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[21169] 食べ物と歴史の話&貴族の爵位の話返信 削除
2017/6/29 (木) 20:13:16 徳翁導誉

> > ちなみに余談ですが、このサイト内では「○○殿」と呼び合う事が多いのは、
> > 14年前、初めて設置したCGIゲーム「不如帰オンライン」が、
> > 戦国時代を題材にしたゲームだった事に由来します。
> > ゲーム自体は倉庫行きとなりましたが、当時の呼称だけは脈々と受け継がれていると(笑)。

> そういう理由があったのですか。何となく周りの方が殿と読んでいたので私も●●殿と読んでいました。
> なんか、さん付けだと浮いている気がしたので(笑)
> 不如帰オンラインはこのサイトに来てすぐの頃よくやってました。
> といっても、一人でひたすら日本中を暴れまわっているだけでしたけど(笑)

ただ不如帰は、1人で遊んでも面白く無そうですけどね(苦笑)。
もちろん、多人数じゃないと国盗りゲームとしてツマらないという事もありますが、
あのゲームの主題は「世代交代」にあり、年齢を重ねると大名キャラは老化して能力が落ちる為、
他のプレイヤーから姫をもらって、次の世代に引き継ぐ仕様が、醍醐味の1つでしたからねえ。
跡を継ぐ息子の顔や能力は、先代の実父と、姫の義父の要素を受け継ぎ、ランダムで決まるので、
同盟目的での政略結婚の要素だけでなく、その点を考えながらの相手選びとなりました。

そして「地元」の要素も加味して、郷土愛と家族愛の演出を試みたのですが、
しかし、こういう仕様にしてしまうと、やはり愛着度が強くなり過ぎてしまい、
ゲームが進むほど、展開が膠着したり、持ち回りで天下を取ったりして、
結果的に、古参同士の馴れ合い感と、新規への排他的な空気感が出来てしまったと・・・・
で、そうなってしまっては、ゲームとしての面白味を欠きますからねえ。
その反省から、これ以降に作ったWW2オンラインや赤い嵐などでは、
セッションごとに別ゲームとして、完全初期化するようになった次第です。
(登録名ではなく国名で遊べる所も、こうしたシガラミを排除するのに役立ちました)


> > > ちなみに今は「王様で見る英国史」という本を読んでいます。
> > > 分かりやすくまとまった本だと思いますね。

> > 「その本は知らないなぁ」と思い、検索してみたら、数ヶ月前に発売されたばかりで、
> > しかも「○○でたどる各国史」として、シリーズ化されてる本なんですね。
> > https://www.amazon.co.jp/dp/400500847X
> > イギリス史を王様で、アメリカ史を大統領でたどるのは普通ですが、
> > フランス史が「お菓子」、イタリア史が「パスタ」、ドイツ史が「森と山と川」なのは、
> > 何だか、ちょっと興味がそそられますね(笑)。

> パスタで見るイタリア史を読んでみました。
> 最初はパスタの話ばかりでしたが、パスタの種類の違いを通じて、
> かつてのイタリアが都市国家の集まりであり、
> 統一したイタリア人としての意識は無かったと言うことが書かれていました。

そうですね。
そもそも国家とか国民なんて意識を庶民が持ち出すのは、近代以降の話で、
欧米で200年前、日本や東欧で150年前、アジア諸国で50〜100年前、
アフリカや中東だと・・・まだまだって国もありますかねえ?(笑)
でもまあ、アフリカや中東とかは、植民地分割の時代に、
民族とか無関係に引かれた国境線が残ってる所なので、仕方の無い面もありますが・・・・

ちなみに日本でも、江戸時代は300諸藩がそれぞれ国家みたいなモノだったので、
幕末に異国船が襲来するまで、「日本人」という意識がほとんど無かったのは事実ですね。
逆に言うと、外部からの脅威があって、初めて内部(日本)というモノが深く意識され、
それを集合する為に用いられたのが、水戸学による尊王思想であり、御旗としての天皇だったと。
それでも日本の場合は島国でしたし、歴史的経緯を見ても、イタリアとかよりはマシだったかも?
5世紀に西ローマ帝国が滅亡して以降、19世紀にイタリア王国が成立するまで、
一時的に東ローマ帝国が再征服した時代を除いて、1000年以上ずっとバラバラでしたからねえ。
このイタリア統一の歴史は、なかなか面白いので、以前 歴史Flash化した事があります。

「Risorgimento 〜イタリア統一運動〜」
https://www.youtube.com/watch?v=55fsRzx6Rww

って、初期作とは言え、もう12年も経ってる事に、私自身も少しビックリ(笑)。
でも、今こうして再び見返してみると、ちょっとバランスを欠いているかなぁ・・・・
「統一」を主題にしたとは言え、そればかりに目線が行き過ぎていて、
未だに続く南北対立の問題などには、全く目が向けられてませんからねえ。
(その分、ストーリー的には解りやすくはなってる気はしますけど)
私は未読なので、この「パスタでたどるイタリア史」では、
イタリアの南北問題が、どれくらい触れられてるかは解りませんけど、
もし興味があるようでしたら、こちらの1冊をオススメしておきます。

「ナポリのマラドーナ イタリアにおける南とは何か(山川出版社)」
https://www.amazon.co.jp/dp/dp/4634491915/

この本は、イタリア半島における南北関係の歴史的な経緯だけでなく、
南米のイタリア移民国家であるアルゼンチンについても触れられていて、なかなか興味深いです。
それに、リーマン・ショック以降のイタリア経済の悪化により、
こうした対立は過去の話どころか、再燃しつつあるような状況なので、
もし御存知なければ、読んでおいて損は無い1冊だと思います。
あとは・・・サッカーの話を絡めてあるのが、吉と出るか? 凶と出るか? ですね。
サッカーが好きな人にはプラスでしょうけど、スポーツに興味なければ蛇足でしょうし(笑)。
でも、特にユーゴ関連とか、サッカーを通して見た現代史ルポには、意外と秀作も多いです。
と言いますか、様々な国へ行ってのサッカー観戦記が、そのまま現代史ルポになっちゃってると。

> > 「お米でたどる日本史」とか、「キムチでたどる朝鮮史」など、アジア版もあれば面白そう。
> 同時に、イタリアにルーツを持たないトマト・ジャガイモなどによって、
> イタリア中で別々の進化を遂げていたパスタが統合され、
> 国民の統一のシンボルになった流れも書かれており、
> パスタがいかにイタリア史を知る上で大切かが分かりました。

そう、そう、そうなんですよ!!(笑)
イタリア料理と言ったらピザにパスタ、ピザやパスタと言ったらトマト味。
普通は誰もが、そう連想しますけど、しかしトマトは南米原産の野菜であり、
トマトが食材としてイタリアで普及してから、まだ300年くらいなんですよねえ。
もちろん、トマト伝来の前からピザやパスタは存在した訳ですけど、
もう、トマト無しのピザやパスタは想像し難いくらい、それは当たり前の存在になっています。

日本で「歴史の授業」というと、どうも政治史に偏りがちですが(それはそれで重要ですけど)、
人々の生活の基本にあるのは「食」ですし、政治などより遥かに関心を寄せやすい以上、
例えば小学校とかでしたら、そういう生活史からの切り口から教えても良いと思うんですよね。
イタリア料理とトマトの関係と同じく、韓国料理に欠かせないトウガラシもまた、
トマトと同じく新大陸からやって来た農作物ですから、300〜400年くらいの歴史しか無く、
更に言うと、私たちがイメージする あの品種の白菜が伝来したのも、わずか100年前なんです。
つまり、あの真っ赤な白菜漬けのキムチも、実はごく最近生まれたモノであると!!
まあキムチ自体、本来は発酵させた野菜の塩漬け全般の事なので、
それ以前は、山椒やニンニクで味を付け、大根やキュウリなどを漬けていたのですが、
ここまでトウガラシ&白菜の印象が定着すると、それ以外はキムチと認識し辛いですよね(笑)。

で、そんなトウガラシや白菜が、どのように朝鮮半島に伝わったかですけど、
いろいろと説はあるものの、日本で普及している説では、
南蛮貿易で日本に入ってきたトウガラシが、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に半島へと持ち込まれ、
白菜もまた、明治に韓国を保護国化した際に、伊藤博文が持ち込んだとされています。
一方で韓国では、江戸幕府へ送られた朝鮮通信使が、日本からトウガラシを本国に持ち帰り、
白菜に関しても、隣接する原産地の中国北部から直接伝来したとするのが、一般的な説ですかね?
でもまあ、こういう切り口からの方が、日本と韓国との身近な関係を語りやすい気はしますし、
伝来ルートなんて正確に特定できない以上、日本も韓国も互いに都合の良い説を採用している点で、
そういう切り口からも、「政治」の本質的な部分を学び取る事が出来るかと思います(笑)。

そして「食と政治」という面では、「お米と日本人」ほど特異な関係は、世界でも少し例が無いかと?
貨幣経済が急速に発展した近世において、日本くらい経済・文化が発達した国で、
経済制度の中心を銀や金ではなく、米に置いた所なんて、正直言って私は他に知りません。
あの時代に、領地の規模が米の取れ高で表され、給料も米で支払われる訳ですから(笑)。
(まあ逆に言うと、そんな独特の制度でも成り立つくらい、貨幣経済が発達してたって事ですが)
また、主食というのも、海外だと文字通り「主に食べるモノ」くらいの軽い意味ですが、
日本の米のように、絶対視と言うか、食事の中心として捉えているのは、日本独自なんですよね。
欧米どころか、韓国や中国でも、日本人がイメージする主食の概念は無いような気がします。
その一方で、日本人が独自の食材と考えがちな「納豆・味噌・醤油」なんて、
逆に、東アジアや東南アジアの全域に広がっていて、そのバリエーションも実に豊富です。
(大豆ではなく魚から作られた醤油とか、様々な種類や調理法が存在する納豆とか・笑)

って、前回 思い付きで書いた「お米でたどる日本史」や「キムチでたどる朝鮮史」ですが、
こうして改めて考えてみると、本当に書籍になっても おかしくない題材かも?


