、中田英寿がプレーした街という感じで、
> > 古い街並みが残っている事は知っていても、イタリアには何よりローマがありますし、
> > ミラノ・フィレンツェ・ヴェネツィアの中間地点にある立地から、
> > ボローニャをじっくり観光しようとは、なかなかならないでしょうからねえ・・・・

> あはは、本当にそう思います。
> フィレンツェに滞在して、ちょっと遠出するならピサに行って斜塔を見ますもんねぇ。

そう言えば、「ピサの斜塔」なんていうのも有りましたねえ(笑)。
他にもまだナポリやポンペイなど観光資源は豊富ですし、
さすがイタリアは、世界遺産数でナンバー1のという感じでしょうか!!

現金な話をすれば、つまりはそれだけイタリアの観光収入も多い訳ですけど、
せっかく東京オリンピックの招致にも成功した訳ですし、
これを機会に、もう少し日本も、観光産業の活性化を計れませんかねえ?
海外から国内にカネを落とさせるには、「ビジネス・観光・留学」が3本柱ですから。


> > う〜ん、もともとローマ帝国だったバルカンやアナトリアなどだと、
> > そうした枠組みがあった事は、何となく想像が付くのですが、
> > その外にあったであろうルーシ世界で「キエフ大公」や「モスクワ大公」という感じに、
> > なぜ「王」ではなく「大公」なのかが、最大の疑問点なんですよねえ・・・・
> > 単純に訳語的な問題なのでしょうか?

> ちょっと調べてみたのですがやっぱり「王」と「公」の違いは存在しますね。
> (大公は日本語訳の問題のようです)

すみません、お手数おかけして(笑)。

> ブルガリアですがもともとアジア系のため「汗」とされていましたが
> ビザンツ皇帝ミカエル3世時の864年にボリス1世が「王(クニャス)」の称号を付与されています。
> (同時にキリスト教への改宗も行われています。所謂「ボリスの改宗」です)
> のちにシメオンが「ブルガリア人の皇帝」位を承認されますが
> もちろんこれは「カイサル(副帝)」の方です。

なるほど、副帝ですか!!
いや〜、以前より「ブルガリア帝国やセルビア帝国の『帝国』って何?」という疑問があり、
ニカイア帝国やトレビゾンド帝国のように、コンスタンティノープルの皇帝を認めてないか、
もしくは大英帝国での使用例のように、多くの国を従えたという意味での帝国なのかと思ってましたが、
そうですか、これらは副帝としての地位の方で、ブルガリア人やセルビア人の皇帝という事だったんですね。
ありがとうございます、長年の疑問が1つ解決されました(笑)。

直接的な繋がりは無いかも知れませんが、神聖ローマ帝国も最後は「ドイツ人の帝国」を名乗ってましたし、
「○○人の皇帝(帝国)」という称号は、かなり使い勝手が良さそうですよね。
ドイツ語の「カイザー」、ロシア語の「ツァーリ」、オスマン帝国の「ルーム・カイセリ」など、
皇帝を表す単語や称号が「アウグストゥス(正帝)」ではなく、
「カイサル(副帝)」の方から来ているのも、この辺の事情なのでしょうかね?

> キエフの場合はビザンツ皇帝レオン6世の時の911年にオレグが「公(パトリキオス)」の爵位を与えられて
> 「キエフ公国」と日本では呼称されています。

キエフ大公、ウラジーミル大公、モスクワ大公などの「大公」という単語は結局、
ルーシ世界の諸公国を束ねる「盟主」的な意味合いしか無いって事ですかねえ、これは?
ただ、それこそ「黄金の環」を始め、ルーシの諸公国って山のように数がありますけど、
それらも全て、ビザンツ皇帝から公爵位を与えられたモノだったのでしょうか?
あの数からすると、かなりの僭称も混じっているような気もするのですが・・・・
でもまあ、キエフの公爵位がビザンツ皇帝から与えられた(認められた)ものであるなら、
支配関係は別として、秩序的にはビザンツ世界の中に入っていた訳ですから、王を称さなかったのは納得しました。
・・・って、勝手に東アジアの華夷秩序的なイメージで捉えてますけど、
ルーシ世界におけるの影響力って、実際どの程度のモノだったんでしょう?

