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[19622] 憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/27 (日) 18:18:15 ヌルドリ

触発されて安保法制についての意見を書きたくなったけど、
僕の疑問は安全保障から逸れるので別の話題に。

僕は自衛隊も今回の安保法制も国家防衛の枠としては
あってもいいもんだとは考えています。

ただ両方とも憲法のギリギリスレスレ、
憲法解釈の枠を広げて作られていることには不安を感じます。
成功体験って繰り返したくなりますよね。
ダダこねたらお菓子貰えたから次もダダこねちゃえみたいな。
それと同じで、法はやっちゃいけないことを制限するために作られているのに、
今回の法案がおkならば次の法案もおkと、役割が機能しなくなる可能性があるはずです。

その憲法解釈ギリギリな次の法案も安全保障関連かは分かりませんが、
そもそも真ん中を突っ切って憲法自体を変える方向にならぬこと自体に、
憲法の形骸化だったり裁判所が機能してないんじゃないかとか、
だったら素地的には議会がやりたい放題できちゃうんじゃないかとか、
山本太郎的なことを考えてます。

隣の流れでは安全保障、国際関係から語られているので、
ちょっと視点を変えて、「憲法解釈で憲法スレスレを通すことの是非」についてはみなさんどう考えてますか?


[19623] Re:憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/27 (日) 20:01:15 日本新進党


私は解釈変更に問題はないと考えますが述べられているように
拡大解釈が行きすぎることもあります。ですから私は憲法改正
による集団的自衛権の行使容認の方がいいと思います。


モンゴル人民共和国へ
では何故強武装中立のスイスは平和なのでしょうか?
ネーデルラントの平和が乱されたのは間違いなくナチス
のせいですよ?あと自衛隊を無くせば平和が来るという
のは可笑しな話です。日本は実際防衛力も殆ど無い時代
に北方領土と竹島をとられました。そして現在は尖閣諸
島がその寸前です。自衛隊を無くせばそれこそ日本は独
立国ではなくアメリカの一領土に変わらなくなります。
まともに防衛力を持たない国は独立国家とはいえません。
あとネーデルランドという所は存在しません。


[19627] Re2:憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/27 (日) 21:11:36 モンゴル人民共和国

▼ 日本新進党さん
>
> 私は解釈変更に問題はないと考えますが述べられているように
> 拡大解釈が行きすぎることもあります。ですから私は憲法改正
> による集団的自衛権の行使容認の方がいいと思います。
>
>
> モンゴル人民共和国へ
> では何故強武装中立のスイスは平和なのでしょうか?
> ネーデルラントの平和が乱されたのは間違いなくナチス
> のせいですよ?あと自衛隊を無くせば平和が来るという
> のは可笑しな話です。日本は実際防衛力も殆ど無い時代
> に北方領土と竹島をとられました。そして現在は尖閣諸
> 島がその寸前です。自衛隊を無くせばそれこそ日本は独
> 立国ではなくアメリカの一領土に変わらなくなります。
> まともに防衛力を持たない国は独立国家とはいえません。
> あとネーデルランドという所は存在しません。

スイスが強武装中立だという根拠を示してください。


[19630] Re3:憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/28 (月) 01:39:58 ウィリアムズ

▼ モンゴル人民共和国さん
> ▼ 日本新進党さん
> >
> > 私は解釈変更に問題はないと考えますが述べられているように
> > 拡大解釈が行きすぎることもあります。ですから私は憲法改正
> > による集団的自衛権の行使容認の方がいいと思います。
> >
> >
> > モンゴル人民共和国へ
> > では何故強武装中立のスイスは平和なのでしょうか?
> > ネーデルラントの平和が乱されたのは間違いなくナチス
> > のせいですよ?あと自衛隊を無くせば平和が来るという
> > のは可笑しな話です。日本は実際防衛力も殆ど無い時代
> > に北方領土と竹島をとられました。そして現在は尖閣諸
> > 島がその寸前です。自衛隊を無くせばそれこそ日本は独
> > 立国ではなくアメリカの一領土に変わらなくなります。
> > まともに防衛力を持たない国は独立国家とはいえません。
> > あとネーデルランドという所は存在しません。

> スイスが強武装中立だという根拠を示してください。


スイスって国民皆兵で徴兵制度があり
侵略されたらあらゆる手段で抵抗する計画をたてるような国ですよ?