> > > 管理人殿が「フランスの大貴族がイギリス王を兼ねている」と言った意味が分かります。
> > > しかし、神聖ローマ皇帝とイギリス王に加えて、フランスの2伯爵が連合を組んで
> > > フランスと戦ったことがあったそうですが、個人的にそこに引っ掛かっていたり。
> > > フランスの半分近くを押える大貴族に加えて、神聖ローマ帝国、そして有力な2伯爵を合わせた、
> > > 強大な敵にフランスは勝っていますし、

> > 英独が組んでフランスと対峙する事は、地政学的にもよくあった事ですけど、
> > それにフランスの有力貴族も加わったとなると・・・1214年の「ブーヴィーヌの戦い」ですか?
> > だとすると、フランス勝利の理由は幾つかあるので、ちょっと箇条書きにしてみますね。
> > 3.フランス側は侵攻を受けての防衛戦争であり、その相手は暗君や外国勢力だった為、
> >   この時代には珍しく民衆も国王軍の味方に付き、自国内で有利に戦えたから。

> 特に国王軍に民衆が協力した、というのは大きな要因みたいですね。
> いわゆる国民皆兵制に基づく近代軍と同じような状態だったのでしょうか。

う〜ん、国民皆兵というよりは、義勇兵に近い感じでしょうねえ。
中世の頃だと、まだ庶民の国民意識なんて皆無な時代ですし、
領主が誰に替わろうと、庶民には、年貢を納める相手が変わる程度の話でしたから。
ですので、善政を行ってくれるなら、領民は別に領主が異民族とかでも気にしませんでした。
この辺の感覚は、島国育ちの日本人からすると、ちょっと想像しにくい所なんですけど、
洋の東西を問わず、欧州だろうが、中国だろうが、インドやアフリカだろうが、そんな感じでした。

では、なぜ民衆が協力したかというと、自分たちの生活を守る為だったんでしょうね。
領主たちが土地の領有権を争い、自分たちと関係ない所で戦ってる分には、庶民も別に構わないんです。
しかし、領主たちの兵隊が、自分たちの村を襲うような事となれば、話は変わります。
領主と騎士だけであれば、その後の統治も考えて、あまり無茶はしませんけど、
臨時に雇われた傭兵とかなら、そんな事など御構い無しですし、
言葉の通じない外国人や、信仰が異なる異教徒が攻めて来たとなれば、庶民の不安も募ります。
まあ実際、旅の恥はかき捨てじゃないですけど、やりたい放題になるケースは多いですからねえ。

話題になった時代より少し下りますが、英仏百年戦争とかだと、もっと解りやすいでしょうか?
英仏と言って、確かに上層部の方では、フランス人同士の争いではありますけど、
ただ、イングランド王はフランス人でも、彼が率いる軍隊の兵士はイングランド人ですからねえ。
文化も言語も異なるイングランドの兵隊が、大挙して海を渡ってフランスにやってきて、
時には戦争に巻き込まれるとなれば、やはり庶民にも不満や怒りといった感情も出てきます。
だからこそ、ただの農夫の娘でありながら、ジャンヌ・ダルクのような存在も登場してくると。
まあ、ジョン欠地王の時も、こうした感情は少なからずあったでしょうし、
それ以前に、フランス内の領主として課した重税や狼藉の悪評も、既に広がっていたので、
「こんな男の領民にはされたくない」という思いが、庶民たちの間にもあったのかも知れません。

> > > 特にイギリス王と共闘した2伯爵がどういう立場なのかが気になります。
> > う〜ん、日本史で例えますと、「国王と貴族」は「幕府と大名」みたいな関係でしょうか?
> > 大名が臣下の礼に反しない限り、幕府は各藩の内政に干渉できず、自前の兵も保有していた為、
> > 江戸幕府みたいに圧倒的だと大名も大人しいですが、室町幕府みたいに脆弱なら自由気儘と(笑)。
> > 権威はあるけど実力はないという面で、当時のフランス王家は、室町の足利将軍家に近いかも。

> 勉強になりました。有難うございます。

・・・って、今更ながら思ったのですが、
これは「貴族制度」に関する質問だったんですかねえ?(笑)
という事で、遅ればせながら、そちらの話も少し追記。
まずは、その階級について。
まあ欧州内でも、その国々で制度は異なりますけど、ザックリ言うと こんな感じです。
「皇帝>王>大公>公爵>侯爵>辺境伯>伯爵>子爵>男爵>準男爵>士爵(騎士)」

大雑把に言うと、この階級はだいたい領地の広さで決まります。
解りやすいよう、誤解を恐れず、現在の日本で例えますと、
王が首相で、公爵が県知事、伯爵が市長って感じでしょうか?
つまりは、県や市があるから県知事や市長と呼ばれるのと同様に、
公領や伯領を任されているから、公爵や伯爵と呼ばれる訳ですね。
で、その国で1番偉いのが皇帝なら、その国は帝国、
王なら王国で、大公なら大公国、公爵なら公国って具合です。
つまり、連邦国家の中に国や州があるみたいに、帝国内に王や大公がいる場合もあれば、
現代でも見られるように、県レベルの大きさしかない国家というのもある訳ですね。
例えば、イギリスやスペインが王国で、ルクセンブルクが大公国、モナコが公国だと言えば、
国土の広さと称号の関係性も、大まかにイメージしやすいでしょうか?

そして、時代が時代ですから、こうした役職が次第に世襲されるようになり、
世襲化されれば、結果として、その領地は国家のような存在になって行き、
もっと時代が進むと、爵位と領地がズレていって、肩書き化していくと。
まあ日本でも、元々は役職であった官位が、次第に肩書き化していく流れに似てますね。
で、明治維新を向かえた事で、新時代の肩書きとして欧州の爵位が導入されると。
欧州での複雑な歴史的経緯とかは関係なく、単にシステムとして取り入れたので、
日本の華族制度は、物凄く解りやすく、シンプルな構造となっています。
ただ、だからこそ逆に、そのイメージが邪魔をして、
本来の欧州での爵位制度が、日本人には理解し難くなっていると(苦笑)。
日本では単純に階級の事なので、1人1爵位で、公爵は公爵、伯爵は伯爵ですけども、
欧州では領主の事なので、1人の人間が、○○王であり、△△公であり、××伯だったりします。

最後に、明治日本の階級を整理すると、大体こんな感じですね。
(見やすいよう、その後の昇格とかは対応しませんでした)

 天皇
 皇族 天皇親族・世襲4親王家
 王族 朝鮮王家
 公族 朝鮮王分家
 公爵 摂関家5貴族・三条家・岩倉家、徳川将軍家・薩摩島津家・長州毛利家
 侯爵 清華家8貴族・中山家、徳川御三家・大藩大名(15万石以上)・大久保家・木戸家、琉球王家
 伯爵 中流貴族、徳川御三卿・中藩大名(5万石以上)、西&東本願寺の当主、維新の元勲
 子爵 下流貴族、小藩大名(5万石未満)、維新の勲臣
 男爵 貴族分家、大名分家、琉球王分家、大寺社&大財閥の当主、旧南朝の遺臣、維新の功臣


> > > 我々が生まれた時、既に日本は不況でしたし、経済成長していく時代を味わったことが無いんです。
> > > だから、有数の経済大国と言われても実感がわきませんし、
> > > 他国へ追いつけ追い越せなんて感覚も生まれないんですよ。
> > > アメリカや中国を見ても日本がこれらと張り合える国だとは到底思えない。

> > まあ別に、全ての面で超大国を上回ろうなんて話ではないですし、
> > 超大国の側でも、全ての面で上回れる訳では無いのですから、
> > その国の強みを活かした上で、最大限の利益を求めれば良いだけな気はします。
> > ただ、最大限の利益を求めるとは言っても、相手側の立場や都合を考慮せず、
> > 自分たちの立場や都合を考えるだけでは、結局、利益を逃してしまうのですが、
> > どうも日本人はこの辺が苦手で、現在進行形でもドツボにハマってる状況ですけども。
> > > そう考えると過剰な自国称賛も自信のなさの裏返しなのかもしれません。
> > その通りだと思いますよ。
> > 日本人の気質って、余裕がある時ほど謙遜や自虐を行いますが、
> > いったん余裕が無くなると、空元気モードに入りますし、
> > 本当にヤバくなると、思考停止のご都合主義モードになりますので。

> 何と言うか・・・救いようが無いですね。
> 結局、私たちはどう生きていけば良いのか・・・。

国家レベルの話ですと、以前なら「あの手はどうか? この手はどうか?」とありましたけど、
時間が経てば経つほど、その選択肢の幅もドンドン狭まって来てますからねえ。
そして、苦しくなるほど最善手が求められるのに、現実は悪手の数だけ増えていると(泣)。
正直な所、2〜3年くらい前から、私程度では手を全く見付けられない局面まで来てしまい、
諦めの気持ちが広がると共に、ニュース報道とかも、ほとんど追わなくなってしまいました。