> クロアチアについてはもっと遅くバシレイオス2世時(981年)に「公」位を与えられていました。
今更なんですが、旧西ローマ帝国のカトリック圏だとローマ教皇が王位などを授けますが、
東ローマ帝国の正教圏では、コンスタンティノープル総主教とかは一切関与しなかったのでしょうか?
もちろん、カール大帝後の歴史的経緯から、西欧側では皇帝と教皇による権力の綱引きが横行した一方、
東欧側では、基本的に皇帝が総主教より権力が強かったのは解るのですが、形式的にはどうだったんでしょ?
聖俗分離の方針を考えると、世俗権力である爵位は名実ともに、皇帝から授けられたのでしょうか?
いや、ふと思っただけなので、どうしてもという疑問ではありませんが(笑)。

> > 独立正教会の存在とかは関係ないですよねえ?
> あんまり関係ないと思います。当時は東西分裂前ですので各国の教区はあくまで府主教扱いです。

東西教会の分裂って、双方が2つに枝分かれしたイメージがありますが、
よくよく考えてみると、東方教会は従来通りの仕組みとあまり変わらず、
西方教会で唯一の総主教座であるローマが、独自路線を進み出したという方が適当なのかも?
キチンと意識しないと、どうしても西欧中心史観に流されがちになちゃうんですよね(笑)。

ちなみに、旧ローマ帝国の外にある中欧・東欧へとキリスト教圏が広がる際に、
「東方教会に属するか? 西方教会に属するか?」は、爵位を受ける領主側の方で決めたのでしょうか?
それとも、既に現地での布教状況により、東方教会か西方教会は自明の事だったのでしょうか?
と言うかそもそも、爵位を受ける段階での現地住民の布教率って、よく知らないんですよねえ・・・・
ポーランドやルーシがどうだったかは勿論、十字軍国家はどうだったのか?


> > まあ、古代中国の周時代に用いられた「五等爵(公・侯・伯・子・男)」を、
> > 制度の異なる西洋の和訳に用いようというのが、そもそも無理があるのかも知れませんね。

> 私もそう思います。周の大封建につかわれた爵位をそのまま使うのはどうも・・・
> でも幕末の大名家はこの基準でと分けられていますね。
> (これも実高を使っていて非常にわかりづらいのですが)

でも日本の場合、華族の爵位にしても、軍人の階級にしても、
維新後の近代化によって、歴史的な経緯など無く、形的に導入しましたから、
欧米のそれらよりも、却ってシンプルで解り易くありません?
逆に言えば、日本側の仕組みがシンプルで明瞭すぎるからこそ、
複雑な欧米の仕組みでも、同じ単語を用いてる事で、理解を難しくしている側面もあろうかと?
大日本帝国でも、李家の王公族や朝鮮貴族などの例が増えていれば、また違ったかも知れませんが。


> 今回も時間の制約があるのでこれぐらいに。
まあ雑談ですので、無理のない範囲でOKですよ(笑)。


[19053] Re3:クリミアは「第二のズデーテン」になるのか?返信 削除
2014/5/21 (水) 22:28:00 ミカエル

▼ 徳翁導誉さん
> > > 短期間だからこそ、最近急に始まった「税抜き価格表示」が期間限定で許めてるそうなので、
> > > 基本路線としては、それで行くつもりなのでしょうけど・・・・

> > 税抜き価格表示・・・本当に混乱しますね。
> > 安いと思っても8%がオンされるとちょいキツイっす。

> 個人的に、小銭で財布が膨らむのが嫌いなので、
> 支払いでは札を出して、釣銭を出来るだけ少なくする買い方が染み付いているだけに、
> 正直、消費増税それ自体よりも、この外税表示への変更の方が嫌だったりしますね(笑)。