[19631] Re4:憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/28 (月) 06:19:12 ミカエル

はい、スイス軍の概要です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E8%BB%8D

日本が日米安保を破棄して個別的自衛権で対応すると
このぐらいまで軍事力は拡大するかもしれませんね。


[19633] Re5:憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/28 (月) 13:21:14 キュフラー

▼ ミカエルさん
> はい、スイス軍の概要です。
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E8%BB%8D
>
> 日本が日米安保を破棄して個別的自衛権で対応すると
> このぐらいまで軍事力は拡大するかもしれませんね。


スイスは一時期核開発までしてましたしね。
冷戦終結までは研究してたそうですしそう昔の話ではありません。


[19643] Re3:憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/28 (月) 22:11:33 aaトルコ政府高官

▼ モンゴル人民共和国さん
> ▼ 日本新進党さん
> >
> > 私は解釈変更に問題はないと考えますが述べられているように
> > 拡大解釈が行きすぎることもあります。ですから私は憲法改正
> > による集団的自衛権の行使容認の方がいいと思います。
> >
> >
> > モンゴル人民共和国へ
> > では何故強武装中立のスイスは平和なのでしょうか?
> > ネーデルラントの平和が乱されたのは間違いなくナチス
> > のせいですよ?あと自衛隊を無くせば平和が来るという
> > のは可笑しな話です。日本は実際防衛力も殆ど無い時代
> > に北方領土と竹島をとられました。そして現在は尖閣諸
> > 島がその寸前です。自衛隊を無くせばそれこそ日本は独
> > 立国ではなくアメリカの一領土に変わらなくなります。
> > まともに防衛力を持たない国は独立国家とはいえません。
> > あとネーデルランドという所は存在しません。

> スイスが強武装中立だという根拠を示してください。


 常備軍を構成するのは 約4000名の職業軍人であるが、徴兵制 度により21万名の予備役を確保してい る。傭兵の歴史を持つスイスでは、国民 皆兵を国是としており、徴兵制度を採用 している。また、外国がスイス国内に基 地等の軍事施設を設置することも認めて
この通りです。
ちなみに自衛隊は22万人ですから国土はかなり小さいのに自衛隊を超える軍を持つというのは


[19644] Re4:憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/28 (月) 22:18:36 ミカエル

▼ aaトルコ政府高官さん
>  常備軍を構成するのは 約4000名の職業軍人であるが、徴兵制 度により21万名の予備役を確保してい る。傭兵の歴史を持つスイスでは、国民 皆兵を国是としており、徴兵制度を採用 している。また、外国がスイス国内に基 地等の軍事施設を設置することも認めて
> この通りです。
> ちなみに自衛隊は22万人ですから国土はかなり小さいのに自衛隊を超える軍を持つというのは


単純なコピペはやめましょう。
URLを明記するなりして出展を明示すること。


[19645] Re4:憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/28 (月) 22:31:14 aaトルコ政府高官

▼ aaトルコ政府高官さん
> ▼ モンゴル人民共和国さん
> > ▼ 日本新進党さん
> > >
> > > 私は解釈変更に問題はないと考えますが述べられているように
> > > 拡大解釈が行きすぎることもあります。ですから私は憲法改正
> > > による集団的自衛権の行使容認の方がいいと思います。
> > >
> > >
> > > モンゴル人民共和国へ
> > > では何故強武装中立のスイスは平和なのでしょうか?
> > > ネーデルラントの平和が乱されたのは間違いなくナチス
> > > のせいですよ?あと自衛隊を無くせば平和が来るという
> > > のは可笑しな話です。日本は実際防衛力も殆ど無い時代
> > > に北方領土と竹島をとられました。そして現在は尖閣諸
> > > 島がその寸前です。自衛隊を無くせばそれこそ日本は独
> > > 立国ではなくアメリカの一領土に変わらなくなります。
> > > まともに防衛力を持たない国は独立国家とはいえません。
> > > あとネーデルランドという所は存在しません。

> > スイスが強武装中立だという根拠を示してください。

>
>  常備軍を構成するのは 約4000名の職業軍人であるが、徴兵制 度により21万名の予備役を確保してい る。傭兵の歴史を持つスイスでは、国民 皆兵を国是としており、徴兵制度を採用 している。また、外国がスイス国内に基 地等の軍事施設を設置することも認めて
> この通りです。
> ちなみに自衛隊は22万人ですから国土はかなり小さいのに自衛隊を超える軍を持つというのはすごいといえるでしょう

