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[21306] Re2:七国大戦(団体戦) 参戦者求む返信 削除
2017/9/13 (水) 23:24:41 呂翁

そこのおぬし
おぬしも七国大戦に参加してみぬか

ほう、初心者とな
なに、問題ない
先達にどんどん尋ねてみるといい
人は皆、最初は右も左も分らぬもの
いずれ力をつければ、今度は教える喜びにも目覚めるであろう

ほう、苦手なことがあるとな
なに、問題ない
仲間と協力をしあうといい
何も全てに置いて秀でている必要などどこにもないであろう
仲間と最高の連携を発揮できたならば
すなわちそれは、管鮑の交わり、刎頸の交わりと称賛されることになるであろう

ほう、負けるのが怖いとな
なに、問題ない
諦めなければ負けではないのだ
流浪し、新たな地で客将となって力を蓄え
再び勢力を率いて復讐戦をすればよい
そうやって、会稽の恥雪いだ事例など一つや二つではないぞ

ほう、だまされやすいとな
なに、問題ない
今までよう一人で戦ってこられた
ここならば大丈夫じゃ
得意の「信じる」ことでよき仲間を集め
活躍をねぎらってやるのじゃ
どんなに相手が賢く、強かったとしても
ここでは人を集める人徳を持ったおぬしの方が強いのじゃ


ここには小さいものの、
喜びも悔しさも、苦労と成功も、栄華盛衰も、孤独と団円も、皆そろっておる
さまざまな個性ある参加者と、敵対し、協力し
恩讐が複雑なまでに入り組んだ時、おぬしは歴史の只中にいるような錯覚を覚えるかもしれん

歴史は深くさまざまな人物を知っていくほど、面白さが増すように
参加者が増えれば増えるほど、繰り広げられる大河劇もより劇的なものになっていくであろう

どんな人でも大歓迎
新たな参加者を待っておるぞ


[21613] Re3:七国大戦(団体戦) 参戦者求む返信 削除
2018/4/16 (月) 00:38:53 呂翁

戦場は最終盤を迎えているように見えた。
四国はすでに地上から姿を消し
残る三国の一つも他の二国の共同作戦によって、滅亡を待つばかり
両国は天下の主を決める、最後の戦いに向け動き出していた。

両雄の一方は前回快進撃を見せながらも、味方の大量離反により敗れ去った男であった。
男は前回実行の途中で断念することになった、同盟国を出し抜く秘策の改良版を実行することで
兵力、版図ともに大きく優位に立っていた。

男は武将数でも優位に立とうと、滅亡する国の遺臣を取り込もうとする。
しかし、男はその戦いには敗れた。
男と覇を競い合う相手国を率いているのは、誰あろう男に戦場での基礎を叩き込んだ
師、その人であった。

武将数で優位に立った師であったのが、攻勢の手を緩めることはなかった。
男の国の武将一人を調略し、寝返らせることに成功したのだった。

またも、男は味方の離反によって敗れ去るのかと思われた。

だが、今度の男は取り乱すことはなかった。
そりが合わない人がいることは仕方のないこと
そして敵は、人心掌握においては到底かなわないことを身をもって知る師である。

本当の戦いはここから
今すべきことはこれ以上余計な離反者を出さないために、行動することである。

男は評定にて、これまでの戦いへの感謝を述べ
そして、これからも変わらない結束を求めた。
その演説は、決して驕ることなく誠実なものだった。

士気に満ちたの男の国からはこれ以上
敵がいくら労力を割こうとも、離反者が以後出ることはなかった。


男が率いるは頼もしき4将の5部隊8万
敵方、師率いるは12部隊6万

男は武将数の差こそ広げられたものの、兵力と都市数の優位を守り切った。


男の号令を合図に最後の戦いの火蓋が切って落とされた。

男たちは兵力の差を活かし、正攻法で敵領を席捲する
だが敵軍はまともに戦おうとはせず、男たちから逃げ回りつつ
隙を見つけて、男たちの手薄な都市を落としていった。

敵軍が始めた戦法は、配下武将数の差を大いに活かすものだった。
奪われた拠点の奪還に追われる男たちと
奪還が遅れた拠点でしっかりと部隊の再編を行う敵軍

両国の兵力差はじわりじわりと縮まっていった。


”このままではいけない!!”
男たちは対応策を練り始めた。

敵軍は経験豊富な将が率いる兵力6千ほどの都市急襲6部隊と
経験の浅い将が率いる兵力回収6部隊に分かれていた。
時折後者を補足して撃破することがあるものの、戦局に影響を与えることはできていなかった。
そして補足に失敗し続け、兵力と練度を蓄えた部隊が新たに7部隊目の強襲部隊に加わり始めた。