「栄枯盛衰とは言うけども、なぜ大国は残されたメリットを活かせないのか?」
人類の歴史を見ていて、そう思わされる事は何度もあったのですが、
こうして自国でリアルタイムに経験できるなんて、十数年前までは想像してませんでした(苦笑)。
まあ結局の所、こうなるともう、個人レベルで個人の利益を守っていくしか無い状況ですが、
しかし、多くの人がその方向性に進んでいるからこそ、国家レベルでの悪化に拍車を掛ける訳で、
更には、そうした風潮が世界規模で広がっている為に、このような国際情勢になっているんですよね。
ひょっとしたら、そう遠くない未来に、世界大戦さえ体験できるかも・・・・

と、そんな暗い展望で話を締めるのも何なので、実現性や成功確率は低いでしょうけど、
強いて手を考えるとすれば、私が思いつくのは「道州制」くらいですかねえ?
アメリカの強さというのも、50の州政府が競争している所が一因としてありますし、
国鉄を分割民営化して、経済性や競争力を高めたように、中央集権を複数に分割すると。
解りやすく言うと、政府をいくつか作り、政治家や官僚にも競争をさせる訳です。
ただしJR各社の現状を見ても、経営難が予想された3島会社(北海道・四国・九州)のうち、
JR九州は副業の成功で上場できる所まで来た一方で、JR北海道は破綻寸前の状態ですからねえ。
制度バランスや各州の成果次第で、地方ごとの明暗がハッキリ分かれる恐れはあります。
でもまあ、人口減少と少子高齢化を迎えた現在の日本において、
何を優先して、何を諦めるかという選択は、現場の地方ごとに判断すべきでは無いかと?
中央からの一方的な目線だけだと、どんなに「地方創生」などと言っても、
結局、やってる事は「お友達優先」にしかなって無かったりしますので(苦笑)。


> > > ギルガメッシュって最古の英雄だなんだって言っても微妙な存在じゃないですか
> > > それがアーサー王だのク・フーリンだのと対等どころか超越しているのが何となく気に入らないんです。
> > > 別にアーサー王が美少女になって聖剣からビームを出したって何の文句も無いですし、
> > > 駆逐艦が美少女になろうが、伊達政宗が六刀流でレッツ・パーティしていようが構わないんですが、
> > > なんかギルガメッシュは嫌なんですよね。歴史への敬意が感じられないと言いますか・・・。

> > あれっ!? てっきり、ギルガメッシュの俺様キャラが癇に障ったのかと思いきや、
> > 伝説の英雄として、ギルガメッシュが最強扱いなのが、気に喰わなかった感じなんですか?(笑)

> やっぱりギルガメッシュが最強で絶対的存在として位置づけされていることに反発しているんでしょうね。
> しかも、それが完全オリジナルの作品ならともかく、登場するキャラは歴史上の人物をモデルにしていますからね。
> 二次創作で原作を無茶苦茶にするオリジナル主人公に通じるところがあると思います。
> しかも、ようやく他のキャラがギルガメッシュを倒したとしても、
> それは「他のキャラが頑張ったから」ではなく「英雄王が慢心したから」ですからね。
> 何と言いますか・・・ギルガメッシュが「最古の英雄」であることも分かりますが、やり過ぎだろうと。
> 現実に生きていたギルガメッシュさんも迷惑してそうな気がします。

「艦これ」では駆逐艦が、「刀剣乱舞」では日本刀が擬人化され、
遂には「文豪とアルケミスト」で偉人が擬人化(!?)されたように、
Fateのサーヴァントも、そんな感じで捉えられてるという所でしょうか?
でもまあ、Fateのは、イタコが英霊を降ろしてるようなモノですからねえ。
SF的に本人を召還したり、単に名前だけ拝借したりというのとも、また違い、
実在した人物ではなく、その伝説を具現化した存在なので・・・う〜ん、説明が難しい。
もう結局は、「そういう設定だから」としか、言い様が無いですね(笑)。

> > > 管理人殿が本当にこのストーリーを書かれたら逆に新鮮でしょうね。
> > > キャラへの愛着とかでどうしても二次物は甘くなりがちですから。

> > キャラに対する感情移入が少ないので、確かに設定が甘くはならないでしょうけど、
> > ただその一方で、やはり二次創作は作品への愛着が少ないと、なかなか書き切れない気も?
> > 何だかんだで創作活動というのは、完成させるのに凄い熱量を要しますからねえ。

> 大作と呼ばれるような作品にオリ主最強系が少なくないのはそのあたりも影響しているのかもしれませんね。
> 自分の作ったキャラクターへの愛着が原作への愛着を超えてしまう感じで。

この発言を聞くと、ギルガメッシュの強さが気になるというのも、
原作設定ではあるものの、二次創作に見られる暴走的なキャラ設定を、
きっとマンネルヘイムさんは、嫌に感じてるんでしょうね。
くだけた言い方をすれば、「いくら何でも、厨二設定すぎるやろ」と(笑)。


[21184] Re:食べ物と歴史の話&貴族の爵位の話返信 削除
2017/7/10 (月) 19:10:25 マンネルヘイム

▼ 徳翁導誉さん
> ただ不如帰は、1人で遊んでも面白く無そうですけどね(苦笑)。
> もちろん、多人数じゃないと国盗りゲームとしてツマらないという事もありますが、
> あのゲームの主題は「世代交代」にあり、年齢を重ねると大名キャラは老化して能力が落ちる為、
> 他のプレイヤーから姫をもらって、次の世代に引き継ぐ仕様が、醍醐味の1つでしたからねえ。
> 跡を継ぐ息子の顔や能力は、先代の実父と、姫の義父の要素を受け継ぎ、ランダムで決まるので、
> 同盟目的での政略結婚の要素だけでなく、その点を考えながらの相手選びとなりました。
>
> そして「地元」の要素も加味して、郷土愛と家族愛の演出を試みたのですが、
> しかし、こういう仕様にしてしまうと、やはり愛着度が強くなり過ぎてしまい、
> ゲームが進むほど、展開が膠着したり、持ち回りで天下を取ったりして、
> 結果的に、古参同士の馴れ合い感と、新規への排他的な空気感が出来てしまったと・・・・
> で、そうなってしまっては、ゲームとしての面白味を欠きますからねえ。
> その反省から、これ以降に作ったWW2オンラインや赤い嵐などでは、
> セッションごとに別ゲームとして、完全初期化するようになった次第です。
> (登録名ではなく国名で遊べる所も、こうしたシガラミを排除するのに役立ちました)
>

毎回、途中で何となく虚しくなって止めてましたね(笑)
でも暫くすると暇だから統一してみようと思うのですが、やっぱり1人なので作業が面倒になって止めちゃいました。

正直、根に持つタイプなのでセッションごとに別ゲームなのは有難い仕様かなと(笑)
ひょっとすると管理人殿もご存知かもしれませんが、昔は熱くなりやすく、見苦しい姿も何度か見せてしまっているので逆に恨まれたかもしれないですし。
特に、最初に登録した時のゲームは黒歴史です。過去戦場に言動が残っているのが恥ずかしい・・・。
実は私がやたら新規の人に優しいのは自分の黒歴史を見ている気分になるからです。それはそれで新規の人に失礼ですけど・・・(笑)
>
> そうですね。
> そもそも国家とか国民なんて意識を庶民が持ち出すのは、近代以降の話で、
> 欧米で200年前、日本や東欧で150年前、アジア諸国で50〜100年前、
> アフリカや中東だと・・・まだまだって国もありますかねえ?(笑)
> でもまあ、アフリカや中東とかは、植民地分割の時代に、
> 民族とか無関係に引かれた国境線が残ってる所なので、仕方の無い面もありますが・・・・
>
> ちなみに日本でも、江戸時代は300諸藩がそれぞれ国家みたいなモノだったので、
> 幕末に異国船が襲来するまで、「日本人」という意識がほとんど無かったのは事実ですね。
> 逆に言うと、外部からの脅威があって、初めて内部(日本)というモノが深く意識され、
> それを集合する為に用いられたのが、水戸学による尊王思想であり、御旗としての天皇だったと。
> それでも日本の場合は島国でしたし、歴史的経緯を見ても、イタリアとかよりはマシだったかも?
> 5世紀に西ローマ帝国が滅亡して以降、19世紀にイタリア王国が成立するまで、
> 一時的に東ローマ帝国が再征服した時代を除いて、1000年以上ずっとバラバラでしたからねえ。
> このイタリア統一の歴史は、なかなか面白いので、以前 歴史Flash化した事があります。
>
> 「Risorgimento 〜イタリア統一運動〜」
> https://www.youtube.com/watch?v=55fsRzx6Rww
>
> って、初期作とは言え、もう12年も経ってる事に、私自身も少しビックリ(笑)。
> でも、今こうして再び見返してみると、ちょっとバランスを欠いているかなぁ・・・・
> 「統一」を主題にしたとは言え、そればかりに目線が行き過ぎていて、
> 未だに続く南北対立の問題などには、全く目が向けられてませんからねえ。
> (その分、ストーリー的には解りやすくはなってる気はしますけど)
> 私は未読なので、この「パスタでたどるイタリア史」では、
> イタリアの南北問題が、どれくらい触れられてるかは解りませんけど、
> もし興味があるようでしたら、こちらの1冊をオススメしておきます。
>
> 「ナポリのマラドーナ イタリアにおける南とは何か(山川出版社)」
> https://www.amazon.co.jp/dp/dp/4634491915/
>
> この本は、イタリア半島における南北関係の歴史的な経緯だけでなく、
> 南米のイタリア移民国家であるアルゼンチンについても触れられていて、なかなか興味深いです。
> それに、リーマン・ショック以降のイタリア経済の悪化により、
> こうした対立は過去の話どころか、再燃しつつあるような状況なので、
> もし御存知なければ、読んでおいて損は無い1冊だと思います。
> あとは・・・サッカーの話を絡めてあるのが、吉と出るか? 凶と出るか? ですね。
> サッカーが好きな人にはプラスでしょうけど、スポーツに興味なければ蛇足でしょうし(笑)。
> でも、特にユーゴ関連とか、サッカーを通して見た現代史ルポには、意外と秀作も多いです。
> と言いますか、様々な国へ行ってのサッカー観戦記が、そのまま現代史ルポになっちゃってると。
>