外税方式・・・やっぱりめんどいですねぇ。
表示価格に8%をオンされるとなると金額的にもばかになりません。
私の家のスーパーも外税表示だけだったのですが、やっぱり不評だったらしく
結局内税表示もされるようになりました。

> 今までは単純な足し算でしたので暗算も楽だったのに、8%増の小数点計算を間違えたり、
> 税込表示額を従来通りそのまま足してしまい、小数点以下の累積分が思わぬ増額を招くなどして、
> 札から数円だけ飛び出してしまい、手持ちの小銭が足りなかったりすると、
> 逆に却って凄い量の釣銭を受け取る羽目になった事が、既に2回もありました・・・・


私は5%の時からあきらめてました。
おかげで小銭入れはいつもパンパンになってました。
その小銭は近くの信金の口座に入れてましたがその金額は年間だと数万円に(笑)
>
> ちなみに同じ旧ソ連の国でもグルジアは、また別の方向にぶっ飛んでるのですが、
> こちらの方にも、同様に独裁的な通じるモノはあるんですかねえ?(笑)
> ・ 国会議事堂 http://www.civil.ge/files/images/2012/Kutaisi-Parliament-Oct21.jpg
> ・ 行政府庁舎 http://dream-piece.com/wp-content/uploads/2013/09/IMG15624.jpg
> ・ 大統領官邸 http://9.pro.tok2.com/~yucky/Presidential%20palace.jpg
> ・ 危機管理局 http://static.panoramio.com/photos/large/85832463.jpg
> ・ 国立図書館 http://dream-piece.com/wp-content/uploads/2013/09/IMG15625.jpg
> ・ 警察本部 http://solomonternaleli.files.wordpress.com/2011/02/police-parade-2010-05-06.jpg
> ・ 警察署1 http://1.bp.blogspot.com/-NXUmLReb0-M/UXA2kIjrgpI/AAAAAAAACh4/Sdy1oKBhBjA/s1600/police+station6.jpg
> ・ 警察署2 http://2.bp.blogspot.com/-VnHT78tmj60/UXA2jbI5xPI/AAAAAAAAChw/Z-7jUgYMTXM/s1600/police+station+5.jpg
> ・ 国立銀行 http://georgiaabout.files.wordpress.com/2012/06/vault-of-national-bank-of-georgia-in-tbilisi.jpg
> ・ 首都中心の橋 http://www.archstructure.net/topics/11/peace/peace1.jpg


↑結構東欧地域にはこういうのは多いです。
 
> こういう街並み↓の中に建ってる事を想像すると、却って面白く思えます。
> http://sputnik.am/wp-content/uploads/2013/12/tbilisi-sputnik.jpg


ルスタベリ通りですね。これは例外です。
トビリシではこういった町並みは少ないですね。
1991年に訪問していますがもっと古びた感じです。

> > ベラルーシは訪問したことは無いのですがミンスクなどは旧ソ連の雰囲気が濃厚でしょうね。
> > しかしベラルーシからモスクワのシェレメチェボを経由して日本に来る場合ロシアのビザが必要なのは絶句です。

> えっ、ロシア・ベラルーシ間の移動って意外と面倒なんですか!?
> 欧州連合に対抗しようという「ユーラシア連合」の構想は、
> ロシア・カザフスタン・ベラルーシの3国が中核であり、
> 既に域内での人や物資の往来はボーダーレス化しているイメージだったのですが、
> 意外と現状は進んで無いんですね(外国人への扱いが厳しいだけかも知れませんけど)。
> 一昔前までは同じ国だった事を思うと、地元民的に不便さなどは無いんですかねえ?