猶予はなかった。
男たちは前者の強襲部隊の中で、特に目覚ましい戦果を挙げ続けている
師の本軍に狙いを定めた。

執拗な索敵により、男たちは師の潜伏地域を狭い地域に絞り込み
仲間の一人がとうとう師の本軍を補足、撃破することに成功した。

大功を挙げた男は、他の4人の仲間たちと比べて経験が浅く
自己の働きに不満を持っていたが
謙虚に教えを乞う姿勢から、仲間たちに愛されていた。
そんな彼が挙げた金星に、仲間たちはこぞって祝福をし
本人も自信を得ることができたようであった。


大きな勝利を手にした男たちは
残る都市急襲6部隊から裏切り者の部隊に狙いを定めた。

今度は師の時ほど時間はかからなかった。
そして今度も標的部隊撃破の功を上げたのは、
師本軍撃破で勢いに乗る彼であった。

大いに沸き立ち、勝利が近づきつつあることを意識する男たち

だが、敵軍の反撃がすでに始まっていることに男たちは気付いてはいなかった。


翌日目にした光景を男たちは疑った。
連続して殊勲を上げた彼の部隊が、一夜にして壊滅していたのである。

無理もない
彼が二度目の殊勲を上げたことは敵によって仕組まれていたからであった。

敵は残った強襲6部隊のうち、5部隊を彼の部隊の周りで
攪乱を行わせることで半ば計画的に彼に発見された。
そして1部隊が撃破されたのを合図に、残りの4部隊が彼に襲い掛かった。

男たちの部隊は開戦時には、全員1万5千以上でそれぞれの兵力に差はあまりなかったが
立て続けに強襲部隊を撃破した彼の兵力は他と比べて大きく減らしてしまい
強敵はそこを逃さなかった。

そして敵軍は彼らの敵の目の前の失敗からも学んでいた。
彼を襲った4部隊は反撃の被害も、部隊の行動力をもしっかりと分け合い
男たちの軍が駆けつけてくる前に、迅速な撤収に成功
4部隊とも継戦能力を維持し攪乱戦に戻っていった。


敵軍はさらに攻勢の手を緩めない
彼は敵軍によって、最重要攻撃対象に設定されてしまい
復帰するたびに、戦力としてろくに成長することも許されず撃破されていった。

誰も彼を責めはしなかった。
だが彼はみるみる気落ちし、活動を鈍らせていった。

国を率いる男も、再起がため彼を再び勇気づける必要性を知っていたが
男は彼に届く有効な言葉を持ち合わせてはいなかった。


戦力を大きく減らした、男の軍を尻目に
圧力の減った敵軍は、戦力を整え縦横無尽に戦場を駆け巡る。

男たちが壊滅に追い込んだ、師と裏切り者の両部隊も
再び都市強襲が可能なほどに回復していた。

更に味方主力部隊が、また一人撃破されるに至って男は敗北を悟った。
兵力差は当に逆転していた。


男の脳内に、今回喫したいくつもの失策がよぎる。
だがこれがまごうことなき、男の現在の実力であった。

だが仲間たちは気落ちし、活動が鈍りながらも結局最後まで共に戦ってくれた。
前回の散々な末路を思えば成長を実感することができた。

男は仲間たちに感謝を述べる。
記憶の中にあるかつての師の労いと比較し、己のぎこちなさに苦笑するも
帰ってきた温かい言葉に、心が通じ合えたことを実感する。


全力は出せた。
それでも及ばなかったという事実は、男に他の強者との間に広がる差を
ぼんやりとではなく、はっきりと感じさせてくれた。

少しずつでも、差を埋めていこう。
決意を新たにした男は、自分自身の新たな武器の模索を始めていた。


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とまあ、このように
七国大戦は2回、3回と参加を重ねていくことで面白さが増していくものである。

ゆえに一度参加したことがある者も、もう一度参加してみるといい

戦場はきっと、以前とは違った顔で待っているであろう。


[21618] ABCオロチ・サーバーで再始動返信 削除
2018/4/19 (木) 20:00:54 徳翁導誉

> 七国大戦は2回、3回と参加を重ねていくことで面白さが増していくものである。
> ゆえに一度参加したことがある者も、もう一度参加してみるといい
> 戦場はきっと、以前とは違った顔で待っているであろう。