南北問題についても軽くではありますが、触れられていました。

南北問題について本とは別の話になりますが、
各国の有名企業の本社の場所が載った地図を読んだのですが、驚きました。
イタリア南部、ドイツ東部、日本の東北部がすっからかんなんですよね(笑)

最近は時間が無い上に気の迷いで「サイコパス」とかいう本を読み始めてしまって・・・。
その道の権威の人が書いている解説本の様なものなのですが、海外の研究者の方の文章を日本人が翻訳しているので、
文章が何か読みにくくて全然進みません。という訳で管理人殿に勧めてもらった本は今後時間が出来てから読ませていただきます。

> そう、そう、そうなんですよ!!(笑)
> イタリア料理と言ったらピザにパスタ、ピザやパスタと言ったらトマト味。
> 普通は誰もが、そう連想しますけど、しかしトマトは南米原産の野菜であり、
> トマトが食材としてイタリアで普及してから、まだ300年くらいなんですよねえ。
> もちろん、トマト伝来の前からピザやパスタは存在した訳ですけど、
> もう、トマト無しのピザやパスタは想像し難いくらい、それは当たり前の存在になっています。
>
> 日本で「歴史の授業」というと、どうも政治史に偏りがちですが(それはそれで重要ですけど)、
> 人々の生活の基本にあるのは「食」ですし、政治などより遥かに関心を寄せやすい以上、
> 例えば小学校とかでしたら、そういう生活史からの切り口から教えても良いと思うんですよね。
> イタリア料理とトマトの関係と同じく、韓国料理に欠かせないトウガラシもまた、
> トマトと同じく新大陸からやって来た農作物ですから、300〜400年くらいの歴史しか無く、
> 更に言うと、私たちがイメージする あの品種の白菜が伝来したのも、わずか100年前なんです。
> つまり、あの真っ赤な白菜漬けのキムチも、実はごく最近生まれたモノであると!!
> まあキムチ自体、本来は発酵させた野菜の塩漬け全般の事なので、
> それ以前は、山椒やニンニクで味を付け、大根やキュウリなどを漬けていたのですが、
> ここまでトウガラシ&白菜の印象が定着すると、それ以外はキムチと認識し辛いですよね(笑)。
>
> で、そんなトウガラシや白菜が、どのように朝鮮半島に伝わったかですけど、
> いろいろと説はあるものの、日本で普及している説では、
> 南蛮貿易で日本に入ってきたトウガラシが、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に半島へと持ち込まれ、
> 白菜もまた、明治に韓国を保護国化した際に、伊藤博文が持ち込んだとされています。
> 一方で韓国では、江戸幕府へ送られた朝鮮通信使が、日本からトウガラシを本国に持ち帰り、
> 白菜に関しても、隣接する原産地の中国北部から直接伝来したとするのが、一般的な説ですかね?
> でもまあ、こういう切り口からの方が、日本と韓国との身近な関係を語りやすい気はしますし、
> 伝来ルートなんて正確に特定できない以上、日本も韓国も互いに都合の良い説を採用している点で、
> そういう切り口からも、「政治」の本質的な部分を学び取る事が出来るかと思います(笑)。
>
> そして「食と政治」という面では、「お米と日本人」ほど特異な関係は、世界でも少し例が無いかと?
> 貨幣経済が急速に発展した近世において、日本くらい経済・文化が発達した国で、
> 経済制度の中心を銀や金ではなく、米に置いた所なんて、正直言って私は他に知りません。
> あの時代に、領地の規模が米の取れ高で表され、給料も米で支払われる訳ですから(笑)。
> (まあ逆に言うと、そんな独特の制度でも成り立つくらい、貨幣経済が発達してたって事ですが)
> また、主食というのも、海外だと文字通り「主に食べるモノ」くらいの軽い意味ですが、
> 日本の米のように、絶対視と言うか、食事の中心として捉えているのは、日本独自なんですよね。
> 欧米どころか、韓国や中国でも、日本人がイメージする主食の概念は無いような気がします。
> その一方で、日本人が独自の食材と考えがちな「納豆・味噌・醤油」なんて、
> 逆に、東アジアや東南アジアの全域に広がっていて、そのバリエーションも実に豊富です。
> (大豆ではなく魚から作られた醤油とか、様々な種類や調理法が存在する納豆とか・笑)
>
> って、前回 思い付きで書いた「お米でたどる日本史」や「キムチでたどる朝鮮史」ですが、
> こうして改めて考えてみると、本当に書籍になっても おかしくない題材かも?
>

重要性は分かっているのですが、どうしても特産品とか食べ物に興味をそそられないんですよね。
いや、砂糖の世界史とかパスタ〜は面白いんですけど、授業でやるとなると、そういう「特産品や食べ物の視点の歴史」みたいな授業は難しいと思うんですよね。
単純に覚える食品とかの量が増えるだけみたいな。
最近分かり始めてきたのですが、食べ物に限らず何かを関連づけて歴史を考えると定着率が上がるものの、それをやっていると時間が圧倒的に足りなくなるんですよね。
つまり、こういう話題で盛り上がって歴史が好きになっても成績と言いますか、利益には繋がらないんですよね・・・悲しいです。
私は小さいころから歴史にリソースを注ぎ込んでいたので両立できますけど。

キムチは分からないですけど、お米でたどる日本史って何かそのまま日本史の全てというか・・・とにかく凄いボリュームになりそうな気が(笑)

> う〜ん、国民皆兵というよりは、義勇兵に近い感じでしょうねえ。
> 中世の頃だと、まだ庶民の国民意識なんて皆無な時代ですし、
> 領主が誰に替わろうと、庶民には、年貢を納める相手が変わる程度の話でしたから。
> ですので、善政を行ってくれるなら、領民は別に領主が異民族とかでも気にしませんでした。
> この辺の感覚は、島国育ちの日本人からすると、ちょっと想像しにくい所なんですけど、
> 洋の東西を問わず、欧州だろうが、中国だろうが、インドやアフリカだろうが、そんな感じでした。
>
> では、なぜ民衆が協力したかというと、自分たちの生活を守る為だったんでしょうね。
> 領主たちが土地の領有権を争い、自分たちと関係ない所で戦ってる分には、庶民も別に構わないんです。
> しかし、領主たちの兵隊が、自分たちの村を襲うような事となれば、話は変わります。
> 領主と騎士だけであれば、その後の統治も考えて、あまり無茶はしませんけど、
> 臨時に雇われた傭兵とかなら、そんな事など御構い無しですし、
> 言葉の通じない外国人や、信仰が異なる異教徒が攻めて来たとなれば、庶民の不安も募ります。
> まあ実際、旅の恥はかき捨てじゃないですけど、やりたい放題になるケースは多いですからねえ。
>
> 話題になった時代より少し下りますが、英仏百年戦争とかだと、もっと解りやすいでしょうか?
> 英仏と言って、確かに上層部の方では、フランス人同士の争いではありますけど、
> ただ、イングランド王はフランス人でも、彼が率いる軍隊の兵士はイングランド人ですからねえ。
> 文化も言語も異なるイングランドの兵隊が、大挙して海を渡ってフランスにやってきて、
> 時には戦争に巻き込まれるとなれば、やはり庶民にも不満や怒りといった感情も出てきます。
> だからこそ、ただの農夫の娘でありながら、ジャンヌ・ダルクのような存在も登場してくると。
> まあ、ジョン欠地王の時も、こうした感情は少なからずあったでしょうし、
> それ以前に、フランス内の領主として課した重税や狼藉の悪評も、既に広がっていたので、
> 「こんな男の領民にはされたくない」という思いが、庶民たちの間にもあったのかも知れません。
>

そこら辺は日本も同じような感じでしたよね?
とりあえず、通常の領主たちの兵、って言うのは農民ではなく下級貴族であった、と考えても大丈夫なんでしょうか?

