| お久しぶりです。
このはなしに関しては管理人さんが大体私の言いたいことをおっしゃってくれたので
あまり述べることはないですが、それでもひとつ。
日本人(に限った話ではないかもしれないけれども)はどうやら「正しいけど大事になること」
と「正しくないけど大事にならないこと」がある場合後者を取りがちだと思いました。
今回の集団的自衛権行使容認の解釈変更も解釈で行える範囲を超えていると思われます(憲法
学会の通説といってもいいでしょう。)から違憲の疑いが限りなく高いです。ですから本来は憲
法改正するのが筋なのでしょう。ですがそれやるとものすごく大事になることは予想できますよね。
この話は大津事件の政府と大審院との話もそうだと思います。
つまり、「違憲だけど反発は改憲より少なそうな解釈変更。」を法的手続きの面では正しいけれども
世論がさらに紛糾するであろう憲法改正に優先させたのと大津事件の際、政府が
「罪刑法定主義違反だけど津田を大事にならず死刑にできる皇室罪の適用。」を「一般の殺人未遂の適用
(でも刑が軽くてロシアが難癖つけてくるかもしれない)」や「適法に死刑にできるけど大事になる緊急
勅令の発令」に優先させたのと同じような仕組みだと思います。
そう考えると日本って明治のころからあまり変わってないんですかね。 |
|