ロシア=ベラルーシ間は所謂「シェンゲン」ではありません。
となるとミンスクからの飛行機は国内線扱いのモスクワシェレメチェボ第一空港に到着します。
そこから外国へは第二若しくは第三に移動します。
困ったことに第一空港と第二第三空港はドメスティックの扱いの路線バス若しくはタクシーで動きますので
必然的にロシアのビザは必要になるのですねぇ。

わかりやすく言えば
外国人がニューヨークから成田空港へ行き、
そこから羽田に出てシンガポールなどに飛んだ場合日本へ「入国」することになります。
となると、ビザが必要な国の人たちは日本のビザを取らないといけないのです。
(正直私は日本にトランジットビザが存在するのかどうかもわかりませんが・・・)
ただし、羽田の国際化に伴い「スカイチーム」所属の「デルタ航空」を使うと
このケースはありうるのですね。
(現実にはデルタは以遠権を持っているので実際にこの経路を使う人がいるとは思え無いのです)

>
> > > そうして今度は、ドネツク・ハリコフ・ルガンスクのウクライナ東部3州で、
> > > 親ロシア派デモ隊が州庁舎を占拠して独立を宣言し(しかも国名が人民共和国・笑)、
> > > http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014040802000224.html
> > > その直後に、暫定政府側が軍の特殊部隊を投入してドネツクの庁舎ビルを奪回ですか・・・・
> > > http://www.cnn.co.jp/world/35046228.html
> > > まあ、やってる行為自体は、暫定政府側が1ヶ月前に首都キエフで行った事と同じなのですが、
> > > ヤヌコビッチ前政権は、内戦化を恐れて軍を動かさなかった(動かせなかった?)のに、
> > > いかに特殊部隊とは言え、暫定政権は軍を動かしちゃったんですね・・・・
> > > (本当に軍の特殊部隊だったのかは、誤報も多いので正直わかりませんが)
> > > それこそ武力衝突が大規模化する事態になれば、最悪の展開であるロシア軍の侵攻というシナリオさえ、
> > > まだまだ可能性は低いとは言え、以前に比べるとグッと高まってしまったのではないでしょうか?

> > いつのまにかクリミアの件よりもウクライナ本土に焦点が移ってしまいましたね。

> まあクリミアに関しては、自治権拡大とか、ウクライナからの独立とかを通り越して、
> 一気に最大レベルである「ロシア編入」まで進んでしまいましたし、
> アメリカも、EUも、お茶を濁す程度の制裁内容で済ませてしまった時点で、
> 建前上は今後もいろいろ言おうと、実質的には黙認しちゃったも同然ですからねえ・・・・
> ウクライナの暫定政府側にしても、大統領選挙の事を考えると、
> 本音を言えば、クリミアの親ロシア票など無い方が望ましいでしょうし。
>
> > 4者合意があったと言えどもまだまだ情勢は流動的ですね。
> まあ、最終的な着地点を見い出せて無い合意など、一時の気休めに過ぎないですからね。
> とりあえずは、5月末に行われる予定の大統領選挙が1つの目安でしょうか?
> 選挙の同日か、その直前に、東部では住民投票が行われる可能性が高いですので、
> 大統領選自体は恐らく、半月後の決選投票に縺れ込むであろう事を考えると、
> 当日は大統領選挙の結果以上に、ウクライナ東部での住民投票の方の結果に注目かも?


今週末は大統領選ですね。
東部諸州を抜きにして行われる選挙が有効になるとは思えないのですが
どうなることでしょう。
 
> > > あと、この件を見ても思うのですが、何でトゥバはソ連の構成国になれなかったんですかねえ?
> > > 同じく第二次大戦中に併合されたバルト三国やモルドバ(ルーマニア領ベッサラビア)は、
> > > そのまま構成国へと移行されたのに、独立国とされたトゥバが自治国どころか自治州だなんて・・・・
> > > 吸収された時代が異なるとは言え、ウズベクやタジクなどの中央アジア諸国も構成国だったのに。

> > 案外これが原因かもしれませんね(笑)
> > http://www.chinayouth.org.hk/China/rocmap.html

> よくは知りませんが、台湾の政府が作成する「官製地図」って未だに、
> モンゴルが中華民国領だったり、沖縄が琉球国だったりするのでしょうかねえ?
> 近年は、事実上の大使館をモンゴルに開設したり、駐琉球大使館を駐日本大使館の支局扱いにするなど、
> 台湾側も実質的に現状を認めている対応ですが、建前は建前でなかなか簡単に変更できないでしょうし。
> (台湾の都合だけでなく、大陸の中国側からも「中華民国」という建前を守るよう強要されてますしね)