> ・・・って、今更ながら思ったのですが、
> これは「貴族制度」に関する質問だったんですかねえ?(笑)
> という事で、遅ればせながら、そちらの話も少し追記。
> まずは、その階級について。
> まあ欧州内でも、その国々で制度は異なりますけど、ザックリ言うと こんな感じです。
> 「皇帝>王>大公>公爵>侯爵>辺境伯>伯爵>子爵>男爵>準男爵>士爵(騎士)」
>
> 大雑把に言うと、この階級はだいたい領地の広さで決まります。
> 解りやすいよう、誤解を恐れず、現在の日本で例えますと、
> 王が首相で、公爵が県知事、伯爵が市長って感じでしょうか?
> つまりは、県や市があるから県知事や市長と呼ばれるのと同様に、
> 公領や伯領を任されているから、公爵や伯爵と呼ばれる訳ですね。
> で、その国で1番偉いのが皇帝なら、その国は帝国、
> 王なら王国で、大公なら大公国、公爵なら公国って具合です。
> つまり、連邦国家の中に国や州があるみたいに、帝国内に王や大公がいる場合もあれば、
> 現代でも見られるように、県レベルの大きさしかない国家というのもある訳ですね。
> 例えば、イギリスやスペインが王国で、ルクセンブルクが大公国、モナコが公国だと言えば、
> 国土の広さと称号の関係性も、大まかにイメージしやすいでしょうか?
>
> そして、時代が時代ですから、こうした役職が次第に世襲されるようになり、
> 世襲化されれば、結果として、その領地は国家のような存在になって行き、
> もっと時代が進むと、爵位と領地がズレていって、肩書き化していくと。
> まあ日本でも、元々は役職であった官位が、次第に肩書き化していく流れに似てますね。
> で、明治維新を向かえた事で、新時代の肩書きとして欧州の爵位が導入されると。
> 欧州での複雑な歴史的経緯とかは関係なく、単にシステムとして取り入れたので、
> 日本の華族制度は、物凄く解りやすく、シンプルな構造となっています。
> ただ、だからこそ逆に、そのイメージが邪魔をして、
> 本来の欧州での爵位制度が、日本人には理解し難くなっていると(苦笑)。
> 日本では単純に階級の事なので、1人1爵位で、公爵は公爵、伯爵は伯爵ですけども、
> 欧州では領主の事なので、1人の人間が、○○王であり、△△公であり、××伯だったりします。
>
> 最後に、明治日本の階級を整理すると、大体こんな感じですね。
> (見やすいよう、その後の昇格とかは対応しませんでした)
>
>  天皇
>  皇族 天皇親族・世襲4親王家
>  王族 朝鮮王家
>  公族 朝鮮王分家
>  公爵 摂関家5貴族・三条家・岩倉家、徳川将軍家・薩摩島津家・長州毛利家
>  侯爵 清華家8貴族・中山家、徳川御三家・大藩大名(15万石以上)・大久保家・木戸家、琉球王家
>  伯爵 中級貴族、徳川御三卿・中藩大名(5万石以上)、西&東本願寺の当主、維新の元勲
>  子爵 下級貴族、小藩大名(5万石未満)、維新の勲臣
>  男爵 貴族分家、大名分家、琉球王分家、大寺社&大財閥の当主、旧南朝の遺臣、維新の功臣
>

爵位に関しては大体分かっているつもりですが、逆に日本の爵位の分け方を初めて知りました(笑)
よく知らないのですが、太平洋戦争期には日本の国政は親王家や貴族家の影響も受けていたとか。
版籍奉還から廃藩置県の流れで日本の華族制度はどちらかというと邪魔な大名達をお飾りにしているイメージがあったのですが・・・。

> 国家レベルの話ですと、以前なら「あの手はどうか? この手はどうか?」とありましたけど、
> 時間が経てば経つほど、その選択肢の幅もドンドン狭まって来てますからねえ。
> そして、苦しくなるほど最善手が求められるのに、現実は悪手の数だけ増えていると(泣)。
> 正直な所、2〜3年くらい前から、私程度では手を全く見付けられない局面まで来てしまい、
> 諦めの気持ちが広がると共に、ニュース報道とかも、ほとんど追わなくなってしまいました。
>
> 「栄枯盛衰とは言うけども、なぜ大国は残されたメリットを活かせないのか?」
> 人類の歴史を見ていて、そう思わされる事は何度もあったのですが、
> こうして自国でリアルタイムに経験できるなんて、十数年前までは想像してませんでした(苦笑)。
> まあ結局の所、こうなるともう、個人レベルで個人の利益を守っていくしか無い状況ですが、
> しかし、多くの人がその方向性に進んでいるからこそ、国家レベルでの悪化に拍車を掛ける訳で、
> 更には、そうした風潮が世界規模で広がっている為に、このような国際情勢になっているんですよね。
> ひょっとしたら、そう遠くない未来に、世界大戦さえ体験できるかも・・・・
>
> と、そんな暗い展望で話を締めるのも何なので、実現性や成功確率は低いでしょうけど、
> 強いて手を考えるとすれば、私が思いつくのは「道州制」くらいですかねえ?
> アメリカの強さというのも、50の州政府が競争している所が一因としてありますし、
> 国鉄を分割民営化して、経済性や競争力を高めたように、中央集権を複数に分割すると。
> 解りやすく言うと、政府をいくつか作り、政治家や官僚にも競争をさせる訳です。
> ただしJR各社の現状を見ても、経営難が予想された3島会社(北海道・四国・九州)のうち、
> JR九州は副業の成功で上場できる所まで来た一方で、JR北海道は破綻寸前の状態ですからねえ。
> 制度バランスや各州の成果次第で、地方ごとの明暗がハッキリ分かれる恐れはあります。
> でもまあ、人口減少と少子高齢化を迎えた現在の日本において、
> 何を優先して、何を諦めるかという選択は、現場の地方ごとに判断すべきでは無いかと?
> 中央からの一方的な目線だけだと、どんなに「地方創生」などと言っても、
> 結局、やってる事は「お友達優先」にしかなって無かったりしますので(苦笑)。
>

最近ではふるさと納税について引っ掛かっています。
例えば富山市は元々ふるさと納税に対して碌なお返しをしない自治体でした。
そのせいでふるさと納税の恩恵をほとんど受けられなかったとか。
それはそれで気の毒ですし、お返しを過剰にしないのはある意味正しいと思いますが・・・。
1円でも多く集める為の地方自治体の努力が悪いとは思えないんですよね。

ハッキリ言ってしまうと国如きが何余計な口出しをしているんだ、「地方創生」は口だけか。とそう思ってしまう訳です。
最終的に全ての自治体が大体同じような金額を得られるようにしようとしているなら、わざわざお返しなんてするのが馬鹿らしいじゃないかと。
そんな仲良し納税なんて国民がやらないと思うんですけどね。
もちろん、今の状況には私が知らないだけで、深刻なデメリットがあるのかもしれませんけど。

> 「艦これ」では駆逐艦が、「刀剣乱舞」では日本刀が擬人化され、
> 遂には「文豪とアルケミスト」で偉人が擬人化(!?)されたように、
> Fateのサーヴァントも、そんな感じで捉えられてるという所でしょうか?
> でもまあ、Fateのは、イタコが英霊を降ろしてるようなモノですからねえ。
> SF的に本人を召還したり、単に名前だけ拝借したりというのとも、また違い、
> 実在した人物ではなく、その伝説を具現化した存在なので・・・う〜ん、説明が難しい。
> もう結局は、「そういう設定だから」としか、言い様が無いですね(笑)。
>

一応、そこら辺は勉強しました。あの世界観でギルガメッシュが最強なのは論理的に正しいと思います。
気に食わないという気持ちを押えきれないですが・・・。

> この発言を聞くと、ギルガメッシュの強さが気になるというのも、
> 原作設定ではあるものの、二次創作に見られる暴走的なキャラ設定を、
> きっとマンネルヘイムさんは、嫌に感じてるんでしょうね。
> くだけた言い方をすれば、「いくら何でも、厨二設定すぎるやろ」と(笑)。

そうですね(笑)
二次創作は二次創作ですから、まあ暴走的でも仕方ない側面があると思いますけど、
公式でそういうキャラを出されると何か困るな、と(笑)

ただまあ、いわゆる俺ツェー系を全否定するつもりはないです。
最近の映画の悟空とかフリーザをボコボコにしてましたけど、だから悟空が嫌いかといわれるとそんなことはないですし。

ところで俺ツェー系で思いだしましたが、管理人殿は「小説家になろう」とか見てみたことありますか?


[21188] ifの歴史(貴族の爵位の話に少し関連)返信 削除
2017/7/13 (木) 18:57:05 玉川大納言

もし、華族制度が戦後も残ってたら、どういう影響があったと思います?

またざっくりとして質問ですみません(笑)

結構そういうif話が好きなもので。


[21192] Re:ifの歴史(貴族の爵位の話に少し関連)返信 削除
2017/7/13 (木) 20:29:31 徳翁導誉

> > > ゲームが進むほど、展開が膠着したり、持ち回りで天下を取ったりして、
> > > 結果的に、古参同士の馴れ合い感と、新規への排他的な空気感が出来てしまったと・・・・
> > > その反省から、これ以降に作ったWW2オンラインや赤い嵐などでは、
> > > セッションごとに別ゲームとして、完全初期化するようになった次第です。
> > > (登録名ではなく国名で遊べる所も、こうしたシガラミを排除するのに役立ちました)

> > 正直、根に持つタイプなのでセッションごとに別ゲームなのは有難い仕様かなと(笑)
> > ひょっとすると管理人殿もご存知かもしれませんが、
> > 昔は熱くなりやすく、見苦しい姿も何度か見せてしまっているので逆に恨まれたかもしれないですし。
> > 特に、最初に登録した時のゲームは黒歴史です。過去戦場に言動が残っているのが恥ずかしい・・・。

正直な所、私はゲームの展開自体にはノータッチなので、
何かトラブルなどが起きて、調査依頼でも受けない限り、
「誰がどんなプレーをしているか」という所までは、ほとんど把握していませんね。
なので、ゲーム内での出来事などは、実際にプレーされてる皆さんの方が詳しいです(笑)。

> > 実は私がやたら新規の人に優しいのは自分の黒歴史を見ている気分になるからです。
> > それはそれで新規の人に失礼ですけど・・・(笑)

まあ、別にそれで良いんじゃないですかねえ?
科学的に見た場合、人間界に限らず、自然界全体において、
全ての生物は自己の「利」の為にしか動かないのが、実際の所でしょうし、
生物の知性に応じて、その利の在り方も、複雑性や多様性が増すってだけの話ですので。
(逆説的に言えば、利己的な活動をするモノを、私たちは「生物」と呼んでいると)
そして、その自己の利が、他者の利にも繋がるのであれば、それは利として良い事ですから。
・・・な〜んて、こんな話をしていると、自然哲学的な方向に話が脱線しちゃいそうですが(笑)。