それも陸空軍だけですからね。


[19646] Re5:憲法スレスレってどうなん?返信 削除
2015/9/28 (月) 22:32:24 aaトルコ政府高官

▼ aaトルコ政府高官さん
> ▼ aaトルコ政府高官さん
> > ▼ モンゴル人民共和国さん
> > > ▼ 日本新進党さん
> > > >
> > > > 私は解釈変更に問題はないと考えますが述べられているように
> > > > 拡大解釈が行きすぎることもあります。ですから私は憲法改正
> > > > による集団的自衛権の行使容認の方がいいと思います。
> > > >
> > > >
> > > > モンゴル人民共和国へ
> > > > では何故強武装中立のスイスは平和なのでしょうか?
> > > > ネーデルラントの平和が乱されたのは間違いなくナチス
> > > > のせいですよ?あと自衛隊を無くせば平和が来るという
> > > > のは可笑しな話です。日本は実際防衛力も殆ど無い時代
> > > > に北方領土と竹島をとられました。そして現在は尖閣諸
> > > > 島がその寸前です。自衛隊を無くせばそれこそ日本は独
> > > > 立国ではなくアメリカの一領土に変わらなくなります。
> > > > まともに防衛力を持たない国は独立国家とはいえません。
> > > > あとネーデルランドという所は存在しません。

> > > スイスが強武装中立だという根拠を示してください。

> >
> >  常備軍を構成するのは 約4000名の職業軍人であるが、徴兵制 度により21万名の予備役を確保してい る。傭兵の歴史を持つスイスでは、国民 皆兵を国是としており、徴兵制度を採用 している。また、外国がスイス国内に基 地等の軍事施設を設置することも認めて
> > この通りです。
> > ちなみに自衛隊は22万人ですから国土はかなり小さいのに自衛隊を超える軍を持つというのはすごいといえるでしょう

> それも陸空軍だけですからね。

後ウィキペディアからです


[19653] 憲法裁判所が存在しない日本返信 削除
2015/10/2 (金) 20:01:12 徳翁導誉

> 僕は自衛隊も今回の安保法制も国家防衛の枠としては
> あってもいいもんだとは考えています。
> ただ両方とも憲法のギリギリスレスレ、
> 憲法解釈の枠を広げて作られていることには不安を感じます。

それこそ憲法解釈は人それぞれ、千差万別だと思いますけど、
個人的には、国連のPKFならまだしも、集団的自衛権はアウト判定ですね(笑)。
やるならやるで、真正面から、憲法改正で対応すべきでしょうし。

> 成功体験って繰り返したくなりますよね。
> ダダこねたらお菓子貰えたから次もダダこねちゃえみたいな。
> それと同じで、法はやっちゃいけないことを制限するために作られているのに、
> 今回の法案がおkならば次の法案もおkと、役割が機能しなくなる可能性があるはずです。

もしも「右バージョンの鳩山(笑)」みたいな首相が登場した場合、
今回の方法を使えば、ほとんど何だって出来ちゃいますからねえ。
「徴兵制復活なんてあるわけ無い」と、首相は激おこぷんぷん丸ですが、
今回の安保法制が徴兵制に繋がる内容では無いのは、確かにそうなんですけど、
今回の法制定の流れを繰り返せば、徴兵制の復活だって不可能では無いと思います。
(そこまで考慮できてないのか、そこまでの責任は負う気が無いのかは、正直不明)

> その憲法解釈ギリギリな次の法案も安全保障関連かは分かりませんが、
> そもそも真ん中を突っ切って憲法自体を変える方向にならぬこと自体に、
> 憲法の形骸化だったり裁判所が機能してないんじゃないかとか、
> だったら素地的には議会がやりたい放題できちゃうんじゃないかとか、
> 山本太郎的なことを考えてます。

そもそも日本には、憲法裁判所が存在しないですからねえ。
私も司法関連は詳しくない・・・と言うか、ぶっちゃけ嫌いな分野なのですが(笑)、
確か日本のシステムだと、仮に憲法違反の法律が作られても止めるすべは無く、
何らかの被害が生じた後に、それに対する訴訟を起こして裁判に持ち込み、
「憲法に反するから法律は無効」という判決を得る必要があったと記憶してます。
要するに今回の安保法制だと、実際に自衛隊が戦場に送られないと、裁判も出来ないと。
まあ、精神的不安などを理由に損害賠償とかの民事訴訟も出来るでしょうけど、
それくらいだと、裁判所も憲法判断にまで踏み込まないでしょうしね。
日本の裁判所は政治的な判決を出す事を嫌う上に、最高裁判事は内閣の指名ですから、
本当に余程ひどい案件でもなければ、憲法違反なんて判決が出る事はありませんし、
その難関を越えて憲法違反判決が出ても、最高裁には法改正させる強制力がありません。
つまり、最高裁が憲法違反だとした所で、国会に無視されれば為すすべなしなんです。
せいぜい、その法律に違反したと裁判にかけられた被告に、無罪判決を出せるくらいで。