はい、台北からの「那覇」便は「琉球」便と標記されます。
実態としては無くとも「タテマエ」としては未だのこっているようですね。
トゥバも相変わらず台湾は領有主張しているようです。

> > > まあ私も「ボローニャ」と言われてイメージするのは、
> > > 1000年近い歴史がある欧州最古の大学がある事と、中田英寿がプレーした街という感じで、
> > > 古い街並みが残っている事は知っていても、イタリアには何よりローマがありますし、
> > > ミラノ・フィレンツェ・ヴェネツィアの中間地点にある立地から、
> > > ボローニャをじっくり観光しようとは、なかなかならないでしょうからねえ・・・・

> > あはは、本当にそう思います。
> > フィレンツェに滞在して、ちょっと遠出するならピサに行って斜塔を見ますもんねぇ。

> そう言えば、「ピサの斜塔」なんていうのも有りましたねえ(笑)。
> 他にもまだナポリやポンペイなど観光資源は豊富ですし、
> さすがイタリアは、世界遺産数でナンバー1のという感じでしょうか!!


あれ?世界遺産数ってイタリアがトップでしたっけ?
スペインだったような記憶があるのですが。
(調べれば簡単にわかるのですが時間がないので調べていません。すいません・)
 
> 現金な話をすれば、つまりはそれだけイタリアの観光収入も多い訳ですけど、
> せっかく東京オリンピックの招致にも成功した訳ですし、
> これを機会に、もう少し日本も、観光産業の活性化を計れませんかねえ?
> 海外から国内にカネを落とさせるには、「ビジネス・観光・留学」が3本柱ですから。


そうなんですよねぇ。
しかし最近では城跡などを中心に観光産業を発展させようとする動きがでていますね。
ちょっと前のガイアの夜明けにもありましたが羽田の国際化に地方は期待しているようです。
>
ビザンツ関連に関してはまた今度にでも返信いたします。
やっぱりここしばらくは人手不足で私もかなりの長時間労働でお疲れモード全開です(号泣)



[19064] ウクライナ大統領選挙&東部2州の住民投票返信 削除
2014/5/24 (土) 15:23:08 徳翁導誉

> > 正直、消費増税それ自体よりも、この外税表示への変更の方が嫌だったりしますね(笑)。
> 外税方式・・・やっぱりめんどいですねぇ。
> 表示価格に8%をオンされるとなると金額的にもばかになりません。

低額ならまだしも、高額になると、
後から追加される8%分に、一瞬「えっ!?」となりますよね。
なので精神衛生的にも、早く内税表示に戻ってもらいたいです(笑)。

> > 今までは単純な足し算でしたので暗算も楽だったのに、8%増の小数点計算を間違えたり、
> > 税込表示額を従来通りそのまま足してしまい、小数点以下の累積分が思わぬ増額を招くなどして、
> > 札から数円だけ飛び出してしまい、手持ちの小銭が足りなかったりすると、
> > 逆に却って凄い量の釣銭を受け取る羽目になった事が、既に2回もありました・・・・

> 私は5%の時からあきらめてました。
> おかげで小銭入れはいつもパンパンになってました。
> その小銭は近くの信金の口座に入れてましたがその金額は年間だと数万円に(笑)

消費税が導入される前は、1円玉や5円玉なんて、あまり使いませんでしたよねえ?
その数年前までは、500円に硬貨が無くて岩倉具視の紙幣でしたし・・・って、
平成生まれ世代からすると、「何て前時代の話を」とか思われそうですが(笑)。
まあ、電子マネーが主流化してくれば(鉄道だと既にSuicaなどが主流かな?)、
「小銭で財布が膨れて」なんていうのも、そういう類の話になるのでしょうけどね。