> > > > パスタで見るイタリア史を読んでみました。
> > > > 最初はパスタの話ばかりでしたが、パスタの種類の違いを通じて、
> > > > かつてのイタリアが都市国家の集まりであり、
> > > > 統一したイタリア人としての意識は無かったと言うことが書かれていました。

> > > 私は未読なので、この「パスタでたどるイタリア史」では、
> > > イタリアの南北問題が、どれくらい触れられてるかは解りませんけど、
> > > もし興味があるようでしたら、こちらの1冊をオススメしておきます。
> > >
> > > 「ナポリのマラドーナ イタリアにおける南とは何か(山川出版社)」
> > > https://www.amazon.co.jp/dp/dp/4634491915/
> > > この本は、イタリア半島における南北関係の歴史的な経緯だけでなく、
> > > 南米のイタリア移民国家であるアルゼンチンについても触れられていて、なかなか興味深いです。

> > 南北問題についても軽くではありますが、触れられていました。
> > 南北問題について本とは別の話になりますが、
> > 各国の有名企業の本社の場所が載った地図を読んだのですが、驚きました。
> > イタリア南部、ドイツ東部、日本の東北部がすっからかんなんですよね(笑)

日独伊の企業地図というと、これ↓の事ですかねえ?
http://www.all-nationz.com/archives/1006223691.html

ただまあドイツの場合は、冷戦期の東西分断の影響が大きいですよね。
元々、シュレジエン周辺は鉱工業の先進地域でしたし、
冷戦期においても、東側陣営では重要な工業地帯でしたから。
あと、日本の地図を見ると、東北だけでなく四国や九州も空白地帯になってますし、
それに何より、日本人だからこそ、企業の選考や所在地がちょっと変な事に気付くかと。
断定は出来ませんけど、日本に関しては、あまり詳しくない人が作ったんだと思われます。
(ゲーム制作会社が多かったり、アニメ制作会社が入ったりしてるので、外国人のオタク系かな?)

投稿者の国旗表示が本当なら、イタリア人による投稿という事になるので、
日本やドイツはあくまでオマケで、イタリア南部を弄るのが本心だったのかも?
って、それならそれで、イタリアの南北問題を心理面から現しては居ますがね(笑)。

> > 最近は時間が無い上に気の迷いで「サイコパス」とかいう本を読み始めてしまって・・・。
> > その道の権威の人が書いている解説本の様なものなのですが、
> > 海外の研究者の方の文章を日本人が翻訳しているので、文章が何か読みにくくて全然進みません。

「サイコパス」というと、昨年末あたりに文春新書から出た本ですかねえ?
本屋での陳列具合から「どうやら売れてるみたいだなぁ」と思ってましたけど、
著者が中野信子だという時点で、私はスルーしてました(笑)。
歴史モノに例えますと、研究者が書いた入門書というよりは、
史学科の出身者が書いた時代小説みたいな分類なので、
大まかな所を気軽に知りたい時には良くても、正確な知識を欲する時には向かない感じでしょうか?
TVコメンテーターもしてるので、知名度が高い人なのは確かですが、その道の権威と言われると・・・・

それにしても、最近たまにサイコパスという単語を耳にするようになったのは、
数年前に一部でヒットした、アニメ「PSYCHO-PASS」の影響もあるんですかねえ?
いわゆる「トランプ現象」とかも、最近はサイコパスの実例として説明される事が増えてますけど、
わざわざ、そんな単語を用いなくても、超自己中な人間はいつの世にも居ますし、
社会全体に余裕が無くなって来ると、そういう人が目立ち、増えてくるというだけの話なんですよねえ。
歴史を見ても、英雄なんて呼ばれる人は、有能かつ超自己中なタイプが多いですし、
人類社会のシステム論で言うと、通常時は迷惑な存在かも知れませんが、
そういう非常時の為に、そうした性格の人間も一定数確保されているのかも?(笑)

> > という訳で管理人殿に勧めてもらった本は今後時間が出来てから読ませていただきます。
いや別に、私としても「この分野なら、こうした本もあるよ」と紹介しただけですので、
読む読まないは、正直どちらでも構いませんよ(笑)。
ただ読書と言うのは、実際に本を読む事よりも、良い本を探す事の方が意外と大変だったりするので、
その助けになればと、1つのデータとして提供したみたいな感じですから。

> > > 日本で「歴史の授業」というと、どうも政治史に偏りがちですが(それはそれで重要ですけど)、
> > > 人々の生活の基本にあるのは「食」ですし、政治などより遥かに関心を寄せやすい以上、
> > > 例えば小学校とかでしたら、そういう生活史からの切り口から教えても良いと思うんですよね。

> > 重要性は分かっているのですが、どうしても特産品とか食べ物に興味をそそられないんですよね。
> > いや、砂糖の世界史とかパスタ〜は面白いんですけど、授業でやるとなると、
> > そういう「特産品や食べ物の視点の歴史」みたいな授業は難しいと思うんですよね。
> > 単純に覚える食品とかの量が増えるだけみたいな。
> > 最近分かり始めてきたのですが、食べ物に限らず何かを関連づけて歴史を考えると
> > 定着率が上がるものの、それをやっていると時間が圧倒的に足りなくなるんですよね。
> > つまり、こういう話題で盛り上がって歴史が好きになっても成績と言いますか、
> > 利益には繋がらないんですよね・・・悲しいです。

いや別に、今の授業内容にプラスしようという話ではなく、
各教科の指導方法というのを、そろそろ根本的に見直した方が良いと思うんですよ。
今のままでは、高校や大学に進む為の「テスト」としての部分に偏重していて、
「何故その教科を学ぶのか?」という、本来なら最も大事な部分が欠落してる気がするんです。
例えば社会科で言うと、テストの直前だけ、年号や用語を覚えて高得点を取っても、
過去の出来事や社会の仕組みを理解せず、嘘ニュースや陰謀論を信じて拡散するようでは、
義務教育で教えている意味が無いですからねえ・・・・

専門的で高度な事は、高校や大学で学べば良い話で、
小中学生であれば、生活に身近で大事なことを重点的に学ばせるべきでは無いかと?
結局、そちらの方が専門知識を理解する上でも助けになると思いますし、
子供に「こんな勉強して何になるんだ?」と思わせて、
本当に「何の役にも立たない」で終わるようでは、勉強する価値も低いでしょうから。

> > > そして「食と政治」という面では、「お米と日本人」ほど特異な関係は、世界でも少し例が無いかと?
> > > 貨幣経済が急速に発展した近世において、日本くらい経済・文化が発達した国で、
> > > 経済制度の中心を銀や金ではなく、米に置いた所なんて、正直言って私は他に知りません。
> > > あの時代に、領地の規模が米の取れ高で表され、給料も米で支払われる訳ですから(笑)。
> > > (まあ逆に言うと、そんな独特の制度でも成り立つくらい、貨幣経済が発達してたって事ですが)
> > > また、主食というのも、海外だと文字通り「主に食べるモノ」くらいの軽い意味ですが、
> > > 日本の米のように、絶対視と言うか、食事の中心として捉えているのは、日本独自なんですよね。
> > > 欧米どころか、韓国や中国でも、日本人がイメージする主食の概念は無いような気がします。
> > > って、前回 思い付きで書いた「お米でたどる日本史」や「キムチでたどる朝鮮史」ですが、
> > > こうして改めて考えてみると、本当に書籍になっても おかしくない題材かも?

> > キムチは分からないですけど、お米でたどる日本史って
> > 何かそのまま日本史の全てというか・・・とにかく凄いボリュームになりそうな気が(笑)

中国やインドでは、北と南で主食が異なったりしますけど、
日本の場合、北から南まで、とにかく「米」ですからねえ(笑)。
縄文時代から弥生時代への転換にも、稲作の伝来というのは大きな要素を占めますし、
秀吉の太閤検地により、日本全国が米の収穫高で現されるようになり、
そして江戸時代に入ると徳川幕府により、米が社会制度の機軸に据えられました。
だからこそ、単なる一食品である米が、日本人にとってここまで重要な存在となったと。

ですが一方で、稲作に適さない東北地方などは、これにより色々と苦しむ事になります。
そもそも稲って南方の植物ですから、豪雪地帯での栽培には不向きなんです。
しかし、政治の軸が米になってしまえば、東北諸藩も稲作中心で行かねばならず、
その為に起きる凶作は、飢饉を頻発させ、それは江戸時代が終わっても変わりませんでした・・・・
米中心の社会とは言っても、江戸時代はあくまで武士社会の話でしたけど、
国民皆兵の徴兵制となり、陸軍が白米至上主義だった事もあってか、
米を特別視する風潮が全ての階層に広がり、米の需要が急増したのかも知れません。

今では、北海道・東北・新潟で、国産米の4割以上を生産しており、
こうした豪雪地帯には、大穀倉地帯のイメージが定着してますけども、
そうなったのは、冷害に強い品種改良が進んだ戦後の話でして、
東北が飢饉に苦しむ状況というのは、戦前でさえも見られる現象だったんです。
と言いますか、昭和の二・二六事件も、東北の大飢饉を背景に起こりましたからねえ。
(米不足を解消するべく、朝鮮南部で行った米増産が、国内の農村を更に苦しめる結果に)
前出の「東北には本社が少ない」という話も、歴史的な遠因はこの辺りにあるのかも?