憲法とは、為政者の権限を抑え、国民の権利を守る為にある一方、
為政者の主導によって制定・改正されていくモノなので、為政者による抵抗は強く、
国民にとって良い方向へと変更していくには、通常だと大変な労力と年月を要します。
しかし日本国憲法の場合、敗戦によるGHQ占領統治下に作られた事で、
日米の学者たちの理想が抵抗なく詰め込まれ、かなり先進的な内容になっており、
そういう意味では、為政者側の方へと逆行して改正されるのは忍び難くもあります。
ですが一概に「改憲反対」とも言えないのは、短期間の突貫工事で作られた為、
例えばこの件のように、「憲法の番人が不在」など不備があるのも事実なんですよね。
そうした不備を補うべく、今までは官僚機構の内閣法制局が「助言」という形で、
憲法違反となりそうな法律の制定を、内閣に自制をさせるシステムで来てたのですが、
内閣が助言を採り受けなかったり、都合の良いメンバーを人選してしまうと・・・・
図らずも、憲法改正の必要性を最も知らしめた首相になったのではないでしょうか?(笑)

P.S.
それにしても、山本太郎はタレント時代から、
エネルギーに溢れてるけど、性格的に変わった人という印象でしたが、
まさかこっち方面で花開く事になろうとは、予想だにしてませんでした(笑)。
個人的に、政治上の言動にはあまり賛同できないものの、
政治の世界には、あのような存在も1人2人は必要だとは思います。


[19665] Re:憲法裁判所が存在しない日本返信 削除
2015/10/7 (水) 02:26:12 ヌルドリ

▼ 徳翁導誉さん
> 今回の法制定の流れを繰り返せば、徴兵制の復活だって不可能では無いと思います。
> (そこまで考慮できてないのか、そこまでの責任は負う気が無いのかは、正直不明)

政府のあり得ないって大抵責任おわないですからねー。
野党が安定すりゃいいのかもしれませんが、
民主党は酷い状況になっちゃいましたし。
あり得ないは一番あり得ないから(日本は既にWW2と原発で大きなあり得ない起こしてるし。)、
じゃあ徴兵制は無しにしようって明確な線引きはあってもいいはずですが、
憲法改正でその線を引こうとしないあたりも個人的には不安材料にも思えます。

>憲法裁判所とGHQ由来の憲法改正
憲法裁判所設置論で調べると英米型か独仏型かで分かれるっぽいですね。
アメリカみたいに二党制が成り立ってない日本に於いて英米型が向いてるのかは分かりませんが、
もし変える機会があるとなると、政治体制の大きな転換点でしかないのかもしれませんね。
そこまで議論が飛んでくれるのかは今の一党体制の国会だと分からないですけど。
ちなみに調べてる最中に気になったことですが、
都合のいい人選の結果なのか、
憲法専門の裁判官って最高裁判所にはあまりいないんですね。
まぁ最高裁判所って位置だとある意味しょうがないのかもしれないですけど。

>山本太郎
> 政治の世界には、あのような存在も1人2人は必要だとは思います。

国民の代議してるわけですから、
個人的にはパフォーマンスに関してはもっと大衆的になった方がいいと思います。
影の内閣みたいなのが組織されないかなとかw


[19670] 日本における「影の内閣」返信 削除
2015/10/10 (土) 00:41:12 徳翁導誉

> > 今回の法制定の流れを繰り返せば、徴兵制の復活だって不可能では無いと思います。
> > (そこまで考慮できてないのか、そこまでの責任は負う気が無いのかは、正直不明)

> 政府のあり得ないって大抵責任おわないですからねー。
> 野党が安定すりゃいいのかもしれませんが、
> 民主党は酷い状況になっちゃいましたし。

現在では「小選挙区制」のデメリット面にばかり目が行きがちですけど、
そのシステムだからこそ生き延びてる訳で、時が来れば、また政権交代あると思いますよ。
その時に党名が今のままなのか、看板が掛け変えられてるのかは知りませんし、
まあ、それで責任を負う体制になるかも別の話ですけども。