> > ちなみに同じ旧ソ連の国でもグルジアは、また別の方向にぶっ飛んでるのですが、
> > こちらの方にも、同様に独裁的な通じるモノはあるんですかねえ?(笑)
> > ・ 国会議事堂 http://www.civil.ge/files/images/2012/Kutaisi-Parliament-Oct21.jpg
> > ・ 行政府庁舎 http://dream-piece.com/wp-content/uploads/2013/09/IMG15624.jpg
> > ・ 大統領官邸 http://9.pro.tok2.com/~yucky/Presidential%20palace.jpg
> > ・ 危機管理局 http://static.panoramio.com/photos/large/85832463.jpg
> > ・ 国立図書館 http://dream-piece.com/wp-content/uploads/2013/09/IMG15625.jpg
> > ・ 警察本部 http://solomonternaleli.files.wordpress.com/2011/02/police-parade-2010-05-06.jpg
> > ・ 警察署1 http://1.bp.blogspot.com/-NXUmLReb0-M/UXA2kIjrgpI/AAAAAAAACh4/Sdy1oKBhBjA/s1600/police+station6.jpg
> > ・ 警察署2 http://2.bp.blogspot.com/-VnHT78tmj60/UXA2jbI5xPI/AAAAAAAAChw/Z-7jUgYMTXM/s1600/police+station+5.jpg
> > ・ 国立銀行 http://georgiaabout.files.wordpress.com/2012/06/vault-of-national-bank-of-georgia-in-tbilisi.jpg
> > ・ 首都中心の橋 http://www.archstructure.net/topics/11/peace/peace1.jpg

> ↑結構東欧地域にはこういうのは多いです。

そうなんですか?
まあ確かに、日本にも大阪の舞洲ゴミ処理場↓のように、ぶっ飛んだ公共建築物はあるので、
http://www.asahi.com/kansai/travel/kansaiisan/OSK201109290029.html
東欧にもありそうな気はしますけど、それにしてもグルジアは多すぎる気が!?
逆に、「これは印象に残ったなぁ」という近代建築は、何かありましたでしょうか?

> > こういう街並み↓の中に建ってる事を想像すると、却って面白く思えます。
> > http://sputnik.am/wp-content/uploads/2013/12/tbilisi-sputnik.jpg

> ルスタベリ通りですね。これは例外です。
> トビリシではこういった町並みは少ないですね。
> 1991年に訪問していますがもっと古びた感じです。

もちろん、こんな通りは例外的で、対外向けのショー・ウィンドウなのは想像できますが、
それでもやはり、都市の中にこういうブロックがあるだけで凄いと思いました。
だってこれ、ディズニーランドやUSJのアーケード街じゃ無いですよねえ?(笑)
ミラノのガレリアや、パリのパサージュ、モスクワのグム百貨店など、
欧州だと、そういう美しい街並や商店街の一部が残ってるじゃないですか。
それに比べると、日本は江戸や明治どころか戦後の街並みすら消え掛かってますからねえ・・・・
浅草の仲見世や、新宿のしょんべん横町など、それはそれで良いですが、ちょっと違いますし。
・・・って、トビリシみたいなコーカサスの街にまで行ってるんですか!?(笑)


> > > ベラルーシは訪問したことは無いのですがミンスクなどは旧ソ連の雰囲気が濃厚でしょうね。
> > > しかしベラルーシからモスクワのシェレメチェボを経由して日本に来る場合ロシアのビザが必要なのは絶句です。

> > えっ、ロシア・ベラルーシ間の移動って意外と面倒なんですか!?
> > 欧州連合に対抗しようという「ユーラシア連合」の構想は、
> > ロシア・カザフスタン・ベラルーシの3国が中核であり、
> > 既に域内での人や物資の往来はボーダーレス化しているイメージだったのですが、
> > 意外と現状は進んで無いんですね(外国人への扱いが厳しいだけかも知れませんけど)。

> ロシア=ベラルーシ間は所謂「シェンゲン」ではありません。
> となるとミンスクからの飛行機は国内線扱いのモスクワシェレメチェボ第一空港に到着します。
> そこから外国へは第二若しくは第三に移動します。
> 困ったことに第一空港と第二第三空港はドメスティックの扱いの路線バス若しくはタクシーで動きますので
> 必然的にロシアのビザは必要になるのですねぇ。
> わかりやすく言えば
> 外国人がニューヨークから成田空港へ行き、
> そこから羽田に出てシンガポールなどに飛んだ場合日本へ「入国」することになります。
> となると、ビザが必要な国の人たちは日本のビザを取らないといけないのです。