それと日本人は、小麦でパンを作り、ブドウでワインを作っていた西欧人とは違い、
それほどまでに特別視している主食の米で、嗜好品である酒まで造っていましたので、
米を使わない人造酒(合成清酒)の研究開発というのも、戦前には盛んに行われていました。
戦国時代でも、足軽が兵糧で酒を造ってしまう問題が発生したりしたのですが、
近現代の戦争ともなれば、その問題の深刻さは、戦国時代の比じゃないでしょうから(苦笑)。


> > > > 特に国王軍に民衆が協力した、というのは大きな要因みたいですね。
> > > > いわゆる国民皆兵制に基づく近代軍と同じような状態だったのでしょうか。

> > > う〜ん、国民皆兵というよりは、義勇兵に近い感じでしょうねえ。
> > > 中世の頃だと、まだ庶民の国民意識なんて皆無な時代ですし、
> > > 領主が誰に替わろうと、庶民には、年貢を納める相手が変わる程度の話でしたから。
> > > ですので、善政を行ってくれるなら、領民は別に領主が異民族とかでも気にしませんでした。
> > > ただ、イングランド王はフランス人でも、彼が率いる軍隊の兵士はイングランド人ですからねえ。
> > > 文化も言語も異なるイングランドの兵隊が、大挙して海を渡ってフランスにやってきて、
> > > 時には戦争に巻き込まれるとなれば、やはり庶民にも不満や怒りといった感情も出てきます。

> > そこら辺は日本も同じような感じでしたよね?
> > とりあえず、通常の領主たちの兵、って言うのは
> > 農民ではなく下級貴族であった、と考えても大丈夫なんでしょうか?

う〜ん、「そこら辺は日本も同じ」の「そこら辺」が、
具体的に何を指しているかが解らないので、ちょっと答えようが無いのですが、
兵に関しての話ですと、基本的には、農民でも貴族でもなく「兵士」ですね。
もっと具体的に言うと、貴族の家来なので、貴族ではありませんし、農民でもありません。
同じ欧州でもシステムは国ごとにバラバラですけど、騎士(ナイト)が一番馴染み深いでしょうか。
日本で言えば、武士に相当するようなイメージですかねえ?
そして、その武士の下に、一族や従者なども兵として加わってくると。
中には平氏や源氏のように、上級武士であり下級貴族である人も居ましたけど、本当に一握りです。

ちなみにイギリスでは、日本だと国民栄誉賞や文化勲章を贈るみたいな感じで、
スポーツ界や芸能界、学問や文化の方面などで活躍した人に、
今でもナイトの称号を贈っており、その人は「サー・○○」と呼ばれるようになります。
漢字表記だと「士爵」とか言ったりするのですが、しかし貴族としては扱われません。
そもそも騎士自体が、世襲ではなく、官職として貴族より授けられるモノでしたからねえ。
ただ、だからと言って完全に庶民と見なすのも難しいですから、「準貴族」と言ったりもします。

で、ここまで話したのは、あくまでも中世の話であり、
近世になってくると、兵の中でも傭兵の占める割合が大きくなってきますね。
日本ですと、今年が勃発から550年という事で、少しブームになっている応仁の乱が、
武士と一族郎党だけで戦う時代から、傭兵を雇って戦う時代への、大きな転換点となりました。
そして傭兵の中には、食い詰めた農民からの転職組や、農民のバイト組なども居たので、
ある意味では、これ以降は兵の一部は農民だったという事もできるかと。
ただし日本の場合は島国でしたので、祖国や郷土の防衛の為にと、
農民たちが無償で立ち上がるなんて事は、ほとんどありませんでした。

戦国時代のイメージだと、農民は強制的に徴兵されてそうな感じですけど、
彼らは大事な労働力であり、無理強いをすれば他国に逃れてしまいますし、
村ごとの自治の力も強かったので、思われてるよりも丁重に扱われていました。
農民が虐げられるというのは、社会システムが固まった江戸時代のイメージですね。
そして、幕末維新の戊辰戦争では、侵攻して来た新政府軍に対して、
普通に協力する領民も珍しくは無かった事を考えると、
そこからわずか20年余りで徴兵制まで持っていくのですから、まさに大変革だったかと。
ヨーロッパの場合、17世紀には傭兵が大暴れした三十年戦争があり、
18世紀にはアメリカ独立戦争やフランス革命があり、
19世紀にはナポレオン戦争を経験しての、国民皆兵制でしたからねえ・・・・

> > > ・・・って、今更ながら思ったのですが、
> > > これは「貴族制度」に関する質問だったんですかねえ?(笑)
> > > まあ欧州内でも、その国々で制度は異なりますけど、ザックリ言うと こんな感じです。
> > > 「皇帝>王>大公>公爵>侯爵>辺境伯>伯爵>子爵>男爵>準男爵>士爵(騎士)」
> > > 最後に、明治日本の階級を整理すると、大体こんな感じですね。
> > >  天皇
> > >  皇族 天皇親族・世襲4親王家
> > >  王族 朝鮮王家
> > >  公族 朝鮮王分家
> > >  公爵 摂関家5貴族・三条家・岩倉家、徳川将軍家・薩摩島津家・長州毛利家
> > >  侯爵 清華家8貴族・中山家、徳川御三家・大藩大名(15万石以上)・大久保家・木戸家、琉球王家
> > >  伯爵 中級貴族、徳川御三卿・中藩大名(5万石以上)、西&東本願寺の当主、維新の元勲
> > >  子爵 下級貴族、小藩大名(5万石未満)、維新の勲臣
> > >  男爵 貴族分家、大名分家、琉球王分家、大寺社&大財閥の当主、旧南朝の遺臣、維新の功臣

> > 爵位に関しては大体分かっているつもりですが、逆に日本の爵位の分け方を初めて知りました(笑)
> > 版籍奉還から廃藩置県の流れで日本の華族制度はどちらかというと
> > 邪魔な大名達をお飾りにしているイメージがあったのですが・・・。

まあ大名自身は江戸時代の頃から「お飾り」みたいなモノだったので(笑)、
華族制度というのは、それまで朝廷が公家・武家・僧侶とバラバラに与えていた「官位」を、
システムとして1つにまとめて、華族としたというイメージの方が正しいかも?
そして華族に求められたのは、一部特権を与える代わりに、皇室を守る役割を担う事ですね。
具体的に言えば、皇族の結婚相手だったり、学友だったり、儀式要員だったり、貴族院議員だったり。
とは言え、華族として与えられる特権以上に、華族としてキチンと振舞う為の出費の方が多かったので、
わずか数十年の間に、没落している家も、意外と多かったりするんですよねえ・・・・

> > よく知らないのですが、太平洋戦争期には日本の国政は親王家や貴族家の影響も受けていたとか。
う〜ん、たぶん何か勘違いされてるような気も・・・・

大戦中に国政への影響力を持っていた華族というと、
木戸幸一(父・孝正は木戸孝允の甥で養子)が居ますけど、
木戸が影響力を持ったのは別に華族だからではなく、天皇の側近である内大臣の職にあったからで、
西園寺公望の死去により元老不在となると、内大臣が元老の代役になったからですね。
華族という事であれば、旧加賀藩・前田家16代当主の前田利為は侯爵でしたけど、
陸軍では東條英機と犬猿の仲だった事もあり、南方戦線に送られて戦死していますし、
徳川慶光や近衛文隆といった公爵家の当主や跡取りも、召集令状で普通に徴兵されてます。
ですから、華族だからという理由で、何か特別な待遇があった訳でも無いですね。
それ所か、軍人や官僚の世界は、貧しい士族や平民から登り上がった人たちも多かった為、
特権階級の華族出身とかですと、却ってイジメの対象となった事も有ったそうですし。

一方で皇族の方は・・・影響力が全く無かった訳でもありませんね。
それは、皇族の成人男子というのは基本的に、陸軍か海軍の軍人になるのが通例で、
立場が立場ですから昇進も早く、お飾りながら高いポストに就く場合もありました。
ただ、そこは皇族ですから、余計な事はしないよう教育されており、普通なら問題ないんですけど、
実際に動かれてしまうと・・・皇族であり、軍の高官ともなれば、その影響力は絶大でしたし、
だからこそ物言う皇族軍人は、軍部の方からも、政治的に利用される事が多かったですね。
そして、そんな事となれば大概、事態は碌な方向に進まないと・・・・
また、実際に権限が振るわれる事は無かったですけど、皇族は終身の貴族院議員なので、
その気になれば、政界にも絶大な影響力を及ぼす事も可能ではありました。
与えられてるけど行使しない権限を、本当に行使した場合、制度的に何でも出来てしまうと(笑)。
それを止める為には天皇御意しか無いのですが、そちらも暴走すると本当に止められないシステムでした。

でもまあ日本の場合は敗戦によって、そうした危険性もかなり排除されたのですが、
戦勝国であるイギリスとかでは、そうしてシステム上の不安が、実は意外と残されてるんですよね。
例えば首相の任命とかも、慣習として第一党の党首を任命しているだけで、
慣習を無視してしまえば、国王は自分が任命したい人物を首相に据える事が可能ですし、
そこまで行かなくても、どの政党も過半数に達せず、連立協議も不発に終われば、
それこそ、国王が「最もふさわしい」と思う人物を首相に任命するんですよね。
ただ、こうした人治的な側面が残っている事で、憲政の常道が保たれてる面はあるのかも?
実際に戦後日本の政界では、選挙も経ずに首相職をたらい回しする事が普通になっちゃってますし。

> もし、華族制度が戦後も残ってたら、どういう影響があったと思います?
> またざっくりとして質問ですみません(笑)
> 結構そういうif話が好きなもので。

どういう状況下で華族制度が残ったのかの「if設定」が無いと、
話は大きく変わってくると思いますよ(笑)。
それこそ、今の社会に、ただ単に華族制度だけ残ったとしたら、存在感はほぼ無い気がします。
現にヨーロッパには多くの王国があり、もちろん貴族制度も残ってますけど、
外国人である日本人からすると、その存在すら、ほとんど認識されてませんので。
まあ、イギリスの上院として貴族院が残っているみたいに、
戦後の日本でも、貴族院が残されていれば、もう少し事情は変わってくるでしょうがね。
ただ、現実的に見れば、敗戦したのに貴族院や華族制度が存続する展開は、あまり現実味が無いかと?