> あり得ないは一番あり得ないから(日本は既にWW2と原発で大きなあり得ない起こしてるし。)、
軍のハイテク化や、徴兵制に掛かる経費、少子化などを根拠に挙げて、
専門家が「徴兵制は有り得ない」と真顔で語っていると、
「おいおい、大丈夫かよ?」とは思ってしまいます。
国際ニュースとかに触れてれば、それが根拠として薄弱なのは解るでしょうに・・・・
どうも日本は、軍事・外交・諜報のお偉い面々まで浮世離れしていて、
それもまた一種の平和ボケ、言い換えれば平和な証なんでしょうけども(笑)。

> じゃあ徴兵制は無しにしようって明確な線引きはあってもいいはずですが、
> 憲法改正でその線を引こうとしないあたりも個人的には不安材料にも思えます。

徴兵制に関しては、普通に読めば憲法第18条で禁止されてますし、
行き過ぎた憲法解釈が問題なのであれば、仮に「徴兵制禁止」と明記しても同じ事かと。
「これは徴兵制ではない」と言って、実質的な徴兵制を行えば良いだけですからねえ。

ただ、徴兵制だろうが、志願制だろうが、傭兵だろうが、
それらはあくまで兵員を確保する手段の違いに過ぎず、
その時々の状況に応じて、最適の手段というのは変化するモノですし、
そういう意味では、徴用も、労働力を確保する数ある手段の中の1つです。
時にはその有用性も否定できない以上、徴兵・徴用を完全否定するつもりはありません。
もちろん、今現在は全く必要ないとは思いますけども、
どんな事態になろうとも絶対反対って訳じゃないですね、個人的には。

> > 憲法裁判所とGHQ由来の憲法改正
> 憲法裁判所設置論で調べると英米型か独仏型かで分かれるっぽいですね。
> アメリカみたいに二党制が成り立ってない日本に於いて英米型が向いてるのかは分かりませんが、
> もし変える機会があるとなると、政治体制の大きな転換点でしかないのかもしれませんね。
> そこまで議論が飛んでくれるのかは今の一党体制の国会だと分からないですけど。

一党体制だろうが、二大政党だろうが、日本の司法はそうそう変わらないと思いますよ。
そもそも有権者自体がその必要性を感じてませんので、政治的な争点にもなりません。
国民の支持も無いのに、法曹界の改革に手を突っ込んでも、当人にデメリットしかないでしょうし。
だからこそ日本の三権の中で、司法が最も時代遅れな感じになってる気がします・・・・

> >山本太郎
> > 政治の世界には、あのような存在も1人2人は必要だとは思います。

> 国民の代議してるわけですから、
> 個人的にはパフォーマンスに関してはもっと大衆的になった方がいいと思います。
> 影の内閣みたいなのが組織されないかなとかw

影の内閣なら、現時点でも民主党が「次の内閣」という名称で組織してますよ(笑)。
https://www.dpj.or.jp/article/next_cabinet
と言いますか、下野してた頃の自民党も「シャドウ・キャビネット」の名で組織してました。
ちなみに、政権交代を果たした後を見てみると、
「鳩山・次の内閣」から実際に入閣したのは6名、担当職まで同じが4名、
「安倍シャドウ・キャビネット」からは入閣3名、担当職まで同じが0名って具合です。
そもそも日本は専門性に乏しい議員が多く、担当分けとかも徹底してる訳じゃないですし、
形だけイギリス政治の真似事をしても、結局はお遊びで終わっちゃうんですよね。
組閣とかしても、「この省庁を担当させろ」より、「どこでも良いから大臣職」ですので。
・・・って、学部より大学名を優先するような社会風土だと、それも致し方ないのかな?(笑)
政治の世界がどうこうと言うよりも、国民を含めた日本社会自体の問題のような気もしますし。