これは、ABCオロチ・サーバーで再始動したタイミングを受けて、
宣伝目的も込めての投稿しょうかね?
という事で、私の方からもリンクを貼って、スレッドを上げておきます。

ABCオロチ・サーバー「七国大戦」
http://w2.oroti.net/~tokuou/frame/nanakoku/nanakoku.html


[22896] Re4:七国大戦(団体戦) 参戦者求む返信 削除
2020/2/7 (金) 00:24:27 呂翁

呂翁だ

ここには七国大戦に参加したことがあるものもおるだろう
宰相で参加したものも、臣下として参加したものおるであろう

今度は前と違う立場で参加をしてみんか?

きっとそれは新しい経験となる

そして元の立場にもう一度立った時、その時見える景色は前と違ったものとなるであろう

今回はそんなことが伺える、戦いを見守っていくとしよう

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滅ぼされる国、躍進する国
前者は弱さゆえ、後者は強さゆえ
今回の戦場でも、国主の指導力の欠如であったり、組織の結束力不足であったり、外交的無策であったりと
滅びた国はその弱さによって滅びたといって間違いはなかった。
そして生き残った国はというと、何れも強力な指導者に率いられた強国……とは言い難い国が一つあった。

その国の重臣は悩んでいた。
彼は何度も、主君に対し提言をしていた。
ひょっとしたら、口うるさく思われてもいたかもしれない。
だがどんなに嫌われようと、勢力や仲間のためを思うと黙ってはいられなかった。

しかし彼の意見が取り入れられることは滅多になかった。
主君は臣の耳の痛い意見よりも、同盟国の甘言を好んだ。

自勢力自体は、同盟国の躍進と共に順調であったが
必ず同盟国の後塵を拝するように制御され、
もはや宗主国にも等しい同盟国の思惑が、
最後の決戦相手を与し易い相手にするためであることは明らかであった。

彼は何度も宗主国の楔を離れ、独自路線を歩むべきだと進言した。
しかし主君は受け入れないまま、
とうとう生き残った国は自国と宗主国ともう一国の三国となった。

”これは最後の機会である”

彼はこれまでの集大成とも言える提言をするが、
その思いは暗君に届くことはなかった。


彼は悔しさを覚えつつも、せめてもの抵抗をするため
残った一国への亡命の準備を進めた。

残る一国を率いるのは、いつかの戦場で彼の提言を無視し冷遇してしまったがため
最悪の事態と彼の離反を招いた男であった。

男は”貴殿のおかげでたくさん勉強させてもらった”と述べるなど
あの頃とは見違えるほど成長しているようであった。

彼は亡命許可を申請をすると男は喜んだ。
申請も問題なく通った。
彼は今回の亡命も、現在の暗君に良い影響を与えることを願い
亡命を決行しようとする。

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男は悩んでいた。
窮地に届いた因縁の彼からの亡命申請。
男は勢いづき、他将の調略に取り掛かった。

しかし結果は惨憺たるものになった。
彼の言っていた通り、国主は完全に愛想を尽かされていた。
だが声をかけた将たちに、男の国を新天地に選びたいと思っては貰えなかった。
男はあまり好かれていなかったのである。

因縁の彼の身を引き抜こうにも、彼は発言力はあれど常に最前線で戦っていたがため
消耗し、兵はあまり連れていないようであった。

”今回も人望不足で勝てないのか”
打ちひしがれるが、あきらめたくない男はとことん考えに考えた。

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亡命決行予定日となったが、彼の亡命は行われなかった。
いや、行えなかったのだ。
突然、男は方針の変換を行い彼の亡命を不許可としたのである。
そしてその文章は、男から彼のもとに送られた通信の中にあった。

”貴殿の面倒見の良さは、国主になってこそ輝く”

反逆の誘いであった

彼は悩んだ。
彼は今まで補佐役として、様々な戦場で的確な助言をし
その分析力の高さを何度も証明してきた。
自分の実力には十分な自信があった。

だが国主となると別であった。
彼は国主の立場から冷静に戦場を見つめられる自信はなかった。

彼は悩み、そして男に断りの通信を送ろうとする。
しかし戦場は、彼にその時間を与えなかった。
国内で、暗君が配下たちの男の国との内通を疑いはじめたのである。

早く決起せねば、粛清によって誰かが処断をされてしまうかもしれない。
だが暗君が内通を疑い始めるということは、男の国からの誘いを断り
暗君に見せたものがいることが考えられる。
現国主を支持するものがいる状況下での決起は危険である。