> > > と、そんな暗い展望で話を締めるのも何なので、実現性や成功確率は低いでしょうけど、
> > > 強いて手を考えるとすれば、私が思いつくのは「道州制」くらいですかねえ?
> > > 国鉄を分割民営化して、経済性や競争力を高めたように、中央集権を複数に分割すると。
> > > 解りやすく言うと、政府をいくつか作り、政治家や官僚にも競争をさせる訳です。
> > > 制度バランスや各州の成果次第で、地方ごとの明暗がハッキリ分かれる恐れはあります。
> > > でもまあ、人口減少と少子高齢化を迎えた現在の日本において、
> > > 何を優先して、何を諦めるかという選択は、現場の地方ごとに判断すべきでは無いかと?

> > 最近ではふるさと納税について引っ掛かっています。
> > 例えば富山市は元々ふるさと納税に対して碌なお返しをしない自治体でした。
> > そのせいでふるさと納税の恩恵をほとんど受けられなかったとか。
> > それはそれで気の毒ですし、お返しを過剰にしないのはある意味正しいと思いますが・・・。
> > 1円でも多く集める為の地方自治体の努力が悪いとは思えないんですよね。

う〜ん、そもそも「ふるさと納税」の問題点は、そのシステムにあるんですよね・・・・
第1次の安倍政権が構想し、福田政権が法制化して、麻生政権で実施された為、
その責任の所在がどこにあるかは、実に解り難いのですが(苦笑)、
もしこれが、仮に申請分だけ国税から地方自治体に移される仕組みであれば、
恐らく国側としてもキチンと制度設計したんだと思います。

しかし実際は、財政的にまだ余裕のある大都市自治体の税収を当て込んで、
本来なら申請者が住んでる自治体に納められる税が、申請先の自治体に納められるシステムを、
国が地方の頭越しに作ってしまった為、現在のような状況に陥ってしまっていると・・・・
まあ、申請先となる自治体としては、元々無かった税収が新たに入ってくる訳ですから、
例えば10万円の納税に対して、9万円もの返礼を行っても、1万円の増収になるので、
赤字にならない限りは、返礼率を安易にどこまでも上げてしまう事が可能となります。
ですが本来、この10万円は居住先の自治体に納められるべき地方税だったので、
申請先の自治体から見れば1万円のプラスでも、日本全体で見れば9万円のマイナスな訳です。

今や、どの自治体も財政的に厳しく、予算削減や増税を強いられてる中で、
自分が育った故郷の自治体を少しでも助けようと始まったはずの制度が、
全体として税収を減らしてるとなれば、本末転倒も良い所でしょうね・・・・
しかも、その減収分が、この制度を利用した納税者の懐に入るとなれば、
個人として見た場合には、利用しなければ損ですけども、
公的に見た場合には、そうして利用者が増えるほど、社会的には損をすると(泣)。
そもそも論で言えば、社会サービスを充実させる為に納めるのが「税」であり、
それを返礼品という別の形で見返りを受け、しかも社会的にはマイナスだなんて、
納税の概念的にも本末転倒なんですよね(まあ制度的に寄付金扱いなので、返礼も可能なのですが)。

もちろん、これは企業努力ならぬ自治体努力なので、
返礼品競争になった事自体を非難するつもりはありませんし、
この方式を最初に思い付いた自治体には、正直言って関心もしました。
ただ結局の所は、国側が作ったシステムが不十分だった為に、
自治体側の努力の方向性が、望まぬ方へ進んでしまっただけだと。
ですから理想を言えば、国は地方の競争や努力が上手く働くような制度設計をすべきですし、
その為にも、国から地方への「権限と財源」の移譲が最重要課題なのですが、
自分たちが持つ「チカラとカネ」と、自ら手放す決断をするというのは、なかなか難しい話です。
(更に言うと、JRみたいに勝ち組と負け組に二分しないよう、各間を上手く調整する仕組みも重要)

> > ハッキリ言ってしまうと国如きが何余計な口出しをしているんだ、「地方創生」は口だけか。
> > とそう思ってしまう訳です。

政治的な「中央集権」という面では、もちろん戦前の方が今より強力だったのですが、
経済的な「一極集中」という面だと、そちらは戦後になって一気に加速したんですよねえ。
そういう意味では、意外と戦前の方が、地方都市の競争力も高かったりしましたし、
特に大阪などは、東京に負けず劣らずといった感じでした。

「100年前の大阪都構想 〜2人の名市長と大大阪時代〜」
http://www.youtube.com/watch?v=TS-NYXOQLQk

そもそも、江戸時代の幕藩制度自体が、究極の地方分権体制みたいなモノであり、
大正デモクラシー以降には、東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸の6大都市が、
更なる権限と財源の移譲を求める「特別市」設置の運動が起こっていたりしました。
イメージ的に言えば、特別市だけで府県とほぼ同格になる感じでしょうか?
まあ史実では、戦時中に東京府と東京市の合併(=東京都の誕生)する事で、
東京だけがそれを満たす事となり、残る5大都市は置いてけぼりを喰らい、
大都市が損をする戦後の地方税改革と、権限は譲るが財源は譲らない政令指定都市の設置で、
結果的に5大都市は、その競争力を次第に失って行くようになると・・・・

それでもまだ、高度経済成長やバブル景気の頃は、日本全体が右肩上がりだったので、
競争力の低下もそこまで目立ちませんでしたし、それ以下の地方都市も結構潤っていたんです。
例えば、昭和末期から平成初頭に掛けて、地方博覧会ブームなんてモノが起こり、
それこそ「ミニ万博」とも言える催しが日本各地で行われ、そのほとんどが黒字でした。
ちょっと今では考えられない状況ですよね(笑)。
しかし2000年前後になると、こうした右肩上がりの時代も終焉を向かえ、
更にはバブル期の無謀な計画の数々が、地方の足を大きく引っ張る事となり、
そんな状態がズルズルと十数年あまり続いたまま、
遂には、少子高齢化と人口減少の時代に突入してしまったと・・・・

人口減少と過疎化のスピードを考えると、「地方分権で活性化」を目指すとしても、
その猶予期間はもう数年しか残ってないと思われます。
って、今すぐ移行しても、上手く回り出すまで10年や20年は掛かるでしょうから、もう手遅れかも?
しかも現状では、チカラとカネを自ら手放す考えなど丸でない「地方創生」案ですから、
大した成果など出ないのは、やる前から目に見えちゃってるんですよねえ。
やってる当人たち的には本気でも、まあ客観的に見れば「口だけ」という事になっちゃいます。
あと、1人勝ちの東京都に関しても、まだ時間的な猶予は十数年くらい残されてますが、
同じく移行期間を考えれば、今がまさにタイム・リミットなのでしょうけど・・・小池ブームと(苦笑)。


> > > > 大作と呼ばれるような作品にオリ主最強系が少なくないのはそのあたりも影響しているのかもしれませんね。
> > > > 自分の作ったキャラクターへの愛着が原作への愛着を超えてしまう感じで。

> > > この発言を聞くと、ギルガメッシュの強さが気になるというのも、
> > > 原作設定ではあるものの、二次創作に見られる暴走的なキャラ設定を、
> > > きっとマンネルヘイムさんは、嫌に感じてるんでしょうね。

> > 二次創作は二次創作ですから、まあ暴走的でも仕方ない側面があると思いますけど、
> > 公式でそういうキャラを出されると何か困るな、と(笑)
> > ただまあ、いわゆる俺ツェー系を全否定するつもりはないです。

考えてみると、以前は王道だった「友情・努力・勝利」系の作品が廃れて、
「俺TUEEEE系」「脈絡なきハーレム系」「まったり日常系」「傍観ダリー系」
みたいな作品が主流になったのって、いつ頃からなんでしょう?
(この辺の要素を全てゴチャ混ぜにすれば、意外と人気作になるのかなぁ・笑)

でもまあ、こうした趣向は「今の若者がどうこう」と言う以上に、
ここ十数年の閉塞感ある「今の社会」の方に、真の原因がありそうな気はしますが・・・・
ただそれにしても、以前どこかで見掛けた
「主人公が努力するとリアリティーを失う」という言葉は、個人的に結構衝撃的でした(苦笑)。

> > ところで俺ツェー系で思いだしましたが、管理人殿は「小説家になろう」とか見てみたことありますか?
小説の投稿サイトでしたっけ?
要はPixivの小説版みたいな所ですよねえ?
という事で、サイトの存在は何となく知ってますけど、
以前にも言った通り、私は小説自体をほぼ読まないので(近年は特に)、
「読んだ作品があるか?」という事でしたら、1作もありませんね。
しかも私の場合、電子書籍というのが苦手で、「読書=紙媒体」という古いタイプですから、
著作権切れした名著を公開している「青空文庫」ですら、確か10作品も読んでいないと思います。

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