うわ〜、それは面倒臭いなぁ・・・・(笑)
日本に例えてもらえた事もあり、実情はよく解ったのですが、
国際ハブ空港の競争が激しい昨今、ロシア政府としてはそれで良いのでしょうか?
羽田と成田みたいに物理的に遠く離れている訳じゃなく、ターミナルが別なだけなんですよねえ?
少し気になり調べた所、こんなレポート↓を見付けたのですが、今では改善されているのかな?
http://4travel.jp/travelogue/10687934
あと、話は少し逸れますが、国土強靭化政策として「成田と羽田の一体化」が唱えられていますけど、
正直言って・・・あれだけ物理的に両空港が離れていると、現実的に無理じゃないですか?
専用の直通リニアとかで結ぶにしても、費用対効果が悪過ぎるでしょうし・・・・

> > > 4者合意があったと言えどもまだまだ情勢は流動的ですね。
> > まあ、最終的な着地点を見い出せて無い合意など、一時の気休めに過ぎないですからね。
> > とりあえずは、5月末に行われる予定の大統領選挙が1つの目安でしょうか?
> > 選挙の同日か、その直前に、東部では住民投票が行われる可能性が高いですので、
> > 大統領選自体は恐らく、半月後の決選投票に縺れ込むであろう事を考えると、
> > 当日は大統領選挙の結果以上に、ウクライナ東部での住民投票の方の結果に注目かも?

> 今週末は大統領選ですね。
> 東部諸州を抜きにして行われる選挙が有効になるとは思えないのですが
> どうなることでしょう。

現状ではロシアも、東部にまで軍事的な介入をする様子は無いですし、
暫定政権側が強硬手段に出ていても、あくまで大統領選挙までの「暫定」ですから、
東部2州の住民投票と同様に、選挙自体の正当性を云々する声は出るかも知れませんけど、
まずは、新たに誕生する大統領が、東部問題に対してどう対応するかですよねえ。
連邦制へと移行できるなら、東部もロシアも欧米も一応は納得できる落とし所になると思うのですが、
その場合、前政権を倒した極右勢力と、その支持を受ける暫定政権がどう動くかですよねえ?
逆に、極右勢力を恐れてそちら寄りになると、連邦制という妥協点に辿り着くのも難しいでしょうから、
事態がもう一段階、悪い方へ進む危険性が高くなってしまいますし・・・・
なので大統領選後は、流血の続く東部以上に、革命が起きた西部の情勢の方が注目になって来ると思います。


> > そう言えば、「ピサの斜塔」なんていうのも有りましたねえ(笑)。
> > 他にもまだナポリやポンペイなど観光資源は豊富ですし、
> > さすがイタリアは、世界遺産数でナンバー1のという感じでしょうか!!

> あれ?世界遺産数ってイタリアがトップでしたっけ?
> スペインだったような記憶があるのですが。
> (調べれば簡単にわかるのですが時間がないので調べていません。すいません・)

2013年6月時点で、1位がイタリアで49件、2位が中国で45件、3位がスペインで44件だそうです。
http://allabout.co.jp/gm/gc/375850/
また、ここ10年の登録数が、イタリア12件、中国16件、スペイン6件らしいので、
10年前だとスペインが1位だったんでしょうね(笑)。、
ちなみに、日本は13位タイで17件です(富岡製糸場が正式決定すれば18件ですが)。

> ビザンツ関連に関してはまた今度にでも返信いたします。
> やっぱりここしばらくは人手不足で私もかなりの長時間労働でお疲れモード全開です(号泣)

いや本当、返信は無理のない範囲で良いですからね。
・・・などと言いつつ、ビザンツ関連の話が最も楽しいのは内緒(笑)。

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