だが彼は決起をした。
成功すればそれでよし、失敗をしても自分が内通者として裁かれるだけのこと
亡命をしたいものも、決起によって発生する混乱を突けば安全に亡命できるであろう。

彼はそう考えた。


決起は大成功であった。
皆心の底から喜んでいるようで、憂慮していた前国主の支持者はいないようであった。


新国主となったはすぐさま外交方針を転換すると、
男と同盟を組み宗主国と断交、真っ当な独立国としての戦いを始めた。

配下たちも、新国主の下でやりがいを見つけ出し
新体制は名実ともに強国の仲間入りを果たした。

しかし前国主の直属兵の回収に追われながらの国と、最初から全力を出せる男の国とでは
進撃速度に差が生じていた。
男の国が三国の中で最も天下に近いのは、誰の目にも明白であった。

”ここで手をこまねいていては、対象国が違うだけで前国主と同じである”

新国主は、国内をまとめ上げ男の国に攻めかかった。
かつての宗主国とは今度は対等の同盟国となった。

だが敵の総帥の男は、得た優位を失うまいと大胆な作戦に出た。
狙いは新国主ではなく、その同盟国
直前まで二国に攻められ、追い詰められた心地であろう武将達の心を狙った。

男は自軍の大部分を動員すると、敵勢を分断
孤立した敵中規模部隊が籠る都市に、自身の直属大部隊を寄せた。

男は敵将が保身の気の強い人物であることを知っていた。
男が凄むとたちまち靡いた。

一時は勝利目前まで迫りながら、蔑んでいた相手に追い詰められ
屈辱を覚えながらもその力に縋ろうとした矢先の、有力戦力の離反
変わらぬ戦意を維持できる武将はそう多くはなかった。

雪崩を打って将が寝返り、同盟国はまたたく間に崩壊した。
強大化した男の国を相手に、新国主のもと仲間たちは戦意を切らさず良く戦い抜いたが
ついには敗れ、天下は男のものとなった。


敗れはしたものの、立派に国主をこなした彼は
誰あろう自分自身が成長させられていていたことに気付いた。

国主の立場から仲間たちの提言を見てみると
皆、様々な己の物差しで良い提言をしようとしているようであった。

彼のように良策を練らんと奮闘するもの
希望を語り、勢力内の士気を高めんとするもの
そして、少なくない心労と共にある国主に心ある言葉を贈るもの

暖かい言葉は彼の心に響いた。
そして同時に思うのであった。
自分が臣下の時はどれほど、主君の労苦に思いを馳せていただろうか
国主の強さばかりで、弱さの方には全く目が行ってなかったのではないか

彼の脳裏に、今までの様々な主君に受け入れてもらえなかった提言が浮かぶ
今となってはどうにもならないが、それでもどのような表現をすれば良かったか
考えずにはいられなかった。

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初めて勝利を手にした男も、喜んでばかりもいられなかった。

調略に失敗した男は仕方なしに、彼に決起を促し三国鼎立を維持する策に切り替えた。
渋る相手を動かすため、わざと暗君に架空の内通者宛の通信を送るという
謀略に成功したことは、新しい武器を求めていた男にとって収穫ではあったが
課題の人望のなさを解決しないことには
今回大いに視野を広げたであろう彼の成長に置いて行かれて、後塵を拝すことは想像に難くない。

男は強き敵と、さらに強き自分を求め飽きることなく次の戦場に向かうのであった。


[22904] Re5:七国大戦(団体戦) 参戦者求む返信 削除
2020/2/12 (水) 23:43:57 徳翁導誉

> 呂翁だ
>
> ここには七国大戦に参加したことがあるものもおるだろう
> 宰相で参加したものも、臣下として参加したものおるであろう
> 今度は前と違う立場で参加をしてみんか?
>
> きっとそれは新しい経験となる
> そして元の立場にもう一度立った時、その時見える景色は前と違ったものとなるであろう
>  今回はそんなことが伺える、戦いを見守っていくとしよう

プレイヤー募集のレスみたいなので、
アドレスも加えつつ、上げておきますね。

「七国対戦(団体戦)」
http://w2.oroti.net/~tokuou/frame/nanakoku/nanakoku.html

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