| ▼ 徳翁導誉さん
> 一旦は国境問題を解決させており、解決に至らなかったのは日本だけ・・・と言うか、
> そもそも日本側が全く乗り気でなく、解決以前に交渉すらまともに進みませんでした・・・・
> 小泉政権あたりで本気に交渉してたら、今頃、北方領土が日本に帰ってきてた可能性が高いかも?
これ、本当ですか?
> ただ、こればかりは本当に「政権基盤・解決意欲・タイミング・信頼関係・決断力」が、
> 係争する双方に揃っていないと、妥結にまで至るのは困難なので、
> 戦後歴代内閣の中でも安倍政権は、長期政権を築き、問題解決への意欲を見せてますけど、
> 後の3つが高いハードルとして残っている為、期待はするものの、実際には難しいでしょうね。
>
私の言う解決とは鉄と血による解決です。笑
> 中国・カザフスタン・ノルウェーとの前例のように、「面積2等分」で解決できた場合、
> 日本側は国後・歯舞・色丹の3島と択捉島の25%を得る事となり、一応これで返還は4島です。
> でもまあ、この案だと択捉島にロシアと陸上の国境線を持つ事になるので、
> 「そこを貿易特区にしよう!」と考えるなら、これはこれでメリットですが、
> 「ロシア陸軍と睨み合うなんて!」と考えるなら、3島+択捉島の共同水域でも良いかと。
> 日本が最も欲しいのは、漁業資源的に3島の三角水域ですし、
> ロシア海軍としても、これなら国後水道が日本の内海化する事を防げます。
まあ正直、三頭返還でも十分でしょう。
なんだか三島返還でいいのなら日本の領土欲があらわになるだけのような気もしますが。
> > > 竹島・尖閣は怪しいですよね。地図を持ってきて、固有の領土と・・・。
> > > 一歩間違えれば、もう片方は主張の余地が無くなりそうです。
> 日本側からすると難しいのは、尖閣と竹島とでは立場が逆転する事であり、
> 竹島での日本側の主張は、尖閣での中国側の主張に通じてしまい、
> 尖閣での日本側の主張は、竹島での韓国側の主張に通じてしまいます。
> 竹島と尖閣でダブル・スタンダードな主張を、いつまでも続けていてもねえ・・・・
どこがダブルスタンダートですか?
>
> ただし国際司法裁判所に持ち込んでも、前回「竹島は7:3、尖閣は6:4」と書いたように、
> 必ず日本側が勝訴できると、確信を持って言うことは出来ないと思います。
> まず最初に重視されるのが、譲渡や交換などの「条約」ですけども、
> 日本はサンフランシスコ講和条約で、朝鮮や台湾などの植民地を放棄しましたが、
> 千島列島のように直接明記はされていないものの、そこに尖閣や竹島が含まれるか?ですよね。
> 日本がソ連に「歯舞・色丹は千島列島でなく、根室半島に付属」という主張を通したように、
> 「竹島は欝陵島に付属」とか、「尖閣は台湾島に付属」という主張も、出来なくはありません。
> でもまあ、竹島の方は講和条約の草案段階で明記されていて、最終案では削除ですから、
> これを根拠に判決が出る可能性は相当低いと思いますけど、
> 下関条約で日本に割譲された「台湾及び付属島嶼」に、
> 尖閣諸島も含まれていたと解釈されてしまうと、尖閣の方は無くはありません。
竹島の方は韓国が含めるようにとアメリカに要請したところ却下されたようです。
> 続いて重視されるのは、「平穏な実効支配」ですけども、
> 竹島は韓国が実効支配しているものの、日本もキチンと抗議を続けている一方、
> 尖閣も日本が実効支配しているものの、やはり中国・台湾は抗議をしてますからね。
> 定期的に抗議を行っていれば、前提条件の「平穏な」には該当しませんから、
> この実効支配という事実のみで決まる事は、過去の裁判例から見て有り得ないかと。
>
> 次に出てくるのが、恐らく最大の焦点となる「近代的な領土権原」ですが、
> 日本側の主張としては、尖閣は1895年の、竹島は1905年の閣議決定が根拠となっています。
> まず竹島の方は、韓国側に通知はしていないものの、島根県への編入は告示されており、
> 当時の韓国は日本の保護国として外交権を制限されていたという事実を考慮しても、
> やはり日本の方が圧倒的に有利だとは思います。
> ですが尖閣の方は、1895年に編入が閣議決定されたと言っても、
> それが公表されたのって戦後になってからなんですよねえ・・・・
まあでも(外務省が何と言っていたとしても)サンフランシスコ平和条約が現在の主権の根本でしょうから
それから考えると最終的にアメリカは竹島を日本領土と認識しているようですね。
韓国は戦勝国ではないはずでしょうから、 サンフランシスコ平和条約は署名してませんよね。
サンフランシスコ平和条約に竹島放棄は明示されていないと。
そう考えると、日本に竹島を放棄する理由はないんですよね。
むしろ、占領されてからずっと放置してきたほうがおかしいと思います。
> 1月に尖閣編入、4月に台湾割譲ですから、中国側がこれらを別件と認識するのは困難であり、
> そもそも当時の清王朝は、冊封国である琉球の日本併合(琉球処分)すら認めてませんでした。
> 前アメリカ大統領グラントの仲裁を受け、先島(宮古諸島や八重山諸島)を清国に割譲する事で、
> 日清両国が仮調印まで行っていた歴史的な事実もありますし(李鴻章の反対で頓挫)、
> この琉球処分を中国側(清王朝)に認めさせたのも、日清戦争勝利の結果なんですよね。
> しかし日本は第二次大戦の敗戦により、日清戦争で得たモノも放棄させられていると・・・・
> ですので未だに中華民国(台湾)は、建前上だと「琉球の地位は未定」という立場です。
まあでもサンフランシスコ平和条約から考えても最終的には日本領でしょう。
中華人民共和国も認めていたようですし。
> ただ、ここまでやっても決定的な判断材料に欠くとなると、
> 日本は敗戦国であり、朝鮮・台湾は植民地であったという事実が、
> 五分五分な状況だと、判決に影響してこないとも限りません・・・・
> 前回、条約面から完全に不利な択捉・国後を「2:8」としたのも、
> クリミアなどの件で、現在のロシアは国際社会的に不利な立場にある事を考慮しました。
> 判決を下すのが国連機関の人間である以上、いくらか空気感にも左右されるであろうと。
これは推定なのでなんともいえませんね。 |
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