[19700] 解釈変更返信 削除
2015/11/7 (土) 10:51:13 伊豆大島のキョン

お久しぶりです。
このはなしに関しては管理人さんが大体私の言いたいことをおっしゃってくれたので
あまり述べることはないですが、それでもひとつ。

日本人(に限った話ではないかもしれないけれども)はどうやら「正しいけど大事になること」
と「正しくないけど大事にならないこと」がある場合後者を取りがちだと思いました。
今回の集団的自衛権行使容認の解釈変更も解釈で行える範囲を超えていると思われます(憲法
学会の通説といってもいいでしょう。)から違憲の疑いが限りなく高いです。ですから本来は憲
法改正するのが筋なのでしょう。ですがそれやるとものすごく大事になることは予想できますよね。
この話は大津事件の政府と大審院との話もそうだと思います。
つまり、「違憲だけど反発は改憲より少なそうな解釈変更。」を法的手続きの面では正しいけれども
世論がさらに紛糾するであろう憲法改正に優先させたのと大津事件の際、政府が
「罪刑法定主義違反だけど津田を大事にならず死刑にできる皇室罪の適用。」を「一般の殺人未遂の適用
(でも刑が軽くてロシアが難癖つけてくるかもしれない)」や「適法に死刑にできるけど大事になる緊急
勅令の発令」に優先させたのと同じような仕組みだと思います。
そう考えると日本って明治のころからあまり変わってないんですかね。


[19704] 明治と現在の司法権の独立返信 削除
2015/11/14 (土) 00:29:28 徳翁導誉

> つまり、「違憲だけど反発は改憲より少なそうな解釈変更。」を
> 世法的手続きの面では正しいけれども論がさらに紛糾するであろう憲法改正に優先させた

「憲法改正は困難だから諦め、解釈改憲で乗り切る」のであれば、まだ理解できるのですが、
「憲法改正の前振りとして、まずは安保法制」という方針には、正直、疑問符が付きます。
今回の安保法制の一件で、憲法改正の実現性自体は遠のいたように思えるので。
有り得るとしたら、集団的自衛権の影響で危険度が急激に増した場合、
国民の危機感も高まって、憲法改正に繋がるような流れでしょうか?
でもそれって、根本的な国益の面で言うと、マイナスでしか無いんですけどね。

例えば朝鮮有事に関しても、既に周辺事態法により一歩踏み込む状態になっていたとは言え、
とりあえず個別自衛権のみであれば、北朝鮮からの攻撃を受けない限りは参戦不可能でしたが、
集団的自衛権を認めた事で、現実的には韓国側で自動参戦するような形になるでしょうし、
少なくとも北朝鮮側はそう捉えると、日本本土が先制攻撃を受ける可能性は高まったんですよね。
しかし、もしもミサイル攻撃を受けて多数の国民が死傷する事態になっても、
その時に責められるのは安倍首相ではなく北朝鮮であり、国民側も強硬な対抗策を欲すると。
実際、民主党政権時に起きた尖閣の一件にしても、中国側からの示威行動があったにせよ、
経験不足から来る政権運営の稚拙さと、前原外相の政治的暴走により、対応を誤り、
ぶっちゃけ日本側から炎上させたようなモノなのですが、それを責める国内世論の声は少なく、
却って国民の間に中国に対する危機感と嫌悪感が広まり、日中関係も深刻化させたんですよね。
日中間の口約束を無視した強硬姿勢がこの事態を生んだのに、政府は弱腰と非難されましたし。

> そう考えると日本って明治のころからあまり変わってないんですかね。
政府側が政府の望むような展開を欲するのは、時代に関係なく、
当たり前と言えば、あまりに当たり前の事だと思います。
しかし、「司法権の独立」という観点から語るのであれば、
現在でも明治と変わらないと言うより、現在は明治よりも後退したと言えるかと。
それこそ前述の大津事件などは、政府側の意向に抗して司法の独立を通しましたけども、
果たして現在の最高裁が、今回の安保法制に対して違憲判決を下すでしょうか?

外国船から清国人苦力を奴隷として解放した「マリア・ルス号事件」もそうでしたが、
新たな概念として「司法権」を取り入れたばかりの明治の日本は、
それこそ、三権分立の理念に対して忠実すぎる程に忠実だったと思いますし、
一方で、敗戦によって実質的にアメリカの影響下に組するようになった戦後の日本では、
「砂川事件」に代表されるように、公権力側の意を汲む姿勢が強いように感じます。
憲法的には戦前よりも戦後の方が、司法権の独立性は強まっているはずなんですけどね(笑)。
まあ結局、確かに器となるシステムは重要ですが、最終的には運用次第であると・・・・
理念を通して融通が利かないのは困り者でも、融通ばかりグダグダになるのは最悪ですし。

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